JP5120584B2 - 光沢化された金属部材の製造方法及びその製造用組成液 - Google Patents

光沢化された金属部材の製造方法及びその製造用組成液 Download PDF

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Description

本発明は、パラジウム含有金合金、ニッケル含有金合金、白金又は白金合金などの表面を電解により溶解させて平滑化し、不純物や変質層を除去し、清浄な光沢面に仕上げるための当該金属部材の製造方法及びその製造用組成液に関する。
従来、金合金、白金及び白金合金を電解処理するにあたっては、特開昭55−18561号公報や特開平01−246400号公報などに記載されるように、シアン化合物溶液による電解処理方法が使用されてきた。しかしながら、この様な方法で使用されるシアン化合物は有害であり、その取り扱いには相当な注意を必要とするため、その使用は望ましくない。
また、シアン化合物を使用しない方法は、例えば、特公平05−21997号公報、特公平05−21998号公報、特公平05−36520号公報などに記載されている。これらの特許文献に記載された電解処理方法は、金又は金合金を焼鈍後に電解するものである。しかしながら、この方法は、特別な前処理を必要とし、また作業性に問題点があるため、実用的なものではなかった。
また、別の電解処理方法として、特開平08−302500号公報には、白金及び白金合金を特殊な交流電源で電解することが記載されている。しかしながら、この方法は、一般に使用されている直流電源では光沢化できなかった。
特開昭55−18561号公報 特開平01−246400号公報 特公平05−21997号公報 特公平05−21998号公報 特公平05−36520号公報 特開平08−302500号公報
本発明の目的は、上記のような従来技術の問題点を克服すると共に、パラジウム含有金合金、ニッケル含有金合金、白金又は白金合金等の金属部材を、シアン化合物を含まない組成液を使用して陽極電解することによって、優れた平滑性及び光沢性を有する当該金属部材を製造する方法及びその製造用組成液を提供することである。上記のようにこれまで知られていた見地では本発明に相当する方法は無く、本発明によりパラジウム含有金合金、ニッケル含有金合金、白金及び白金合金部材の新たな電解による光沢化方法を提供するものである。
この課題を解決するために鋭意検討した結果、本発明者らは、塩素イオン、弗素イオン、硼フッ酸イオン及び珪フッ酸イオンよりなる群から選ばれる一種以上と、有機酸イオン、硝酸イオン、硫酸イオン、燐の酸素酸イオン、硼素の酸素酸イオン及び塩素の酸素酸イオンよりなる群から選ばれる一種以上とを含み、しかも8以下のpHを有する金属部材製造用一次組成液に、パラジウム含有金合金、ニッケル含有金合金、白金又は白金合金からなる金属部材を浸漬しこれらを陽極として電解することにより、金属部材表面の不純物や変質層が除去され平滑且つ光沢ある表面に仕上がることを見いだし、本発明を完成した。
本発明によれば、有害なシアン化合物を使用することなく、良好な光沢を有するパラジウム含有金合金、ニッケル含有金合金、白金又は白金合金の金属部材を得ることができる。
また、本発明は、塩素イオン、弗素イオン、硼フッ酸イオン及び珪フッ酸イオンよりなる群から選ばれる一種以上と、有機酸イオン、硝酸イオン、硫酸イオン、燐の酸素酸イオン、硼素の酸素酸イオン及び塩素の酸素酸イオンよりなる群から選ばれる一種以上とを含み、しかも8以下のpHを有する一次組成液に、パラジウム含有金合金、ニッケル含有金合金、白金又は白金合金からなる金属部材を浸漬し該金属部材を陽極として電解し、その後スルホン酸、塩酸、硫酸、硝酸、燐の酸素酸、硼素の酸素酸及び塩素の酸素酸よりなる群から選ばれる一種以上と硫黄化合物とを含む二次組成液に浸漬することを特徴とする、高められた光沢性を有する金属部材の製造方法も提供する。
この方法によれば、電解処理によって光沢化された金属部材をさらに二次組成液で処理することによって、当該部材の光沢性を一層高めることができる。
