JP5123536B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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本発明は、半導体装置および半導体装置の製造技術に関し、特に、窒化膜を電荷蓄積層とするMONOS(Metal Oxide Nitride Oxide Semiconductor)構造を有する半導体装置に適用して有効な技術に関するものである。
例えば基板の主表面に半導体のチャネル領域を挟んで形成された一対の不純物領域と、チャネル領域の表面に第1ゲート絶縁膜を介して形成された選択ゲート電極と、選択ゲート電極の各不純物領域側の側面の少なくとも一方に、ゲート分離絶縁膜を介して側壁状に形成された制御ゲート電極と、制御ゲート電極と基板との間に形成された第2ゲート絶縁膜とを具備し、各ゲート電極がシリコンであり、その表面の一部がシリサイドとする不揮発性半導体メモリが特開2002−231829号公報(特許文献1)に開示されている。
特開2002−231829号公報
電気的に書き換え可能な不揮発性メモリとしては、多結晶シリコンをフローティング電極としたEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)が主に使用されている。しかし、この構造のEEPROMでは、フローティングゲート電極を取り囲む酸化膜のどこか一部にでも欠陥があると、電荷蓄積層が導体であるため、異常リークにより蓄積ノードに貯えられた電荷がすべて抜けてしまう場合がある。特に今後、微細化が進み集積度が向上すると、この問題がより顕著になってくると考えられる。
そこで、近年は、窒化膜を電荷蓄積層とするMONOS型メモリセルが注目されている。この場合、データ記憶に寄与する電荷は、絶縁体である窒化膜の離散トラップに蓄積されるため、蓄積ノードを取り巻く酸化膜のどこか一部に欠陥が生じて異常リークがおきても、電荷蓄積層の電荷が全て抜けてしまうことがないため、データ保持の信頼度を向上させることが可能である。
MONOS型メモリセルとしては、単一トランジスタ構造のメモリセルが提案されている。さらにこの構造のメモリセルの場合、EEPROMのメモリセルと比べてディスターブの影響を受け易いので、選択ゲート電極を設けた2トランジスタ構成のスプリットゲート構造のメモリセルも提案されている。
しかしながら、スプリットゲート構造のMONOS型不揮発性メモリセルについては、以下に説明する種々の技術的課題が存在する。
選択ゲート電極とメモリゲート電極とを設けたスプリットゲート構造のMONOS型不揮発性メモリセルでは、選択ゲート電極とメモリゲート電極とは薄いゲート分離絶縁膜を介して絶縁されている。このため、選択ゲート電極およびメモリゲート電極の表面に自己整合法によりシリサイド層を形成すると、シリサイド層がゲート分離絶縁膜を乗り越えて成長し、選択ゲート電極とメモリゲート電極とが短絡して、メモリセルの製造歩留まりが低下するという問題が生ずる。ゲート分離絶縁膜を厚くすることにより選択ゲート電極とメモリゲート電極とは短絡しにくくはなる。しかし、ゲート分離絶縁膜が厚くなると集積度が低下する、さらにメモリゲート電極と半導体基板との間にはゲート分離絶縁膜と同一の絶縁膜が形成されているため、メモリゲート電極と半導体基板との間の絶縁膜も厚くなりメモリ特性が劣化するなどの新たな課題が生ずる。
本発明の目的は、スプリットゲート構造のMONOS型不揮発性メモリセルを有する半導体装置において、選択ゲート電極とメモリゲート電極との短絡不良を低減することのできる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明は、スプリットゲート構造のMONOS型不揮発性メモリセルを有する半導体装置であって、第1領域に形成されたゲート絶縁膜と、第1領域にゲート絶縁膜を介して形成された選択用電界効果トランジスタの選択ゲート電極と、第2領域に順次形成された絶縁膜、電荷蓄積層および絶縁膜と、第2領域に絶縁膜、電荷蓄積層および絶縁膜を介して形成されたメモリ用電界効果トランジスタのメモリゲート電極とを有し、選択ゲート電極とメモリゲート電極との間に絶縁膜、電荷蓄積層および絶縁膜が形成されており、選択ゲート電極とメモリゲート電極との間に形成された絶縁膜、電荷蓄積層および絶縁膜の半導体基板の主面からの高さが、選択ゲート電極およびメモリゲート電極の上面の半導体基板の主面からの高さよりも10〜20nm高いものである。
本発明は、スプリットゲート構造のMONOS型不揮発性メモリセルを有する半導体装置の製造方法であって、第1領域にゲート絶縁膜を形成する工程、第1領域にゲート絶縁膜を介して第1多結晶シリコンからなる選択用電界効果トランジスタの選択ゲート電極を形成する工程、半導体基板上に絶縁膜、電荷蓄積層および絶縁膜を順次形成する工程、第2領域に絶縁膜、電荷蓄積層および絶縁膜を介して第2多結晶シリコンからなるメモリ用電界効果トランジスタのメモリゲート電極を形成する工程、選択ゲート電極とメモリゲート電極との間および第2領域に形成された絶縁膜、電荷蓄積層および絶縁膜を残して、その他の領域の絶縁膜、電荷蓄積層および絶縁膜を除去する工程、選択ゲート電極の片側面およびメモリゲート電極の片側面に絶縁材料からなるサイドウォールをそれぞれ形成する工程、選択ゲート電極を構成する第1多結晶シリコンおよびメモリゲート電極を構成する第2多結晶シリコンをその上面から10〜20nm削る工程、選択ゲート電極およびメモリゲート電極の上面に自己整合法によりシリサイド層を形成する工程を有する。
