JP5129524B2 - 配管システム - Google Patents

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Description

本発明は、配管システムに係り、特に、液体状または粉体状の原料をタンク等の上流側の機器から処理装置等の下流側の機器へ移送したり、液体状または粉体状の製品を処理装置等の上流側の機器からタンク等の下流側の機器へ移送したりする場合に用いられ、機器群同士を連結して機器群内の装置間で液体状または粉体状の移送物を移送するための配管システムに関するものである。
食品、化粧品、薬品等の各種製品の製造設備においては、液体原料及び/又は粉体原料をタンク内で攪拌して混合した後に処理装置により所定の処理を液体原料に施して液体状の製品(液体製品)を製造し、該液体製品を充填機により所定の容器に充填することが行われている。この場合、少品種多量製造の形態で製品を製造する設備(プラント)では、液体原料を混合するタンクと、液体原料に所定の処理を施す処理装置と、液体製品を容器に充填する充填機とを配管で連結した専用の製造ラインを並列して複数設置して複数の製品を個別に製造することが行われている。この複数の製造ラインを並列して設置したシステムは、定まった少品種のものを多量に製造する場合に適した方法である。
一方、多品種少量製造の形態で製品を製造する設備では、複数のタンクを有し液体原料を搬入する原料搬入ステーション、複数の処理機を有し液体原料に所定の処理を施す処理ステーション、複数の充填機を有し製品を充填する充填ステーションの順に、移動槽を移動させながら製品を製造することが行われている。この方式は配管で液体を移送する代わりに槽を移動する方式であるため、パイプレスシステムと称されている。このパイプレスシステムは、多品種のものを少量製造する場合に適した方法である。
上流側の機器群と下流側の機器群とを任意に組み合わせて、上流側の機器群から下流側の機器群に液体や粉体を移送するためには主に2つの方法がある。
1)上流側の機器群と下流側の機器群とを専用の固定式の配管を使用して接続する方式
2)上流側の機器群と下流側の機器群とを移動式の配管を使用して接続するか、あるいは、機器群を移動させることにより接続する方式
1)の方式としては、上記段落(0002)で記載した方式が一例であるが、他に、複数の製品製造ラインを並列して設置したシステムにおいて、一方の製造ラインと他方の製造ラインとを切替バルブ等を備えた接続配管を介して接続することにより、多品種の製品の製造に対応しようとする試みがある。
2)の方式としては、上記段落(0003)で記載した方式が一例であり、すなわち、複数のタンクを有し原料を搬入する原料搬入ステーション、複数の処理機を有し原料に所定の処理を施す処理ステーション、複数の充填機を有し製品を充填する充填ステーションの順に、移動槽を移動させながら製品を製造することが行われている。
1)の方式は、製造状態によって未使用機器および未使用配管部分が生じるため、設備を効率的に稼働させることができないという問題点があり、また切替バルブ等の切替作業が煩雑であるという問題点がある。
2)の方式は、多品種の製品製造といっても多品種少量に特化する形態もあるし、多品種少量に特化するのではなく、主力品種とレア品種(生産頻度が少ない品種)をスケジューリング(工程管理)しながら製造する形態もあるため、多品種の製品製造では多様な製造パターンへの対応が製造現場での問題点になっている。
本件出願人は、上述した従来の技術における1)の方式の問題点および2)の方式の問題点を解決するために、上流側の機器群のうち複数の機器と下流側の機器群のうち複数の機器とを1対1に対応させてそれぞれ個別に接続する専用配管と、環状の循環配管と、各専用配管と循環配管とを接続する切替装置とを備えた配管システムを提案した(特許文献1参照)。