別の態様では、本発明は、塩素イオン、弗素イオン、硼フッ酸イオン及び珪フッ酸イオンよりなる群から選ばれる一種以上と、有機酸イオン、硝酸イオン、硫酸イオン、燐の酸素酸イオン、硼素の酸素酸イオン及び塩素の酸素酸イオンよりなる群から選ばれる一種以上とを含み、しかも8以下のpHを有する上記金属部材の製造用一次組成液を提供する。
さらに別の態様では、本発明は、スルホン酸、塩酸、硫酸、硝酸、燐の酸素酸、硼素の酸素酸及び塩素の酸素酸よりなる群から選ばれる一種以上と硫黄化合物とを含む二次組成液を提供する。
本発明は、有害であるシアン化合物を使用しない、パラジウム含有金合金、ニッケル含有金合金、白金又は白金合金等からなる光沢化された金属部材の製造方法及びその製造用組成液を提供するものである。具体的には、本発明は、塩素イオン、弗素イオン、硼フッ酸イオン及び珪フッ酸イオンよりなる群から選択される一種以上と、有機酸イオン、硝酸イオン、硫酸イオン、燐の酸素酸イオン、硼素の酸素酸イオン及び塩素の酸素酸イオンよりなる群から選択される一種以上とを含み、しかも8以下のpHを有する一次組成液中で、前記金属部材を陽極電解して平滑化及び光沢化させ、更に電解後、必要に応じ、スルホン酸、塩酸、硫酸、硝酸、燐の酸素酸、硼素の酸素酸及び塩素の酸素酸よりなる群から選ばれる一種以上と硫黄化合物とを含む二次組成液に浸漬して鏡面光沢を得る金属部材の製造方法及びその製造用組成液を提供するものである。
本発明によれば、従来技術では得られなかった実用的で且つ光沢性の優れる金属部材の製造方法及びその製造用組成液を提供することができる。さらに、本発明は、特別な前処理が要らず、一般的な既存設備が使用できるため、生産性やコスト面で格別の利点を有する。
また、これまでのシアンを使用しない電解処理方法では、パラジウムやニッケルを含有しないイエローゴールドに関しては光沢化が可能であったが、パラジウム含有金合金、ニッケル含有金合金等のホワイトゴールドに関しては光沢化が困難なため、どうしても有害なシアン化合物を使わざるをえなかった。従って、本発明は、有害なシアン化合物を使用することなく、これらの合金の光沢化が可能であるという顕著な効果を有する。
以上のように、本発明により、従来の多くの問題点が解消されるため、本発明は、今後幅広い分野に利用されると考えられる。
本発明の一形態では、本発明は、一次組成液に、パラジウム含有金合金、ニッケル含有金合金、白金又は白金合金からなる金属部材を浸漬し該金属部材を陽極として電解することを特徴とする、光沢化された金属部材の製造方法に関するものである。
ここで、用語「光沢化された」とは、対象物の電解処理によって当該対象物表面が光の反射性を有するに至ったことをいう。また、表現「高められた光沢性を有する」とは、電解処理を受けて光沢化された対象物に所定の処理を施すことによって、当該処理を受けた対象物が当該処理を受ける前の対象物に対してさらに良好な光沢を有することを意味する。なお、用語「光沢性」とは、一般に、対象物表面における光の反射性をいう。
本発明の方法において使用される金属部材製造用一次組成液は、塩素イオン、弗素イオン、硼フッ酸イオン及び珪フッ酸イオンよりなる群から選択される一種以上と、有機酸イオン、硝酸イオン、硫酸イオン、燐の酸素酸イオン、硼素の酸素酸イオン及び塩素の酸素酸イオンよりなる群から選択される一種以上とを含み、しかも8以上のpHを有する。この製造用一次組成液成分のうち、塩素イオン、弗素イオン、硼フッ酸イオン及び/又は珪フッ酸イオンは、金属部材を組成液中に溶解させる錯化剤として作用するものと考えられる。有効に作用させるためには、該組成液は、これらを10〜200g/L、好ましくは30〜150g/L含むことが望ましい。これよりも少ないと効果が得られなくなり、多くなると処理過剰や経済的損失等の問題が生ずる。これらのイオンの供給源は、酸及び/又はアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩若しくはアンモニウム塩が好ましいが、この他の金属塩も使用できる。これらの供給源の例としては、塩化カリウム、塩化ナトリウム、弗化アンモニウム、硼弗化アンモニウム、塩酸、硼弗化水素酸、フッ酸及び珪弗化水素酸などが挙げられるが、これらに限定されない。
