JP5126878B2 - 太陽電池の製造方法および太陽電池 - Google Patents

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Description

本発明は太陽電池の製造方法および太陽電池に関し、特に、インターコネクタによって接続される太陽電池の製造方法と、そのような製造方法によって製造される太陽電池とに関するものである。
太陽光エネルギを直接電気エネルギに変換する太陽電池は、近年、特に地球環境問題の観点から、次世代のエネルギ源としてその期待が急激に高まっている。太陽電池としては、化合物半導体材料を用いたものや有機材料を用いたものなど様々な種類があるが、現在、シリコン結晶を用いたものが主流となっている。
そのシリコン結晶を用いた従来の太陽電池における太陽電池基板(セル)の一例について説明する。図41および図42に示すように、まず、P型のシリコン基板123の受光面にはN+層126が形成されている。N+層126とP型のシリコン基板123とによりpn接合が形成されることになる。また、P型のシリコン基板123の受光面上には、反射防止膜127と表面電極131とがそれぞれ形成されている。
受光面側の表面電極131として、バスバー電極131aとフィンガー電極131bが形成されている。バスバー電極131aはP型のシリコン基板123を横切るように互いに間隔を隔てて2本形成されている。フィンガー電極131bはそのバスバー電極131aよりも幅が狭く、バスバー電極131aが延在する方向とほぼ直交する方向にバスバー電極131aから延在するように形成されている。
一方、P型のシリコン基板123の受光面と反対側の裏面にはP+層129が形成されている。さらに、そのシリコン基板10の裏面上には、アルミニウム電極128および裏面電極130がそれぞれ形成されている。なお、シリコン結晶を用いた太陽電池では、P型のシリコン基板の結晶構造の違いによって、主に単結晶太陽電池と多結晶太陽電池とがある。
図43に示すように、太陽電池120としては、このようなpn接合が形成された太陽電池基板132を、所定のインターコネクタ(接続部材)133によって互いに直列に接続させた太陽電池ストリング135として、市場で販売されたり、実際に使用等されることになる。なお、従来のシリコン結晶を用いた太陽電池を開示した文献として特許文献1がある。
特開2003−133568号公報
しかしながら、従来の太陽電池では次のような問題点があった。まず、図44に示すように、太陽電池ストリングでは、インターコネクタ133の一端側は一の太陽電池基板132のバスバー電極131a(図41参照)にはんだ付けされ、他端側は隣接する他の太陽電池基板(図示せず)の裏面電極130(図42参照)にはんだ付けされる。このとき、シリコン基板123とインターコネクタ133との熱膨張係数の差やバスバー電極131aの収縮応力等との関係で、バスバー電極131a直下のシリコン基板の領域にクラックが生じるという問題があった。このことについて説明する。
太陽光発電システムが急速に普及するにつれて、太陽電池の製造コストの低減は必要不可欠とされる。太陽電池の製造コストの低減において、半導体基板であるシリコン基板の大型化および薄型化は非常に有効な手段である。ところが、シリコン基板の大型化および薄型化に伴って、太陽電池ストリングを形成する際に、シリコン基板とインターコネクタとの熱膨張係数の差に起因してシリコン基板が反り易くなる。
つまり、シリコンの熱膨張係数が3.5×10-6/Kであるのに対し、銅の熱膨張係数は17.6×10-6/Kであり、銅の熱膨張係数がシリコンの熱膨張係数よりも約5倍程度高い。そのため、はんだ付けのために加熱状態にあったバスバー電極131aとインターコネクタ133とが室温にまで冷却されると、インターコネクタ133が太陽電池基板132よりも大きく収縮する。そのため、図45に示すように、太陽電池基板132には矢印161に示す向きの反りが発生する。
さらに、そのような熱膨張係数の差に加えて、バスバー電極131a自身の収縮応力がシリコン基板123に応力を与えることになる。バスバー電極131aは、フィンガー電極131bとともに所定の印刷用スクリーンを用いて形成される。図46に示すように、印刷用スクリーン102には、メッシュのスクリーン103に、バスバー電極とフィンガー電極のパターンに基づいて、たとえば乳剤による遮蔽部104が形成されている。
図47に示すように、その印刷用スクリーン102の上に塗布された銀ペースト107をスキージ171によって押し広げることで、遮蔽部104以外の領域に露出したメッシュ3のパターンを通過した銀ペースト107が、バスバー電極およびフィンガー電極となる銀ペーストパターンとして太陽電池基板の受光面に形成(印刷)されることになる。なお、図47では、簡略化のためにフィンガー電極に対応するパターンは省略されている。