この配管システムによれば、少品種の製品を多量に製造したい場合には、環状の循環配管を利用することなく、上流側の機器群のうち複数の機器と下流側の機器群のうち複数の機器とを1対1に対応させてそれぞれ専用配管によって個別に接続することにより、各々の系統設備を個別に稼働させて複数の製品を個別に製造することができる。一方、他品種の製品を製造したい場合には、多品種少量に特化する形態もあるし、多品種少量に特化するのではなく、主力品種とレア品種(生産頻度が少ない品種)をスケジューリング(工程管理)しながら製造する形態もあるが、特許文献1で提案の配管システムによれば、切替装置を介して複数の専用配管と環状の循環配管とを接続することにより、循環配管より上流側の機器群と循環配管より下流側の機器群とを適宜選択して、所望の製造ラインを形成することができ、多品種少量の形態に対応できるし、主力品種とレア品種(生産頻度が少ない品種)をスケジューリング(工程管理)しながら製造する形態にも対応できる。
特開2004−162756号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の配管システムは、循環配管を1本しか備えていないため、2つの移送物の移送処理が循環配管の同一部分を使用するような場合は、1つの処理しか実施できず、2つ目の処理は1つ目の処理が終わって循環配管が空くのを待つ必要がある。
本発明は、上述の事情に鑑みなされたもので、複数の循環配管を有することにより、並列した循環配管の対応した配管部分を同時に使用して移送物を移送することができ、より自由度の高い移送処理を実施することが可能な配管システムを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明の配管システムは、機器群同士を連結する配管システムであって、機器群内の各機器に個別に接続する専用配管と、環状の複数の循環配管と、前記各専用配管と前記各循環配管とを接続する切替装置と、前記各切替装置の切替状態を検知する検知手段と、前記各検知手段の信号により前記各切替装置の切替状態が正常であるかどうかを判定する判定手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、所定の移送物を第1の機器から専用配管を介して第1の循環配管に移送し、さらに、この第1の循環配管の所定の配管部分を使用して第2の機器用の専用配管に移送し、さらに、この専用配管によって第2の機器に移送している間に、別の移送物を第3の機器から専用配管を介して第2の循環配管に移送し、さらにこの第2の循環配管の所定の配管部分を使用して第4の機器用の専用配管に移送し、さらに、この専用配管によって第4の機器に移送することができる。この場合、第1の循環配管と第2の循環配管とは、対応した同一の配管部分を同時に使用して移送物を移送することができる。
本発明の1態様によれば、前記環状の複数の循環配管は、2本の循環配管であることを特徴とする。
本発明の1態様によれば、前記2本の循環配管は、移送物の移送方向が互いに逆方向であることを特徴とする
発明の1態様によれば、前記機器群の一部は洗浄装置であることを特徴とする。
本発明の1態様によれば、環状の複数の洗浄装置用循環配管と、前記洗浄装置用循環配管に接続された洗浄装置用切替装置と、前記切替装置と前記洗浄装置用切替装置とを接続する切替装置用専用配管とをさらに備えたことを特徴とする。
本発明によれば、洗浄液を一本の洗浄装置用循環配管に供給し、さらに、洗浄装置用切替装置、切替装置用専用配管および切替装置を介して、一本の循環配管に供給し、循環配管に接続された機器を洗浄液により洗浄した後に、洗浄後の洗浄液を循環配管、洗浄装置用切替装置、切替装置用専用配管および切替装置を利用して洗浄装置用循環配管に戻すことができる。
食品プラントにとって洗浄は必須である。本発明の配管システムを食品プラントに適用した場合には、製造工程の“自由度”と“洗浄性”を同時に実現することができる。
本発明の1態様によれば、前記洗浄装置用切替装置を複数個備え、各洗浄装置用切替装置と前記各切替装置とは1対1で対応していることを特徴とする。
本発明の1態様によれば、前記各洗浄装置用切替装置の切替状態を検知する洗浄装置用検知手段をさらに備え、前記判定手段は、前記洗浄装置用検知手段の信号により前記各洗浄装置用切替装置の切替状態が正常であるかどうかをも判定することを特徴とする。
本発明の1態様によれば、前記洗浄装置用切替装置の少なくとも1つには、洗浄装置が接続されていることを特徴とする。
本発明の配管システムによれば、複数の循環配管を有することにより、並列した循環配管の対応した配管部分を同時に使用して移送物を移送することができ、より自由度の高い移送処理を実施することが可能な配管システムを提供することが可能である。
