JP5125447B2 - イオンビーム処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、高周波誘導結合プラズマを用いるイオンビーム処理装置に関する。
高周波誘導結合プラズマを用いるイオンビーム処理装置においては、プラズマ室の外部に配置された平面コイル状のアンテナコイルに高周波(RF)電流を流してプラズマ室側に交番磁界を発生させる。発生した交番磁界を打ち消す方向に電流が流れようとするため、プラズマ室に設けられた誘電体板を介してプラズマ室側に誘導電界が誘起される。この誘導電界により電子が加速される、すなわち誘導結合することにより、加速された電子がプラズマ室内のガスを電離して放電が発生し、誘導結合プラズマが生成される。
プラズマ室内で生成された誘導結合プラズマ中の荷電粒子を利用し、試料室の被処理物にエッチング、スパッタリング、堆積等の処理を行うことが可能である。例えば、エッチング処理においては、引出電極に電圧を印加してプラズマ中のイオンを引き出して加速し、加速されたイオンを衝突させることにより被処理物をエッチングする。
アンテナコイルとプラズマの誘導結合が低減しないように、アンテナコイルは、プラズマ室の圧力隔壁である誘電体窓の大気圧側において近傍に配置される。誘電体窓のプラズマ生成空間側の面を、プラズマによる汚染から保護するために、誘電体窓とプラズマ生成空間の間に誘電体板が設置される。
アンテナコイルとプラズマは、誘導結合成分のみではなく容量結合成分も同時に含む結合となっている。アンテナにRF電流を流すことにより生じるRF電圧は、プラズマ中の荷電粒子と容量結合し、荷電粒子はアンテナに向かって加速される。プラズマに曝された誘電体板表面が加速されたイオンによってスパッタリングされ、スパッタリングされた誘電体はプラズマ室内壁や引出電極表面に付着する。
引出電極に付着した誘電体は絶縁材料である。そのため、引出電極に印加された直流電圧により付着した誘電体がチャージアップして静電破壊を起こし、引出電極近傍でアーク放電が発生する。
誘電体板のスパッタリングを抑制する手段として、アンテナコイルと誘電体窓の間にシールド電極を配置しているものがある(例えば、特許文献1参照。)。この従来技術においては、シールド電極は、中心ハブから放射状に延在する複数の細い導体からなり、電気的に浮動または接地することにより、アンテナコイルとプラズマとの容量結合成分を制御することができるとしている。
特表2004−500703号公報
従来技術においては、シールド電極の接地により誘電体板のスパッタリングが抑制される一方で、容量結合成分の低下により、放電が発生しにくくなることを課題として挙げている。先に述べたように、容量結合成分はプラズマの発生にも寄与しているため、誘導結合成分のみでは放電が発生しにくくなる場合がある。この場合、容量結合成分ありの場合と比較して、RF電流を増加させる必要が生じる。このため、放電開始時はシールド電極を電気的に浮動とすることで容量結合成分を残し、放電発生のし易さを維持している。放電開始後はシールド電極を接地することでアンテナコイルの電位を静電遮蔽し、容量結合成分を低減することにより、誘電体板のスパッタリングを抑制している。
ここで、シールド電極の電位制御を必要とする背景として、シールド電極の設置位置が挙げられる。従来技術においては、アンテナコイルと誘電体窓の間にシールド電極を設置しているため、アンテナコイルとシールド電極の接触を避け、かつ、アンテナコイルとシールド電極間での放電を回避するため、アンテナコイルとシールド電極間に間隙を設ける必要がある。間隙により、アンテナコイルとプラズマとの距離が離れ、誘導結合が弱まるため、アンテナコイルと誘電体窓が近接している場合と比較し、放電が発生しにくくなる。
上記問題点を鑑み、本発明は、簡便な構造で誘電体板のスパッタリングを抑制し、異常放電の抑制可能なイオンビーム処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の態様は、(イ)プラズマ生成空間を規定するプラズマ室と、(ロ)プラズマ生成空間にプラズマを生成するための誘導電磁界を誘起するアンテナコイルと、(ハ)アンテナコイルとプラズマ生成空間との間に、プラズマ室と大気との圧力隔壁として設けられた誘電体窓と、(ニ)誘電体窓とプラズマ生成空間の間に配置される誘電体板と、(ホ)プラズマ生成空間を挟んでアンテナコイルに対向する位置に配置され、プラズマ中のイオンを加速するための多孔引出電極と、(ヘ)誘電体窓と誘電体板の間に配置され、一端が接地されたシールド電極を備えるイオンビーム処理装置であることを要旨とする。
本発明においては、圧力隔壁である誘電体窓と誘電体板の間にシールド電極を設置することにより、アンテナコイルと誘電体窓間に間隙を設ける必要がない。アンテナコイルを誘電体窓に近接して設置することにより、アンテナコイルとプラズマが効率良く誘導結合し、シールド電極を接地して容量結合成分を低減した場合でも、RF電流を増加させることなく放電を発生させることが可能となる。シールド電極を接地した状態でもプラズマの発生のし易さが変わらないため、シールド電極の電位制御を行う必要がなく、より簡便な構造で誘電体板のスパッタリングを抑制できる。
