JP2010205791A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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祥之 川嶋
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Abstract

【課題】不揮発性メモリセルを有する半導体装置において、メモリ周辺回路の信頼性を向上させることのできる技術を提供する。
【解決手段】メモリ周辺回路領域の高圧系nMISおよび高圧系pMISのゲート絶縁膜14を、半導体基板1の主面上に順次積層された下層の絶縁膜11b、電荷蓄積層CSLおよび上層の絶縁膜11tにより構成し、続いて上層の絶縁膜11t上に積層されたn型の導電膜により高圧系nMISのゲート電極GHnまたは高圧系pMISのゲート電極GHpを構成する。メモリ周辺回路領域の低圧系nMISおよび低圧系pMISのゲート絶縁膜8を、半導体基板1の主面上に形成された酸化シリコン膜により構成する。
【選択図】図15

Description

本発明は、半導体装置およびその製造技術に関し、特に、MONOS(Metal Oxide Nitride Oxide Semiconductor)型不揮発性メモリセルを有する半導体装置およびその製造に適用して有効な技術に関するものである。
例えば特開2004−296683号公報(特許文献1)には、第1絶縁層、電荷捕捉層および第2絶縁層からなる積層体と積層体上に設けられたゲート導電層とを含む不揮発性記憶装置と、第1絶縁層、電荷捕捉層および第2絶縁層からなる第1ゲート絶縁層と第1ゲート絶縁層上に設けられた第1ゲート電極とを含む高耐圧トランジスタとが、同一の半導体層上に形成された半導体装置が開示されている。
また、特開2004−47889号公報(特許文献2)には、メモリトランジスタおよびメモリ周辺回路を構成する複数の絶縁ゲート型トランジスタが同一の半導体基板に形成されており、メモリトランジスタが、半導体基板とゲート電極との間に形成され、電荷蓄積手段を内部に含む複数の積層膜を有し、複数の絶縁ゲート型トランジスタのうち、少なくともメモリ周辺回路でもっとも耐圧が高い高耐圧トランジスタが、半導体基板とゲート電極との間に形成されるゲート絶縁膜が電荷蓄積膜と同じ構造を有する半導体装置が開示されている。
特開2004−296683号公報 特開2004−47889号公報
電気的に書き換え可能な不揮発性メモリとしては、多結晶シリコンをフローティング電極としたEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)が主に使用されている。しかし、この構造のEEPROMでは、フローティングゲート電極を取り囲む酸化膜のどこか一部にでも欠陥があると、電荷蓄積層が導体であるため、異常リークにより蓄積ノードに貯えられた電荷がすべて抜けてしまう場合がある。特に今後、微細化が進み集積度が向上すると、この問題がより顕著になってくると考えられる。
そこで、近年は、窒化膜を電荷蓄積層とするMONOS型不揮発性メモリセルが注目されている。この場合、データ記憶に寄与する電荷は、絶縁体である窒化膜の離散トラップに蓄積されるため、蓄積ノードを取り巻く酸化膜のどこか一部に欠陥が生じて異常リークがおきても、電荷蓄積層の電荷が全て抜けてしまうことがないため、データ保持の信頼度を向上させることが可能である。
MONOS型不揮発性メモリセルとしては、単一トランジスタ構造のメモリセルが提案されている。さらに、選択ゲート電極を設けた2トランジスタ構成のスプリットゲート構造のメモリセルも提案されている。
しかしながら、MONOS型不揮発性メモリについては、以下に説明する種々の技術的課題が存在する。
信頼性の高いMONOS型不揮発性メモリを実現するためには、メモリセルと同様に、メモリ周辺回路にも高い信頼性が要求される。例えばメモリ周辺回路には、外部から与えられる電源電圧よりも高い電圧を発生させる昇圧回路や発生させたその高い電圧をメモリセルに印加する回路が必要である。そのため、MONOS型不揮発性メモリセルの動作時には、メモリセルよりも高い耐圧性能を有する半導体素子がメモリ周辺回路に必要となる。
そこで、本発明者は、相対的に低い電圧(例えば電源電圧と同じ電圧)で動作する低圧系MISFETと相対的に高い電圧(例えば電源電圧よりも高い電圧)で動作する高圧系MISFETとをメモリ周辺回路に形成することによって、所望する動作性能および耐圧性能を実現している。高圧系MISFETのゲート絶縁膜の厚さは低圧系MISFETのゲート絶縁膜の厚さよりも厚く形成されており、これにより、相対的に高い電圧が印加されても、高圧系MISFETは破壊されずに動作することができる。
厚さが互いに異なる2種類のゲート絶縁膜を単結晶シリコンからなる半導体基板の表面に形成する従来の技術として、例えば以下の形成方法を挙げることができる。
まず、半導体基板に1回目の熱酸化処理を施して半導体基板の表面に第1絶縁膜を形成し、その後レジスト膜をマスクとして低圧系MISFETの相対的に薄いゲート絶縁膜が形成される領域の上記第1絶縁膜を除去する。次いで上記レジスト膜を除去した後、半導体基板に洗浄処理を施し、さらに半導体基板に2回目の熱酸化処理を施すものである。すなわち、低圧系MISFETの相対的に薄いゲート絶縁膜は2回目の熱酸化処理で形成され、高圧系MISFETの相対的に厚いゲート絶縁膜は1回目および2回目の熱酸化処理で形成される。
ところが、上記レジスト膜を除去した後に半導体基板に施される洗浄処理では、第1絶縁膜に異物が付着するまたは欠陥が生じることがある。2回目の熱酸化処理で高圧系MISFETの相対的に厚いゲート絶縁膜が形成される領域を再酸化させることによって、上記レジスト膜を除去した後の洗浄処理によって劣化したこの領域の第1絶縁膜を修復することができる。しかし、低圧系MISFETの相対的に薄いゲート絶縁膜が非常に薄い場合には、上記再酸化による絶縁膜の修復が不十分となり、高圧系MISFETの相対的に厚いゲート絶縁膜の耐圧が劣化してしまう。
本発明の目的は、不揮発性メモリセルを有する半導体装置において、メモリ周辺回路の信頼性を向上させることのできる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される代表的な実施の形態を簡単に説明すれば、次のとおりである。
この実施の形態は、メモリセル、ならびにメモリセルの周辺に高圧系MISFETおよび低圧系MISFETを備える周辺回路を含む半導体装置である。上記メモリセルは、第1導電型の半導体基板の主面に形成された第1絶縁膜からなる第1ゲート絶縁膜と、第1ゲート絶縁膜上に形成された第1導電膜からなる選択ゲート電極と、選択ゲート電極の片側面に形成された第2導電膜からなるメモリゲート電極と、選択ゲート電極とメモリゲート電極との間に形成され、かつ、メモリゲート電極と半導体基板との間に形成された第2絶縁膜からなる第2ゲート絶縁膜と、チャネル領域を挟んで半導体基板に形成されたソース領域およびドレイン領域とを有する。また、上記高圧系MISFETは、半導体基板の主面に形成された第2絶縁膜からなる第3ゲート絶縁膜と、第3ゲート絶縁膜上に形成された第2導電膜からなるゲート電極とを有する。また、上記低圧系MISFETは、半導体基板の主面に形成された第1絶縁膜からなる第4ゲート絶縁膜と、第4ゲート絶縁膜上に形成された第1導電膜からなるゲート電極とを有する。また、第1絶縁膜は単層の酸化シリコンにより構成され、第2絶縁膜は下層の酸化シリコン、窒化シリコンおよび上層の酸化シリコンからなる積層膜によって構成されている。
この実施の形態は、半導体基板のメモリ領域にメモリセルを形成し、メモリ領域の周囲の第1周辺回路領域にnチャネル型の高圧系MISFETおよびpチャネル型の高圧系MISFETを形成し、メモリ領域の周囲の第1周辺回路領域とは異なる第2周辺回路領域にnチャネル型の低圧系MISFETおよびpチャネル型の低圧系MISFETを形成する半導体装置の製造方法である。この半導体装置の製造方法は、(a)メモリ領域にp型の導電性を示す第3p型ウェルを形成し、第1周辺回路領域の互いに異なる領域にp型の導電性を示す第1p型ウェルおよびn型の導電性を示す第1n型ウェルを形成し、第2周辺回路領域の互いに異なる領域にp型の導電性を示す第2p型ウェルおよびn型の導電性を示す第2n型ウェルを形成する工程と、(b)半導体基板の主面に第1絶縁膜を形成する工程と、(c)第1絶縁膜上に第1導電膜を形成した後、第3p型ウェル上および第2p型ウェル上の第1導電膜にn型の不純物を導入し、第2n型ウェル上の第1導電膜にp型の不純物を導入する工程と、(d)メモリ領域および第2周辺回路領域の第1導電膜を加工することによって、第3p型ウェル上に第1絶縁膜を介して第1導電膜からなるn型の導電性を示す選択ゲート電極を形成し、第2p型ウェル上に第1絶縁膜を介して第1導電膜からなるn型の導電性を示すnチャネル型の低圧系MISFETのゲート電極を形成し、第2n型ウェル上に第1絶縁膜を介して第1導電膜からなるp型の導電性を示すpチャネル型の低圧系MISFETのゲート電極を形成する工程と、(e)前記(d)工程の後に、半導体基板上に第2絶縁膜を形成する工程と、(f)第2絶縁膜上にn型の不純物が導入された第2導電膜を堆積する工程と、(g)メモリ領域および第1周辺回路領域の第2導電膜を加工することによって、選択ゲート電極の側面にメモリゲート電極を形成し、第1p型ウェル上に第2絶縁膜を介して第2導電膜からなるn型の導電性を示すnチャネル型の高圧系MISFETのゲート電極を形成し、第1n型ウェル上に第2絶縁膜を介して第2導電膜からなるn型の導電性を示すpチャネル型の高圧系MISFETのゲート電極を形成する工程とを含むものである。
本願において開示される代表的な実施の形態によって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
不揮発性メモリセルを有する半導体装置において、メモリ周辺回路の信頼性を向上させることができる。
