JP5119571B2 - 燃料電池システムおよび反応ガス流量算出方法 - Google Patents

燃料電池システムおよび反応ガス流量算出方法 Download PDF

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Description

本発明は、燃料電池システムに関し、特に、燃料電池システムにおいて反応ガスの流量を算出する技術に関する。
燃料電池に燃料としての反応ガス(例えば水素ガス)を供給する燃料供給システムの1つとして、燃料電池に反応ガスを供給する反応ガス供給路と、燃料電池から排出された排出反応ガス(いわゆるオフガス)を反応ガス供給路に環流するオフガス環流路と、反応ガス供給路とオフガス環流路との合流部分に設けられたエジェクタと、を有するシステムが用いられる。このような燃料供給システムにおいて、例えば反応ガスの漏洩の有無を判定することを目的として、反応ガスの流量算出が行われる。反応ガスの流量算出を、反応ガス供給路のエジェクタより上流側の圧力およびエジェクタより下流側の圧力と、エジェクタ内部のノズル開口面積と、を用いて行う技術が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2004−192845号公報 特開2004−179000号公報 特開2003−148252号公報 特開平9−213353号公報 特開平10−284098号公報
エジェクタ内部のノズルを通過した反応ガスの圧力はエジェクタのディフューザ部において上昇するため、ノズル通過直後の反応ガスの圧力とエジェクタより下流側における反応ガスの圧力との間には、差異が発生する。そのため、上記従来技術では、反応ガスの流量を精度良く算出できないおそれがあった。
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、燃料電池システムにおいて、反応ガスの流量算出精度を向上させることを可能とする技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の燃料電池システムは、
燃料電池と、
前記燃料電池に反応ガスを供給する反応ガス供給路と、
前記燃料電池から排出された反応ガスである排出反応ガスを前記反応ガス供給路へと環流するための排出反応ガス環流路と、
前記反応ガス供給路と前記排出反応ガス環流路との合流部に設けられたエジェクタであって、内部にノズル部を有し、前記ノズル部の開口を経て前記エジェクタ内部を反応ガスが流通することにより前記エジェクタ内部に発生する負圧を利用して前記排出反応ガス環流路内の排出反応ガスを前記エジェクタ内部の前記ノズル部の下流側へと導くエジェクタと、
前記反応ガス供給路の前記エジェクタより上流側の部分における反応ガスの圧力を検出する上流反応ガス圧力検出部と、
前記排出反応ガス環流路における排出反応ガスの圧力を検出する排出反応ガス圧力検出部と、
前記上流反応ガス圧力検出部により検出された反応ガスの圧力と、前記排出反応ガス圧力検出部により検出された排出反応ガスの圧力と、前記エジェクタの前記ノズル部の開度と、を用いて、前記エジェクタの前記ノズル部の上流側から下流側に流通する反応ガスの流量を算出する反応ガス流量算出部と、を備える。
この燃料電システムでは、反応ガス流量の算出において、排出反応ガス環流路における排出反応ガスの圧力の値を用いて、ノズル部の下流側における反応ガスの圧力を推定することができ、反応ガス流量の算出精度を向上させることができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、燃料電池システム、燃料電池システムの反応ガス流量算出方法、燃料電池システム用燃料供給システム、燃料電池車両等の態様で実現することができる。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
B.第2実施例:
C.変形例:
A.第1実施例:
図1は、本発明の第1実施例としての燃料電池システムの構成を概略的に示す説明図である。燃料電池システム200は、水素と酸素との電気化学反応を利用して発電を行うシステムであり、燃料電池スタック210と、空気供給システム220と、燃料供給システム230と、を備えている。なお、本実施例では、燃料電池車両用の燃料電池システム200を例に用いているが、本発明は定置用の燃料電池システムといった他の燃料電池システムにも適用可能である。
