JP5773084B2 - 燃料電池システム - Google Patents
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Description
本発明は燃料電池システムに関する。
JP2005−243476Aには、従来の燃料電池システムとして、アノードガス排出通路に排出された未使用のアノードガスを、アノードガス供給通路に戻さないアノードガス非循環型の燃料電池システムが開示されている。この従来の燃料電池システムは、アノードガスの圧力を昇降圧させる脈動運転を実施している。
脈動運転を実施する場合、燃料電池スタック内のアノード側とカソード側の差圧を適切に管理しないと、各燃料電池の膜電極接合体(Membrane Electrode Assembly;以下「MEA」という)に想定外の応力が加わり、燃料電池を劣化させる原因となる。
そのため、脈動運転時のアノード側の下限圧力が、カソード側の圧力よりも所定圧だけ高くなるように制御し、併せてアノード側とカソード側の差圧が所定の管理値未満になったか否かを判定してMEAの保護を図っている。
ところが、この差圧判定において、アノード側の圧力としてアノードガス供給通路に設けられた圧力センサの検出値を用いると、アノードガス供給通路の取り回し等による圧力損失の影響で、例えばアノード圧力の昇圧時に、圧力センサの検出値と、実際の燃料電池スタック内のアノード側の圧力と、の間にズレが生じ、実際には燃料電池スタック内のアノード側とカソード側の差圧が管理値未満になっているにもかかわらず、差圧判定では差圧が管理値以上になっていると判定するおそれがある。
本発明はこのような問題点に着目してなされたものであり、圧力損失を考慮した精度の高い差圧判定を実施することを目的とする。
本発明のある態様によれば、アノードガス及びカソードガスを燃料電池に供給して発電する燃料電池システムが提供される。そして、その燃料電池システムが、燃料電池に供給するアノードガスが流れるアノードガス供給通路と、アノードガス供給通路に設けられて、アノードガス供給通路内のアノード圧力を検出するアノード圧力検出手段と、燃料電池内のカソード側のカソード圧力を検出するカソード圧力検出手段と、燃料電池システムの運転状態に基づいて燃料電池に供給するカソードガスの圧力を制御するカソード圧力制御手段と、燃料電池システムの運転状態に基づいてアノード圧力を所定の脈動幅で昇降圧させると共に、脈動幅の下限とカソード圧力との差圧が所定値以上となるようにアノード圧力を制御するアノード圧力制御手段と、燃料電池内のアノード圧力とカソード圧力との差圧が所定の管理値未満か否かを判定する差圧判定手段と、燃料電池内のアノード圧力をアノード圧力検出手段によって検出されるアノードガス供給通路内のアノード圧力の変化率に基づいて推定する推定部と、を備える。
以下、図面等を参照して本発明の実施形態について説明する。
燃料電池は電解質膜をアノード電極(燃料極)とカソード電極(酸化剤極)とで挟み、アノード電極に水素を含有するアノードガス(燃料ガス)、カソード電極に酸素を含有するカソードガス(酸化剤ガス)を供給することによって発電する。アノード電極及びカソード電極の両電極において進行する電極反応は以下の通りである。
アノード電極 : 2H2 →4H+ +4e- …(1)
カソード電極 : 4H+ +4e- +O2 →2H2O …(2)
カソード電極 : 4H+ +4e- +O2 →2H2O …(2)
この(1)及び(2)の電極反応によって燃料電池は1ボルト程度の起電力を生じる。
図1及び図2は、本発明の一実施形態による燃料電池10の構成について説明する図である。図1は、燃料電池10の概略斜視図である。図2は、図1の燃料電池10のII−II断面図である。
燃料電池10は、MEA11の表裏両面に、アノードセパレータ12とカソードセパレータ13とが配置されて構成される。
MEA11は、電解質膜111と、アノード電極112と、カソード電極113と、を備える。MEA11は、電解質膜111の一方の面にアノード電極112を有し、他方の面にカソード電極113を有する。
