JP5122500B2 - シール部材 - Google Patents

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本発明は、シール部材に関する。
軸の外周や円筒の内周をシールするシール部材としては、OリングやUパッキン等が知られており、たとえば、油圧緩衝器のロッド周りやシリンダの内周をシールするシール部材に適用されている(たとえば、特許文献1参照)。
このようなシール部材は、油圧緩衝器のみならず、液体や気体の漏れを防止する必要のある機器に使用されており、軸や円筒に密着することで液体や気体の外部への漏れを阻止するようになっている。
特開2003−247585号公報
しかしながら、OリングやUパッキンを使用する場合、これらを装着するために、ある程度軸方向にスペースを確保しなくてはならず、また、軸或いは円筒に緊迫力を持って密着させる必要があるため、装着に手間がかかる問題がある。
そこで、本発明は、上記不具合を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、良好なシール性を確保しつつ省スペースで装着性も良いシール部材を提供することである。
上記した目的を解決するために、本発明の課題解決手段の一つは、皿状の円環或いは断面山型の円環であって、筒状の挟持部材に挟持されて軸方向に圧縮されると内径が縮径するとともに外径が拡径し、平らな円環形状になった状態で縮径された内周を被シール部材の外周に密着させて当該被シール部材の外周をシールするシール部材において、内周から開口して圧縮時に内周側の円周方向の波打ちを防止するスリットを一つ以上設けたことを特徴とする。
そして、他の一つは、皿状の円環或いは断面山型の円環であって、筒状の挟持部材に挟持されて軸方向に圧縮されると、内径が縮径するとともに外径が拡径し、平らな円環形状になった状態で拡径された外周を被シール部材の内周に密着させて当該被シール部材の内周をシールするシール部材において、内周から開口して圧縮時に内周側の円周方向の波打ちを防止するスリットを一つ以上設けたことを特徴とする。
本発明のシール部材によれば、圧縮時に、内径が縮径し外径が拡径するので、内周を利用してシールすることも、外周を利用してシールすることも可能であり、内周と外周を同時に利用してシールすることも可能である。
そして、被シール部材への装着にあたっては、非圧縮状態では、圧縮状態に比較して内径が大きくなっているとともに、外径が小さくなっているので、被シール部材への装着も円滑に行うことができる。また、スリットが設けられていてシール部材の内周側の波打が阻止されるため、シール部材の圧縮前後で内外径の変化代を大きくとることができるので、より一層被シール部材への装着性の向上を図ることができる。
また、スリットが設けられていてシール部材の内周側の波打が阻止されるため、良好なシール性を確保することができ、シール部材は装着されてしまうと軸方向に圧縮されて平らな円環形状となるので、軸方向にスペースをとることがなく、従来のシール部材に比較して省スペースとなる。
本発明の一実施の形態におけるシール部材の斜視図である。 (A)は、本発明の一実施の形態におけるシール部材内に被シール部材たる軸を挿入した状態における断面図である。(B)は、本発明の一実施の形態におけるシール部材で被シール部材たる軸周りをシールした状態における断面図である。 (A)は、本発明の一実施の形態におけるシール部材を被シール部材たる円筒内に挿入した状態における断面図である。図3(B)は、本発明の一実施の形態におけるシール部材で被シール部材たる円筒内周をシールした状態における断面図である。 本発明の一実施の形態の一変形例におけるシール部材の斜視図である。
図1は、本発明の一実施の形態におけるシール部材の斜視図である。シール部材1は、図1から図3に示すように、皿状の円環であって、図示するところでは、内周から開口する四つのスリット2を円周方向に等間隔を持って備えている。
シール部材1は、図2および図3に示すように、円錐台の側面形状とされており、軸方向に圧縮されると、皿状の形状から平らな円環形状に変形し、内径が縮径されるとともに外径が拡径されるようになっている。なお、シール部材1は、円弧を回転してできる皿状の形状とされてもよく、断面が円弧状であっても、上述のように、押しつぶすと内径が縮径されるとともに外径が拡径される。
そして、スリット2は、楔形状とされ、シール部材1が軸方向に圧縮されて内径が縮径することで、スリット2の側辺2a,2b同士が接触して閉じられるようになっており、シール部材1の内径の縮径によって内周側が円周方向にだぶついて、内周側に円周方向の波打が生じてしまうことを防止している。なお、スリット2の設置数は、シール部材1の内径の大きさと圧縮時に見込まれる内径変化代によって、圧縮時にスリット2が閉じることで内周側のだぶつきによる波打の阻止ができる限りにおいて任意である。
したがって、シール部材1は、軸方向に圧縮されると、スリット2の側辺2a,2b同士が接触して閉じた状態となって、内周側に円周方向の波打が防止され、内周が円形状態を保って縮径されるようになっている。
このように、シール部材1は、軸方向に圧縮されると内径が縮径するので、図2に示すように被シール部材を軸3とする場合、シール部材1内に挿通された軸3の外周に縮径された内周を密着させることで、軸3の外周をシールすることができる。
具体的には、たとえば、図2(A)に示すように、シール部材1内に軸3を挿入し、図2(B)に示すように、シール部材1の外周側の左右を筒状の挟持部材4,5で挟持する様にしておけば、シール部材1がこれら挟持部材4,5に挟み込まれることによって圧縮されて、軸3の外周に装着される。
このように、挟持部材4,5でシール部材1の外周を挟持すると、シール部材1が圧縮されて内径が縮径して軸3の外周をシール部材1の内周が噛み込むように密着して、シール部材1が軸3に固定されるとともに、軸3の外周を密にシールすることができる。
また、シール部材1には、スリット2が設けられているので、シール部材1の内周側の波打が阻止されるので、軸3とシール部材1の内周との間や、ストッパ4およびナット5との間に微小な隙間が形成されてしまうことも阻止されるので、良好なシール性を確保することができる。
