JP5128450B2 - Bml文書作成装置、bml文書作成方法、放送再生システム、bml文書作成プログラム、および、記録媒体 - Google Patents

Bml文書作成装置、bml文書作成方法、放送再生システム、bml文書作成プログラム、および、記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、テレビジョン受像機からの指示に基づいたデータ放送を作成し、作成したデータ放送をテレビジョン受像機に対して出力するBML文書作成装置に関する。
近年、地上デジタル放送およびデジタル衛星放送などに代表されるように、従来のアナログ放送に代わり、デジタル放送システムが運用されている。
デジタル放送の特徴の1つに、映像と音声との伝送だけでなくBMLを用いて記述されているデータ放送などの付加情報を併せて伝送することができることがある。また、デジタル放送の別の特徴として、双方向通信が可能であることを挙げることができる。双方向通信は、イーサネット(登録商標)を用いたネットワークを介して行われるものが一般的であるため、デジタル放送を受信することができるテレビには、通常、LAN(Local Area Network)ケーブルを接続するためのインターフェースが設けられている。
データ放送を含むデジタル放送を送信するためには、専用の放送施設が必要であり、デジタル放送の送信は、特定の放送事業者に限られている。したがって、専用の放送設備を有していない放送事業者(または個人)が、データ放送をテレビジョン受像機(放送データ受信装置)に伝送するためには、セットトップボックス(以下、STBとも称する)を用いる必要がある。
特開2001−36976号公報(平成13年2月9日公開)
しかし、テレビジョン受像機に対してデータ放送を送信するSTBを用いた場合、テレビジョン受像機を操作するための操作入力デバイス(例えば、リモコン)とSTBの操作入力デバイス(例えば、リモコン)とを状況に応じて使い分ける必要が生じることになる。
ユーザーに対して、状況に応じた操作デバイスの使い分けという煩雑な処理を強いることを避けるための技術として、所定のネットワークに接続されている複数の機器を1台の操作デバイスにより制御するためのシステムが開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
しかし、特許文献1に記載の技術では、ネットワークに接続されている機器がいずれもIEEE1394規格またはHDMI規格のインターフェースを備えている必要がある。そのため、IEEE1394規格またはHDMI規格のインターフェースを備えていないテレビジョン受像機の場合、STBとテレビジョン受像機とを1台の操作デバイスにより制御するためには、新たにIEEE1394規格またはHDMI規格のインターフェースを取り付けるなどのテレビジョン受像機に対する改造が必要になるという問題を有している。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、テレビジョン受像機に対する改造を行うことなく、テレビジョン受像機からの指示に基づいた自主作成番組を出力するBML文書作成装置を提供することにある。
本発明に係るBML文書作成装置は、上記課題を解決するために、
自装置において作成したBML文書をテレビジョン受像機に対して供給するBML文書作成装置であって、
上記テレビジョン受像機からIP網を介して送信されるアドレスを取得する取得手段と、
上記取得手段が取得したアドレスにより指定されるBML文書作成プログラムであって、当該BML文書作成プログラムとは異なるBML文書作成プログラムを指定するアドレスを含むBML文書を作成するBML作成プログラムを実行するプログラム実行手段と、
上記プログラム実行手段において作成したBML文書が重畳された信号波を上記テレビジョン受像機に供給する供給手段と、
を備えていることを特徴としている。
本発明に係るBML文書作成装置は、IP網を介して送信されるアドレスを取得し、取得したアドレスにより指定されるBML文書作成プログラムを実行することによりBML文書を作成する。このとき、作成されるBML文書には、実行されるBML文書作成プログラムとは異なるBML文書作成プログラムのアドレスが付与される。そして、BML文書作成装置は、作成したBML文書を、BML文書作成装置において発生させた搬送波に重畳した信号波としてテレビジョン受像機に供給する。
このように、本発明に係るBML文書作成装置では、BML文書作成装置に対しては何ら特別な指示を行うことなく、テレビジョン受像機に対してBML文書作成プログラムの実行を指示するアドレスの送信を指示するのみで、本発明に係るBML文書作成装置においてBML文書を作成し、出力させることができる。すなわち、本発明に係るBML文書作成装置は、テレビジョン受像機に対する操作に基づいて、ユーザーの所望する自主作成番組を表示するためのBML文書を作成することができる。
さらに、供給するBML文書には、BML文書作成プログラムを指定するアドレスが含まれているため、先と同様にしてBML文書を作成し、テレビジョン受像機に表示される自主作成番組を切り替えることも可能である。
また、BML文書作成プログラムを指定するアドレスは、IP網を介して取得することができるため、IP網を介した通信が可能であるテレビジョン受像機であれば、特別な改造を施す手間を省くことができる。
このように、本発明に係るBML文書作成装置では、テレビジョン受像機に対して特別な改造を施すことなく、テレビジョン受像機からの指示に基づいて作成した自主作成番組を供給することができる効果を奏する。
なお、BML文書(デジタル放送)を再生可能なテレビジョン受像機であれば、IP網を介した通信が可能であるインターフェースを有しているため、実質的に全てのテレビジョン受像機に対して改造を行う必要はない。
なお、本明細書等において、BML文書作成装置において作成されるBML文書を含む放送番組を自主作成番組と称する。
本発明に係るBML文書作成装置では、さらに、上記プログラム実行手段において作成したBML文書を、コンテンツデータに重畳し、BML文書付コンテンツデータを作成する重畳手段をさらに備えており、上記供給手段は、上記BML文書付コンテンツデータが重畳された信号波を供給することが好ましい。
上記の構成によれば、BML文書付コンテンツデータを作成することができる。すなわち、コンテンツデータを含む自主作成番組を作成することができる。これによって、例えば、コンテンツデータが動画像データである場合には、高解像度で表示させたい部分をHD(High Definition)映像のような高解像度で表示させることが可能となる。
したがって、高解像度で表示させたい部分を動画像データをコンテンツデータとし、解像度にこだわらない部分をBML文書とした自主作成番組を作成することができる効果を奏する。すなわち、ユーザーがより快適に視聴することができる自主作成番組を提供することができる。
本発明に係るBML文書作成装置では、さらに、上記プログラム実行手段において実行されるBML文書作成プログラムに基づいてコンテンツデータを取得するコンテンツデータ取得手段をさらに備えており、上記重畳手段は、上記コンテンツデータ取得手段において取得したコンテンツデータに上記プログラム実行手段において作成したBML文書を重畳し、BML文書付コンテンツデータを作成することが好ましい。
上記の構成によれば、BML文書に重畳するコンテンツデータを、BML文書作成プログラムに基づいて決定することができる効果を奏する。
本発明に係るBML文書作成装置では、さらに、上記プログラム実行手段において実行されるBML文書作成プログラムは、取得したアドレスに含まれる識別情報に基づいて、実行する処理を変更することが好ましい。
上記の構成によれば、アドレスに含まれる識別情報に基づいて、実行するBML文書作成プログラムにおける処理を変更することができる。
これによって、本発明に係るBML文書作成装置では、それぞれが所定の識別情報を付与されている複数の項目から選択される自主作成番組への切り替え処理を行うことができる効果を奏する。
本発明に係るBML文書作成装置では、さらに、上記プログラム実行手段は、実行するBML文書作成プログラムに基づいて外部装置から取得されるデータをさらに含むBML文書を作成することが好ましい。
上記の構成によれば、外部装置より取得したデータを含むBML文書を作成することができる。
これによって、本発明に係るBML文書作成装置では、外部装置の有するデータを示す自主作成番組をテレビジョン受像機に表示させることができる効果を奏する。