以下、本発明に係る配管システムの実施形態を図1乃至図7を参照して説明する。図1は、本発明に係る機器群同士を連結する配管システムを示す模式図である。図1に示すように、配管システムPSは、機器群内の各機器E〜E14に個別に接続する専用配管SP〜SP14と、2本の環状の循環配管1,2と、各専用配管SP〜SP14と循環配管1,2とを接続する切替装置SW〜SW14とを備えている。前記2本の循環配管1,2は、移送物の移送方向が互いに逆方向に設定されている。図1に示す例においては、内側の循環配管1は、移送物を左回り(反時計方向)に移送するように設定されており、外側の循環配管2は、移送物を右回り(時計方向)に移送するように設定されている。前記2本の循環配管1,2は、それぞれマルチハイウェイ(登録商標)を構成している。図1においては、環状の循環配管が2本の例を示したが、3本以上の循環配管を用いてもよいことは勿論である。また、インラインで洗浄を行う場合には、機器E〜E14のうち、少なくとも1つの機器(例えばE14)は、洗浄装置であり、この洗浄装置によって、配管システムPSを利用して他の機器(例えばE〜E13)を洗浄することができるようになっている。
図2は、図1に示す切替装置SW〜SW14の詳細を示す図であり、図2(a)は切替装置の全体構成を示す図であり、図2(b)は切替装置の切替例を示す図である。切替装置SW〜SW14はスイングベンドと称される切替装置である。図2(a)に示すように、切替装置SW〜SW14は多数(図示の例では10個)の差込口IS〜IS10を有しており、各差込口IS〜IS10には前記専用配管SP〜SP14や前記循環配管1,2の端部が接続されるようになっている。そして、横方向または斜め方向に相隣接する2つの差込口を適宜選択してU字管状のUベンド10を差し込むことにより、2つの差込口間を接続し、これら差込口に接続された配管同士をUベンド10を介して接続することができるようになっている。図2(a)に示す切替装置においては、横方向に相隣接する場合を例にとると、差込口ISとIS間にUベンド10を差し込むことにより、差込口ISとIS間を接続し、これら差込口ISとISに接続された配管同士をUベンド10を介して接続することができる。同様に、差込口ISとIS間、差込口ISとIS間、差込口ISとIS間、差込口ISとIS間、差込口ISとIS間、差込口ISとIS10間を、それぞれUベンド10で接続することができる。斜め方向に相隣接する場合も同様に、例えば、差込口ISとIS間にUベンド10を差し込むことにより、差込口ISとIS間を接続し、これら差込口ISとISに接続された配管同士をUベンド10を介して接続することができる。また、差込口ISを基準に接続可能な差込口を挙げると、差込口ISは、差込口IS,IS,IS,IS,IS,ISと接続可能である。
図2(b)は、図2(a)に示す切替装置の切替例を示す模式図である。図2(b)に示す例においては、2つの差込口IS,ISに1つのUベンド10を差し込み、左回りの循環配管1を構成し、2つの差込口IS,IS10にもう1つのUベンド10を差し込み、右回りの循環配管2を構成している。図2(b)に示す例においては、その他の差込口IS,IS〜ISにはUベンド10が差し込まれていないが、必要に応じて相隣接する2つの差込口を選択してUベンド10を差し込むことにより、2つの差込口間を接続し、これら差込口に接続された配管同士を接続することができるようになっている。
図2(a)および図2(b)に示すように、各切替装置SW〜SW14の相隣接する2つの差込口の間には、Uベンド10が正常に差し込まれて2つの差込口間が正常に接続されたか否かを検知する検知手段としての近接センサS〜S19が設けられている。図2(c)は、これら近接センサS〜S19のうち一つの近接センサSを示す概略断面図である。図2(c)に示すように、近接センサSは、切替装置の本体部11よりわずかに突出して設置されている。一方、Uベンド10には、曲がり部に検出体10aが固定されており、近接センサSは検出体10aと対向して配置されており、Uベンド10が2つの差込口ISとISに正常に差し込まれて二つの差込口間が正常に接続された場合に近接センサSが検出体10aを検出するようになっている。この近接センサSは、検出体となる金属体に発生した過電流によるインピーダンスの変化を検出する誘導型近接センサを用いてもよいし、検出体となる金属体又は非金属体と、センサとの間に生じる静電容量の変化を検出する静電容量型近接センサを用いてもよい。他の近接センサS〜S19も同様の構成になっている。また近接センサS〜S19は、制御装置としてのマイクロコンピュータ12に接続されており、マイクロコンピュータ12にはディスプレイ13が接続されている。