本発明の実施の形態1による半導体装置の製造工程を示す半導体基板の要部断面図である。 図1に続く半導体装置の製造工程中の図1と同じ箇所の半導体基板の要部断面図である。 図2に続く半導体装置の製造工程中の図1と同じ箇所の半導体基板の要部断面図である。 図3に続く半導体装置の製造工程中の図1と同じ箇所の半導体基板の要部断面図である。 図4に続く半導体装置の製造工程中の図1と同じ箇所の半導体基板の要部断面図である。 図5に続く半導体装置の製造工程中の図1と同じ箇所の半導体基板の要部断面図である。 図6に続く半導体装置の製造工程中の図1と同じ箇所の半導体基板の要部断面図である。 図7に続く半導体装置の製造工程中の図1と同じ箇所の半導体基板の要部断面図である。 図8に続く半導体装置の製造工程中の図1と同じ箇所の半導体基板の要部断面図である。 図9に続く半導体装置の製造工程中の図1と同じ箇所の半導体基板の要部断面図である。 図10に続く半導体装置の製造工程中の図1と同じ箇所の半導体基板の要部断面図である。 図11に続く半導体装置の製造工程中の図1と同じ箇所の半導体基板の要部断面図である。 図12に続く半導体装置の製造工程中の図1と同じ箇所の半導体基板の要部断面図である。 図13に続く半導体装置の製造工程中の図1と同じ箇所の半導体基板の要部断面図である。 図14に続く半導体装置の製造工程中の図1と同じ箇所の半導体基板の要部断面図である。 図15に続く半導体装置の製造工程中の図1と同じ箇所の半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態1による半導体装置の製造工程の他の例を示す半導体基板の要部断面図である。 図17に続く半導体装置の製造工程中の図17と同じ箇所の半導体基板の要部断面図である。 図18に続く半導体装置の製造工程中の図17と同じ箇所の半導体基板の要部断面図である。 図19に続く半導体装置の製造工程中の図17と同じ箇所の半導体基板の要部断面図である。 図20に続く半導体装置の製造工程中の図17と同じ箇所の半導体基板の要部断面図である。 図21に続く半導体装置の製造工程中の図17と同じ箇所の半導体基板の要部断面図である。 図22に続く半導体装置の製造工程中の図17と同じ箇所の半導体基板の要部断面図である。 図23に続く半導体装置の製造工程中の図17と同じ箇所の半導体基板の要部断面図である。 図24に続く半導体装置の製造工程中の図17と同じ箇所の半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態2による半導体装置の製造工程を示す半導体基板の要部断面図である。 図26に続く半導体装置の製造工程中の図26と同じ箇所の半導体基板の要部断面図である。 図27に続く半導体装置の製造工程中の図26と同じ箇所の半導体基板の要部断面図である。 図28に続く半導体装置の製造工程中の図26と同じ箇所の半導体基板の要部断面図である。 図29に続く半導体装置の製造工程中の図26と同じ箇所の半導体基板の要部断面図である。 図30に続く半導体装置の製造工程中の図26と同じ箇所の半導体基板の要部断面図である。 図31に続く半導体装置の製造工程中の図26と同じ箇所の半導体基板の要部断面図である。 図32に続く半導体装置の製造工程中の図26と同じ箇所の半導体基板の要部断面図である。 図33に続く半導体装置の製造工程中の図26と同じ箇所の半導体基板の要部断面図である。 図34に続く半導体装置の製造工程中の図26と同じ箇所の半導体基板の要部断面図である。 図35に続く半導体装置の製造工程中の図26と同じ箇所の半導体基板の要部断面図である。 本発明の実施の形態3による半導体装置の製造工程を示す半導体基板の要部断面図である。 図37に続く半導体装置の製造工程中の図37と同じ箇所の半導体基板の要部断面図である。 図38に続く半導体装置の製造工程中の図37と同じ箇所の半導体基板の要部断面図である。 図39に続く半導体装置の製造工程中の図37と同じ箇所の半導体基板の要部断面図である。 図40に続く半導体装置の製造工程中の図37と同じ箇所の半導体基板の要部断面図である。 図41に続く半導体装置の製造工程中の図37と同じ箇所の半導体基板の要部断面図である。 図42に続く半導体装置の製造工程中の図37と同じ箇所の半導体基板の要部断面図である。 図43に続く半導体装置の製造工程中の図37と同じ箇所の半導体基板の要部断面図である。 図44に続く半導体装置の製造工程中の図37と同じ箇所の半導体基板の要部断面図である。
以下の実施の形態において、便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。
また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。さらに、本実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
また、以下の実施の形態においては、電界効果トランジスタを代表するMISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)をMISと略し、pチャネル型のMISFETをpMIS、nチャネル型のMISFETをnMISと略す。また、以下の実施の形態で記載するMONOS型メモリセルについても、上記MISの下位概念に含まれることは勿論である。また、以下の実施の形態において、窒化シリコン、窒化ケイ素またはシリコンナイトライドというときは、Siは勿論であるが、それのみではなく、シリコンの窒化物で類似組成の絶縁膜を含むものとする。また、以下の実施の形態において、ウエハと言うときは、Si(Silicon)単結晶ウエハを主とするが、それのみではなく、SOI(Silicon On Insulator)ウエハ、集積回路をその上に形成するための絶縁膜基板等を指すものとする。その形も円形またはほぼ円形のみでなく、正方形、長方形等も含むものとする。
また、以下の実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態1による不揮発性メモリセル、ならびにメモリ周辺回路を構成する高圧系nMIS、高圧系pMIS、低圧系nMISおよび低圧系pMISを有する半導体装置の製造方法を図1〜図16を用いて工程順に説明する。図1〜図16は半導体装置の製造工程中におけるメモリ領域およびメモリ周辺回路領域(高圧系nMIS領域、高圧系pMIS領域、低圧系nMIS領域および低圧系pMIS領域)の要部断面図である。不揮発性メモリセルは、選択用nMISの選択ゲート電極の片側面にサイドウォール形状のメモリゲート電極を形成したスプリットゲート構造のMONOS型不揮発性メモリセルを例示しており、各図は、チャネルをメモリゲート電極に対して交差する方向に沿って切断した要部断面を示している。なお、メモリ周辺回路を構成する高圧系nMIS、高圧系pMIS、低圧系nMISおよび低圧系pMISにより、入出力(I/O)回路、PLL、CPUまたはプロセッサ等の論理回路が構成される。
まず、図1に示すように、半導体基板(この段階では半導体ウエハと称する平面略円形状の半導体の薄板)1の主面に、例えば溝型の素子分離部2およびこれに取り囲まれるように配置された活性領域等を形成する。すなわち半導体基板1の所定箇所に分離溝を形成した後、半導体基板1の主面上に、例えば酸化シリコンからなる絶縁膜を堆積し、さらにその絶縁膜が分離溝内のみに残されるように絶縁膜をCMP(Chemical Mechanical Polishing)法等によって研磨することで、素子分離部2を形成する。
次に、メモリ周辺回路領域の半導体基板1にn型不純物をイオン注入することにより、n型の埋め込みウェルNISOを形成する。続いてメモリ領域および高圧系nMIS領域の半導体基板1にp型不純物をイオン注入することによりp型のウェルHPWを形成し、高圧系pMIS領域の半導体基板1にn型不純物をイオン注入することによりn型のウェルHNWを形成する。同様に、低圧系nMIS領域の半導体基板1にp型不純物をイオン注入することによりp型のウェルPWを形成し、低圧系pMIS領域の半導体基板1にn型不純物をイオン注入することによりn型のウェルNWを形成する。
次に、メモリ領域の半導体基板1にp型不純物をイオン注入することにより、選択用nMISのチャネル形成用のp型の半導体領域3を形成する。また、高圧系nMIS領域の半導体基板1にp型不純物をイオン注入することにより、高圧系nMISのチャネル形成用のp型の半導体領域4を形成する。また、高圧系pMIS領域の半導体基板1にp型不純物をイオン注入することにより、高圧系pMISのチャネル形成用のp型の半導体領域5を形成する。また、低圧系nMIS領域の半導体基板1にp型不純物をイオン注入することにより、低圧系nMISのチャネル形成用のp型の半導体領域6を形成する。また、低圧系pMIS領域の半導体基板1にn型不純物をイオン注入することにより、低圧系pMISのチャネル形成用のn型の半導体領域7を形成する。
ここで、高圧系pMISについては、p型の半導体領域5を形成することによって、その動作時に、埋め込みチャネルが形成されるようになっている。すなわち、チャネルはゲート絶縁膜とn型のウェルHNWの界面から離れた位置に形成されるようになっており、p型の半導体領域5とn型のウェルHNWの境界にチャネルが形成されるようになっている。すなわち、高圧系pMISのチャネルは、高圧系nMISのチャネルよりも深い位置に形成されるようになっている。
次に、半導体基板1に対して酸化処理を施すことにより、半導体基板1の主面に、例えば酸化シリコンからなる厚さ1〜5nm程度のゲート絶縁膜8を形成する。続いて、半導体基板1の主面上に、例えば非晶質シリコンからなる導電膜9をCVD(Chemical Vapor Deposition)法により堆積する。導電膜9の厚さは、例えば200nm程度である。
次に、図2に示すように、メモリ領域および低圧系nMIS領域の導電膜9にn型不純物をイオン注入法等によって導入することにより、n型の導電膜9nを形成し、低圧系pMIS領域の導電膜9にp型不純物をイオン注入法等によって導入することにより、p型の導電膜9pを形成する。
次に、図3に示すように、レジストパターンをマスクとして、そこから露出している導電膜9、n型の導電膜9nおよびp型の導電膜9pをエッチングする。これにより、メモリ領域にn型の導電膜9nからなる選択用nMISの選択ゲート電極CGを形成し、低圧系nMIS領域にn型の導電膜9nからなる低圧系nMISのゲート電極GLnを形成し、低圧系pMIS領域にp型の導電膜9pからなる低圧系pMISのゲート電極GLpを形成する。選択用nMISの選択ゲート電極CGのゲート長は、例えば65〜180nm程度である。活性領域における低圧系nMISのゲート電極GLnおよび低圧系pMISのゲート電極GLpのゲート長は、例えば65〜180nm程度である。
次に、選択用nMISの選択ゲート電極CG、ならびにレジストパターン(図示せず)をマスクとして、メモリ領域の半導体基板1の主面にメモリ用nMISのチャネル形成用のn型の半導体領域10を形成する。
次に、図4に示すように、半導体基板1の主面上に、例えば酸化シリコンからなる下層の絶縁膜11b、窒化シリコンからなる電荷蓄積層CSLおよび酸化シリコンからなる上層の絶縁膜11tを順次形成する。絶縁膜11bは、例えば熱酸化法またはISSG酸化法により形成され、その厚さは、例えば1〜10nm程度である。電荷蓄積層CSLはCVD法により形成され、その厚さは、例えば5〜20nm程度である。絶縁膜11tは、例えばCVD法またはISSG酸化法により形成され、その厚さは、例えば4〜15nm程度を例示することができる。下層の絶縁膜11b、電荷蓄積層CSLおよび上層の絶縁膜11tからなる積層膜(以下、絶縁膜11b,11tおよび電荷蓄積層CSLと記す)の比誘電率を考慮したSiO換算膜厚は、例えば10〜20nm程度である。また、絶縁膜11b,11tは窒素を含んだ酸化シリコンで形成してもよい。
次に、半導体基板1の主面上にn型不純物が導入された低抵抗多結晶シリコンからなるn型の導電膜12を堆積する。このn型の導電膜12はCVD法により形成され、その厚さは、例えば65〜100nm程度である。ここで、n型の導電膜12は、予めn型の不純物が導入された状態(ドープ状態)の多結晶シリコン膜をCVD法によって形成している。もし、不純物が導入されていない状態(ノンドープ状態)の多結晶シリコン膜を堆積し、その後、イオン注入によって導電性を持たせようとした場合、選択ゲート電極CG側のn型の導電膜12の角部にイオン注入が入りにくいため、不純物が導入されていない状態(ノンドープ状態)の部分が残ってしまう。これを回避しようとして、イオン注入の注入エネルギーを大きくすれば、絶縁膜11b,11tおよび電荷蓄積層CSLにまでイオンが達してしまい、膜質が劣化してしまう。あるいは、絶縁膜11b,11tおよび電荷蓄積層CSLを突き抜けて、高圧系nMISまたは高圧系pMISにおいて、しきい値電圧のばらつきなどが生じる。従って、本実施の形態1のように、n型の導電膜12はn型の不純物が導入された多結晶シリコン膜をCVD法によって形成している。