本発明に係るBML文書作成装置では、さらに、上記プログラム実行手段において作成したBML文書を最初に供給してからの時間を計測するタイマーをさらに備えており、上記プログラム実行手段は、上記タイマーにおける計測値が所定値に達したときに、上記取得手段が取得したアドレスにより指定されたBML文書作成プログラムを再度実行することが好ましい。
上記の構成によれば、作成したBML文書を供給してから所定の時間が経過する毎にBML文書を再度作成する。したがって、外部装置から取得したデータを含むBML文書を作成する場合であれば、再取得したデータを含むBML文書を作成する。すなわち、本発明に係るBML文書作成装置では、BML文書に含まれているデータを所定時間毎に更新してテレビジョン受像機に表示させることができる。
これによって、テレビジョン受像機に表示される自主作成番組における外部装置から取得したデータの更新を自動で行うことができる効果を奏する。
本発明に係るBML文書作成装置では、さらに、上記供給手段は、受信した放送波に上記信号波を合成して供給することが好ましい。
上記の構成によれば、放送局から伝送される放送番組と共に、自主作成番組をテレビジョン受像機に供給することができる。
これによって、テレビジョン受像機において特別な操作を行うことなく、自主作成番組を視聴することができる効果を奏する。
本発明に係るBML文書作成方法は、上記課題を解決するために、
自装置において作成したBML文書をテレビジョン受像機に対して供給するBML文書作成装置におけるBML文書作成方法であって、
上記テレビジョン受像機から送信されるアドレスを取得する取得ステップと、
上記取得ステップにおいて取得したアドレスにより指定されるBML文書作成プログラムであって、当該BML文書作成プログラムとは異なるBML文書作成プログラムを指定するアドレスを含むBML文書を作成するBML作成プログラムを実行するプログラム実行ステップと、
上記プログラム実行ステップにおいて作成したBML文書が重畳された信号波を上記テレビジョン受像機に供給する供給ステップと、
を含むことを特徴としている。
上記の構成によれば、本発明に係るBML文書作成装置と同様の作用効果を奏する。
本発明に係る放送再生システムは、上記課題を解決するために、
上記BML文書作成装置と、当該BML文書作成装置から伝送される信号波を再生する機能を有するテレビジョン受像機と、を備えた放送再生システムであって、
上記テレビジョン受像機は、上記BML文書作成装置から供給される信号波を受信する受信手段と、受信した信号波に含まれるBML文書に付与されているアドレスを上記BML文書作成装置に送信する送信手段と、を備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、本発明に係るBML文書作成装置と同様の作用効果を奏する。
本発明に係る放送再生システムは、上記課題を解決するために、
上記BML文書作成装置と、当該BML文書作成装置から伝送される信号波を再生する機能を有するテレビジョン受像機と、ネットワークを介して上記BML文書作成装置および上記テレビジョン受像機に接続されているネットワーク中継装置と、を備えた放送再生システムであって、
上記テレビジョン受像機は、上記BML文書作成装置から供給される信号波を受信する受信手段と、受信した信号波に含まれているBML文書に付与されているアドレスを上記ネットワーク中継装置に送信する送信手段と、を備えており、
上記ネットワーク中継装置は、上記テレビジョン受像機から受信したアドレスを上記BML文書作成装置に転送する転送手段を備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、本発明に係るBML文書作成装置と同様の作用効果を奏する。
また、本発明に係るBML文書作成装置を動作させるためのプログラムであって、コンピュータを上記の各手段として駆動させることを特徴とするプログラムおよび該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も本発明の範疇に含まれる。
本発明に係るBML文書作成装置は、以上のように、IP網を介して送信されるアドレスを取得し、取得したアドレスにより指定されるBML文書作成プログラムを実行することによりBML文書を作成する。このとき、作成されるBML文書には、実行されるBMLプログラムとは異なるBML文書作成プログラムのアドレスは付与される。そして、BML文書作成装置は、作成したBML文書が重畳された信号波をテレビジョン受像機に供給する。
上記の構成を有する本発明に係るBML文書作成装置では、テレビジョン受像機に対して特別な改造を施すことなく、テレビジョン受像機からの指示に基づいて作成した自主作成番組を供給することができる効果を奏する。
本発明に係るBML文書作成装置の一実施形態について、図1〜18を参照しつつ以下に説明する。本実施形態では、本発明に係るBML文書作成装置の詳細な説明に先立って、BML文書作成装置を含むデータ放送再生システムの構成について、図2を参照しつつ以下に説明する。図2は、データ放送再生システム500の構成を模式的に示した図である。
(データ放送再生システム500の構成)
データ放送再生システム500は、図2に示すように、セットトップボックス(BML文書作成装置;以下、STBとも称する)100、テレビジョン受像機(以下、TVまたはテレビとも称する)200、ルータ300を備えている。なお、データ供給装置600は、データ放送再生システム500に含まれる部材ではないが、本発明の理解を容易とするために便宜上、データ放送再生システム500に含まれるように図示している。
図2に示すように、STB100、テレビ200およびデータ供給装置600は、ルータ300を介してネットワーク接続されている。同時に、STB100とテレビ200とは同軸ケーブル10によりネットワークを介することなく接続されている。すなわち、STB100とテレビ200とは、ネットワークを介して接続されていると共に、同軸ケーブル10によりネットワークを介することなく直接接続されてもいる。
データ放送再生システム500を構成する各部材について、以下に説明する。
(STB100)
STB100は、放送により伝送されるデジタル放送(伝送情報)を受信するためのアンテナを備えており、アンテナにおいて受信したデジタル放送を同軸ケーブル10を介してテレビ200に対して出力する。なお、STB100の詳細な構成および動作については、本発明における特徴点であるため、下記においてさらに詳しく説明する。
(テレビ200)
テレビ200は、放送により伝送されるデジタル放送を再生する機能を有している。また、テレビ200は、同軸ケーブル10を接続するためのインターフェースと、ネットワークに接続するためのインターフェースの2つのインターフェースを有している。同軸ケーブル10は、デジタル放送の伝送のために用いるものであり、ネットワークは、テレビ200からのデータの出力またはテレビ200へのデータの入力の際に用いられる。
同軸ケーブル10は、デジタル放送を伝送することができるケーブルであれば特に限定されるものではなく、従来公知のケーブルを利用することができる。また、STB100からテレビ200へのデジタル放送の伝送についても、同軸ケーブル10を利用した有線通信方式に限定されるものではなく、無線通信方式を利用して伝送してもよい。
なお、本実施形態における「テレビジョン受像機」とは、デジタル放送を再生し、映像をディスプレイに表示する機能を有した装置であればよく、例えばパーソナルコンピューター、携帯型情報端末(例えば、携帯電話またはPDAなど)および携帯型ゲーム機器などの装置もその範疇に含むものとする。
(ルータ300)
ルータ300は、2つ以上の物理的なネットワークを接続する際に用いられ、それぞれのネットワーク間においてデータパケットを中継する。ルータ300は、自身に接続されている機器に対して適当なIPアドレスを割り振る機能を有している。
(データ供給装置600)
データ供給装置600は、STB100からの指示を受けて、所定のデータを出力する装置である。
(データ放送再生システム500におけるネットワーク)
データ放送再生システム500におけるネットワークとしては、TCP/IPと総称されるプロトコル群を用いるパケット交換網であるIP網を用いることが好ましい。このようなIP網としては、例えば、イーサネット(登録商標)規格により構成されたLAN(Local Area Network)を挙げることができる。また、ネットワークを構成する伝送媒体としては、例えばADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線または光回線などを挙げることができる。
(データ放送再生システム500におけるネットワーク構成の一例)
