JP5124242B2 - 円筒型電池 - Google Patents

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この発明は、円筒型電池に関し、具体的には、一方の電極を兼ねる有底円筒状の電極缶内に、電解液と、帯状の正極および負極をセパレータを介して渦巻状に巻回してなる電極群とを収納した円筒型電池における封口構造の改良に関し、例えば、円筒型リチウム二次電池などに適用可能である。
図4に、従来の円筒型電池における封口構造の概略を示した。ここに示した従来の円筒型電池1bでは、一方の電極を兼ねる有底円筒状の電極缶2b内に、帯状の正極および負極をセパレータを介して渦巻状に巻回した電極群4が収納されているとともに、電解液が充填されている。ここでは、電極缶を負極缶2bとしている。そして、負極缶2b開口を上方として、負極缶2bの開口の僅かに下方には円筒周囲を巡るビーディング部3bが形成されており、負極缶2b内のビーディング部3bと開口との間には封口体5bが絶縁性樹脂からなる封口ガスケット40bを介して挟持・嵌着されている。
図5(A)〜(E)に上記円筒型電池1bの封口構造を具体的に示した。封口体5bは、それぞれ金属プレートを所定形状に成型してなる正極端子板10bと溶接板30bが、プレート状、あるいはフィルム状の金属からなる封口板20bを上下から挟持した積層構造をなしている。端子板10bは、上方を底11としたカップの周囲にフランジ12を設けた形状であり(A)、封口板20bは、平坦な円盤状の金属プレートや円盤状の金属プレートに薄肉部(溝)を設けた形状としてもよいが、この例では、アルミラミネートフィルムを採用している(B)。溶接板30bは、フランジ31を有して下方を底32とする皿状に形成され、ガス抜き口33を有する(C)。なお、皿の底32の外側には、正極集電体として機能する正極リード板6bの一方の端が溶接され、他端は、負極缶2b内の正極集電体に案内され溶接されている(図1参照)。
封口ガスケット40bの初期形状は、下方を底41とした2段の中空円筒であり、上方の円筒の径が下方の円筒の径より大きい。また、底41の中央には開口42を有している(D)。そして、封口ガスケット40bは、2段円筒の段43bの部分がビーディング部3bを座として載置された状態で負極缶2b内に挿嵌され、さらに、上記積層構造をなす封口体5bが、封口ガスケット40bを介してビーディング部3bの上方に載置される。そして、この状態でビーディング部3bと負極缶2bの開口端7bとの間でかしめられることで、負極缶2bが密閉・封止される(E)。
上述した従来の円筒型電池における封口構造では、ビーディング部から上方へ向かう力と負極缶の開口から下方へ向かう力、すなわち上下(縦)方向の力より、封口体を負極缶に嵌着している。このように、封口体を縦方向の力により電極缶に嵌着してなる封口構造を「縦締め方式」と呼ぶことにする。この縦締め方式による円筒型電池の封口構造では、電極缶外周に形成された溝部と電極缶開口との間で、3つの構成部材を積層してなる封口体の外周部を面で圧着してかしめるため、ビーディング部には十分な深さが要求される。そのため、円筒状の電極缶側面に深いビーディング部を形成すると、このビーディング部で電極缶の肉厚が薄くなる可能性がある。肉厚が薄くなればその部分で強度が低下し、かしめ加工時にこの薄肉部分が割れれば歩留まりが低下する。また、この深いビーディング形状を寸法などで管理するのは容易ではない。すなわち、縦締め方式の封口構造を採用した円筒型電池では、電極缶のビーディング部を成形する際に、精密な加工制御や肉厚管理が必要であり、製造コストを低下させることが難しい。
このような縦締め方式に対し、円筒状電極缶の外周から円筒軸方向への「横方向」へ加圧して封口体を嵌着する「横締め方式」もある。横締め方式では、ビーディング部は、封口体の座として、封口体が電極缶内に落ち込まない程度の深さでよい。したがって、ビーディング部の肉厚が薄くなる可能性が少なく、さらに、外周から円筒軸方向への「横方向」への加圧の程度は、封口体を嵌着する円筒部分の外径を管理すればよいため、ビーディング部形成時に厳密な加工制御や肉厚管理を必要とせず、電極缶については生産性の向上が見込まれる。