次に、図5に示すように、レジストパターンRP1をマスクとして、そこから露出しているn型の導電膜12をエッチングする。これにより、メモリ領域では、選択用nMISの選択ゲート電極CGの両側面に絶縁膜11b,11tおよび電荷蓄積層CSLを介してn型の導電膜12からなるサイドウォール13を形成する。また、メモリ周辺回路領域では、低圧系nMISのゲート電極GLnの両側面に絶縁膜11b,11tおよび電荷蓄積層CSLを介してn型の導電膜12からなるサイドウォール13が形成され、低圧系pMISのゲート電極GLpの両側面に絶縁膜11b,11tおよび電荷蓄積層CSLを介してn型の導電膜12からなるサイドウォール13が形成される。
次に、図6に示すように、レジストパターンRP1を除去した後、レジストパターンRP2をマスクとして、そこから露出するサイドウォール13をエッチングする。これにより、メモリ領域では、選択用nMISの選択ゲート電極CGからなる積層膜の片側面のみにメモリ用nMISのメモリゲート電極MG(サイドウォール13)を形成する。メモリゲート電極MGのゲート長は、例えば65nm程度である。同時に、メモリ周辺回路領域のサイドウォール13を除去する。このとき、高圧系nMIS領域および高圧系pMIS領域のn型の導電膜12をパターニングすることで、高圧系nMISのゲート電極GHnと、高圧系pMISのゲート電極GHpとが形成される。活性領域における高圧系nMISのゲート電極GHnおよび高圧系pMISのゲート電極GHpのゲート長は、例えば200〜400nm程度である。
次に、図7に示すように、メモリ領域では、選択用nMISの選択ゲート電極CGとメモリ用nMISのメモリゲート電極MGとの間、および半導体基板1とメモリ用nMISのメモリゲート電極MGとの間の絶縁膜11b,11tおよび電荷蓄積層CSLを残して、メモリ周辺回路領域では、高圧系nMISのゲート電極GHnと半導体基板1との間の絶縁膜11b,11tおよび電荷蓄積層CSL、ならびに高圧系pMISのゲート電極GHpと半導体基板1との間の絶縁膜11b,11tおよび電荷蓄積層CSLを残して、その他の領域の絶縁膜11b,11tおよび電荷蓄積層CSLを選択的にエッチングする。
メモリ周辺回路領域の高圧系nMISのゲート電極GHnと半導体基板1との間の絶縁膜11b,11tおよび電荷蓄積層CSLは、高圧系nMISのゲート絶縁膜14となり、高圧系pMISのゲート電極GHpと半導体基板1との間の絶縁膜11b,11tおよび電荷蓄積層CSLは、高圧系pMISのゲート絶縁膜14となる。高圧系nMISおよび高圧系pMISのゲート絶縁膜14は、前述したように、半導体基板1の主面上に、下層の絶縁膜11b、電荷蓄積層CSLおよび上層の絶縁膜11tを順次積層することにより形成され、さらに、上層の絶縁膜11tの成膜に続いて、上層の絶縁膜11t上に積層されたn型の導電膜12により高圧系nMISのゲート電極GHnまたは高圧系pMISのゲート電極GHpが形成されている。従って、ゲート絶縁膜14上に直接レジストが塗布されることがなく、また、ゲート絶縁膜14がレジストを除去するための洗浄液に浸ることがないので、ゲート絶縁膜14に付着する異物が減少し、ゲート絶縁膜14に入る欠陥も減少する。これにより、高圧系nMISおよび高圧系pMISのゲート絶縁膜14の信頼性が向上する。
また、本実施の形態1では、高圧系pMISのゲート電極GHpは、メモリゲート電極MGと同工程で形成され、n型の導電膜12からなる。ここで、上述したように、n型の導電膜12はn型の不純物が導入された状態(ドープ状態)の多結晶シリコン膜をCVD法で堆積して形成することが望ましい。そこで、予め高圧系pMIS領域のチャネル領域にp型不純物を導入してp型の半導体領域5を形成することにより、高圧系pMISを埋め込みチャネル構造のpMISとしている。これにより、更なる製造工程を追加しなくても、高圧系pMISの動作を高速化することができる。
次に、図8に示すように、高圧系nMIS領域の半導体基板1の主面に、レジストパターンをマスクとしてn型不純物、例えばヒ素をイオン注入することにより、高圧系nMIS領域の半導体基板1にn型の半導体領域15をゲート電極GHnに対して自己整合的に形成する。同様に、高圧系pMIS領域の半導体基板1の主面に、レジストパターンをマスクとしてp型不純物、例えばフッ化ボロンをイオン注入することにより、高圧系pMIS領域の半導体基板1にp型の半導体領域16をゲート電極GHpに対して自己整合的に形成する。
次に、図9に示すように、半導体基板1の主面上に、例えば酸化シリコンからなる厚さ10nm程度の絶縁膜をCVD法により堆積した後、この絶縁膜を異方性のドライエッチング法でエッチバックする。これにより、メモリ領域では選択ゲート電極CGのメモリゲート電極MGと反対側の側面ならびにメモリゲート電極MGの側面に、メモリ周辺回路領域では、高圧系nMISのゲート電極GHn、高圧系pMISのゲート電極GHp、低圧系nMISのゲート電極GLnおよび低圧系pMISのゲート電極GLpの両側面にそれぞれサイドウォール19を形成する。サイドウォール19のスペーサ長は、例えば3〜6nm程度である。これにより、選択用nMISの選択ゲート電極CGと半導体基板1との間のゲート絶縁膜8の露出していた側面、ならびにメモリ用nMISのメモリゲート電極MGと半導体基板1との間の絶縁膜11b,11tおよび電荷蓄積層CSLの露出していた側面をサイドウォール19によって覆うことができる。
続いて、低圧系nMIS領域の半導体基板1の主面に、レジストパターンをマスクとしてn型不純物、例えばヒ素をイオン注入することにより、低圧系nMIS領域の半導体基板1にn型の半導体領域17をサイドウォール19に対して自己整合的に形成する。同様に、低圧系pMIS領域の半導体基板1の主面に、レジストパターンをマスクとしてp型不純物、例えばフッ化ボロンをイオン注入することにより、低圧系pMIS領域の半導体基板1にp型の半導体領域18をサイドウォール19に対して自己整合的に形成する。
ここで、低圧系nMIS領域および低圧系pMIS領域において、サイドウォール19をマスクにイオン注入することの効果を、低圧系nMIS領域を例として述べる。低圧系nMIS領域のゲート電極GLnは、そのゲート長が短いため、後の熱拡散処理にて、n型の半導体領域17がゲート電極GLnの下へ拡散したときに、パンチスルーを起こす可能性が高くなってしまう。そこで、予めサイドウォール19をマスクとしてイオン注入することで、n型の半導体領域17がゲート電極GLn端部からオフセットするので、後の熱拡散処理でn型の半導体領域17が拡散したときに、パンチスルーしない程度の位置になるように調整することができる。なお、高圧系nMISおよび高圧系pMISは、そのゲート長が長いため、このようなサイドウォール19を形成した後にイオン注入をする必要はない。
次に、図10に示すように、その端部がメモリ領域の選択用nMISの選択ゲート電極CGの上面に位置してメモリ用nMISのメモリゲート電極MG側の選択ゲート電極CGの一部およびメモリゲート電極MGを覆うレジストパターンRP3を形成した後、選択ゲート電極CG、メモリゲート電極MGおよびレジストパターンRP3をマスクとしてn型不純物、例えばヒ素を半導体基板1の主面にイオン注入することにより、n型の半導体領域20adを選択ゲート電極CGに対して自己整合的に形成する。メモリ周辺回路領域はレジストパターンRP3により覆われている。
次に、図11に示すように、レジストパターンRP3を除去した後、その端部がメモリ領域の選択用nMISの選択ゲート電極CGの上面に位置してメモリ用nMISのメモリゲート電極MGと反対側の選択ゲート電極CGの一部を覆うレジストパターンRP4を形成した後、選択ゲート電極CG、メモリゲート電極MGおよびレジストパターンRP4をマスクとしてn型不純物、例えばヒ素を半導体基板1の主面にイオン注入することにより、n型の半導体領域20asをメモリゲート電極MGに対して自己整合的に形成する。メモリ周辺回路領域はレジストパターンRP4により覆われている。
ここでは、先にn型の半導体領域20adを形成し、その後n型の半導体領域20asを形成したが、先にn型の半導体領域20asを形成し、その後n型の半導体領域20adを形成してもよい。また、n型の半導体領域20adを形成するn型不純物のイオン注入に続いて、p型不純物、例えばボロンまたはフッ化ボロンを半導体基板1の主面にイオン注入し、n型の半導体領域20adの下部を囲むようにp型の半導体領域を形成してもよい。
次に、図12に示すように、半導体基板1の主面上に、例えば酸化シリコン膜をCVD法により堆積した後、この酸化シリコン膜を異方性のドライエッチング法でエッチバックする。これにより、メモリ領域では、選択ゲート電極CGのメモリゲート電極MGと反対側の側面ならびにメモリゲート電極MGの側面に、メモリ周辺回路領域では、高圧系nMISのゲート電極GHn、高圧系pMISのゲート電極GHp、低圧系nMISのゲート電極GLnおよび低圧系pMISのゲート電極GLpの両側面にそれぞれサイドウォール22を形成する。サイドウォール22のスペーサ長は、例えば40〜60nm程度である。なお、サイドウォール22は、酸化シリコン膜、窒化シリコン膜および酸化シリコン膜などの積層膜で形成しても良い。
次に、図13に示すように、メモリ領域、ならびにメモリ周辺回路領域の高圧系nMIS領域および低圧系nMIS領域の半導体基板1の主面に、レジストパターンRP5をマスクとしてn型不純物、例えばヒ素およびリンを半導体基板1の主面にイオン注入することにより、メモリ領域では、n型の半導体領域20bを選択用nMISの選択ゲート電極CGおよびメモリ用nMISのメモリゲート電極MGに対して自己整合的に形成し、メモリ周辺回路領域では、高圧系nMISのゲート電極GHnおよび低圧系nMISのゲート電極GLnに対してn型の半導体領域23を自己整合的に形成する。
これにより、メモリ領域では、n型の半導体領域20adおよびn型の半導体領域20bからなるドレイン領域Drm、n型の半導体領域20asおよびn型の半導体領域20bからなるソース領域Srmが形成される。また、メモリ周辺回路領域では、n型の半導体領域15とn型の半導体領域23とからなる高圧系nMISのソース・ドレイン領域SDが形成され、n型の半導体領域17とn型の半導体領域23とからなる低圧系nMISのソース・ドレイン領域SDが形成される。
次に、図14に示すように、メモリ周辺回路領域の高圧系pMIS領域および低圧系pMIS領域の半導体基板1の主面に、レジストパターンRP6をマスクとしてp型不純物、例えばボロンまたはフッ化ボロンを半導体基板1の主面にイオン注入することにより、高圧系pMISのゲート電極GHpおよび低圧系pMISのゲート電極GLpに対してp型の半導体領域24を自己整合的に形成する。
これにより、p型の半導体領域16とp型の半導体領域24とからなる高圧系pMISのソース・ドレイン領域SDが形成され、p型の半導体領域18とp型の半導体領域24とからなる低圧系pMISのソース・ドレイン領域SDが形成される。
