JP5121825B2 - クロマトグラフィー・システムでの浸透気化を制御する方法及び装置 - Google Patents

クロマトグラフィー・システムでの浸透気化を制御する方法及び装置 Download PDF

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Description

(発明の分野)
本発明は、一般に溶媒浸透気化に関し、特に、例えば、液体クロマトグラフィーを適用した時に用いられる脱ガスシステムでの移動相浸透気化の制御に関する。
(発明の背景)
膜を通る溶媒浸透気化は、膜分離の用途で利用されてきたよく知られた現象である。例えば、従来技術には、膜の濃縮物側に比較的低い蒸気圧の成分を濃縮する目的から、膜を通る溶媒浸透気化を使用する例が豊富にある。更に、膜を通る浸透気化を用いた蒸留操作は、膜の透過物側に溶媒成分を選択的に回収するように行われてきた。
浸透気化の有利な特徴は以前から知られており、意図的な溶媒分離法で用いられてきたが、そのような浸透気化の特徴は、夫々の溶媒の相対的濃度が知られているか、且つ/又は一定であることが望まれる混合溶媒を適用する場合には重大な不都合な効果を与えることがある。そのような混合溶媒を適用する場合の特別な例は、二種類以上の溶媒から構成された移動相を用いた液体クロマトグラフィー・システムの場合である。しかし、移動相の相対的濃度の変化が時間と共に起き、それによりクロマトグラフィー分析の精度に悪影響を及ぼすことがあることが本出願人により認められてきた。
その浸透気化効果は、比較的僅かな処理体積の移動相を用いたクロマトグラフィー・システムか、又はクロマトグラフィー機器が各操作の間で供給管を完全にフラッシュすることなく周期的にしか操作されない場合には、分析精度に特に障害を与える。例えば、nl又はμl/時の程度の流量の移動相を用いたシステムは、その移動相を構成する溶媒の相対的濃度が、クロマトグラフィー機器を通るアナライト(analyte)を輸送する間に実質的に変化する危険を冒している。
特に、液体クロマトグラフィー・システムは、液体移動相がガス透過性・液体不透過性膜を通して脱ガス環境に露出される脱ガス室を用いているのが典型的である。そのような脱ガス環境は、例えば、真空ポンプにより比較的低い絶対圧力に維持されるか、又は脱ガス室の透過物側を通過するスイープ流体(sweep fluid)中、目的物質は比較的低い分圧に維持されるであろう。典型的には、脱ガス操作は、脱ガス室を通過する移動相に対し脱ガス性能を最大にするように構成制御されてきた。そうするためには、真空ポンプが、膜の透過物側で非常に低い絶対圧を維持するか、又はスイープ流体の場合には、用いるスイープ流体が、移動相から取り出される目的ガス物質を殆ど又は全く含まないようにプログラムされていた。両方の場合共、目的ガスの濃度差は、その目的ガスの膜を通る透過物側への移動を駆動するように慣習的に比較的高い値に維持されてきた。脱ガス室中に常にそのような大きな目的ガス濃度差が維持される結果として、浸透気化効果が引き起こされる。特に、透過物側が上に記載した条件に維持された脱ガス室内の移動相の滞留時間が比較的長いことは、比較的高い蒸気圧及び大きな膜溶解度を有する移動相成分物質を膜を通って浸透気化させる傾向を有するのに対し、比較的低い蒸気圧の移動相成分物質はその傾向は小さい。その結果、脱ガス室の濃縮物側の移動相は比較的高い蒸気圧成分物質中で濃縮されるようになることがあり、特にそのような移動相が脱ガス室内で比較的長い滞留時間を有する場合にはそうである。
従って、本発明の主要な目的は、二種類以上の成分材料を含む移動相が膜を通る浸透気化を抑制するのに効果的な一つ以上の条件に、膜の透過物側の環境を維持するための制御機構を与えることにある。
本発明の別の目的は、膜を通る二種類以上の成分材料を含む移動相の浸透気化を制御する方法を与えることにある。
本発明の更に別の目的は、分離膜の透過物側にある移動相成分材料の選択されたものの分圧を、その選択された移動相成分材料の夫々の蒸気圧に実質的に等しく維持する方法及び装置を与えることにあり、そのような環境は、指定された時間中でのみ室の透過物側に維持される第一条件を定める。
(発明の概要)
