JP5120961B2 - 球面減速駆動機構 - Google Patents

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Description

本発明は、球面減速駆動機構に係り、特に、球面モータを利用した球面減速駆動機構に関する。
特許文献1には、本件発明者の発明に係る球面ステッピングモータが記載されている。
この球面ステッピングモータは、ロータに内接する多面体を構成する多角形とステータに内接する多面体を構成する多角形の角数が互いに素の関係にあって、内接する多面体の頂点および各面の中心に永久磁石を配置したロータと、内接する多面体の頂点および各面の中心に電磁石を配置したステータとからなり、ロータを任意の方向にどこまでも回転させることができることを特徴としている。
特許文献2には、本件発明者の発明に係る球面加減速機構が記載されている。この球面加減速機構は、上記特許文献1の球面モータのロータに外側から球体を押しつけることにより、球面モータのロータの回転速度を加減速すると同時に、出力トルクも加減することを特徴としている。
特開2008−92758号公報 特開2009−5550号公報
しかし、特許文献2に記載の球面加減速機構は、球面モータのロータの半径とロータに押しつける球体の半径の比で減速比が決定するため、減速比を大きくとれないという問題を有している。また、減速比を大きくとろうとすると押しつける球体の半径がロータの半径と比較して大きくなり、球面加減速機構を組み込んだシステムが非常に大きく重いものになってしまうという問題があった。
本発明の目的は、上記の問題点に鑑みて、球面モータの、任意の方向に無限回転するロータの回転を大幅に減じるとともに出力トルクを大幅に増加させることが可能な小型で部品点数も少ない球面減速駆動機構を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は次のような手段を採用した。
本発明の球面減速駆動機構は、軸周りに同心円形状の溝を内面に刻んだ外球殻と、外球殻の内側に配置された球面モータのロータと、ロータの内側に配置された球面モータのステータと、ロータ表面に設けた支持溝にはまり支持溝内で摺動可能に支持されロータ形状に応じて変形可能なベルトと、ベルトの回転を取り出す出力軸とを備え、前記ベルトは、外球殻の溝とかみ合い、外球殻の溝の数よりわずかに偶数個だけ少ない数の歯を有し、前記ロータは、ベルトの歯を外球殻の溝に長軸方向の2箇所で押しつける形状を有し、ロータの回転に伴い、ベルトが変形しつつ支持溝内をすべり、外球殻の溝と2箇所でかみ合っていたベルトの歯のとなりの歯が外球殻のとなりの溝に順番にかみ合っていき、ロータの回転を大幅に減速するするとともに出力トルクを大幅に増加させることを特徴とする。
また、本発明の球面減速駆動機構は、軸周りに同心円形状の溝を内面に刻んだ外球殻と、外球殻の内側に配置された球面モータのロータと、ロータの内側に配置された球面モータのステータと、ロータ表面に設けた支持溝にはまり支持溝内で摺動可能に支持されロータ形状に応じて変形可能なベルトと、ベルトの回転を取り出す出力軸とを備え、前記ベルトは、外球殻の溝とかみ合い、外球殻の溝の数よりわずかに少ない数の歯を有し、前記ロータは、ベルトの歯を外球殻の溝に1箇所で押しつける形状を有し、ロータの回転に伴い、ベルトが変形しつつ支持溝内をすべり、外球殻の溝と1箇所でかみ合っていたベルトの歯のとなりの歯が外球殻のとなりの溝に順番にかみ合っていき、ロータの回転を大幅に減速するするとともに出力トルクを大幅に増加させることを特徴とする。
また、本発明の球面減速駆動機構は、軸周りに同心円形状の溝を内面に刻んだ外球殻と、外球殻の内側に配置された球面モータのロータと、ロータの内側に配置された球面モータのステータと、ロータ表面に設けた支持溝にはまり支持溝内で摺動可能に支持されロータ形状に応じて変形可能なベルトと、ベルトの回転を取り出す出力軸とを備え、前記ベルトは、外球殻の溝とかみ合い、外球殻の溝の数よりわずかにKの整数倍個だけ少ない数の歯を有し、ただしKは3以上の自然数、前記ロータは、ベルトの歯を外球殻の溝にK箇所で押しつける形状を有し、ロータの回転に伴い、ベルトが変形しつつ支持溝内をすべり、外球殻の溝とK箇所でかみ合っていたベルトの歯のとなりの歯が外球殻のとなりの溝に順番にかみ合っていき、ロータの回転を大幅に減速するするとともに出力トルクを大幅に増加させることを特徴とする。