本発明によれば、簡便な構造で誘電体板のスパッタリングを抑制し、アーク放電の抑制可能なイオンビーム処理装置を提供することができる。
以下図面を参照して、本発明の形態について説明する。以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号が付してある。但し、図面は模式的なものであり、装置やシステムの構成等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な構成は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また図面相互間においても互いの構成等が異なる部分が含まれていることは勿論である。
又、以下に示す本発明の実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
本発明の実施の形態に係るイオンビーム処理装置は、図1に示すように、プラズマ生成空間を規定するプラズマ室10、及びプラズマ室10で生成されたプラズマPLを用いて試料である基板50に処理を実施する試料室40等を備える。アンテナコイル12が、プラズマ室10の外部に配置される。アンテナコイル12で発生した交番磁界(誘導電界)から誘起されてプラズマPLが、プラズマ室10内に生成される。アンテナコイル12は、整合器を介して高周波(RF)電源16に接続される。
プラズマ室10は、アンテナコイル12と対向する誘電体窓22と、誘電体窓22とプラズマPLの間に配置される誘電体板24と、誘電体窓22と誘電体板24の間に配置されるシールド電極20等を備える。更に、プラズマ室10には、プラズマPLの中からイオンビームIBを引き出す多孔引出電極30がプラズマPLと基板50の間に配置される。多孔引出電極30は、プラズマPL側から基板50側に向かって配置された第1グリッド32、第2グリッド34、及び第3グリッド36を備える。
試料室40には、試料(被処理物)である半導体や誘電体等の基板50が基板ホルダ42上に載置される。試料室40及びプラズマ室10は、排気配管44に接続された真空ポンプ(図示省略)等により真空排気される。
図2に示すように、アンテナコイル12の一端に、図1に示したRF電源16から整合器14を介してRF電流が供給される。アンテナコイル12の他端は、接地配線に接続される。シールド電極20は、接地配線に接続される。多孔引出電極30の第1グリッド32には、正電圧Vgaが印加される。第2グリッド34には、負電圧Vgbが印加される。第3グリッド36は、接地配線に接続される。また、プラズマ室10の本体も、接地配線に接続されている。なお、誘電体窓22は、Oリング等のガスケット46によりプラズマ室10を真空保持する。
図3及び図4に示すように、シールド電極20は、絶縁膜6の表面に設けられた複数の第1導電配線2、及び第2導電配線4を含む。複数の第1導電配線2のそれぞれは、略平行に配置されたストライプ状の互いに孤立した配線である。第2導電配線4は、複数の第1導電配線2の全てと一箇所で接続されたストライプ状の配線である。第2導電配線4の一端に接地配線に接続される接続端子3が設けられる。なお、図4では、シールド電極20と、誘電体窓22及び誘電体板24とを離間して示しているが、プラズマ室10に実装する場合は、互いに密着して配置される。
第1及び第2導電配線2、4の配線パターンは、絶縁膜6の表面に平行な面においてアンテナコイル12と平行にならないように櫛状に形成される。そのため、第1及び第2導電配線2、4は、アンテナコイル12に印加される高周波電流により誘起される電界に対して平行でなく、且つ渦電流ループ回路を形成しない。その結果、第1及び第2導電配線2、4が加熱されて損傷することを防止することができる。
また、アンテナコイル12が、第1及び第2導電配線2、4の配線パターン内に含まれるように形成される。逆に言えば、第1及び第2導電配線2、4の配線パターンが占める領域は、アンテナコイル12がなす領域よりも広い。そのため、第1及び第2導電配線2、4により、アンテナコイル12の電界を静電遮蔽することができ、アンテナコイル12とプラズマPLとの容量結合成分を低減することが可能となる。なお、第1及び第2導電配線2、4は、直線ストライプ状で説明したが、限定されない。例えば、円弧状、蛇行形状、あるいは折れ線形状であってもよい。また、図4に示したように、第1及び第2導電配線2、4が誘電体板24と対向するようにシールド電極20を配置しているが、逆の配置であってもよい。