本発明により、移動相成分の浸透気化は、特定の用途の必要性に適合するように抑制制御することができる。この浸透気化制御技術は、移動相が配置される膜脱ガス室内の条件を感知するフィードバック制御システムに作動的に結合された制御ソフトウエアーを用いる。室の透過物側の感知された条件に基づき、本発明の制御ソフトウエアーは真空ポンプ又はスイープ流体導入管のような環境修正機器の出力を、透過物側で、そのような移動相成分の対応する蒸気圧に等しいか又はそれより大きな選択された移動相成分の分圧値が少なくとも選択された時間間隔で得られるように、作動的に調節する。
特別な態様として、膜を通る浸透気化を制御する本発明の方法は、膜の濃縮物側に配置された移動相の各成分材料の蒸気圧を判定し、膜の透過物側に、指定された環境を維持することを含んでいる。本発明の方法により維持される環境は、選択された成分材料の、そのような成分材料の各蒸気圧に実質的に等しい分圧を含む。
別の態様として、本方法は、液体脱ガス装置中に配置された膜の透過物側に、指定された環境を維持することを含み、その環境は、液体脱ガス装置の移動相の選択された成分材料の、そのような成分材料の各蒸気圧に実質的に等しい分圧を有する。
本発明の更に別の態様は、室中に配置された膜で、濃縮物側及び透過物側に室を分離する膜を与えることにより液体脱ガスシステム中での移動相浸透気化を制御することを含む。室の透過物側に、指定された環境を選択的に維持するための制御機構も与えられる。二種類以上の成分材料を含む移動相を室の濃縮物側へ送り、そこで制御機構を、少なくとも二つの条件の内の選択された条件で操作する。制御機構の第一条件は、二種類以上の成分材料の内の選択されたものの透過物側の分圧を、その二種類以上の成分材料の内の選択されたものの各蒸気圧に実質的に等しく維持するようにプログラムされている。
上に記載した制御機構の第二条件は、二種類以上の成分材料の内の選択されたものの透過物側の分圧を、その二種類以上の成分材料の内の選択されたものの各蒸気圧よりも低いレベルに維持するようにプログラムされている。
好ましい態様として、制御機構は、室の透過物側を真空にするのに適合するポンプに作動的に結合されており、それらの条件は室の透過物側内に適当な全圧力を維持することにより確立される。本発明で有用なポンプ作動機構の例には、米国特許第6,494,938号及び第6,248,157号明細書(これは参考のためここに入れてある)に記載されているものが含まれる。第一条件のための適当な全圧力は、二種類以上の成分材料の内の選択されたものの蒸気圧の合計にほぼ等しいか又はそれより大きいが、第二条件のための適当な全圧力は、そのような合計より小さい。
(好ましい態様についての詳細な説明)
本発明により提示される他の目的、特徴及び進歩と共に、上に列挙した目的及び利点は、次に本発明の種々の可能な形状の代表的なものと考えられる添付の図面を参照して記述する詳細な態様によって与えられるであろう。本発明の他の態様及び特徴は、当業者により理解されるものとして認められるであろう。
次に図面に関し、先ず図1を参照し、浸透気化制御システム10は、室12、真空ポンプ14、及び室12に作動的に結合された真空センサー20を含む。浸透気化制御システム10は、更に、真空ポンプ14及び真空センサー20に、室12の部分々々に指定された環境を選択的に維持するように、作動的に結合されている制御機構16を含むのが好ましい。浸透気化制御システム10には、オペレーターが制御機構16と交信し、プログラムできるように、オペレーター・インターフェイス18も組込まれているのが好ましい。
室12は、ポリフェニレンスルフィド、PEEK、非多孔質金属、又は非多孔質ガラスのような非多孔質で非吸収性の材料から作られていてもよい。そのような材料は、その外側壁を通る溶媒浸透気化を阻止する。更に、室12と真空ポンプ14との間の移送管32も、PTFE真空チューブのような比較的ガス透過性の低い材料から作られているのが好ましい。従って、透過物側環境のための容器を構成する材料は、実質的にガス不透過性である。