電解質膜111は、フッ素系樹脂により形成されたプロトン伝導性のイオン交換膜である。電解質膜111は、湿潤状態で良好な電気伝導性を示す。
アノード電極112は、触媒層112aとガス拡散層112bとを備える。触媒層112aは、電解質膜111と接する。触媒層112aは、白金又は白金等が担持されたカーボンブラック粒子から形成される。ガス拡散層112bは、触媒層112aの外側(電解質膜111の反対側)に設けられ、アノードセパレータ12と接する。ガス拡散層112bは、充分なガス拡散性および導電性を有する部材によって形成され、例えば、炭素繊維からなる糸で織成したカーボンクロスで形成される。
カソード電極113もアノード電極112と同様に、触媒層113aとガス拡散層113bとを備える。
アノードセパレータ12は、ガス拡散層112bと接する。アノードセパレータ12は、ガス拡散層112bと接する側にアノード電極112にアノードガスを供給するための複数の溝状のアノードガス流路121を有する。
カソードセパレータ13は、ガス拡散層113bと接する。カソードセパレータ13は、ガス拡散層113bと接する側にカソード電極113にカソードガスを供給するための複数の溝状のカソードガス流路131を有する。
アノードガス流路121を流れるアノードガスと、カソードガス流路131を流れるカソードガスとは、互いに平行に逆方向に流れる。互いに平行に同一方向に流れるようにしても良い。
このような燃料電池10を自動車用動力源として使用する場合には、要求される電力が大きいため、数百枚の燃料電池10を積層した燃料電池スタックとして使用する。そして、燃料電池スタックにアノードガス及びカソードガスを供給する燃料電池システムを構成して、車両駆動用の電力を取り出す。
図3は、本発明の一実施形態によるアノードガス非循環型の燃料電池システム1の概略構成図である。
燃料電池システム1は、燃料電池スタック2と、アノードガス給排装置3と、カソードガス給排装置4と、コントローラ5と、を備える。なお、燃料電池スタック2を冷却する冷却装置については、本発明の主要部ではないので、理解を容易にするために図示を省略した。
燃料電池スタック2は、複数枚の燃料電池10を積層したものであり、アノードガス及びカソードガスの供給を受けて発電し、車両の駆動に必要な電力(例えばモータを駆動するために必要な電力)を発電する。
アノードガス給排装置3は、高圧タンク31と、アノードガス供給通路32と、アノード調圧弁33と、アノード圧力センサ34と、アノードガス排出通路35と、バッファタンク36と、パージ通路37と、パージ弁38と、を備える。アノードガス給排装置3は、燃料電池スタック1にアノードガスを供給するとともに、燃料電池スタック1から排出されるアノードオフガスを一旦バッファタンク36に蓄えた後、必要に応じてパージ通路37から排出する。
高圧タンク31は、燃料電池スタック2に供給するアノードガスを高圧状態に保って貯蔵する。
アノードガス供給通路32は、高圧タンク31から排出されたアノードガスを燃料電池スタック2に供給するための通路であって、一端部が高圧タンク31に接続され、他端部が燃料電池スタック2のアノードガス入口孔21に接続される。
アノード調圧弁33は、アノードガス供給通路32に設けられる。アノード調圧弁33は、高圧タンク31から排出されたアノードガスを所望の圧力に調節して燃料電池スタック2に供給する。アノード調圧弁33は、連続的又は段階的に開度を調節することができる電磁弁であり、その開度はコントローラ5によって制御される。
アノード圧力センサ34は、アノード調圧弁33よりも下流のアノードガス供給通路32に設けられる。アノード圧力センサ34は、アノード調圧弁33よりも下流のアノードガス供給通路32を流れるアノードガスの圧力を検出する。以下では、このアノード圧力センサ34の検出値を検出アノード圧力Pan_sen[kPa]という。