このとき、露出したメッシュ103の領域(抜きパターン)の中央付近では、端の部分に比べてスキージ171の圧力を受ける遮蔽部104の領域が少なく、その分スキージ171の圧力が柔らかい銀ペースト107に及ぶことになる。そのため、図48に示すように、露出したメッシュ103の領域を通過した印刷された銀ペーストパターン107aのうち、幅方向の中央付近の銀ペーストパターン107aの厚みが、幅方向の端部の銀ペーストパターン107aの厚みに比べて薄くなる。
印刷用スクリーン102を取り除くと、図49に示すように、バスバー電極131aとなる銀ペーストパターン107aの端部の部分では、銀ペースト自体の有する粘性によって多少だれてすそ野が形成されるものの、銀ペーストパターン107aの幅方向両端部分の厚みT11が、幅方向中央付近の厚みT22よりも厚い形状はほぼ維持されることになる。その後、銀ペースト107aには、所定の温度のもとで焼成処理が施されてバスバー電極131aが形成される。そのバスバー電極131aの厚みは約10μm〜20μm程度とされる。
一方、インターコネクタ133の銅からなるインターコネクタ本体133aの表面(幅方向の面)にコーティングされているはんだ133bの膜厚は約40μmとされ、バスバー電極131aの厚みよりも数倍程度厚い。そのため、図50に示すように、インターコネクタ133がバスバー電極131aにはんだ付けされても、バスバー電極131aはその形状を保持した状態でインターコネクタ133と接続されることになる。
焼成処理が施されたバスバー電極131aでは、バスバー電極131aが延在する方向と交差する方向(幅方向)にバスバー電極131aの中央に向って収縮応力が作用している。しかも、矢印151,152に示すように、厚みが相対的に厚いバスバー電極131aの端部の部分では、厚みが相対的に薄いバスバー電極131aの中央部分に比べて、かなり強い収縮応力が作用することになる。
さらに、上述のように、インターコネクタ133には、太陽電池基板132を凹状に反らそうとする収縮応力が発生する(図44参照)。そのため、図51に示すように、インターコネクタ133が太陽電池基板132を凹状に反らそうとする収縮応力(矢印161)と、バスバー電極131aに幅方向に作用する収縮応力(矢印151,152)とによって、バスバー電極131aの直下のシリコン基板123の領域では、バスバー電極131aの端部の直下に位置するシリコン基板123の部分から内側に向ってマイクロクラック199が生じ、太陽電池として所望の性能を達成することができないおそれがあった。
また、そのような収縮応力によって、太陽電池ストリングを形成したり、太陽電池ストリングを封止する際に太陽電池基板が割れてしまうおそれがあった。さらに、搬送エラーを引き起こす原因となった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、一つの目的は、表面電極の収縮応力を低減してマイクロクラック等の発生が抑制される太陽電池の製造方法を提供することであり、他の目的は、そのような太陽電池の製造方法によって製造される太陽電池を提供することである
本発明に係る太陽電池の製造方法は、受光面に所定の幅を有して延在する表面電極を有する太陽電池の製造方法であって、以下の工程を備えている。受光面を有する太陽電池基板を製造する。表面電極のパターンに基づいて所定のマスクパターンが形成された印刷用スクリーンを受光面に載置する。印刷用スクリーンに粘性を有する導電性材料を塗布する。表面電極における幅方向の端部近傍の部分に対応する印刷用スクリーンの所定の領域を導電性材料が通り抜けるのを阻止する態様で、導電性材料を受光面に印刷することにより、受光面に表面電極となる導電性材料のパターンを形成する。その導電性材料のパターンに所定の焼成処理を施すことにより、表面電極を形成する。所定の幅を有して延在する表面電極に沿って接続部材を接続する。導電性材料のパターンを形成する工程では、印刷用スクリーンを取り外した後に、導電性材料が通り抜けるのを阻止された所定の領域に導電性材料が粘性によって流れ込むことで、幅方向の端部の導電性材料の厚みが、幅方向の中央部の厚みと同じ厚みにされる。
この方法によれば、太陽電池基板の受光面に表面電極を形成する際に、その表面電極における幅方向の端部近傍の部分に対応する印刷用スクリーンの所定の領域を導電性材料が通り抜けるのを阻止する態様で、導電性材料を受光面に印刷することによって、導電性材料のパターンにおける幅方向の端部の厚みがより薄くなり、導電性材料のパターンの幅方向の端部と中央付近とで厚みの差が小さくなる。これにより、導電性材料のパターンに焼成処理が施されて形成される表面電極に作用する収縮応力は、幅方向でほぼ同じ大きさとなる。その結果、表面電極の直下に位置する太陽電池基板の部分にマイクロクラックが発生するのを抑制することができる。
より具体的に、導電性材料のパターンの幅方向の端部と中央付近とで厚みの差を小さくするには、導電性材料のパターンを形成する工程では、導電性材料が印刷用スクリーンを通り抜けるのを延在する方向に沿って阻止されるように導電性材料が印刷されることが好ましい。
