JP4929034B2 - コンテンツ制作システム及びコンテンツ制作方法 - Google Patents

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Description

本発明は、放送波により配信されるデータ放送用コンテンツを制作するコンテンツ制作システム及びコンテンツ制作方法に関するものである。
従来から、地上デジタル放送の放送波を用いてコンテンツ(データ放送用コンテンツ)を配信するデータ放送が知られている。データ放送は、通常のテレビ番組とは別に、ニュース、天気予報、放送中の番組の補完情報(例えば、スポーツ番組に対応して配信される選手紹介やドラマのあらすじなど)といったコンテンツを提供するサービスである。データ放送には、放送波によりコンテンツを配信する狭義のデータ放送と、放送波とは異なる配信方式(例えば移動体通信網やインターネットなど)を用いた双方向通信によりコンテンツを配信するデータ通信という二つの形態がある。
図12は、データ放送コンテンツの表示例を示す図である。画面100には、通常のテレビ番組100aとデータ放送用コンテンツ100bが表示されている。視聴者は、携帯電話機やテレビなどの端末を操作することにより、所望のデータ放送用コンテンツを取得できる。
データ放送用コンテンツを制作する際には、社団法人電波産業界(ARIB)にて策定されたBML(Broadcast Markup Language)という記述言語を用いる必要がある。BMLは、HTML(HyperText Markup Language)に似た言語ではあるが、放送用に規定された特殊なコードや、配信機器や受信機器などの動作を制御するためのコードを用いるため、HTMLよりも専門性が高い言語である。
そのため、BMLによるデータ放送用コンテンツの制作を支援するための手法が用いられている。例えば、下記特許文献1には、BML文書と外部ファイルとから成るモジュールを複数含むデータ放送用コンテンツを作成する放送コンテンツ作成装置が開示されている。この装置は、外部ファイルに割り当てることが可能な放送文字コードの範囲を制限する。そのため、ある外部ファイルの更新によりそのファイルで使用される外字の数が増減した場合でも、その外部ファイルに対応するモジュール以外のモジュール(他のモジュール)に含まれる外部ファイルは何の影響も受けない。その結果、他のモジュールのバージョンアップが不要となる。
特開2001−306555号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されている放送コンテンツ作成装置は、データ放送用コンテンツの制作を十分に支援するには不十分である。コンテンツ制作においては、BMLによるコンテンツデータの生成、コンテンツデータのテスト(試写)、及びデータのメンテナンスを行う必要がある。これに対し、上記特許文献1に開示の装置は、コンテンツ制作に関する作業の一部を支援するに過ぎない。
一方、従来から、コンテンツ制作を総合的に支援するためのオーサリングツール(Authoring Tool)が一般的に提供されている。しかしながら、現在提供されているオーサリングツールを使用するには専門的知識が必要である。そのため、高度な技術力を有し且つデータ放送における制約事項などを熟知した技術者でなければ、そのオーサリングツールを使いこなすことはできない。万一誤ったプログラミングがされてしまうと、配信機器の処理が異常終了したり、不正なコンテンツデータが配信されたりするなどのおそれがある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、データ放送用コンテンツを簡易に制作することが可能なコンテンツ制作システム及びコンテンツ制作方法を提供することを目的とする。
本発明のコンテンツ制作システムは、放送波により配信されるデータ放送用コンテンツを構成するコンテンツ部品を示す部品情報を記憶する部品データベースと、部品情報を特定する情報の入力を受け付け、該入力に基づいて部品データベースに記憶されている部品情報を取得する部品取得手段と、部品取得手段により取得された部品情報を編集するためのインタフェースをユーザに提供し、該インタフェースを介して編集された部品情報を受け付ける編集受付手段と、部品取得手段により取得された二個の部品情報同士の関連付けを示すリンク情報の入力を受け付けるリンク受付手段と、編集受付手段により受け付けられた部品情報と、リンク受付手段により受け付けられたリンク情報とに基づいて、データ放送用コンテンツを示すコンテンツデータを生成する生成手段と、生成手段により生成されたコンテンツデータを出力する出力手段と、を備え、部品情報が、コンテンツ部品の書換え可能な部分を示すスケルトン情報と、該書換え可能な部分に関する編集項目情報の集合であるスケルトン定義情報とから成る組を含み、編集受付手段が、部品取得手段により取得された部品情報のスケルトン定義情報で示される編集項目情報に対応する属性値を編集するためのインタフェースをユーザに提供し、該インタフェースを介して受け付けた属性値と部品取得手段により取得された部品情報とを対応付けることで、編集された部品情報を受け付け、生成手段が、部品取得手段により取得された部品情報のスケルトン情報で示される書換え部分を対応する属性値に置換することでコンテンツデータを生成する