次に、データ放送再生システム500におけるネットワーク構成を図3を参照しつつ以下に説明する。図3は、データ放送再生システム500におけるネットワーク構成の一例を模式的に示した図である。
図3では、ルータ300をゲートウェイとした192.168.0.255のサブネットとしてSTB100、テレビ200およびデータ供給装置600を接続している場合を例示している。具体的には、ルータ300(192.168.0.1)は、STB100に192.168.0.100のIPアドレスを割り振り、テレビ200に192.168.0.102のIPアドレスを割り振り、データ供給装置600に192.168.0.101のIPアドレスを割り振る。
データ放送再生システム500を図3に示すようなネットワーク構成とする場合には、STB100におけるネットワーク接続のためのインターフェースが1つで済むため、STB100を安価に作製することができる。
もちろん、データ放送再生システム500におけるネットワーク構成は、図3に示すような構成に限定されるものではない。STB100がルータ機能、すなわち自身に接続されている機器に対してIPアドレスを割り振る機能を有している場合には、データ放送再生システム500を図4に示すような構成とすることもできる。図4は、データ放送再生システム500におけるネットワーク構成の他の例を模式的に示した図である。
図4に示すネットワーク構成では、テレビ200はSTB100の下位サブネットに置かれている。すなわち、テレビ200はルータ300に接続されておらず、STB100に対して接続されている。図2において示すルータ300とテレビ200とを接続するデータラインが、STB100とテレビ200とを接続するデータラインとなっている。
この場合、ルータ300をゲートウェイとした192.168.0.255のサブネットには、STB100およびデータ供給装置600が接続される。そして、STB100をゲートウェイとした192.168.100.255のサブネットには、テレビ200が接続される。
図4に示すネットワーク構成の場合、ルータ300(192.168.0.1)は、STB100に192.168.0.100のIPアドレスを割り振り、データ供給装置600に192.168.0.101のIPアドレスを割り振る。そして、STB100(192.168.100.1)は、テレビ200に192.168.100.100のIPアドレスを割り振る。すなわち、図4に示すネットワーク構成では、ルータ300およびデータ供給装置600からはSTB100のIPアドレスは、192.168.0.100であると認識され、テレビ200からはSTB100のIPアドレスは、192.168.100.1であると認識される。
図4に示すようなネットワーク構成では、テレビ200がSTB100の下位サブネットに置かれているため、ネットワークの構成を容易なものとすることができる。
なお、図4に示すようなネットワーク構成の場合、STB100は、NAT(Network Address Translator)などのような、STB100の構成するネットワークに接続されている機器に対してインターネット上で識別可能なIPアドレス(グローバルアドレス)を割り振る機能を有していてもよい。これによって、テレビ200は、放送局から伝送されるデジタル放送に含まれるBMLに付与されている放送局のアドレスに対してもアクセスすることができる。
NAT以外にも、STB100がプロキシサーバと同様の機能を有しており、テレビ200においてプロキシを設定することによっても同様の処理が可能となる。
(STB100の構成)
以上、データ放送再生システム500の詳細について説明した。次に、データ放送再生システム500を構成するSTB100およびテレビ200のより詳細な構成について、図1を参照しつつ説明する。図1は、データ再生システム500を構成するSTB100およびテレビ200の要部構成を示すブロック図である。ここではまず、STB100の詳細な構成について説明する。なお、ルータ300については、図1では図示を省略している。
STB100は、図1に示すように、RF受信部110、通信部111、制御部112、プログラム実行部113、BMLデータ作成部114、MPEGデータ取得部115、重畳部116、合成部117およびRF送信部118を備えている。これらの各部材について以下に説明する。
(RF受信部110)
RF(Radio Frequency)受信部110は、アンテナ(図示しない)において受信したデジタル放送をSTB100に取り込むためのインターフェースである。
(通信部111)
通信部111は、ネットワークを介して、STB100からデータを送信する、または外部装置からSTB100に対して送信されたデータを受信する。
(制御部112)
制御部112は、STB100におけるデジタル放送の中継処理全般を制御すると共に、通信部111を介したテレビ200またはデータ供給装置600との通信処理全般を制御する。
例えば、制御部112は、通信部111において受信したデータを解析し、所定の部材に対して、受信したデータに含まれる命令(コマンド)の実行を指示する。また、実行された命令に基づいて、各部材に対して処理の実行を指示する。
(プログラム実行部113)
プログラム実行部113は、テレビ200から送信されるアドレスにより指定あれるBMLデータ作成プログラムを実行する。なお、プログラム実行部113において実行されるプログラムは、予めプログラム格納部(図示しない)に格納されている。
(BMLデータ作成部114)
BMLデータ作成部114は、制御部112からの指示を受けて、BML(Broadcast Markup Language)データを作成する。作成するBMLデータの詳細については下記にて説明するため、ここではBMLデータの詳細な説明については省略する。
なお、本実施形態における「BMLデータ」とは、BMLを用いて作成されているコンテンツ全般を指しており、本明細書等では、「データ放送」(BML文書)とも称する。
(MPEGデータ取得部115)
MPEGデータ取得部115は、制御部112からの指示を受けて、MPEGデータ(コンテンツデータ)を取得する。なお、MPEGデータ取得部115において取得されるMPEGデータは、MEPGデータ記録部(図示しない)に予め記録されているデータであってもよいし、プログラム実行部113において実行する実行プログラムに基づいて作成したMPEGデータであってもよい。
MPEGデータ取得部115において取得されるMPEGデータは、デジタル放送における使用を目的としているMPEG2−TS(Transport Stream)であることが好ましい。
なお、本実施形態では、動画像データとして、MPEG規格により圧縮された動画像データ(MPEGデータ)を取得する場合を例に挙げて説明しているが、もちろんこれに限定されるものではなく、他の圧縮規格を用いて圧縮された動画データであってもよい。
また、本実施形態では、コンテンツデータが動画像データのみを含むMPEGデータである場合を例に挙げて説明しているが、MPEGデータは、音声データまたは字幕データを含むデータであってもよい。
(重畳部116)
重畳部116は、MPEGデータ取得部115において取得したMPEGデータに、BMLデータ作成部114において作成したBMLデータを重畳する。これによって、1チャンネル分の番組が完成する。なお、本実施形態では、重畳部116において作成した番組を「自主作成番組」と称する。
(合成部117)
合成部117は、重畳部116において作成された自主作成番組をRF受信部110において受信した放送番組に合成する。これによって、STB100において作成された自主作成番組(データ放送)が放送により伝送された放送番組と併せてテレビ200に対して出力される。すなわち、自主作成番組を放送局から伝送される放送波にのせてテレビ200に出力することができる。
なお、本実施形態では、RF受信部110において受信する放送波により表される番組を放送番組と称する。
このとき、自主作成番組は、放送局から伝送される放送波において用いられていないチャンネル(空きチャンネル)にのせられる。
なお、空きチャンネルの判定は、RF受信部110において受信したデジタル放送波に基づいて判定してもよいし、STB100がネットワークを介して空きチャンネルの情報を取得するようにしてもよい。ネットワークを介して空きチャンネル情報を取得する場合、予め設定された現在位置情報に基づいて取得してもよいし、ネットワークのIPアドレスに基づいて取得するようにしてもよい。また、STB100がGPS(Global Positioning System)を備えている場合には、GPSにより取得された位置情報(緯度経度情報)に基づいて取得するようにしてもよい。