また、表面電極の強度を確保するには、導電性材料のパターンを形成する工程では、導電性材料は、印刷用スクリーンを取外した後に導電性材料が導電性材料の粘性によって幅方向に繋がるように印刷されることが好ましい。あるいは、導電性材料が印刷用スクリーンを通り抜けるのを延在する方向に沿って断続的に阻止されるように導電性材料が印刷されるようにしてもよい。
導電性材料が印刷用スクリーンを通り抜けるのを阻止するパターンとしては、矩形状、円形状および楕円状の少なくともいずれかの形状が望ましい。
本発明に係る太陽電池は、請求項1〜6のいずれかに記載の太陽電池の製造方法によって製造される太陽電池である。
この太陽電池によれば、上記のように、表面電極の直下に位置する太陽電池基板の部分にマイクロクラックが発生するのを抑制することができる。
本発明の実施の形態に係る太陽電池とその製造方法の一例について説明する。はじめに、太陽電池の製造方法として、多結晶シリコンを用いた太陽電池の一連の製造方法について説明する。
まず、P型シリコン結晶が坩堝で溶解される。その後、その溶解したP型シリコンを再結晶化することによりシリコンインゴッドが得られる。次に、図1に示すように、得られたシリコンインゴッド21が所定の大きさのシリコンブロック22に切断される。次に、図2に示すように、切断されたシリコンブロック22をワイヤソーでさらに所定の厚みに切断することにより、P型のシリコン基板23が得られる。
次に、図3および図4に示すように、アルカリまたは酸によってシリコン基板23の表面にエッチングを施すことによって、シリコン基板23のスライス時におけるダメージ層24が除去される。このとき、エッチング条件を調整することで、シリコン基板23の表面に微小な凹凸(図示せず)を形成することができる。この凹凸により、シリコン基板23の表面に入射する太陽光の反射が低減されて、太陽電池の変換効率が高められる。
次に、図5および図6に示すように、シリコン基板23の一方の主面(以下、「第1主面」と記す。)上にリンを含む化合物を含有した拡散剤25(ドーパント液)が塗布される。次に、拡散剤25が塗布されたシリコン基板23に、温度約800℃〜950℃、時間約5〜30分程度の熱処理を施して拡散剤25に含まれるリンを拡散させることにより、図7および図8に示すように、シリコン基板23の第1主面にN+層26が形成される。その後、リンを拡散させる際にシリコン基板23の第1主面に形成されるガラス層が所定の酸による処理を施すことによって除去される。なお、N+層26を形成する方法としては、ドーパント液を塗布してリンを拡散させる以外に、たとえばP25やPOCl3などのリンを含んだガスを拡散(気相拡散)させる方法がある。
次に、図9および図10に示すように、たとえば常圧CVD(Chemical Vapor Deposition)法により、N+層26の表面に反射防止膜27として酸化チタン膜が形成される。酸化チタン膜の他に、反射防止膜27として、たとえばプラズマCVD法により窒化シリコン膜を形成してもよい。また、ドーパント液を塗布してリンを拡散する場合には、リンに加えて反射防止膜となる材料も添加させたドーパント液を用いるようにしてもよい。この場合には、N+層26と反射防止膜27とを同時に形成することもできる。なお、反射防止膜27は、後述する表面電極を形成した後に形成するようにしてもよい。
次に、シリコン基板23の他方の主面(以下、「第2主面」という)上に、スクリーン印刷によって、アルミニウム粉末、ガラスフリット、樹脂および有機溶剤からなるアルミニウムペーストの所定のパターンが印刷される。次に、シリコン基板23に焼成処理を施してアルミニウムを溶融させることによりアルミニウムとシリコンとが合金化されて、図11および図12に示すように、その合金化されたアルミニウム−シリコン合金層の直下にP+層29が形成されるとともに、アルミニウム電極28が形成される。
なお、P型のシリコン基板23のドーパント濃度とP+層29のドーパント濃度との濃度差は、P型のシリコン基板23とP+層29との界面に電位差をもたらす。この電位差は電位障壁として、光生成されたキャリアがP型のシリコン基板23の第2主面付近で再結合するのを防止する機能を果たすことになる。キャリアの再結合が防止されることで、太陽電池の短絡電流Isc(short circuit current)および開放電圧Voc(open circuit voltage)の双方が向上する。
次に、シリコン基板23の第2主面上に、スクリーン印刷によって、たとえば、銀粉末、ガラスフリット、樹脂および有機溶剤からなる銀ペーストの所定のパターンが印刷される。次に、シリコン基板23に所定の焼成処理を施すことによって、図13および図14に示すように、銀からなる裏面電極30が形成される。シリコン基板23の第2主面では、アルミニウム電極28がそのほぼ全面にわたって形成され、一方、裏面電極30はその第2主面の一部の領域にだけ形成されることになる。これは、アルミニウム電極28にはんだをコーティングをすることは困難であるため、はんだをコーティングすることが可能な銀からなる裏面電極30が必要となるためである。