また本発明のコンテンツ制作方法は、放送波により配信されるデータ放送用コンテンツを構成するコンテンツ部品を示す部品情報を記憶する部品データベースを備えるコンテンツ制作システム、におけるコンテンツ制作方法であって、部品情報を特定する情報の入力を受け付け、該入力に基づいて部品データベースに記憶されている部品情報を取得する部品取得ステップと、部品取得ステップにおいて取得された部品情報を編集するためのインタフェースをユーザに提供し、該インタフェースを介して編集された部品情報を受け付ける編集受付ステップと、部品取得ステップにおいて取得された二個の部品情報同士の関連付けを示すリンク情報の入力を受け付けるリンク受付ステップと、編集受付ステップにおいて受け付けられた部品情報と、リンク受付ステップにおいて受け付けられたリンク情報とに基づいて、データ放送用コンテンツを示すコンテンツデータを生成する生成ステップと、生成ステップにおいて生成されたコンテンツデータを出力する出力ステップと、を含み、部品情報が、コンテンツ部品の書換え可能な部分を示すスケルトン情報と、該書換え可能な部分に関する編集項目情報の集合であるスケルトン定義情報とから成る組を含み、編集受付ステップでは、部品取得ステップにおいて取得された部品情報のスケルトン定義情報で示される編集項目情報に対応する属性値を編集するためのインタフェースをユーザに提供し、該インタフェースを介して受け付けた属性値と部品取得ステップにおいて取得された部品情報とを対応付けることで、編集された部品情報を受け付け、生成ステップでは、部品取得ステップにおいて取得された部品情報のスケルトン情報で示される書換え部分を対応する属性値に置換することでコンテンツデータを生成する
このようなコンテンツ制作システム及びコンテンツ制作方法によれば、コンテンツ部品を示す部品情報が予め部品データベースに記憶されている。その上で、部品データベースに記憶されている部品情報が取得される。続いて、取得された部品情報に対する編集と、リンク情報の入力とが受け付けられる。続いて、編集された部品情報及び受け付けられたリンク情報に基づいてコンテンツデータが生成され出力される。そのため、ユーザはコンテンツ部品を最初から制作する必要は無く、予め用意されている部品情報を編集すると共にその部品情報同士を関連付けるだけでコンテンツデータを生成できる。すなわち、ユーザはデータ放送用コンテンツを簡易に生成できる。
本発明のコンテンツ制作システムでは、生成手段が、更に、所定の生成規則を示す規則情報に基づいて、コンテンツデータを生成することが好ましい。
この場合、編集された部品情報及び受け付けられたリンク情報だけでなく、規則情報にも基づいてコンテンツデータが生成される。ここで、規則情報で示される所定の生成規則は、例えばコンテンツデータの配置、命名、グループ化など、コンテンツデータ生成時に適用される規則であり、コンテンツデータ生成時に一貫して適用される。これにより、より最適なコンテンツデータを最適化できる。
本発明のコンテンツ制作システムでは、規則情報が、コンテンツデータを配信する配信機器に対応する生成規則を示す機器情報と、コンテンツデータを配信する配信局又は配信系列に対応する生成規則を示す局情報とを含み、生成手段が、機器情報及び局情報に基づいてコンテンツデータを生成することが好ましい。
この場合、配信機器に対応した機器情報に基づいてコンテンツデータが生成される。そのため、配信機器毎に最適なコンテンツデータを生成できる。
この場合、配信局又は配信系列に対応する局情報に基づいてコンテンツデータが生成される。そのため、配信局又は配信系列毎に最適なコンテンツデータを生成できる。
本発明のコンテンツ制作システムでは、規則情報が、部品情報で示されるコンテンツ部品を、放送波による配信方式、及び放送波とは異なる配信方式のうちどちらか一方の配信方式により配信することを示す配信方式情報を更に含み、生成手段が、配信方式情報に基づいて、放送波とは異なる配信方式により配信するコンテンツ部品を含むコンテンツデータを生成することが好ましい。
この場合、二種類の配信方式のうちどちらか一方の配信方式を示す配信方式情報に基づいて、放送波とは異なる配信方式により配信するコンテンツ部品を含むコンテンツデータが生成される。そのため、配信方式毎に最適なコンテンツデータを生成できる。
本発明のコンテンツ制作システムでは、生成手段が、編集受付手段により受け付けられた部品情報の情報量に基づいて、該部品情報で示されるコンテンツ部品を放送波により配信した場合の配信時間を算出し、算出された配信時間に基づいて該部品情報に対応する配信方式情報を決定することが好ましい。
この場合、編集された部品情報の情報量に基づいてコンテンツ部品の配信時間が算出され、算出された配信時間に基づいて配信方式情報が動的に決定される。そのため、データ放送用コンテンツの配信効率を向上させることが可能になる。
本発明のコンテンツ制作システムでは、出力手段が、生成手段により生成されたコンテンツデータを表示装置に表示することが好ましい。
この場合、生成されたコンテンツデータが表示装置に表示される。そのため、ユーザは制作したデータ放送用コンテンツを表示装置を介して視聴できる。
このようなコンテンツ制作システム及びコンテンツ制作方法によれば、部品データベースに予め記憶されている部品情報に基づいてコンテンツデータが生成されるので、データ放送用コンテンツを簡易に制作できる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
まず、図1〜図6を用いて実施形態に係るコンテンツ制作システム1を説明する。図1はコンテンツ制作システム1の機能構成を示す図である。図2はテンプレート(テンプレート情報)の概念を示す図である。図3は構成編集画面の例を示す図である。図4はページ編集画面の例を示す図である。図5はスケルトンデータの例を示す図である。図6は、スケルトンデータの参照の例を示す図である。
コンテンツ制作システム1は、データ放送用コンテンツの制作を支援するコンピュータシステムである。コンテンツ制作システム1は、機能的構成要素として、データベース10、受付部12、生成部14、出力部16及び表示装置18を備えている。
データベース10は、各種データ・情報を記憶する記憶装置である。データベース10は、部品データベース10a、規則データベース10b及びコンテンツデータベース10cを備えている。