さらに、シール部材1は、装着されてしまうと軸方向に圧縮されて平らな円環形状となるので、軸方向にスペースをとることがなく、従来のシール部材に比較して省スペースとなる。
そしてさらに、軸3への装着にあたっては、圧縮状態となったときに軸3の外周に内周が密着するというシール部材1の特性上、シール部材1が軸3より大径な内径を持つ非圧縮状態で軸3に装着すればよいので、軸3への装着も円滑に行うことができる。
また、シール部材1がスリット2を備えており内周側の波打を阻止できるので、シール部材1の圧縮前後で内径の変化代を大きくとることができ、非圧縮状態における内径を軸3の外径より大きく設定することが容易で、軸3への装着性をより一層向上することができ、また、軸3の外径が非常に大きい場合にあっても内周側の波打が阻止されるので良好なシール性を発揮できる。
戻って、上述したように、シール部材1は軸方向に圧縮されると、外径が拡径する。したがって、図3に示すように被シール部材を円筒6とする場合、シール部材1が挿入される円筒6の内周に拡径された外周を密着させることで、円筒6の内周をシールすることもできる。
なお、シール部材1の圧縮には、たとえば、図3に示すように、筒状の挟持部材7,8でシール部材1の内周側を図3中左右から挟持してシール部材1を圧縮するようにすればよく、シール部材1の外周が円筒6の内周に密着して密に円筒6の内周をシールすることができる。挟持部材7,8の形状は、シール部材1を軸方向に圧縮することができる限りにおいて任意であり、たとえば、先端が円周全部ではなく部分的にシール部材1に接触するような形状であってもよい。
上述したように、シール部材1には、スリット2が設けられており、シール部材1の内周側の波打が阻止されるので、円筒6との間に微小な隙間が形成されてしまうことが阻止されるので、良好なシール性を確保することができる。
そしてさらに、円筒6への装着にあたっては、圧縮状態となったときに円筒6の内周に外周が密着するというシール部材1の特性上、シール部材1が円筒6の内径より小径な外径を持つ非圧縮状態で円筒6に装着すればよいので、円筒6への装着も円滑に行うことができる。
また、シール部材1がスリット2を備えており内周側の波打を阻止できるので、シール部材1の圧縮前後で外径の変化代を大きくとることができ、非圧縮状態における外径を円筒6の内径より小さく設定することが容易で、円筒6への装着性をより一層向上することができ、また、円筒6の内径が非常に大きい場合にあっても内周側の波打が阻止されるので良好なシール性を発揮できる。
このように、シール部材1は、内周を利用してシールすることも、外周を利用してシールすることも可能であり、内周と外周を同時に利用してシールすることも可能である。つまり、図2の状態に図3に示した円筒6を軸3と同軸配置するようにしてシール部材1の中間部を圧縮するようにすれば、単一のシール部材1で軸3の外周と円筒6の内周をシールすることができ、軸3と円筒6との間をシールするシール部材として機能することができる。
また、図4に示しように、シール部材10を断面山型の円環状とすることも可能であり、このシール部材10にも、内周側にスリット11を設けてある。このように、シール部材10を断面山型に設定する場合、シール部材10の環状の頂部10aに荷重をかけて圧縮すると、内径が縮径し外径が拡径するので、図1に示したシール部材10と同様に、内周と外周を軸や円筒に密着させてシールすることができ、また、装着性も良好で上記シール部材1と同様の作用効果を奏することができる。また、このシール部材10にあっては断面山型の円環状とされているため、シール部材10の環状の頂部10aより内周側に荷重をかけて圧縮すると、内径が縮径するのでシール部材10の内周側を軸や円筒の外周に密着させてシールすることができ、反対に、シール部材10の環状の頂部10aより外周側に荷重をかけて圧縮すると、外径が拡径するのでシール部材10の外周側を円筒の内周に密着させてシールすることができる。なお、図示したところでは、シール部材10の断面は頂部が尖った三角形状とされているが、円弧状としてもよい。
このように、シール部材10を断面山型に設定しても圧縮時に、内径が縮径し外径が拡径するので、図1に示したシール部材1と同様に、内周および外周でシールすることができ、また、軸方向のスペースをとらず、装着性も良好であるので、上記シール部材1と同様の作用効果を奏することができる。
以上で、本発明の実施の形態についての説明を終えるが、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されないことは勿論である。
本発明は、軸や円筒のシールとして利用することができる。
1,10 シール部材
2,11 スリット
3 被シール部材たる軸
4,5,7,8 挟持部材
6 被シール部材たる円筒

Claims (3)

  1. 皿状の円環或いは断面山型の円環であって、筒状の挟持部材に挟持されて軸方向に圧縮されると内径が縮径するとともに外径が拡径し、平らな円環形状になった状態で縮径された内周を被シール部材の外周に密着させて当該被シール部材の外周をシールするシール部材において、
    内周から開口して圧縮時に内周側の円周方向の波打ちを防止するスリットを一つ以上設けたことを特徴とするシール部材。
  2. 皿状の円環或いは断面山型の円環であって、筒状の挟持部材に挟持されて軸方向に圧縮されると、内径が縮径するとともに外径が拡径し、平らな円環形状になった状態で拡径された外周を被シール部材の内周に密着させて当該被シール部材の内周をシールするシール部材において、
    内周から開口して圧縮時に内周側の円周方向の波打ちを防止するスリットを一つ以上設けたことを特徴とするシール部材。
  3. スリットは、二つの側辺で形成される楔形状とされ、円環が圧縮されて平らな円環形状になった状態で、側辺同士が接触して閉じられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシール部材。
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