JP5119425B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、遊技盤面に設けられた表示装置の表示領域に遊技中に所定の演出表示を行う画面表示方法に関する。
パチンコ機やスロットマシンなどの遊技機では、遊技盤に備えられた表示装置を用いて、遊技中に種々の演出表示が行われる。この演出表示には、液晶パネルが用いられることが多い。液晶パネルは、マトリックス状に配置された画素によって画像を表示する。
画像を表示するための表示データは、次の手順で生成される。
まず、演出表示を制御するためのCPUは、表示コマンドを受け取り、その内容を解析し、予め用意されたスケジュールデータを参照して、表示すべき画面の内容を決定する。
そして、このスケジュールデータに基づいて描画コマンドをVDP(Video Display Processor)に出力する。VDPは、この描画コマンドをビットマップ展開して画素単位での表示データを生成し、液晶パネルに出力する。
表示データを生成する回路には、生成されたデータを一時的に保持しておくためのバッファが設けられるのが通常である。
近年、遊技機の興趣を高めるため、表示パネルを複数設けることが検討されている。複数の表示パネルを設けた例としては、液晶パネルを並列に配置する他、液晶パネル等の表示パネルを前後に一定の間隔を開けて2枚並行に配置した表示装置が挙げられる(特許文献1参照)。このような表示装置を用いると、前後の表示パネルの配置に起因して、演出表示の3次元的な視覚効果を高めることが可能となる。また、1枚の液晶表示器と2枚のEL表示器とを並列に配置した遊技機も提案されている(特許文献2参照)。
このように複数の表示パネルを用いる場合、各表示パネルに対応づけてVDPを設けることも可能であるが、VDPの数の増大は、遊技機の製造コスト増大という新たな課題を招くことになる。かかる観点から、特許文献2は、2枚のEL表示器の表示データを1つのVDPで生成し、コスト低減を図る技術を開示している。特許文献2によれば、VDPは、1つの大画面中に2つのEL表示器の表示内容がウィンドウ状に配置された画面について表示データを生成する。そして、入力データ切換回路が、この表示データのラインごとに、端から画素数を計数することで、ウィンドウ状に配置された各EL表示器の表示内容を特定し、その表示データを切り出す。この計数は、各ラインの表示データの走査開始端を示すイネーブル信号が出力された時点を基準として、ラインごとに行われる。
特開2006−498号公報 特開2005−245694号公報
特許文献2では、各表示パネルに対応する表示データの切り出しが容易ではなかった。
まず、上述の通り、大画面中に各表示パネルをウィンドウ状に配置された画面の表示データが生成されるため、各表示パネルに対応するデータを、ラインごとに特定する必要があった。特に、画面のサイズが異なる表示パネルを併用する場合には、各表示パネルに対応するデータを切り出すための条件を、表示パネルのサイズに応じてラインごとに切り換えるなど、煩雑な条件管理が必要であった。
また、この切り出しのためには、上述のイネーブル信号の出力が必要であった。
上述した課題は、3枚以上の表示パネルを設けた場合も同様である。また、液晶パネル以外の表示パネルを用いた場合も同様である。
本発明は、これらの課題を解決するためになされたものであり、単一のVDPで複数の表示パネル用の表示データを生成させる際の処理の簡素化を図ることにより、遊技機において、複数の表示パネルを多様な態様で併用可能とすることを目的とする。
本発明は、パチンコ機や回胴式遊技機などの遊技機を対象とする。遊技機には、遊技中に演出表示を行うための複数の表示パネルが設けられている。表示パネルとしては、液晶パネル、プラズマディスプレイ、有機ELなどを利用可能である。
表示パネルは、遊技盤面およびその周辺に設けることができる。例えば、パチンコ機であれば、発射された遊技球が流下する盤面およびその周辺に設けることができ、回胴式遊技機であれば回転リールおよびその周辺に設けることができる。
複数の表示パネルは並列に配置する他、種々の配置が可能である。例えば、遊技機の正面から見て前後に重ね合わせた配置としてもよい。つまり、表示パネルは、遊技盤面の奥から手前に所定間隔開けて配置し、それぞれの表示パネルの表示内容を重ね合わせた画像を遊技盤面の正面側から視認可能な位置関係としてもよい。手前または奥に位置する直近の表示パネル同士が、相互に法線方向に一定距離ずつ平行移動した位置関係となるような配置が相当する。表示パネルのサイズは必ずしも同一である必要はないが、重ね合わせた画像を視認できるようにするため、表示領域の少なくとも一部が重なり合う大きさおよび位置関係となっていることが好ましい。本明細書では、以下、このように前後に配置された表示パネルを「多層表示装置」と総称し、特に、表示パネルを2枚備えたものを「2層表示装置」と総称することがある。
表示パネルへの表示は、画面データ記憶部、描画制御部、表示データ生成部、表示データ記憶部、表示データ管理部によって制御される。遊技状態に応じた表示を実現するためには、例えば、遊技機の全体処理を制御する主基板からの表示コマンドによって、表示すべき内容を指示する方法を採ることができる。
画面データ記憶部は、各表示パネルに表示すべき画面の構成を規定する画面データを記憶する。画面データには、表示データ生成部に出力すべき描画コマンドが列挙されている。遊技状態に応じた表示を実現するためには、画面データと上述の表示コマンドとを対応づけて格納しておけばよい。
描画制御部は、遊技状態に応じて、各表示パネルに表示すべき画面を決定し、画面データに基づいた描画コマンドを出力する。遊技状態が表示コマンドで得られている場合には、表示コマンドに対応した画面データを選択し、これに基づいて描画コマンドを出力すればよい。
本発明では、例えば、画面に表示される所定のスプライトを表示装置の画素単位で表したスプライトデータを、予めキャラクターメモリに記憶しておいてもよい。この場合、描画コマンドには、このスプライトの配置、複数のスプライトの重ね合わせ方の指定が含まれる。スプライト以外の図形や線分の描画を指定するコマンドを含めても良い。
本明細書では、「キャラクター」および「スプライト」を次の意味で用いる。スプライトとは、遊技機の画面にまとまった単位として表示されるイメージを意味する。例えば、画面上に種々の人物を表示させる場合には、それぞれの人物を描くためのデータを「スプライト」と呼ぶ。複数の人物を表示させるためには、複数のスプライトを用いることになる。人物のみならず背景画像を構成する家、山、道路などをそれぞれスプライトとすることもできる。また、背景画像全体を一つのスプライトとしてもよい。遊技機は、これらの各スプライトの画面上の配置を決め、スプライト同士が重なる場合の上下関係を決めることで、種々の画像を表示させることが可能である。
遊技機では、データを扱う便宜上、各スプライトは縦横それぞれ64ピクセルなど一定の大きさの矩形領域を複数組み合わせて構成される。この矩形領域を描くためのデータを「キャラクター」と呼ぶ。小さなスプライトの場合は、一つのキャラクターで表現することができるし、人物など比較的大きいスプライトの場合には、例えば、横2×縦3などで配置した合計6個のキャラクターで表現することができる。背景画像のように更に大きいスプライトであれば、更に多数のキャラクターを用いて表現することができる。キャラクターの数および配置は、スプライトごとに任意に指定可能である。
表示データ生成部は、描画コマンドに応じて、演出表示用の表示データを生成し、表示データ記憶部は、生成された表示データを表示パネルごとに記憶する。表示データ管理部は、表示データの表示データ記憶部への格納を制御するとともに、表示データを所定のタイミングで表示装置の各表示パネルに出力する。表示データ生成部、表示データ記憶部、表示データ管理部は、別体の構成としてもよいし、一部または全部を単一のチップで構成してもよい。
表示データ記憶部は、表示データの格納と、表示パネルへの出力とを円滑に並行して行うことができるよう、ダブルバッファとしておくことが好ましい。つまり、表示パネルごとに、表示データの記憶領域を複数箇所、設けておき、一方に表示データを書き込むとともに、他方から表示データを読み出すことが可能な構成としておくことが好ましい。