また、該一次組成液の成分のうち、有機酸イオン、硝酸イオン、硫酸イオン、燐の酸素酸イオン、硼素の酸素酸イオン及び/又は塩素の酸素酸イオンは、光沢性向上に作用するものと考えられる。有効に作用させるためには、該組成液は、これらを0.1〜50g/L、好ましくは0.5〜30g/L含むことが望ましい。これより少なくても多くても有効に作用しない。これらの供給源としては、これら酸及び/又はアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩若しくはアンモニウム塩が好ましいが、この他の金属塩も使用できる。
好ましい有機酸及びその塩としては、各種のカルボン酸やスルホン酸、具体的には蟻酸、プロピオン酸、グルコン酸、酪酸、シュウ酸、マロン酸、琥珀酸、グルタル酸、アジピン酸、マレイン酸、フマル酸、安息香酸、フタル酸、酒石酸、グリコール酸、ジグリコール酸、乳酸、グリシン、クエン酸、リンゴ酸、エチレンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸、メタンスルホン酸、トルエンスルホン酸及びベンゼンスルホン酸並びにその塩等が挙げられる。好ましい燐の酸素酸としては、リン酸、亜リン酸及び次亜リン酸並びにその塩等が挙げられる。好ましい硼素の酸素酸としては、硼酸、過硼酸及びその塩等が挙げられ、好ましい塩素の酸素酸としては、過塩素酸、塩素酸、亜塩素酸、次亜塩素酸及びその塩等が挙げられる。
また、本発明の好ましい態様では、上記一次組成液は、アミン化合物、アルコール類及び界面活性剤よりなる群から選ばれる一種以上のものを含むこともできる。これらのものは、二次的に光沢性向上及び表面の清浄化に作用する。有効に作用させるためには、該組成液は、これらのものを0.01〜50g/L、好ましくは0.05〜30g/L含むことが望ましい。これより少ないと効果が得られなくなり、多くなると処理過剰や経済的損失等の問題が生ずる。
好ましいアミン化合物としては、少なくとも1個のアミノ基を有する脂肪族又は芳香族のアミン、それらのアルカリ金属塩又はアンモニウム塩、(ポリ)アルキレンポリアミン及びアルカノールアミンが挙げられる。具体的には、メチルアミン、エチルアミン、プロピレンアミン、イソプロピレンアミン、ブチルアミン、イソブチルアミン、ペンチルアミン、イソペンチルアミン、ヘキシルアミン、ジメチルアミン、ジプロピルアミン、ジイソプロピルアミン、N−メチルエチルアミン、N−エチルイソプロピルアミン、N,N−ジメチルプロピルアミン、トリメチルアミン等の第一、第二及び第三アミン、塩化テトラメチルアンモニウム、水酸化テトラメチルアンモニウム、塩化テトラエチルアンモニウム、水酸化テトラエチルアンモニウム等のアンモニウム塩、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、トリメチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ペンタメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン等の(ポリ)アルキレンポリアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、2−アミノ−1−ブタノール、エチルモノエタノールアミン、ジメチルエタノールアミン、ジエチルエタノールアミン、ジブチルエタノールアミン、ブチルジエタノールアミン等のアルカノールアミン、コリン、アニリン、トルイジン、メチルアニリン、ジフェニルアミン及びフェニレンジアミン等の芳香族アミンが挙げられる。
好ましいアルコール類としては、少なくとも1個以上の水酸基を有する脂肪族又は芳香族の一価、二価、三価アルコール及び多価アルコールが挙げられる。具体的には、メチルアルコール、エチルアルコール、N−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、N−ブチルアルコール、アリルアルコール、プロパギルアルコール、ベンジルアルコール、フェノール、クレゾール等の脂肪族又は芳香族の一価アルコール、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、1,2−ペンタンジオール、3−ブテン−1,2−ジオール、2−ブチン−1,4−ジオール、カテコール等の脂肪族又は芳香族の二価アルコール、グリセリン、ピロガロール等の脂肪族又は芳香族の三価アルコール、エリトリット、アドニット、D−マンニット及びD−ソルビット等の脂肪族多価アルコールが挙げられる。