本発明の球面減速駆動機構によれば、特許文献2に記載されたものに比べて、小型かつ部品点数の少ない機構で減速比が大きくとれ、球面モータの出力トルクを大幅に増加させることが可能となる。
第1の実施形態の発明に係る球面減速駆動機構の部品を示す斜視図である。 第1の実施形態の発明に係る球面減速駆動機構の構成を示す斜視図である。 第1の実施形態の発明に係る球面減速駆動機構の動作原理を示す図である。 第1の実施形態の発明に係る球面減速駆動機構のベルトが斜めになっている状態を示す図である。 第1の実施形態の発明に係る球面減速駆動機構のベルトが斜めになっている状態の動作原理示す図である。 第2の実施形態の発明に係る球面減速駆動機構の部品を示す斜視図である。 第2の実施形態の発明に係る球面減速駆動機構の構成を示す斜視図である。 第2の実施形態の発明に係る球面減速駆動機構の動作原理を示す図である。 第3の実施形態の発明に係る球面減速駆動機構の部品を示す斜視図である。 第3の実施形態の発明に係る球面減速駆動機構の構成を示す図である。 第3の実施形態の発明に係る球面減速駆動機構の動作原理を示す図である。 球面ステッピングモータのロータ102とステータ103との関係を示す図である。 球面ステッピングモータのロータ102の構成を示す図である。 aは球面ステッピングモータのステータ103の構成を示す図、および、bはケルビンの14面体(面の形が正6角形および正方形で構成される多面体)を示す図である。 球面ステッピングモータのロータ102の底面の正5形の中心にある永久磁石8がステータ103の底面の正6角形の中心にある電磁石9と重なっている状態を真上から見た図である。 ステータ103に対してロータ102の回転軸が斜め状態にある球面ステッピングモータを示す図である。 ロータ102の斜め方向にある回転軸側から見たロータ102とステータ 103の状態を示す図である。 aはロータ102の1段目から3段目にある永久磁石の位置関係を示す図、および、bはステータ103の1段目から3段目にある電磁石の位置関係を示す図である。 ロータ102の2段目にある永久磁石とステータ103の2段目にある電磁石との関係を示す図である。 aはロータ102の1段目と2段目にある永久磁石の位置関係を示す図、および、bは1段目と2段目のステータ103にある電磁石の位置関係を示す図である。 ロータ102の2段目にある永久磁石とステータ103の2段目と1段目にある電磁石との関係を示す図である。 ロータ102の球殻構造を示す一部断面図である。 ロータ102とステータ103の球殻構造を示す一部断面図である。
球面モータのロータと、球面モータのロータの外表面に摺動可能に支持され、歯を刻んだベルトと、ベルトの歯とかみあい、ベルトの歯数よりわずかに多い溝を内面に有する外球殻と、ベルトの回転を取り出す出力軸とからなり、球面モータのロータの任意の方向の回転を大幅に減速して出力軸から出力することを実現した。
(実施例1)
はじめに、本発明の第1の実施形態を、図1および図2を用いて説明する。
図1は、本実施形態の本発明に係る球面減速駆動機構の部品を示す斜視図であり、図2はそれらの部品を組み立てた球面減速機構の構成を示す斜視図である。
図1において、1は出力軸、2は歯を18刻んだベルト、3は球面モータの、任意の方向に回転可能な楕円体のロータ、4は、内面に、X軸周りに同心円となる形状の溝を20刻んだ外球殻である。
図2において外球殻4と、楕円体のロータ3の内側にある球面モータのステータ(図示せず)とは固定されており、楕円体のロータ3は任意の方向に回転駆動される。ベルト2は楕円体のロータ表面の支持溝にはまっており、楕円体のロータ表面の支持溝の中で自由に滑って動くことができる。楕円体のロータ3がベルト2を外球殻4の内面に押しつけながら任意方向に回転する。出力軸1はベルト2に固定されており、ベルト2の変形に応じて変形しながらベルト2の回転を外部に取り出す構造となっている。
次に、この球面減速駆動機構の動作について説明する。
図3はベルト2が図2のXY平面内にあるときのXY平面における断面図である。