上述の制御機構は、例えば、演出表示に対応した描画コマンドを出力するサブ制御基板と、サブ制御基板からの表示コマンドを受けて表示装置を駆動する表示制御基板に分けて構成してもよいし、これらの機能を統合的に実現する単一の基板として構成してもよい。
本発明の表示データ生成部は、複数の表示パネルの表示データを生成し、単一の仮想的な表示パネル用の出力形式で出力する。この出力形式では、単一の仮想的な表示パネル用に用意されたメモリ空間において、表示パネルごとの表示データが連続するように出力される。
例えば、QVGAサイズ(320ピクセル×240ピクセル)の表示パネル1、表示パネル2の表示データを生成する場合、表示データ生成部は、表示パネル1の表示データを順次、出力した後、表示パネル2の表示データを順次出力する。仮想的な表示パネルがXGA(1024ピクセル×768ピクセル)とすると、この1ライン目には、表示パネル1の4ライン目の途中までのデータが順次、出力されることになる。「連続するように出力」とは、このように描画時のラインを考慮することなく、表示データを各画素に順次、配置することを意味している。この表示データを用いて仮想的な表示パネルに出力したとしても、当然ながら画像は崩れて表示されることになる。
表示データ管理部は、上述した出力の特徴を活かし、表示データ生成部から出力される1フレーム分の表示データの先頭からの画素数を計数することで、各表示パネルの表示データを識別して表示データ記憶部に格納する。表示データ生成部からは、この表示データに対応した同期信号が出力されないため、表示データ管理部は、同期信号生成部によって表示パネルに応じた同期信号を生成し、この同期信号とともに表示データを各表示パネルに出力する。
本発明の遊技機によれば、複数の表示パネルの表示データを、単一の表示データ生成部でまとめて生成することができる。また、表示データ生成部は、各表示パネルの表示データを連続して出力するため、各表示パネルに対応する表示データを比較的容易に切り出すことが可能となる。また、表示データ管理部に、同期信号生成部を設けたことによって、表示データ生成部から出力される同期信号に依存せずに各表示パネルの表示を行うことが可能となる。これらの作用に基づき、本発明によれば、複数の表示パネルを併用する際の処理が簡略化されるため、表示パネル併用の態様を多彩にすることができる。
本発明において、各表示パネルの表示データは、連続して出力するようにしてもよい。つまり、第1の表示パネルの表示データの出力が完了した直後の画素から、第2の表示パネルの表示データが出力される形式としてもよい。
また、表示データ生成部からの出力形式における各表示パネルの表示データの格納アドレスを個別に指定可能としてもよい。格納アドレスとは、例えば、先頭データを基準とした相対的なアドレスという意味で、出力時の先頭データからの画素数を用いることができる。描画制御部が描画コマンドと共に格納アドレスを指定すると、表示データ生成部は、格納アドレスに基づいて、各表示パネルの表示データを配置して出力する。各表示パネルの格納アドレスが指定されているため、第1の表示パネルの表示データと、第2の表示パネルの表示データとの間には、いずれの表示パネルにも該当しないブランクデータが出力されることも起き得る。格納制御部は、格納アドレスに基づいて、各表示パネルの表示データを識別することが可能である。
この態様によれば、例えば、第1の表示パネルの表示データのサイズを変更しても、第2の表示パネルの表示データの格納アドレスは不変となる利点がある。従って、第2の表示パネルの表示データを同一の処理で安定的に切り出しつつ、遊技中に、第1の表示パネルのサイズを変更すること等が可能となり、複数の表示パネルを多様な態様で併用することが可能となる。
先に説明した通り、本発明では、表示データ管理部は、表示データの先頭からの画素数を計数して、各表示パネルの表示データを切り出す。ただし、表示データ管理部が、各表示パネルの表示データを切り出す部位は、表示データ生成部による生成態様に拘束される訳ではない。
例えば、表示データ生成部には、遊技機に備えられた表示パネルよりも大きなサイズの仮想的なパネルを想定して表示データを生成し、出力させてもよい。この状態で、表示データ管理部が、表示データを切り出す先頭アドレスを変化させることで、表示パネルに表示させるべき部分を柔軟に変化させることができる。
ただし、本発明では、表示データ管理部はメモリ空間内に連続的に格納された表示データを、連続的に読み出すだけである。従って、上述の仮想的なパネルの左右方向のサイズが実際の表示パネルよりも大きい場合、左右にはみ出した画素も含めて表示データを切り出すことになり、各ラインの位置関係がずれるおそれがある。かかる弊害を回避するため、読み出しの先頭アドレスを変化させる場合には、仮想的な表示パネルの左右方向のサイズは、現実の表示パネルと一致させておくことが好ましい。また、切り出し時には、各ラインの左端が先頭アドレスとして設定されることが好ましい。
このように、実際の表示パネルよりも大きな仮想的な表示パネルを想定して、処理を行う場合、仮想的な表示パネルの大きさは、任意に、また極端に変化し得る。本発明では、先に説明した通り、第2の表示パネルの先頭アドレスを指定することが可能である。かかる構成を採ることにより、上述の仮想的な表示パネルが第1の表示パネルとなる場合であっても、そのサイズに関わらず、第2の表示パネルの表示データを安定して切り出すことが可能となる。
本発明において、複数の表示パネルに対応した描画コマンドの出力は、種々の方法で行うことができる。
例えば、描画制御部は、表示パネル単位で描画コマンドを出力してもよい。こうすることにより、表示パネルと描画コマンドとの対応関係を容易に特定することができる。従って、表示データ生成部は、容易に、表示パネルごとの描画コマンドを抽出し、表示データを生成することができる。
この態様における描画コマンドの出力方法としては、例えば、表示パネル単位で描画コマンドの出力の開始/終わりを示すコマンドを出力するようにしてもよい。また、各描画コマンドに対して、表示パネルごとに付された識別情報を付すようにしてもよい。後者の態様は描画コマンドの出力順序に依存せずに表示パネルとの関係を対応づけることができる利点があり、スプライトの配置を規定する情報を描画コマンドとして出力する場合に適している。
また別の態様として、描画制御部は、仮想的な表示パネル上に、複数の表示パネルを配置した状態を表す描画コマンドを出力するようにしてもよい。複数の表示パネルの表示内容を予めこのように配置した状態で描画コマンドを用意しておいても良いし、各表示パネルの描画コマンドを個別に用意しておき、複数の表示パネルの配置に応じて描画コマンドの座標値等を修正して出力するようにしてもよい。
描画制御部は、この描画コマンドと併せて、仮想的な表示パネル上における各表示パネルの位置を表す位置情報を出力する。こうすることにより、表示データ生成部は、位置情報に基づいて各表示パネルに対応した描画コマンドを抽出し、各表示パネルの表示データを生成することができる。
本発明において、同期信号生成部は、表示パネルごとに設けることが好ましい。こうすることにより、画素数や画面のフレームレートが異なる表示パネルを混在させて使用することが可能となる。
表示パネルごとに同期信号が異なる場合、各画素の表示データを表示パネルに出力するタイミングもまちまちとなるため、表示データ記憶部からの表示データの読み出しタイミングもまちまちとなる可能性がある。このような状況下で表示データの読み出しおよび表示パネルへの出力を円滑に行うために、各表示パネルに対応づけて、表示データを一時的に保持するためのバッファを設けておくことも好ましい。
本発明における複数の表示パネルは、同一サイズや同種の表示パネルとしてもよいし、異なるサイズ、異種の表示パネルを混在させてもよい。本発明は、各表示パネルのサイズに関わらず表示データを容易に切り出すことができるという利点を有するため、特に、複数の表示パネルには、画素数の異なる表示パネルが混在している場合に有用である。
表示データは、表示パネルのフレームレートと同一の周期で生成することが好ましいが、複数周期かけて1フレーム分の表示データを生成する態様を採っても良い。例えば、遊技機に、複数の表示パネルは3枚以上備えられている場合には、これらの表示パネルを複数のグループに分け、グループ単位で複数周期かけて全表示パネルの表示データを生成するようにしてもよい。各グループに含める表示パネルの組み合わせは、仮想的な表示パネルに収まる範囲内で設定する。描画コマンドは、グループ単位で1フレーム分の表示データを生成するように順次出力され、表示データ生成部は、この描画コマンドに応じて表示データを生成する。この表示データは、グループごとに、どの表示パネルの表示データかが識別され、表示データ記憶部に格納される。