アノードガス排出通路35は、一端部が燃料電池スタック2のアノードガス出口孔22に接続され、他端部がバッファタンク36に接続される。アノードガス排出通路35には、電極反応に使用されなかった余剰のアノードガスと、カソード側からアノードガス流路121へと透過してきた窒素などの不純ガスと、の混合ガス(以下「アノードオフガス」という。)が排出される。
バッファタンク36は、アノードガス排出通路35を通って流れてきたアノードオフガスを一旦蓄える。
パージ通路37は、一端部がアノードガス排出通路35に接続され、他端部が開口端となっている。バッファタンク36に溜められたアノードオフガスは、アノードガス排出通路35を一旦逆流した後、パージ通路37を通って開口端から外気へ排出される。
パージ弁38は、パージ通路37に設けられる。パージ弁38は、コントローラ5によって開閉制御される電磁弁である。パージ弁38を開くことで、バッファタンク36に溜められたアノードオフガスがパージ通路37を通って開口端から外気へ排出される。
カソードガス給排装置4は、カソードガス供給通路41と、カソードガス排出通路42と、フィルタ43と、エアフローセンサ44と、カソードコンプレッサ45と、カソード圧力センサ46と、水分回収装置(Water Recovery Device;以下「WRD」という。)47と、カソード調圧弁48と、を備える。カソードガス給排装置4は、燃料電池スタック1にカソードガスを供給するとともに、燃料電池スタック1から排出されるカソードオフガスを外気に排出する。
カソードガス供給通路41は、燃料電池スタック1に供給するカソードガスが流れる通路である。カソードガス供給通路41は、一端がフィルタ43に接続され、他端が燃料電池スタック1のカソードガス入口孔23に接続される。
カソードガス排出通路42は、燃料電池スタック1から排出されるカソードオフガスが流れる通路である。カソードガス排出通路42は、一端が燃料電池スタック1のカソードガス出口孔24に接続され、他端が開口端となっている。カソードオフガスは、カソードガスと、電極反応によって生じた水蒸気と、の混合ガスである。
フィルタ43は、カソードガス供給通路41に取り込むカソードガス中の異物を取り除く。
エアフローセンサ44は、カソードコンプレッサ45よりも上流のカソードガス供給通路41に設けられる。エアフローセンサ44は、カソードコンプレッサ45に供給されて、最終的に燃料電池スタック1に供給されるカソードガスの流量を検出する。
カソードコンプレッサ45は、カソードガス供給通路41に設けられる。カソードコンプレッサ45は、フィルタ43を介してカソードガスとしての空気(外気)をカソードガス供給通路41に取り込み、燃料電池スタック1に供給する。
カソード圧力センサ46は、カソードコンプレッサ45とWRD47との間のカソードガス供給通路41に設けられる。カソード圧力センサ46は、WRD47のカソードガス入口部近傍のカソードガスの圧力を検出する。以下では、このカソード圧力センサ46の検出値を検出カソード圧力Pcath_sen[kPa]という。
WRD47は、カソードガス供給通路41及びカソードガス排出通路42のそれぞれに接続されて、カソードガス排出通路42を流れるカソードオフガス中の水分を回収し、その回収した水分でカソードガス供給通路41を流れるカソードガスを加湿する。
カソード調圧弁48は、WRD47よりも下流のカソードガス排出通路42に設けられる。カソード調圧弁48は、コントローラ5によって開閉制御されて、燃料電池スタック11に供給されるカソードガスの圧力を所望の圧力に調節する。
コントローラ5は、中央演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)及び入出力インタフェース(I/Oインタフェース)を備えたマイクロコンピュータで構成される。
