JP5130898B2 - 保護検出回路 - Google Patents

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本発明は、初期化回路を有する保護検出回路に関する。
LSI(Large Scale Integration)等の集積回路では、電源電圧が投入されると、電源電圧を安定した状態で供給するための初期化が行われる。図5は、従来の初期化回路の一例を示す図である。
初期化回路1は、集積回路Hへ安定した電源電圧VDDを供給するための保護検出回路10に備えられている。保護検出回路10は、初期化回路1の他に、レギュレータ2、異常検出回路3、ラッチ回路4を有し、電源電圧VDDが集積回路Hの正常動作電圧でなくなったとき、集積回路Hの動作を停止させる。
初期化回路1は、抵抗R1、コンデンサC1、トランジスタM1、インバータ5、6、定電流源7を有する。抵抗R1とコンデンサC1とは直列に接続されている。抵抗R1の一端はレギュレータ2の出力端子と接続されており、コンデンサC1の一端は接地されている。抵抗R1とコンデンサC1との接続点の電圧は、トランジスタM1のゲート端子に接続されている。トランジスタM1のソース端子は接地されており、ドレイン端子は定電流源7と接続されている。トランジスタM1の出力は、インバータ5、6を介して初期化回路1の出力信号としてラッチ回路4へ入力される。
レギュレータ2、異常検出回路3、ラッチ回路4にはそれぞれ電源電圧VDDが供給される。レギュレータ2は、電源電圧VDDから所定の電圧を生成する。異常検出回路3は、集積回路Hからの信号に基づき、電源電圧VDDが集積回路Hの正常動作電圧であるか否かを検出し、電源電圧VDDが正常動作電圧でないとき、電源電圧VDDの異常を示す信号をラッチ回路4へ出力する。ラッチ回路4は、初期化回路1からの出力信号に基づき集積回路Hの動作を制御する。
ラッチ回路4の出力端子は、保護検出回路10の外部のOR回路8の一方の入力端子に接続されている。OR回路8の他方の入力端子には、集積回路Hのクロック信号を生成する発振回路9の出力端子が接続されている。OR回路8の出力端子は集積回路Hと接続されている。
以下に図6を参照して、初期化回路1の動作を説明する。図6は、従来の初期化回路1の動作を説明するタイミングチャートである。
初期化回路1において、電源電圧VDDが投入されてレギュレータ2が動作を開始し、抵抗R1とコンデンサC1の接続点の電圧がトランジスタM1の閾値電圧を超えると、トランジスタM1がオンになる。トランジスタM1がオンになると、インバータ5、6を介して出力されるトランジスタM1の出力電圧(点Aの電圧)、即ち初期化信号のレベルは、HレベルからLレベルへ切り替わる。するとラッチ回路4のリセットが解除される。
このような電源投入時の制御に関する技術として、特許文献1に電源電圧の立ち上がり特性にかかわらず所定のリセット・パルスを発生するパワーオン・リセット回路が記載されている。
特開平6−196989号公報
しかしながら上記従来の技術では、電源電圧VDDの立ち上がりが緩やかな場合、電源電圧VDDが正常動作電圧に達するまでの期間T1の方が、トランジスタM1がオンするまでの期間T2が長くなることがある(図6参照)。この場合、電源電圧VDDが正常動作電圧に達する前に初期化信号がLレベルへ切り替わるため、電源電圧VDDが正常動作電圧に達する前にラッチ回路4のリセットが解除され、集積回路Hの初期化が行えず、電源投入時の誤動作の原因となる。
本発明は、上記事情を鑑みてこれを解決すべくなされたものであり、電源電圧の立ち上がり時間に影響を受けることなく、電源投入時の誤動作を防止することが可能な初期化回路を有する保護検出回路を提供することを目的とするものである。
本発明は、上記目的を達成するために以下の如き構成を採用した。
本発明は、外部に接続された集積回路(H)に供給される電源電圧(VDD)が供給される保護検出回路(100)であって、
前記電源電圧(VDD)から所定の電圧を生成するレギュレータ(110)と、
前記電源電圧(VDD)が前記集積回路(H)の正常動作電圧であるか否かを検出する異常検出回路(120)と、
前記異常検出回路(120)の出力信号に基づき前記集積回路(H)の動作を制御するラッチ回路(130)と、
前記レギュレータ(110)により生成された前記所定の電圧が供給され、前記集積回路(H)の初期化を行う初期化回路(140)と、を有し、
前記初期化回路(140)は、
リセット回路(142)とパワーオンリセット回路(141)とを有し、
前記リセット回路(142)は、