複数周期かけて全表示パネル分の表示データがそろった時点で、全表示パネルに出力される表示データをそろって更新するようにしてもよいし、新たな表示データが生成される度に、逐次、それぞれの表示パネルに出力するようにしてもよい。
こうすることにより、全表示パネルの表示データ量が、表示データ生成部の処理能力を超える場合でも、解像度を極端に低下させる必要なく、効率的に表示データを生成して、表示を行わせることが可能となる。
本発明では、表示データ管理部によって、表示データの画素数を増減する拡大縮小処理が可能としてもよい。こうすることにより、表示データ生成部は、各表示パネルの画素数に関わらず、描画コマンドに基づいて、1フレームに収まる範囲で表示データを生成することができる。例えば、表示パネルよりも低解像度で表示データを生成でき、より多くの表示パネルの表示データを生成することが可能となる。表示データ管理部が、こうして生成された表示データに対し、各表示パネルの画素数に合うよう拡大縮小することにより、各表示パネルに適切に画像を表示することが可能となる。
この拡大縮小処理は、表示データを表示データ記憶部に格納する際に行っても良いし、表示データ記憶部から表示パネルに出力する際に行っても良い。
本発明では、上述した種々の特徴を全て備えている必要はなく、一部を省略してもよいし、適宜、組み合わせて適用してもよい。また、本発明における上述の特徴部分は、ハードウェア的に実現してもよいし、ソフトウェア的に実現してもよい。
本発明の実施例について以下の順序で説明する。本実施例では、パチンコ機としての構成例を示すが、遊技機は、回胴式遊技機としてもよい。
A.遊技機の構成:
B.制御用ハードウェア構成:
C.画面表示例:
D.表示データの生成方法:
E.パネルインタフェースの構成:
F.表示モード:
G.表示制御処理:
G1.全体処理:
G2.描画コマンド出力処理:
H.描画処理:
I.データ格納処理:
J.モードVにおける描画コマンド出力:
K.効果:
L.変形例:
A.遊技機の構成:
図1は実施例としてのパチンコ機1の正面図である。パチンコ機1は、中央に遊技領域6を備えた遊技盤が取り付けられている。遊技者は、ハンドル8を操作して遊技領域6内に遊技球を打ち込み、入賞口に入賞させる遊技を行うことができる。入賞口の一つである始動入賞口に遊技球が入賞すると、パチンコ機1は抽選を行い、その結果に応じて「大当り」か否かが決まる。大当り発生時には、大入賞口が所定期間開放するなどの大当り遊技が行われる。
遊技領域6の中央には、LCD16、および有機ELを用いたELパネル17L、17Rが備えられており、遊技中に種々の演出画面(装飾図柄と呼ぶこともある)が表示される。以下、LCD16およびELパネル17L、17Rを「表示パネル」と総称することもある。始動入賞口への入賞時、大当りの発生時などにも、それぞれ遊技の状態に応じた演出画面が表示される。
B.制御用ハードウェア構成:
図2はパチンコ機1の制御用ハードウェア構成を示すブロック図である。パチンコ機1は、メイン制御基板3、払出制御基板25、サブ制御基板35、装飾図柄制御基板30などの各制御基板の分散処理によって制御される。メイン制御基板3、払出制御基板25、サブ制御基板35は、それぞれ内部にCPU、RAM、ROMなどを備えたマイクロコンピュータとして構成されており、ROMに記録されたプログラムに従って種々の制御処理を実現する。本実施例では、サブ制御基板35と装飾図柄制御基板30とは別基板として構成しているが、両者を統合した基板としてもよい。この場合、サブ制御基板35の機能と装飾図柄制御基板30の機能を、複数のCPUの分散処理で実現してもよいし、単独のCPUで実現する構成としてもよい。
実施例のパチンコ機1では、種々の不正を防止するため、メイン制御基板3への外部からの入力が制限されている。メイン制御基板3とサブ制御基板35とは単方向のパラレル電気信号で接続されており、メイン制御基板3と払出制御基板25とは、制御処理の必要上、双方向シリアル電気信号で接続されている。払出制御基板25、サブ制御基板35は、それぞれメイン制御基板3からのコマンドに応じて動作する。装飾図柄制御基板30は、サブ制御基板35からのコマンドに応じて動作する。パチンコ機1には、メイン制御基板3が直接に制御する機構もある。図中には、メイン制御基板3が制御する装置の一例として、大入賞口10を駆動するための大入賞口ソレノイド18、および特別図柄表示装置41を例示した。メイン制御基板3は、この他にも、普通図柄表示装置、特別図柄保留ランプ、普通図柄保留ランプ、大当り種類表示ランプ、状態表示ランプなどの表示を制御することができる。また、メイン制御基板3には、遊技中の動作を制御するため、種々のセンサからの検出信号が入力される。図中には一例として入賞検出器15aからの入力を例示した。入賞検出器15aとは、始動入賞口9への入賞を検出するためのセンサである。メイン制御基板3は、入賞検出器15aからの信号に応じて、先に説明した抽選を行い、大当り遊技を実行することができる。メイン制御基板3には、他にも種々の入力がなされているが、ここでは説明を省略する。
遊技時におけるその他の制御は、払出制御基板25、サブ制御基板35を介して行われる。払出制御基板25は、遊技中の遊技球の発射および払い出しを次の手順で制御する。遊技球の発射は、直接的には発射制御基板47によって制御される。即ち、遊技者が、発射ハンドル8を操作すると、発射制御基板47は操作に応じて発射モータ49を制御し、遊技球を発射する。遊技球の発射は、タッチ検出部48によって、発射ハンドル8に遊技者が触れていることが検出されている状況下でのみ行われる。払出制御基板25は、発射制御基板47に対して、発射可否の制御信号を送出することで、間接的に球の発射を制御する。
遊技中に入賞した旨のコマンドをメイン制御基板3から受信すると、払出制御基板25は、賞球払出装置21内の払出モータ20を制御し、払出球検出器22によって球数をカウントしながら規定数の球を払い出す。払出モータ20の動作は、モータ駆動センサ24によって監視されており、球ガミ、球切れなどの異常が検出された場合、払出制御基板25は、表示部4aにエラーコードを表示する。エラー表示された時には、係員が異常を除去した後、操作スイッチ4bを操作することで復旧させることができる。
サブ制御基板35は、遊技中における音声、表示、ランプ点灯などの演出を制御する。これらの演出は、通常時、入賞時、大当たり時、エラー時、不正行為その他の異常が生じた時の警報など、遊技中のステータスに応じて変化する。メイン制御基板3から、各ステータスに応じた演出用のコマンドが送信されると、サブ制御基板35は、各コマンドに対応したプログラムを起動して、メイン制御基板3から指示された演出を実現する。
本実施例では、図示する通り、サブ制御基板35はスピーカ29を直接制御する。LCD16およびELパネル17L、17Rは、装飾図柄制御基板30を介して制御する。装飾図柄制御基板30の回路構成は後述する。サブ制御基板35の制御対象となるランプには、遊技盤面に設けられたパネル装飾ランプ12と、枠に設けられた枠装飾ランプ31がある。サブ制御基板35は、ランプ中継基板32、34を介して、パネル装飾ランプ12および枠装飾ランプ31と接続されており、各ランプを個別に点滅させることができる。
図3は装飾図柄制御基板30の回路構成を示す説明図である。装飾図柄制御基板30は、サブ制御基板35から受けた表示コマンドに応じて、LCD16に画面を表示するための表示データを出力する。表示データは、LCD16およびELパネル17L、17Rにマトリックス状に備えられたR,G,Bの各画素の表示階調値を示すデータである。
本実施例のLCD16は図の右側に示した通り、2層表示装置として構成されている。即ち、LCD16は、表側パネル16Fと裏側パネル16Bの2枚の液晶パネルが、間隔Dだけ開けて平行に配置されている。表側パネル16F、裏側パネル16Bは、それぞれ左右方向に640画素、上下方向に480画素(いわゆるVGAサイズ)の同一解像度である。表側パネル16Fは、透明電極を用いた透明の表示パネルであり、液晶パネルに限らず、透明な種々のパネルを用いることが可能である。裏側パネル16Bも液晶パネルに限らず、例えば、有機EL、LED、プラズマディスプレイなどを用いることができる。