次に、図15に示すように、メモリ領域では、選択用nMISの選択ゲート電極CGの上面、メモリ用nMISのメモリゲート電極MGの上面およびn型の半導体領域20bの上面に、メモリ周辺回路領域では、高圧系nMISのゲート電極GHnの上面およびn型の半導体領域23の上面、高圧系pMISのゲート電極GHpの上面およびp型の半導体領域24の上面、低圧系nMISのゲート電極GLnの上面およびn型の半導体領域23の上面、ならびに低圧系pMISのゲート電極GLpの上面およびp型の半導体領域24の上面にシリサイド層25、例えばニッケルシリサイドまたはコバルトシリサイドを自己整合法、例えばサリサイド(Salicide:Self Align silicide)プロセスにより形成する。
シリサイド層25を形成することにより、シリサイド層25と、その上部に形成されるプラグ等との接触抵抗を低減することができる。また、メモリ領域では、選択用nMISの選択ゲート電極CG、メモリ用nMISのメモリゲート電極MG、ソース領域Srmおよびドレイン領域Drm自身の抵抗を低減することができる。さらに、メモリ周辺回路領域では、高圧系nMISのゲート電極GHn、高圧系pMISのゲート電極GHp、低圧系nMISのゲート電極GLnおよび低圧系pMISのゲート電極GLp自身の抵抗やソース・ドレイン領域SD自身の抵抗を低減することができる。
次に、図16に示すように、半導体基板1の主面上に層間絶縁膜26を形成する。層間絶縁膜26は、例えば酸化シリコンからなり、例えばCVD法により形成される。続いて、メモリ領域では、ドレイン領域Drm上のシリサイド層25に達するコンタクトホールCNTを層間絶縁膜26に形成する。同時に、メモリ周辺回路領域では、高圧系nMIS、高圧系pMIS、低圧系nMISおよび低圧系pMISのそれぞれのソース・ドレイン領域SD上のシリサイド層25に達するコンタクトホールCNTを形成する。なお、メモリ領域では、選択用nMISの選択ゲート電極CG、メモリ用nMISのメモリゲート電極MGおよびソース領域Srm上のシリサイド層25に達するコンタクトホール、あるいはメモリ周辺回路領域では、高圧系nMISのゲート電極GHn、高圧系pMISのゲート電極GHp、低圧系nMISのゲート電極GLnおよび低圧系pMISのゲート電極GLpのそれぞれの上面のシリサイド層25に達するコンタクトホールも形成されるが、図示は省略している。
次に、コンタクトホールCNT内にプラグPLGを形成する。プラグPLGは、例えばチタンと窒化チタンとの積層膜からなる相対的に薄いバリア膜、およびそのバリア膜に包まれるように形成されたタングステンまたはアルミニウム等からなる相対的に厚い導電膜からなる積層膜によって構成される。その後、層間絶縁膜26上に、例えば銅またはアルミニウムを主成分とし、プラグPLGと電気的に接続された配線M1を形成する。以上に説明した製造過程により、メモリ領域に不揮発性メモリセルが略完成し、ならびにメモリ周辺回路領域に高圧系nMIS、高圧系pMIS、低圧系nMISおよび低圧系pMISが略完成する。これ以降は、通常の半導体装置の製造工程を経ることにより、さらに上層の配線を形成して、不揮発性メモリを有する半導体装置を製造する。
このように、本実施の形態1では、メモリ周辺回路領域の高圧系nMISおよび高圧系pMISのゲート絶縁膜14を絶縁膜11b,11tおよび電荷蓄積層CSLにより構成し、メモリ周辺回路領域の低圧系nMISおよび低圧系pMISのゲート絶縁膜8を、例えば酸化シリコン膜により構成する。メモリ周辺回路領域の高圧系nMISおよび高圧系pMISのゲート絶縁膜14の厚さは、例えば10〜20nm程度(SiO換算膜厚)とすることができ、また、メモリ周辺回路領域の低圧系nMISおよび低圧系pMISのゲート絶縁膜8の厚さを1〜5nmとすることができるので、所望する回路動作を得ることができる。また、高圧系nMISおよび高圧系pMISのゲート絶縁膜14は、半導体基板1の主面上に下層の絶縁膜11b、電荷蓄積層CSLおよび上層の絶縁膜11tを順次積層することにより形成され、続いて上層の絶縁膜11t上に積層されたn型の導電膜12により高圧系nMISのゲート電極GHnまたは高圧系pMISのゲート電極GHpが形成されている。従って、ゲート絶縁膜14上に直接レジストが塗布されることがなく、また、ゲート絶縁膜14がレジストを除去するための洗浄液に浸ることがないので、ゲート絶縁膜14に付着する異物が減少し、ゲート絶縁膜14に入る欠陥も減少する。これにより、高圧系nMISおよび高圧系pMISのゲート絶縁膜14の信頼性が向上する。
なお、本実施の形態1では、層間絶縁膜26を酸化シリコン単層により構成したが、絶縁膜を2層以上重ねた積層膜により構成してもよい。例えば図17に示すように、半導体基板1の主面上に、窒化シリコン膜26aおよび酸化シリコン膜26bをCVD法により順次堆積して、窒化シリコン膜26aおよび酸化シリコン膜26bからなる層間絶縁膜26を構成することもできる。窒化シリコン膜26aの厚さは、例えば30〜50nm程度である。上記窒化シリコン膜26aは、層間絶縁膜26にコンタクトホールCNTを形成する際に、酸化シリコン膜26bのドライエッチングのSAC(Self Aligned Contact)用エッチングストッパ膜として使用することができる。
また、本実施の形態1では、選択用nMISの選択ゲート電極CGの片側面にサイドウォール形状のメモリ用nMISのメモリゲート電極MGを形成したスプリットゲート構造のMONOS型不揮発性メモリセルを例示したが、これに限定されるものではない。例えば図18に示す選択用nMISの選択ゲート電極CGの両側面にサイドウォール形状のメモリ用nMISのメモリゲート電極MGを形成したスプリットゲート構造のMONOS型不揮発性メモリセルに本実施の形態1で説明した本願発明を適用することができる。また、図19に示すように、選択用nMISの選択ゲート電極CG上に、メモリ用nMISのメモリゲート電極MGの一部が乗り上げた構造のMONOS型不揮発性メモリセルに本実施の形態1で説明した本願発明を適用することができる。また、図20に示すように、単体構造のMONOS型不揮発性メモリセルに本実施の形態1で説明した本願発明を適用することができる。
また、本実施の形態1では、低圧系nMISのゲート電極GLnおよび低圧系pMISのゲート電極GLpは、メモリ領域の選択用nMISの選択ゲート電極CGと同じ製造工程で加工したが(前述の図3を用いて説明した工程)、それぞれを互いに異なる製造工程で加工してもよい。
以下に、本実施の形態1の変形例として、低圧系nMISのゲート電極GLnおよび低圧系pMISのゲート電極GLpと、メモリ領域の選択用nMISの選択ゲート電極CGとを互いに異なる工程で形成した場合の半導体装置の製造方法を図21〜図25を用いて工程順に説明する。なお、半導体基板1の上面にn型の導電膜9nおよびp型の導電膜9pを形成する製造過程(前述の図1を用いて説明した工程)までは、前述した製造過程と同様であるため、その説明を省略する。
まず、図21に示すように、前述の図1を用いて説明した製造工程に続いて、レジストパターンをマスクとして、メモリ領域の導電膜9にイオン注入を行い、メモリ領域の導電膜9をn型の導電膜9nとする。その後、新たにレジストパターンをマスクとして、そこから露出しているメモリ領域のn型の導電膜9nをエッチングする。これにより、メモリ領域にn型の導電膜9nからなる選択用nMISの選択ゲート電極CGを形成する。
次に、選択用nMISの選択ゲート電極CG、ならびにレジストパターンをマスクとして、メモリ領域の半導体基板1の主面にメモリ用nMISのチャネル形成用のn型の半導体領域10を形成する。
次に、図22に示すように、半導体基板1の主面上に、例えばSiO換算膜厚で10〜20nm程度の絶縁膜11b,11tおよび電荷蓄積層CSLを形成し、続いて、半導体基板1の主面上にn型不純物が導入された低抵抗多結晶シリコンからなるn型の導電膜12を堆積する。このn型の導電膜12はCVD法により形成され、その厚さは、例えば65〜100nm程度である。
次に、図23に示すように、レジストパターンRP1をマスクとして、そこから露出しているn型の導電膜12をエッチングする。これにより、メモリ領域では、選択用nMISの選択ゲート電極CGの両側面に絶縁膜11b,11tおよび電荷蓄積層CSLを介してn型の導電膜12からなるサイドウォール13を形成する。また、メモリ周辺回路領域では、低圧系nMIS領域の導電膜9および低圧系pMIS領域の導電膜9の側面に絶縁膜11b,11tおよび電荷蓄積層CSLを介してn型の導電膜12からなるサイドウォール13が形成される。
次に、図24に示すように、レジストパターンRP1を除去した後、レジストパターンRP2をマスクとして、そこから露出するサイドウォール13をエッチングする。これにより、メモリ領域では、選択用nMISの選択ゲート電極CGからなる積層膜の片側面のみにメモリ用nMISのメモリゲート電極MG(サイドウォール13)を形成する。メモリゲート電極MGのゲート長は、例えば65nm程度である。同時に、メモリ周辺回路領域のサイドウォール13を除去する。また、高圧系nMIS領域にn型の導電膜12からなる高圧系nMISのゲート電極GHnを形成し、高圧系pMIS領域にn型の導電膜12からなる高圧系pMISのゲート電極GHpを形成する。活性領域における高圧系nMISのゲート電極GHnおよび高圧系pMISのゲート電極GHpのゲート長は、例えば400nm程度である。
次に、図25に示すように、メモリ領域では、選択用nMISの選択ゲート電極CGとメモリ用nMISのメモリゲート電極MGとの間、および半導体基板1とメモリ用nMISのメモリゲート電極MGとの間の絶縁膜11b,11tおよび電荷蓄積層CSLを残して、メモリ周辺回路領域では、高圧系nMISのゲート電極GHnと半導体基板1との間の絶縁膜11b,11tおよび電荷蓄積層CSL、ならびに高圧系pMISのゲート電極GHpと半導体基板1との間の絶縁膜11b,11tおよび電荷蓄積層CSLを残して、その他の領域の絶縁膜11b,11tおよび電荷蓄積層CSLを選択的にエッチングする。
次に、レジストパターンをマスクとして、低圧系nMIS領域および低圧系pMIS領域の導電膜9にそれぞれイオン注入を行い、低圧系nMIS領域にn型の導電膜9nを形成し、低圧系pMIS領域にp型の導電膜9pを形成する。
次に、レジストパターンをマスクとして、そこから露出している低圧系nMIS領域のn型の導電膜9nおよび低圧系pMIS領域のp型の導電膜9pをエッチングする。これにより、低圧系nMIS領域にn型の導電膜9nからなる低圧系nMISのゲート電極GLnを形成し、低圧系pMIS領域にp型の導電膜9pからなる低圧系pMISのゲート電極GLpを形成する。活性領域における低圧系nMISのゲート電極GLnおよび低圧系pMISのゲート電極GLpのゲート長は、例えば65〜180nm程度である。
その後は、前述の図8〜図16を用いて説明した製造過程と同様にして、半導体装置は形成される。
なお、上記の変形例の製造方法では、メモリゲート電極MGを形成した後に、低圧系nMIS領域および低圧系pMIS領域の導電膜9にそれぞれイオン注入を行い、低圧系nMIS領域にn型の導電膜9nを形成し、低圧系pMIS領域にp型の導電膜9pを形成したが、これに限定されるものではない。例えば、前述の図21を用いて説明した工程で、低圧系nMIS領域および低圧系pMIS領域の導電膜9にそれぞれイオン注入を行い、低圧系nMIS領域にn型の導電膜9nを形成し、低圧系pMIS領域にp型の導電膜9pを形成しても良い。