コントローラ5には、前述したアノード圧力センサ34やエアフローセンサ44、カソード圧力センサ46の他にも、燃料電池スタック2の出力電流を検出する電流センサ51や燃料電池スタック2を冷却する冷却水の温度を検出する温度センサ52、アクセルペダルの踏み込み量(以下「アクセル操作量」という。)を検出するアクセルストロークセンサ53、大気圧を検出する大気圧センサ54などの、燃料電池システム1の運転状態を検出するための各種の信号が入力される。
コントローラ5は、これらの入力信号に基づいて、アノード圧力を周期的に昇降圧させる脈動運転を行う。
図4は、燃料電池システム1の運転状態が一定の定常運転時における脈動運転について説明する図である。
図4(A)に示すように、コントローラ5は、燃料電池システム1の運転状態に基づいて燃料電池スタック2の目標出力電電流(燃料電池スタック2の負荷)を算出し、目標出力電流に応じた脈動幅の間で、アノード圧力を周期的に昇降圧させる。
具体的には、時刻t1でアノード圧力が下限圧力に達したら、図4(B)に示すように、アノード圧力が上限圧力となるようにアノード調圧弁33の開度がフィードバック制御される。これにより、図4(A)に示すように、アノード圧力が下限圧力から上限圧力に向けて上昇する。この状態のときは、アノードガスが高圧タンク31から燃料電池スタック2へと供給され、アノードオフガスがバッファタンク36へと押し込まれることになる。
時刻t2で、アノード圧力が上限圧力に達したら、図4(B)に示すように、アノード圧力が下限圧力となるようにアノード調圧弁33の開度がフィードバック制御される。このフィードバック制御の結果、通常はアノード調圧弁33の開度は全閉となり、高圧タンク31から燃料電池スタック2へのアノードガスの供給が停止される。そうすると、前述した(1)の電極反応によって、燃料電池スタック内部のアノードガス流路121に残されたアノードガスが時間の経過とともに消費されるので、図4(A)に示すように、アノードガスの消費に応じてアノード圧力が低下する。
そして、アノードガス流路121に残されたアノードガスが消費されることで、一時的にバッファタンク36の圧力がアノードガス流路121の圧力よりも高くなるので、バッファタンク36から燃料電池スタック2側へとアノードオフガスが逆流してくる。このタイミングでパージ弁38を開くことで、バッファタンク36に蓄えられたアノードオフガスが外部に排出される。
ここで、このような脈動運転を実施する場合、例えばカソード圧力を、アノード圧力の上限圧力と下限圧力との間の圧力に設定してしまうと、燃料電池スタック2内においてアノードガス流路121内の圧力がカソードガス流路131内の圧力よりも高くなる状態と低くなる状態とが周期的に訪れることになる。そうすると、アノードガス流路121内の圧力とカソードガス流路131内の圧力との圧力差によってMEA11が周期的に波打つなどしてMEA11に想定外の応力が加わり、MEA11を劣化させる原因となる。
そのため本実施形態では、MEA11を保護するために、アノードガス流路121内の圧力が、常にカソードガス流路131内の圧力よりも高くなるように、カソード圧力及びアノード圧力を制御している。具体的には、アノード圧力の下限圧力が、カソード圧力よりも所定圧だけ高くなるように、カソード圧力に基づいてアノード圧力の下限圧力を設定している。
また、併せてアノード圧力とカソード圧力との差圧が所定の管理値未満になったか否かを判定する差圧判定を実施し、差圧が管理値未満になったまま所定時間が経過したときは、出力制限等を実施して確実にMEA11を保護できるようにしている。
ところが、この差圧判定を実施するにあたり、アノード圧力として検出アノード圧力Pan_sen[kPa]を用いると、アノード圧力センサ34から燃料電池スタック2までのアノードガス供給通路32の取り回し等による圧力損失の影響によって、以下のような問題点が生じることがわかった。
すなわち、アノード圧力センサ34から燃料電池スタック2までの間には、アノードガス供給通路32の取り回し等によって圧力損失が生じる。この圧力損失の影響によって、検出アノード圧力Pan_sen[kPa]と、燃料電池スタック2のアノードガス流路121内の圧力と、の間にはズレが生じる。つまり、アノードガス流路121内の圧力が、実際には検出アノード圧力Pan_sen[kPa]よりも低くなる。そして、この圧力損失は、アノードガス供給通路32を流れるアノードガスの流量が多くなるほど大きくなる。