部品データベース10aは、放送波により配信されるデータ放送用コンテンツを構成するテンプレート(コンテンツ部品)を示すテンプレート情報(部品情報)を記憶する。
テンプレートはデータ放送用コンテンツを構成するページの雛形部品である。このテンプレートにより、機能的に完結した一ページ分のコンテンツが生成される。テンプレートはテンプレート情報によって定義される。図2に示すように、テンプレート情報は、一つのテンプレート定義情報と、一以上のスケルトン情報、スケルトン定義情報及びテンプレート付属情報とで構成される。一つのスケルトン定義情報(スケルトン定義ファイル)は、一つのスケルトン情報(スケルトンファイル)に関連付けられる。なお、テンプレート情報を構成する各情報はファイルの形式で記憶される。
テンプレート定義情報は、テンプレート自身に関する全体的な情報であり、テンプレート定義ファイルとして記憶される。テンプレート定義情報は、具体的には、テンプレートの説明(名称など)、テンプレートのカテゴリ・属性、連動/非連動区分、放送/通信区分、制約条件、依存関係及び推奨関係を示す。
テンプレートのカテゴリ・属性とは、テレビ番組の種別又はテンプレートの機能を示す情報である。例えば、「ドラマ用」や「野球放送用」といったテレビ番組の種別や、「メニューページ」や「詳細説明ページ」といったテンプレートの機能がテンプレート定義情報としてテンプレート定義ファイルに記憶される。
連動/非連動区分は、同時に配信されるテレビ番組の内容との一致度を示す情報である。例えば、ドラマ番組と同時に配信され、その番組の登場人物などを紹介するページについては、連動/非連動区分が「連動」に設定される。一方、ドラマ番組と同時に配信されるが、ニュースや天気予報などのようにそのドラマ番組との関連性が低いページについては、連動/非連動区分が「非連動」に設定される。
放送/通信区分は、コンテンツデータを、狭義のデータ放送、及びデータ通信のうちどちらか一方の配信方式により配信することを示す配信方式情報である。放送/通信区分は規則情報の一種である。
制約条件は、ページが配置される際の特別な条件を示す情報である。例えば、開始ページを示すテンプレート情報に含まれるテンプレート定義情報は、データ放送用コンテンツの先頭ページとして配置されることを示す制約条件を含む。
依存関係は、データ放送用コンテンツを構成する別のテンプレートへの参照を示す情報である。例えば、複数のテンプレートが共用するスタイルシートやスクリプトなどを含むテンプレートへの参照が依存関係として設定される。依存関係があるテンプレート同士は、コンテンツデータを生成する際に必ず関連付けられる。
推奨関係は、依存関係と同様に、データ放送用コンテンツを構成する別のテンプレートへの参照を示す情報である。もっとも、依存関係の場合とは異なり、コンテンツデータ生成時に、推奨関係があるテンプレート同士を関連付けるか否かは、ユーザが任意に決定できる。
スケルトン情報は、ページを構成する部品(以下「ページ部品」という)に関する情報であり、スケルトンファイルとして記憶される。スケルトン情報は、BMLドキュメント、画像、スタイルシート又はスクリプトを用いてスケルトンファイルに記述される。スケルトン情報がBMLドキュメント、スタイルシート、及びスクリプトのように文字列で記載される場合には、コンテンツ制作システム1のユーザ(以下では単に「ユーザ」という)により書換え可能な部分(編集項目)が特別なタグを用いて穴埋め式のように記述されている。このタグには一つのテンプレート内で固有の識別子(ID)が付けられており、後述するスケルトン定義ファイルに記述されている編集項目情報と関連付けられる。また、スケルトン情報のうちコンテンツデータ生成時に各種規則情報によって書き換えられる部分にも特別なタグが記述されている。
スケルトン定義情報は、スケルトン情報(スケルトンファイル)に対して実行可能な処理の内容を示す設定情報であり、スケルトン定義ファイルとして記憶される。言い換えれば、スケルトン定義情報はスケルトン情報の編集項目に関する編集項目情報の集合である。スケルトン定義情報は、スケルトン情報と同様に、BMLドキュメント、画像、スタイルシート及びスクリプトを用いてスケルトン定義ファイルに記述される。例えば、スケルトン情報の穴埋め部分に埋め込む文字の最大文字数や文字種別、埋め込む画像ファイルの形式や縦横サイズの情報、あるいは埋め込むバイナリデータの書式設定が、編集項目情報に関連付けられて記述されている。また、スケルトン定義情報は、スケルトン情報内の編集項目情報の親子関係や相互関係を定義した情報を含むこともできる、例えば、編集項目情報「テキスト」と編集項目情報「文字色」との相関関係や、編集項目情報「テキスト」と編集項目情報「リンク先」の相関関係を定義できる。これにより、関連する編集項目を集約することが可能になり、ひいてはコンテンツ制作システム1の利便性を向上させることができる。
テンプレート付属情報は、テンプレートの選択やテンプレートの編集が行われる際に用いられる補助的な情報であり、テンプレート付属ファイルとして記憶される。テンプレート定義情報は、コンテンツ制作時にのみ用いられ、後述するコンテンツデータには含まれない。例えば、テンプレートが選択された際に画面に表示されるサンプル画像などがテンプレート付属情報としてテンプレート付属ファイルに含まれる。
なお、テンプレート定義ファイル、スケルトンファイル、スケルトン定義ファイル及びテンプレート付属ファイルは、テンプレート情報単位に設けられたディレクトリに記憶されている。
規則データベース10bは、コンテンツデータを配信する配信機器に対応する生成規則を示す機器情報と、コンテンツデータを配信する配信局に対応する生成規則を示す局情報とを記憶する記憶装置である。
