JP5126136B2 - 電力変換ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、ケースとリアクトルを別部品にした電力変換ユニットに関する。
従来から、車両用の電力変換ユニットが知られている。これは、例えば図13に示すごとく、半導体モジュール91と冷却管92とを交互に積層した積層型冷却装置93と、リアクトル94とを収納ケース95内に収納して固定したものである。半導体モジュール91とリアクトル94は、電力変換回路を構成している。この電力変換ユニット90を用いて、直流電源(図示しない)の電力を交流に変換し、供給する。
電力を変換する際に、半導体モジュール91が発熱するため、冷却管92に冷媒96を流し、半導体モジュール91を冷却している。
電力変換ユニット90の平面図を図14に示し、図14のF−F断面図を図15に示す。図15に示すごとく、リアクトル94は収納ケース95と一体化している。また、電力変換ユニット90には圧縮バネ98が設けられている。この圧縮バネ98によって冷却管92および半導体モジュール91をバネ付勢し、固定している。
一方、リアクトル94を製造する際に、熱処理を行う必要がある。例えば図15に示す構造のリアクトル94では、リアクトルケース94dにコイル94bと中芯94cを入れ、その後、熱可塑性樹脂に鉄粉を分散させた液状のコア94aを注入する。そして熱処理炉に入れてコア94aを硬化させる。また、図15に示す構造のリアクトル以外にも、積層型リアクトルが知られており、この積層型リアクトルを製造する際にも、熱処理を行う必要がある。
特開2005−333008号公報
しかしながら、従来の電力変換モジュール90は、リアクトル94と収納ケース95とが一体になっているため、リアクトル94に熱処理を行うためには収納ケース95ごと熱処理炉に入れる必要がある。収納ケースごと熱処理炉に入れると、必要以上にスペースをとるため、作業効率が上がらないという問題がある。そのため、収納ケース95とリアクトル94を別部品にし、リアクトル94だけ熱処理炉に入れるようにしたいという要望がある。
しかしながら、螺子止め等によりリアクトル94を収納ケース95に組付けようとすると、リアクトル94は重い部品であるため、位置決め作業を行いにくいという問題がある。螺子止めではなく、上記圧縮ばね98を使ってリアクトル94を固定しようとしても、リアクトル94は重いため、圧縮ばね98の力だけでは固定できない。
また、リアクトル94以外の部品を収納ケース95に収納することもある。例えば、電力変換回路に用いるコンデンサを収納ケース95内に収納することがある。コンデンサもリアクトル94と同様に重い部品であるため、固定の際に位置決め作業を行いにくいという問題がある。
そのため、リアクトル94やコンデンサ等の重い電子部品を、収納ケース95とは別部品にすることができ、かつ収納ケース95に容易に固定できる電力変換ユニット90が望まれている。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、リアクトルやコンデンサ等の重い電子部品を、収納ケースとは別部品にすることができ、かつ収納ケースに容易に固定できる電力変換ユニットを提供しようとするものである。
本発明は、電力変換回路を構成する電子部品と、該電子部品を冷却する冷却管とを交互に複数個積層し、個々の電子部品を上記冷却管で挟持して両面から冷却する積層型冷却器と、
上記電子部品とともに上記電力変換回路を構成し、上記電子部品より重い重量電子部品と、
上記積層型冷却器と上記重量電子部品とを収納する収納ケースと、
を備え、上記重量電子部品は、上記収納ケースから分離可能な別部品であり、該収納ケースへの組付時において、該収納ケース内にて、該重量電子部品を予め定められた方向へ押すスライド操作によって、当該方向へスライド移動するよう構成され、かつそのスライド移動可能な所定範囲内の任意の位置にて上記収納ケースに固定できるよう構成され、
上記積層型冷却器は、上記電子部品と上記冷却管との積層方向と、上記重量電子部品のスライド方向とが一致するように、該重量電子部品に隣接する位置に配置されており、
上記収納ケースは、その内壁面からケース内側に向けて突出するケース側リブ部を備え、上記重量電子部品は、その外壁面に突出形成された部品側リブ部を備え、
上記収納ケースの開口部から上記重量電子部品を差し入れて、上記ケース側リブ部に上記部品側リブ部を載置するとともに、上記ケース側リブ部上を摺動させることにより、上記重量電子部品がスライド移動するよう構成されていることを特徴とする電力変換ユニットにある(請求項1)。