燃料電池スタック210は、図示しないセルを複数重ね合わせた積層体として構成されている。セルは、セパレータと、水素極(以下「アノード」と呼ぶ)と、電解質膜と、酸素極(以下「カソード」と呼ぶ)と、セパレータとをこの順に重ね合わせることによって形成される。セルは、例えばセパレータに設けられた溝を介して供給される水素と空気に含まれる酸素との電気化学反応により発電を行う。なお、本実施例では、固体高分子型の燃料電池が用いられている。
空気供給システム220は、燃料電池スタック210に空気を供給するためのシステムであり、フィルタ221と、コンプレッサ222と、これらの機器を接続する空気供給路223と、を含んでいる。外部からフィルタ221を通して取り込まれた空気は、コンプレッサ222により圧縮され、燃料電池スタック210を構成している複数のセルのそれぞれのカソードに供給される。なお、燃料電池スタック210内を経た空気は、外部へと排出される。
燃料供給システム230は、燃料電池スタック210に燃料(反応ガス)としての水素ガスを供給するためのシステムであり、水素タンク231と、減圧弁232と、これらの機器を接続する燃料供給路233と、を含んでいる。水素タンク231内に貯留された水素ガスは、減圧弁232により所定の圧力P1に減圧された後、後述するエジェクタ235を経て燃料電池スタック210を構成している複数のセルのそれぞれのアノードに供給される。なお、水素タンク231から供給される水素ガスを、後述のオフガスと区別するために、「主水素ガス」とも呼ぶ。減圧弁232とエジェクタ235との間の燃料供給路233上には、主水素ガスの温度Tを検出する温度センサ241が設けられている。なお、以下の説明では、主水素ガスの圧力P1を「エジェクタ上流側圧力P1」と呼び、主水素ガスの温度Tを「エジェクタ上流側温度T」と呼ぶものとする。
燃料供給システム230は、また、燃料電池スタック210内を経た後に燃料電池スタック210から排出された水素ガス(以下「オフガス」または「排出水素ガス」と呼ぶ)を再び燃料電池スタック210へと供給するために、オフガス環流路234と、エジェクタ235と、を含んでいる。エジェクタ235は、燃料供給路233とオフガス環流路234との合流部分に設けられている。オフガス環流路234上には、オフガスの圧力P2(以下「オフガス圧力P2」と呼ぶ)を検出する圧力センサ242が設けられている。
図2は、エジェクタ235の構造を概略的に示す説明図である。水素タンク231(図1)から供給された主水素ガスは、主水素ガス流入口310からエジェクタ235内に流入し、ノズル320のノズル開口部322を通過し、ディフューザ部330内の流路332を経て、燃料電池スタック210(図1)に向けて排出される。ノズル開口部322の流路面積A(以下「ノズル開口面積A」と呼ぶ)は、ニードル340を軸方向に前後させることによって可変となっている。すなわち、ニードル340の位置が定まれば、ノズル開口面積Aの値も定まることとなる。ノズル開口面積Aが変化することによって、主水素ガスの流量も変化する。なお、ニードル340は、アクチュエータ342によって駆動される。
上述した主水素ガスの流れによって、ディフューザ部330内部の流路332内には負圧が発生する。燃料電池スタック210から排出されたオフガスは、流路332内の負圧によってオフガス流入口350から流路332内に吸引され、主水素ガスと合流して、燃料電池スタック210に向けて排出される。ディフューザ部330内部の流路332の流路面積は下流側ほど大きくなっているため、主水素ガスおよびオフガスは、流路332内を下流側に進むにつれ、速度が減少し、圧力が上昇する。なお、オフガス流入口350は、ディフューザ部330内部の流路332内のノズル開口部322付近と連通するような位置に設けられている。
燃料電池スタック210により発電された電力は、インバータ250(図1)に出力され、走行モータ260の駆動に使用される。燃料電池スタック210の出力側には、燃料電池スタック210における出力電流Iを検出する出力電流センサ243が設けられている。また、燃料電池車両の走行に必要な電力よりも発電量が大きくて電力が余る場合には、余った電力をDC/DCコンバータ270を介して蓄電池280に蓄電し、急加速時などの電力不足時に使用する。