また、合成部117における合成手法としては、例えばARIBのISDB-TS規格に沿った形でデータの合成を行えばよい。なお、データの合成自体は、従来公知の技術であるため、ARIB TR-B14に準拠した共通運用SI(Service Information)を多重すればよい。
(RF送信部118)
RF送信部118は、STB100において作成した自主作成番組を含む放送番組をテレビ200に対して出力するためのインターフェースである。
(タイマー119)
タイマー119は、STB100において作成した自主作成番組をRF送信部118から出力してから経過した時間を計測する。
(テレビ200の構成)
続いて、データ放送再生システム500を構成するテレビ200の構成について、図1を参照しつつ以下に説明する。
テレビ200は、図1に示すように、RF受信部210、制御部211、表示部212、通信部213および操作制御部214を備えている。これらの各部材について以下に説明する。
(RF受信部210)
RF受信部210は、STB100から出力される自主作成番組をテレビ200に取り込むために設けられているためのインターフェースである。
(制御部211)
制御部211は、STB100から出力される番組の再生処理全般を制御すると共に、STB100に対して送信するデータの通信処理全般を制御する。
(表示部212)
表示部212は、再生した番組を表示するためのディスプレイである。表示部212は、再生した番組を表示可能なディスプレイであれば、特に限定されるものではない。表示部212としては、例えば、液晶ディスプレイまたは有機ELディスプレイを挙げることができる。
(通信部213)
通信部213は、ネットワークを介して、STB100に対してデータを送信する。なお、通信部213からSTB100に対して送信されるBMLデータ作成プログラムを指定するアドレスは、HTTP(あるいはHTTPS)プロトコルを用いて送信される。
(操作入力部214)
操作入力部214は、ユーザーがテレビ200に対する指示を入力するための入力デバイスである。操作入力部214は、テレビ200に取り付けられた入力デバイスであってもよいし、テレビ200から取り外し可能である遠隔操作入力デバイス(リモコン)であってもよい。
操作入力部214が遠隔操作入力デバイスである場合には、ユーザーの指示を、例えば赤外線またはBluetooth(登録商標)などの無線通信によりテレビ200に対して送信すればよい。
(テレビ200からの指示に基づいた自主作成番組の出力処理)
次に、STB100がテレビ200からの指示に基づいた自主作成番組を出力する出力処理について図5を参照しつつ以下に説明する。図5は、STB100がテレビ200からの指示に基づいた自主作成番組を出力する出力処理を示すフローチャートである。
なお、本実施形態では、データ供給装置600がソーラーパネルであり、操作入力部214を介したユーザーからの指示に基づいて、1月あたりの発電量(月別データ)を示す自主作成番組と1日あたりの発電収支(日別データ)を示す自主作成番組とを切り替える場合を例に挙げて説明する。
図6(a)および(b)は、テレビ200の表示部212において表示する自主作成番組の一例を示す図であり、(a)はソーラーパネルの1日あたりの発電収支を示す自主作成番組であり、(b)は1月あたりの発電量を示す自主作成番組である。なお、本項ではまず、図6(b)に示す自主作成番組が表示されている状態から、図6(a)に示す自主作成番組の切り替えを例に挙げて説明する。
(日別データを示す自主作成番組への切り替え)
操作入力部214から、日別データを示す自主作成番組への切り替え指示を受けたテレビ200の制御部211は、月別データを示す自主作成番組におけるBMLデータに付与されている日別データ切替要求の送信を通信部213に対して指示する。指示を受けた通信部213は、日別データ切替要求をSTB100に対して送信する。なお、本項では、BMLデータ作成プログラムを指定するアドレスを切替要求として記載する。
制御部112は、通信部111において受信したデータが日別データ切替要求であることを認識すると(ステップS1においてYes)、受信した日別データ切替要求をプログラム実行部113に対して出力する。
日別データ切替要求の入力を受けたプログラム実行部113は、受信した日別データ切替要求に基いて、BMLデータ作成プログラムを実行する。
具体的には、制御部112は、BMLデータ作成プログラムにおけるBMLデータ作成コマンドに基づいて、通信部111に対してソーラーパネル(データ供給装置600)への日別データ要求の送信を指示する。指示を受けた通信部111は、ソーラーパネルに対して日別データ要求を送信する(ステップS2)。制御部112は、通信部111がソーラーパネルから日別データを受信したことを認識すると、日別データを用いたBMLデータの作成を指示すると共に、受信した日別データをBMLデータ作成部114に出力する(ステップS3)。
ソーラーパネルから受信した日別データの入力を受けたBMLデータ作成部114は、制御部112からの指示に基づいて、入力された日別データを用いてBMLデータを作成する(ステップS4)。このとき、BMLデータ作成部114は、作成するBMLデータに、月別データ切替要求(すなわち、月別データを示すBMLデータを作成するプログラムを指定するアドレス)を付与する。
BMLデータ作成部114がBMLデータを作成すると同時に、MPEGデータ取得部115は、BMLデータ作成プログラムにおけるMPEGデータ取得コマンドに基づいて、所定のMPEGプログラムを取得する(ステップS5)。
続いて、重畳部116は、BMLデータ作成部114において作成したBMLデータをMPEGデータ取得部115において取得したMPEGデータに重畳し、日別データを示す自主作成番組を作成する(ステップS6)。さらに、合成部117は、重畳部116において作成した日別データを示す自主作成番組を、RF受信部110において受信した放送番組に合成する(ステップS7)。
最後に、RF送信部118は、RF受信部110において受信した放送番組に日別データを示す自主作成番組を合成した番組をテレビ200に対して出力する(ステップS8)。
上述した出力処理により、テレビ200では、それまで再生していた月別データを示す自主作成番組に代わり、日別データを示す自主作成番組をテレビ200に対して出力するため、テレビ200では、日別データを示す自主作成番組を再生することができるようになる。すなわち、ユーザーの視点からみれば、操作入力部214を介した指示により、自主作成番組を切り替えが完了したことになる。
なお、STB100は、次に月別データを示す自主作成番組への切り替え要求を受信するまでは、日別データを示す自主作成番組を出力し続ける。
(月別データを示す自主作成番組への切り替え)
日別データを示す自主作成番組から月別データを示す自主作成番組への切り替えは、上述した出力処理動作とほぼ同様の処理により実行することができる。そのため、月別データを示す自主作成番組への切り替えについては、上述した出力処理との違いについてのみ説明する。
操作入力部214から、月別データを示す自主作成番組への切り替え指示を受けたテレビ200の制御部211は、日別データを示す自主作成番組におけるBMLデータに付与されている月別データ切替要求の送信を通信部213に対して指示する。指示を受けた通信部213は、月別データ切替要求STB100に対して送信する。
月別データを示す自主作成番組を作成する場合では、BMLデータの作成部114は、BMLデータの作成ステップ(ステップS4)において、BMLデータの作成時に付与する切替要求(すなわち、月別データを示すBMLデータを作成するプログラムを指定するアドレス)を日別データ切替要求とする。
また、図6(b)に示す自主作成番組では、1月あたりの発電量をグラフを用いて表示している。そのため、STB100では、ソーラーパネルから取得したデータに基いて1月あたりの発電量を示すグラフを作成する必要がある。具体的には、制御部112は、MPEGデータの取得ステップ(ステップS5)において、ソーラーパネルから取得したデータをMPEGデータ取得部115に対して出力し、MPEGデータ取得部115に対して、1月あたりの発電量を示すMPEGデータを作成するように指示する。制御部112からの指示を受けたMPEGデータ取得部115は、入力されたデータを用いて1月あたりの発電量を示すMPEGデータを作成する。
図6(b)に示す自主作成番組は、自主作成番組の一例を示すものであるため、1月あたりの発電量をグラフを用いることなく示すようにしてもよい。
(日別データを示す自主作成番組の作成処理の詳細)
続いて、図6(a)に示すような日別データを示す自主作成番組の作成処理の詳細について説明する。なお、ここでは、データ放送再生システム500のネットワーク構成を図4に示す構成としている場合を例に挙げて説明する。