機器情報は、配信機器に対応したBCML(Broadcast Contents Markup Language)ファイルの雛形を示す規則情報である。なおBCMLファイルとは、配信機器がデータ放送用コンテンツ(BMLコンテンツ)を管理するために用いる定義ファイルである。また、機器情報には、配信機器に固有の制御を実行させるために用いられる拡張タグに関する情報も含まれている。言い換えれば、機器情報は配信機器の仕様を反映した情報である。
局情報は、配信局又は配信系列で定められた固有の配信規則(例えばコンテンツデータの配置や分類に関する規則や、コンテンツデータの命名規則など)を示す規則情報である。また局情報には、配信局又は配信系列固有の処理を実行させるために用いられる拡張タグに関する情報も含まれている。
なお、これら機器情報及び局情報は、出力定義ファイルとして規則データベース10bに記憶されている。
コンテンツデータベース10cは、後述する出力部16から入力されたコンテンツデータを記憶する記憶媒体である。コンテンツデータベース10cに記憶されたコンテンツデータは、コンテンツ制作システム1、あるいは図示しない他のシステム(例えば配信システム)により読み出され利用される。
受付部12は、ユーザが各種情報を入力するための編集画面(インタフェース)表示装置18などに表示し(編集画面を提供し)、その編集画面や図示しない入力装置を介して入力された各種情報を受け付ける受付手段である。特に受付部12は、テンプレート情報を特定する情報の入力を受け付け、該入力に基づいて部品データベース10aに記憶されているテンプレート情報を取得する部品取得手段、取得されたテンプレート情報を編集するための編集画面をユーザに提供し、その編集画面を介して編集されたテンプレート情報を受け付ける編集受付手段、及び取得された二個のテンプレート情報同士の関連付けを示すリンク情報の入力を受け付けるリンク受付手段として機能する。受付部12は、受け付けた各種情報を生成部14に出力する。
まず、受付部12が提供する編集画面について説明する。受付部12は、図3に示すような構成編集画面30と図4に示すようなページ編集画面32という、二種類の編集画面をユーザに提供する。提供者はこれら二種類の画面を任意に切り替えながらコンテンツ制作を行うことが可能である。ユーザが構成編集画面30に切り替えた場合、受付部12は構成編集モードという状態に遷移する。これに対しユーザがページ編集画面32に切り替えた場合、受付部12はページ編集モードという状態に遷移する。
構成編集画面30は、データ放送用コンテンツの全体構成を編集するための画面である。この構成編集画面30は、ユーザが入力したテンプレート情報及びリンク情報を図形で表示するキャンバス部30aと、ユーザが入力可能なテンプレートを表示するパレット部30bと、ユーザがパレット部30bで選択したテンプレート情報に対応するテンプレート画像を表示する画像表示部30cを備えている。
ページ編集画面32は、構成編集画面30を介して入力された各テンプレートの属性値を編集するための画面である。このページ編集画面32は、編集中のテンプレート情報で示されるテンプレート画像を表示する画像表示部32aと、画面切替用ボタンなどで構成されるボタン部32bと、編集項目の一覧を表示する項目表示部32cと、編集項目の属性値を編集するための入力インタフェースを有する編集部32dとを備えている。編集部32dの表示態様は、入力されるデータの種類によって切り替わる。例えば、文字列入力の場合にはテキストボックスが表示され、リンク入力の場合にはリンク元及びリンク先候補の一覧が表示される。また、色指定の場合には色のリスト、RGBコード又はカラーパレットが表示され、画像選択の場合にはファイル選択欄及びプレビュー欄が表示される。
次に、ユーザが編集画面を操作した際に実行される受付部12の機能について説明する。
受付部12が構成編集モードである場合、受付部12はまず、部品データベース10aからすべてのテンプレート定義情報(テンプレート定義ファイル)を読み出し、読み出したテンプレート定義情報を構成編集画面30のパレット部30bに出力する。
その後ユーザがパレット部30bからテンプレートを選択した場合、受付部12は、選択されたテンプレート定義情報に含まれる制約条件、依存関係及び推奨関係に基づいて、そのテンプレート定義情報を取得するか否かを判定する。受付部12がテンプレート定義情報を取得すると判定した場合、そのテンプレート定義情報を含むテンプレート情報に基づいてコンテンツデータが生成されることになる。
例えば、データ放送用コンテンツに一つのみ含ませることが可能であることを示す制約条件を有するテンプレート定義情報が選択された場合、受付部12はそのテンプレート定義情報で示されるテンプレートを既に受け付けているか否かを判定する。そして、未だそのテンプレートを受け付けていないと判定された場合、受付部12は選択されたテンプレート定義情報を受け付けるとともに、そのテンプレート定義情報を図形としてキャンバス部30aに表示する。
これとは別に、依存関係を有するテンプレート定義情報が選択された場合、受付部12はそのテンプレート定義情報と受け付けると共に、その依存関係で示される別のテンプレート定義情報を受け付ける。これにより、依存関係で関連付けられる複数のテンプレート定義情報が同時に受け付けられる。このとき受付部12は、受け付けたテンプレート定義情報を図形としてキャンバス部30aに表示する。
更に、推奨関係を有するテンプレート定義情報が選択された場合、受付部12はそのテンプレート定義情報を受け付けると共に、受け付けたテンプレート定義情報を図形としてキャンバス部30aに表示する。続いて受付部12は、その推奨関係で示される別のテンプレート定義情報を読み出し、そのテンプレート定義情報を追加するか否かをユーザに選択させるための選択画面(図示せず)を表示する。その後、受付部12は、ユーザの入力に基づいて別のテンプレート定義情報の受付又は破棄を行う。