次に、シリコン基板23の第1主面上に表面電極が形成される。この表面電極の形成方法については、従来技術との関係で後で詳しく説明することとし、ここでは簡単に説明する。まず、所定の印刷用スクリーンを用いて、たとえば、銀粉末、ガラスフリット、樹脂および有機溶剤からなる銀ペーストの所定のパターンが印刷される。次に、シリコン基板23に所定の焼成処理を施すことによって、図15および図16に示すように、銀ペーストが反射防止膜27を貫通し、シリコン基板23の第1主面と電気的接触する表面電極31としてバスバー電極31aとフィンガー電極31bが形成される。こうして、太陽電池基板32が作製される。
次に、作製された太陽電池基板32がインターコネクタによって直列に接続される。まず、図17に示すように、太陽電池基板32の第1主面に形成されたバスバー電極31a(図15参照)上に、バスバー電極31aに沿ってインターコネクタ33の一端側がはんだにより接続される。次に、図18に示すように、インターコネクタ33の他端側が、隣り合う太陽電池基板32の第2主面に形成された裏面電極にはんだにより接続される。
次に、図19に示すように、一の太陽電池基板32から突出しているインターコネクタ33の一端側と、他の太陽電池基板32から突出しているインターコネクタ33の他端側とが所定の配線材34によって直列に接続される。こうして、インターコネクタ33によって複数の太陽電池基板32が直列に接続された太陽電池ストリング35が作製される。
次に、図20に示すように、太陽電池ストリング35が封止材としての1対のEVA(エチレンビニルアセテート)フィルム37の間に挟み込まれる。さらに、太陽電池ストリング35を挟み込んだEVAフィルム37が、ガラス板36とバックフィルム38との間に挟み込まれる。その後、減圧状態のもとでEVAフィルム37の間に残留する気泡が抜かれる。次に、所定の加熱処理を施してEVAフィルム37を硬化させることにより、太陽電池ストリング35がEVAフィルム37中に封止される。こうして、太陽電池(モジュール)が作製される。
次に、図21に示すように、太陽電池モジュールがアルミニウム枠41内に配置される。次に、ケーブル40を備えた端子ボックス39が太陽電池モジュールに取り付けられる。その後、アルミニウム枠41に配設された太陽電池モジュールにソーラシミュレータを用いて擬似太陽光が照射され、太陽電池の電流−電圧(IV)特性が測定されてIV特性が評価される。評価の結果、所望のIV特性が得られた太陽電池モジュールは、太陽電池20として完成したことになる。
上述した太陽電池の製造方法では、特に、バスバー電極を含む表面電極を形成する工程において、バスバー電極の収縮応力を緩和させるために、所定の印刷用スクリーンを用いてバスバー電極の厚みがより均一になるように形成される。このことについて詳しく説明する。
上述したように、バスバー電極を形成する工程では、バスバー電極31aは表面電極31としてフィンガー電極31bとともに形成される。図22に示すように、バスバー電極31aは、フィンガー電極31bと比べてより広い幅をもって太陽電池基板32の第1主面を一方向に横切るように形成される。一方、フィンガー電極31bは、バスバー電極31aと交差する方向に形成される。そのバスバー電極31aとフィンガー電極31bを形成する印刷用スクリーン2を、図23および図24に示す。
図23および図24に示すように、印刷用スクリーン2には、メッシュのスクリーン3に、たとえば乳剤からなる遮蔽パターンとして第1遮蔽部4と第2遮蔽部5とが形成されている。この乳剤の遮蔽パターンは、銀ペーストがメッシュのスクリーン3を通り抜けるのを阻止するため、銀ペーストは、遮蔽パターンが形成されていない領域に露出するメッシュのスクリーン3の部分を通り抜けることになる。
印刷用スクリーン2のうち、第1遮蔽部4と第1遮蔽部4との間に露出したメッシュのシートの領域S1によってバスバー電極となる銀ペーストパターンが印刷される。また、第1遮蔽部4と第1遮蔽部4との間に露出したメッシュのシートの領域S2によってフィンガー電極となる銀ペーストパターンが印刷される。特に、この印刷用スクリーン2では、領域S1において、メッシュのシート3を遮蔽する第2遮蔽部5が形成されている。第2遮蔽部5は、第1遮蔽部4の端部の近傍に第1遮蔽部4の端部から間隔を隔てられ、所定の幅をもって領域S1が延在する方向(紙面縦方向)に形成されている。