(プログラム実行部113において実行するプログラムの詳細)
制御部211は、図6(b)に示す月別データを示す自主作成番組の再生中に、ユーザーにより操作入力部214における「決定キー」が押下されたことを検出すると、図7に示す月別データを示す自主作成番組におけるBMLデータに付与されている日別データ切替要求である「http://192.168.100.1/daily.bml」(図7における(1))の送信を通信部213に対して指示する。指示を受けた通信部213は、上記の日別データ切替要求をSTB100に対して送信する。STB100における制御部112は、通信部111において受信したデータが上記の日別データ切替要求であることを検出すると、受信した上記の日別データ切替要求をプログラム実行部113に出力する。上記の日別データ切替要求の入力を受けたプログラム実行部113は、プログラム格納部に予め格納されている「daily.bml」を実行する。
プログラム実行部113の実行する「daily.bml」を図8に示す。図8は、プログラム実行部113が日別データを示す自主作成番組を作成する際に実行するCGI(Common Gateway Interface)プログラムを示す図である。すなわち、「daily.bml」とは、プログラム実行部113が日別データを示す自主作成番組を作成する際に実行するCGIプログラムの名称である。もちろん、「daily.bml」は、図8に示すものに限定されるものではなく、作成する自主作成番組に応じて、適宜変更することが可能である。
図8における(1)は、ソーラーパネルからデータを取得すると共に、取得したデータに基いてBMLデータを作成するプログラムを実行させるためのコマンドであり、図8における(2)は、「daily.ts」の名称を付されているMPEGデータを再生するプログラムを実行させるためのコマンドである。
「daily.ts」と称されるMPEGデータは、日別データを示す自主作成番組における背景画像を表示するためのMPEGデータであり、MPEGデータ記録部に予め記録されているMPEGデータである。
(BMLデータ作成処理の詳細)
BMLデータ作成部114におけるBMLデータの作成処理の詳細について、図9〜11(a)および(b)を参照しつつ以下に説明する。図9は、ソーラーパネルから取得されるデータの一例を示す図であり、図10は、BML作成部114において作成するBMLデータ(日別データを示す自主作成番組におけるBMLデータ)を示す図である。また、図11(a)および(b)は、日別データを示す自主作成番組における各プレーンを示す図であり、(a)はBMLプレーンを示しており、(b)は動画プレーンを示している。
制御部112は、通信部111に対してソーラーパネルのデータ取得要求の送信を指示する。指示を受けた通信部111は、ソーラーパネルに対して日別データ要求「http://192.168.0.101/getdaily.cgi」を送信する。上記の日別データ要求を受けたソーラーパネルは、図9に示すような1日あたりの発電収支のデータをSTB100に対して送信する。
制御部112は、通信部111においてソーラーパネルからのデータを受信を検出すると、受信したデータをBMLデータ作成部114に出力する。
BMLデータ作成部114は、受信したデータを含み(図10における(2))、月別データ切替要求である「http://192.168.100.1/monthly.bml」(図10における(1))を付与したBMLデータを作成する。BMLデータ作成部114において作成されたBMLデータは、テレビ200における表示部212においては、図11(a)に示すように表示される。なお、BMLデータ作成部114において作成するBMLデータは、図10に示すものに限定されるものではなく、作成する自主作成番組に応じて、適宜変更することが可能である。
(MPEGデータとBMLデータとの重畳処理の詳細)
重畳部116は、BMLデータ作成部114において作成した、図11(a)に示すBMLデータを、MPEGデータ取得部115において取得した図11(b)に示すMPEGデータに重畳することにより、図6(a)に示すような日別データを示す自主作成番組を作成する。
このように、自主作成番組をBMLデータとMPEGデータとを重畳して作成することにより、高解像度で表示させたい部分をMPEGデータとしてフルHD(High Definition)で表示させ、解像度にこだわらない部分についてはBMLデータとして表示させることができる。日別データを示す自主作成番組の場合では、背景部分を高解像度のMPEGデータ「daily.ts」とし、解像度を必要としない数値データについてはBMLデータとしている。
(月別データを示す自主作成番組の作成処理の詳細)
次に、図6(b)に示すような月別データを示す自主作成番組の作成処理の詳細について説明する。なお、ここでも日別データを示す自主作成番組の作成処理の説明と同様に、データ放送再生システム500のネットワーク構成を図4に示す構成としている場合を例に挙げて説明する。
(プログラム実行部113において実行するプログラムの詳細)
制御部211は、図6(a)に示す日別データを示す自主作成番組の再生中に、ユーザーにより操作入力部214における「決定キー」が押下されたことを検出すると、図10に示す日別データを示す自主作成番組におけるBMLデータに付与されている月別データ切替要求である「http://192.168.100.1/monthly.bml」(図10における(1))の送信を通信部213に対して指示する。指示を受けた通信部213は、上記の月別データ切替要求をSTB100に対して送信する。STB100における制御部112は、通信部111において受信したデータが上記の月別データ切替要求であることを検出すると、受信した上記の月別データ切替要求をプログラム実行部113に出力する。上記の月別データ切替要求の入力を受けたプログラム実行部113は、プログラム格納部に予め格納されている「monthly.bml」を実行する。
プログラム実行部113の実行する「monthly.bml」を図12に示す。図12は、プログラム実行部113が月別データを示す自主作成番組を作成する際に実行するCGIプログラムを示す図である。すなわち、「monthly.bml」とは、プログラム実行部113が月別データを示す自主作成番組を作成する際に実行するCGIプログラムの名称である。もちろん、「monthly.bml」は、図12に示すものに限定されるものではなく、作成する自主作成番組に応じて、適宜変更することが可能である。
図12における(1)は、ソーラーパネルからデータを取得すると共に、取得したデータに基いてMEPGデータ「monthly.ts」を作成するプログラムを実行させるためのコマンドであり、図12における(2)は、作成したMPEGデータ「monthly.ts」を再生するプログラムを実行させるためのコマンドである。
このように、月別データを示す自主作成番組の作成処理では、日別データを示す自主作成番組と異なり、1月あたりの発電量を示すグラフを、取得したデータに基いてMPEGデータとして作成する。以下に、月別データを示す自主作成番組におけるMPEGデータの取得処理の詳細について説明する。
(MPEGデータ作成処理の詳細)
まず、制御部112は、通信部111に対してソーラーパネルのデータ取得要求の送信を指示する。指示を受けた通信部111は、ソーラーパネルに対して月別データ要求「http://192.168.0.101/getmonthly.cgi」を送信する。上記の月別データ要求を受けたソーラーパネルは、図13に示すような1月あたりの発電量のデータをSTB100に対して送信する。図13は、ソーラーパネルから送信される1月あたりの発電量を示す図である。
制御部112は、通信部111においてソーラーパネルからのデータを受信を検出すると、受信したデータをMPEGデータ取得部115に出力し、出力したデータを用いて1月あたりの発電量を示すグラフを含むMPEGデータを作成するように指示する。そして、MPEGデータ作成部115は、受信したデータに基いて作成されるグラフを含むMPEGデータを作成する。
なお、BML作成部114では、日別データ切替要求である「http://192.168.100.1/daily.bml」(図7における(1))を付与したBMLデータを作成する。
重畳部116は、BMLデータ作成部114において作成したBMLデータを、MPEGデータ取得部115において作成したMPEGデータに重畳することにより、図6(b)に示すような月別データを示す自主作成番組を作成する。
この場合、1月あたりの発電量を示すグラフは、MPEGデータとして作成されているため、高解像度で表示させることができる。