本実施例では、表側パネル16Fは透明であるため、遊技者は、表側パネル16Fを通して裏側パネル16Bの表示を見ることも可能となっている。このように奥行きを持たせて配置された2枚の表示パネルにおける表示の相互作用によって、本実施例のLCD16は3次元的な視覚効果を与えることができる。
例えば、演出表示の一部が手前に飛び出して感じる表示を行ったり、表側パネル16Fに表示された障害物を覗き込むようにすることで裏側パネル16Bの表示内容が見えるようにしたりすることが可能である。
このように、本実施例では、複数の表示パネルに相互に関連した画像を表示させることによって、演出効果を高めることができる。かかる表示を実現するために、本実施例では、各表示パネルの画面を構成する画面データ(後述)を用意するとともに、これらの画面データ間の相互の関連づけを規定するデータも用意されている。具体的には、本実施例では、スケジューラと呼ばれるデータにおいて、遊技状態に応じて、演出の内容を規定しており、その中で、各表示パネルの表示に用いられるべき画面データを規定している。このように、各表示パネルの画面内容を規定する画面データと、複数の表示パネルの画面データ間の関連づけを規定するスケジューラという上位のデータとを階層的に用意することによって、本実施例では、複数の表示パネルで関連をもたせた演出表示を柔軟かつ比較的容易に実現することができる。
ELパネル17L、17Rは、有機ELを用いた表示装置であり、図示する通り、左右方向に320画素、上下方向に240画素(いわゆるQVGAサイズ)の同一解像度である。ELパネル17L、17Rに代えて、LCD、LED、プラズマディスプレイなど種々のタイプの表示装置を用いることができる。
また、LCD16、ELパネル17L、17Rの解像度も任意に選択可能である。
装飾図柄制御基板30には表示データを生成する機能を実現するために、図示する種々の回路が用意されている。
装飾図柄制御基板30には、まず、表示データの生成を制御するためのマイクロコンピュータとしてCPU381、RAM382、ROM383が備えられている。
ROM383には、表示データを生成するための表示プログラム、表示コマンドに対し表示すべき画面、表示の時間、表示の順序を規定するスケジューラ、表示パネル(LCD16およびELパネル17L、17R)の各画面構成を規定する画面データが記憶されている。画面データの内容については後述するが、この段階では、表示パネルの画素に対応したデータとなっている訳ではない。
CPU381は、ROM383を参照して、表示コマンドに応じた画面データを抽出し、描画コマンドとしてVDP(Video Display Processor)385に出力する。LCD16およびELパネル17L、17Rという複数の表示パネルに描画コマンドを出力するプロセスについては、後述する。
キャラROM386は、スプライトデータ、即ち画面に表示されるスプライトをビットマップで表したデータを格納している。VDP385は、CPU381から受け取った画面データに基づいて、表示すべきスプライトデータをキャラROM386から抽出し、表示データ、即ち表示すべき画像をビットマップ展開したデータを生成して、パネルインタフェース390に出力する。この時、VDP385は、描画コマンドで指定された画像のサイズに関わらず、1024画素×768画素(いわゆるXGAサイズ)で表示データを出力する。
以下、ビットマップ展開するための記憶領域を「キャンバス」と呼ぶ。
VDP385は、CPU381からの画面データを受け取り保持しておくためのレジスタとして、スプライトレジスタ385sおよびVDPレジスタ385vを備えている。
スプライトレジスタ385sは、画面データのうち、スプライトの配置や重ね合わせの順序などを示す描画コマンドを受け取るためのレジスタであり、ダブルバッファとして構成されている。つまり、第1バッファ、第2バッファという二つの等しい容量のバッファが備えられている。従って、VDP385は、CPU381から出力された描画コマンドが第1バッファに書き込まれている間、第2バッファに保持されている描画コマンドを読み出して表示データの生成処理を実行することができる。
VDPレジスタ385vは、表示データを生成する際の条件設定を指定するコマンド(以下、「条件設定コマンド」と呼ぶ)を記憶するためのレジスタである。条件設定コマンドには、例えば、描画コマンドが複数のレイヤから構成されている場合に、各レイヤの重ね合わせ順序、表示/非表示の設定などが含まれる。条件設定コマンドは比較的低容量であり、書き込みの所要時間が短いことから、VDPレジスタ385vはダブルバッファとはなっていない。
フレームメモリ397は表示データを格納するためのバッファである。フィールド397F[0]、397F[1]は表側パネル16Fの表示データを格納し、フィールド397B「0」、397B[1]は裏側パネル16B用の表示データを格納する。また、フィールド397L[0]、397L[1]はELパネル17L用の表示データを格納し、フィールド397R[0]、397R[1]はELパネル17R用の表示データを格納する。
フレームメモリ397への格納およびフレームメモリ397からLCD16およびELパネル17L、17Rへの出力は、パネルインタフェース390によって制御される。パネルインタフェース390はVDP385から出力される表示データの中から、LCD16およびELパネル17L、17Rのそれぞれに対応した表示データを切り出し、フレームメモリ397内の上述の各アドレスに格納する。また、各表示パネルに対応する表示データを、それぞれフレームメモリ397の各アドレスから読み出し、それぞれ対応する表示パネルに出力する。
パネルインタフェース390は、フレームメモリ397への表示データの格納または読み出し時に、表示データのサイズを表示パネルの画素数に適合するよう拡大または縮小することもできる。
本実施例では、フレームメモリ397の内部は、各表示パネルに2つずつフィールドが割り当てられており、それぞれダブルバッファとして機能する。例えば、VDP385によって新規に生成された表側データをフィールド397F[0]に書き込んでいる間には、フィールド397F[1]から既に格納済みの表示データが読み出され、表側パネル16Fに出力される。フィールド397F[0]への書き込みが完了すると、パネルインタフェース390は、各フィールドの書き込み/読み出しのモードを切り替え、フィールド397F[0]から表側データを表側パネル16Fに出力しつつ、新規に生成された表側データをフィールド397F[1]に書き込む。その他のフィールドも同様である。
図示を省略したが、VDP385からパネルインタフェース390には、表示データと併せて同期信号が出力される。本実施例では、表示データの生成は16msec周期(以下、「生成期間」と称する)で行うものとした。
本実施例では、LCD16は16msecのフレームレートで駆動される。ELパネル17L、17Rは2msecのフレームレートで駆動される。このように各表示パネルでフレームレートが異なるため、VDP385から出力される同期信号は使えない。従って、本実施例では、パネルインタフェース390で、各表示パネル用の同期信号を個別に生成するものとした。こうすることにより、フレームレートや画素数が異なる異種の表示パネルを混在させて使用することが可能となる。もっとも、画素数およびフレームレートが均一の複数の表示パネルを用いる場合には、パネルインタフェース390で単一種類の同期信号を生成するようにしてもよいし、かかる構成に代えて、VDP385からの同期信号を流用する構成としてもよい。
ELパネル17L、17Rは2msecのフレームレートで駆動するのに対し、VDP385は16msecの生成期間で表示データを生成する。従って、本実施例では、2msecのフレームレートで8回分、同じ表示データを繰り返し出力して、ELパネル17L、17Rを駆動するものとした。
C.画面表示例:
図4はLCD16の画面表示例を示す説明図である。
図4(a)には表側パネル16Fの表示例を示した。この例では、中央に矩形の窓状に非表示領域を設けた枠が表示されている。