本発明は、スプリットゲート構造のMONOS型不揮発性メモリセルを有する半導体装置の製造方法であって、第1領域にゲート絶縁膜を形成する工程、第1領域にゲート絶縁膜を介して第1多結晶シリコンからなる選択用電界効果トランジスタの選択ゲート電極を形成する工程、半導体基板上に絶縁膜、電荷蓄積層および絶縁膜を順次形成する工程、第2領域に絶縁膜、電荷蓄積層および絶縁膜を介して第2多結晶シリコンからなるメモリ用電界効果トランジスタのメモリゲート電極を形成する工程、選択ゲート電極とメモリゲート電極との間および第2領域に形成された絶縁膜、電荷蓄積層および絶縁膜を残して、その他の領域の絶縁膜、電荷蓄積層および絶縁膜を除去する工程、その端部が選択ゲート電極の上面に位置してメモリゲート電極と反対側の選択ゲート電極の一部を覆うレジストパターンを形成した後、選択ゲート電極を構成する第1多結晶シリコンおよびメモリゲート電極を構成する第2多結晶シリコンをその上面から10〜20nm削る工程、上記レジストパターンをマスクとしてメモリゲート電極の片側の半導体基板に不純物をイオン注入して、半導体基板の主面にメモリゲート電極に対して相対的に低濃度の半導体領域を自己整合的に形成する工程、選択ゲート電極の片側面およびメモリゲート電極の片側面に絶縁材料からなるサイドウォールをそれぞれ形成する工程、選択ゲート電極およびメモリゲート電極の上面に自己整合法によりシリサイド層を形成する工程を有する。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
選択ゲート電極の上面に形成されるシリサイド層とメモリゲート電極の上面に形成されるシリサイド層との短絡が抑制できて、選択ゲート電極とメモリゲート電極との短絡不良を低減することができる。
本実施の形態において、便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。また、本実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。さらに、本実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。同様に、本実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
また、本実施の形態においては、電界効果トランジスタを代表するMISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)をMISと略し、nチャネル型のMISFETをnMISと略す。なお、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor FET)は、そのゲート絶縁膜が酸化シリコン(SiO等)膜からなる構造の電界効果トランジスタであり、上記MISの下位概念に含まれるものとする。また、本実施の形態で記載するMONOS型メモリセルについても、上記MISの下位概念に含まれることは勿論である。また、本実施の形態において、窒化シリコン、窒化ケイ素またはシリコンナイトライドというときは、Siは勿論であるが、それのみではなく、シリコンの窒化物で類似組成の絶縁膜を含むものとする。また、本実施の形態において、ウエハと言うときは、Si(Silicon)単結晶ウエハを主とするが、それのみではなく、SOI(Silicon On Insulator)ウエハ、集積回路をその上に形成するための絶縁膜基板等を指すものとする。その形も円形またはほぼ円形のみでなく、正方形、長方形等も含むものとする。
また、本実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1であるメモリセルの構造の一例を図1および図2によって説明する。図1はメモリセルの要部平面図、図2(a)はチャネルをメモリゲート電極に対して交差する方向(図1のA−A′線)に沿って切断したメモリセルの要部断面図、図2(b)は同図(a)のメモリセルの一部を拡大して示す要部断面図である。ここでは、スプリットゲート構造のサイドウォール方式メモリゲート電極乗り上げ型のメモリセルを例示している。
半導体基板1は、例えばp型の単結晶シリコンからなり、その主面(デバイス形成面)の活性領域ACTにはメモリセルMC1の選択用nMIS(第1電界効果トランジスタ)Qncとメモリ用nMIS(第2電界効果トランジスタ)Qnmとが配置されている。このメモリセルMC1のドレイン領域Drmおよびソース領域Srmは、例えば相対的に低濃度のn型の半導体領域2ad,2asと、そのn型の半導体領域2ad,2asよりも不純物濃度の高い相対的に高濃度のn型の半導体領域2bとを有している(LDD(Lightly Doped Drain)構造)。n型の半導体領域2ad,2asは、メモリセルMC1のチャネル領域側に配置され、n型の半導体領域2bは、メモリセルMC1のチャネル領域側からn型の半導体領域2ad,2as分だけ離れた位置に配置されている。