第一の抵抗(R21)及び第二の抵抗(R22)から構成され、前記レギュレータ(110)から供給される前記所定の電圧(REG)を分圧する分圧回路(147)と、
第一の定電流源(146)と接続されており、前記分圧回路(147)から出力される前記所定の電圧の分圧によりオンされる第一のトランジスタ(M20)と、
前記第一のトランジスタ(M20)がオンされたとき、前記第一のトランジスタ(M20)の出力によりオンされる第二のトランジスタ(M30)と、を有し、

前記パワーオンリセット回路(141)は、
前記第二のトランジスタ(M20)の出力と接地との間に直列に接続された第三の抵抗(R10)と、コンデンサ(C10)と、
前記電源電圧(VDD)が供給される第二の定電流源(143)と、
ゲートが前記第三の抵抗(R10)と前記コンデンサ(C10)との接続点に接続され、ソースが接地され、ドレインが前記第二の定電流源(143)と接続されており、出力が前記パワーオンリセット回路(141)の出力信号となる第三のトランジスタ(M10)と、を有し、
前記第一のトランジスタ(M20)は、前記電源電圧(VDD)が、前記集積回路(H)の正常動作電圧以上になったときオンされ、
前記第三のトランジスタ(M20)のゲートが前記第三のトランジスタ(M10)のしきい値電圧に達したときに、前記パワーオンリセット回路(141)の出力信号により前記ラッチ回路のリセットを解除する構成により、電源電圧の立ち上がり時間に影響を受けることなく、電源投入時の誤動作を防止することができる。
また本発明の保護検出回路において、前記異常検出回路(120)は、予め前記集積回路(H)の正常動作時の電源電圧(VDD)の上限値と下限値とが設定されており、
前記集積回路(H)からの制御信号に基づき前記電源電圧(VDD)が前記上限値又は前記下限値を超えるか否かを判定する構成としても良い。
なお、上記括弧内の参照符号は、理解を容易にするために付したものであり、一例にすぎず、図示の態様に限定されるものではない。
本発明によれば、電源電圧の立ち上がり時間に影響を受けることなく、電源投入時の誤動作を防止することができる。
本発明では、電源電圧が集積回路の正常動作電圧以上の電圧に達したとき、初期化回路から初期化信号を出力することにより、電源電圧の立ち上がり時間に影響を受けることなく、電源投入時の誤動作を防止する。
(第一の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の第一の実施形態について説明する。図1は、本発明の第一の実施形態を説明する回路図である。
本実施形態の保護検出回路100は、レギュレータ110、異常検出回路120、ラッチ回路130、初期化回路140を有する。保護検出回路100は、保護検出回路100と接続された集積回路Hに安定した電源電圧VDDを供給するための回路であり、例えば電源制御用IC等に実装される。
保護検出回路100には、集積回路Hに供給される電源電圧である電源電圧VDDが供給されている。電源電圧VDDは、保護検出回路100内において、レギュレータ110、異常検出回路120、ラッチ回路130、後述する定電流源143に供給される。
レギュレータ110は、電源電圧VDDから所定の電圧を生成し、出力電圧REGを出力する。レギュレータ110の出力電圧REGは、初期化回路140に供給される。
異常検出回路120は、集積回路Hからの信号に基づき電源電圧VDDが集積回路Hの正常動作電圧であるか否かを検出し、電源電圧VDDが正常動作電圧でない場合、電源電圧VDDの異常を示す信号をラッチ回路130へ出力する。具体的には異常検出回路120は、集積回路Hから出力される制御信号(図示せず)に基づき、集積回路Hに供給されている電源電圧VDDの異常を検出する。
例えば異常検出回路120には、予め集積回路Hの正常動作電圧の上限値と下限値とが設定されており、集積回路Hからの制御信号に基づき電源電圧VDDがこの上限値又は下限値を超えるか否かを判定しても良い。そして異常検出回路120は、電源電圧VDDが上限値又は下限値を超える場合を電源電圧VDDの異常として検出しても良い。また本実施形態では、例えば集積回路Hにサーミスタ等の温度センサが設けられていても良い。この場合異常検出回路120は、温度変化による電源電圧VDDの変化を検出して、電源電圧VDDの異常を判定しても良い。
尚本実施形態の異常検出回路120は、集積回路Hにおいて電源電圧VDDが正常動作電圧である場合はLレベルの信号を出力し、電源電圧VDDの異常を検出した場合、Hレベルの信号を出力するものとした。
ラッチ回路130は、異常検出回路120の出力信号に基づき、集積回路Hの動作を制御する。以下にラッチ回路130の出力信号と集積回路Hの動作の関係について説明する。