図4(b)には裏側パネル16Bの表示例を示した。この例では、図4(a)の非表示領域に対応する部分に、スロットのリールが表示される。先に説明した通り、本実施例では、画面表示は、スプライトを配置することで構成される。図4(b)では、例えば、7の数字を表す部分がスプライトCHとして構成されている。スプライトCHを3つ、位置を左右方向にずらして配置することにより、図示するように数字の7が3つ横にならんだ状態の表示を実現することができる。
図4(c)は、LCD16を正面から見た状態を表している。表側パネル16Fの非表示部分を通して、裏側パネル16Bに表示されたスロットを見ることができる。表側パネル16Fと裏側パネル16Bは奥行きを持たせて配置されているため、遊技者は、表側パネル16Fに表示された枠の奥で、本当にリールが回転しているかのような3次元的な視覚効果を楽しむことができる。
D.表示データの生成方法:
図5は表示データの生成方法を示す説明図である。
先に説明した通り、VDP385は、XGAサイズで表示データを出力するだけの処理能力を有している。本実施例では、ELパネル17L、17Rは、それぞれQVGAサイズであるから、2枚分の画素数の合計は、XGAサイズの画素数よりも少ない。従って、VDP385は、QVGAサイズのELパネル17L、17Rの表示データを一度に生成するだけの処理能力を有していることになる。本実施例では、この処理能力を有効活用するため、ELパネル17L、17Rの表示データをVDP385でまとめて生成し、XGAサイズで出力される表示データの中から、ELパネル17L、17Rの表示データをそれぞれ切り出し、フレームメモリ397に格納して、表示に用いるという構成を採った。
図5に示す通り、VDP385には、QVGA[0]、QVGA[1]という2つの画面の描画コマンドが入力される。QVGA[0]はELパネル17Lの表示画面、QVGA[1]はELパネル17Rの表示画面を表している。
VDP385は、これらの描画コマンドに基づいて、スプライトを描画し、内部的にビットマップ状の表示データDAT[0]、DAT[1]を生成する。そして、これらの表示データを、XGAサイズ相当のワークエリアWAに格納して出力する。図示するように、この格納は、表示パネルごとに表示データが連続するように行うものとした。つまり表示データDAT[0]のラインL1の左側から順に走査して各画素のデータを、ワークエリアWA[0]、WA[1]のように順次格納する。ラインL1が終了すると、次のラインL2の各画素のデータを引き続き、格納する。こうして、表示データDAT[0]の格納が完了すると、次に表示データDAT[1]を順次格納する。
このように表示データを連続させて格納することにより、VDP385から出力される表示データを画素数単位で先頭から計数することにより、容易に表示データDAT[0]、DAT[1]を識別することが可能となる。
図の右側に、XGA形式における表示データDAT[0]、DAT{1]の配置を示した。ワークエリアWAに格納された表示データを、1024×768画素に配列した状態の表示データDXGAを示している。表示データDATは、連続して格納されているため、XGA形式の表示データDXGAでは、各ラインに、表示データDATが複数ライン分、格納されることになる。また、表示データDAT[0]、DAT[1]の境界は、図中に太線で示すように、表示データDXGAのラインの途中に位置することになる。当然ながら、この表示データDXGAを用いてXGAサイズの表示パネルへの表示を行っても、QVGA[0]、QVGA[1]の画像は、崩れた状態でしか表示されない。
図5では、ELパネル17L、17Rの2枚の表示データをVDP385で生成する例を示した。本実施例では、この例に限らず、種々の組み合わせで複数枚の表示パネルの表示データを生成する。いずれの場合においても、図5に示したのと同様、VDP385から出力されるXGA形式の表示データを画素数単位で計数することによって、各表示パネルの表示データを切り分ける。
E.パネルインタフェースの構成:
図6はパネルインタフェースの内部構造を示すブロック図である。パネルインタフェース390は、VDP385から表示データを受け取り、フレームメモリ397に格納する機能、およびフレームメモリ397から表示データを読み出し、表示パネルに出力する機能を奏する。図中には、これらの機能を実現するためのブロックを示した。
VDPインタフェース391は、VDP385から表示データを受け取る。データ計数部392は、受信した表示データを画素単位で順に計数する。この計数結果により、先に図5で説明した通り、複数枚の表示パネルの表示データを切り分ける。レジスタ394は、この切り分けに要するデータを格納している。例えば、図5の例では、表示データDAT[0]には先頭アドレスから何画素分のデータが該当し、表示データDAT[1]には、どのアドレスからのデータが該当するのかという情報を格納することになる。レジスタ394の値は、CPU381が制御信号を通じて設定可能である(図3参照)。
スケーラ393は、必要に応じて、表示データのサイズを、表示パネルに適合させるための拡大、縮小処理を行う。例えば、VGAサイズ(640×480)のLCD16F、16B用の表示データが、QVGA(320×240)サイズで生成された場合には、スケーラ393は表示データを縦横2倍に拡大する処理を行う。拡大縮小の要否およびその倍率は、CPU381によってレジスタ394に設定される。
メモリインタフェース395は、フレームメモリ397への表示データの格納、およびフレームメモリ397からの読み出しを制御する。表示データの格納先および読み出し元は、レジスタ394に設定されている。
本実施例では、フレームメモリ397は、パネルインタフェース390と別体としたが、パネルインタフェース390に内蔵する構成としてもよい。
パネルインタフェース390には、ELパネル17L、17R、およびLCD16F、16B用の4つの出力ポートが用意されている。
表示パネル17L用の出力ポートには、同期信号生成回路(SYNC)399[0]およびインタフェース(I/O)398[0]が備えられている。同期信号生成回路399[0]は、ELパネル17Lのフレームレートに適した同期信号を生成する。インタフェース398[0]は、表示データを、表示パネル17L用の駆動パルスに変換する。メモリインタフェース395によって、フレームメモリ397から読み出された表示データは、バッファ396[0]に一旦、格納された後、インタフェース398[0]によって駆動パルスに変換され、同期信号と共に、順次、表示パネル17Lに出力される。表示データをバッファ396に一旦格納するのは、フレームメモリ397からの読み出しタイミングと、表示パネル17Lへの出力タイミングとのずれを吸収するためである。
ELパネル17R、LCD16F、16Bにも同様に、同期信号生成回路(SYNC)399[1]〜399[3]、インタフェース(I/O)398[1]〜398[3]、バッファ396[0]〜396[3]が備えられている。同期信号生成回路399を個別に備えたのは、画素数およびフレームレートの異なる4種類の表示パネルを使用可能とするためである。本実施例では、ELパネル17L、17Rの画素数およびフレームレートは共通であるため、同期信号生成回路399[0]、399[1]は、一つの回路を兼用してもよい。同様に、LCD16F、16Bの画素数およびフレームレートも共通であるため、同期信号生成回路399[2]、399[3]も兼用可能である。
F.表示モード:
図7は表示パネルの表示モードを示す説明図である。図の上方に示す通り、本実施例では、QVGA(320×240)サイズのELパネル17L、17Rが左右に備えられ、中央に、VGA(640×480)サイズで2層表示装置としてのLCD16F、16Bが備えられている。図の下方には、各表示パネルの表示/非表示の別および解像度を示した。
モードIは、ELパネル17L、17Rを解像度QVGAで表示するモードである。LCD16F、16Bは非表示とされる。VDP385は、ELパネル17L、17Rの表示データを16msecの生成期間でまとめて生成する。
モードIIは、ELパネル17L、17Rを非表示とし、LCD16F、16Bを表示するモードである。LCD16F、16Bの双方の表示データをVGAサイズで生成すると、画素数の合計がVDP385の処理能力の限界であるXGAサイズを超えてしまう。従って、このモードでは、LCD16F、16Bの表示データをそれぞれQVGAサイズで生成し、スケーラで2倍に拡大して用いる。