また、燃料電池システム200は、制御部290(図1)を備えている。制御部290は、図示しないCPUやメモリ等を備えたコンピュータである。制御部290には、上述したエジェクタ上流側圧力P1と、エジェクタ上流側温度Tと、オフガス圧力P2と、ノズル開度としてのノズル開口面積Aと、出力電流Iとが入力される。制御部290は、これら入力された値を用いて、以下に説明する水素漏洩判定処理を行う。
図3は、第1実施例における水素漏洩判定処理の流れを示すフローチャートである。ステップS100では、制御部290(図1)が、エジェクタ上流側圧力P1(Pa)と、エジェクタ上流側温度T(K)と、オフガス圧力P2(Pa)と、ノズル開口面積A(m)とを入力する。ステップS110では、制御部290が、ステップS100で入力したP1、T、P2、Aを用いて、主水素ガスの流量S(mol/sec)を算出する。主水素ガス流量Sは、下記の式(1)または式(2)により算出される。
Figure 0005119571
Figure 0005119571
上記式(1)および式(2)において、R(J/mol・K)は気体定数、γは比熱比、Mは水素の分子量、Cvは流量係数である。
ここで、本実施例では、主水素ガス流量Sの算出にあたって、ノズル320(図2)の出口における主水素ガスの圧力を、オフガス圧力P2と同じとみなしている。すなわち、ノズル320出口における主水素ガスの圧力の値として、オフガス圧力P2の値を用いている。これは、オフガスがオフガス流入口350(図2)を通ってディフューザ部330内部の流路332内のノズル320出口付近に至る際のオフガスの圧力損失が、主水素ガスが主水素ガス流入口310から流入してノズル開口部322を通過する際の主水素ガスの圧力損失と比較して、無視できる程度に小さいためである。従って、ノズル320出口における主水素ガスの圧力としてオフガス圧力P2の値を用いて、主水素ガス流量Sの算出を行えば、算出精度を向上させることができる。
なお、例えば、ノズル320出口における主水素ガスの圧力として、エジェクタ235の下流側の燃料供給路233(図1)内の圧力の値を用いることも考えられる。しかし、主水素ガスおよびオフガスは、ディフューザ部330を通過する際に圧力が上昇するため、エジェクタ235の下流側の燃料供給路233内の圧力の値は、ノズル320出口における主水素ガスの圧力の値に比べ、無視できない程度に大きいと考えられる。従って、ノズル320出口における主水素ガスの圧力としてエジェクタ235の下流側の燃料供給路233内の圧力の値を用いて、主水素ガス流量Sの算出を行うと、算出精度を向上させることは困難となる。
ステップS120(図3)では、制御部290(図1)が、出力電流Iを入力する。ステップS130では、制御部290が、入力した出力電流Iを用いて、主水素ガスの消費量C(mol/sec)を算出する。制御部290は、燃料電池スタック210における出力電流Iと主水素ガス消費量Cとの対応関係を、予め実測や計算によって得られた値として有しており、制御部290は、その対応関係を参照して、主水素ガス消費量Cを算出する。
ステップS140では、制御部290が、差分Δを算出する。差分Δは、主水素ガス流量Sと主水素ガス消費量Cとの差である。
ステップS150では、制御部290が、差分Δの絶対値が所定の閾値Ta以下か否かを判定する。閾値Taは、誤差や経年等の影響を考慮して予め設定されている。すなわち、主水素ガス流量Sと主水素ガス消費量Cとの差があったとしても、その差が所定の閾値Ta以下であれば、誤差や経年等の影響による差であると判定し、水素ガスの漏洩とは判定しないこととしている。従って、制御部290は、差分Δの絶対値が所定の閾値Ta以下であると判定したときは、水素ガスの漏洩は無いと判定する(ステップS170)。一方、制御部290は、差分Δの絶対値が所定の閾値Taより大きいと判定したときは、水素ガスの漏洩が有ると判定する(ステップS160)。
以上説明したように、本実施例の燃料電池システム200では、ノズル320(図2)出口における主水素ガスの圧力としてオフガス圧力P2の値を用いて、主水素ガス流量Sの算出を行うため、主水素ガス流量Sの算出精度を向上させることができる。
B.第2実施例:
図4は、第2実施例としての燃料電池システムにおける水素漏洩判定処理の流れを示すフローチャートである。なお、第2実施例においても、燃料電池システム200の構成は、図1および図2に示した第1実施例と同じである。
ステップS200(図4)では、制御部290(図1)が、燃料電池スタック210における発電量Gを設定する。本実施例では、制御部290が、図示しないアクセルペダルの開度等を検出し、検出したアクセルペダル開度等に基づき発電量Gを設定する。
ステップS210では、制御部290が、ステップS200において設定した発電量Gに基づき、主水素ガス流量Sを設定する。制御部290は、発電量Gと発電量Gを得るのに必要な主水素ガス流量Sとの対応関係を、予め実測や計算によって得られた値として有しており、制御部290は、その対応関係を参照して、主水素ガス流量Sを設定する。
ステップS220では、制御部290が、エジェクタ上流側圧力P1(Pa)と、エジェクタ上流側温度T(K)と、オフガス圧力P2(Pa)とを入力する。ステップS230では、制御部290が、ステップS210で設定した主水素ガス流量Sと、ステップS220で入力したP1、T、P2とを用いて、ノズル開口面積A(mol/sec)の値を算出し、ノズル開口面積Aが算出された値となるように、ニードル340(図2)の位置を設定する。ノズル開口面積Aの算出は、上記の第1実施例における式(1)または式(2)を用いて行う。ただし、第1実施例では、主水素ガス流量Sの値を未知の値として式(1)または式(2)を用いていたが、第2実施例では、ノズル開口面積Aの値を未知の値として式(1)または式(2)を用いる。
ステップS240では、制御部290が、燃料電池システム200内の各部を制御して、発電を開始する。ステップS250では、制御部290が、圧力センサ242(図1)によって検出されるオフガス圧力P2の値が低下したか否かを判定する。制御部290は、ステップS250においてオフガス圧力P2の値が低下していない判定したときは、水素ガスの漏洩は無いと判定する(ステップS290)。一方、ステップS250においてオフガス圧力P2の値が低下したと判定したときは、燃料電池スタック210への水素ガス供給量が足りないことを意味し、水素ガスの漏洩が有る可能性があるため、ステップS260に進む。
ステップS260では、制御部290が、ノズル開口面積Aを調整する。具体的には、制御部290は、オフガス圧力P2の値が低下しなくなるまで、ノズル開口面積Aの値を上昇させる。
ステップS270では、制御部290が、ノズル開口面積Aの値が、所定の閾値Tb以下か否かを判定する。閾値Tbは、誤差や経年等の影響を考慮して予め設定される。制御部290は、ノズル開口面積Aの値が閾値Tb以下であると判定したときは、水素ガスの漏洩は無いと判定する(ステップS290)。一方、制御部290は、ノズル開口面積Aの値が閾値Tbより大きいと判定したときは、水素ガスの漏洩が有ると判定する(ステップS280)。図5は、ノズル開口面積Aと閾値Tbとの関係を示す説明図である。閾値Tbは、発電量Gに応じて定められる。例えば、発電量Gの値がGiのとき、水素ガスの漏洩がまったく無いときには、ノズル開口面積Aは初期設定曲線(実線で表す)上の値Amiとなる。しかし、誤差や経年等の影響を考慮して、発電量Gの値がGiのときの閾値Tbは、初期設定曲線よりもノズル開口面積Aが大きい側に位置する閾値曲線(破線で表す)上の値Aniとしている。すなわち、制御部290は、ノズル開口面積Aの値が初期設定曲線と閾値曲線とに挟まれた範囲(ハッチングを付した範囲)に入るときには水素ガスの漏洩は無いと判定するものとし、ノズル開口面積Aの値が閾値曲線を越えた範囲に入ったときに水素ガスの漏洩が有ると判定する。
C.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
C1.変形例1:
上記各実施例において、燃料電池システム200の構成は、あくまで一例であり、燃料電池システム200の構成を他の構成とすることも可能である。例えば、燃料電池システム200の燃料供給システム230において、減圧弁232とエジェクタ235との間の燃料供給路233上に圧力センサが設けられているとしてもよい。このようにすれば、エジェクタ上流側圧力P1をより正確に検出することができ、水素ガス漏洩判定の精度をより向上させることができる。また、上記各実施例では、水素タンク231を有する燃料供給システム230を用いているが、例えば改質器を用いた燃料供給システムといった他の燃料供給システムを用いることも可能である。