次に、上述した印刷用スクリーン2を用いてバスバー電極を形成する工程について説明する。まず、図25に示すように、印刷用スクリーン2が太陽電池基板32の第1主面における所定の位置に載置される。次に、印刷用スクリーン2の上に銀ペーストが塗布されてスキージよって押し広げられる(図46参照)。銀ペーストを印刷用スクリーンの上から押し広げることで、図26に示すように、第1遮蔽部4と第2遮蔽部5が形成されていない領域に露出したメッシュのスクリーン3の部分を銀ペーストが通り抜けて、銀ペーストパターン7a,7bが形成される。このとき、スキージの圧力により、銀ペーストパターン7aでは、幅方向の中央付近に位置する部分の厚みT2(図27参照)が、幅方向の端部に位置する銀ペーストパターン7bの厚みT1(図27参照)よりも薄くなる。その後、印刷用スクリーン2が取り除かれる。
印刷用スクリーン2が取り除かれた直後では、図27に示すように、銀ペーストパターン7a,7bは、印刷用スクリーン2のパターンに対応した形状を呈している。ところが、銀ペースト自体の有する粘性によって、直ぐに銀ペーストパターン7a,7bがだれくる。そのため、図28に示すように、銀ペーストパターン7a,7bの端部ではすそ野が形成される。特に、銀ペーストパターン7aと銀ペーストパターン7bとの間の隙間K1では、だれて流れ込んだ銀ペーストによって、銀ペーストパターン7aと銀ペーストパターン7bとが繋がることになる。
このような隙間K1に銀ペーストがだれて流れ込むことで、バスバー電極となる銀ペーストパターン7a,7bのうち、バスバー電極の幅方向の端部近傍に対応する領域に位置する銀ペーストパターン7bの厚みは、当初の厚みよりも薄くなって、幅方向中央付近に対応する領域に位置する銀ペーストパターン7aの部分の厚みとほぼ同じ程度の厚みとなる。また、銀ペーストパターン7a,7bにすそ野が形成されることで、太陽電池基板32の表面近傍における幅WAは当初の幅WIよりも多少大きくなる。その後、銀ペーストを所定の温度のもとで焼成することによりバスバー電極31aが形成される。
そして、次に、そのバスバー電極31aにインターコネクタが接続される。図29に示すように、インターコネクタ33は、銅からなるインターコネクタ本体33aの表面にはんだ33bがコーティングされている。インターコネクタ本体33aの厚みC1は約250μm〜300μm程度とされ、はんだの厚みC2は約40μm程度とされる。また、バスバー電極31aの厚みは約10μm〜20μm程度とされる。
インターコネクタ33をバスバー電極31aに接触させた状態で、たとえば温度約200℃程度のもとでコーティングされたはんだ33bが溶融され、その後、冷却される。こうして、図30に示すように、インターコネクタ33の一端側はバスバー電極31aに沿って接続される。一方、インターコネクタ33の他端側は、図31に示すように、隣り合う太陽電池基板32の第2主面に形成された銀から形成された裏面電極30にはんだにより接続される。以上のような工程を経て、図32に示すように、太陽電池ストリング35が形成されることになる。
上述した太陽電池の製造方法では、図23に示すように、バスバー電極31aを含む表面電極31を印刷する印刷用スクリーン2において、バスバー電極31aのパターンに対応した露出したメッシュのスクリーンの領域S1に、銀ペーストの通り抜けを阻止する第2遮蔽部5が形成されている。この第2遮蔽部5は、第1遮蔽部4の端部の近傍に第1遮蔽部4の端部から間隔を隔てられ、所定の幅をもって領域S1が延在する方向に形成されている。すなわち、第2遮蔽部5は、バスバー電極のパターンにおいて、幅方向の端部の近傍に対応する位置に、バスバー電極が延在する方向に沿って形成されている。
これにより、銀ペーストをスキージによって押し広げる際に、バスバー電極となる銀ペーストパターンの端部の厚みが、銀ペーストパターンの中央付近の厚みよりも厚くなるのに対して(図26参照)、印刷用スクリーンを取外した後には、第2遮蔽部5によって銀ペーストが印刷されなかった領域(隙間K1)に、銀ペーストの一部がその粘性によりだれて流れ込むことになる(図28参照)。その結果、そのような第2遮蔽部5が形成されていない印刷用スクリーンの場合に比べて、銀ペーストパターンにおける幅方向の端部の厚みがより薄くなり、銀ペーストパターンの幅方向の端部と中央付近とで厚みの差が小さくなる。
銀ペーストパターンの端部の厚みがより薄くなることで、焼成処理が施された後のバスバー電極31aの端部では、図33に示すように、バスバー電極31aの幅方向の中央に向って作用する収縮応力はより小さくなり、矢印51,52に示すように、バスバー電極31aに作用する収縮応力は幅方向でほぼ同じ大きさとなる。
こうして、図34に示すように、インターコネクタ33がバスバー電極31aに接続されて太陽電池基板32を凹状に反らそうとする収縮応力(矢印61)が作用しても、バスバー電極31aの端部に生じる収縮応力(矢印51)がより小さくなることで、バスバー電極31aの直下に位置するシリコン基板23の部分にマイクロクラックが発生するのを抑制することができる。その結果、マイクロクラックに起因する不具合が排除されて、太陽電池として所望の性能を達成させることができる。
(変形例)