好ましい界面活性剤としては、各種(カチオン、アニオン、ノニオン、両性)の界面活性剤を使用することができるが、特にアニオン界面活性剤が好ましく、更には芳香族スルホン酸のホルマリン縮合物、フェノールスルホン酸のホルマリン縮合物、ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物が好ましい。具体的には、タモールNN、タモールNNO、タモールDN(以上商品名、BASFジャパン(株)製)、デモールN、デモールT、デモールMS、デモールC、デモールRN(以上商品名、花王(株)製)等が挙げられる。
製造用一次組成液との接触方法としては浸漬が好ましく、特に揺動や液撹拌を伴った浸漬がさらに好ましい。電解処理条件としては、処理温度が10〜90℃、電流密度が50〜2000A/dm2、処理時間が1秒〜10分であることが好ましい。さらに好ましくは、処理温度は30〜90℃、電流密度は200〜1000A/dm2、処理時間は2秒〜5分である。
本発明の電解処理において使用される電源は直流電源が好ましいが、交流電源、交流直流併用電源又はパルス電源も使用できる。
本発明の好ましい態様では、必要に応じて、電解処理によって光沢化された金属部材を金属部材製造用二次組成液に浸漬することによって、当該金属部材表面の光沢性をさらに高めることができる。当該二次組成液は、スルホン酸、塩酸、硫酸、硝酸、燐の酸素酸、硼素の酸素酸及び塩素の酸素酸からなる群から選ばれる一種以上と硫黄化合物とを含有することができる。これらの成分がいかなる役割を果たすのかは明確ではないが、スルホン酸、塩酸、硫酸、硝酸、燐の酸素酸、硼素の酸素酸及び塩素の酸素酸からなる群から選ばれる一種以上と硫黄化合物との組み合わせにより、当該金属部材が溶解され、光沢化されるものと考えられる。
有効に作用させるためには、当該二次組成液は、スルホン酸、塩酸、硫酸、硝酸、燐の酸素酸、硼素の酸素酸及び/又は塩素の酸素酸を10〜300g/L、好ましくは30〜150g/L含むことが望ましく、そして硫黄化合物を0.1〜200g/L、好ましくは0.5〜100g/L含むことが望ましい。これより少ないと効果が得られなくなり、多くなると処理過剰や経済的損失等の問題が生ずる。
好ましいスルホン酸としては、具体的にはメタンスルホン酸、スルファミン酸、トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、スルファニル酸等の脂肪族又は芳香族のスルホン酸が挙げられる。
好ましい燐の酸素酸としては、リン酸、亜リン酸、次亜リン酸等が挙げられ、好ましい硼素の酸素酸としては硼酸、過硼酸等が挙げられ、そして好ましい塩素の酸素酸としては過塩素酸、塩素酸、亜塩素酸、次亜塩素酸等が挙げられる。
また、好ましい硫黄化合物としては、硫化ナトリウム、硫化カリウム、硫化アンモニウム、硫化カルシウム、チオ硫酸ナトリウム等の化合物が挙げられるが、特に有機硫黄化合物が好ましい。具体的にはチオ尿素、アリルチオ尿素、エチレンチオ尿素、ジエチルチオ尿素、ジフェニルチオ尿素、トリルチオ尿素、グアニルチオ尿素、アセチルチオ尿素等のチオ尿素類、メルカプトエタノール、メカプトヒポキサンチン、メルカプトベンズイミダゾール、メルカプトベンズチアゾール等のメルカプト類、アミノチアゾール等のアミノ化合物、商品として大内新興化学(株)のノクセラーTUM、ノクセラーTBT、ノクセラーNS−P、ノクセラーTBTU、ノクセラーNS−10Nや川口化学工業(株)のアクセル22−R、アクセル22−S、アクセルBUR−S、アクセルCZ、アクセルEUR−H、アクセルLUR、アクセルTET、アクセルTP等が挙げられる。また、チオ蟻酸、チオ酢酸、チオリンゴ酸、チオグリコール酸、ジチオジグリコール酸、チオカルバミン酸、チオサリチル酸等のチオカルボン酸及びその塩等も挙げられる。
本発明の好ましい態様では、前記二次組成液は、窒素化合物、アルコール類及び界面活性剤からなる群から選ばれる一種以上をさらに含むことが可能である。これらのものは、二次的に光沢性向上と表面の清浄化の両方に作用するものである。有効に作用させるためには、該二次組成液は、これらのものを0.01〜100g/L、好ましくは0.05〜50g/L含むことが望ましい。これより少なくても多くても有効に作用しない。