このドレイン領域Drmとソース領域Srmとの間の半導体基板1の主面上には、上記選択用nMIS(Qnc)の選択ゲート電極(第1ゲート電極)CGと、上記メモリ用nMIS(Qnm)のメモリゲート電極(第2ゲート電極)MGとが隣接して延在しており、その延在方向において複数のメモリセルMC1は半導体基板1に形成された素子分離部SGIを介して隣接している。選択ゲート電極CGおよびメモリゲート電極MGは、例えばn型の低抵抗多結晶シリコンからなり、選択ゲート電極CGのゲート長は、例えば0.1〜0.2μm程度、メモリゲート電極MGのゲート長は、例えば0.02〜0.15μm程度である。さらに、選択ゲート電極CGおよびメモリゲート電極MGの上面には、例えばコバルトシリサイド等のようなシリサイド層3が形成されている。シリサイド層3の厚さは、例えば20nm程度である。MONOS型メモリセルでは、選択ゲート電極CGおよびメモリゲート電極MGの双方に電位を供給する必要があり、その動作速度は選択ゲート電極CGおよびメモリゲート電極MGの抵抗値に大きく依存する。従ってシリサイド層3を形成することにより選択ゲート電極CGおよびメモリゲート電極MGの低抵抗化を図ることが望ましい。
選択ゲート電極CGと半導体基板1の主面との間には、例えば厚さ1〜5nm程度の薄い酸化シリコンからなるゲート絶縁膜(第1絶縁膜)4が設けられている。従って素子分離部SGI上およびゲート絶縁膜4を介した半導体基板1の第1領域上に選択ゲート電極CGが配置されている。このゲート絶縁膜4の下方の半導体基板1の主面には、例えばボロンが導入されてp型の半導体領域5が形成されている。この半導体領域5は、選択用nMIS(Qnc)のチャネル形成用の半導体領域であり、この半導体領域5により選択用nMIS(Qnc)のしきい値電圧が所定の値に設定されている。
メモリゲート電極MGは選択ゲート電極CGの側壁に設けられており、絶縁膜6b、電荷蓄積層CSLおよび絶縁膜6tからなる積層膜(以下、絶縁膜6b,6tおよび電荷蓄積層CSLと記す)により選択ゲート電極CGとメモリゲート電極MGとの絶縁がなされている。また絶縁膜6b,6tおよび電荷蓄積層CSLを介した半導体基板1の第2領域上にメモリゲート電極MGが配置されている。なお、図2(a)では絶縁膜6b,6tおよび電荷蓄積層CSLの表記を6b/CSL/6tとして表現している。
電荷蓄積層CSLは、その上下を絶縁膜6b,6tに挟まれた状態で設けられており、例えば窒化シリコンからなり、その厚さは、例えば5〜20nm程度である。絶縁膜6b,6tは、例えば酸化シリコン等からなり、絶縁膜6bの厚さは、例えば1〜10nm程度、絶縁膜6tの厚さは、例えば5〜15nm程度である。絶縁膜6b,6tは窒素を含んだ酸化シリコンで形成することもできる。さらに、選択ゲート電極CGとメモリゲート電極MGとの間の絶縁膜6b,6tおよび電荷蓄積層CSLの半導体基板1の主面からの高さは、選択ゲート電極CGおよびメモリゲート電極MGの上面の半導体基板1の主面からの高さよりも10〜20nm程度高く形成されている。従って、この選択ゲート電極CGとメモリゲート電極MGとの間に設けられた絶縁膜6b,6tおよび電荷蓄積層CSLとが壁となり、選択ゲート電極CGの上面に形成されるシリサイド層3とメモリゲート電極MGの上面に形成されるシリサイド層3との短絡を抑制することができる。
上記絶縁膜6bの下方、p型の半導体領域5とソース領域Srmとの間の半導体基板1の主面には、例えばヒ素またはリンが導入されてn型の半導体領域7が形成されている。この半導体領域7は、メモリ用nMIS(Qnm)のチャネル形成用の半導体領域であり、この半導体領域7によりメモリ用nMIS(Qnm)のしきい値電圧が所定の値に設定されている。ドレイン領域Drmには、コンタクトホールCNTに埋め込まれたプラグPLGを介してメモリゲート電極MG(または選択ゲート電極CG)に対して交差する方向に延在する第1層配線M1が接続されている。
次に、半導体装置の製造方法の一例を図3〜図13を用いて説明する。図3〜図13は半導体装置の製造工程中におけるメモリ領域の要部断面図である。ここでは、メモリセルMC1への適用例を説明し、図3〜図13は前記図2(b)に示したメモリセルMC1の要部断面図と同じ箇所を示す。
まず、半導体基板(この段階では半導体ウエハと称する平面略円形状の半導体の薄板)1の主面に、例えば溝型の素子分離部SGIおよびこれに取り囲まれるように配置された活性領域ACT等を形成する。すなわち半導体基板1の所定箇所に分離溝を形成した後、半導体基板1の主面上に、例えば酸化シリコンからなる絶縁膜を堆積し、さらにその絶縁膜が分離溝内のみに残されるように絶縁膜をCMP(Chemical Mechanical Polishing)法等によって研磨することで、素子分離部SGIを形成する。
次に、図3に示すように、半導体基板1の所定部分に所定の不純物を所定のエネルギーで選択的にイオン注入法等によって導入することにより、埋め込みnウェルNWおよびpウェルPWを形成する。続いて半導体基板1の主面にp型不純物、例えばボロンをイオン注入法により導入する。これにより半導体基板1の主面に、選択用nMIS(Qnc)のチャネル形成用のp型の半導体領域5を形成する。この時のp型不純物イオンの打ち込みエネルギーは、例えば20KeV程度、ドーズ量は、例えば1.5×1013cm−2程度である。