(STB100の利点)
以上説明したように、STB100は、IP網を用いたネットワークを介して送信されるアドレス(プログラム実行指示要求、切替要求)を取得し、取得したアドレスにより指定されるBMLデータ作成プログラムを実行することによりBMLデータを作成する。このとき、作成されるBMLデータには、実行されるBMLデータ作成プログラムとは異なるBMLデータ作成プログラムプログラムのアドレスが付与される。そして、STB100は、作成したBMLデータを受信した放送波に合成してテレビ200に出力する。
このように、STB100では、STB100に対しては何ら特別な指示を行うことなく、テレビ200に対してBMLデータ作成プログラムの実行を指示するプログラム実行指示要求の送信を指示するのみで、STB100においてBMLデータを作成し、出力させることができる。すなわち、STB100は、テレビ200に対する操作に基づいて、ユーザーの所望する自主作成番組を表示するためのBMLデータを作成することができる。
さらに、供給するBMLデータには、BMLデータ作成プログラムを指定するアドレスが含まれているため、先と同様にしてBMLデータを作成し、テレビジョン受像機に表示される自主作成番組を切り替えることも可能である。
また、BMLデータ作成プログラムを指定するアドレスは、IP網を介して取得することができるため、IP網を介した通信が可能であるテレビ200であれば、特別な改造を施す手間を省くことができる。
このように、STB100では、テレビ200に対して特別な改造を施すことなく、テレビ200からの指示に基づいて作成した自主作成番組を供給することができる。
また、合成部117において自主作成番組を放送番組に合成することにより、テレビ200において、自主作成番組を表示させるための特別な操作を不要にすることができる。これによって、通常の放送番組を視聴する操作と同様の操作を行うことにより、STB100において作成した自主作成番組を視聴することができる。
すなわち、放送局などの放送事業者から伝送される放送番組における空きチャンネルに自主作成番組を合成することができるため、テレビ200において所定のチャンネルを選択するのみで、自主作成番組の視聴が可能となる。
また、STB100では、重畳部116において、BMLデータ作成部114において作成したBMLデータをMPEGデータ取得部115において取得したMPEGデータに重畳している。MPEGデータは、例えば、HD(High Definition)映像のような高解像度での表示が可能である。
そのため、STB100では、高解像度で表示させたい情報をMEPGデータとし、解像度にこだわらない情報をBMLデータとした自主作成番組を作成することができる。すなわち、ユーザーがより快適に視聴することができる自主作成番組を提供することができる。
また、STB100では、プログラム実行部113により実行されるプログラムに基づいてデータ供給装置600より取得したデータを含むBMLデータを作成することができる。
これによって、STB100では、STB100に対してデータ供給装置600より取得したデータの表示指示を入力することなく、データ供給装置600の有するデータを示す自主作成番組をテレビ200に表示させることができる。
(タイマーによる自主作成番組の更新)
STB100において作成する自主作成番組は、所定の時間が経過する毎に適宜更新するようにしてもよい。本項では、STB100において作成する自主作成番組の更新処理について説明する。
まず、RF送信部118から作成された自主作成番組が送信されると、タイマー119が時間測定を開始する。制御部112は、タイマー119の測定した時間が所定値に達したことを検出すると、上述した出力処理におけるステップS2からの処理を実行する。
このとき、テレビ200に対して出力している自主作成番組が日別データを示す自主作成番組であれば日別データを示す自主作成番組を再度作成し、月別データを示す自主作成番組であれば月別データを示す自主作成番組を再度作成する。
なお、自主作成番組を更新する時間については、STB100ごとに設定されているか、または作成する自主作成番組ごとに設定されている固定値であってもよいし、ユーザーが適宜設定する可変値であってもよい。
また、タイマー119が測定を開始するタイミングは、自主作成番組のRF送信部118における送信タイミングに限定されるものではない。例えば、重畳部116において自主作成番組を作成したタイミングをタイマー119の計測開始タイミングとしてもよい。
このように、タイマー119を備えていることにより、自主作成番組を出力してから所定の時間が経過する毎に、ソーラーパネル(データ供給装置600)から取得したデータに基いたBMLデータを作成し直すことができる。すなわち、STB100は、所定の時間毎にデータ供給装置600からデータを再取得し、再取得したデータを含むBMLデータをテレビ200に対して出力することになる。
これによって、STB100では、BMLデータに含めるデータを所定時間毎に自動で更新してテレビ200に表示させることができる。
(メニュー画面における項目を選択することによる自主作成番組の切り替え)
自主作成番組の切り替えは、上述した日別データを示す自主作成番組と月別データを示す自主作成番組との切り替えのような、2つの自主作成番組を適宜切り替える処理に限定されるものではない。STB100は、2つの自主作成番組を適宜切り替える以外にも、複数の項目のうちの1つの項目を選択することによる自主作成番組の切り替え処理も実行することもできる。本項では、自主作成番組のメニュー画面から1つの項目を選択することによる自主作成番組の切り替え処理について説明する。
まず、自主作成番組のメニュー画面について図14(a)〜(c)を参照して以下に説明する。図14(a)〜(c)は、自主作成番組のメニュー画面およびメニュー画面を構成する各プレーンを示す図であり、(a)は動画プレーンであり、(b)はBMLプレーンであり、(c)は各プレーンを重畳して得られる画像である。
図14(a)および(b)に示すように、メニュー画面における各項目についてはMPEGデータを用いて表示しており、各項目を選択する際に用いるフォーカス枠についてはBMLデータを用いて表示している。重畳部116において動画プレーンにBMLプレーンを重畳することにより図14(c)の画像を表示するデータを得ることができる。
ここで、フォーカス枠を示すためのBMLデータには、フォーカス枠の移動を制御するためのスクリプトが記述されており、フォーカス枠は、テレビ200における操作入力部214を介して入力される入力操作(例えば、上下左右への移動を指示するキーを押下する操作)に応じて移動する。
また、フォーカス枠を示すためのBMLデータは、操作入力部214を介した入力操作に基づいて、現在選択している項目を示す識別情報(ID番号)を算出し、操作入力部214における所定のキー(例えば、決定キー)の押下と共に、現在選択している項目を示すID番号を、番組切替要求(HTTPプロトコルを用いたプログラム実行要求コマンド)に含めるように作成されている。
したがって、制御部211は、操作入力部214における決定ボタンの押下を検出すると共に、現在選択している項目のID番号を含む番組切替要求の送信を指示する。
なお、図14(a)に示す画像(メニュー画面)を表示するためのMPEGデータおよび図14(b)に示す画像(フォーカス枠)を表示するためのBMLデータは、予め作成し、STB100に備えられている記録部に記録しておくことが好ましい。
また、メニュー画面を表示するための自主作成番組は、例えばSTB100の電源がオンになったことをトリガとして合成部117において放送番組に合成して出力するようにすればよい。もちろん、テレビ200における操作入力部214からの指示に基づいてテレビ200に対して出力するようにしてもよい。
(メニュー画面の項目を選択した場合の切り替え処理)
制御部211は、ユーザーがメニュー画面において操作入力部214の「決定キー」を押下したことを検出すると、メニュー画面を構成するBMLデータに付与されている番組切替要求に、選択した項目を示すID番号を付与する。そして、制御部211は、ID番号を付与した番組切替要求の送信を通信部213に対して指示する。指示を受けた通信部213は、上記の番組切替要求をSTB100に対して送信する。
STB100における制御部112は、通信部111において受信したデータが上記の番組切替要求であることを検出すると、受信した上記の番組切替要求をプログラム実行部113に出力する。上記の番組切替要求の入力を受けたプログラム実行部113は、プログラム格納部に予め格納されているプログラム(以下、「redirect.bml」と称する)を実行する。