また受付部12は、ユーザから入力されたリンク設定の指示に基づいてリンク情報を受け付ける。リンク情報は、受け付けられた二個のテンプレート情報同士の関連付けを示す情報であり、スケルトン情報及びスケルトン定義情報に含まれる情報の一つである。そのため、リンク設定の指示が入力された場合、受付部12は関連付ける二個のテンプレート情報に対応するスケルトン情報及びスケルトン定義情報を読み出し、リンク情報として機能する編集項目情報と、相手先のテンプレート情報を示す属性値とを対応付ける。
なお、キャンバス部30aに図形として表示されたテンプレート定義情報のうち一のテンプレート定義情報が選択された場合、受付部12はそのテンプレート定義情報に対応するテンプレート付加情報を読み出し、そのテンプレート付加情報に基づいてテンプレート画像Iをキャンバス部30aに表示する。また、構成編集モードにおいて、受付部12は、ユーザからの印刷指示を受け付けてキャンバス部30aに表示されている画像を印刷することが可能である。これによりユーザは、印刷物を設計資料として利用できる。ユーザがページ編集画面に切り替えた場合、受付部12はページ編集モードに切り替わる。
受付部12がページ編集モードである場合、受付部12はまず編集対象のテンプレートを示すテンプレート定義情報に基づいて、そのテンプレート定義情報に対応するスケルトン定義ファイルを読み出す。続いて受付部12は、取得したテンプレート定義情報及びスケルトン定義情報に基づいて編集項目の一覧を作成し、ページ編集画面32に表示する。
その後ユーザが一の編集項目を選択した場合、受付部12は選択された編集項目の項目IDと一致又は類似する項目IDで示される編集項目情報を、既に受け付けた別のスケルトン定義情報から検索する。続いて、そのような編集項目情報が存在した場合、受付部12は、検索した編集項目情報の属性値を近似値として表示する。ここでユーザが表示された属性値を選択した場合、受付部12は選択された編集項目情報と検索された編集項目情報との参照関係を設定するとともに、選択された属性値を受け付ける。これにより、参照関係で関連付けられた編集項目情報により属性値が共有される。これに対し、ユーザが表示された属性値を選択しなかった場合、受付部12はユーザにより入力された属性値を受け付ける。
続いて受付部12は、属性値が有効か否か(例えば文字数が最大文字数以内か否か)を判定する。そして、属性値が有効であると判定された場合、受付部12はその属性値をスケルトンデータとして記憶するとともに、そのスケルトンデータとテンプレート情報とを対応付ける。
スケルトンデータとは、スケルトンファイル及びスケルトン定義ファイルに記述された編集項目情報(タグ)に対応する属性値の集合であり、スケルトンデータファイルとして記憶される。例えば、図5に示すスケルトンデータファイルAには、編集項目情報「drama.title」に対応する属性値「タイトルA」と、編集項目情報「drama.story」に対応する属性値「ストーリーA」が含まれている。受付部12は、図5に示すスケルトンデータ(スケルトンデータファイルA)と、テンプレート情報A(スケルトンファイルA及びスケルトン定義ファイルAを含むテンプレート情報)とを対応付ける。
なお、複数のスケルトンデータの間で属性値が共有される場合には、図6に示すように一のスケルトンデータファイルから他のスケルトンデータファイルへの参照が設定される。図6において、スケルトンデータファイルB内の編集項目情報「drama.title」は、スケルトンデータファイルA内の編集項目情報「drama.title」と対応する属性値「タイトルA」を参照している。その結果、スケルトンデータファイルB内の編集項目情報「drama.title」の属性値も「タイトルA」に設定される。
続いて受付部12は、受け付けた属性値を反映したテンプレート情報をプレビュー画像として画像表示部32aに出力する。
生成部14は、受付部12により受け付けられたテンプレート情報及びリンク情報に基づいて、データ放送用コンテンツを示すコンテンツデータを生成する生成手段である。
生成部14はまず、所定の生成規則を示す規則情報を取得する。具体的には、生成部は、規則データベース10bから、コンテンツデータを配信する配信機器に対応する生成規則を示す機器情報と、コンテンツデータを配信する配信局に対応する生成規則を示す局情報とを取得する。機器情報及び局情報の取得は、利用者が受付部12又は他の入力手段(図示せず)を介して入力した指示に基づいて行われる。
続いて生成部14は、受付部12から入力されたスケルトンデータを取得する。このスケルトンデータは、テンプレート情報と対応付けられた状態で受付部12から入力されるものである。
続いて生成部14は、受付部12から入力されたテンプレート情報及びリンク情報に基づいて、データ放送用コンテンツの全体構造を算出すると共に、各テンプレート(各ページ)に含まれるページ部品を抽出する。続いて生成部14は、テンプレート定義情報に含まれている各種情報(連動/非連動区分、放送/通信区分など)を取得する。
続いて生成部14は、取得した機器情報、局情報、テンプレート情報及びリンク情報に基づいてテンプレートを分類し、テンプレートの配置場所及び保存ファイル名を決定する(配置処理)。
続いて生成部14は、テンプレート情報に対応付けられているスケルトンデータと、決定された配置場所及び保存ファイル名とに基づいて、テンプレート情報に含まれるスケルトン情報を更新する。具体的には、生成部14はスケルトン情報内に存在する特別なタグに基づいて、そのスケルトン情報内の書換え部分を、スケルトンデータに含まれている属性値、又は決定された配置場所・保存ファイル名に置換する(置換処理)。
続いて生成部14は、更新後のスケルトン情報を含むテンプレート情報に対して最適化処理を行う。具体的には、生成部は不要な重複ファイルを削除することで、コンテンツデータ全体の最適化を図る。これにより冗長なデータが排除されるので、コンテンツデータのデータサイズが縮小される。その結果、コンテンツデータをより短時間に配信できると共に、配信網(例えば放送網や移動体通信網)の負荷を低減できる。続いて、生成部14は、最終的なコンテンツデータをBCMLファイルの形式で生成し、生成したコンテンツデータを出力部16に出力する。