図1〜3に例示した態様では、室12は、室12の入口接続部27と出口接続部28との間に伸びる連続チューブの形態の膜22を含む真空室である。しかし、膜22は、種々の形態で室12中に配置することができ、入口接続部27から室12中に入った移動相の液体部分が膜22の濃縮物側に効果的に入っているようにすると言う必要条件によってのみ限定される。従って、膜22は、ガス透過性で液体不透過性の材料から作られているのが好ましい。好ましい態様として、膜22は、E.I.デュポン・ド・ヌマー・アンド・カンパニーから登録商標名テフロン(登録商標)AFとして入手できる重合体樹脂から押出すことができる。本出願人は、テフロン(登録商標)AFは、本発明のシステム10で有用な半透膜材料の良い例を示していることを見出している。更に図1〜3に例示した態様についての一層の説明は、米国特許第6,248,157号明細書(これは参考のためここに入れてある)に見出される。
図2及び3に例示したように、膜22は、室12を濃縮物側24と透過物側26に分割する。液体移動相は、室12の濃縮物側24へ送り、実質的にガス/蒸気相物質だけが膜22の壁を透過物側26へ通過できるのが好ましい。
本出願人は、室12の透過物側26の環境の操作制御により、膜22を通る移動相溶媒の浸透気化の程度を抑制することができることを発見した。特に、透過物側26の環境を、夫々の移動相成分材料の総合蒸気圧を反映した全圧力に維持することにより、いずれの移動相成分材料でもその浸透気化が実質的に止まる「平衡点」が発生する。そのような場合、透過物側26の圧力を、その遥かに移動性の相成分材料だけが室12の透過物側26をその蒸気圧に等しい成分分圧まで満たすことができるように制御することができる。従って、移動相成分材料の浸透気化を抑制するため、透過物側26の全圧力を、各移動相成分材料の総合蒸気圧に設定するのが好ましい。そのような条件は、移動相が脱ガスされる程度も限定するので、本発明の望ましい態様は、少なくとも一つの条件が浸透気化効果を抑制し、別の条件が透過物側26の全圧力を移動相成分材料の各蒸気圧より低く設定し、液体移動相の迅速な脱ガス化を可能にするものとして、二つ以上の条件に透過物側26の環境を維持することにある。
図4の工程図に関し、制御機構16は、モーター132により真空ポンプ14を操作し、室12内の透過物側26に希望の真空設定点を確立するようにプログラムされているのが好ましい。そのような場合、制御機構16は、米国特許第6,248,157号明細書に記載された技術によるような、慣用的性質のフィードバック制御回路によって作動するのが好ましい。本発明の制御機構16により用いられるフィードバック制御回路に供給される情報は、室12の透過物側26の圧力を検出する真空センサー20によって発生する。そのような情報は制御機構16により用いられ、室12内の透過物側26に希望の圧力設定点を維持するように、希望の速度で真空ポンプ14を作動させる。
本発明の方法を開始するため、ユーザーは、オペレーター・インターフェイス18と交信して既知の変数値を入力する。特に移動相を構成する成分材料を、室12を通る移動相流量及び室12ま物理的特性と共に入力する。入力した情報に基づき、制御機構16は室12内の移動相滞留時間を決定し、移動相を充分脱ガスするように依然として働く最大透過物側圧力を計算する。更に、制御機構16は、室12を通過する移動相の温度で夫々の成分材料についての各蒸気圧も決定し、透過物側26の平衡点圧力を計算出来るようにする。
室12を通って流れる移動相を作動的に脱ガスするため透過物側26に確立する必要がある圧力設定点はヘンリーの分圧の法則により決定され、液体移動相中のガス状物質をガス透過性膜を通って、その目的ガス状物質の、液体移動相中に見出されるものよりも低い相対的濃度又は分圧を有する透過物側環境へ移動させる。液体クロマトグラフィーの用途では、液体移動相中のガス状物質の臨界濃度は、脱気することなく移動相中に維持することができる最大目的ガス状物質の溶質濃度である。例えば、メタノールと水は、二種類の溶媒のどのような併用混合物でも脱気することなく、夫々個々に空気の38%まで保持することができる。そのような場合、メタノール/水アナライトから空気を脱ガスするための透過物側26の最大圧力は、次の関係式により計算することができる:
P(脱ガス)=(0.38)(周囲大気圧)
周囲大気圧値は、システムにより導入される圧力の既知の減少を考慮に入れなければならない。例えば、移動相供給容器とポンプ14との間の流体抵抗は、脱気を防ぐのに充分な低いガス濃度に移動相を維持するために許容可能な透過物側26の正確な最大圧力を計算するために、周囲大気圧から差し引かなければならない。