プログラム実行部113の実行する「redirect.bml」を図15に示す。図15は、プログラム実行部113がメニュー画面において選択した項目を示す自主作成番組を作成する際に実行するCGIプログラムを示す図である。すなわち、「redirect.bml」とは、プログラム実行部113がメニュー画面において選択した項目を示す自主作成番組を作成する際に実行するCGIの名称である。
制御部112は、プログラム実行部113において実行される「redirect.bml」に基づいて、BMLデータを作成すると共に、MPEGデータを取得するように各部材に対して指示する。
図15に示す「redirect.bml」の場合には、制御部112は、受信した番組切替要求に含まれているID番号を抽出し、抽出したID番号を引数としてBMLデータ作成プログラムを実行する。この場合であってもMPEGデータは予め記録されているデータを取得するようにしてもよいし、動的に作成して取得するようにしてもよい。
また、図15に示す「redirect.bml」の場合、BMLデータ作成部114の作成するBMLデータには、外部装置より取得したデータを含めない。したがって、BMLデータ作成部114は、自主作成番組を図14(c)に示すメニュー画面に切り替えるための番組切替要求のみをBMLデータに付与する。
図16は、メニュー画面において選択した項目を示す自主作成番組におけるBMLデータの一例を示す図である。図16に示すBMLデータでは、データ供給装置600から取得したデータを表示しないが、上述した日別データを示す自主作成番組におけるBMLデータのようにデータ供給装置600から取得したデータを表示するBMLデータであってもよい。すなわち、BMLデータ作成部114において作成されるBMLデータについては、選択した項目に応じて適宜変更することが可能である。
受信した番組切替要求に含まれているID番号に基づいてBMLデータを作成する場合、記録部にID情報とBMLデータ作成プログラムとを関連付けて記録しておき、抽出したID情報に応じて読み出されたBMLデータ作成プログラムに基づいてBMLデータを作成すればよい。
なお、図15に示す「redirect.bml」では、ID番号が「0」である場合には、図14(c)に示すメニュー画面に戻るように設定されている。また、図16に示すBMLデータでは、所定のキーを押下することにより、ID番号を「0」として図15に示すプログラムを読み出すようにしている。すなわち、所定のキーを押下することにより、図14(c)に示すメニュー画面に戻るように設定されている。
重畳部116は、BMLデータ作成部114において作成したBMLデータを、MPEGデータ取得部115において取得したMPEGデータに重畳することにより、メニュー画面において選択された項目を示す自主作成番組を作成する。作成された自主作成番組は、合成部117において放送番組に合成され、RF送信部118からテレビ200に出力される。
以上説明したように、STB100では、番組切替要求に含まれるID番号に応じて、プログラム実行部113において実行するプログラムの処理を変更することができる。これによって、STB100では、2つの自主作成番組の間での自主作成番組の切り替え処理だけでなく、それぞれが所定のID番号により識別される複数の項目から選択された自主作成番組への切り替え処理も行うことができる。
なお、図14(c)に示すようなメニュー画面における各項目を選択した後、より詳細な項目を表示するメニュー画面を表示するようにしてもうよい。例えば、ユーザーが「ニュース」を選択した場合には、「国内ニュース」、「海外ニュース」、「経済ニュース」、「スポーツニュース」、「エンターテイメントニュース」および「地域ニュース」などのような、より細分化された項目を表示するメニュー画面を表示するようにしてもよい。
(変形例)
ここで、データ放送再生システム500の変形例について、図17および18を参照しつつ以下に説明する。データ放送再生システム500bの構成について、図17を参照しつつ以下に説明する。図17は、データ放送システム500bの構成を模式的に示した図である。
図17に示すように、データ放送システム500bは、ネットワークを介してルータ300に接続されている外部サーバ装置400を備えている。
外部サーバ装置400は、テレビ200からの番組切替要求を受信し、受信した番組切替要求をSTB100に対して転送するサーバ装置である。
データ放送再生システム500bのネットワーク構成について、図18を参照しつつ以下に説明する。図18は、データ放送再生システム500bのネットワーク構成の一例を示す図である。
図18では、ルータ300をゲートウェイとした192.168.0.255のサブネットとしてSTB100、テレビ200およびデータ供給装置600を接続しており、ルーターの構成するネットワークとは異なるネットワークに外部サーバ400が備えられている。外部サーバ装置400は、例えば、インターネットを介してルータ300に接続されている。
したがって、ルータ300(192.168.0.1)は、STB100に192.168.0.100のIPアドレスを割り振り、テレビ200に192.168.0.102のIPアドレスを割り振り、データ供給装置600に192.168.0.101のIPアドレスを割り振る。外部サーバ装置400は、ルータ300の構成するネットワークとは異なるネットワークにおける装置であるため、例えば、202.1.1.1のIPアドレスが割り振られる。
図17および18に示すように、外部サーバ装置400がテレビ200から送信される番組切替要求をSTB100に対して転送する構成の場合、STB100は、BMLデータを作成する際に、BMLデータに含める番組切替要求のIPアドレスを外部サーバ装置400のIPアドレスとする。例えば、図7における(1)において示した日別データを示す自主作成番組への番組切替要求の場合には、「http://202.1.1.1/daily.bml」となる。外部サーバ装置400では、上記の番組切替要求を受信すると、受信した番組切替要求をSTB100に対して転送する。
このように、STB100から切り離すことにより、STB100の製造に要するコストを低減することができる。
(プログラムおよび記録媒体)
最後に、STB100に含まれている制御部112、プログラム実行部113、BMLデータ作成部114、MPEGデータ取得部115、重畳部116および合成部117(以下、これらの部材をまとめて自主作成番組生成部と称する)は、ハードウェアロジックによって構成すればよい。または、次のように、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、自主作成番組生成部は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するMPUなどのCPU、このプログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを実行可能な形式に展開するRAM(Random Access Memory)、および、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)を備えている。
そして、本発明の目的は、自主作成番組生成部のプログラムメモリに固定的に担持されている場合に限らず、上記プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、または、ソースプログラム)を記録した記録媒体をSTB100に供給し、STB100が上記記録媒体に記録されている上記プログラムコードを読み出して実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体は、特定の構造または種類のものに限定されない。すなわちこの記録媒体は、たとえば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などとすることができる。
また、自主作成番組生成部(またはSTB100)を通信ネットワークと接続可能に構成しても、本発明の目的を達成できる。この場合、上記のプログラムコードを、通信ネットワークを介して自主作成番組生成部に供給する。この通信ネットワークは自主作成番組生成部にプログラムコードを供給できるものであればよく、特定の種類または形態に限定されない。たとえばインターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等であればよい。