ベルト2の歯は、外球殻4の内面の溝にロータ3の長軸方向の2箇所で押しつけられてかみ合っているので、球面モータの楕円体のロータ3をXY平面内で時計方向に回転させると、ベルト2がロータ表面の支持溝中で滑って変形し、ベルト2の外球殻の溝とかみ合っていた歯のとなりの歯が外球殻の隣の溝とかみ合う。さらに楕円体のロータを回転させると、ベルト2はロータ表面の支持溝中を滑りながら、ベルト2の歯が順番に外球殻の溝とかみ合っていき、楕円体のロータがXY平面内で時計方向に一周すると、ベルト2の20の歯が、外球殻の20の溝と順番にかみ合うこととなり、ベルト2の歯は18枚なので、ベルト2は外球殻の2枚の溝の角度だけ時計方向に回転する。楕円体のロータが10回転するとベルト2が1回転するので、減速比は10になる。
図4はベルト2が図2のXY平面をX軸周りに30度回転させた面内にあるときの斜視図、図5はXY平面をX軸周りに30度回転させた平面における球面減速機構の断面図である。
図5は断面の角度が異なっている以外は図3と同様である。したがって、球面モータの楕円体のロータ3を、XY平面をX軸周りに30度回転させた平面内で時計方向に回転させると、ベルト2の歯が順番に外球殻の溝とかみ合っていき、楕円体のロータがXY平面をX軸周りに30度回転させた平面内で時計方向に一周するとベルト2の20の歯が、外球殻の20の溝と順番にかみ合うこととなり、ベルト2の歯は18枚なので、ベルト2は外球殻の2枚の溝の角度だけ時計方向に回転する。楕円体のロータが10回転するとベルト2が1回転するので、減速比は10になる。
ベルト2がXY平面をX軸周りに任意の角度回転させた面内にあるときはいつも上記と同様の議論が成立する。したがって、本発明の球面減速機構は、楕円体のロータの任意方向の回転に対して減速比10の減速を実現する。
外球殻の溝の数をもっと増やし、ベルトの歯の数を外球殻の溝の数より2枚少なくすると、さらに大きな減速比を実現できる。たとえば外球殻の溝を200枚、ベルトの歯を198枚とすると減速比は100になる。
いま、図1から図3を一般化して外球殻の溝の数をL1、ベルトの歯の数をM1、外球殻の溝とベルトの歯の数の差をN1とすると、ベルトの長さは外球殻の内周より歯N1枚分短い。ロータの外周は2箇所で外球殻と内接し、ロータの周囲の長さはベルトの長さと等しい。
したがって、ロータがL1回転するとベルトはN1回転し、第3の実施形態の球面減速装置の減速比はL1/N1となる。L1、M1、N1は2の倍数でなければならない。
図1ではロータの形状を楕円体としたが、ロータの形状は、ベルト2を外球殻に向かい合う2カ所で押しつけることができる形状ならどのような形状でもよい。
本実施形態の発明に係る球面減速駆動機構によれば、ロボットの関節駆動など高トルクを必要とする用途では小型で高トルクの球面関節駆動システムを提供することができる。
(実施例2)
次に、本発明の第2の実施形態を図6および図7を用いて説明する。
図6は、本実施形態の本発明に係る球面減速駆動機構の部品を示す斜視図であり、図7はそれらの部品を組み立てた球面減速機構の構成を示す斜視図である。
図6において、11は出力軸、12は歯を19刻んだベルト、13は球面モータの、任意の方向に回転可能な、球体のロータ、14は内面に溝を20刻んだ外球殻である。
図7において外球殻14と、球体のロータ13の内側にある球面モータのステータ(図示せず)とは固定されており、球体のロータ13は任意の方向に回転駆動される。ベルト12は球体のロータ表面の支持溝にはまっており、球体のロータ表面の支持溝の中で自由に滑って動くことができる。球体のロータ13がベルト12を外球殻14の内面に押しつけながら任意方向に回転する。出力軸11はベルト12に固定されており、ベルト12の変形に応じて変形しながらベルト12の回転を外部に取り出す構造となっている。
次に、この球面減速駆動機構の動作について説明する。
図8はベルト12が図7のXY平面内にあるときのXY平面における断面図である。