印刷用スクリーンの変形例について説明する。銀ペーストの粘性と銀ペーストの通り抜けを阻止する遮蔽部のパターンの幅によっては、印刷用スクリーンを取り外した後に銀ペーストパターンと銀ペーストパターンとの間の隙間において、銀ペーストが繋がらないことが想定される。
そこで、図35に示すように、バスバー電極が延在する方向に沿って延在する第2遮蔽部5を、遮蔽部を設けずにメッシュのスクリーン3を露出させる領域5aをある長さごとに設けるようにした断続的な遮蔽部のパターンとしてもよい。このように、第2遮蔽部5を断続的に形成することで、第2遮蔽部5を挟んで幅方向の一方側に印刷される銀ペーストパターン(銀ペーストパターン7a)と他方側に印刷される銀ペーストパターン(銀ペーストパターン7b)とが確実に繋がることになる。これにより、バスバー電極の導電率が低下するのを防止することができ、また、インターコネクタがバスバー電極に溶着された状態でのバスバー電極の強度を維持することができる。
また、第2遮蔽部のパターンの形状としては、所定の幅をもって延在する矩形状のパターンの他に、たとえば、図36に示すように、略楕円形の遮蔽部のパターンを所定の間隔を隔てて設けた態様のものでもよい。また、図37あるいは図38に示すように、略円形の遮蔽部のパターンを所定の間隔を隔てて設けた態様のものでもよい。
上述した印刷用スクリーンを用いて太陽電池を作製し、その特性を後述する比較例1,2とともに評価した。これについて説明する。まず、図39に示すように、実施例に係る太陽電池では、太陽電池基板32の長さA1は156.5mmであり、幅A2は156.5mmである。厚みは240μmである。また、バスバー電極31aの長さB1は154.0mmであり、幅B2は2.0mmである。2本のバスバー電極の間隔Cは74mmである。バスバー電極31aに接続されるインターコネクタの厚みは200μmであり、幅は2.0mmである(図29参照)。
図40に示すように、印刷用スクリーン2では、1つの第2遮蔽部5の幅xは20μmであり、長手方向の長さyは28mmである。また、隣接する第2遮蔽部5の間隔L3は2mmとされて、この第2遮蔽部5が長手方向に5つ形成されている。第2遮蔽部5と第1遮蔽部4の端部との間隔L1は0.5mmである。また、第2遮蔽部5の長手方向の端部と第1遮蔽部4との間隔L2は3mmである。そして、バスバー電極等となる銀ペーストの粘度は100Pa・sである。
(比較例1)
比較例1に係る太陽電池では、太陽電池基板の長さA1は156.5mmであり、幅A2は156.5mmである。厚みは240μmである。また、バスバー電極の長さB1は154.0mmであり、幅B2は3.0mmである。また、2本のバスバー電極の間隔Cは74mmである(図39参照)。バスバー電極に接続されるインターコネクタの厚みは200μmであり、幅は2.0mmである。そして、印刷用スクリーンでは、バスバー電極とフィンガー電極を印刷する第1遮蔽部104だけが形成されている(図46参照)。
(比較例2)
比較例2に係る太陽電池では、太陽電池基板の長さA1は156.5mmであり、幅A2は156.5mmである。厚みは240μmである。また、バスバー電極の長さB1は154.0mmであり、幅B2は2.0mmである。2本のバスバー電極の間隔Cは74mmである(図39参照)。バスバー電極に接続されるインターコネクタの厚みは200μmであり、幅は2.0mmである。そして、印刷用スクリーンでは、バスバー電極とフィンガー電極を印刷する第1遮蔽部104だけが形成されている(図46参照)。
(評価結果)
それぞれ作製された、実施例に係る太陽電池ストリングおよび比較例1,2に係る太陽電池ストリングに対して、太陽電池としての特性評価と、信頼性試験として、温度サイクル試験、温湿度サイクル試験、高温耐湿試験、電極強度試験等を行なった。
まず、実施例に係る太陽電池ストリングと比較例1に係る太陽電池ストリングとについて説明する。実施例に係る太陽電池ストリングの短絡電流Iscは、比較例1に係る太陽電池ストリングの短絡電流Iscに比べて1.9%向上することが判明し、結果的に光電変換効率が1.9%向上することが確認された。
また、実施例に係る太陽電池ストリングの信頼性は、比較例1に係る太陽電池ストリングの信頼性と同レベルであることが判明した。これは、比較例1に係る太陽電池ストリングでは、バスバー電極の幅(3.0mm)がインターコネクタの幅(2.0mm)よりも広く設定されていることで、インターコネクタによる収縮応力がバスバー電極に吸収されて、結果的に実施例1に係る太陽電池ストリングの信頼性と同レベルになったものと考えられる。
次に、実施例に係る太陽電池ストリングと比較例2に係る太陽電池ストリングとについて説明する。実施例に係る太陽電池ストリングの短絡電流Isc等の太陽電池としての特性は、比較例2に係る太陽電池ストリングの特性と同レベルであることが判明した。