しかし、或る用途では、移動相の脱気を防ぐためだけのレベルに計算したそのような圧力値は、移動相を適切に脱ガスするのには不充分である。そのような場合、移動相の希望の脱ガス化を達成するのに必要な透過物側26のガス圧力は、操作条件の各設定毎に査定される傾向がある。一般に脱ガス速度は、室12の透過物側26の目的ガス分圧が減少すると共に増大する。そのような環境を実現するために、室12の透過物側26を、比較的低い全圧力まで減圧にするか、又は殆ど又は全く目的ガス濃度を持たないスイープガスを室に通す。
透過物側26の平衡点圧力を、移動相の各溶媒成分の蒸気圧の合計として計算する。ドルトンの法則を適用することにより、溶媒蒸気は空間を、その蒸気に伴われる分圧が、対応する溶媒にそのような空間が開放されている場合に、その対応する溶媒の蒸気圧に一致する程度まで満たす。そのような構成は浸透気化制御システム10に存在し、その場合、透過物側26(空間)は、溶媒蒸気で、濃縮物側24に配置された溶媒成分の対応する溶媒蒸気圧まで満たされるのに利用される。ドルトンの法則の関係は、もし透過物側26が移動相を構成する各溶媒の蒸気圧の合計に等しいか又はそれより大きな圧力に維持されるならば、溶媒の浸透気化が、各溶媒蒸気がその対応する蒸気圧に等しい分圧まで透過物側26を満たす程度までにしか起きず、その点で一層の浸透気化は止まるであろうと言うことを保証している。従って、本出願人は、室12内の移動相の浸透気化が、透過物側26を各移動相溶媒成分の蒸気圧の合計に等しいか又はそれより大きいが、移動相の最大蒸気圧溶媒成分の脱気圧力よりは低い全圧力に維持することにより抑制することができることを決定した。
ドルトンの法則の関係の更なる結果として、室12内の透過物側26の体積を、上記平衡点圧力に出来るだけ僅かな溶媒浸透気化で到達するように、最小にするのが好ましいことを本出願人により決定されている。透過物側26により定められる空間を最小にすることは、迅速な圧力安定化、必要な小さい体積条件、等のような種々の他の操作上の利点を与える。
しかし、浸透気化を止めるのに必要な平衡点圧力は、或る用途では余りにも高く、適切な移動相脱ガスを与えることはできず、移動相の脱気効果を防ぐのに許容可能な最大圧力を越えることさえあるであろう。従って、本願の目的から、平衡点圧力は溶媒成分蒸気圧の合計より低く、特定の移動相組成物での脱気効果を防ぐのに許容可能な最大透過物側圧力より低いのが典型的である。透過物側26の平衡点圧力で有効なものよりも高い脱ガス化効率を必要とする用途では、二つ以上の透過物側圧力設定点条件を制御機構16にプログラムすることができるであろう。
或る態様では、移動相脱ガスを、分離膜を適切に修正することにより希望の程度まで達成することができるであろう。例えば、膜表面積を、その通路長さを増大することにより増大し、膜の厚さを減少し、且つ/又は膜チューブの内径又は平坦な膜の膜壁までの平均距離を減少してもよいであろう。分離膜をそのように修正することにより、移動相の脱ガス化の希望の程度を、脱ガスされる各成分材料の蒸気圧を越える透過物側圧力でさえも、達成することができるであろう。従って、そのような態様の場合、分離膜の濃縮物側の環境は、移動相の脱気圧力より低い圧力でのみ維持される必要がある。
図4の工程図に例示されているように、制御機構16は、希望のレベルの移動相脱ガス化が上記平衡点圧力より低い圧力を透過物側26で必要か否かを計算するようにプログラムされていてもよい。もし不必要ならば、制御機構16は単に使用中の特定の移動相に基づく平衡点圧力に等しくなるように透過物側26に圧力設定点を指定し、ポンプ14をそのような圧力を常に維持するように指令する。
しかし、もし希望の程度の脱ガス化に到達するのに必要な透過物側26の圧力が、実際に平衡点圧力より低いならば、第一操作条件は、透過物側26を希望の脱ガス化圧力に維持するように定めるが、第二操作条件は、透過物側26を平衡点蒸気圧に維持するように定めることができるであろう。そのような構成の場合、第一条件は、制御機構16が室12を通る移動相の少なくとも予め定められた臨界的流量を検出する時はいつでも、必要な透過物側圧力を維持するのに適切な速度でポンプ14を操作するように活性化され、用いられる。そのような移動相流量が、浸透気化効果が問題になるそのような指定された臨界的流量より低い場合、制御機構16は、ポンプ14を室12の透過物側26の平衡点圧力だけを維持するのに適切な速度で操作することにより、第二条件を開始するようにプログラムされているのが好ましい。しかし、透過物側26で、移動相の対応する溶媒成分の蒸気圧の合計より低いか、それに等しいか、又はそれを越える圧力を含めた種々の圧力を希望の時間間隔で維持できるように、制御機構16に種々の条件をプログラムしてもよいことを、本出願人は考慮に入れている。