次に、半導体基板1に対して酸化処理を施すことにより、半導体基板1の主面上に、例えば酸化シリコンからなる厚さ1〜5nm程度のゲート絶縁膜4を形成する。続いて、半導体基板1の主面上に、例えば低抵抗多結晶シリコン(第1多結晶シリコン)からなる厚さ250nm程度の導体膜をCVD(Chemical Vapor Deposition)法により堆積する。その後、この導体膜をリソグラフィ技術およびドライエッチング技術によりパターニングすることにより、選択ゲート電極CGを形成する。選択ゲート電極CGのゲート長Lcgは、例えば0.1μm程度である。
次に、図4に示すように、選択ゲート電極CGおよびレジストパターンをマスクとして、半導体基板1の主面にn型不純物、例えばヒ素またはリンをイオン注入することにより、メモリ用nMIS(Qnm)のチャネル形成用のn型の半導体領域7を形成する。この時のn型不純物イオンの打ち込みエネルギーは、例えば25keV程度、ドーズ量は、例えば6.5×1012cm−2である。
次に、半導体基板1の主面上に、例えば酸化シリコンからなる絶縁膜6b、窒化シリコンからなる電荷蓄積層CSLおよび酸化シリコンからなる絶縁膜6tを順次堆積する。絶縁膜6bは熱酸化法により形成され、その厚さは、例えば1〜10nm程度、電荷蓄積層CSLはCVD法により形成され、その厚さは、例えば5〜20nm程度、絶縁膜6tはCVD法により形成され、その厚さは、例えば5〜15nm程度を例示することができる。
次に、半導体基板1の主面上に低抵抗多結晶シリコン(第2多結晶シリコン)からなるメモリゲート形成用の導体膜を堆積する。この導体膜はCVD法により形成され、その厚さは、例えば50〜100nm程度を例示することができる。続いて、リソグラフィ技術およびドライエッチング技術により、この導体膜を異方性のドライエッチング法でエッチバックすることにより、図5に示すように、選択ゲート電極CGの両側面に絶縁膜6b,6tおよび電荷蓄積層CSLを介してサイドウォール10を形成する。ここで、選択ゲート電極CGの上面とサイドウォール10の上面との高さの差hgが、例えば0〜10nm程度となるように、上記エッチバックのオーバエッチング量を調整する。
次に、図6に示すように、レジストパターンをマスクとして、そこから露出するサイドウォール10をエッチングして、選択ゲート電極CGの片側面のみにメモリゲート電極MG(サイドウォール10)を形成する。メモリゲート電極MGのゲート長Lmgは、例えば0.065μm程度である。
次に、図7に示すように、選択ゲート電極CGとメモリゲート電極MGとの間および半導体基板1とメモリゲート電極MGとの間の絶縁膜6b,6tおよび電荷蓄積層CSLを残して、その他の領域の絶縁膜6b,6tおよび電荷蓄積層CSLを選択的にエッチングする。続いて、半導体基板1の主面上に、例えば酸化シリコンからなる厚さ10nm程度の絶縁膜をCVD法により堆積した後、これを異方性のドライエッチング法でエッチバックすることにより、選択ゲート電極CGの片側面およびメモリゲート電極MGの片側面にそれぞれサイドウォール12を形成する。サイドウォール12のスペーサ長は、例えば6nm程度である。これにより、選択ゲート電極CGと半導体基板1との間のゲート絶縁膜4の露出していた側面、ならびにメモリゲート電極MGと半導体基板1との間の絶縁膜6b,6tおよび電荷蓄積層CSLの露出していた側面をサイドウォール12によって覆うことができる。
次に、図8に示すように、その端部が選択ゲート電極CGの上面に位置してメモリゲート電極MGと反対側の選択ゲート電極CGの一部を覆うレジストパターン13を形成した後、選択ゲート電極CG、メモリゲート電極MGおよびレジストパターン13をマスクとしてn型不純物、例えばヒ素を半導体基板1の主面にイオン注入することにより、半導体基板1の主面にn型の半導体領域2asをメモリゲート電極MGに対して自己整合的に形成する。この時の不純物イオンの打ち込みエネルギーは、例えば5keV程度、ドーズ量は、例えば1×1015cm−2程度である。
次に、上記レジストパターン13を除去した後、その端部が選択ゲート電極CGの上面に位置してメモリゲート電極MG側の選択ゲート電極CGの一部およびメモリゲート電極MGを覆うレジストパターンを形成した後、選択ゲート電極CG、メモリゲート電極MGおよびレジストパターンをマスクとしてn型不純物、例えばヒ素を半導体基板1の主面にイオン注入することにより、半導体基板1の主面にn型の半導体領域2adを選択ゲート電極CGに対して自己整合的に形成する。この時のn型不純物イオンの打ち込みエネルギーは、例えば7keV程度、ドーズ量は、例えば1×1015cm−2である。なお、ここでは、先にn型の半導体領域2asを形成し、その後n型の半導体領域2adを形成したが、先にn型の半導体領域2adを形成し、その後n型の半導体領域2asを形成してもよい。また、n型の半導体領域2adを形成するn型不純物のイオン注入に続いて、p型不純物、例えばボロンを半導体基板1の主面にイオン注入し、n型の半導体領域2adの下部を囲むようにp型の半導体領域を形成してもよい。p型不純物イオンの打ち込みエネルギーは、例えば20keV程度、ドーズ量は、例えば2.5×1013cm−2である。