ベルト12の歯は、外球殻14の溝にロータ13により1箇所で押しつけられてかみ合っているので、球面モータの球体のロータ15を外球殻の中心を中心として(球体の中心ではない)XY平面内で時計方向に回転させると、ベルト12がロータ表面の支持溝中で滑って変形し、ベルト12の、外球殻の溝とかみ合っていた歯のとなりの歯が外球殻の隣の溝とかみ合う。さらに球体のロータを回転させると、ベルト12の歯が順番に外球殻の溝とかみ合っていき、球体のロータがXY平面内で時計方向に一周すると、ベルト12の20の歯が、外球殻の20の溝と順番にかみ合うこととなり、ベルト12の歯は19枚なので、ベルト12は外球殻の1枚の溝の角度だけ時計方向に回転する。球体のロータが20回転するとベルト12が1回転するので、減速比は20になる。
第1の実施形態同様に、第2の実施形態においても、XY平面をX軸周りに任意の角度回転させたときにも図8と類似の関係が成立する。
したがって、本発明の球面減速機構は、球体のロータの任意方向の回転に対して減速比20の減速を実現する。
外球殻の溝の数をもっと増やし、ベルトの歯の数を外球殻の溝の数より1枚少なくすると、さらに大きな減速比を実現できる。たとえば外球殻の溝を200枚、ベルトの歯を199枚とすると減速比は200になる。
いま、図6から図8を一般化して外球殻の溝の数をL2、ベルトの歯の数をM2、外球殻の溝とベルトの歯の数の差をN2とすると、ベルトの長さは外殻球の内周より歯N2枚分短い。ロータの外周は1箇所で外球殻と内接し、ロータの周囲の長さはベルトの長さと等しい。
したがって、ロータがL2回転するとベルトはN2回転し、第3の実施形態の球面減速装置の減速比はL2/N2となる。
図6ではロータの形状を球体としたが、ロータの形状は、ベルト12を外球殻に1カ所で押しつけることができる形状ならどのような形状でもよい。
(実施例3)
次に、本発明の第3の実施形態を図9および図10を用いて説明する。
図9は、本実施形態の本発明に係る球面減速駆動機構の部品を示す斜視図であり、図10はそれらの部品を組み立てた球面減速機構の構成を示す斜視図である。
図9において、21は出力軸、22は歯を18刻んだベルト、23は球面モータの、任意の方向に回転可能な、ベルトを3点で球殻の内面と接触させる形状のロータ、24は内面に溝を21刻んだ外球殻である。
図10において外球殻24と、ロータ23の内側にある球面モータのステータは固定されており、ロータ23は任意の方向に回転駆動される。ベルト22はロータ表面の支持溝にはまっており、ロータ表面の支持溝の中で自由に滑って動くことができる。ロータ23がベルト22を外球殻24の内面に押しつけながら任意方向に回転する。出力軸21はベルト22に固定されており、ベルト22の変形に応じて変形しながらベルト22の回転を外部に取り出す構造となっている。
次に、この球面減速駆動機構の動作について説明する。
図11はベルト22が図10のXY平面内にあるときのXY平面における断面図である。
ベルトを3箇所で外球殻の内面と接触させる形状のロータ23を、XY平面内で時計方向に回転させると、ベルト22がロータ表面の支持溝中を滑って変形し、ベルト22の外球殻内面の溝とかみ合っていた歯のとなりの歯が外球殻の隣の溝とかみ合う。さらにロータを回転させると、ベルト22の歯が順番に外球殻の溝とかみ合っていき、ロータがXY平面内で時計方向に一周すると、ベルト22の18の歯が、外球殻内面の21の溝と順番にかみ合うこととなり、ベルト22の歯は18枚なので、ベルト12は外球殻の3枚の溝の角度だけ時計方向に回転する。ロータが21回転するとベルト22が3回転するので、減速比は7になる。
第1の実施形態同様に、第3の実施形態においても、XY平面をX軸周りに任意の角度回転させたときにも図11と類似の関係が成立する。
したがって、本発明の球面減速機構は、ロータの任意方向の回転に対して減速比7の減速を実現する。
外球殻の溝の数をもっと増やし、ベルトの歯の数を外球殻の溝の数より3枚少なくすると、さらに大きな減速比を実現できる。たとえば外球殻の溝を201枚、ベルトの歯を198枚とすると減速比は67になる。
いま、図9から図11を一般化して外球殻内面の溝の数をL3、ベルトの歯の数をM3、外球殻の溝とベルトの歯の数の差をN3、ロータに押しつけられてベルトの歯が外球殻の溝に同時にはまる数をKとすると、ベルトの長さは外殻球の内周より歯N3枚分短い。ロータの外周はK箇所で外球殻と接し、ロータの周囲の長さはベルトの長さと等しい。