モードIII、IVは、EL表示パネル17Lまたは17Rと、LCD16Fとを併用するモードである。EL表示パネル17L、17Rの表示データはQVGAサイズで生成し、LCD16Fの表示データはVGAサイズで生成する。このサイズであれば、VDP385で一度に生成可能である。
モードVは、全表示パネルに表示するモードである。全表示パネルについて解像度を低減すれば、表示データを、VDP385で一度に生成することも可能ではあるが、この方法では看過できないほどの画質の劣化が生じるおそれがある。そこで、本実施例では、2回の生成期間を利用して表示データを生成する方法を採った。まず、1回目の生成期間には、ELパネル17L(QVGA)とLCD16F(VGA)の表示データを生成する。そして、2回目の生成期間には、LCD16B(VGA)とELパネル17Rの表示データを生成する。このように2回に分けて表示データを生成することにより、画質の劣化を抑えつつ、効率的に全表示パネルへの表示を行うことが可能となる。
結果として、モードVでは、表示パネルの表示内容は16msecではなく、32msecで更新されることになる。ELパネル17L、17Rは2msecのフレームレートで駆動されることに変わりはないため、同じ表示データが16回ずつ繰り返し出力されることになる。同様に、LCD16F、16Bには、同じ表示データが2回ずつ繰り返して出力されることになる。
G.表示制御処理:
G1.全体処理:
図8は表示制御処理のフローチャートである。CPU381がVDP385に対して描画コマンド等を出力し、表示データを生成させるために実行する処理である。この処理は、本実施例では16msec周期の割込処理として実行される。
この処理を開始すると、CPU381は、処理を実行するための準備として、多重割込みを許可し(ステップS10)、ノイズキャンセル・判定処理を行う(ステップS11)。そして、割込端子の端子レベルを確認する(ステップS12)。端子レベルが異常な場合には、ノイズ等の影響による異常なトリガに基づいて表示制御処理が開始されたものと判断し、そのまま処理を終了する。
端子レベルが正常な場合には(ステップS12)、CPU381は、表示データを生成するための表示モードの切り換えが必要か否かを判断する(ステップS14)。切り換えの要否は、遊技状態に応じてCPU381からのコマンドに基づいて判断される。
表示モードの切換タイミングにあると判断された場合には、CPU381は、VDP385の初期化を行い、パネルインタフェース390のレジスタを図中の表中に示した状態に設定する(ステップS15)。
表示モードの切換タイミングにない場合には、CPU381は、この設定処理をスキップする。
図の右側に、VDP385のレジスタへの設定REGV、およびパネルインタフェース390のレジスタ394への設定REGBを例示した。
設定REGVに示す通り、VDP385に対しては、VDP385が処理すべき仮想画面数、および各画面の情報を設定する。この例は、モードI(図7参照)の設定例を示している。モードIでは、ELパネル17L、17Rの2枚分の表示データを生成するため、仮想画面数は2となる。1枚目のELパネル17Lに対しては、識別情報として画面ID「0」が付され、画面のサイズがQVGA(320×240)である旨、およびVDP385が表示データを出力する際の先頭アドレスが設定される。この例では、先頭アドレスは「0000H」と設定されているため、画面ID「0」の表示データは、VDP385から出力される表示データの先頭から順次、配置されることになる。
もう1枚のELパネル17Rに対しても同様の設定がなされる。この例では、画面ID「1」が付され、画面のサイズがQVGA(320×240)に設定されている。また、出力時の先頭アドレスは「****H」と指定されている。本実施例では、この先頭アドレスをブランクとすることも可能であるし、固定値を設定することも可能とした。ブランクが設定されている場合には、先に図5で示したように、先に処理された画面の表示データ(図の例ではDAT[0])の直後に続けて表示データが出力される。固定値とした場合には、先に処理された画面の表示データ量に関わらず、指定されたアドレスから表示データが出力される。従って、固定値を指定した場合には、先に処理された画面ID「0」の表示データと、画面ID「1」の表示データとの間に、ブランクのデータが出力されることも起き得る。
設定REGBに示す通り、パネルインタフェース390のレジスタ394に対しては、フレームメモリ397の各フィールドの読み書きのモード、および格納すべき表示データの内容を規定する。先に説明した通り、本実施例では、フレームメモリ397はダブルバッファとして構成されており、一方が読み出しの際には、他方が書き込みというように動作する。この動作は、CPU381からのフィールド信号によって切り換えられる。従って、設定REGBの内容は、フィールド信号のハイ・ロウに応じて規定されている。
図中には、モードIの例を示した。この例では、ELパネル17L、17Rに対応するフィールド397L[0]、397L[1]、397R[0]、397[1]が使用される。その他のフィールド397F[0]、397F[1]、397B[0]、397B[1]は使用しない。
図の設定例は、フィールド信号がハイの時には、フィールド397L[0]には、表示データのうちアドレス「0000H」から始まる表示データが書き込まれ、フィールド397R[0]に「****H」から始まる表示データが書き込まれることを表している。この時、フィールド397L[1]、397R[1]からは、表示データの読み出し(R)が行われる。フィールド信号がロウの時には、フィールド397L[1]にアドレス「0000H」から始まる表示データが書き込まれ、フィールド397R[1]に「****H」から始まる表示データが書き込まれる。この時、フィールド397L[0]、397R[0]からは、表示データの読み出し(R)が行われる。
モードVの場合は、図7に示した通り、2回の生成期間にわたって表示データの生成が行われるため、VDP385への設定REGVにおいて、画面IDごとに表示データを生成すべき生成期間を特定する情報を更に設定する必要がある。また、パネルインタフェース390のレジスタ394への設定REGBにおいては、フィールド信号ハイ・ロウ・ハイ・ロウという4つの期間について、各フィールドの読み書きのモード、および格納すべき表示データの内容を規定する必要がある。
以上の処理が完了すると、次に、CPU381は、描画コマンドを出力する(ステップS100)。描画コマンドの出力処理の内容については、表示モードごとに後述する。いずれの表示モードにおいても、この処理によって描画コマンドがVDP385に出力されると、VDP385は表示データの生成を開始する。
描画コマンドの出力を終えると、CPU381は、フィールド信号のハイ・ロウを切換えて(ステップS200)、表示制御処理を終了する。
図8では、VDP385のレジスタへの設定REGV、およびパネルインタフェース390のレジスタ394への設定REGBで、先頭アドレスが一致している場合を例示した。本実施例では、次に示すように、両者が異なる設定とすることもできる。
例えば、「画面ID=0」のサイズを、「320×480」のように、ライン方向に増大させた仮想的な表示パネルを想定して設定し、「320×240」の画像を切り出す位置に選択の余地を設けるようにしてもよい。先頭アドレスは、「0000H」のままでよい。そして、パネルインタフェース390のレジスタ394への設定REGBには、仮想的な表示パネル内の任意のラインから切り出しを開始するように、先頭アドレスを設定するのである。一例として、2ライン目から切り出しを開始する場合には、321番目の画素を先頭アドレスとして指定すればよい。また、先頭アドレスを変化させていけば、大きな画面を、カメラでサーチしていくかのような表示を比較的容易に実現することが可能となる。
このように実際の表示パネルよりも大きな仮想的な表示パネルを想定して、表示データを行わせる場合、仮想的な表示パネルの大きさ、即ち「画面ID=0」のサイズは、任意に、また極端に変化し得る。従って、このような場合には、「画面ID=1」の先頭アドレス「****H」は十分に大きい固定値としておくことが好ましい。こうすることによって、仮想的な表示パネルの大きさが変動しても、「画面ID=1」の表示データを安定して切り出すことが可能となる。