次に、図9に示すように、半導体基板1の主面上に、例えば酸化シリコン膜14b、窒化シリコン膜14mおよび酸化シリコン膜14tをCVD法により順次堆積し、これらを異方性のドライエッチング法でエッチバックすることにより、選択ゲート電極CGの片側面およびメモリゲート電極MGの片側面に酸化シリコン膜14b、窒化シリコン膜14mおよび酸化シリコン膜14tからなるサイドウォール14(第1サイドウォール)を形成する。酸化シリコン膜14bの厚さは、例えば20nm程度、窒化シリコン膜14mの厚さは、例えば25nm程度および酸化シリコン膜14tの厚さは、例えば50nm程度である。
次に、図10に示すように、サイドウォール14をマスクとしてn型不純物、例えばヒ素およびリンを半導体基板1の主面にイオン注入することにより、半導体基板1の主面にn型の半導体領域2bを選択ゲート電極CGおよびメモリゲート電極MGに対して自己整合的に形成する。この時のn型不純物イオンの打ち込みエネルギーは、例えば50keV程度、ドーズ量は、例えば4×1015cm−2、リンイオンの打ち込みエネルギーは、例えば40keV程度、ドーズ量は、例えば5×1013cm−2である。これにより、n型の半導体領域2adおよびn型の半導体領域2bからなるドレイン領域Drm、n型の半導体領域2asおよびn型の半導体領域2bからなるソース領域Srmが形成される。
次に、図11に示すように、半導体基板1の主面上に、例えば厚さ50nm程度の酸化シリコン膜を堆積した後、この酸化シリコン膜を異方性のドライエッチング法でエッチバックすることにより、上記サイドウォール14の側壁に、さらにサイドウォール14Aを形成する。続いて、ドライエッチング法により選択ゲート電極CGを構成する第1多結晶シリコンおよびメモリゲート電極MGを構成する第2多結晶シリコンを削って、絶縁膜6b,6tおよび電荷蓄積層CSLの上部を、例えば10〜20nm程度露出させる。このドライエッチング法では絶縁膜(酸化シリコン膜または窒化シリコン膜)に対する多結晶シリコン膜のエッチング選択比が1:8〜1:10程度となる条件を用いて、第1および第2多結晶シリコンがエッチングされる。これにより、絶縁膜6b,6tおよび電荷蓄積層CLSのエッチングを抑えて、選択ゲート電極CGを構成する第1多結晶シリコンおよびメモリゲート電極MGを構成する第2多結晶シリコンをエッチングすることができる。なお、選択ゲート電極CGを構成する第1多結晶シリコンおよびメモリゲート電極MGを構成する第2多結晶シリコン膜をエッチングする際に、半導体基板1(n型の半導体領域2b)もエッチングされてn型の半導体領域2bが浅くなり、ドレイン領域Drmおよびソース領域Srmの抵抗が高くなることが懸念される。このため、エッチング条件等を最適化することにより半導体基板1の削れ量を小さく抑えることが必要である。
次に、図12に示すように、選択ゲート電極CGおよびメモリゲート電極MGの上面、ならびにn型の半導体領域2bの表面にシリサイド層、例えばコバルトシリサイド(CoSi)層15を自己整合法、例えばサリサイド(Salicide:Self Align silicide)プロセスにより形成する。まず、半導体基板1の主面上にスパッタリング法によりコバルト膜を堆積する。続いて、半導体基板1にRTA(Rapid Thermal Anneal)法を用いた熱処理を施すことにより、コバルト膜と選択ゲート電極CGを構成する第1多結晶シリコンおよびメモリゲート電極MGを構成する第2多結晶シリコン、コバルト膜と半導体基板1(n型の半導体領域2b)を構成する単結晶シリコンとを反応させてコバルトシリサイド層15を形成する。その後、未反応のコバルト膜を除去する。コバルトシリサイド層15を形成することにより、コバルトシリサイド層15と、その上部に形成されるプラグ等との接触抵抗を低減することができ、また選択ゲート電極CG、メモリゲート電極MG、ソース領域Srmおよびドレイン領域Drm自身の抵抗を低減することができる。また、本実施の形態1によるメモリセルMC1では、選択ゲート電極MGとメモリゲート電極CGとの間に、これらの上面よりも10〜20nm程度高く絶縁膜6b,6tおよび電荷蓄積層CSLからなる壁が形成されているので、自己整合法によりコバルトシリサイド層15を形成しても、この壁を越えてコバルトシリサイド層15は形成されず、選択ゲート電極CGの上面に形成されたコバルトシリサイド層15とメモリゲート電極MGの上面に形成されたコバルトシリサイド層15との接触を防ぐことができる。
次に、図13に示すように、半導体基板1の主面上に、例えば窒化シリコン膜16aおよび酸化シリコン膜16bからなる層間絶縁膜16をCVD法により形成する。図示は省略するが、続いて層間絶縁膜16にコンタクトホールCNTを形成した後、コンタクトホールCNT内にプラグPLGを形成する。プラグPLGは、例えばチタンおよび窒化チタンの積層膜からなる相対的に薄いバリア膜と、そのバリア膜に包まれるように形成されたタングステンまたはアルミニウム等からなる相対的に厚い導体膜とを有している。その後、層間絶縁膜16上に、例えばタングステンまたはアルミニウム等からなる第1層配線M1を形成することによって、前記図2(a)に示すメモリセルMC1が略完成する。これ以降は、通常の半導体装置の製造工程を経て、不揮発性メモリを有する半導体装置を製造する。