このとき、生成部14は、放送/通信区分に基づいてコンテンツデータを生成する。例えば生成部14は、放送/通信区分が「狭義のデータ放送」であるテンプレート定義情報に対応するテンプレートのコンテンツデータと、放送/通信区分が「データ通信」であるテンプレート定義情報に対応するテンプレートのコンテンツデータとを生成する。これは、生成部14が、データ通信により配信するページを含むコンテンツデータを生成することを意味する。その一方で、生成部14が、狭義のデータ放送により配信するページのみで構成されるコンテンツデータを生成する場合もある。
出力部16は、生成部14により生成されたコンテンツデータを出力する出力手段である。具体的には、出力部16は生成されたコンテンツデータを表示装置18に出力することが可能であると共に、そのコンテンツデータをコンテンツデータベース10cに出力できる。
表示装置18は、出力部16から入力されたコンテンツデータを処理して表示する機器である。ユーザは、この表示装置18を介して、データ放送用コンテンツの動作を確認できる。
次に、図7〜10を用いて、図1に示すコンテンツ制作システム1の処理を説明するとともに本実施形態に係るコンテンツ制作方法について説明する。図7はコンテンツ制作システム1の処理を示すフローチャートである。図8及び9は、図7における各種情報の受付処理の詳細を示すフローチャートであり、図8は構成編集モードにおける受付部12の処理を示すもの、図9はページ編集モードにおける受付部12の処理を示すものである。図10は、図7に示すコンテンツデータ生成処理の詳細を示すフローチャートである。
コンテンツ制作システム1では、部品データベース10aがテンプレート情報を予め記憶し、規則データベース10bが機器情報及び局情報を予め記憶している。
図7に示すように、ユーザがコンテンツ制作システム1を用いてコンテンツ制作を行う場合には、まず受付部12が構成編集画面30及びページ編集画面32をユーザに提供し、ユーザがこれら二つの画面を介して入力指示したテンプレート情報及びリンク情報を受け付ける(ステップS10、部品取得ステップ、編集受付ステップ及びリンク受付ステップ)。続いて、ユーザが入力装置(図示せず)を介してコンテンツデータ生成の指示を行うと、生成部14が、受け付けられたテンプレート情報及びリンク情報に基づいてコンテンツデータを生成する(ステップS20、生成ステップ)。そして出力部16が生成されたコンテンツデータを表示装置(図示せず)又はコンテンツデータベース10cに出力する(ステップS30、出力ステップ)。
図8に示すように、構成編集モードでは、まず受付部12が部品データベース10aからテンプレート定義情報を読み出し(ステップS100)、読み出したテンプレート定義情報に基づいてテンプレート一覧を作成し構成編集画面30のパレット部30bに表示する(ステップS102)。
続いてユーザがテンプレートを選択すると(ステップS104)、受付部12が、選択されたテンプレートに対応するテンプレート定義情報に制約条件が存在するか否かを判定する(ステップS106)。ここで制約条件が存在すれば(ステップS106;YES)、受付部12はその制約条件に基づいてテンプレート受付の可否の判定などを実行する(ステップS108)。
続いて受付部12は、テンプレート定義情報に依存関係が存在するか否かを判定する(ステップS110)。ここで依存関係が存在すれば(ステップS110;YES)、受付部12は、読み出したテンプレート定義情報と依存関係にあるテンプレート定義情報を読み出すことで、そのテンプレート定義情報を含む別のテンプレート情報を受け付ける(ステップS112)。
続いて受付部12は、テンプレート定義情報に推奨関係が存在するか否かを判定する(ステップS114)。ここで推奨関係が存在すれば(ステップS114;YES)、受付部12は、読み出したテンプレート定義情報と推奨関係にあるテンプレート定義情報を読み出す。そして受付部12は、そのテンプレート定義情報を含む別のテンプレート情報と、ユーザに該別のテンプレート情報を選択させるための選択肢とを提供する(ステップS116)。
以上の処理により部品データベース10aに記憶されているテンプレート情報が受け付けられる(部品取得ステップ)。
その後、ユーザがリンク情報を入力するなどして、選択したテンプレート情報を編集すると、受付部12がその編集を受け付けるとともに、リンク情報の入力を受け付ける(ステップS118、編集受付ステップ及びリンク受付ステップ)。更にその後、ユーザが構成編集画面30を介してテンプレートを追加した場合には(ステップS120;YES)、上記ステップS106〜S118の処理が繰り返される。
図9に示すように、ページ編集モードでは、まず受付部12が編集対象のテンプレート定義情報を取得し(ステップS130)、取得したテンプレート定義情報に対応するスケルトン定義情報を部品データベース10aからすべて読み出す(ステップS132)。続いて受付部12が、読み出したスケルトン定義情報に基づいて編集項目の一覧をページ編集画面32に表示する(ステップS134)。
続いてユーザ編集項目を選択すると(ステップS136)、受付部12が選択された編集項目に対応する編集項目(編集項目情報)が存在するか否かを判定する(ステップS138)。ここでそのような編集項目が存在する場合には(ステップS138;YES)、受付部12が、対応する編集項目に関連付けられている属性値を表示する。そして、ユーザがその属性値を利用するための操作を行った場合には(ステップS140;YES)、受付部12がその属性値を受け付ける(ステップS146、編集受付ステップ)。このとき、受け付けた属性値は編集項目情報と対応付けられる。