上に記載した多重条件は、操作中希望のレベルの移動相脱ガス化を達成するために透過物側26に比較的低い圧力を維持しなければならない場合、比較的処理量の大きい液体脱ガスシステムで特に有用になると考えられるが、浸透気化効果は、停止又は低流量システム条件中では最小になるであろう。
上に記載した態様は、少なくとも部分的に室12を減圧にするように真空ポンプを使用することを含んでいるが、透過物側26にスイープ流体を使用することにより同様な浸透気化制御を達成することも本出願人により考慮されている。本発明の浸透気化制御を実施するため、透過物側26用いられるスイープ流体は、膜22を通る希望のレベルのガス移動と一致した濃度の目的ガス及び溶媒蒸気を含むのが好ましい。例えば、アナライトから除去されることを目的としたガス状物質のスイープ流体濃度は、ヘンリーの法則により膜22を通って透過物側26へ行くガス移動を促進するように非常に低いのが好ましい。更に、スイープ流体は、濃縮物側24に溶媒成分の対応する蒸気圧に等しいか又はそれより大きな分圧を透過物側26に及ぼすのに充分な濃度の移動相溶媒成分を含むのが好ましい。そのような構成により、移動相の脱ガス化は促進され、移動相溶媒の浸透気化が阻止される。
浸透気化のスイープ流体制御を用いた態様では、制御機構16は、スイープ流体供給管及びその各流動バルブに作動的に結合され、その結果、制御機構16はオペレーター入力及びシステム条件に基づき室12の透過物側26を通る一種類以上のスイープ流体の流量を作動的に制御することができるであろう。
本発明を、特許法に対処し、当業者に本発明の新規な原理を適用し、本発明の態様を構成し使用するのに必要な情報を与えるためかなり詳細にここに記述してきた。しかし、本発明は、特別に異なった機器により遂行することができ、本発明の範囲から離れることなく種々の修正を行うことができることは、理解されるべきである。
図1は、本発明の浸透気化制御システムの模式的図である。 図2は、図1に例示したシステムの一部分の側断面図である。 図3は、図2に例示したシステムの一部分の端部断面図である。 図4は、本発明の浸透気化制御方法を例示した工程図である。

Claims (16)

  1. 液体脱ガス装置中の膜を通る液体移動相の浸透気化を制御する方法であって、該液体移動相が複数の区別された液体成分材料を含むものである前記方法において、
    (a) 前記膜の濃縮物側に配置された前記移動相の各液体成分材料の蒸気圧を判定すること;
    (b) 前記膜の透過物側に、指定された環境で、そのような液体成分材料の各蒸気圧の和と等しいか、又はより高いが、移動相の脱気圧力よりは低い全圧を有する環境を維持すること;
    を含む、浸透気化制御方法。
  2. 指定された環境を、前記液体成分材料の各蒸気圧に等しいか、又はより高い各成分材料の分圧を有するスイープ流体を用いて維持する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記液体脱ガス装置が液体クロマトグラフィー・システムにおいて用いられるものである、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記液体脱ガス装置の脱ガス室において、前記液体移動相からガス状物質を脱ガスすること、を含む請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 液体脱ガス装置中の膜を通る浸透気化を制御するための流体脱ガスシステムにおいて、
    (a) 前記膜を配置した室であって、前記膜は前記室を濃縮物側と透過物側とに分けるものである上記室;
    (b) 二種類以上の液体成分材料を含む移動相で、前記室の濃縮物側を通って作動的に送られる移動相;