(実施の形態2)
前述した実施の形態1と相違する点は、高圧系nMISのゲート電極GHnおよび高圧系pMISのゲート電極GHpを構成するn型の導電膜12の厚さが異なることである。
前述した実施の形態1では、メモリ用nMISのメモリゲート電極MGのゲート長を、例えば65nm程度としたが、さらに不揮発性メモリセルの微細化が進んだ場合は、メモリゲート電極MGのゲート長を50nm以下にする必要がある。ところが、メモリ用nMISのメモリゲート電極MGを構成するn型の導電膜12は、高圧系nMISのゲート電極GHnおよび高圧系pMISのゲート電極GHpも構成しており、メモリゲート電極MGのゲート長を短くするためにn型の導電膜12を薄くすると、高圧系nMISのゲート電極GHnおよび高圧系pMISのゲート電極GHpの厚さも薄くなる。その結果、高圧系nMISのゲート電極GHnを形成した後に、ソース・ドレイン領域SDを形成するためにn型の不純物をイオン注入法により導入する際、同様に、高圧系pMISのゲート電極GHpを形成した後に、ソース・ドレイン領域SDを形成するためにp型の不純物をイオン注入法により導入する際、高圧系nMISのゲート電極GHnまたは高圧系pMISのゲート電極GHpを突き抜けることが考えられる。このような不純物が突き抜ける現象が起きると、高圧系nMISまたは高圧系pMISにおいてしきい値電圧のばらつきなどが生じるため、不純物の突き抜けを防止する必要がある。
本実施の形態2による不揮発性メモリセル、ならびにメモリ周辺回路を構成する高圧系nMIS、高圧系pMIS、低圧系nMISおよび低圧系pMISを有する半導体装置の製造方法を図26〜図36を用いて工程順に説明する。図26〜図36は半導体装置の製造工程中におけるメモリ領域およびメモリ周辺回路領域(高圧系nMIS領域、高圧系pMIS領域、低圧系nMIS領域および低圧系pMIS領域)の要部断面図である。不揮発性メモリセルは、選択用nMISの選択ゲート電極の片側面にサイドウォール形状のメモリゲート電極を形成したスプリットゲート構造のMONOS型不揮発性メモリセルを例示しており、各図は、チャネルをメモリゲート電極に対して交差する方向に沿って切断した要部断面を示している。なお、半導体基板1上にn型の導電膜12を形成する製造過程(前述の図4を用いて説明した工程)までは、前述した製造過程と同様であるため、その説明を省略する。ただし、n型の導電膜12の厚さは、例えば40〜60nm程度であり、前述した実施の形態1で説明したn型の導電膜12の厚さ、例えば65〜100nmよりも薄く形成されている。
まず、図26に示すように、図4を用いて説明した製造工程に続いて、n型の導電膜12上に、例えば窒化シリコン膜からなる絶縁膜27を形成する。絶縁膜27の厚さは、例えば50〜100nm程度である。
次に、図27に示すように、レジストパターンRP1をマスクとして、そこから露出している絶縁膜27およびn型の導電膜12を順次エッチングする。これにより、メモリ領域では、選択用nMISの選択ゲート電極CGの両側面に絶縁膜11b,11tおよび電荷蓄積層CSLを介してn型の導電膜12からなるサイドウォール13を形成する。また、メモリ周辺回路領域では、低圧系nMISのゲート電極GLnの両側面に絶縁膜11b,11tおよび電荷蓄積層CSLを介してn型の導電膜12からなるサイドウォール13が形成され、低圧系pMISのゲート電極GLpの両側面に絶縁膜11b,11tおよび電荷蓄積層CSLを介してn型の導電膜12からなるサイドウォール13が形成される。
次に、図28に示すように、レジストパターンRP1を除去した後、レジストパターンRP2をマスクとして、そこから露出するサイドウォール13をエッチングする。これにより、メモリ領域では、選択用nMISの選択ゲート電極CGからなる積層膜の片側面のみにメモリ用nMISのメモリゲート電極MG(サイドウォール13)を形成する。メモリゲート電極MGのゲート長は、例えば50nm程度である。同時に、メモリ周辺回路領域のサイドウォール13を除去する。また、高圧系nMIS領域にn型の導電膜12からなる高圧系nMISのゲート電極GHnを形成し、高圧系pMIS領域にn型の導電膜12からなる高圧系pMISのゲート電極GHpを形成する。高圧系nMISのゲート電極GHnの上面および高圧系pMISのゲート電極GHpの上面にはそれぞれ絶縁膜27が残存している。活性領域における高圧系nMISのゲート電極GHnおよび高圧系pMISのゲート電極GHpのゲート長は、例えば200〜400nm程度である。
次に、図29に示すように、メモリ領域では、選択用nMISの選択ゲート電極CGとメモリ用nMISのメモリゲート電極MGとの間、および半導体基板1とメモリ用nMISのメモリゲート電極MGとの間の絶縁膜11b,11tおよび電荷蓄積層CSLを残して、メモリ周辺回路領域では、高圧系nMISのゲート電極GHnと半導体基板1との間の絶縁膜11b,11tおよび電荷蓄積層CSL、ならびに高圧系pMISのゲート電極GHpと半導体基板1との間の絶縁膜11b,11tおよび電荷蓄積層CSLを残して、その他の領域の絶縁膜11b,11tおよび電荷蓄積層CSLを選択的にエッチングする。
次に、図30に示すように、高圧系nMIS領域の半導体基板1の主面に、レジストパターンをマスクとしてn型不純物、例えばヒ素をイオン注入することにより、高圧系nMIS領域の半導体基板1にn型の半導体領域15をゲート電極GHnに対して自己整合的に形成する。高圧系nMISのゲート電極GHnの上面には絶縁膜27が形成されているので、n型不純物がゲート電極GHnを突き抜けて高圧系nMISのチャネル領域へ導入されるのを防ぐことができる。
同様に、高圧系pMIS領域の半導体基板1の主面に、レジストパターンをマスクとしてp型不純物、例えばフッ化ボロンをイオン注入することにより、高圧系pMIS領域の半導体基板1にp型の半導体領域16をゲート電極GHpに対して自己整合的に形成する。高圧系pMISのゲート電極GHp上には絶縁膜27が形成されているので、p型不純物がゲート電極GHpを突き抜けて高圧系pMISのチャネル領域へ導入されるのを防ぐことができる。
次に、図31に示すように、半導体基板1の主面上に、例えば酸化シリコンからなる厚さ10nm程度の絶縁膜をCVD法により堆積した後、この絶縁膜を異方性のドライエッチング法でエッチバックする。これにより、メモリ領域では選択ゲート電極CGのメモリゲート電極MGと反対側の側面ならびにメモリゲート電極MGの側面に、それぞれサイドウォール19を形成する。これにより、選択用nMISの選択ゲート電極CGと半導体基板1との間のゲート絶縁膜8の露出していた側面、ならびにメモリ用nMISのメモリゲート電極MGと半導体基板1との間の絶縁膜11b,11tおよび電荷蓄積層CSLの露出していた側面をサイドウォール19によって覆うことができる。
また、メモリ周辺回路領域では、高圧系nMISのゲート電極GHnと絶縁膜27とからなる積層膜の両側面および高圧系pMISのゲート電極GHpと絶縁膜27とからなる積層膜の両側面にそれぞれサイドウォール19を形成し、低圧系nMISのゲート電極GLnの両側面および低圧系pMISのゲート電極GLpの両側面にそれぞれサイドウォール19を形成する。サイドウォール19のスペーサ長は、例えば3〜6nm程度である。このようなサイドウォール19を形成する理由は、前述の実施の形態1と同様である。
次に、低圧系nMIS領域の半導体基板1の主面に、レジストパターンをマスクとしてn型不純物、例えばヒ素をイオン注入することにより、低圧系nMIS領域の半導体基板1にn型の半導体領域17をサイドウォール19に対して自己整合的に形成する。同様に、低圧系pMIS領域の半導体基板1の主面に、レジストパターンをマスクとしてp型不純物、例えばフッ化ボロンをイオン注入することにより、低圧系pMIS領域の半導体基板1にp型の半導体領域18をサイドウォール19に対して自己整合的に形成する。
次に、図32に示すように、半導体基板1の主面にn型の半導体領域20adを選択用nMISの選択ゲート電極CGに対して自己整合的に形成し、半導体基板1の主面にn型の半導体領域20asをメモリ用nMISのメモリゲート電極MGに対して自己整合的に形成する。
次に、図33に示すように、半導体基板1の主面上に、例えば酸化シリコン膜をCVD法により堆積した後、この酸化シリコン膜を異方性のドライエッチング法でエッチバックする。これにより、メモリ領域では、選択ゲート電極CGのメモリゲート電極MGと反対側の側面ならびにメモリゲート電極MGの側面に、メモリ周辺回路領域では、高圧系nMISのゲート電極GHn、高圧系pMISのゲート電極GHp、低圧系nMISのゲート電極GLnおよび低圧系pMISのゲート電極GLpの両側面にそれぞれサイドウォール22を形成する。なお、サイドウォール22は、酸化シリコン膜、窒化シリコン膜および酸化シリコン膜などの積層膜で形成しても良い。
次に、図34に示すように、メモリ領域、ならびにメモリ周辺回路領域の高圧系nMIS領域および低圧系nMIS領域の半導体基板1の主面に、レジストパターンRP5をマスクとしてn型不純物、例えばヒ素およびリンを半導体基板1の主面にイオン注入することにより、メモリ領域では、n型の半導体領域20bを選択用nMISの選択ゲート電極CGおよびメモリ用nMISのメモリゲート電極MGに対して自己整合的に形成し、メモリ周辺回路領域では、高圧系nMISのゲート電極GHnおよび低圧系nMISのゲート電極GLnに対してn型の半導体領域23を自己整合的に形成する。これらn型の半導体領域20b、23の深さは、150〜200nm程度である。高圧系nMISのゲート電極GHn上には絶縁膜27が形成されているので、n型不純物がゲート電極GHnを突き抜けて高圧系nMISのチャネル領域へ導入されるのを防ぐことができる。
これにより、メモリ領域では、n型の半導体領域20adおよびn型の半導体領域20bからなるドレイン領域Drm、n型の半導体領域20asおよびn型の半導体領域20bからなるソース領域Srmが形成される。また、メモリ周辺回路領域では、n型の半導体領域15とn型の半導体領域23とからなる高圧系nMISのソース・ドレイン領域SDが形成され、n型の半導体領域17とn型の半導体領域23とからなる低圧系nMISのソース・ドレイン領域SDが形成される。
次に、図35に示すように、メモリ周辺回路領域の高圧系pMIS領域および低圧系pMIS領域の半導体基板1の主面に、レジストパターンRP6をマスクとしてp型不純物、例えばボロンまたはフッ化ボロンを半導体基板1の主面にイオン注入することにより、高圧系pMISのゲート電極GHpおよび低圧系pMISのゲート電極GLpに対してp型の半導体領域24を自己整合的に形成する。高圧系pMISのゲート電極GHp上には絶縁膜27が形成されているので、p型不純物がゲート電極GHpを突き抜けて高圧系pMISのチャネル領域へ導入されるのを防ぐことができる。
これにより、p型の半導体領域16とp型の半導体領域24とからなる高圧系pMISのソース・ドレイン領域SDが形成され、p型の半導体領域18とp型の半導体領域24とからなる低圧系pMISのソース・ドレイン領域SDが形成される。