図2(c)に示す構成において、各切替装置SW〜SW14における2つの差込口間の接続状態は近接センサS〜S19で検知され、これら近接センサS〜S19の各検知信号はマイクロコンピュータ12に入力され、マイクロコンピュータ12内の判定部(判定手段)により、切替状態が正常であるか否かが判定される。そして、この切替状態をディスプレイ13に正常(OK)、不良(NG)等で表示する。
図3は、本発明に係る配管システムPSが適用された製造プラントの一例を示す概略図である。図3に示すように、製造プラントは、1つの処理室(製造室1)に、4基のタンクTK−A1,TK−A2,TK−B1,TK−B2と、1台の第1処理機FA1と、2台の第2処理機FB1,FB2と、1台の第3処理機FC1と、4台の第4処理機FD1,FD2,FE1,FE2と、2台の第5処理機FG1,FG2とを備えている。そして、製造プラントにおける各機器は図1に示す配管システムPSによって連結されている。図3に示す配管システムPSは16個の切替装置SW〜SW16を備え、切替装置SWは増設用として用いられ、また切替装置SW11は専用配管SP11によって他の処理室(製造室2)の配管システム(図示せず)に接続されるようになっている。
図4は、図3に示す製造プラントにおける配管システムPSを用いて所定の処理ルートを設定して製造を行う具体例を示す模式図である。製造プラントは製造室1内に設置されている。処理ルートは循環配管1,2を用いる4つのルートからなっている。すなわち、処理ルートは、移送物をタンクTK−B2から第1処理機FA1を経由して循環配管1によって第2処理機FB2に移送する第1処理ルートR1と、第2処理機FB2で処理された移送物を第2処理機FB2から循環配管2によってタンクTK−B1に移送する第2処理ルートR2と、タンクTK−B1内の移送物を循環配管2によって第3処理機FC1に移送する第3処理ルートR3と、第3処理機FC1で処理された移送物を循環配管1によって製造室2へ移送する第4処理ルートR4とから構成されている。各処理ルートについて、専用配管および切替装置を含めたルートで説明すると、第1処理ルートR1は、タンクTK−B2→第1処理機FA1→専用配管SP12→切替装置SW12→循環配管1→切替装置SW13→循環配管1→切替装置SW14→専用配管SP14→第2処理機FB2となる。第2処理ルートR2は、第2処理機FB2→専用配管SP14→切替装置SW14→循環配管2→切替装置SW13→専用配管SP13→タンクTK−B1となる。第3処理ルートR3は、タンクTK−B1→専用配管SP13→切替装置SW13→循環配管2→切替装置SW12→循環配管2→切替装置SW11→循環配管2→切替装置SW10→循環配管2→切替装置SW→専用配管SP→第3処理機FC1となる。第4処理ルートR4は、第3処理機FC1→専用配管SP→切替装置SW→循環配管1→切替装置SW10→循環配管1→切替装置SW11→専用配管SP11→製造室2へ、となる。
図5(a)はタンクTK−B1→第2処理機FB2のルートの設定方法を示す模式図であり、図5(b)は第2処理機FB2→タンクTK−B2のルートの設定方法を示す模式図である。移送物を所定の場所から循環配管1,2により目的の機器に移送するルートを設定する場合に、目的の機器へは右回り(時計回り)が近いか、左回り(反時計回り)が近いかを制御装置としてのマイクロコンピュータ12が判断する。移送物をタンクTK−B1から第2処理機FB2に移送する場合には、左回りの循環配管を利用する方が近いので、図5(a)に示すように、循環配管1を選択する。すなわち、タンクTK−B1→専用配管SP13→切替装置SW13→循環配管1→切替装置SW14→専用配管SP14→第2処理機FB2のルートを設定する。そして、第2処理機FB2で処理された移送物を第2処理機FB2からタンクTK−B2に移送する場合には、右回りの循環配管を利用する方が近いので、図5(b)に示すように循環配管2を選択する。すなわち、第2処理機FB2→専用配管SP14→切替装置SW14→循環配管2→切替装置SW10→専用配管SP10→タンクTK−B2のルートを設定する。なお、切替装置SW13,SW12,SW11は循環配管2を形成するために用いられている。