しかし、横締め方式では、略円盤状の構成部材を積層してなる封口体の外縁(エッジ)を円盤中心方向に加圧することになり、面で積層体構成部材同士を加圧・密着させる縦締め方式と異なり、エッジに横方向の力が加わると、封口体の外周が容易に撓んでしまう。撓みによって積層構成体同士の接触が不十分になれば接触抵抗が増大し、電池としての性能劣化を招く。また、エッジが撓まないようにかしめ時の圧力を小さくすると、電池を長期に保存したり振動環境下に置いたりすると、封口体の積層構成体同士の密着度が低下し、やはり、積層体構成部材間の接触抵抗が増大する。また、漏液などの問題も発生する。
このように、「横締め方式」により端子板、封口板、溶接板からなる封口体をかしめて電極缶開口を密封する構造の円筒型電池は、生産性の向上が見込まれる反面、信頼性に問題がある。本発明は、ビーディング部の肉厚管理が容易な横締め方式による封口構造を採用する際の各種問題点に鑑みなされたもので、その目的は、横締め方式による封口構造を採用した円筒外電池において、確実に封口体構成部材間を密着させ、長期保存性能や耐振動性能を向上させることにある。
上記目的を達成するための本発明は、一方の電極を兼ねる有底円筒状の電極缶内に、電解液と、帯状の正極および負極をセパレータを介して渦巻状に巻回してなる電極群とを収納するとともに、当該電極缶の開口に絶縁性の樹脂からなる略中空筒状の封口ガスケットを介して封口体を嵌着して当該電極缶を密封してなる円筒型電池であって、
電極缶開口を上方として、前記封口体は、それぞれが金属プレートを成型してなる、他方の電極の端子板と、封口板と、他方の電極のリード線が溶接される溶接板を、この順に上方から積層してなり、
溶接板は、下方を中空の底とした円形の皿の周囲にフランジが一体的に設けられた形状をなすとともに、当該フランジの外周には、下方を底とするU字状の溝が形成され、
封口板は、表面の一部に薄肉部を有する平坦な円盤の周囲に下方を底とするU字状の溝が一体的に設けられた形状をなし、
端子板は、上方を底とした円形のカップの周囲にフランジが一体的に設けられた形状をなすとともに、当該フランジの外周には、下方を底とするU字状の溝が形成され、
前記溶接板、封口板、端子板は、それぞれの前記U字状の溝が互いに密着した状態で積層されて封口ガスケットの中空筒内に挿入されるとともに、円筒状電極缶の外方向から円筒軸方向に加圧嵌着されている。
好ましくは、前記溶接板の外径を、前記封口板の外径の95.0%以上100%未満とすることである。また、前記封口板と溶接板を、ともにアルミニウムあるいはアルミニウムの合金とした円筒型電池とすれば、不要な接触電位差が発生することなく、より好適である。
本発明の円筒型電池によれば、横締め方式の封口構造とすることで、電極缶のビーディング部の肉厚管理が容易で高い生産性を確保することができるとともに、確実に封口体構成部材間を密着させ、長期保存性能や耐振動性能を向上させることができる。
===封口構造===
図1に、本発明の実施例における円筒型電池の封口構造を示した。当該実施例における円筒型電池1aは、封口構造以外の構成(電極群、電解液など)は、図4示した円筒型電池1bと同様であり、有底円筒状の負極缶2a内に、電解液と、セパレータを介して渦巻状に巻回されてなる帯状の正極および負極からなる電極群4とが収納されているとともに、当該負極缶2aの開口に封口体5aが絶縁性の樹脂からなる封口ガスケット40aを介して嵌着されている。封口体5aは、従来の電池1bと同様に、正極端子板10a、封口板20a、溶接板30aから構成されている。しかし、本実施例における封口体5aは、横締め方式による封口構造に最適な形状となっている。
図2に、本実施例における封口構造の構成を示した。(A)は、かしめられる前の端子板10a単体の側断面図である。端子板10aは、ニッケルメッキされた鉄やステンレスなどの、変形しにくい金属からなり、形状は、上方を底11にして周囲にフランジ12を設けた円形のカップである。カップの縁を巡るフランジ12には、底の断面形状が略U字状となるように湾曲されてなる溝(U字溝)が形成され、このU字溝13が端子板10aの外周を巡っている。また、端子板10aの縁14は、U字溝13の壁面としてほぼ垂直に上方に立ち上がっている。
(B)は、かしめられる前の封口板20a単体の側断面図である。封口板20aは、金属プレートを所定形状に成型したものであり、端子板10aと同様のU字溝22を円盤の外周に設けた形状をなし、円盤の縁23は、U字溝22の壁面としてほぼ垂直に上方に立ち上がっている。本実施例では、その立ち上がりの高さ24は、溝の深さ25より高く、また(E)に示すように、端子板10aと積層状態にあるときは、端子板10aの縁14よりも上方に突出するようになっている。