また、実施例に係る太陽電池ストリングの信頼性は、比較例2に係る太陽電池ストリングの信頼性に比べて大幅に向上することが確認された。これは、実施例に係る太陽電池ストリングと比較例2に係る太陽電池ストリングとでは、バスバー電極の幅(2.0mm)およびインターコネクタの幅(2.0mm)がいずれも同じ値とされているところ、実施例に係る太陽電池ストリングのバスバー電極では、バスバー電極の幅方向の端部の厚みが中央部の厚みとほぼ同じ厚みとなって、バスバー電極の収縮応力が、比較例2に係る太陽電池ストリングのバスバー電極の収縮応力に比べて、大幅に緩和されることによるものと考えられる。
なお、上述した太陽電池では、バスバー電極が銀ペーストを印刷することによって形成されることに起因する収縮応力の問題点を挙げて説明した。バスバー電極としては、銀ペースト以外の粘性を有する導電性材料を印刷することによって同様の収縮応力に関する問題点が生じるようであれば、銀以外の他の導電性材料の場合についても適用することができ、銀ペーストの場合と同様に、上述した印刷用スクリーンを適用してバスバー電極の収縮応力を緩和させることができる。
また、太陽電池基板として多結晶シリコン基板を例に挙げて説明したが、単結晶シリコン基板を適用してもよい。単結晶シリコン基板の場合にも、上述した多結晶シリコン基板の場合と同様の工程を経て太陽電池ストリングを形成することができる。
さらに、そのシリコン基板としてはP型のものを例に挙げて説明したが、N型のものを適用してもよい。この場合には、pn接合を得るためにP型の不純物が導入されることになる。また、太陽電池基板の第2主面に形成される電極として、アルミニウム電極を例に挙げて説明したが、アルミニウム以外の導電性材料も適用することが可能である。
今回開示された実施の形態および実施例は例示であってこれに制限されるものではない。本発明は上記で説明した範囲ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係る太陽電池の製造方法の一工程を示す斜視図である。 同実施の形態において、図1に示す工程の後に行なわれる工程を示す斜視図である。 同実施の形態において、図2に示す工程の後に行なわれる工程を示す斜視図である。 同実施の形態において、図3に示す断面線IV−IVにおける断面図である。 同実施の形態において、図3および図4に示す工程の後に行なわれる工程を示す斜視図である。 同実施の形態において、図5に示す断面線VI−VIにおける断面図である。 同実施の形態において、図5および図6に示す工程の後に行なわれる工程を示す斜視図である。 同実施の形態において、図7に示す断面線VIII−VIIIにおける断面図である。 同実施の形態において、図7および図8に示す工程の後に行なわれる工程を示す斜視図である。 同実施の形態において、図9に示す断面線X−Xにおける断面図である。 同実施の形態において、図9および図10に示す工程の後に行なわれる工程を示す平面図である。 同実施の形態において、図11に示す断面線XII−XIIにおける断面図である。 同実施の形態において、図11および図12に示す工程の後に行なわれる工程を示す平面図である。 同実施の形態において、図13に示す断面線XIV−XIVにおける断面図である。 同実施の形態において、図13および図14に示す工程の後に行なわれる工程を示す平面図である。 同実施の形態において、図15に示す断面線XVI−XVIにおける断面図である。 同実施の形態において、図15および図16に示す工程の後に行なわれる工程を示す斜視図である。 同実施の形態において、図17に示す工程の後に行なわれる工程を示す斜視図である。 同実施の形態において、図18に示す工程の後に行なわれる工程を示す斜視図である。 同実施の形態において、図19に示す工程の後に行なわれる工程を示す斜視図である。 同実施の形態において、図20に示す工程の後に行なわれる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、太陽電池基板を示す平面図である。 同実施の形態において、表面電極を印刷するために用いられる印刷用スクリーンを示す部分平面図である。 同実施の形態において、図23に示す印刷用スクリーンを示す部分斜視図である。 同実施の形態において、バスバー電極を形成するための一工程を示す部分断面図である。 同実施の形態において、図25に示す工程の後に行なわれる工程を示す部分断面図である。 同実施の形態において、図26に示す工程の後に行なわれる工程を示す部分断面図である。 同実施の形態において、図27に示す工程の後に行なわれる工程を示す部分断面図である。 同実施の形態において、インターコネクタの断面図である。 同実施の形態において、図28に示す工程の後に行なわれる工程を示す部分断面図である。 同実施の形態において、太陽電池基板の裏面を示す平面図である。 同実施の形態において、図30に示す工程の後に行なわれる工程を示す部分断面図である。 同実施の形態において、バスバー電極となる銀ペーストパターンに生じる収縮応力を示す断面図である。 同実施の形態において、バスバー電極およびインターコネクタに生じる収縮応力を示す断面図である。 