ラッチ回路130の出力信号は、保護検出回路100の出力信号として出力される。保護検出回路100と集積回路Hとの間には、OR回路150が接続されており、ラッチ回路130の出力端子がOR回路150の一方の入力端子へ接続されている。OR回路150の他方の入力端子には、発振回路160の出力端子が接続されている。発振回路160は、集積回路Hを動作させるクロック信号を生成する。
ラッチ回路130の出力信号がLレベルの場合、OR回路150からは発振回路160で生成されたクロック信号が出力される。よって集積回路Hは動作可能となる。またラッチ回路130の出力信号がHレベルの場合、OR回路150の出力信号はHレベル固定となる。よって集積回路Hにはクロック信号が入力されず、動作しない。本実施形態では、ラッチ回路130に異常検出回路120により電源電圧VDDの異常が検出を示すHレベルの信号が入力されると、ラッチ回路130の出力信号はHレベルとなり、集積回路Hの動作が停止される。このように集積回路Hの動作は、ラッチ回路130の出力信号により制御される。
初期化回路140は、パワーオンリセット回路141、リセット回路142から構成される。パワーオンリセット回路141は、定電流源143、抵抗R10、コンデンサC10、トランジスタM10、インバータ144、145を有する。リセット回路142は、定電流源146、抵抗R21、R22、トランジスタM20、M30を有する。
リセット回路142において、抵抗R21の一端、電流源146の一端、トランジスタM30のソース端子はそれぞれ共通接続されおり、レギュレータ110の出力電圧REGが印加される。抵抗R21と抵抗R22は直列接続されて分圧回路147を構成しており、抵抗R22の一端が接地されている。
抵抗R21と抵抗R22の接続点Pは、トランジスタM20のゲート端子と接続されている。トランジスタM20のドレイン端子は定電流源146の他端と接続されており、トランジスタM20のソース端子は接地されている。またトランジスタM20のドレイン端子は、トランジスタM30のゲート端子と接続されている。トランジスタM30のドレイン端子は、抵抗R10と接続されている。
抵抗R10とコンデンサC10とは直列接続されて積分回路を構成しており、抵抗R10とコンデンサC10の接続点Qは、トランジスタM10のゲート端子と接続されている。トランジスタM10のソース端子は接地されており、ドレイン端子は定電流源143と接続されている。定電流源143には電源電圧VDDが印加される。トランジスタM10の出力は、インバータ144、145を介して、初期化回路140の出力信号としてラッチ回路130へ入力される。尚本実施形態の以下の説明では、初期化回路140においてトランジスタM10がオンされたことにより反転した出力信号を、初期化信号と呼ぶ。
本実施形態の初期化回路140では、リセット回路142を有することにより、電源電圧VDDが集積回路Hの正常動作電圧となった後に初期化信号を出力し、ラッチ回路130のリセットを解除する。
本実施形態では、リセット回路142において、レギュレータ110の出力電圧REGの分圧である点Pの電圧がトランジスタM20のしきい値電圧となったとき、トランジスタM20がオンされる。トランジスタM20がオンされると、トランジスタM30がオンされる。トランジスタM30がオンされた後に、点Qの電圧がトランジスタM10のしきい値電圧に達すると、トランジスタM10がオンされ、初期化信号がラッチ回路130へ入力される。ラッチ回路130は、初期化信号が入力されるとリセットが解除される。
よって本実施形態では、電源電圧VDDが正常動作電圧以上になったときに、リセット回路142においてトランジスタM20がオンされるように、点Pの電圧を調整すれば良い。点Pの電圧は、レギュレータ110の出力電圧REGを分圧回路147で分圧した電圧である。よって点Pの電圧は、レギュレータ110の出力電圧REGと抵抗R21、R22の比で決定することができる。
そこで、以下にレギュレータ110の出力電圧REGを電圧V1、集積回路Hの正常動作電圧を電圧V2とし、本実施形態の初期化回路140の動作を説明する。本実施形態では、出力電圧V1を正常動作電圧V2よりも高い値に設定することで、電源電圧VDDが正常動作電圧V2となった後に初期化信号を出力することができる。
以下に図2を参照して本実施形態の初期化回路140の動作を説明する。図2は、第一の実施形態の初期化回路140の動作を説明するタイミングチャートである。