なお、封口板20aにおける円盤状の平坦部26の表面には、薄肉にしてなる溝21が平坦部26の円盤形状と同心円をなすように画成されている。この薄肉部(溝)21は、電池1a内の内圧が異常上昇した際にこの部分21が先行破断して内圧を開放し、負極缶2aが破裂するのを防止する安全弁として機能する。さらに、この例における正極端子板10aのカップ側面には通気口15が穿設されており、封口板20aの安全弁21が作動した際に、負極缶2a内に発生したガスをこの通気口15から缶外へ排出するようになっている。
(C)は、かしめられる前の溶接板30a単体の側断面図である。溶接板30aは、下方を底32にして周囲にフランジ31を設けた円形の皿であり、フランジ31には、底32の断面形状が略U字となるように湾曲してなるU字溝が形成されている。また、皿の底32は開口しており、皿の内側側面34にはリード板6aが溶接され、リード板6aはこの開口35から溶接板30aの皿の外側へ案内され、負極缶2a内の正極集電体に溶接されている。なお、封口板20aと溶接板30aの2つの部材は、積み重ねることによって導通を取っている。この二つの部材(20a,30b)は、電解液に接する位置にあるため、接触により電位差が生じないように同じ金属で構成することが望ましい。封口板20aは、一般的にアルミニウムかその合金製であり、封口板20aと溶接板30aをアルミニウム、あるいはアルミニウム合金製とすることが現実的である。もちろん、上記2つの部材に加え、リード板6aも同じ金属で構成すればより好ましい。
(D)は、かしめられる前の封口ガスケット40a単体の側断面図である。封口ガスケット40aは、中央に開口42を有する底41を備えた中空円筒状の樹脂からできており、(E)に示すように、封口ガスケット40aは、底41の縁43aが、座となるビーディング部3aに当接した状態で負極缶2a内に挿入される。この封口ガスケット40a内に、封口体5aを構成する3つの部材(10a,20a,30a)が積層された状態で収容される。このとき、最下層の溶接板30aの底32は、封口ガスケット40aの底部開口42を通して下方に突出する。
上記封口構造を備えた円筒型電池1aによれば、封口体5aは、略円盤状の3つの部材(10a,20a,30a)を積層してなり、3つの部材(10a,20a,30a)は、積層状態において、それぞれの外周に設けられたU字溝(13,22,33)が互いに上下で密着するようになっている。そして、封口体5aを封口ガスケット40aを介して横締め方式により負極缶2aの外側から封口ガスケット40aを介して内側へ向かう力でかしめたとき、その圧力が、封口体5aのエッジではなく、U字溝(13,22,33)の外側壁面によって受け止められるとともに、封口板20aと溶接板30aが負極缶2aと変形しにくい端子板10aのU字溝13の外壁面との間に挟持される。そのため、3つの封口体構成部材(10a,20a,30b)が互いに確実に面で接触する。したがって、長期保存時や振動環境下においても安定して各部材(10a,20a,30b)が相互に密着し、接触抵抗が増大することがない。
===信頼性試験===
次に、上述した実施例の封口構造を採用した円筒型電池について、より優れた長期保存性能や耐振動性能を達成するための最適条件を検討することとする。当該条件は、製造容易性、あるいは、製造コストの低減などに鑑み、電極群や電極缶、封口体など、円筒型電池を構成する各部材の素材については、従来の円筒型電池と同様とし、専ら、封口板と溶接板のそれぞれの外径に関する条件を検討することで信頼性の向上を計ることとした。そして、本発明の実施例に係る上記封口構造を採用した電池と、比較例として溶接板のフランジを平坦とした電池とを作成し、封口板に対する溶接板の外径を種々変更した多種多様な電池をサンプルとして、長期保存性能や耐振動性能に関わる信頼性試験を行った。図3に比較例における溶接板の側断面図(A)と、封口構造(B)とを示した。封口体5cを構成する溶接板30c以外は実施例と同じ構造・構成である。
なお、サンプルは、いずれも、帯状にしたリチウム複合酸化物からなる正極と、同じく帯状にしたリチウムイオンの吸蔵放出が可能な炭素材料からなる負極とをセパレータを介して巻回して電極群とし、この電極群を負極缶内に挿入してこれに電解液を含浸させた後、負極缶開口を横締め方式により封口して円筒型電池としたものである。また、各サンプルの外寸と封口板の外径(直径)は同じであり、外寸は、直径18.0mm、高さ50.0mmで、封口板の外径は16.3mmである。