本発明では、重量電子部品を収納ケースとは分離可能な別部品にした。そのため、重量電子部品と収納ケースとが一体になっている従来の電力変換ユニットと比較して、重量電子部品の製造コストを下げることができる。
そして本発明では、重量電子部品を収納ケースへ組付ける際に、上記スライド操作によって、重量電子部品が収納ケース内にてスライド移動するよう構成した。また、そのスライド移動可能な所定範囲内の任意の位置において、重量電子部品を収納ケースに対して固定できるように構成した。
このようにすると、重量電子部品を組付ける際の位置決め作業が楽になる。すなわち、例えば重量電子部品と収納ケースに各々螺孔を形成しておき、これらの螺孔を正確に位置合わせした上でボルトを挿入し、固定しようとすると、電子部品と冷却管の積層により位置のバラツキが大きいため、位置合わせが難しいという問題がある。
しかしながら、上述の構成にすると、重量電子部品を収納ケースに入れ、適宜スライド移動して、おおまかな位置を決めた上で固定できる。そのため、作業を楽に行うことができる。
以上のごとく、本発明によると、リアクトルやコンデンサ等の重い電子部品を、収納ケースとは別部品にすることができ、かつ収納ケースに容易に固定できる電力変換ユニットを提供することができる。
実施例1における、電力変換ユニットの分解斜視図。 実施例1における、積層型冷却器の斜視図。 実施例1における、半導体モジュールの拡大斜視図。 実施例1における、リアクトルの平面図。 図4のA−A断面図。 図4のB−B断面図。 実施例1における、(A)電力変換ユニットの製造工程図(B)図7(A)のC−C断面図。 図7に続く図。 図8に続く図。 実施例1における、電力変換ユニットの分解斜視図であって、リアクトルの位置を変えたもの。 実施例1における、電力変換ユニットの平面図であって、リアクトルの位置を変えたもの。 実施例1における、電力変換回路の回路図。 従来例における、電力変換ユニットの斜視図。 図13の平面図。 図14のF−F断面図。
上述した本発明における好ましい実施の形態につき説明する。
本発明において、上記収納ケースは、その内壁面からケース内側に向けて突出するケース側リブ部を備え、上記重量電子部品は、その外壁面に突出形成された部品側リブ部を備え、
上記収納ケースの開口部から上記重量電子部品を差し入れて、上記ケース側リブ部に上記部品側リブ部を載置するとともに、上記ケース側リブ部上を摺動させることにより、上記重量電子部品がスライド移動するよう構成されている。
したがって、ケース側リブ部上に重量電子部品を載置できるため、収納ケースに底部を設ける必要がなくなる。底部が無ければ、電子部品の端子等に配線接続をしやすくなる。
また、上記収納ケースは、上記ケース側リブ部の主面に突出形成されたガイド凸部を備え、上記重量電子部品は、上記部品側リブ部に貫通形成されたガイド溝を備え、上記ガイド凸部を上記ガイド溝に嵌合することにより、上記重量電子部品をガイドしつつスライド移動できるよう構成されていることが好ましい(請求項)。
このようにすると、重量電子部品が所定方向(積層型冷却器の積層方向)にのみスライド移動するよう、ガイドすることができる。そのため、重量電子部品がスライド操作に伴って本来のスライド予定位置から位置ずれし、後述する螺子を用いて固定できなくなる等の不具合を防止できる。
また、上記ケース側リブ部には、上記主面に開口した雌螺子部が形成され、上記部品側リブ部を上記ケース側リブ部に載置した状態で、上記ガイド溝に雄螺子を差し込んで、上記部品側リブ部の、螺子挿入側とは反対側の面から突出した上記雄螺子を上記雌螺子部に螺合することにより、上記重量電子部品を上記収納ケースに対して固定できるよう構成されていることが好ましい(請求項)。
このようにすると、螺子を使うため、収納ケースに対して重量電子部品をしっかりと固定でき、固定後に重量電子部品がぐら付く等の不具合が生じにくい。
また、上記冷却管によって上記重量電子部品を挟持し、該重量電子部品を両面から冷却するよう構成されていることが好ましい(請求項)。
このようにすると、冷却管を使って重量電子部品を両面から冷却できるため、冷却効率を高くすることができる。
また、上記重量電子部品は昇圧用のリアクトルであることが好ましい(請求項)。このリアクトルは、上記熱可塑性樹脂を用いたものの他、積層型リアクトルを採用することができる。これらのリアクトルは、製造時に熱処理を加える必要がある。そのため、リアクトルを収納ケースから分離可能に構成することで、リアクトルのみを熱処理炉に入れることができ、熱処理炉のスペースを有効に利用することが可能になる。これにより、リアクトルの製造効率を大幅に上げることができる。