    (c) 前記室の透過物側に、指定された環境であって、少なくとも二つの予め定められた条件を有し、第一条件が、前記二種類以上の液体成分材料の各蒸気圧に実質的に等しいか又はそれより大きな、前記透過物側の前記二種類以上の各液体成分材料の分圧であって、移動相の脱気圧力よりは低いもの、により定められており、第二条件が、前記室の前記透過物側の第二の全圧によって規定され、該第二の全圧が、前記第一条件における前記室の前記透過物側の第一の全圧とは異なるものである、上記環境を選択的に維持するための制御機構;
    を含む、流体脱ガスシステム。
  6. 前記環境の第二条件が、二種類以上の液体成分材料の各々の各蒸気圧より低い透過物側の前記二種類以上の液体成分材料各々の分圧により定められている、請求項に記載の流体脱ガスシステム。
  7. 室の透過物側を作動的に減圧にするのに適合するポンプで、環境の選択された条件を維持するように制御機構により作動的に制御されるポンプを含む、請求項に記載の流体脱ガスシステム。
  8. 選択された条件が、室の透過物側内に適当な全圧力を維持することにより確立される、請求項に記載の流体脱ガスシステム。
  9. 第一条件の適当な全圧力が、二種類以上の成分材料の蒸気圧の合計にほぼ等しいか又はそれより大きい、請求項に記載の流体脱ガスシステム。
  10. 第二条件のための適当な全圧力が、二種類以上の成分材料の蒸気圧の合計より低い、請求項に記載の流体脱ガスシステム。
  11. 前記液体脱ガス装置が液体クロマトグラフィー・システムにおいて用いられるものである、請求項5から10のいずれか一項に記載の流体脱ガスシステム。
  12. 前記室において、前記液体移動相からガス状物質を脱ガスすることを含む、請求項5から11のいずれか一項に記載の流体脱ガスシステム。
  13. 液体移動相中のガス状物質を脱ガスするために用いる液体脱ガスシステムで移動相浸透気化を制御するための方法において、
    (a) 室中に配置した膜で、前記室を濃縮物側と透過物側に分離する膜を与えること;
    (b) 前記室の透過物側に、測定値及びユーザによる設定値を演算し、それに応じて真空ポンプを作動させることにより、前記透過物側の指定された環境を選択的に維持するための、制御可能なように真空ポンプと結合された制御機構であって、前記透過物側の圧力を検出するための圧力センサーを備え、前記圧力センサーは検出された前記室中の圧力を交信するように取り付けられている、上記制御機構を与えること;
    (c) 二種類以上の液体成分材料を含む移動相を前記室の前記濃縮物側へ送ること; (d) 前記制御機構に、
    (i)前記移動相の成分材料の同定データ;
    (ii)前記室の物理的特性;及び
    (iii)前記移動相中の目的ガスの最大濃度しきい値;
    を入力すること;
    (e) 移動相の流量及び温度データを取得すること;
    (f) 前記入力データ及び取得データに基づいて以下の操作を行うように、前記制御機構をプログラムすること;
    (i)前記移動相の各液体成分材料の各蒸気圧を計算すること;
    (ii)前記移動相中の前記目的ガスの脱気圧力を計算すること;及び
    (iii)前記最大濃度しきい値より低いか又はそれと実質的に等しい脱ガス後の目的ガス濃度、を得るために必要な脱ガス圧力を計算すること;
    (g) 前記脱ガス圧力が、前記二種類以上の液体成分材料のそれぞれの蒸気圧の和よりも低い旨を判定すること;及び
    (h) 少なくとも二つの選択可能な条件であって、第一条件が、前記二種類以上の液体成分材料の各蒸気圧の和と実質的に等しいかそれよりも大きい、前記透過物側の第一の全圧力を維持するようにプログラムされていて、第二条件が、前記脱ガス圧力と実質的に等しい前記透過物側の第二の全圧力を維持するようにプログラムされている、上記選択可能な条件のうちの選択された条件で前記制御機構を操作すること;
    を含む、制御方法。
  14. 制御機構が、室の透過物側を減圧にするのに適合したポンプに作動的に結合されている、請求項13に記載の方法。
  15. 第一条件が、前記第一の全圧力を、更に、前記移動相中の目的ガスの脱気圧力より低く維持するようにプログラムされている、請求項13に記載の方法。
  16. 前記液体脱ガス装置が液体クロマトグラフィー・システムにおいて用いられるものである、請求項13から15のいずれか一項に記載の方法。
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