このように、本実施の形態1によれば、選択ゲート電極CGとメモリゲート電極MGとを隣接して設けたスプリットゲート構造のメモリセルMC1において、選択ゲート電極CGの上面およびメモリゲート電極MGの上面に自己整合法によりシリサイド層3を形成しても、選択ゲート電極CGおよびメモリゲート電極MGとの間に、これらの上面よりも10〜20nm程度高く絶縁膜6b,6tおよび電荷蓄積層CSLからなる壁が形成されており、シリサイド層3が絶縁膜6b,6tおよび電荷蓄積層CSLを乗り越えて形成されにくいので、選択ゲート電極CGの上面に形成されたシリサイド層3とメモリゲート電極MGの上面に形成されたシリサイド層3とが接触しにくくなり、選択ゲート電極CGとメモリゲート電極MGとの短絡を抑制することができる。
(実施の形態2)
前述の実施の形態1と相違する点は、半導体基板1の主面にメモリゲート電極MGをマスクとしてn型不純物をイオン注入することにより、半導体基板1の主面にn型の半導体領域2bを形成する前に、ドライエッチング法により選択ゲート電極CGを構成する第1多結晶シリコンおよびメモリゲート電極MGを構成する第2多結晶シリコンを、例えば10〜20nm程度削ることにある。
本発明の実施の形態2による半導体装置の製造方法の一例を図14〜図17を用いて説明する。図14〜図17は半導体装置の製造工程中におけるメモリ領域の半導体基板の要部断面図である。なお、選択ゲート電極CG、絶縁膜6b,6tおよび電荷蓄積層CSL、メモリゲート電極MGを形成した後、選択ゲート電極CGおよびメモリゲート電極MGの側面にサイドウォール12を形成するまでの製造過程は、前述した実施の形態1と同様であるためその説明を省略する。
図14に示すように、その端部が選択ゲート電極CGの上面に位置してメモリゲート電極と反対側の選択ゲート電極CGの一部を覆うレジストパターン13を形成する。続いて、ドライエッチング法により選択ゲート電極CGを構成する第1多結晶シリコンおよびメモリゲート電極MGを構成する第2多結晶シリコンをエッチングして、絶縁膜6b,6tおよび電荷蓄積層CSLの上部を、例えば10〜20nm程度露出させる。このドライエッチング法では絶縁膜(酸化シリコン膜または窒化シリコン膜)に対する多結晶シリコン膜のエッチング選択比が1:8〜1:10程度となる条件を用いて、第1および第2多結晶シリコンがエッチングされる。これにより、絶縁膜6b,6tおよび電荷蓄積層CSLのエッチングを抑えて、選択ゲート電極CGを構成する第1多結晶シリコンおよびメモリゲート電極MGを構成する第2多結晶シリコンをエッチングすることができる。
その後、図15に示すように、レジストパターン13をマスクとしてn型不純物、例えばヒ素を半導体基板1の主面の法線に対して所定の角度を有する斜め方向からイオン注入し、半導体基板1の主面にn型の半導体領域2asをメモリゲート電極MGに対して自己整合的に形成する。この時のn型不純物イオンの打ち込みエネルギーは、例えば4keV程度、ドーズ量は、例えば1×1015cm−2である。
次に、図16に示すように、レジストパターン13を除去した後、その端部が選択ゲート電極CGの上面に位置してメモリゲート電極MG側の選択ゲート電極CGの一部およびメモリゲート電極MGを覆うレジストパターンを形成し、このレジストパターンをマスクとしてn型不純物を半導体基板1の主面にイオン注入し、半導体基板1の主面にn型の半導体領域2adを選択ゲート電極CGに対して自己整合的に形成する。なお、ここでは、先にn型の半導体領域2asを形成し、その後n型の半導体領域2adを形成したが、先に選択ゲート電極CGおよびメモリゲート電極MGの側面にサイドウォール12を形成した後、n型の半導体領域2adを形成し、その後n型の半導体領域2asを形成してもよい。
次に、選択ゲート電極CGの片側面およびメモリゲート電極MGの片側面に酸化シリコン膜14b、窒化シリコン膜14mおよび酸化シリコン膜14tを順次堆積した積層膜からなるサイドウォール14を形成する。続いて、サイドウォール14をマスクとしてn型不純物、例えばヒ素およびリンを半導体基板1の主面にイオン注入することにより、半導体基板1の主面にn型の半導体領域2bを選択ゲート電極CGおよびメモリゲート電極MGに対して自己整合的に形成する。これにより、n型の半導体領域2adおよびn型の半導体領域2bからなるドレイン領域Drm、n型の半導体領域2asおよびn型の半導体領域2bからなるソース領域Srmが形成される。
次に、図17に示すように、上記サイドウォール14の側壁に、さらにサイドウォール14Aを形成した後、選択ゲート電極CGおよびメモリゲート電極MGの上面、ならびにn型の半導体領域2bの表面にシリサイド層、例えばコバルトシリサイド層15を自己整合法、例えばサリサイドプロセスにより形成する。その後は、前述した実施の形態1と同様にして、メモリセルMC1を形成する。