同実施の形態において、表面電極を印刷するための印刷用スクリーンの第1の変形例を示す部分平面図である。 同実施の形態において、表面電極を印刷するための印刷用スクリーンの第2の変形例を示す部分平面図である。 同実施の形態において、表面電極を印刷するための印刷用スクリーンの第3の変形例を示す部分平面図である。 同実施の形態において、表面電極を印刷するための印刷用スクリーンの第4の変形例を示す部分平面図である。 本発明の実施例に係る太陽電池基板を示す平面図である。 同実施例において、印刷用スクリーンを示す部分平面図である。 従来の太陽電池基板を示す平面図である。 図41に示す断面線XLII−XLIIにおける断面図である。 従来の太陽電池の製造方法の一工程を示す斜視図である。 図43に示す工程の後に行なわれる工程を示す斜視図である。 従来の太陽電池基板における反りを説明するための斜視図である。 表面電極を印刷するための印刷用クリーンを示す部分斜視図である。 従来の太陽電池の製造において、表面電極を形成するための一工程を示す斜視図である。 図47に示す工程の後に行なわれる工程を示す部分断面図である。 図48に示す工程の後に行なわれる工程を示す部分断面図である。 図49に示す工程の後に行なわれる工程を示す部分断面図である。 従来の太陽電池における問題点を説明するための部分断面図である。
符号の説明
2 印刷用スクリーン、3 メッシュのスクリーン、4 第1遮蔽部、5 第2遮蔽部、7 銀ペースト、7a,7b 銀ペーストパターン、20 太陽電池、21 シリコンインゴット、22 シリコンブロック、23 シリコン基板、24 ダメージ層、25 拡散剤、26 N+層、27 反射防止膜、28 アルミニム電極、29 P+層、30 裏面電極、31 表面電極、31a バスバー電極、31b フィンガー電極、32 太陽電池基板、33 インターコネクタ、33a インタコネクタ本体、33b はんだ、34 配線材、35 太陽電池ストリング、36 ガラス基板、37 EVAフィルム、38 バックフィルム、39 端子ボックス、40 ケーブル、41 アルミニウム枠。

Claims (7)

  1. 受光面に所定の幅を有して延在する表面電極を有する太陽電池の製造方法であって、
    前記受光面を有する太陽電池基板を製造する工程と、
    前記表面電極のパターンに基づいて所定のマスクパターンが形成された印刷用スクリーンを前記受光面に載置する工程と、
    前記印刷用スクリーンに粘性を有する導電性材料を塗布する工程と、
    前記表面電極における前記幅方向の端部近傍の部分に対応する前記印刷用スクリーンの所定の領域を前記導電性材料が通り抜けるのを阻止する態様で、前記導電性材料を前記受光面に印刷することにより、前記受光面に前記表面電極となる前記導電性材料のパターンを形成する工程と、
    前記導電性材料のパターンに所定の熱処理を施すことにより、前記表面電極を形成する工程と、
    所定の幅を有して延在する前記表面電極に沿って接続部材を接続する工程と
    を備え、
    前記導電性材料のパターンを形成する工程では、前記印刷用スクリーンを取り外した後に、前記導電性材料が通り抜けるのを阻止された前記所定の領域に前記導電性材料が粘性によって流れ込むことで、前記幅方向の端部の前記導電性材料の厚みが、前記幅方向の中央部の厚みと同じ厚みにされる、太陽電池の製造方法。
  2. 前記導電性材料のパターンを形成する工程では、前記導電性材料が前記印刷用スクリーンを通り抜けるのを前記延在する方向に沿って阻止されるように前記導電性材料が印刷される、請求項1記載の太陽電池の製造方法。
  3. 前記導電性材料のパターンを形成する工程では、前記導電性材料は、前記印刷用スクリーンを取外した後に前記導電性材料が前記導電性材料の粘性によって前記幅方向に繋がるように印刷される、請求項1または2に記載の太陽電池の製造方法。
  4. 前記導電性材料のパターンを形成する工程では、前記導電性材料が前記印刷用スクリーンを通り抜けるのを前記延在する方向に沿って断続的に阻止されるように前記導電性材料が印刷される、請求項1〜3のいずれかに記載の太陽電池の製造方法。
  5. 前記導電性材料のパターンを形成する工程では、前記導電性材料は前記印刷用スクリーンにおいて矩形状に通り抜けが阻止される、請求項1〜4のいずれかに記載の太陽電池の製造方法。
  6. 前記導電性材料のパターンを形成する工程では、前記導電性材料は前記印刷用スクリーンにおいて円形状および楕円状の少なくともいずれかの形状に通り抜けが阻止される、請求項1〜4のいずれかに記載の太陽電池の製造方法。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の太陽電池の製造方法によって製造される、太陽電池。
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