この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な任意の媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。たとえばIEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明に係るBML文書作成装置は、自装置において作成した自主作成番組を、受信した放送波にのせてテレビジョン受像機に供給するセットトップボックス(STB)として好適に利用することができる。
本発明に係るSTBを備えたデータ放送再生システムの要部構成を示すブロック図である。 本発明に係るSTBを備えたデータ放送再生システムの構成を模式的に示した図である。 本発明に係るSTBを備えたデータ放送再生システムにおけるネットワーク構成の例を模式的に示した図である。 本発明に係るSTBを備えたデータ放送再生システムにおけるネットワーク構成の他の例を模式的に示した図である。 本発明に係るSTBが、テレビからの指示に基づいて自主作成番組を作成する作成処理を示すフローチャートである。 テレビにおいて表示する自主作成番組の一例を示す図であり、(a)はソーラーパネルの1日あたりの発電収支を示す自主作成番組であり、(b)は1月あたりの発電量を示す自主作成番組である。 月別データを示す自主作成番組におけるBMLデータを示す図である。 日別データを示す自主作成番組への切り替え処理の際に実行するプログラムを示す図である。 ソーラーパネルから取得される1日あたりの発電収支を示すデータの一例を示す図である。 日別データの自主作成番組におけるBMLデータの一例を示す図である。 日別データを示す自主作成番組における各プレーンを示す図であり、(a)はBMLプレーンを示しており、(b)は動画プレーンを示している。 月別データを示す自主作成番組への切り替え処理の際に実行するプログラムを示す図である。 ソーラーパネルから取得される1月あたりの発電量を示すデータの一例を示す図である。 自主作成番組のメニュー画面およびメニュー画面を構成する各プレーンを示す図であり、(a)は動画プレーンであり、(b)はBMLプレーンであり、(c)は各プレーンを重畳して得られる画像である。 メニュー画面において選択した項目を示す自主作成番組を作成する際に実行するプログラムを示す図である。 メニュー画面において選択した項目を示す自主作成番組におけるBMLデータの一例を示す図である。 本発明に係るSTBを備えたデータ放送再生システムの変形例を模式的に示した図である。 本発明に係るSTBを備えたデータ放送再生システムの変形例におけるネットワーク構成の一例を模式的に示した図である。
符号の説明
100 セットトップボックス(BML文書作成装置)
110 RF受信部
111 通信部(取得手段)
112 制御部
113 プログラム実行部(プログラム実行手段)
114 BMLデータ作成部(プログラム実行手段)
115 MPEGデータ取得部(コンテンツデータ取得手段)
116 重畳部
117 合成部
118 RF送信部(供給手段)
119 タイマー
200 テレビジョン受像機
210 RF受信部(受信手段)
211 制御部
212 表示部
213 通信部(送信手段)
214 操作入力部
300 ルータ
400 外部サーバ(ネットワーク中継装置)
500 データ放送再生システム(放送再生システム)
500b データ放送再生システム(放送再生システム)
600 データ供給装置

Claims (12)

  1. 自装置において作成したBML文書をテレビジョン受像機に対して供給するBML文書作成装置であって、
    上記テレビジョン受像機からIP網を介して送信されるアドレスを取得する取得手段と、
    上記取得手段が取得したアドレスにより指定されるBML文書作成プログラムであって、当該BML文書作成プログラムとは異なるBML文書作成プログラムを指定するアドレスを含むBML文書を作成するBML作成プログラムを実行するプログラム実行手段と、
    上記プログラム実行手段において作成したBML文書が重畳された信号波を上記テレビジョン受像機に供給する供給手段と、
    を備えていることを特徴とするBML文書作成装置。
  2. 上記プログラム実行手段において作成したBML文書を、コンテンツデータに重畳し、BML文書付コンテンツデータを作成する重畳手段をさらに備えており、
    上記供給手段は、上記BML文書付コンテンツデータが重畳された信号波を供給することを特徴とする請求項1に記載のBML文書作成装置。
  3. 上記プログラム実行手段において実行されるBML文書作成プログラムに基づいてコンテンツデータを取得するコンテンツデータ取得手段をさらに備えており、
    上記重畳手段は、上記コンテンツデータ取得手段において取得したコンテンツデータに上記プログラム実行手段において作成したBML文書を重畳し、BML文書付コンテンツデータを作成することを特徴とする請求項2に記載のBML文書作成装置。
  4. 上記プログラム実行手段において実行されるBML文書作成プログラムは、取得したアドレスに付加された識別情報に基づいて、実行する処理を変更することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のBML文書作成装置。
  5. 上記プログラム実行手段は、実行するBML文書作成プログラムに基づいて外部装置から取得されるデータをさらに含むBML文書を作成することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のBML文書作成装置。
  6. 上記プログラム実行手段において作成したBML文書を最初に供給してからの時間を計測するタイマーをさらに備えており、
    上記プログラム実行手段は、上記タイマーにおける計測値が所定値に達したときに、上記取得手段が取得したアドレスにより指定されたBML文書作成プログラムを再度実行することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のBML文書作成装置。
  7. 上記供給手段は、受信した放送波に上記信号波を合成して供給することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のBML文書作成装置。
  8. 自装置において作成したBML文書をテレビジョン受像機に対して供給するBML文書作成装置におけるBML文書作成方法であって、
    上記テレビジョン受像機から送信されるアドレスを取得する取得ステップと、
    上記取得ステップにおいて取得したアドレスにより指定されるBML文書作成プログラムであって、当該BML文書作成プログラムとは異なるBML文書作成プログラムを指定するアドレスを含むBML文書を作成するBML作成プログラムを実行するプログラム実行ステップと、
    上記プログラム実行ステップにおいて作成したBML文書が重畳された信号波を上記テレビジョン受像機に供給する供給ステップと、
    を含むことを特徴とするBML文書作成方法。
  9. 請求項1から7のいずれか1項に記載のBML文書作成装置と、当該BML文書作成装置から伝送される信号波を再生する機能を有するテレビジョン受像機と、を備えた放送再生システムであって、
    上記テレビジョン受像機は、上記BML文書作成装置から供給される信号波を受信する受信手段と、受信した信号波に含まれるBML文書に付与されているアドレスを上記BML文書作成装置に送信する送信手段と、を備えていることを特徴とする放送再生システム。
  10. 請求項1から7のいずれか1項に記載のBML文書作成装置と、当該BML文書作成装置から伝送される信号波を再生する機能を有するテレビジョン受像機と、ネットワークを介して上記BML文書作成装置および上記テレビジョン受像機に接続されているネットワーク中継装置と、を備えた放送再生システムであって、
    上記テレビジョン受像機は、上記BML文書作成装置から供給される信号波を受信する受信手段と、受信した信号波に含まれているBML文書に付与されているアドレスを上記ネットワーク中継装置に送信する送信手段と、を備えており、
    上記ネットワーク中継装置は、上記テレビジョン受像機から受信したアドレスを上記BML文書作成装置に転送する転送手段を備えていることを特徴とする放送再生システム。
  11. 請求項1から7のいずれか1項に記載のBML文書作成装置を動作させるプログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるためのプログラム。
  12. 請求項11に記載のプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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