次に、図36に示すように、メモリ領域では、選択用nMISの選択ゲート電極CGの上面、メモリ用nMISのメモリゲート電極MGの上面およびn型の半導体領域20bの上面に、メモリ周辺回路領域では、高圧系nMISのn型の半導体領域23の上面、高圧系pMISのp型の半導体領域24の上面、低圧系nMISのゲート電極GLnの上面およびn型の半導体領域23の上面、ならびに低圧系pMISのゲート電極GLpの上面およびp型の半導体領域24の上面にシリサイド層25を自己整合法、例えばサリサイドプロセスにより形成する。
その後は、前述の図16を用いて説明した製造過程と同様にして、半導体装置は形成される。
このように、本実施の形態2によれば、メモリ用nMISのメモリゲート電極MGのゲート長を短くするために、メモリゲート電極MGを構成するn型の導電膜12の厚さを薄く成膜することに伴い、高圧系nMISのゲート電極GHnおよび高圧系pMISのゲート電極GHpの厚さが薄くなっても、高圧系nMISのゲート電極GHnの上面および高圧系pMISのゲート電極GHpの上面にはそれぞれ絶縁膜27が設けられているので、高圧系nMISのソース・ドレイン領域SDを形成する際のイオン注入によるn型不純物のゲート電極GHnの突き抜けや高圧系pMISのソース・ドレイン領域SDを形成する際のイオン注入によるp型不純物のゲート電極GHpの突き抜けを防ぐことができる。これにより、高圧系nMISのしきい値電圧のばらつきや高圧系pMISのしきい値電圧のばらつきを防いで、半導体装置の信頼性を維持することができる。
(実施の形態3)
前述した実施の形態1または実施の形態2では、メモリ周辺回路領域に形成される高圧系nMISまたは高圧系pMISにおいて、1種類の高圧系nMISまたは高圧系pMISを例示したが、実際の半導体装置では、動作電圧が互いに異なる2種類以上の高圧系nMISまたは高圧系pMISが用いられる場合がある。このような場合は、少なくともゲート絶縁膜の厚さが互いに異なる2種類の高圧系nMISまたは高圧系pMISが必要とされる。具体的には、同一の半導体基板に低圧系pMISと、低圧系pMISのゲート電極GLpに印加される第1ゲート電圧よりも高い第2ゲート電圧がゲート電極に印加される第1高圧系pMISと、第1ゲート電圧と同じか、あるいは第1ゲート電圧よりも高く、かつ、第2ゲート電圧よりも低い第3ゲート電圧がゲート電極に印加される第2高圧系pMISとが形成される。そして、第2高圧系pMISのゲート絶縁膜の厚さは、低圧系pMISのゲート絶縁膜の厚さよりも厚く、第1高圧系pMISのゲート絶縁膜の厚さは第2高圧系pMISのゲート絶縁膜の厚さよりも厚く形成される。これは高圧系pMISのみでなく、高圧系nMISにおいても同様である。
本実施の形態3では、ゲート絶縁膜の厚さが互いに異なる2種類の高圧系pMISを有する半導体装置の製造方法を図37〜図45を用いて工程順に説明する。図37〜図45は半導体装置の製造工程中におけるメモリ領域およびメモリ周辺回路領域(第1高圧系pMIS領域、第2高圧系pMIS領域および低圧系pMIS領域)の要部断面図である。ここでは、高圧系pMISの製造方法についてのみ説明するが、高圧系nMISの製造方法もほぼ同様である。
まず、図37に示すように、前述した実施の形態1と同様にして、半導体基板1の主面に、素子分離部2およびこれに取り囲まれるように配置された活性領域等を形成し、さらに、n型の埋め込みウェルNISO、n型のウェルHNWおよびn型のウェルNWを形成する。続いて、選択用nMISのチャネル形成用のp型の半導体領域3、第1高圧系pMISのチャネル形成用のp型の半導体領域5、第2高圧系pMISのチャネル形成用のn型の半導体領域7nおよび低圧系pMISのチャネル形成用のn型の半導体領域7を形成する。
次に、半導体基板1に対して酸化処理を施すことにより、半導体基板1の主面に、例えば酸化シリコンからなる絶縁膜28を形成する。
次に、図38に示すように、第2高圧系pMIS領域上にレジストパターンRP7を形成した後、図39に示すように、レジストパターンRP7をマスクとして、そこから露出している絶縁膜28をエッチングする。
次に、図40に示すように、レジストパターンRP7を除去し、半導体基板1に洗浄処理を施した後、半導体基板1に対して酸化処理を施すことにより、メモリ領域、第1高圧系pMIS領域および低圧系pMIS領域の半導体基板1の主面に、例えば酸化シリコンからなる第1膜厚(t1、例えば厚さ1〜5nm程度)のゲート絶縁膜29aを形成し、第2高圧系pMIS領域の半導体基板1の主面に、例えば酸化シリコンからなる第3膜厚(t3、例えば6〜9nm程度)を有するゲート絶縁膜29bを形成する。第3膜厚t3は第1膜厚t1よりも厚く(t3>t1)形成される。続いて、半導体基板1の主面上に、例えば非晶質シリコンからなる導電膜9をCVD法により堆積する。
次に、図41に示すように、メモリ領域の導電膜9にn型不純物をイオン注入法等によって導入することにより、n型の導電膜9nを形成し、第2高圧系pMIS領域および低圧系pMIS領域の導電膜9にp型不純物をイオン注入法等によって導入することにより、p型の導電膜9pを形成する。
次に、図42に示すように、レジストパターンをマスクとして、そこから露出しているメモリ領域のn型の導電膜9n、第2高圧系pMIS領域および低圧系pMIS領域のp型の導電膜9pをエッチングする。これにより、メモリ領域にn型の導電膜9nからなる選択用nMISの選択ゲート電極CGを形成し、第2高圧系pMIS領域にp型の導電膜9pからなる第2高圧系pMISのゲート電極GHp2を形成し、低圧系pMIS領域にp型の導電膜9pからなる低圧系pMISのゲート電極GLpを形成する。活性領域における第2高圧系pMISのゲート電極GHp2のゲート長は、例えば200〜400nm程度であり、低圧系pMISのゲート電極GLpのゲート長は、例えば65〜180nm程度である。
次に、選択用nMISの選択ゲート電極CG、ならびにレジストパターンをマスクとして、メモリ領域の半導体基板1の主面にメモリ用nMISのチャネル形成用のn型の半導体領域10を形成する。
次に、図43に示すように、半導体基板1の主面上に第2膜厚(t2、例えばSiO換算膜厚で10〜20nm程度)の絶縁膜11b,11tおよび電荷蓄積層CSLを形成する。第2膜厚t2は第3膜厚t3および第1膜厚t1よりも厚く(t2>t3>t1)形成される。続いて、半導体基板1の主面上にn型不純物が導入された低抵抗多結晶シリコンからなるn型の導電膜12を堆積する。このn型の導電膜12はCVD法により形成され、その厚さは、例えば65〜100nm程度である。
次に、図44に示すように、レジストパターンRP1をマスクとして、そこから露出しているn型の導電膜12をエッチングする。これにより、メモリ領域では、選択用nMISの選択ゲート電極CGの両側面に絶縁膜11b,11tおよび電荷蓄積層CSLを介してn型の導電膜12からなるサイドウォール13を形成する。また、メモリ周辺回路領域では、第2高圧系pMISのゲート電極GHp2の両側面に絶縁膜11b,11tおよび電荷蓄積層CSLを介してn型の導電膜12からなるサイドウォール13が形成され、低圧系pMISのゲート電極GLpの両側面に絶縁膜11b,11tおよび電荷蓄積層CSLを介してn型の導電膜12からなるサイドウォール13が形成される。
次に、図45に示すように、レジストパターンRP1を除去した後、レジストパターンRP2をマスクとして、そこから露出するサイドウォール13をエッチングする。これにより、メモリ領域では、選択用nMISの選択ゲート電極CGからなる積層膜の片側面のみにメモリ用nMISのメモリゲート電極MG(サイドウォール13)を形成する。メモリゲート電極MGのゲート長は、例えば65nm程度である。同時に、メモリ周辺回路領域のサイドウォール13を除去する。また、第1高圧系pMIS領域にn型の導電膜12からなる第1高圧系pMISのゲート電極GHp1を形成する。活性領域における第1高圧系pMISのゲート電極GHp1のゲート長は、例えば200〜400nm程度である。
次に、メモリ領域では、選択用nMISの選択ゲート電極CGとメモリ用nMISのメモリゲート電極MGとの間、および半導体基板1とメモリ用nMISのメモリゲート電極MGとの間の絶縁膜11b,11tおよび電荷蓄積層CSLを残して、メモリ周辺回路領域では、第1高圧系pMISのゲート電極GHp1と半導体基板1との間の絶縁膜11b,11tおよび電荷蓄積層CSLを残して、その他の領域の絶縁膜11b,11tおよび電荷蓄積層CSLを選択的にエッチングする。
その後は、前述した実施の形態1において図8〜図16を用いて説明した製造過程と同様にして、半導体装置は形成される。
このように、本実施の形態3によれば、低圧系nMISまたは低圧系pMISのゲート絶縁膜よりも厚く、かつ、ゲート絶縁膜の厚さが互いに異なる2種類の高圧系nMISまたは高圧系pMISを形成することができる。例えば電源電圧が印加される高圧系nMISまたは高圧系pMISに、酸化シリコン膜からなる第3膜厚t3のゲート絶縁膜(本実施の形態3ではゲート絶縁膜29b)を有する高圧系nMISまたは高圧系pMISを用いることにより、高速動作が可能となる。また、例えば電源電圧よりも高い電圧が印加される高圧系nMISまたは高圧系pMISには、絶縁膜11b,11tおよび電荷蓄積層CSLからなり、上記第3膜厚t3よりも厚い第2膜厚t2(t2>t3)のゲート絶縁膜を有する高圧系nMISまたは高圧系pMISを用いることにより、高い信頼性を得ることができる。
なお、実施の形態3の第1高圧系pMISのゲート電極GHp1の上に、前述した実施の形態2で説明した絶縁膜27を形成してもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、離散的電荷蓄積層としての電荷蓄積層CSLを、シリコン微結晶(シリコンナノクリスタル)、または高誘電体膜として、アルミ酸化膜またはハフニウム酸化膜等の金属酸化膜で構成してもよいことは勿論である。
本発明は、不揮発性メモリ搭載マイコンなどに適用可能であり、特に、電荷トラップ型メモリを搭載した半導体製品に適用することができる。
1 半導体基板
2 素子分離部
3,4,5,6 p型の半導体領域
7,7n n型の半導体領域
8 ゲート絶縁膜
9 導電膜
9n n型の導電膜
9p p型の導電膜
10 n型の半導体領域
11b,11t 絶縁膜
12 n型の導電膜
13 サイドウォール
14 ゲート絶縁膜
15 n型の半導体領域
16 p型の半導体領域
17 n型の半導体領域
18 p型の半導体領域
19 サイドウォール
20ad n型の半導体領域
20as n型の半導体領域
20b n型の半導体領域
22 サイドウォール
23 n型の半導体領域
24 p型の半導体領域
25 シリサイド層
26 層間絶縁膜
26a 窒化シリコン膜
26b 酸化シリコン膜
27 絶縁膜
28 絶縁膜
29a,29b ゲート絶縁膜
CG 選択ゲート電極
CNT コンタクトホール
CSL 電荷蓄積層
Drm ドレイン領域
GHn,GHp,GHp1,GHp2,GLn,GLp ゲート電極
HNW n型のウェル
HPW p型のウェル
M1 配線
MG メモリゲート電極
NISO n型の埋め込みウェル
NW n型のウェル
PLG プラグ
PW p型のウェル
RP1,RP2,RP3,RP4,RP5,RP6,RP7 レジストパターン
SD ソース・ドレイン領域
Srm ソース領域

Claims (33)