実施例、および比較例における各サンプル(実施例1〜5,比較例1,比較例2)について、初期状態における内部抵抗と信頼性試験後の内部抵抗とを測定した。内部抵抗は、LCRメータを用い、1kHzの交流を印加して測定した。長期保存性能は、70℃の温度で20日間保存した時点での内部抵抗値によって評価し、耐振動性能は、円筒型のサンプルを正極端子板を上にした状態で「NDS C8510b.4.5」に準拠した試験方法、すなわち、1mmの震幅の振動で、周波数を1Hz/分の変化率で90分掛けて、10Hzから55Hzに徐々に上げていき、55Hzに達したら10Hzに徐々に下げていく方法で試験した時点における内部抵抗値によって評価した。
以下の表1に各サンプルの作成条件と信頼性試験結果とを示した。
上記表1では、本発明の実施例に係る封口構造を採用したサンプル1〜5と、比較例として作成したサンプル6,7について、溶接板の外径および封口板の外径に対する溶接板の外径の比(%)と、初期状態、長期保存性能試験後、耐振動試験後のそれぞれの内部抵抗が示されている。
この表1における信頼性試験の結果から、初期状態における内部抵抗値は、実施例1〜5のサンプルより比較例のサンプルの方が3〜7mΩ程度高かった。長期保存性能試験では、実施例に係るサンプルでは大きな劣化は確認できなかった。特に実施例2〜4のサンプルは、初期状態に対して内部抵抗の増加率が3%未満であり、ほぼ初期状態の内部抵抗値を維持した。なお、その他の実施例1と5は、それぞれ、7%、11%程度であった。一方、比較例のサンプルでは、外径比が100%の比較例2が大きく劣化している。外径比97%の比較例1では、22%増加した。
耐振動性能試験では、実施例に係るサンプルでは、いずれも、内部抵抗値の増加率が20%未満であり、大きな劣化は無いと言える。そして、実施例2〜4のサンプルでは、実施例4の約5%の増加率が最高であり、ほぼ初期状態の内部抵抗値を維持した。それに対し、比較例のサンプルでは、いずれも、内部抵抗値が約24%も増加した。
以上の結果より、本発明の実施例における封口構造を採用した円筒型電池は、封口板の外径に対する溶接板の外径の比を95%以上、100%未満とすることで、より優れた信頼性を確保することができる。
本発明の実施例における円筒型電池の封口構造の概略図である。 上記封口構造の構成を説明するための図である。 上記実施例に係る円筒型電池と性能比較を行うための比較例に係る円筒型電池の封口構造の概略図である。 従来の円筒型電池における封口構造の概略図である。 従来の円筒型電池における封口構造の構成を説明するための図である。
符号の説明
1a、1b、1c 円筒型電池
2a、2b 電極缶(負極缶)
3a、3b ビーディング部
5a、5b、5c 封口体
10a、10b 端子板
20a、20b 封口板
30a、30b、30c 溶接板
40a、40b 封口ガスケット

Claims (3)

  1. 一方の電極を兼ねる有底円筒状の電極缶内に、電解液と、帯状の正極および負極をセパレータを介して渦巻状に巻回してなる電極群とを収納するとともに、当該電極缶の開口に絶縁性の樹脂からなる略中空筒状の封口ガスケットを介して封口体を嵌着して当該電極缶を密封してなる円筒型電池であって、
    電極缶開口を上方として、前記封口体は、それぞれが金属プレートを成型してなる、他方の電極の端子板と、封口板と、他方の電極のリード線が溶接される溶接板を、この順に上方から積層してなり、
    溶接板は、下方を中空の底とした円形の皿の周囲にフランジが一体的に設けられた形状をなすとともに、当該フランジの外周には、下方を底とするU字状の溝が形成され、
    封口板は、表面の一部に薄肉部を有する平坦な円盤の周囲に下方を底とするU字状の溝が一体的に設けられた形状をなし、
    端子板は、上方を底とした円形のカップの周囲にフランジが一体的に設けられた形状をなすとともに、当該フランジの外周には、下方を底とするU字状の溝が形成され、
    前記溶接板、封口板、端子板は、それぞれの前記U字状の溝が互いに密着した状態で積層されて封口ガスケットの中空筒内に挿入されるとともに、円筒状電極缶の外方向から円筒軸方向に加圧嵌着されている
    ことを特徴とする円筒型電池。
  2. 請求項1において、前記溶接板の外径は、前記封口板の外径の95.0%以上100%未満であることを特徴とする円筒型電池。
  3. 請求項1または2において、前記封口板と溶接板は、ともにアルミニウムあるいはアルミニウムの合金であることを特徴とする円筒型電池。
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