このように、本実施の形態2によれば、前述した実施の形態1と同様の効果が得られる。さらに、選択ゲート電極CGを構成する第1多結晶シリコンの上面およびメモリゲート電極MGを構成する第2多結晶シリコンの上面をエッチングした後に、n型の半導体領域2bを形成するn型不純物のイオン注入を行っているので、前述の実施の形態1において懸念されるn型の半導体領域2bが浅くなることによるソース領域Srmの抵抗の増加を抑えることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施の形態では、MONOS型メモリセルに適用した場合について説明したが、例えば半導体基板上に、酸化シリコン膜、電荷蓄積用の窒化シリコン膜(または酸窒化シリコン膜)および低抵抗多結晶シリコン膜を下層から順に積層した構成を有する、MNOS(Metal Nitride Oxide Semiconductor)型メモリセルに適用することもできる。
本発明は、絶縁膜を介して隣接して形成される第1ゲート電極と第2ゲート電極とを備える半導体素子、特に2トランジスタ構成のスプリットゲート構造のメモリセルを有する半導体装置に利用できる。
本発明の実施の形態1によるメモリセルのレイアウト図である。 (a)は図1のA−A′線における要部断面図、(b)は(a)のメモリセルの一部を拡大して示す要部断面図である。 本発明の実施の形態1による半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図3に続く半導体装置の製造工程中の図3と同じ箇所の要部断面図である。 図4に続く半導体装置の製造工程中の図3と同じ箇所の要部断面図である。 図5に続く半導体装置の製造工程中の図3と同じ箇所の要部断面図である。 図6に続く半導体装置の製造工程中の図3と同じ箇所の要部断面図である。 図7に続く半導体装置の製造工程中の図3と同じ箇所の要部断面図である。 図8に続く半導体装置の製造工程中の図3と同じ箇所の要部断面図である。 図9に続く半導体装置の製造工程中の図3と同じ箇所の要部断面図である。 図10に続く半導体装置の製造工程中の図3と同じ箇所の要部断面図である。 図11に続く半導体装置の製造工程中の図3と同じ箇所の要部断面図である。 図12に続く半導体装置の製造工程中の図3と同じ箇所の要部断面図である。 本発明の実施の形態2による半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図14に続く半導体装置の製造工程中の図14と同じ箇所の要部断面図である。 図15に続く半導体装置の製造工程中の図14と同じ箇所の要部断面図である。 図16に続く半導体装置の製造工程中の図14と同じ箇所の要部断面図である。
符号の説明
1 半導体基板
2ad 半導体領域
2as 半導体領域
2b 半導体領域
3 シリサイド層
4 ゲート絶縁膜(第1絶縁膜)
5 半導体領域
6b 絶縁膜(第2絶縁膜)
6t 絶縁膜(第3絶縁膜)
7 半導体領域
10 サイドウォール
12 サイドウォール
13 レジストパターン
14 サイドウォール(第1サイドウォール)
14A サイドウォール
14b,14t 酸化シリコン膜
14m 窒化シリコン膜
15 コバルトシリサイド層
16 層間絶縁膜
16a 窒化シリコン膜
16b 酸化シリコン膜
ACT 活性領域
CG 選択ゲート電極(第1ゲート電極)
CNT コンタクトホール
CSL 電荷蓄積層
Drm ドレイン領域
hg 選択ゲート電極とメモリゲート電極との高さの差
Lcg 選択ゲート電極のゲート長
Lmg メモリゲート電極のゲート長
M1 第1層配線
MC1 メモリセル
MG メモリゲート電極(第2ゲート電極)
NW nウェル
PLG プラグ
PW pウェル
Qnc 選択用nMIS(第1電界効果トランジスタ)
Qnm メモリ用nMIS(第2電界効果トランジスタ)
SGI 素子分離部
Srm ソース領域

Claims (9)

  1. 半導体基板の主面の第1領域に第1電界効果トランジスタを含み、第2領域に前記第1電界効果トランジスタに隣接する第2電界効果トランジスタを含む不揮発性メモリセルを有する半導体装置の製造方法であって、以下の工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法;
    (a)前記第1領域に第1絶縁膜を形成する工程、
    (b)前記第1領域に前記第1絶縁膜を介して第1多結晶シリコンからなる前記第1電界効果トランジスタの第1ゲート電極を形成する工程、
    (c)前記(b)工程の後、前記半導体基板上に第2絶縁膜、電荷蓄積層および第3絶縁膜を順次形成する工程、
    (d)前記第3絶縁膜上に第2多結晶シリコンを堆積する工程、
    (e)前記第2領域に前記第2絶縁膜、前記電荷蓄積層および前記第3絶縁膜を介して前記第2多結晶シリコンからなる前記第2電界効果トランジスタの第2ゲート電極を形成する工程、
    (f)前記第1ゲート電極と前記第2ゲート電極との間および前記第2領域に形成された前記第2絶縁膜、前記電荷蓄積層および前記第3絶縁膜を残して、その他の領域の前記第2絶縁膜、前記電荷蓄積層および前記第3絶縁膜を除去する工程、
    (g)前記第1ゲート電極の片側面および前記第2ゲート電極の片側面に絶縁材料からなる第1サイドウォールをそれぞれ形成する工程、
    (h)前記(g)工程の後、前記第1ゲート電極を構成する第1多結晶シリコンおよび前記第2ゲート電極を構成する第2多結晶シリコンをその上面から10〜20nm削る工程、
    (i)前記(h)工程の後、前記第1および第2ゲート電極の上面に自己整合法によりシリサイド層を形成する工程。