そのため、特に本実施形態のような脈動運転を実施する場合は、アノード圧力を昇圧させるときにアノードガスの供給流量が瞬間的に増加するため、アノードの昇圧時において、検出アノード圧力Pan_sen[kPa]とアノードガス流路121内の圧力との間のズレが大きくなりやすい。
したがって、差圧判定を実施するにあたり、アノード圧力として検出アノード圧力Pan_sen[kPa]を用いると、実際にはアノードガス流路121内の圧力とカソードガス流路131内の圧力との差圧が管理値未満になっているにもかかわらず、差圧判定では差圧が管理値以上になっていると判定するおそれがある。
また、例えばアクセル操作量が増加して燃料電池スタック2の目標出力電流が増加する上げ過渡時には、カソード圧力及びアノード圧力が共に上昇する。このとき、圧力損失の影響によってアノードガス流路121内の圧力上昇の応答が遅くなり、上記と同様にアノードガス流路121内の圧力とカソードガス流路131内の圧力との差圧が管理値未満になっているにもかかわらず、差圧診断では差圧が管理値以上になっていると判定するおそれがある。
そこで本実施形態では、アノード圧力センサ34から燃料電池スタック2までの間の圧力損失を考慮して、アノードガス流路121内の圧力を推定し、この推定した圧力を差圧判定に用いることとした。以下では、図5及び図6を参照してカソード圧力及びアノード圧力の制御方法について説明した後、図7を参照してこの本実施形態による差圧判定について説明する。
図5は、本実施形態によるカソード圧力の制御方法について説明するブロック図である。
スタック要求カソード圧力算出部61には、燃料電池スタック2の目標出力電流と、大気圧と、が入力される。スタック要求カソード圧力算出部61は、図5に示すマップを参照し、燃料電池スタック21の目標出力電流と、大気圧と、に基づいてスタック要求カソード圧力を算出する。スタック要求カソード圧力は、燃料電池スタック2から目標出力電流を取り出したときに、燃料電池スタック2内の酸素分圧を確保するために必要なカソード圧力である。
目標カソード圧力設定部62には、スタック要求カソード圧力と、湿潤要求カソード圧力と、が入力される。目標カソード圧力設定部62は、スタック要求カソード圧力及び湿潤要求カソード圧力のうち、大きいほうを目標カソード圧力として設定する。なお、湿潤要求カソード圧力は、電解質膜111の湿潤度(含水率)を、燃料電池スタック2の負荷に応じた最適な湿潤度に制御するために必要なカソード圧力である。
フィードバック制御部63には、目標カソード圧力と、検出カソード圧力Pcath_senと、が入力される。フィードバック制御部63は、目標カソード圧力と検出カソード圧力Pcath_senとに基づいて、検出カソード圧力Pcath_senを目標カソード圧力に向けて変化させる際のカソードコンプレッサ及びカソード調圧弁に対する各指令値を算出する。
図6は、本実施形態によるアノード圧力の制御方法について説明するブロック図である。
下限圧力算出部71には、検出カソード圧力Pcath_sen、圧力測定誤差及び圧力制御誤差が入力される。下限圧力算出部71は、これらの入力値を足し合わせたものを、アノード圧力の下限圧力として算出する。なお、圧力測定誤差は、カソード圧力センサ46の測定誤差、例えば検出カソード圧力Pcath_senと比較して実際のカソード圧力が高くなっている場合等を考慮したものであり、予め定められた所定値である。また、圧力制御誤差は、検出カソード圧力Pcath_senを目標カソード圧力に向けて制御したときに生じる目標カソード圧力と検出カソード圧力Pcath_senとの誤差等を考慮したもので、これも予め定められた所定値である。