  1. メモリセル、ならびに前記メモリセルの周辺に第1ゲート電圧で動作する低圧系MISFETおよび前記第1ゲート電圧よりも高い第2ゲート電圧で動作する第1高圧系MISFETを備える周辺回路を有する半導体装置であって、
    前記メモリセルは、
    第1導電型の半導体基板の主面に形成された第1絶縁膜からなる第1ゲート絶縁膜と、
    前記第1ゲート絶縁膜上に形成された第1導電膜からなる選択ゲート電極と、
    前記選択ゲート電極の片側面に形成された第2導電膜からなるメモリゲート電極と、
    前記選択ゲート電極と前記メモリゲート電極との間に形成され、かつ、前記メモリゲート電極と前記半導体基板との間に形成された第2絶縁膜からなる第2ゲート絶縁膜と、
    前記選択ゲート電極下の第1チャネル領域と、
    前記メモリゲート電極下の第2チャネル領域と、
    前記第1及び第2チャネル領域を挟んで前記半導体基板に形成されたソース領域およびドレイン領域と、
    を含み、
    前記第1高圧系MISFETは、
    前記半導体基板の主面に形成された前記第2絶縁膜からなる第3ゲート絶縁膜と、
    前記第3ゲート絶縁膜上に形成された前記第2導電膜からなるゲート電極と、
    を含み、
    前記第2絶縁膜は、下層の絶縁膜、前記下層の絶縁膜上に形成された電荷蓄積層および前記電荷蓄積層上に形成された上層の絶縁膜からなる積層膜によって形成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1記載の半導体装置において、
    前記低圧系MISFETは、
    前記半導体基板の主面に形成された前記第1絶縁膜からなる第4ゲート絶縁膜と、
    前記第4ゲート絶縁膜上に形成された前記第1導電膜からなるゲート電極と、
    を含み、
    前記第1絶縁膜は、単層の絶縁膜によって形成されていることを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1記載の半導体装置において、さらに、前記第1ゲート電圧と同じか、または前記第1ゲート電圧よりも高く、かつ、前記第2ゲート電圧よりも低い第3ゲート電圧で動作する第2高圧系MISFETが前記周辺回路に形成されており、
    前記低圧系MISFETは、
    前記半導体基板の主面に形成された前記第1絶縁膜からなる第4ゲート絶縁膜と、
    前記第4ゲート絶縁膜上に形成された前記第1導電膜からなるゲート電極と、
    を含み、
    前記第2高圧系MISFETは、
    前記半導体基板の主面上に形成され、前記第1絶縁膜の厚さよりも厚く、前記第2絶縁膜の厚さよりも薄い第3絶縁膜からなる第5ゲート絶縁膜と、
    前記第5ゲート絶縁膜上に形成された前記第1導電膜からなるゲート電極と、
    を含み、
    前記第3絶縁膜は、単層の絶縁膜によって形成されていることを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項1記載の半導体装置において、前記周辺回路には、n型の導電性を示すn型のウェルおよびp型の導電性を示すp型のウェルが形成されており、
    前記p型のウェルにnチャネル型の前記第1高圧系MISFETが形成され、前記n型のウェルにpチャネル型の前記第1高圧系MISFETが形成され、前記nチャネル型の第1高圧系MISFETのゲート電極および前記pチャネル型の第1高圧系MISFETのゲート電極は、n型の導電性を示す前記第2導電膜によって構成されていることを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項4記載の半導体装置において、前記nチャネル型の第1高圧系MISFETのチャネル領域にはp型の不純物が導入され、前記pチャネル型の第1高圧系MISFETのチャネル領域にはp型の不純物が導入されており、前記pチャネル型の第1高圧系MISFETは埋め込みチャネル型のMISFETであることを特徴とする半導体装置。
  6. 請求項2記載の半導体装置において、前記周辺回路には、n型の導電性を示す第1n型ウェルおよび第2n型ウェル、ならびにp型の導電性を示す第1p型ウェルおよび第2p型ウェルが形成されており、
    前記第1p型ウェルにnチャネル型の前記第1高圧系MISFETが形成され、前記第2p型ウェルにnチャネル型の前記低圧系MISFETが形成され、前記第1n型ウェルにpチャネル型の前記第1高圧系MISFETが形成され、前記第2n型ウェルにpチャネル型の前記低圧系MISFETが形成され、
    前記nチャネル型の第1高圧系MISFETのゲート電極および前記pチャネル型の第1高圧系MISFETのゲート電極は、n型の導電性を示す前記第2導電膜によって構成され、前記nチャネル型の低圧系MISFETのゲート電極は、n型の導電性を示す前記第1導電膜によって構成され、前記pチャネル型の低圧系MISFETのゲート電極は、p型の導電性を示す前記第1導電膜によって構成されていることを特徴とする半導体装置。
  7. 請求項6記載の半導体装置において、前記nチャネル型の第1高圧系MISFETのチャネル領域にはp型の不純物が導入され、前記pチャネル型の第1高圧系MISFETのチャネル領域にはp型の不純物が導入されており、前記pチャネル型の第1高圧系MISFETは埋め込みチャネル型のMISFETであることを特徴とする半導体装置。
  8. 請求項1記載の半導体装置において、前記第1高圧系MISFETのゲート電極の上面に、前記第1高圧系MISFETのゲート電極の上面のみに積層された絶縁膜が形成されていることを特徴とする半導体装置。
  9. 請求項1記載の半導体装置において、前記第2絶縁膜を構成する前記下層の絶縁膜、前記電荷蓄積層および前記上層の絶縁膜はそれぞれ酸化シリコン、窒化シリコンおよび酸化シリコンからなることを特徴とする半導体装置。
  10. 請求項1記載の半導体装置において、前記第1絶縁膜は酸化シリコンからなることを特徴とする半導体装置。
  11. 請求項3記載の半導体装置において、前記第3絶縁膜は酸化シリコンからなることを特徴とする半導体装置。
  12. 請求項1記載の半導体装置において、前記第1絶縁膜の厚さはSiO換算膜厚で1〜5nmであり、前記第2絶縁膜の厚さはSiO換算膜厚で10〜20nmであることを特徴とする半導体装置。
  13. 請求項1記載の半導体装置において、前記第1高圧系MISFETのゲート長は、前記低圧系MISFETのゲート長よりも長いことを特徴とする半導体装置。
  14. 請求項1記載の半導体装置において、前記メモリゲート電極はサイドウォール状に形成されていることを特徴とする半導体装置。
  15. 請求項1記載の半導体装置において、前記メモリゲート電極は、前記第2絶縁膜を介して前記選択ゲート電極の上面の一部に乗り上げていることを特徴とする半導体装置。
  16. 請求項1記載の半導体装置において、前記メモリセルは、前記選択ゲート電極の他方の片側面に形成された前記第2導電膜からなる前記メモリゲート電極をさらに有することを特徴とする半導体装置。
  17. 半導体基板のメモリ領域にメモリセルを形成し、前記メモリ領域の周囲の第1周辺回路領域にnチャネル型の高圧系MISFETおよびpチャネル型の高圧系MISFETを形成し、前記メモリ領域の周囲の前記第1周辺回路領域とは異なる第2周辺回路領域にnチャネル型の低圧系MISFETおよびpチャネル型の低圧系MISFETを形成する半導体装置の製造方法であって、
    (a)前記メモリ領域にp型の導電性を示す第3p型ウェルを形成し、前記第1周辺回路領域の互いに異なる領域にp型の導電性を示す第1p型ウェルおよびn型の導電性を示す第1n型ウェルを形成し、前記第2周辺回路領域の互いに異なる領域にp型の導電性を示す第2p型ウェルおよびn型の導電性を示す第2n型ウェルを形成する工程と、
    (b)前記半導体基板の主面に第1絶縁膜を形成する工程と、
    (c)前記第1絶縁膜上に第1導電膜を形成した後、前記第3p型ウェル上および前記第2p型ウェル上の前記第1導電膜にn型の不純物を導入し、前記第2n型ウェル上の前記第1導電膜にp型の不純物を導入する工程と、
    (d)前記メモリ領域および前記第2周辺回路領域の前記第1導電膜を加工することによって、前記第3p型ウェル上に前記第1絶縁膜を介して前記第1導電膜からなるn型の導電性を示す選択ゲート電極を形成し、前記第2p型ウェル上に前記第1絶縁膜を介して前記第1導電膜からなるn型の導電性を示す前記nチャネル型の低圧系MISFETのゲート電極を形成し、前記第2n型ウェル上に前記第1絶縁膜を介して前記第1導電膜からなるp型の導電性を示す前記pチャネル型の低圧系MISFETのゲート電極を形成する工程と、
    (e)前記(d)工程の後に、前記半導体基板上に第2絶縁膜を形成する工程と、
    (f)前記第2絶縁膜上にn型の不純物が導入された第2導電膜を堆積する工程と、
    (g)前記メモリ領域および前記第1周辺回路領域の前記第2導電膜を加工することによって、前記選択ゲート電極の側面にメモリゲート電極を形成し、前記第1p型ウェル上に前記第2絶縁膜を介して前記第2導電膜からなるn型の導電性を示す前記nチャネル型の高圧系MISFETのゲート電極を形成し、前記第1n型ウェル上に前記第2絶縁膜を介して前記第2導電膜からなるn型の導電性を示す前記pチャネル型の高圧系MISFETのゲート電極を形成する工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  18. 半導体基板のメモリ領域にメモリセルを形成し、前記メモリ領域の周囲の第1周辺回路領域にnチャネル型の高圧系MISFETおよびpチャネル型の高圧系MISFETを形成し、前記メモリ領域の周囲の前記第1周辺回路領域とは異なる第2周辺回路領域にnチャネル型の低圧系MISFETおよびpチャネル型の低圧系MISFETを形成する半導体装置の製造方法であって、
    (a)前記メモリ領域にp型の導電性を示す第3p型ウェルを形成し、前記第1周辺回路領域の互いに異なる領域にp型の導電性を示す第1p型ウェルおよびn型の導電性を示す第1n型ウェルを形成し、前記第2周辺回路領域の互いに異なる領域にp型の導電性を示す第2p型ウェルおよびn型の導電性を示す第2n型ウェルを形成する工程と、
    (b)前記半導体基板の主面に第1絶縁膜を形成する工程と、
    (c)前記第1絶縁膜上に第1導電膜を形成した後、前記第3p型ウェル上および前記第2p型ウェル上の前記第1導電膜にn型の不純物を導入し、前記第2n型ウェル上の前記第1導電膜にp型の不純物を導入する工程と、
    (d)前記メモリ領域の前記第1導電膜を加工することによって、前記第3p型ウェル上に前記第1絶縁膜を介して前記第1導電膜からなるn型の導電性を示す選択ゲート電極を形成し、前記第2周辺回路領域の前記第1導電膜および前記第1絶縁膜を残して、前記第1周辺回路領域の前記第1導電膜および前記第1絶縁膜を除去する工程と、
    (e)前記(d)工程の後に、前記半導体基板上に第2絶縁膜を形成する工程と、
    (f)前記第2絶縁膜上にn型の不純物が導入された第2導電膜を堆積する工程と、
    (g)前記メモリ領域および前記第1周辺回路領域の前記第2導電膜を加工することによって、前記選択ゲート電極の側面にメモリゲート電極を形成し、前記第1p型ウェル上に前記第2絶縁膜を介して前記第2導電膜からなるn型の導電性を示す前記nチャネル型の高圧系MISFETのゲート電極を形成し、前記第1n型ウェル上に前記第2絶縁膜を介して前記第2導電膜からなるn型の導電性を示す前記pチャネル型の高圧系MISFETのゲート電極を形成する工程と、