該二次組成液に使用できる好ましい窒素化合物としては、尿素類、ヒドラジン類及びグアニジン類が挙げられる。具体的には、尿素、メチル尿素、エチル尿素、メチレン尿素、エチレン尿素、ビウレット、グアニル尿素及びその塩等の尿素類、ヒドラジン、セミカルバジド及びその塩等のヒドラジン類、グアニジン、アミノグアニジン及びその塩等のグアニジン類が挙げられる。
該二次組成液に使用できるアルコール類は、前記の製造用一次組成液に含まれるものと同一のものであることができる。好ましいアルコール類としては、少なくとも1個以上の水酸基を有する脂肪族又は芳香族の一価、二価、三価アルコール及び多価アルコールが挙げられる。具体的には、メチルアルコール、エチルアルコール、N−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、N−ブチルアルコール、アリルアルコール、プロパギルアルコール、ベンジルアルコール、フェノール、クレゾール等の脂肪族又は芳香族の一価アルコール、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、1,2−ペンタンジオール、3−ブテン−1,2−ジオール、2−ブチン−1,4−ジオール、カテコール等の脂肪族又は芳香族の二価アルコール、グリセリン、ピロガロール等の脂肪族又は芳香族の三価アルコール、エリトリット、アドニット、D−マンニット、D−ソルビット等の脂肪族多価アルコールが挙げられる。
該二次組成液に使用できる界面活性剤としては、各種(カチオン、アニオン、ノニオン、両性)の界面活性剤が挙げられるが、特にカチオン系界面活性剤又はノニオン系界面活性剤が好ましい。具体的には、ファーミン、コータミン、サニゾール(以上商品名、花王(株)製)、デュオミン、アーマック、アーカード、エソカード(以上商品名、ライオン(株)製)、カチオン、ノニオン(以上商品名、日本油脂(株)製)、アデカミン、アデカトール(以上商品名、旭電化(株)製)等が使用できる。
当該二次組成液と金属部材との接触方法は、スプレー等が考えられるが、浸漬が好ましく、揺動、液撹拌及び超音波を伴った浸漬が更に好ましい。また、当該処理条件としては、処理温度が10〜90℃、処理時間が10秒〜10分であることが好ましい。さらに好ましくは、処理温度は30〜70℃、処理時間は30秒〜5分である。
別の態様では、本発明は、塩素イオン、弗素イオン、硼フッ酸イオン及び珪フッ酸イオンよりなる群から選ばれる一種以上と、有機酸イオン、硝酸イオン、硫酸イオン、燐の酸素酸イオン、硼素の酸素酸イオン及び塩素の酸素酸イオンよりなる群から選ばれる一種以上とを含み、しかも8以下のpHを有することを特徴とする、パラジウム含有金合金、ニッケル含有金合金、白金又は白金合金からなる金属部材の製造用一次組成液を提供する。
この一次組成液は、1Lの水に、10〜20g、好ましくは30〜150gの上記塩素イオン、弗素イオン、硼フッ酸イオン及び/又は珪フッ酸イオン供給物を周囲温度で撹拌しつつ添加して溶解させ、そして0.1〜50g/L、好ましくは0.5〜30g/Lの上記有機酸イオン、硝酸イオン、硫酸イオン、燐の酸素酸イオン、硼素の酸素酸イオン及び/又は塩素の酸素酸イオン供給物を同様に周囲温度で撹拌しつつ添加して溶解させることによって製造される。また、この添加は任意の順序で実施できる。
本発明の好ましい態様では、このようにして製造された一次組成液に、上記アミン化合物、アルコール類及び/又は界面活性剤を添加することができる。この場合には、該組成液に、該組成液1L当たり0.01〜50g、好ましくは0.05〜30gの量の上記物質を周囲温度で添加して混合する。
一次組成液を製造するために使用できる物質については、先に説明した通りである。
また、本発明は、スルホン酸、塩酸、硫酸、硝酸、燐の酸素酸、硼素の酸素酸及び塩素の酸素酸からなる群から選ばれる一種以上と硫黄化合物とを含む金属部材製造用二次組成液を提供する。この二次組成液は、上記金属部材を上記一次組成液で電解処理した後に、該金属部材の光沢性を強化させるために必要に応じて使用される。