(実施例1)
本発明の実施例にかかる電力変換ユニットにつき、図1〜図12を用いて説明する。
図1は電力変換ユニット1の分解斜視図である。同図に示すごとく、本例の電力変換ユニット1は、電力変換回路を構成する電子部品2と、電子部品2を冷却する冷却管3とを交互に複数個積層し、個々の電子部品2を冷却管3で挟持して両面から冷却する積層型冷却器4を備える。
また、電子部品2とともに電力変換回路を構成し、電子部品2より重い重量電子部品5を備える。
これら積層型冷却器4と重量電子部品5とは、収納ケース6に収納されている。
重量電子部品5は、収納ケース6から分離可能な別部品であり、収納ケース6への組付時において、収納ケース6内にて、重量電子部品5を予め定められた方向へ押すスライド操作によって、当該方向へスライド移動するよう構成されている。そして重量電子部品5は、そのスライド移動可能な所定範囲内の任意の位置にて収納ケース6に固定できるよう構成されている。
また、積層型冷却器4は、電子部品2と冷却管3との積層方向と、重量電子部品5のスライド方向とが一致するように、重量電子部品5に隣接する位置に配置されている。
以下、詳説する。
図2は、積層型冷却器4の斜視図である。同図に示すように、積層型冷却器4は、電子部品2と冷却管3とを交互に積層して構成しており、冷媒導入口40および冷媒導出口41を有する。また、各々の冷却管3の両端部には、連結管43が設けられている。冷媒導入口40から冷媒42を導入することにより、連結管43を通って全ての冷却管3に冷媒42が流れる。電子部品2を冷却し温度が上昇した冷媒42は、冷媒導出口41から排出される。
個々の電子部品2は、図3に示す形状をしている。同図に示すように電子部品2は、四辺形板状の本体部20と、その本体部20の側面から突出したパワー端子22,23および信号端子24とを備える。また、本体部20の主面に露出する金属製の放熱板21を有する。本体部20の中には、後述するIGBT素子およびフライホイールダイオードが封止されている。これらIGBT素子およびフライホイールダイオードに通電した際の発熱を、放熱板21を介して冷却管3に伝え、冷却している。
図1に戻る。図示するごとく、本例の収納ケース6は、その内壁面6a,6bからケース内側に向けて突出するケース側リブ部60を備えている。また重量電子部品5は、その外壁面500に突出形成された部品側リブ部50を備えている。
そして、収納ケース6の開口部から重量電子部品5を差し入れて、ケース側リブ部60に部品側リブ部50を載置するとともに、ケース側リブ部60上を摺動させることにより、重量電子部品5がスライド移動するよう構成されている。
より詳しくは、本例の収納ケース6は、内壁6a,6bに、相対向するように2個のケース側リブ部60が形成されている。重量電子部品5にも2個の部品側リブ部50が形成されている。また、収納ケース6には底部が設けられていない(図5参照)。
また、図1に示すごとく、ケース側リブ部60の主面に、ガイド凸部61が突出形成されている。重量電子部品5は、部品側リブ部50にガイド溝51が貫通形成されている。ガイド凸部61をガイド溝51に嵌合することにより、重量電子部品5をガイドしつつスライド移動できるよう構成されている。
また、ケース側リブ部60には、主面に開口した雌螺子部62が形成されている。部品側リブ部50をケース側リブ部60に載置した状態で、ガイド溝51に雄螺子7を差し込んで、部品側リブ部50の、螺子挿入側とは反対側の面から突出した雄螺子7を雌螺子部62に螺合することにより、重量電子部品5を収納ケース6に対して固定できるよう構成されている。
図4は、図1の電力変換ユニット1の平面図であり、図5は図4のA−A断面図である。また、図6は図4のB−B断面図である。
図4に示すように、収納ケース6内に重量電子部品5と積層型冷却器4とが収納されている。収納ケース6の壁部6cと積層型冷却器4との間には圧縮バネ10が入っており、この圧縮バネ10の付勢力により積層型冷却器4を積層方向に押圧し、固定している。
また、本例では、重量電子部品3を2個の冷却管3で挟持して両面から冷却している。
図5に示すごとく、本例の重量電子部品3はリアクトルである。なお、図5に示す構造のリアクトル以外にも、積層型リアクトルを用いることができる。また、重量電子部品3として、リアクトルの他、コンデンサを採用することができる。