一方、対応する編集項目が存在しない場合(ステップS138;NO)、又はユーザが表示された属性値を利用しないための操作を行った場合には(ステップS140;NO)、受付部12は編集部32dを提供する(ステップS142)。その後、ユーザが属性値を入力すると(ステップS144)、受付部12は入力された属性値を受け付ける(ステップS146、編集受付ステップ)。この場合も、受け付けた属性値は編集項目情報と対応付けられる。
その後、ユーザがページ編集画面を介して別の編集項目を編集する場合には(ステップS148;YES)、上記ステップS138〜S146の処理が繰り返される。
次に、コンテンツデータ生成処理について説明する。図10に示すように、生成部14はまず機器情報及び局情報を規則データベース10bから読み出す(ステップS200)、続いて生成部14は、スケルトンデータを取得すると共に(ステップS202)、テンプレート定義情報を取得する(ステップS204)。続いて生成部14は、取得したテンプレート定義情報に基づいて配置処理を行い(ステップS206)、その後置換処理を行う(ステップS208)。最後に生成部14は、最適化処理を行った上で(ステップS210)コンテンツデータを生成する(ステップS212)。以上の処理によりコンテンツデータが生成される(生成ステップ)。
以上説明したように、本実施形態によれば、ユーザはテンプレートを最初から制作する必要は無く、予め用意されているテンプレート情報を編集すると共にそのテンプレート情報同士を関連付けるだけでコンテンツデータを生成できる。すなわち、ユーザはデータ放送用コンテンツを簡易に生成できる。言い換えれば、特別に高度なプログラミング技術を持たないユーザでも、データ放送用コンテンツ制作時の制約を意識することなくコンテンツ制作できる。そのため、データ放送用コンテンツの開発効率が向上と、製作コストの低減とが期待できる。また、テンプレートが予め用意されているので、テンプレートを最初から制作する場合と比較してBMLドキュメントの記述ミスなどのおそれが大幅に低減される。その結果、動作保証されたデータ放送用コンテンツを提供できる。なお、このような効果は、コンテンツ制作時だけでなく、データ放送用コンテンツのメンテナンス、すなわち運用時においても期待できる。
また本実施形態によれば、配信機器毎に最適なコンテンツデータ、言い換えれば配信機器の仕様が反映されたコンテンツデータを生成できる。
また本実施形態によれば、配信局又は配信系列毎に最適なコンテンツデータ、言い換えれば配信局または配信系列の配信規則が反映されたコンテンツデータを生成できる。
また本実施形態によれば、配信方式毎に最適なコンテンツデータを生成できる。狭義のデータ放送は同報性に優れるが、データ放送用コンテンツを配信するための帯域が十分ではないため配信データ量を抑制する必要がある。これに対してデータ通信は、同報性は無いが双方向通信という特徴を活用でき、通信料金は発生するものの大量のデータを伝送できる。コンテンツ制作システム1においては、放送/通信区分に基づいてコンテンツデータが生成されるので、データ放送用コンテンツを構成する各ページを最適な配信方式で配信できる。
また本実施形態によれば、ユーザは制作したデータ放送用コンテンツを表示装置18を介して視聴できる。すなわちユーザは、特殊な配信機器及び受信機器を用意することなく、制作したコンテンツを試写し確認できる。
また本実施形態によれば、ユーザはテンプレート情報に対して属性値のみを編集すれば足りる。そのため、ユーザはデータ放送用コンテンツをより簡易に生成できる。
また本実施形態によれば、ユーザが編集した属性値が、予め部品データベースに格納されているテンプレート情報とは別にスケルトンデータとして受け付けられる。そのため、属性値の設定の際にテンプレート情報は何の影響も受けない。また、図11に示すように、スケルトンデータファイルAに関連付けられるテンプレート情報を、テンプレート情報Aからテンプレート情報Bに差し替えることも可能になる。これにより、データ放送用コンテンツをより効率的に制作できる。
以上、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で以下のような様々な変形が可能である。
上記実施形態では、放送/通信区分がテンプレート定義情報に予め記述されていたが、コンテンツデータ生成時に、生成部14が動的に放送/通信区分を決定してもよい。
具体的には、生成部14が、受付部12から入力されたテンプレート情報およびそのテンプレート情報に対応するスケルトンデータのデータ量(部品情報の情報量)に基づいて、そのテンプレート情報で示されるコンテンツ部品を放送波により配信した場合の配信時間を算出する。続いて生成部14が、算出された配信時間に基づいてそのテンプレート情報に対応する放送/通信区分を決定する。例えば、生成部14は、配信時間が所定の閾値未満の場合には放送/通信区分を「狭義のデータ放送」に決定し、配信時間がその閾値以上の場合にはその区分を「データ通信」と決定する。これにより、配信されるコンテンツデータのデータ量に応じて放送/通信区分が決定されるので、データ放送用コンテンツの配信効率を向上させることが可能になる。
コンテンツ制作システムの機能構成を示す図である。 テンプレート(テンプレート情報)の概念を示す図である。 構成編集画面の例を示す図である。 ページ編集画面の例を示す図である。 スケルトンデータの例を示す図である。 スケルトンデータの参照の例を示す図である。 コンテンツ制作システムの処理を示すフローチャートである。 構成編集モードにおける受付部の処理を示すフローチャートである。 ページ編集モードにおける受付部の処理を示すフローチャートである。 コンテンツデータ生成処理の詳細を示すフローチャートである。 テンプレート情報の差し替えの例を示す図である。 データ放送コンテンツの表示例を示す図である。