保護検出回路100に電源電圧VDDが投入されて、電源電圧VDDがレギュレータ110の動作開始電圧に達すると、レギュレータ110は動作を開始する。レギュレータ110が動作を開始すると、レギュレータ110の出力電圧REGは電源電圧VDDの上昇に合わせて上昇する。そしてレギュレータ110の出力電圧REGが電圧V1に達すると、リセット回路142において点Pの電圧がトランジスタM20のしきい値電圧に達し、トランジスタM20がオンされる。尚抵抗R21と抵抗R22の抵抗値は、レギュレータ110の出力電圧REGが電圧V1となったとき、点Pの電圧がトランジスタM20のしきい値電圧となるように設計されるものとした。
トランジスタM20がオンされると、トランジスタM30がオンされて、コンデンサC10の充電が開始される。そして点Qの電圧がトランジスタM10のしきい値電圧に達すると、トランジスタM10の出力(点Aの電圧)はLレベルとなり、初期化信号が出力される。
初期化回路140から出力された初期化信号は、ラッチ回路130に入力される。ラッチ回路130は、初期化信号によりリセットが解除される。
ここでレギュレータ110の出力電圧V1は、集積回路Hの正常動作電圧V2よりも高い値である。よって、レギュレータ110の出力電圧が電圧V1に達するまでの時間Ta1よりも、電源電圧VDDが正常動作電圧V2に達するまでの時間Tb1の方が常に短くなる。このため初期化信号が出力された時点では、電源電圧VDDが正常動作電圧V2となっており、異常検出回路120の出力信号(点Bの電圧)は、電源電圧VDDが正常であることを示すLレベルの信号となる。このときラッチ回路130は出力信号(点Cの電圧)をLレベルに保持するため、集積回路Hには発振回路160から出力されるクロック信号が供給され、集積回路Hを正常に動作させることができる。
このように本実施形態では、初期化信号は、電源電圧VDDの立ち上がり時間に関わらず正常動作電圧V2に達した後に出力されることになり、電源電圧VDDの投入時における集積回路Hの誤動作を防止することができる。
尚本実施形態では、抵抗R21、抵抗R22の抵抗値の比を調整することにより、トランジスタM20がオンされるタイミングを調整することができる。以下に、本実施形態におけるレギュレータ110出力電圧V1を4V、集積回路Hの正常動作電圧V2を3Vとし、抵抗R21と抵抗R22の抵抗比を1対3とした場合について説明する。尚トランジスタM20のしきい値電圧は1Vとした。
抵抗R21と抵抗R22の抵抗比は1対3であるため、点Pの電圧は、レギュレータ110の出力電圧REGが4Vに達すると1V(トランジスタM20のしきい値電圧)に到達し、トランジスタM20がオンされる。このとき電源電圧VDDは、既に正常動作電圧3Vに達している。よって電源電圧VDDが正常動作電圧V2に達する前に初期化信号が出力されることはない。
(第二の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の第二の実施形態について説明する。本発明の第二の実施形態は、初期化回路140Aに供給される電圧がレギュレータ110の出力電圧REGではなく、電源電圧VDDである点のみ第一の実施形態と異なる。よって以下の第二の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点について説明し、第一の実施形態と同様の構成には第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図3は、本発明の第二の実施形態を説明する回路図である。本実施形態の初期化回路140Aは、保護検出回路100Aに設けられており、保護検出回路100Aに供給される電源電圧VDDが供給される。
初期化回路140Aの有するリセット回路142Aにおいて、分圧回路147Aの一端、定電流源146Aの一端、トランジスタM31のソース端子はそれぞれ共通接続されており、電源電圧VDDが印加される。よって分圧回路147Aは、電源電圧VDDを抵抗R21、抵抗R22の抵抗比に基づき分圧する。
本実施形態の初期化回路140Aでは、電源電圧VDDが集積回路Hの正常動作電圧に達したときに、トランジスタM20がオンされるように分圧回路147Aを構成する抵抗R21、抵抗R22の抵抗比を設定する。
以下に、図4を参照して本実施形態の初期化回路140Aの動作を説明する。図4は、第二の実施形態の初期化回路140Aの動作を説明するタイミングチャートである。尚図4に示す例では、集積回路Hの正常動作電圧を3Vとし、抵抗R21、抵抗R22を1対3とした場合を示す。尚ここでトランジスタM20のしきい値電圧を1Vとした。