    (h)前記第2周辺回路領域の前記第2導電膜および前記第2絶縁膜を除去する工程と、
    (i)前記第2周辺回路領域の前記第1導電膜を加工することによって、前記第2p型ウェル上に前記第1絶縁膜を介して前記第1導電膜からなるn型の導電性を示す前記nチャネル型の低圧系MISFETのゲート電極を形成し、前記第2n型ウェル上に前記第1絶縁膜を介して前記第1導電膜からなるp型の導電性を示す前記pチャネル型の低圧系MISFETのゲート電極を形成する工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  19. 半導体基板のメモリ領域にメモリセルを形成し、前記メモリ領域の周囲の第1周辺回路領域にnチャネル型の高圧系MISFETおよびpチャネル型の高圧系MISFETを形成し、前記メモリ領域の周囲の前記第1周辺回路領域とは異なる第2周辺回路領域にnチャネル型の低圧系MISFETおよびpチャネル型の低圧系MISFETを形成する半導体装置の製造方法であって、
    (a)前記メモリ領域にp型の導電性を示す第3p型ウェルを形成し、前記第1周辺回路領域の互いに異なる領域にp型の導電性を示す第1p型ウェルおよびn型の導電性を示す第1n型ウェルを形成し、前記第2周辺回路領域の互いに異なる領域にp型の導電性を示す第2p型ウェルおよびn型の導電性を示す第2n型ウェルを形成する工程と、
    (b)前記半導体基板の主面に第1絶縁膜を形成する工程と、
    (c)前記第1絶縁膜上に第1導電膜を形成した後、前記第3p型ウェル上および前記第2p型ウェル上の前記第1導電膜にn型の不純物を導入し、前記第2n型ウェル上の前記第1導電膜にp型の不純物を導入する工程と、
    (d)前記メモリ領域および前記第2周辺回路領域の前記第1導電膜を加工することによって、前記第3p型ウェル上に前記第1絶縁膜を介して前記第1導電膜からなるn型の導電性を示す選択ゲート電極を形成し、前記第2p型ウェル上に前記第1絶縁膜を介して前記第1導電膜からなるn型の導電性を示す前記nチャネル型の低圧系MISFETのゲート電極を形成し、前記第2n型ウェル上に前記第1絶縁膜を介して前記第1導電膜からなるp型の導電性を示す前記pチャネル型の低圧系MISFETのゲート電極を形成する工程と、
    (e)前記(d)工程の後に、前記半導体基板上に第2絶縁膜を形成する工程と、
    (f)前記第2絶縁膜上にn型の不純物が導入された第2導電膜を堆積した後、前記第2導電膜上に第4絶縁膜を形成する工程と、
    (g)前記メモリ領域および前記第1周辺回路領域の前記第4絶縁膜および前記第2導電膜を加工することによって、前記選択ゲート電極の側面にメモリゲート電極を形成し、前記第1p型ウェル上に前記第2絶縁膜を介して前記第2導電膜からなるn型の導電性を示す前記nチャネル型の高圧系MISFETのゲート電極を形成し、前記nチャネル型の高圧系MISFETのゲート電極の上面のみに前記第4絶縁膜を残し、前記第1n型ウェル上に前記第2絶縁膜を介して前記第2導電膜からなるn型の導電性を示す前記pチャネル型の高圧系MISFETのゲート電極を形成し、前記pチャネル型の高圧系MISFETのゲート電極の上面のみに前記第4絶縁膜を残す工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  20. 請求項17、18または19記載の半導体装置の製造方法において、前記(a)工程と前記(b)工程との間に、
    前記第1周辺回路領域の前記第1p型ウェルのチャネル領域にp型の不純物を導入し、前記第1n型ウェルのチャネル領域にp型の不純物を導入し、前記第2周辺回路領域の前記第2p型ウェルにp型の不純物を導入し、前記第2n型ウェルのチャネル領域にn型の不純物を導入する工程、
    をさらに含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  21. 請求項17、18または19記載の半導体装置の製造方法において、前記(g)工程においては、前記メモリ領域の前記第2導電膜に対して異方性エッチングを施すことによって、前記選択ゲート電極の側面にサイドウォール状に前記メモリゲート電極を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  22. 請求項17、18または19記載の半導体装置の製造方法において、前記(g)工程においては、前記メモリ領域の前記第2導電膜に対して、レジストパターンをマスクとしてエッチングを施すことによって、前記選択ゲート電極の上面の一部および片側面に前記メモリゲート電極を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  23. 請求項17、18または19記載の半導体装置の製造方法において、前記第2導電膜の厚さが前記第1導電膜の厚さよりも薄いことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  24. 請求項17、18または19記載の半導体装置の製造方法において、前記第4絶縁膜は窒化シリコンからなることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  25. 請求項17、18または19記載の半導体装置の製造方法において、前記第2絶縁膜は、下層の絶縁膜、前記下層の絶縁膜上に形成された電荷蓄積層および前記電荷蓄積層上に形成された上層の絶縁膜からなる積層膜によって形成されていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  26. 請求項25記載の半導体装置の製造方法において、前記第2絶縁膜を構成する前記下層の絶縁膜、前記電荷蓄積層および前記上層の絶縁膜はそれぞれ酸化シリコン、窒化シリコンおよび酸化シリコンからなることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  27. 請求項17、18または19記載の半導体装置の製造方法において、前記第1絶縁膜は酸化シリコンからなることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  28. 請求項17、18または19記載の半導体装置の製造方法において、前記第1絶縁膜の厚さはSiO換算膜厚で1〜5nmであり、前記第2絶縁膜の厚さはSiO換算膜厚で10〜20nmであることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  29. 半導体基板のメモリ領域にメモリセルを形成し、前記メモリ領域の周囲の第1周辺回路領域にpチャネル型の第1高圧系MISFETおよびpチャネル型の第2高圧系MISFETを形成し、前記メモリ領域の周囲の前記第1周辺回路領域とは異なる第2周辺回路領域にpチャネル型の低圧系MISFETを形成する半導体装置の製造方法であって、
    (a)前記メモリ領域にp型の導電性を示す第3p型ウェルを形成し、前記第1周辺回路領域にn型の導電性を示す第1n型ウェルを形成し、前記第2周辺回路領域にn型の導電性を示す第2n型ウェルを形成する工程と、
    (b)前記半導体基板の主面に第5絶縁膜を形成する工程と、
    (c)前記第1周辺回路領域の前記第2高圧系MISFETが形成される領域以外の前記第5絶縁膜を除去する工程と、
    (d)前記半導体基板に熱酸化処理を施すことにより、前記メモリ領域、前記第1周辺回路領域の前記第1高圧系MISFETが形成される領域および前記第2周辺回路領域の前記低圧系MISFETが形成される領域の前記半導体基板の主面に、第1絶縁膜を形成し、前記第1周辺回路領域の前記第2高圧系MISFETが形成される領域の前記半導体基板の主面に、前記第1絶縁膜よりも厚い第3絶縁膜を形成する工程と、
    (e)前記第1絶縁膜および前記第3絶縁膜上に第1導電膜を形成した後、前記メモリ領域の前記第1導電膜にn型の不純物を導入し、前記第1周辺回路領域の前記第2高圧系MISFETが形成される領域および前記第2周辺回路領域の前記低圧系MISFETが形成される領域の前記第1導電膜にp型の不純物を導入する工程と、
    (f)前記メモリ領域、前記第1周辺回路領域の前記第2高圧系MISFETが形成される領域および前記第2周辺回路領域の前記低圧系MISFETが形成される領域の前記第1導電膜を加工することによって、前記メモリ領域の前記第3p型ウェル上に前記第1絶縁膜を介して前記第1導電膜からなる選択ゲート電極を形成し、前記第1周辺回路領域の前記第2高圧系MISFETが形成される領域の前記第1n型ウェル上に前記第3絶縁膜を介して前記第1導電膜からなる前記第2高圧系MISFETのゲート電極を形成し、前記第2周辺回路領域の前記低圧系MISFETが形成される領域の前記第2n型ウェル上に前記第1絶縁膜を介して前記第1導電膜からなる前記低圧系MISFETのゲート電極を形成する工程と、
    (g)前記(f)工程の後に、前記半導体基板上に第2絶縁膜を形成する工程と、
    (h)前記第2絶縁膜上にn型の導電性を示す第2導電膜を形成する工程と、
    (i)前記メモリ領域および前記第1周辺回路領域の前記第1高圧系MISFETが形成される領域の前記第2導電膜を加工することによって、前記選択ゲート電極の側面にメモリゲート電極を形成し、前記第1周辺回路領域の前記第1高圧系MISFETが形成される領域の前記第1n型ウェル上に前記第2絶縁膜を介して前記第2導電膜からなるn型の導電性を示す前記第1高圧系MISFETのゲート電極を形成する工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  30. 請求項29記載の半導体装置の製造方法において、前記第2絶縁膜は、下層の絶縁膜、前記下層の絶縁膜上に形成された電荷蓄積層および前記電荷蓄積層上に形成された上層の絶縁膜からなる積層膜によって形成されていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  31. 請求項30記載の半導体装置の製造方法において、前記第2絶縁膜を構成する前記下層の絶縁膜、前記電荷蓄積層および前記上層の絶縁膜はそれぞれ酸化シリコン、窒化シリコンおよび酸化シリコンからなることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  32. 請求項29記載の半導体装置の製造方法において、前記第1絶縁膜は酸化シリコンからなることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  33. 請求項29記載の半導体装置の製造方法において、前記第1絶縁膜の厚さはSiO換算膜厚で1〜5nmであり、前記第2絶縁膜の厚さはSiO換算膜厚で10〜20nmであり、前記第3絶縁膜の厚さはSiO換算膜厚で6〜9nmであることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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