次に、本例の電力変換ユニット1の製造方法について説明する。まず、図7に示すごとく、収納ケース6を用意して、この中に冷却管3を配置する。
その後、図8に示すごとく、重量電子部品(リアクトル)5を収納ケース6に入れ、重量電子部品5の部品側リブ部50をケース側リブ部60上に載置する。この際、ケース側リブ部60に形成されたガイド凸部61を、部品側リブ部50のガイド溝51に嵌合させる。そして、図の矢印方向にスライド移動し、重量電子部品5を冷却管3に密着させる。この状態で、雄螺子7をガイド溝51に入れ、雌螺子部62(図1参照)に螺合させる。これにより、重量電子部品5を収納ケース6に固定する。
次に、図9に示すごとく、積層型冷却器4を収納する。そして積層型冷却器4を図の矢印a方向に押し、圧縮バネ10(図4参照)および固定部材11を入れる。この圧縮バネ10の付勢力により、電子部品2と冷却管3を固定する。このようにして、図4の電力変換ユニット1を製造する。
一方、本例の電力変換ユニット1は、重量電子部品5の配置位置を適宜変更することができる。例えば図1に示す重量電子部品5と積層型冷却装置4との位置を逆にして、図10に示す構造にすることができる。さらに図11の平面図に示すごとく、積層型冷却装置4間に重量電子部品5を配置することもできる。
次に図12を用いて、本例の電力変換回路8について説明する。この電力変換回路は、車両に搭載されるもので、コンバータ81とインバータ80からなる。コンバータ81は上記重量電子部品5としてのリアクトル5と、電子部品2(半導体モジュール)から構成される。
また、インバータ部は、複数個の電子部品2を図に示すように配線したものである。電子部品2は、IGBT素子20とフライホイールダイオード26を含む。一方の電子部品2aのエミッタ28aと他方の電子部品2bのコレクタ27bが接続されて、交流出力端子になっている。また、一方の電子部品2aのコレクタ27aおよび他方の電子部品2bのエミッタ28bが、直流入力端子になっている。
直流電源84の電圧をコンバータ81で昇圧した後、インバータ80の直流入力端子に入力する。そして、IGBT素子をスイッチング動作させることにより、交流電圧を発生させ、電力供給する。
次に、本例の作用効果について説明する。
図1に示すごとく、本例の電力変換ユニット1は、重量電子部品5を収納ケース6とは分離可能な別部品にした。そのため、重量電子部品と収納ケースとが一体になっている従来の電力変換ユニットと比較して、重量電子部品5の製造コストや運送コストを下げることができる。また、重量電子部品5の単品の電気的評価を行う際にも、評価を行いやすい。
そして本例では、重量電子部品5を収納ケース6へ組付ける際に、スライド操作によって、重量電子部品5が収納ケース6内にてスライド移動するよう構成した。また、そのスライド移動可能な所定範囲内の任意の位置において、重量電子部品5を収納ケース6に対して固定できるように構成した。
このようにすると、重量電子部品5を組付ける際の位置決め作業が楽になる。すなわち、例えば重量電子部品5と収納ケース6に各々螺孔を形成しておき、これらの螺孔を位置決めした上でボルトを挿入し、固定しようとすると、重量電子部品5は重いため、位置決め時の微調整が難しいという問題がある。
しかしながら、上述の構成にすると、重量電子部品5を収納ケース6に入れ、適宜スライド移動して、おおまかな位置を決めた上で固定できる。そのため、位置決めする際に微調整を行う必要がなくなり、作業を楽に行うことができる。
さらに、本例の電力変換ユニット1は、図1に示すごとく、積層方向とスライド方向とが一致するように、積層型冷却器4を収納ケース6内に配置した。そのため、例えば積層型冷却器4間に重量電子部品5を配置することができる。これにより、重量電子部品5の配置自由度を高めることができる。
また、本例では図1に示すごとく、収納ケース6にケース側リブ部60を設け、重量電子部品5に部品側リブ部50を設けた。そして、部品側リブ部50をケース側リブ部60上に載置して、摺動させることにより、重量電子部品5がスライド移動するように構成した。
このようにすると、ケース側リブ部60上に重量電子部品5を載置できるため、収納ケース6に底部を設ける必要がなくなる。底部が無ければ、電子部品2の端子等に配線接続をしやすくなる。
また、本例では図1に示すごとく、ケース側リブ部60にガイド凸部61を形成し、部品側リブ部50にガイド溝51を形成した。そして、ガイド凸部61をガイド溝51に嵌合させるように構成した。