電源電圧VDDが投入されて電源電圧VDDが上昇し、正常動作電圧の3Vに到達する。ここで異常検出回路120の出力信号(点Bの電圧)は、電源電圧VDDが正常であることを示すLレベルの信号となる。このときリセット回路142Aの分圧回路147Aの抵抗比は1対3であるから、点Pの電圧はトランジスタM20のしきい値電圧1Vに達していない。よってこの時点では、トランジスタM20はオンされず、初期化信号が出力されない。よってラッチ回路130はリセットされた状態である。
電源電圧VDDがさらに上昇し、電源電圧VDDが4Vになると、分圧回路147Aにおいて点Pの電圧がトランジスタM20のしきい値電圧1Vに達し、トランジスタM20がオンされる。トランジスタM20がオンされると、トランジスタM30、トランジスタM10が順次オンされて、初期化信号が出力される(点Aの電圧がLレベルとなる)。
このため本実施形態では、初期化信号が出力されてラッチ回路130のリセットが解除された時点で既に電源電圧VDDが正常動作電圧に達しており、異常検出回路120の出力信号(点Bの電圧)は、電源電圧VDDが正常であることを示すLレベルの信号となっている。よってラッチ回路130は出力信号(点Cの電圧)をLレベルに保持するため、集積回路Hには発振回路160から出力されるクロック信号が供給され、集積回路Hを正常に動作させることができる。
このように本実施形態では、分圧回路147Aを構成する抵抗R21と抵抗R22の抵抗比を設定することにより、電源電圧VDDの立ち上がり時間に関わらず、初期化信号が出力されるまでの時間Ta2を電源電圧VDDが正常動作電圧に達するまでの時間Tb2よりも長くすることができる。よって本実施形態によれば、電源電圧VDDの投入時における集積回路Hの誤動作を防止することができる。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
第一の実施形態を説明する回路図である。 第一の実施形態の初期化回路140の動作を説明するタイミングチャートである。 第二の実施形態を説明する回路図である。 第二の実施形態の初期化回路140Aの動作を説明するタイミングチャートである。 従来の初期化回路の一例を示す図である。 従来の初期化回路1の動作を説明するタイミングチャートである。
符号の説明
100、100A 保護検出回路
110 レギュレータ
120 異常検出回路
130 ラッチ回路
140、140A 初期化回路
141 パワーオンリセット回路
142、142A リセット回路
147、147A 分圧回路
150 OR回路
160 発振回路

Claims (2)

  1. 外部に接続された集積回路に供給される電源電圧が供給される保護検出回路であって、
    前記電源電圧から所定の電圧を生成するレギュレータと、
    前記電源電圧が前記集積回路の正常動作電圧であるか否かを検出する異常検出回路と、
    前記異常検出回路の出力信号に基づき前記集積回路の動作を制御するラッチ回路と、
    前記レギュレータにより生成された前記所定の電圧が供給され、前記集積回路の初期化を行う初期化回路と、を有し、
    前記初期化回路は、
    リセット回路とパワーオンリセット回路とを有し、
    前記リセット回路は、
    第一の抵抗及び第二の抵抗から構成され、前記レギュレータから供給される前記所定の電圧を分圧する分圧回路と、
    第一の定電流源と接続されており、前記分圧回路から出力される前記所定の電圧の分圧によりオンされる第一のトランジスタと、
    前記第一のトランジスタがオンされたとき、前記第一のトランジスタの出力によりオンされる第二のトランジスタと、を有し、
    前記パワーオンリセット回路は、
    前記第二のトランジスタの出力と接地との間に直列に接続された第三の抵抗と、コンデンサと、
    前記電源電圧が供給される第二の定電流源と、
    ゲートが前記第三の抵抗と前記コンデンサとの接続点に接続され、ソースが接地され、ドレインが前記第二の定電流源と接続されており、出力が前記パワーオンリセット回路の
    出力信号となる第三のトランジスタと、を有し、
    前記第一のトランジスタは、前記電源電圧が、前記集積回路の正常動作電圧以上になったときオンされ、
    前記第三のトランジスタのゲートが前記第三のトランジスタのしきい値電圧に達したときに、前記パワーオンリセット回路の出力信号により前記ラッチ回路のリセットを解除することを特徴とする保護検出回路。
  2. 前記異常検出回路は、
    予め前記集積回路の正常動作時の電源電圧の上限値と下限値とが設定されており、
    前記集積回路からの制御信号に基づき前記電源電圧が前記上限値又は前記下限値を超えるか否かを判定することを特徴とする請求項1記載の保護検出回路。
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