したがって、ロータがL3回転するとベルトはN3回転し、第3の実施形態の球面減速装置の減速比はL3/N3となる。ただし、L3、N3、M3はKの倍数である必要がある。
次に、上記の第1から第3の各実施形態の発明に係る球面減速駆動機構における球面モ
ータについて説明する。
第1から第3の各実施形態において、外球殻の内側にある球面モータは、ステータが内部にあって外部のロータを駆動する方式を採用している。外球殻と球面モータのステータとは固定であって、球面モータのステータは外球殻の内側にあり、外球殻の下部から支持棒などで支えられている構造とし、さまざまな形状のロータを外球殻の中心を回転中心として任意の方向に回転駆動することが可能である。
(球面モータの説明)
この球面モータは、基本的には、ロータに内接する多面体を構成する多角形とステータに内接する多面体を構成する多角形の角数が互いに素である(お互いを割った値が整数にならない)時、ロータに内接する多面体の頂点および各面の中心に永久磁石を配置したロータと、内接する多面体の頂点および各面の中心に電磁石を配置したステータとから構成される。
この球面ステッピングモータは、ロータに内接する多面体およびステータに内接する多
面体の組み合わせ例として以下の構成が考えられる。なお、()内は、多面体の面を構成
する多角形の形状を表す。
ロータに内接する多面体が正12面体(5角形)でステータに内接する多面体が正14
面体(ケルビン14面体)(正方形、6角形)、ロータに内接する多面体が正4面体(3
角形)でステータに内接する多面体が正6面体(正方形)、ロータに内接する多面体が正
8面体(3角形)でステータに内接する多面体が正6面体(正方形)、ロータに内接する
多面体が正20面体(3角形)でステータに内接する多面体が正12面体(5角形)、ロ
ータに内接する多面体が立方8面体(3角形、4角形)でステータに内接する多面体が正
12面体(5角形)、ロータに内接する多面体が菱形12面体(菱形)でステータに内接
する多面体が正12面体(5角形)、ロータに内接する多面体が菱形30面体(菱形)で
ステータに内接する多面体が切隅20面体(サッカーボール)(5角形、6角形)、ロー
タに内接する多面体が切隅6面体(3角形、8角形)でステータに内接する多面体が正1
2面体(5角形)。
図12は、球面ステッピングモータのロータとステータとの関係を示す図であって、説明の都合上、ステータの内側にロータがある方式のもので説明するが、後述するようにロータの内側にステータがある方式であっても同様である。
同図に示すように、この球面ステッピングモータは、球面軸受101で支えられた球面
形状のロータ102および上部に開口部を有するステータ103で構成される。
図13は、球面ステッピングモータのロータの構成を示す図である。
同図に示すように、ロータ102には、内接する正12面体(面の形が正5角形で構成される多面体)の頂点104および各面の中心部105に対応する位置に表面がロータ102と同じ形状になるようにした永久磁石が埋め込まれている。
図14(a)は、球面ステッピングモータのステータ103の構成を示す図である。
同図に示すように、ステータ103は、図14(b)に示すケルビンの14面体(面の形が正6角形および正方形で構成される多面体)で構成され、内接するケルビンの14面体の頂点106および各面の中心107に対応する位置に電磁石が配置されている。
次に、この球面ステッピングモータの垂直軸周りの回転動作について説明する。
図15は、球面ステッピングモータの、ロータ102の底面の正5角形の中心にある永久磁石109がステータ103の底面の正6角形の中心にある電磁石108と重なっている状態を真上から見た図である。
同図において、まず、ステータ103の電磁石108に電流を流してロータ102の永久磁石109を吸引している状態でステータ103の電磁石110に電流を流す。すると一番近いロータ102の永久磁石111が吸引されてロータ102は永久磁石109を中心に永久磁石111がステータ103の電磁石110と一番近い距離になるところまで時計回りに回転する。この状態でステータ103の電磁石110の電流を切り、ステータ103の電磁石112に電流を流す。すると一番近いロータ102の永久磁石113が吸引されてロータ102は永久磁石109を中心に永久磁石113がステータ103の電磁石112と一番近い距離になるところまで回転する。以下、同様に底面の正6角形の頂点に位置するステータ103の電磁石114,116,118,120の順に電流を切り替えると、ロータ102の永久磁石115,117,119,111が順番に吸引されてロータ102は永久磁石109を回転中心として同じ方向に回転し続ける。この手順を繰り返すことにより、ロータ102を垂直軸の周りに時計回りに無限に回転させることができる。