符号の説明
1…コンテンツ制作システム、10…データベース、10a…部品データベース、10b…規則データベース、10c…コンテンツデータベース、12…受付部(部品取得手段、編集受付手段、リンク受付手段)、14…生成部(生成手段)、16…出力部(出力手段)、18…表示装置。

Claims (7)

  1. 放送波により配信されるデータ放送用コンテンツを構成するコンテンツ部品を示す部品情報を記憶する部品データベースと、
    前記部品情報を特定する情報の入力を受け付け、該入力に基づいて前記部品データベースに記憶されている部品情報を取得する部品取得手段と、
    前記部品取得手段により取得された部品情報を編集するためのインタフェースをユーザに提供し、該インタフェースを介して編集された部品情報を受け付ける編集受付手段と、
    前記部品取得手段により取得された二個の部品情報同士の関連付けを示すリンク情報の入力を受け付けるリンク受付手段と、
    前記編集受付手段により受け付けられた部品情報と、前記リンク受付手段により受け付けられたリンク情報とに基づいて、前記データ放送用コンテンツを示すコンテンツデータを生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成されたコンテンツデータを出力する出力手段と、
    を備え
    前記部品情報が、前記コンテンツ部品の書換え可能な部分を示すスケルトン情報と、該書換え可能な部分に関する編集項目情報の集合であるスケルトン定義情報とから成る組を含み、
    前記編集受付手段が、前記部品取得手段により取得された部品情報のスケルトン定義情報で示される編集項目情報に対応する属性値を編集するためのインタフェースをユーザに提供し、該インタフェースを介して受け付けた前記属性値と前記部品取得手段により取得された部品情報とを対応付けることで、前記編集された部品情報を受け付け、
    前記生成手段が、前記部品取得手段により取得された部品情報のスケルトン情報で示される書換え部分を対応する前記属性値に置換することで前記コンテンツデータを生成する、
    コンテンツ制作システム。
  2. 前記生成手段が、更に、所定の生成規則を示す規則情報に基づいて、前記コンテンツデータを生成する、
    請求項1に記載のコンテンツ制作システム。
  3. 前記規則情報が、前記コンテンツデータを配信する配信機器に対応する生成規則を示す機器情報と、前記コンテンツデータを配信する配信局又は配信系列に対応する生成規則を示す局情報とを含み
    前記生成手段が、前記機器情報及び前記局情報に基づいて前記コンテンツデータを生成する、
    請求項2に記載のコンテンツ制作システム。
  4. 前記規則情報が、前記部品情報で示されるコンテンツ部品を、前記放送波による配信方式、及び前記放送波とは異なる配信方式のうちどちらか一方の配信方式により配信することを示す配信方式情報をさらに含み
    前記生成手段が、前記配信方式情報に基づいて、前記放送波とは異なる配信方式により配信するコンテンツ部品を含むコンテンツデータを生成する、
    請求項2又は3に記載のコンテンツ制作システム。
  5. 前記生成手段が、前記編集受付手段により受け付けられた部品情報の情報量に基づいて、該部品情報で示されるコンテンツ部品を前記放送波により配信した場合の配信時間を算出し、算出された配信時間に基づいて該部品情報に対応する前記配信方式情報を決定する、
    請求項4に記載のコンテンツ制作システム。
  6. 前記出力手段が、前記生成手段により生成されたコンテンツデータを表示装置に表示する、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載のコンテンツ制作システム。
  7. 放送波により配信されるデータ放送用コンテンツを構成するコンテンツ部品を示す部品情報を記憶する部品データベースを備えるコンテンツ制作システム、におけるコンテンツ制作方法であって、
    前記部品情報を特定する情報の入力を受け付け、該入力に基づいて前記部品データベースに記憶されている部品情報を取得する部品取得ステップと、
    前記部品取得ステップにおいて取得された部品情報を編集するためのインタフェースをユーザに提供し、該インタフェースを介して編集された部品情報を受け付ける編集受付ステップと、
    前記部品取得ステップにおいて取得された二個の部品情報同士の関連付けを示すリンク情報の入力を受け付けるリンク受付ステップと、
    前記編集受付ステップにおいて受け付けられた部品情報と、前記リンク受付ステップにおいて受け付けられたリンク情報とに基づいて、前記データ放送用コンテンツを示すコンテンツデータを生成する生成ステップと、
    前記生成ステップにおいて生成されたコンテンツデータを出力する出力ステップと、
    含み、
    前記部品情報が、前記コンテンツ部品の書換え可能な部分を示すスケルトン情報と、該書換え可能な部分に関する編集項目情報の集合であるスケルトン定義情報とから成る組を含み、
    前記編集受付ステップでは、前記部品取得ステップにおいて取得された部品情報のスケルトン定義情報で示される編集項目情報に対応する属性値を編集するためのインタフェースをユーザに提供し、該インタフェースを介して受け付けた前記属性値と前記部品取得ステップにおいて取得された部品情報とを対応付けることで、前記編集された部品情報を受け付け、
    前記生成ステップでは、前記部品取得ステップにおいて取得された部品情報のスケルトン情報で示される書換え部分を対応する前記属性値に置換することで前記コンテンツデータを生成する、
    コンテンツ制作方法。
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