該二次組成液は、1Lの水に、10〜300g/L、好ましくは30〜150g/Lのスルホン酸、塩酸、硫酸、硝酸、燐の酸素酸、硼素の酸素酸及び/又は塩素の酸素酸を周囲温度で撹拌しつつ添加し、そして0.1〜200g/L、好ましくは0.5〜100g/Lの硫黄化合物を周囲温度で撹拌しつつ添加して溶解させることによって製造される。これらの物質の添加は、任意の順序で行うことができる。
好ましい態様では、該二次組成液に、窒素化合物、アルコール類及び/又は界面活性剤をさらに添加することができる。この場合には、該組成液に、該組成液1L当たり0.01〜100g/L、好ましくは0.05〜50g/Lの量の当該物質を周囲温度で撹拌しつつ添加し、混合する。
該二次組成液に使用できる物質については、先に説明した通りである。
以下に実施例を示して本発明を説明する。試験片として、寸法30×30×0.5mmのPd含有金合金板(Au75%−Pd15%−Ag5%−Cu5%)、Ni含有金合金板(Au75%−Ni16.5%−Zn5%−Cu3.5%)、純白金板、白金合金版(Pt90%−Pd10%)を用意し、該試験片を陽極にし、対極にカーボン板を用いて電解処理を行った。電解処理された試験片の光沢性の評価は目視により行った。
実施例1
塩化カリウム80g/L、酒石酸カリソーダ10g/L、pH7の一次組成液に試験片のPd含有金合金板を浸漬し、500A/dm2、70℃、30秒の処理条件で撹拌を伴いながら電解する。
実施例2
実施例1と同一の一次組成液及び処理条件でNi含有金合金板を電解する。
実施例3
実施例1と同一の一次組成液及び処理条件で純白金板を電解する。
実施例4
実施例1と同一の一次組成液及び処理条件で白金合金板を電解する。
実施例5
実施例1の一次組成液に更にフッ化アンモニウム20g/Lを加えた以外は実施例1と同じに電解する。
実施例6
実施例5の一次組成液に更に硼フッ化アンモニウム20g/Lを加えた以外は実施例5と同じに電解する。
実施例7
実施例6の一次組成液に更に珪フッ化アンモニウム20g/Lを加えた以外は実施例6と同じに電解する。
実施例8
実施例7の一次組成液に更に硝酸カリウム5g/Lを加えた以外は実施例7と同じに電解する。
実施例9
実施例8の一次組成液に更に硫酸カリウム5g/Lを加えた以外は実施例8と同じに電解する。
実施例10
実施例9の一次組成液に更に燐酸1水素2カリウム5g/Lを加えた以外は実施例9と同じに電解する。
実施例11
実施例10の一次組成液に更に硼酸カリウム5g/Lを加えた以外は実施例10と同じに電解する。
実施例12
実施例11の一次組成液に更に塩素酸カリウム5g/Lを加えた以外は実施例11と同じに電解する。
実施例13
実施例12の一次組成液に更にトリエチレンテトラミン0.01g/Lを加えた以外は実施例12と同じに電解する。
実施例14
実施例13の一次組成液に更にタモールNNO(商品名、BASFジャパン(株)製)4.99g/Lを加えた以外は実施例13と同じに電解する。
実施例15
実施例14の一次組成液に更にエチレングリコール45g/Lを加えた以外は実施例14と同じに電解する。
実施例16
Ni含有合金板を実施例15と同じに電解する。
実施例17
純白金板を実施例15と同じに電解する。
実施例18
白金合金板を実施例15と同じに電解する
実施例19
塩酸10.3g/L、グリコール酸50.7g/L及びD−ソルビット1g/Lを含むpH1.5の一次組成液に、試験片のPd含有金合金板を浸漬し、2000A/dm2、90℃、10分の処理条件で撹拌を伴いながら電解する。
実施例20
硼フッ化水素酸202g/L、メタンスルホン酸0.1g/L及びトリエタノールアミン10g/Lを含むpH1以下の組成液に、Ni含有金合金板を浸漬し、300A/dm2、60℃、1秒の条件で撹拌を伴いながら電解する。
実施例21
フッ酸100g/L、グルコン酸5g/L及び2−ブチン−1,4−ジオール3g/Lを含むpH1以下の組成液に白金合金板を浸漬し、1000A/dm2、10℃、5分の条件で撹拌を伴いながら電解する。
実施例22
珪フッ化水素酸150g/L、亜燐酸15g/L及びデモールN(商品名、花王(株)製)0.1g/Lを含むpH1以下の組成液に白金合金板を浸漬し、50A/dm2、90℃、10分の条件で撹拌を伴いながら電解する。