脈動幅算出部72には、燃料電池スタック2の目標出力電流と、燃料電池スタック2の内部インピーダンス(HFR;High Frequency Resistance)と、が入力される。燃料電池スタック2の内部インピーダンスは、例えば交流インピーダンス法等によって算出したものを用いる。脈動幅算出部72は、図6のマップを参照し、燃料電池スタック2の目標出力電流と、燃料電池スタック2の内部インピーダンスと、に基づいて、アノード圧力の脈動幅を算出する。
上限圧力算出部73には、アノード圧力の下限圧力と、脈動幅と、が入力される。上限圧力算出部73は、アノード圧力の下限圧力に脈動幅を足したものを、アノード圧力の上限圧力として算出する。
目標アノード圧力算出部74には、アノード圧力の上限圧力と下限圧力とが入力される。目標アノード圧力算出部74は、アノード圧力の上限圧力と下限圧力とに基づいて脈動波形を演算し、目標アノード圧力を算出する。
フィードバック制御部75には、目標アノード圧力と、検出アノード圧力Pan_senと、が入力される。フィードバック制御部75は、目標アノード圧力と検出アノード圧力Pan_senとに基づいて、検出アノード圧力Pan_senを目標アノード圧力に向けて変化させる際のアノード調圧弁33に対する指令値を算出する。
図7は、本実施形態による差圧判定について説明するフローチャートである。
ステップS1において、コントローラ5は、検出アノード圧力Pan_sen[kPa]の圧力変化率(ΔP/Δs)に基づいて、燃料電池スタック2に供給されたアノードガスの質量流量m[mol/s]を推定する。具体的には、以下の(3)式に基づいて、アノードガスの質量流量m[mol/s]を推定する。
T0[K]:標準状態温度(=273.15[K])
Tmin[K]:運転保証環境での最低温度(本実施形態では243.15[K])
Δs[s]:圧力変化率を計測する単位時間(本実施形態では0.02[s])
ΔP[kPa]:単位時間あたりのアノード圧力センサ34の検出値増加量
P0[kPa]:標準状態絶対圧力(=101.325[kPa])
V[m3]:アノード圧力センサ34よりも下流のアノード系全体(燃料電池スタック2内及びバッファタンク等)の容積
V0[m3/mol]:標準状態での1[mol]あたりの水素(アノードガス)の体積(=0.022414[m3/mol])
mp[mol/s]:昇圧分のアノードガス供給質量流量
mc[mol/s]:消費分のアノードガス供給質量流量
ここで、(3)式の第1項、すなわち、昇圧分のアノードガス供給質量流量mp[mol/s]は、燃料電池スタック2内でアノードガスの消費がないと仮定したときに、アノード圧力の圧力変化率分(ΔP/Δs)だけアノード圧力を上昇させるために、燃料電池スタック2の供給する必要のある1秒あたりのアノードガスの質量流量である。
一方、燃料電池システム1の運転中は、実際には燃料電池スタック2内でアノードガスの消費があるので、第1項で計算される質量流量分を燃料電池スタック2に供給しても、圧力変化率分だけアノード圧力を上昇させることができない。
そこで、本実施形態では、燃料電池スタック2から最大電流を取り出したときに、燃料電池スタック2内で消費される1秒あたりのアノードガス量を、消費分のアノードガス供給質量流量mc[mol/s]として第1項に加算している。したがって、消費分のアノードガス供給質量流量mc[mol/s]は、以下の(4)式によって計算可能な所定値である。なお、燃料電池スタック2の目標出力電流に応じて、燃料電池スタック2内で消費される1秒あたりのアノードガス量を逐次算出し、それを消費分のアノードガス供給質量流量として第1項に加算しても良い。
ステップS2において、コントローラ5は、以下の(5)式に基づいて、推定したアノードガスの質量流量m[mol/s]を体積流量Q[m3/s]に変換する。
Tmax[K]:アノードガスの温度の最大値(本実施形態では358.15[K])
Pam_sen[kPa]:アノード圧力センサ34の検出値
Qp[m3/s]:昇圧分のアノードガス供給流量
Qc[m3/s]:消費分のアノードガス供給流量