G2.描画コマンド出力処理:
図9は描画コマンド出力処理のフローチャートである。CPU381が実行する処理であり、表示制御処理(図8)のステップS100に相当する処理である。
描画コマンド処理を開始すると、CPU381は、スプライトレジスタ385sを初期化し、VDPレジスタ385vを設定する(ステップS101)。VDPレジスタ385vには、表示データを生成する際の条件設定例えば、描画コマンドを構成するレイヤの重ね合わせ順序、表示/非表示の設定などが設定される。
次に、CPU381は、処理対象となる画面IDを「0」に設定し(ステップS102)、各画面ごとの描画処理を開始する。描画処理では、まず、CPU381は、表示エリアVAを設定する(ステップS110)。
表示エリアVAとは、VDP385において描画コマンドに基づいて描画を行った後、表示データとして切り出す領域である。本実施例では、スプライトの配置は、仮想的な原点を基準とするキャンバス上で規定されており、VDP385は、このキャンバス上にスプライトを描画する。表示エリアVAも、このキャンバス上に定義されている。こうすることによって、キャンバス上に描画された画像の任意の領域を、表示データとして切り出すことが可能となるのである。
次に、CPU381は、次にサブ制御基板35から受信した表示コマンドの内容を解析し(ステップS111)、描画コマンドを出力する(ステップS112)。
また、CPU381は、描画コマンド出力と並行して、スプライトの最適化を行う(ステップS113)。
スプライトの最適化とは、VDP385に定義された表示エリアVAから全体が外れるようなスプライトを、描画コマンドから省略する処理である。先に説明した通り、VDP385は描画コマンドに従って、仮想的に設けられたキャンバス上に描画を行い、その中から表示パネルの表示エリアVAに対応するデータを切り出して表示データを生成する。従って、スプライトの位置によっては、キャンバス上に描画しても、描画結果が表示エリアから完全に外れるということが生じうる。スプライトの最適化は、このようなスプライトをキャンバス上に描画するという無駄な処理を回避し、VDP385の処理効率を向上させるために行われる処理である。
スプライトの最適化は、省略することも可能である。また、モードIIIのみならず、他の表示モードにおいても、行うことができる。
CPU381は、全画面について(ステップS114)、画面IDを1ずつ増やしながら(ステップS115)、上述の処理を繰り返し実行する。本実施例では、図7に示した通り、いずれの表示モードにおいても、1つの生成期間では、2枚の表示パネルの表示データを生成するから、ステップS110〜S113の処理は2回繰り返されることになる。
図中に描画コマンド出力の様子を模式的に示した。描画コマンドは、キャンバス上でスプライトの配置座標等を指定するコマンドである。本実施例では、表示モードに応じて設定された画面ID(図8参照)に従って、表示パネルごとに描画コマンドを出力する。各描画コマンドには、表示パネルとの対応関係を特定できるよう、画面IDが付されている。従って、各画面IDに対応した描画コマンド同士は、座標値が重なっていても差し支えない。例えば、図示するように、破線部分が重なった状態で2枚の画面を表す描画コマンドが出力されても構わない。描画コマンドに従って描画処理を行う際に、画面IDに対応した描画コマンドのみを抽出可能だからである。
全画面について、上述の処理が完了すると(ステップS114)、CPU381は、VDP385に対して、DMA転送を指示して(ステップS120)、描画コマンド出力処理を終了する。VDP385は、DMA転送をトリガとして、描画コマンドによる表示データの生成処理を開始する。描画処理の内容については、後述する。
H.描画処理:
図10は描画処理のフローチャートである。CPU381から描画コマンドを受け取ったVDP385が、順次、スプライトを描画して表示データを生成するために実行する処理であり、全ての表示モードで共通の処理である。本実施例では、描画コマンドの出力時に用いられた画面ごとに、描画処理を実行する。つまり、描画コマンドのうち、処理対象となっている画面の画面IDが付されたものを抽出して描画処理を行うという処理を、画面IDを更新しながら全画面について実行するのである。
以下では、それぞれのスプライトに対して、一義的な識別番号として「スプライトNo.」が付されているものとして説明する。
VDP385は全スプライトを順番に処理するための初期設定として、処理対象となるべき「画面ID」を0に設定し、「スプライトNo.」を0に設定する(ステップS301)。そして、処理対象となるスプライトの設定データを読み込む(ステップS302)。
図中に設定データの内容を例示した。設定データには、「画面ID」、「スプライトNo.」、スプライトを配置すべきキャンバス上の配置座標(XPOS,YPOS)、およびスプライトの表示/非表示を切り換えるためのフラグが含まれる。この他のデータを含めても差し支えない。
VDP385は、設定データに付された画面IDが、処理対象の画面IDに整合しており(ステップS303)、処理対象のスプライトが、表示/非表示フラグによって「表示」設定されている場合には(ステップS304)、配置座標に応じて、スプライトを配置して描画する(ステップS305)。
図中に描画例を示した。画面QVGA[0]は、「画面ID=0」に対応する画面であり、スプライトSP1が画面中に配置されている。画面QVGA[1]は、「画面ID=1」に対応する画面であり、スプライトSP2が配置されている。最初に描画処理を実行する時には、画面IDが0に設定されているため、画面QVGA[0]の描画が行われる。画面QVGA[1]は、画面IDを1だけ増加させた後のループで描画される。図中の例では、画面QVGA[0]、QVGA[1]を離して並べた状態で示したが、このように、2回に分けて描画処理が行われるため、両者のスプライトの座標値が重なって指定されていても構わない。
以上の処理を、VDP385は「スプライトNo.」が所定の上限値Nlimに至るまで(ステップS306)、「スプライトNo.」を順次、値1ずつ増加させながら(ステップS307)、繰り返し実行する。上限値Nlimは、画面データで用いられる全スプライトに付された「スプライトNo.」の最大値とすることができる。
遊技状態によって、一部のスプライトしか用いないことが決まっている場合には、その中の「スプライトNo.」の最大値としてもよい。
全スプライトについての処理が完了すると、VDP385は描画された表示データを出力する(ステップS310)。この表示データは、描画コマンドで指定された表示画面の解像度に関わらず、XGA形式で用意されたメモリ空間において、連続して格納された状態で出力される。この際、各画面について表示データの先頭アドレスが指定されている場合には(図8参照)、XGA形式のうち、指定された先頭アドレスから表示データを配置して出力する。
VDP385は、以上の処理を、全画面について終了するまで(ステップS311)、画面IDを増やすとともにスプライトNo.を値0にリセットしながら(ステップS312)、繰り返し実行する。2回目以降の処理では、各画面について先頭アドレスが指定されていない場合には(図8参照)、直前の画面の表示データの直後から続けて表示データを出力する。先頭アドレスが指定されている場合には、指定された先頭アドレスから表示データを配置して出力する。
上述の実施例では、各画面の描画が終了する度に、表示データを出力するものとして説明した(ステップS310)。表示データの出力は、この方法に代えて、例えば、各画面の描画が終了した時点で、一旦、VDP385の内部バッファに格納し、全画面について処理が終了した時点で、まとめて出力するようにしてもよい。
I.データ格納処理:
図11はデータ格納処理のフローチャートである。パネルインタフェース390がハードウェア的に実行する処理内容をフローチャートの形で示したものである。パネルインタフェース390は、レジスタ設定(図8参照)を読み込み、データ計数部392(図6参照)をリセットし(ステップS401)、画面IDに初期値として0を設定する(ステップS402)。レジスタ設定によって、VDP385から出力される表示データのうち、フレームメモリ397の各フィールドに格納すべきデータの先頭アドレスが特定される。