次に、この球面ステッピングモータの斜め軸周りの回転動作について説明する。
図16はステータ103に対してロータ102の回転軸が斜め状態にある球面ステッピングモータを示す図、図17はロータ102の斜め方向にある回転軸側から見たロータ102とステータ103の状態を示す図である。
以下において、ロータ102とステータ103が図14に示す位置関係にあるとき、斜め軸の周りにロータ102を回転させる場合について説明する。
図17において、ステータ3の正方形の中心にある電磁石104Aに電流を流し、ロータ102の対面する正5角形の中心にある永久磁石105Aを吸引する。この状態でステータ103の正方形の頂点にある電磁石106A,107A,108A,109A,106Aに順番に通電し、近くにあるロータ102の正5角形の頂点にある永久磁石110A,111A,112A,113A,114Aを順番に吸引する。これによりロータ102を電磁石104Aの周りに時計回りに回転させることができる。
次に、本発明の球面ステッピングモータにおいて、より上段にあるロータ102の永久磁石とステータ103の電磁石との吸引力も利用して駆動力を増加させる場合について説明する。
図18(a)は、ロータ102の1段目から3段目にある永久磁石の位置関係を示す図、図18(b)はステータ103の1段目から3段目にある電磁石の位置関係を示す図、図19は、ロータ102の2段目にある永久磁石とステータ103の2段目にある電磁石との関係を示す図である。
図19に示すように、ロータ102の2段目の永久磁石は5個(104B,105B,106B,107B,108B)であり、ステータ103の2段目の電磁石は頂点の6個(109B,110B,111B,112B,113B,114B)と正6角形の面の中央の電磁石3個(115B,116B,117B)を含めて9個である。さらにロータ102の3段目の永久磁石およびステータ103の3段目の電磁石も図19と同様に、ロータ102の永久磁石は5個、ステータ103の永久磁石は9個である。
従って、ロータ102の各段の永久磁石に対応するステータ103の各段の電磁石に電流を流すことによって、ロータ102から強力な駆動力が得られる。
さらに、ロータ102の回転軸がステータ103の正方形の中心にある場合の上段の吸引力を利用してロータ102の駆動力を増加させる場合について説明する。
図20(a)は、ロータ102の1段目と2段目にある永久磁石の位置関係を示す図、図20(b)は1段目と2段目のステータ103にある電磁石の位置関係を示す図、図21は、ロータ102の2段目にある永久磁石とステータ103の2段目と1段目にある電磁石との関係を示す図である。
図21に示すように、ロータ102の回転軸がステータ103の正方形の中心にある場合には、ロータ102の2段目の永久磁石5個(118B,119B,120B,121B,122B)とステータ103の2段目と1段目の電磁石8個(123B,124B,125B,126B,127B,128B,129B,130)の組み合わせになる。
従って、ロータ102の2段目にある永久磁石は、ステータ103の2段目と1段目にある電磁石の吸引力を利用して駆動力を増加させることができる。
さらに、同時に他の電磁石も利用してロータの駆動力を増加させる場合について説明する。
図15においては、ロータ102の永久磁石に一番近いステータ103の電磁石のみに電流を流す場合について説明したが、同図において、電磁石110,112,114,116,118,120に同時に電流を流して、各々の電磁石の近くの永久磁石に時計回りの回転力が働くように電流の向きを考えて電流を流すことにより駆動力を増加させることができる。すなわち、一番近い永久磁石が反時計回りの位置にある電磁石110,112,120には吸引力を発生する電流を流し、一番近い永久磁石が時計回りの位置にある電磁石116,118には反発力を発生する電流を流し、等距離にある2個の永久磁石がある電磁石114には電流を流さないようにする。このようにほとんどの電磁石に同時に電流を流すことにより駆動力を増加させることができる。また、斜め軸周りの回転においても、同様にして殆どの電磁石の吸引・反発力を同時に利用することにより駆動力を増加させることができる。