ここで、昇圧分のアノードガス供給流量Qp[m3/s]は、(3)式の第1項、すなわち、昇圧分のアノードガス供給質量流量mp[mol/s]を体積流量に変換したものである。
一方で、消費分のアノードガス供給流量Qc[m3/s]は、(3)式の第2項、すなわち消費分のアノードガス供給質量流量mc[mol/s]を体積流量に変換したものである。
ステップS3において、コントローラ5は、予め実験等で定められた図8のテーブルを参照し、昇圧分のアノードガス供給流量Qp[m3/s]に基づいて、昇圧分のアノードガス供給流量Qp[m3/s]を流したときに、アノード圧力センサ34よりも下流のアノードガス供給通路32で生じる圧力損失ΔPp[kPa]を算出する。
ステップS4において、コントローラ5は、ステップS3と同様に図8のテーブルを参照し、消費分のアノードガス供給流量Qc[m3/s]に基づいて、消費分のアノードガス供給流量Qc[m3/s]を流したときに、アノード圧力センサ34よりも下流のアノードガス供給通路32で生じる圧力損失ΔPc[kPa]を算出する。
ステップS5において、コントローラ5は、以下の(6)式に基づいて、圧力損失を考慮した燃料電池スタック2内の推定アノード圧力Pai[kPa]を算出する。
(6)式に示すように、推定アノード圧力Pai[kPa]は、基本的に検出アノード圧力Pan_sen[kPa]から、昇圧分のアノードガス供給流量Qp[m3/s]を流したときの圧力損失ΔPp[kPa]及び消費分のアノードガス供給流量Qc[m3/s]を流したときの圧力損失ΔPc[kPa]を引いたものとなる。
しかしながら、アノード圧力の昇圧時において、検出アノード圧力Pan_sen[kPa]から昇圧分のアノードガス供給流量Qp[m3/s]を流したときの圧力損失ΔPp[kPa]を引いたものが、推定アノード圧力Pai[kPa]の前回値Paiz[kPa]よりも低下することはない。そのため、本実施形態では、検出アノード圧力Pan_sen[kPa]から昇圧分のアノードガス供給流量Qp[m3/s]を流したときの圧力損失ΔPp[kPa]を引いたものが、推定アノード圧力Paiの前回値Paizよりも小さいときは、推定アノード圧力Pai[kPa]の前回値Paiz[kPa]から消費分のアノードガス供給流量Qc[m3/s]を流したときの圧力損失ΔPc[kPa]を引いたものを、推定アノード圧力Pai[kPa]としている。
ステップS6において、コントローラ5は、推定アノード圧力Pai[kPa]と検出カソード圧力Pcath_sen[kPa]との差圧を算出する。
ステップS7において、コントローラ5は、差圧が所定の管理値未満か否かを判定する。コントローラ5は、差圧が管理値以上であれば今回の処理を終了し、差圧が管理値未満であればステップS8の処理を行う。
ステップS8において、コントローラ5は、差圧が管理値未満の状態が所定時間続いたか否かを判定する。コントローラ5は、差圧が管理値未満の状態が所定時間続いていなければ今回の処理を終了し、差圧が管理値未満の状態が所定時間続いていればステップS9の処理を行う。
ステップS9において、コントローラ5は、燃料電池スタック2の目標出力電流を所定の上限値に制限し、出力制限を行う。
以上説明した本実施形態による燃料電池システム1は、検出アノード圧力Pan_sen[kPa]の変化率に基づいて、アノード圧力センサ34よりも下流のアノードガス供給通路32で生じる圧力損失を考慮した燃料電池スタック2のアノードガス流路121内の推定アノード圧力Pai[kPa]を算出する。
これにより、アノードガス供給通路32内の圧力損失を考慮した精度の良い推定ができる。このため、脈動下限圧力とカソード圧力とを所定の差圧を維持するように制御しているにも関わらず、燃料電池スタック内のアノード圧力とカソード圧力との差圧が所定の管理値以下となる状況でも、アノードガス供給通路32内の圧力損失を考慮した精度の高い差圧判定を実施することができる。