実施例23
Pd含有金合金板を実施例1の方法で電解処理後、メタンスルホン酸50g/L及びチオ尿素30g/Lを含む二次組成液に超音波を伴いながら50℃で5分間浸漬させる。
実施例24
Ni含有金合金板を実施例23と同様に処理する。
実施例25
純白金板を実施例23と同様に処理する。
実施例26
白金合金板を実施例23と同様に処理する。
実施例27
実施例23の二次組成液に更に塩酸15g/L加えた以外は実施例23と同様に処理する。
実施例28
実施例27の二次組成液に更に硫酸15g/L加えた以外は実施例27と同様に処理する。
実施例29
実施例28の二次組成液に更にリン酸15g/L加えた以外は実施例28と同様に処理する。
実施例30
実施例29の二次組成液に更に硼素酸15g/L加えた以外は実施例29と同様に処理する。
実施例31
実施例30の二次組成液に更に塩素酸15g/L加えた以外は実施例30と同様に処理する。
実施例32
実施例31の二次組成液に更にノニオンHS−210(商品名、日本油脂(株)製)0.01g/L加えた以外は実施例31と同様に処理する。
実施例33
実施例32の二次組成液に更に尿素1.99g/L加えた以外は実施例32と同様に処理する。
実施例34
実施例33の二次組成液に更にプロピレングリコール98g/L加えた以外は実施例33と同様に処理する。
実施例35
Ni含有金合金板を実施例34と同様に処理する。
実施例36
純白金板を実施例34と同様に処理する。
実施例37
白金合金板を実施例34と同様に処理する。
実施例38
Pd含有金合金板を実施例12で電解処理後、リン酸300g/L、チオサリチル酸0.1g/Lを含む二次組成液に超音波を伴いながら90℃で10分間浸漬させる。
実施例39
Ni含有金合金板を実施例38と同様に処理する。
実施例40
純白金板を実施例38と同様に処理する。
実施例41
白金合金板を実施例38と同様に処理する。
実施例42
Pd含有金合金を実施例15で電解処理後、スルファミン酸10g/L及びジチオジグリコール酸200g/Lを含む二次組成液に超音波を伴いながら10℃で10秒間浸漬させる。
実施例43
Ni含有金合金板を実施例42と同様に処理する。
実施例44
純白金板を実施例42と同様に処理する。
実施例45
白金合金板を実施例42と同様に処理する。
比較例1
塩化ナトリウム150g/L及びリン酸200mL/Lを含む組成液に、試験片のPd含有金合金板を浸漬し、500A/dm2、25℃、20秒の処理条件で電解する。
比較例2
Ni含有合金板を比較例1と同様に処理する。
比較例3
グリセリンに塩化第2鉄250g/Lを加えた組成液に試験片のPd含有金合金板を浸漬し、100A/dm2、25℃、60秒の処理条件で電解する。
比較例4
Ni含有合金板を比較例3と同様に処理する。
比較例5
チオ尿素2g/L、リン酸500mL/L及びグリセリン10mL/Lを含む組成液に純白金板を浸漬し、100A/dm2、50℃、60秒の条件で電解する。
比較例6
白金合金板を比較例5と同様に処理する。
比較例7
チオリンゴ酸5g/L、硫酸500mL/L及びグリセリン10mL/Lを含む組成液に純白金板を浸漬し、100A/dm2、50℃、60秒の条件で電解する。
比較例8
白金合金板を比較例7と同様に処理する。
比較例9
塩化金50g/L、シアン化カリウム200g/L及び炭酸カリウム100g/Lを含む組成液にPd含有合金を浸漬し、3A/dm2、25℃、3分の条件で電解する。
比較例10
Ni含有合金板を比較例9と同様に処理する。
比較例11
シアン化カリウム65g/Lを含む組成液に純白金板を浸漬し、100A/dm2、50℃、60秒の処理条件で電解する。
比較例12
白金合金板を比較例11と同様に処理する。
評価結果を表1に示す。
Figure 0005120584

Claims (15)

  1. 塩素イオン、フッ素イオン、硼フッ酸イオン及び珪フッ酸イオンよりなる群から選ばれる一種以上と、有機酸イオン、硝酸イオン、硫酸イオン、硼素の酸素酸イオン及び塩素の酸素酸イオンよりなる群から選ばれる一種以上とを含むが、ただし酢酸イオンは含まず、しかも8以下のpHを有する一次組成液に、パラジウム含有金合金、ニッケル含有金合金、白金又は白金合金からなる金属部材を浸漬し該金属部材を陽極として電解することを特徴とする、光沢化された金属部材の製造方法。