なお、この球面ステッピングモータにおいては、ロータ側に永久磁石、ステータ側に電磁石を配置する場合について説明したが、これ以外に以下の組み合わせも可能である。すなわち、ロータ側に電磁石を配置しステータ側に電磁石を配置する。ロータ側に磁性体を配置しステータ側に電磁石を配置する。ロータ側に永久磁石を配置しステータ側に永久磁石と電磁石のハイブリッド構成を配置する。ロータ側に永久磁石と電磁石のハイブリッド構成を配置しステータ側に永久磁石と電磁石のハイブリッド構成を配置する。
また、この球面ステッピングモータにおいては、ステータが固定され、ロータが回転する場合について説明したが、ロータ側を固定してステータとし、ステータ側(外側)を可動としてロータとする、またはロータ、ステータともに可動にし、ユニバーサルジョイント部分などに使用する(能動すべり軸受)ことも可能である。本実施形態では、ロータ側を固定してステータとし、ステータ側(外側)を可動としてロータとして使用している。
次に、この球面ステッピングモータにおいて、大きな駆動力を得るためには、ロータの永久磁石とステータの電磁石間に形成される磁路に大きな磁力線を流出入させる必要がある。以下に、ロータの永久磁石とステータの電磁石間に形成される磁路に大きな磁力線を流出入させるための構成について説明する。
ロータ102は、図13に示すように、内接する正12面体の頂点104および各面の中心部105に対応する位置の表面にロータ102と同じ形状になるように永久磁石が埋め込まれている。そして、ロータ102の球殻構造は、図22に示すように、外側の球殻106Cをプラスチック等の透磁率の低い材質とし、内側の球殻107Cを鉄等の透磁率の高い材質で構成する。さらに、ロータ102に内接する正12面体の頂点104に対応する永久磁石104C表面の極性と、各面の中心部105に対応する永久磁石105C表面の極性とを反対にする(例えば、頂点104の永久磁石104CがN極の場合は中心部105の永久磁石105CはS極)。これにより、図22の矢印に示すような磁路が形成される。
ステータ103は、図14に示すように、内接するケルビンの14面体の頂点106および各面の中心107に対応する位置に電磁石が配置されている。以下において、ステータ103の電磁石の極性について説明する。
いま、図15に示すように、ロータ102の底面の正5角形の中心の永久磁石109がステータ103の底面の正6角形の中心の電磁石108と重なっている状態を真上から見た場合、ステータ103の電磁石108に電流を流して永久磁石109を吸引している状態で電磁石110に電流を流す。すると一番近い永久磁石111が吸引されてロータ102は永久磁石109を中心に永久磁石111が電磁石110と一番近い距離になるところまで時計回りに回転する。この状態で電磁石110の電流を切り電磁石112に電流を流す。すると一番近い永久磁石113が吸引されてロータ102は永久磁石109を中心に永久磁石113が電磁石112と一番近い距離になるところまで回転する。以下、同様に底面の正6角形の頂点に位置する電磁石114,116,118,120の順に電流を切り替えると永久磁石115,117,119,111が順番に吸引されてロータ102は永久磁石109を回転中心として同じ方向に回転し続ける。この手順を繰り返すことにより、ロータ102を垂直軸周りに無限回転させることができる。
この時、図15において、永久磁石109に対向する電磁石108には、永久磁石109を吸引する方向に電流を流し、周辺の電磁石110,112,114,116,118,120はそれぞれ対向する永久磁石を吸引する方向に電流を流す。永久磁石109と永久磁石111,113,115,117,119は磁石の磁化方向が反転しているから、電磁石108と電磁石110,112,114,116,118,120は磁化方向が反転する。これにより、ロータ102の永久磁石とステータ103の電磁石間に、図23の白矢印に示すような磁路が形成され、大きな磁力線を流出入させることができるので、大きな駆動力が得られる。