C2.変形例2:
上記各実施例では、ノズル320出口における主水素ガスの圧力としてオフガス圧力P2の値を用いて、主水素ガス流量Sの算出を行っているが、ノズル320出口における主水素ガスの圧力としてオフガス圧力P2に所定の補正を加えた後の値を用いて、主水素ガス流量Sの算出を行うとしてもよい。
本発明の第1実施例としての燃料電池システムの構成を概略的に示す説明図。 エジェクタの構造を概略的に示す説明図。 第1実施例における水素漏洩判定処理の流れを示すフローチャート。 第2実施例としての燃料電池システムにおける水素漏洩判定処理の流れを示すフローチャート。 ノズル開口面積Aと閾値Tbとの関係を示す説明図。
符号の説明
200...燃料電池システム
210...燃料電池スタック
220...空気供給システム
221...フィルタ
222...コンプレッサ
223...空気供給路
230...燃料供給システム
231...水素タンク
232...減圧弁
233...燃料供給路
234...オフガス環流路
235...エジェクタ
241...温度センサ
242...圧力センサ
243...出力電流センサ
250...インバータ
260...走行モータ
270...DC/DCコンバータ
280...蓄電池
290...制御部
310...主水素ガス流入口
320...ノズル
322...ノズル開口部
330...ディフューザ部
332...流路
340...ニードル
342...アクチュエータ
350...オフガス流入口

Claims (2)

  1. 燃料電池と、
    前記燃料電池に反応ガスを供給する反応ガス供給路と、
    前記燃料電池から排出された反応ガスである排出反応ガスを前記反応ガス供給路へと環流するための排出反応ガス環流路と、
    前記反応ガス供給路と前記排出反応ガス環流路との合流部に設けられたエジェクタであって、内部にノズル部を有し、前記ノズル部の開口を経て前記エジェクタ内部を反応ガスが流通することにより前記エジェクタ内部に発生する負圧を利用して前記排出反応ガス環流路内の排出反応ガスを前記エジェクタ内部の前記ノズル部の下流側へと導くエジェクタと、
    前記反応ガス供給路の前記エジェクタより上流側の部分における反応ガスの圧力を検出する上流反応ガス圧力検出部と、
    前記排出反応ガス環流路における排出反応ガスの圧力を検出する排出反応ガス圧力検出部と、
    前記上流反応ガス圧力検出部により検出された反応ガスの圧力と、前記排出反応ガス圧力検出部により検出された排出反応ガスの圧力と、前記エジェクタの前記ノズル部の開度と、を用いて、前記エジェクタの前記ノズル部の上流側から下流側に流通する反応ガスの流量を算出する反応ガス流量算出部と、を備える、燃料電池システム。
  2. 燃料電池と、
    前記燃料電池に反応ガスを供給する反応ガス供給路と、
    前記燃料電池から排出された反応ガスである排出反応ガスを前記反応ガス供給路へと環流するための排出反応ガス環流路と、
    前記反応ガス供給路と前記排出反応ガス環流路との合流部に設けられたエジェクタであって、内部にノズル部を有し、前記ノズル部の開口を経て前記エジェクタ内部を反応ガスが流通することにより前記エジェクタ内部に発生する負圧を利用して前記排出反応ガス環流路内の排出反応ガスを前記エジェクタ内部の前記ノズル部の下流側へと導くエジェクタと、を備える燃料電池システムにおいて、反応ガスの流量を算出する反応ガス流量算出方法であって、
    (a)前記反応ガス供給路の前記エジェクタより上流側の部分における反応ガスの圧力を検出する工程と、
    (b)前記排出反応ガス環流路における排出反応ガスの圧力を検出する工程と、
    (c)前記工程(a)により検出された反応ガスの圧力と、前記工程(b)により検出された排出反応ガスの圧力と、前記エジェクタの前記ノズル部の開度と、を用いて、前記エジェクタの前記ノズル部の上流側から下流側に流通する反応ガスの流量を算出する反応ガス流量算出工程と、を備える、反応ガス流量算出方法。
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