  2. 塩素イオン、フッ素イオン、硼フッ酸イオン及び珪フッ酸イオンよりなる群から選ばれる一種以上と、有機酸イオン、硝酸イオン、硫酸イオン、硼素の酸素酸イオン及び塩素の酸素酸イオンよりなる群から選ばれる一種以上とを含み、しかも8以下のpHを有する一次組成液に、パラジウム含有金合金、ニッケル含有金合金、白金又は白金合金からなる金属部材を浸漬し該金属部材を陽極として電解し、その後該金属部材と、スルホン酸、塩酸、硫酸、硝酸、燐の酸素酸、硼素の酸素酸及び塩素の酸素酸よりなる群から選ばれる一種以上と硫黄化合物とを含む二次組成液とを接触させることを特徴とする、高められた光沢性を有する金属部材の製造方法。
  3. 一次組成液がアミン化合物、アルコール類及び界面活性剤よりなる群から選ばれる一種以上をさらに含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載の製造方法。
  4. 二次組成液が窒素化合物、アルコール類及び界面活性剤よりなる群から選ばれる一種以上をさらに含むことを特徴とする、請求項2又は3に記載の製造方法。
  5. 塩素イオン、フッ素イオン、硼フッ酸イオン及び珪フッ酸イオンが、これらの酸及び/又はアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩若しくはアンモニウム塩から供給されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の金属部材の製造用一次組成液。
  6. 有機酸イオン、硝酸イオン、硫酸イオン、硼素の酸素酸イオン及び塩素の酸素酸イオンが、これらの酸及び/又はアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩若しくはアンモニウム塩から供給されることを特徴とする、請求項1〜3又は5のいずれかに記載の金属部材の製造用一次組成液。
  7. 10〜200g/Lの塩素イオン、フッ素イオン、硼フッ酸イオン及び珪フッ酸イオンよりなる群から選ばれる一種以上を含むことを特徴とする、請求項1〜3又は5〜6のいずれかに記載の金属部材の製造用一次組成液。
  8. 0.1〜50g/Lの有機酸イオン、硝酸イオン、硫酸イオン、硼素の酸素酸イオン及び塩素の酸素酸イオンよりなる群から選ばれる一種以上を含むことを特徴とする、請求項1〜3又は5〜7のいずれかに記載の金属部材の製造用一次組成液。
  9. 0.01〜50g/Lのアミン化合物、アルコール類及び界面活性剤よりなる群の一種以上を含むことを特徴とする、請求項1〜3又は5〜8のいずれかに記載の金属部材の製造用一次組成液。
  10. 10〜300g/Lのスルホン酸、塩酸、硫酸、硝酸、燐の酸素酸、硼素の酸素酸及び塩素の酸素酸からなる群の一種以上を二次組成液に含むことを特徴とする、請求項2又は4に記載の金属部材の製造方法。
  11. 0.1〜200g/Lの硫黄化合物を二次組成液に含むことを特徴とする、請求項2、4又は10に記載の金属部材の製造方法。
  12. 0.01〜100g/Lの窒素化合物、アルコール類及び界面活性剤からなる群の一種以上を二次組成液に含むことを特徴とする、請求項2、4又は10〜11のいずれかに記載の金属部材の製造方法。
  13. 金属部材を陽極とし、処理温度が10〜90℃、電流密度が50〜2000A/dm2、処理時間が1秒〜10分の条件で電解することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の金属部材の製造方法。
  14. 処理温度が10〜90℃、処理時間が10秒〜10分の条件で二次組成液と金属部材とを接触処理することを特徴とする、請求項2又は4に記載の金属部材の製造方法。
  15. 浸漬処理、スプレー処理又は超音波浸漬処理のいずれかで二次組成液と金属部材とを接触処理することを特徴とする、請求項2又は4に記載の金属部材の製造方法。
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