球面モータと組み合わせた本機構は、コンパクトで省資源省エネルギーとなる球面減速駆動機構を実現したものであるから、球面の動きが必要でかつ高トルクを必要とする用途において適用可能であり、例えば、ロボットの肩関節など、要素を球面駆動させる際の駆動機構として用いることができる。
1 出力軸
2 ベルト
3 球面モータの楕円体のロータ
4 外球殻
11 出力軸
12 ベルト
13 球面モータの偏心した球体のロータ
14 外球殻
21 出力軸
22 ベルト
23 球面モータの偏心した球体のロータ
24 外球殻
101 球面軸受
102 ロータ
103 ステータ
104,106 頂点
105,107 中心部
108,110,112,114,116,118,120 電磁石
109,111,113,115,117,119 永久磁石
104A,106A,107A,108A,109A 電磁石
105A,110A,111A,112A,113A,114A 永久磁石
104B,105B,106B,107B,108B 永久磁石
109B,110B,111B,112B,113B,114B,115B,116B,117B 電磁石
118B,119B,120B,121B,122B 永久磁石
123B,124B,125B,126B,127B,128B,129B,130B 電磁石
104C,105C 永久磁石
106C ロータの外側の球殻
107C ロータの内側の球殻

Claims (3)

  1. 軸周りに同心円形状の溝を内面に刻んだ外球殻と、外球殻の内側に配置された球面モータのロータと、ロータの内側に配置された球面モータのステータと、ロータ表面に設けた支持溝にはまり支持溝内で摺動可能に支持されロータ形状に応じて変形可能なベルトと、ベルトの回転を取り出す出力軸とを備え、
    前記ベルトは、外球殻の溝とかみ合い、外球殻の溝の数よりわずかに偶数個だけ少ない数の歯を有し、
    前記ロータは、ベルトの歯を外球殻の溝に長軸方向の2箇所で押しつける形状を有し、
    ロータの回転に伴い、ベルトが変形しつつ支持溝内をすべり、外球殻の溝と2箇所でかみ合っていたベルトの歯のとなりの歯が外球殻のとなりの溝に順番にかみ合っていき、ロータの回転を大幅に減速するとともに出力トルクを大幅に増加させることを特徴とする球面減速駆動機構。
  2. 軸周りに同心円形状の溝を内面に刻んだ外球殻と、外球殻の内側に配置された球面モータのロータと、ロータの内側に配置された球面モータのステータと、ロータ表面に設けた支持溝にはまり支持溝内で摺動可能に支持されロータ形状に応じて変形可能なベルトと、ベルトの回転を取り出す出力軸とを備え、
    前記ベルトは、外球殻の溝とかみ合い、外球殻の溝の数よりわずかに少ない数の歯を有し、
    前記ロータは、ベルトの歯を外球殻の溝に1箇所で押しつける形状を有し、
    ロータの回転に伴い、ベルトが変形しつつ支持溝内をすべり、外球殻の溝と1箇所でかみ合っていたベルトの歯のとなりの歯が外球殻のとなりの溝に順番にかみ合っていき、ロータの回転を大幅に減速するとともに出力トルクを大幅に増加させることを特徴とする球面減速駆動機構。
  3. 軸周りに同心円形状の溝を内面に刻んだ外球殻と、外球殻の内側に配置された球面モータのロータと、ロータの内側に配置された球面モータのステータと、ロータ表面に設けた支持溝にはまり支持溝内で摺動可能に支持されロータ形状に応じて変形可能なベルトと、ベルトの回転を取り出す出力軸とを備え、
    前記ベルトは、外球殻の溝とかみ合い、外球殻の溝の数よりわずかにKの整数倍個だけ少ない数の歯を有し、ただしKは3以上の自然数、
    前記ロータは、ベルトの歯を外球殻の溝にK箇所で押しつける形状を有し、
    ロータの回転に伴い、ベルトが変形しつつ支持溝内をすべり、外球殻の溝とK箇所でかみ合っていたベルトの歯のとなりの歯が外球殻のとなりの溝に順番にかみ合っていき、ロータの回転を大幅に減速するとともに出力トルクを大幅に増加させることを特徴とする球面減速駆動機構。
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