図6は、本発明に係る配管システムPSを並置し、配管システムPSの循環配管1,2を相互に連結した製造プラントを示す模式図である。
図6に示すように、2つの配管システムPS−R,PS−Lを並置して循環配管1,2を相互に連結した製造プラントにより、一方の配管システム、例えば、左側の配管システムPS−Lを利用して、機器E〜E,E11〜E14を適宜選定して移送物の一次処理を行った後に、他方の配管システム、例えば、右側の配管システムPS−Rを利用して、機器E15,E16,E18〜E28を適宜選定して移送物の二次処理を行うことができる。このように、2以上の配管システムを相互に連結することにより、多くの工程を必要とする処理にもフレキシブルに対応可能である。
図7は、図1に示す配管システムPSを洗浄するための洗浄専用の配管システムPS−Cを示す模式図である。
図7に示すように、洗浄専用の配管システムPS−Cは、2本の環状の洗浄装置用循環配管1−C,2−Cと、洗浄装置用循環配管1−C,2−Cに接続された洗浄装置用切替装置SW−C〜SW16−Cと、配管システムPSにおける各切替装置SW〜SW16と各洗浄装置用切替装置SW−C〜SW16−Cとを接続する洗浄装置用専用配管SP−C〜SP16−Cとを備えている。洗浄装置用切替装置SW−C〜SW16−Cは、切替装置SW〜SW16に、それぞれ1対1で対応して設けられている。前記2本の洗浄装置用循環配管1−C,2−Cは、移送物の移送方向が互いに逆方向に設定されている。なお、流れ方向を設定するスイングベンドを別途設置し、このスイングベンドの切替により、流れ方向をその都度変更する構成としてもよい。図6に示す例においては、内側の洗浄装置用循環配管1−Cは、移送物を左回り(反時計方向)に移送するように設定されており、外側の洗浄装置用循環配管2−Cは、移送物を右回り(時計方向)に移送するように設定されている。前記2本の洗浄装置用循環配管1−C,2−Cは、それぞれマルチハイウェイ(登録商標)を構成している。
図7においては、配管システムPSにおける切替装置SWと洗浄装置用切替装置SW−Cとを接続する洗浄装置用専用配管SP−Cと切替装置SW10と洗浄装置用切替装置SW10−Cとを接続する洗浄装置用専用配管SP10−Cとが図示されている。図示を省略しているが、その他の切替装置SW1〜5,SW7〜9,SW11〜16とその他の洗浄装置用切替装置SW1〜5−C,SW7〜9−C,SW11〜16−Cとを、各々接続する洗浄装置用専用配管SP1〜5−C,SP7〜9−C,SP11〜16−Cも設けられている。
洗浄装置用切替装置SW−C〜SW16−Cの構成は、図2に示す切替装置と同様である。すなわち、差込口IS〜IS10、近接センサS〜S等の構成は同様であり、近接センサS〜Sは図2に示すマイクロコンピュータ12に接続されており、切替状態が正常か否かの判定がなされるようになっている。また図7に示す配管システムPSは、図1に示す配管システムと同一のシステムである。
図7に示す例においては、洗浄液は次の洗浄ルートを通る。
洗浄液供給部CIP−S→洗浄装置用切替装置SW−C→洗浄装置用専用配管SP−C→切替装置SW→専用配管SP→タンクTK−A1→専用配管SP→切替装置SW→循環配管1→切替装置SW10→専用配管SP10→被洗浄機器EC→専用配管SP10→切替装置SW10→洗浄装置用専用配管SP10−C→洗浄装置用切替装置SW10−C→洗浄液戻り部CIP−R
図7に示す例においては、切替装置SW〜SW16と洗浄装置用切替装置SW−C〜SW16−Cの全てを個別に1対1で対応させたが、洗浄装置用切替装置の個数を切替装置SW〜SW16の個数よりも少なくして、切替装置SW〜SW16のうち必要な切替装置のみに対応させるようにしてもよい。
本発明によれば、製造工程・機器の洗浄特性に合わせて、以下に例示されるように、適宜、洗浄ルートを選択してプラント全体を効率よくCIP(Cleaning in Place;定置洗浄)できる。
(1)洗浄装置用切替装置→循環配管(一次側)→専用配管→機器→専用配管→循環配管(二次側)→洗浄装置用切替装置
(2)洗浄装置用切替装置→循環配管(一次側)→専用配管→機器→専用配管→洗浄装置用切替装置