また、本実施形態による燃料電池システム1は、検出アノード圧力Pan_sen[kPa]の変化率に基づいてアノードガス供給流量Q[m3/s]を算出し、このアノードガス供給流量Q[m3/s]に基づいて圧力損失を算出する。そして、燃料電池スタック内のアノード側とカソード側との差圧判定に用いるアノード圧力として、検出アノード圧力Pan_sen[kPa]ではなく、推定アノード圧力Pai[kPa]を用いる。
これにより、燃料電池スタック2のアノードガス流路121内の圧力を精度良く推定することができると共に、検出アノード圧力Pan_sen[kPa]と検出カソード圧力Pcath_senとの差圧に基づいて差圧判定を実施する場合と比較して、差圧判定の精度を向上させることができる。そのため、MEA11の劣化を抑制し、燃料電池システム1の耐久性を向上させることができる。
また、差圧判定の結果、差圧が管理値未満の状態が続いていると判定されたときは、燃料電池スタック2の出力制限を実施することにしたので、MEA11の保護を確実に図ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
例えば、上記の実施形態では、図8のテーブルを参照し、アノードガス供給流量に基づいて、アノードガス供給通路32で生じる圧力損失を算出していたが、図8のテーブルを近似式として算出しておき、この算出した近似式にアノードガス供給流量を代入することで圧力損失を算出しても良い。
また、上記の実施形態では、燃料電池スタック2の下流に意識的にバッファタンク36を設けているが、このような部品が必ずしも必要というわけではなく、通常の配管や、燃料電池スタック2の内部マニホールドをバッファタンクとみなしても良い。
また、アノードガス循環型の燃料電池システムであってもよい。
本願は、2012年9月21日に日本国特許庁に出願された特願2012−208457号に基づく優先権を主張し、この出願の全ての内容は参照により本明細書に組み込まれる。
Claims (4)
- アノードガス及びカソードガスを燃料電池に供給して発電する燃料電池システムであって、
前記燃料電池に供給するアノードガスが流れるアノードガス供給通路と、
前記アノードガス供給通路に設けられて、前記アノードガス供給通路内のアノード圧力を検出するアノード圧力検出部と、
前記燃料電池内のカソード側のカソード圧力を検出するカソード圧力検出部と、
前記燃料電池システムの運転状態に基づいて、前記燃料電池に供給するカソードガスの圧力を制御するカソード圧力制御部と、
前記燃料電池システムの運転状態に基づいて前記アノード圧力を所定の脈動幅で昇降圧させると共に、前記脈動幅の下限が前記カソード圧力よりも所定圧だけ高くなるように、前記アノード圧力を制御するアノード圧力制御部と、
前記燃料電池内のアノード圧力を、前記アノード圧力検出部によって検出される前記アノードガス供給通路内のアノード圧力の変化率に基づいて推定する推定部と、
を備える燃料電池システム。 - 前記アノード圧力の変化率に基づいて、前記燃料電池に供給されたアノードガスの流量を算出する供給流量算出部と、
前記アノードガスの流量に基づいて、前記アノードガス供給通路の圧力損失を算出する圧力損失算出部と、
をさらに備え、
前記推定部は、
前記アノード圧力と前記圧力損失とに基づいて、前記燃料電池内のアノード圧力を推定する、
請求項1に記載の燃料電池システム。 - 前記供給流量算出部は、
前記アノード圧力の変化率分に相当するアノードガスの流量と、前記燃料電池内で消費されるアノードガス量に相当するアノードガスの流量と、を加算したものを前記燃料電池に供給されたアノードガスの流量として算出する、
請求項2に記載の燃料電池システム。 - 推定された前記燃料電池内のアノード圧力と前記カソード圧力との差圧が所定の管理値未満の状態が所定時間続いたときに、前記燃料電池から取り出す電流を制限する出力制限部を備える、
請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載の燃料電池システム。
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