このようにすると、重量電子部品5が所定方向(積層型冷却器4の積層方向)にのみスライド移動するよう、ガイドすることができる。そのため、重量電子部品5がスライド操作に伴って本来のスライド予定位置から位置ずれし、後述する螺子を用いて固定できなくなる等の不具合を防止できる。
また、本例では図1に示すごとく、ケース側リブ部に雌螺子部62を形成し、重量電子部品5の部品側リブ部50を載置した状態で、雄螺子7を雌螺子部62に螺合するように構成した。
このようにすると、雄螺子7を使うため、収納ケース6に対して重量電子部品5をしっかりと固定でき、固定後に重量電子部品5がぐら付く等の不具合が生じにくい。
また、図4に示すごとく、冷却管3によって重量電子部品5を挟持し、重量電子部品5を両面から冷却するようにした。
このようにすると、冷却管3を使って重量電子部品5を両面から冷却できるため、冷却効率を高くすることができる。
また、図5に示すごとく、重量電子部品5は昇圧用のリアクトル5である。このリアクトル5は、熱可塑性樹脂を用いたものの他、積層型リアクトルを採用することができる。これらのリアクトル5は、製造時に熱処理を加える必要がある。そのため、リアクトル5を収納ケース6から分離可能に構成することで、リアクトル5のみを熱処理炉に入れることができ、熱処理炉のスペースを有効に利用することが可能になる。これにより、リアクトル5の製造効率を大幅に上げることができる。
以上のごとく、本例によると、リアクトルやコンデンサ等の重量電子部品5を、収納ケース6とは別部品にすることができ、かつ収納ケース6に容易に固定できる電力変換ユニット1を提供することができる。
1 電力変換ユニット
2 電子部品
3 冷却管
4 積層型冷却器
5 重量電子部品(リアクトル)
50 部品側リブ部
51 ガイド溝
6 収納ケース
60 ケース側リブ部
61 ガイド凸部
62 雌螺子部
7 雄螺子

Claims (5)

  1. 電力変換回路を構成する電子部品と、該電子部品を冷却する冷却管とを交互に複数個積層し、個々の電子部品を上記冷却管で挟持して両面から冷却する積層型冷却器と、
    上記電子部品とともに上記電力変換回路を構成し、上記電子部品より重い重量電子部品と、
    上記積層型冷却器と上記重量電子部品とを収納する収納ケースと、
    を備え、上記重量電子部品は、上記収納ケースから分離可能な別部品であり、該収納ケースへの組付時において、該収納ケース内にて、該重量電子部品を予め定められた方向へ押すスライド操作によって、当該方向へスライド移動するよう構成され、かつそのスライド移動可能な所定範囲内の任意の位置にて上記収納ケースに固定できるよう構成され、
    上記積層型冷却器は、上記電子部品と上記冷却管との積層方向と、上記重量電子部品のスライド方向とが一致するように、該重量電子部品に隣接する位置に配置されており、
    上記収納ケースは、その内壁面からケース内側に向けて突出するケース側リブ部を備え、上記重量電子部品は、その外壁面に突出形成された部品側リブ部を備え、
    上記収納ケースの開口部から上記重量電子部品を差し入れて、上記ケース側リブ部に上記部品側リブ部を載置するとともに、上記ケース側リブ部上を摺動させることにより、上記重量電子部品がスライド移動するよう構成されていることを特徴とする電力変換ユニット。
  2. 請求項において、上記収納ケースは、上記ケース側リブ部の主面に突出形成されたガイド凸部を備え、上記重量電子部品は、上記部品側リブ部に貫通形成されたガイド溝を備え、上記ガイド凸部を上記ガイド溝に嵌合することにより、上記重量電子部品をガイドしつつスライド移動できるよう構成されていることを特徴とする電力変換ユニット。
  3. 請求項において、上記ケース側リブ部には、上記主面に開口した雌螺子部が形成され、上記部品側リブ部を上記ケース側リブ部に載置した状態で、上記ガイド溝に雄螺子を差し込んで、上記部品側リブ部の、螺子挿入側とは反対側の面から突出した上記雄螺子を上記雌螺子部に螺合することにより、上記重量電子部品を上記収納ケースに対して固定できるよう構成されていることを特徴とする電力変換ユニット。
  4. 請求項1〜請求項のいずれか1項において、上記冷却管によって上記重量電子部品を挟持し、該重量電子部品を両面から冷却するよう構成されていることを特徴とする電力変換ユニット。
  5. 請求項1〜請求項のいずれか1項において、上記重量電子部品は昇圧用のリアクトルであることを特徴とする電力変換ユニット。
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