  2. 請求項記載の半導体装置の製造方法において、前記工程(f)の後、前記工程(g)の前に、さらに以下の工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法;
    (j)前記第1ゲート電極の片側の前記半導体基板に不純物をイオン注入して、前記半導体基板の主面に前記第1ゲート電極に対して相対的に低濃度の半導体領域を自己整合的に形成する工程、
    (k)前記第2ゲート電極の片側の前記半導体基板に不純物をイオン注入して、前記半導体基板の主面に前記第2ゲート電極に対して相対的に低濃度の半導体領域を自己整合的に形成する工程。
  3. 請求項記載の半導体装置の製造方法において、前記工程(g)の後、前記工程(h)の前に、さらに以下の工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法;
    (l)前記第1ゲート電極の片側の前記半導体基板および前記第2ゲート電極の片側の前記半導体基板に不純物をイオン注入して、前記半導体基板の主面に前記第1および第2ゲート電極に対して相対的に高濃度の半導体領域を自己整合的に形成する工程。
  4. 半導体基板の主面の第1領域に第1電界効果トランジスタを含み、第2領域に前記第1電界効果トランジスタに隣接する第2電界効果トランジスタを含む不揮発性メモリセルを有する半導体装置の製造方法であって、以下の工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法;
    (a)前記第1領域に第1絶縁膜を形成する工程、
    (b)前記第1領域に前記第1絶縁膜を介して第1多結晶シリコンからなる前記第1電界効果トランジスタの第1ゲート電極を形成する工程、
    (c)前記(b)工程の後、前記半導体基板上に第2絶縁膜、電荷蓄積層および第3絶縁膜を順次形成する工程、
    (d)前記第3絶縁膜上に第2多結晶シリコンを堆積する工程、
    (e)前記第2領域に前記第2絶縁膜、前記電荷蓄積層および前記第3絶縁膜を介して前記第2多結晶シリコンからなる前記第2電界効果トランジスタの第2ゲート電極を形成する工程、
    (f)前記第1ゲート電極と前記第2ゲート電極との間および前記第2領域に形成された前記第2絶縁膜、前記電荷蓄積層および前記第3絶縁膜を残して、その他の領域の前記第2絶縁膜、前記電荷蓄積層および前記第3絶縁膜を除去する工程、
    (g)前記(f)工程の後、その端部が前記第1ゲート電極の上面に位置して前記第2ゲート電極と反対側の前記第1ゲート電極の一部を覆うレジストパターンを形成した後、前記第1ゲート電極を構成する第1多結晶シリコンおよび前記第2ゲート電極を構成する第2多結晶シリコンをその上面から10〜20nm削る工程、
    (h)前記(g)工程の後、前記レジストパターンをマスクとして前記第2ゲート電極の片側の前記半導体基板に不純物をイオン注入して、前記半導体基板の主面に前記第2ゲート電極に対して相対的に低濃度の半導体領域を自己整合的に形成する工程、
    (i)前記(h)工程の後、前記第1ゲート電極の片側面および前記第2ゲート電極の片側面に絶縁材料からなる第1サイドウォールをそれぞれ形成する工程、
    (j)前記(i)工程の後、前記第1および第2ゲート電極の上面に自己整合法によりシリサイド層を形成する工程。
  5. 請求項記載の半導体装置の製造方法において、前記工程(h)では、前記半導体基板の主面の法線に対して所定の角度を有する斜め方向から前記不純物はイオン注入されることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 請求項記載の半導体装置の製造方法において、前記工程(f)の後、前記工程(g)の前、または前記工程(h)の後、前記工程(i)の前に、さらに以下の工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法;
    (k)前記第1ゲート電極の片側の前記半導体基板に不純物をイオン注入して、前記半導体基板の主面に前記第1ゲート電極に対して相対的に低濃度の半導体領域を自己整合的に形成する工程。
  7. 請求項記載の半導体装置の製造方法において、前記工程(i)の後、前記工程(j)の前に、さらに以下の工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法;
    (l)前記第1ゲート電極の片側の前記半導体基板および前記第2ゲート電極の片側の前記半導体基板に不純物をイオン注入して、前記半導体基板の主面に前記第1および第2ゲート電極に対して相対的に高濃度の半導体領域を自己整合的に形成する工程。
  8. 請求項または記載の半導体装置の製造方法において、前記シリサイド層はコバルトシリサイド層であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 請求項または記載の半導体装置の製造方法において、前記第2および第3絶縁膜は酸化シリコンからなり、前記電荷蓄積層は窒化シリコンからなることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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