第1及び第2導電配線2、4として、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、銀(Ag)、及び金(Au)等の金属等の導電性材料、これらの導電性材料の組み合わせからなる複合材料、又はこれらの導電性材料と他の材料との組み合わせからなる複合材料等の薄膜、あるいは箔が用いられる。絶縁膜6として、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のフッ素系樹脂、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレート(PET)、シリコン樹脂、及びエポキシ樹脂等の高分子フィルムが用いられる。絶縁膜6は、アンテナコイル12とプラズマPLとの誘導結合を弱めないように、例えば、約20μm〜約50μmと厚さは無視できるほど十分に薄くするのが望ましい。
例えば、シールド電極20は、フォトリソグラフィ及びエッチング等により、絶縁膜6としての高分子フィルムの表面に形成された金属箔(導電性薄膜)をパターニングして作製することができる。又は、金属箔(導電性薄膜)を接着剤により、絶縁膜6としての高分子フィルム表面に貼り付けて作製してもよい。
あるいは、Al、Ag、カーボン(C)、Cu等の導電体、又はこれらの複合材料の導電ペーストをシルク印刷等によりパターニングして焼成してシールド電極20を形成してもよい。例えば、導電ペーストとして、Ag、又は銀カーボン(Ag/C)をエポキシ等の溶剤と混ぜた材料が用いられ、約70℃〜約200℃の低温で焼成可能である。したがって、アンテナコイル12に印加する高周波電流の周波数の変更やアンテナコイル12の形状変更が生じた場合でも、シールド電極20の仕様の変更を容易に行うことができる。
誘電体窓22及び誘電体板24として、アルミナ(Al23)、石英、及び窒化ボロン(BN)等の誘電体が用いられる。誘電体窓22はプラズマ室10の圧力隔壁のため機械的強度が必要であり、アンテナコイル直径以上の径で、約10mm〜約20mmの厚さが必要となる。誘電体板24は、アンテナコイルとプラズマの誘導結合を弱めないよう、約1mm〜約2mmの厚さが望ましい。誘電体板24はプラズマPLからの誘電体窓22の汚染を防止するために用いられ、適度に取り外して洗浄される。メンテナンスに際しては、誘電体窓22及びシールド電極20は取り外す必要は無い。
シールド電極20は、アンテナコイル12に対して誘電体窓22を挟んで配置されるため、アンテナコイル12と誘電体窓22間では放電は発生しない。したがって、アンテナコイル12を誘電体窓22に接触させて配置しても差し支えない。
例えば、図5にシールド電極を使用しないイオンビーム処理装置を比較例として示す。プラズマ室10に導入配管(図示省略)から導入されたアルゴン(Ar)等のガスがプラズマPL中でイオン化される。プラズマPL中のイオンは、アンテナコイルとプラズマとの容量結合により、アンテナコイル電位Vcとプラズマ電位Vpとの電位差により加速され、誘電体板24をスパッタリングする。スパッタリングされた誘電体62はプラズマ室10の内壁や引出電極30、特にプラズマPLに面する第1グリッド32の表面に付着する。第1グリッド32表面に付着した誘電体膜64は絶縁材料であり、第1及び第2グリッド32、34間に印加された直流電圧Vga、Vgbによりチャージアップして静電破壊する。その結果、引出電極30の近傍でアーク放電が発生する。
一方、本発明の実施の形態では、図2に示したように、誘電体窓22と誘電体板24の間にシールド電極20が配置されている。シールド電極20は接地されている。そのため、アンテナコイル12の電界を静電遮蔽することができ、アンテナコイル12とプラズマPLとの容量結合成分を低減することが可能となる。その結果、プラズマPL中のイオンによる誘電体板24のスパッタリングを抑制することができる。スパッタリングされた誘電体62はプラズマ室10の内壁や引出電極30、特にプラズマPLに面する第1グリッド32の表面に付着するが、スパッタリング抑制により、第1グリッド32表面に付着する誘電体膜量が低減されるため、グリッドに印加される直流電圧により引出し電極30の近傍で発生するアーク放電を低減することが可能となる。
なお、図3及び図4に示すように絶縁膜6を用いないで、図6及び図7に示すように、第1導電配線2と、接続端子3を有する第2導電配線4とをパターニングして作製し、誘電体窓22に接着剤で直接貼り付ける等により固定してシールド電極20aとしてもよい。あるいは、導電ペーストをシルク印刷等によりパターニングして焼成してシールド電極20aを誘電体窓22に固定してもよい。シールド電極20aを誘電体窓22に直接的に固定することにより、誘電体板24のメンテナンス時にシールド電極20aが固定されたまま誘電体板24のメンテナンスができる。
また、図8及び図9に示すように、第1導電配線2と、接続端子3を有する第2導電配線4とをパターニングして作製し、誘電体板24に接着剤で直接貼り付ける等により固定してシールド電極20bとしてもよい。あるいは、導電ペーストをシルク印刷等によりパターニングして焼成してシールド電極20bを誘電体板24に固定してもよい。シールド電極20bを誘電体板24に直接的に固定することにより、最適なパターンのシールド電極を得ることができる。例えば、アンテナコイル12に印加する高周波電流の周波数の変更やアンテナコイル12の形状変更が生じた場合でも、誘電体板24を交換することによりシールド電極20bの変更を行うことができる。