(3)洗浄装置用切替装置→専用配管→機器→専用配管→循環配管(二次側)→洗浄装置用切替装置
(4)洗浄装置用切替装置→専用配管→機器→専用配管→洗浄装置用切替装置
上述したように、洗浄用配管システムPS−Cを各種処理装置に接続された配管システムPSに連結することにより、所望の機器を自由に選択して洗浄することができる。
次に、本発明の配管システムをホース接続方式と比較すると、ホース接続方式は自由度が高いが、(1)接続箇所の信頼性・操作性、(2)接続状態の管理(接続ミス防止)、(3)洗浄ステータス(未洗浄/洗浄済)管理、(4)衛生管理(ホースは取扱によっては衛生面における個人差が大きい)、の点で本発明の配管システムが優れている。
本発明に係る機器群同士を連結する配管システムを示す模式図である。 図1に示す切替装置の詳細を示す図であり、図2(a)は切替装置の全体構成を示す図であり、図2(b)は切替装置の切替例を示す図であり、図2(c)は近接センサを示す概略断面図である。 本発明に係る配管システムPSが適用された製造プラントの一例を示す概略図である。 図3に示す製造プラントにおける配管システムPSを用いて所定の処理ルートを設定して製造を行う具体例を示す模式図である。 図5(a)はタンクTK−B1→第2処理機FB2のルートの設定方法を示す模式図であり、図5(b)は第2処理機FB2→タンクTK−B2のルートの設定方法を示す模式図である。 本発明に係る配管システムPSを並置し、配管システムPSの循環配管を相互に連結した製造プラントを示す模式図である。 図1に示す配管システムPSを洗浄するための洗浄専用の配管システムPS−Cを示す模式図である。
符号の説明
1,2 循環配管
1−C,2−C 洗浄装置用循環配管
10 Uベンド
10a 検出体
11 本体部
12 マイクロコンピュータ
13 ディスプレイ
PS 配管システム
PS−C 洗浄専用の配管システム
〜E14 機器
SP〜SP14 専用配管
SW〜SW14 切替装置
IS〜IS10 差込口
〜S19 近接センサ
TK−A1,TK−A2,TK−B1,TK−B2 タンク
FA1 第1処理機
FB1,FB2 第2処理機
FC1 第3処理機
FD1,FD2,FE1,FE2 第4処理機
FG1,FG2 第5処理機
SP−C〜SP16−C 洗浄装置用専用配管
SW−C〜SW16−C 洗浄装置用切替装置

Claims (8)

  1. 機器群同士を連結する配管システムであって、
    機器群内の各機器に個別に接続する専用配管と、
    環状の複数の循環配管と、
    前記各専用配管と前記各循環配管とを接続する切替装置と、
    前記各切替装置の切替状態を検知する検知手段と、
    前記各検知手段の信号により前記各切替装置の切替状態が正常であるかどうかを判定する判定手段とを備えたことを特徴とする配管システム。
  2. 前記環状の複数の循環配管は、2本の循環配管であることを特徴とする請求項1記載の配管システム。
  3. 前記2本の循環配管は、移送物の移送方向が互いに逆方向であることを特徴とする請求項2記載の配管システム。
  4. 前記機器群の一部は洗浄装置であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の配管システム。
  5. 環状の複数の洗浄装置用循環配管と、
    前記洗浄装置用循環配管に接続された洗浄装置用切替装置と、
    前記切替装置と前記洗浄装置用切替装置とを接続する切替装置用専用配管とをさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の配管システム。
  6. 前記洗浄装置用切替装置を複数個備え、各洗浄装置用切替装置と前記各切替装置とは1対1で対応していることを特徴とする請求項記載の配管システム。
  7. 前記各洗浄装置用切替装置の切替状態を検知する洗浄装置用検知手段をさらに備え、
    前記判定手段は、前記洗浄装置用検知手段の信号により前記各洗浄装置用切替装置の切替状態が正常であるかどうかをも判定することを特徴とする請求項記載の配管システム。
  8. 前記洗浄装置用切替装置の少なくとも1つには、洗浄装置が接続されていることを特徴とする請求項記載の配管システム。
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