図3から図9に示す本発明による実施例においては、アンテナコイルと誘電体窓の間にシールド電極を設置する場合と比較し、シールド電極を変更する際にアンテナコイル12の着脱が不要となる。その結果、アンテナコイルの取付け位置ずれが生じることがなく、図1に示した、基板50に対する処理の均一性や処理速度等のイオンビーム処理装置の性能の安定化が実現できる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は本発明の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面は本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の実施の形態に係るイオンビーム処理装置の構成の一例を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係るイオンビーム処理装置のプラズマ室の構成の一例を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係るイオンビーム処理装置のシールド電極の一例を示す概略平面図である。 図3に示したシールド電極のA−A線に沿った断面を示す概略図である。 比較例によるイオンビーム装置のプラズマ室の一例を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係るイオンビーム装置のシールド電極の他の例を示す概略平面図である。 図6に示したシールド電極のB−B線に沿った断面を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係るイオンビーム装置のシールド電極の更に他の例を示す概略平面図である。 図8に示したシールド電極のC−C線に沿った断面を示す概略図である。
符号の説明
2…第1導電配線
4…第2導電配線
6…絶縁膜
10…プラズマ室
12…アンテナコイル
20…シールド電極
22…誘電体窓
24…誘電体板

Claims (11)

  1. プラズマ生成空間を規定するプラズマ室と、
    前記プラズマ生成空間にプラズマを生成するための誘導電磁界を誘起するアンテナコイルと、
    前記アンテナコイルと前記プラズマ生成空間との間に、前記プラズマ室と大気との圧力隔壁として設けられた誘電体窓と、
    前記誘電体窓と前記プラズマ生成空間の間に配置される誘電体板と、
    前記プラズマ生成空間を挟んで前記アンテナコイルに対向する位置に配置され、前記プラズマ中のイオンを加速するための多孔引出電極と、
    前記誘電体窓と前記誘電体板の間に配置され、一端が接地されたシールド電極と、
    を備えることを特徴とするイオンビーム処理装置。
  2. 前記シールド電極はシールド電極配線を含み、前記シールド電極配線は、互いに孤立した複数の第1導電配線と該複数の第1導電配線のそれぞれと一箇所の接続箇所を持つ第2導電配線とを備え、前記第2導電配線の一端は接地されていることを特徴とする請求項1に記載のイオンビーム処理装置。
  3. 前記シールド電極配線が、前記誘電体窓の前記誘電体板に対向する表面に固定された導電性薄膜のパターンからなることを特徴とする請求項2に記載のイオンビーム処理装置。
  4. 前記シールド電極配線が、前記誘電体板の前記誘電体窓に対向する表面に固定された導電性薄膜のパターンからなることを特徴とする請求項2に記載のイオンビーム処理装置。
  5. 前記シールド電極配線が、高分子フィルムと該高分子フィルム上の導電性薄膜のパターンからなることを特徴とする請求項2に記載のイオンビーム処理装置。
  6. 前記導電性薄膜のパターンが、接着剤で前記誘電体窓に貼り付けられたことを特徴とする請求項3に記載のイオンビーム処理装置。
  7. 前記導電性薄膜のパターンが、接着剤で前記誘電体板に貼り付けられたことを特徴とする請求項4に記載のイオンビーム処理装置。
  8. 前記第1及び第2導電配線が、導電性ペーストの焼成物であることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載のイオンビーム処理装置。
  9. 前記第1及び第2導電配線が、前記アンテナコイルから誘導される誘導電界に対して平行とならないパターンをなすことを特徴とする請求項2〜8のいずれか1項に記載のイオンビーム処理装置。
  10. 前記第1及び第2導電配線がなす配線パターンが占める領域は、前記アンテナコイルがなす領域よりも広いことを特徴とする請求項2〜9のいずれか1項に記載のイオンビーム処理装置。
  11. 前記多孔引出電極が、2枚以上であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載のイオンビーム処理装置。
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