次に、パネルインタフェース390は、VDP385から出力される表示データを画素単位で入力する(ステップS403)。そして、データ数の計数結果、即ちデータ計数部392のカウンタ値が、画面IDに対応する先頭アドレス以上となっていれば、格納すべきデータであると判断し、レジスタ設定で指定されたフィールドに、表示データを格納する(ステップS405)。
パネルインタフェース390は、カウンタを1だけ増やしながら(ステップS406)、全表示データの格納が完了するまで、上述の格納処理を繰り返し実行する(ステップS407)。
また、これらの処理を、全画面について終了するまで(ステップS408)、画面IDを1ずつ増やしながら(ステップS409)、繰り返し実行する。
図の右側に表示データの格納の様子を模式的に示した。先に説明した通り、VDP385からはXGA形式(1024×768画素)で表示データが出力される。図の例は、「画面ID=0」の表示データDAT[0]が先頭アドレス「0000H」から格納され、「画面ID=1」の表示データDAT[1]がアドレス「****H」から格納されている状態を示している。この例では、先頭アドレス「****H」は固定値が指定されており、表示データDAT[0]の終端と、表示データDAT[1]の先頭との間には、図中にハッチングで示す通り、いくつかのブランクデータが出力されている。
パネルインタフェース390は、画面ID=0の処理においては、先頭アドレス「0000H」から、画素単位で表示データDAT[0]をフレームメモリ397の所定のフィールドに格納する。画面ID=1の処理では、先頭アドレス「****H」よりも小さいアドレス値となっているブランクデータ(ハッチング部分)は無視し(ステップS404参照)、「****H」以降の表示データをフレームメモリ397の所定のフィールドに格納する。このように、表示データのアドレスと、レジスタ設定された先頭アドレスとを比較することによって、パネルインタフェース390は、各画面IDに対応した表示データを切り出して、それぞれ対応したフィールドに格納することができる。
J.モードVにおける描画コマンド出力:
以上の例では、モードI〜VI(図7参照)における描画コマンドの出力等を示した。次に、モードVにおける描画コマンドの出力について説明する。モードVでは、図7に示した通り、表示パネルを、ELパネル17LとLCD16Fという第1グループと、ELパネル17RとLCD16Bという第2グループに分け、2つの生成期間(16msec×2)にわたって、グループ単位で表示データを生成する。
図12はモードVにおける描画コマンド出力のタイムチャートである。VDP385への描画コマンド出力の様子、および表示データの格納、読み出し等を示すタイミングチャートを示した。
最初の生成期間には、CPU381は、第1グループの描画コマンド(17L1、16F1)をスプライトレジスタに書き込む。この書き込みが完了すると、描画コマンドは、DMA信号に同期して、第2バッファにDMA転送され、次の生成期間で、VDP385によるビットマップ展開が行われる。VDP385からは、第1グループの表示データ「出力11」が出力され、フレームメモリ397に書き込まれる。また、DP出力と併せてVDP385からは同期信号VSYNCが出力される。
第2バッファへの転送が完了すると、第1バッファは書き込み可能となるから、CPU381は、第1バッファに第2グループの描画コマンド(17R1、16B1)を書き込む。この書き込みは、VDP385からの「出力11」の表示データの出力と並行して行われる。第2グループの描画コマンドに基づく表示データは、次の生成期間において「出力12」として出力される。第1グループの「出力11」と第2グループの「出力12」がそろった時点で、フレーム1の全表示パネルの表示データの生成が完了する。
CPU381は、VDP385に描画コマンドを出力する際に、16msecでハイ・ロウが切り替わるフィールド信号を出力する。フィールド信号がハイの時には、第1グループの描画コマンドがVDP385に書き込まれると共に、VDP385からは第2グループの表示データが出力される。フィールド信号がロウの時には、第2グループの描画コマンドが書き込まれると共に、VDP385からは第1グループの表示データが出力される。
パネルインタフェース390は、このフィールド信号によって、第1グループ、第2グループを認識し、フレームメモリ397に順次格納する。図中の破線は、既に書き込み済みのデータを意味し、実線は新たに書き込まれるデータを意味する。
フレームメモリに第1グループ、第2グループの表示データ「出力11」、「出力12」が格納されるまでの間、表示パネルには、従前の処理で格納済みの「出力01」、「出力02」なる表示データがフレームメモリ397から出力される。図中には、LCD16に合わせて16msecごとに2回続けて行われる状態を示した。ELパネル17L、17Rには、2msec周期で16回繰り返し出力される。
フレームメモリ397への「出力11」、「出力12」の格納が完了した後は、表示パネルには、これらの表示データ「出力11」、「出力12」が出力される。また、この出力と並行して、フレームメモリ397には、次のフレーム画像を構成する「出力21」、「出力22」の表示データが順次、格納される。
このように、表示パネルへの出力は、同一の読み出しメモリから、所定周期で同じ表示データが繰り返して出力され、同じ画面が表示される。表示パネルの表示内容は、32msec周期で切り替わることになる。
モードVにおける処理内容は、図8〜図11で説明した各処理と同様である。それぞれの生成周期において、VDP385が、2枚の表示パネルの表示データを生成し、XGA形式に用意されたメモリ空間において、表示パネルごとに表示データが連続するように格納して出力すると、パネルインタフェース390が、各表示パネルの表示データを切り出して、フレームメモリに格納するという処理を行う点は、他のモードと同様だからである。
ただし、それぞれの処理の実行の度に、処理対象となる表示パネルのグループが異なる点で相違する。このため、レジスタ設定REGB(図8)では、フィールド信号ハイ・ロウの2周期分にわたって、先頭アドレスと表示データを格納すべきフィールドとの関係を規定すればよい。
K.効果:
以上で説明した本実施例の遊技機によれば、複数の表示パネルの表示データをVDP385でまとめて生成することができ、その描画能力を有効活用することが可能となる。また、こうしてまとめて生成された表示データを、XGA形式中に連続して格納して出力するため、各表示パネルの切り出し処理が簡易になるという利点がある。この結果、本実施例では、図7に示すように多様な組み合わせで複数の表示パネルを表示させることが可能となる。
本実施例では、こうした特徴に加え、各表示パネルへの表示データの出力を制御するパネルインタフェース390において、表示パネルごとに同期信号生成回路399を設けている。従って、解像度やフレームレートが異なる異種の表示パネルを混在させて表示することも可能である。
L.変形例:
(1) 実施例では、LCD16が2層表示装置の場合を例示したが、LCD16F、16Bを並列に配置しても構わない。また、表示パネルは実施例で示した枚数に限らず、これよりも少なくてもよいし、更に多くを備えても良い。
(2) 本実施例では、VDP385が処理する画面ごとに付された画面IDによって識別可能な状態で描画コマンドを出力する例を示した(図10参照)。描画コマンドの出力方法は、かかる例に限られない。例えば、複数の画面を並列に配置したXGAサイズ等の仮想的な単一の画面を設定して描画コマンドを出力し、VDP385が、この中から、画面単位で指定された表示エリアに対応する描画コマンドを抽出して、各画面の表示データを生成する方法を採ることもできる。かかる場合の処理について、以下で変形例として説明する。
図13は変形例としての描画コマンド出力処理のフローチャートである。実施例の図9に代わる処理である。
この処理では、CPU381は、まず各画面の表示データVAを設定し、VDP385に指示する(ステップS151)。そして、VDP385のスプライトレジスタ385sおよびVDPレジスタ385vを初期化する(ステップS152)。
次に、CPU381は、次にサブ制御基板35から受信した表示コマンドの内容を解析し(ステップS153)、描画コマンドを出力する(ステップS154)。描画コマンドの出力が完了すると、CPU381は、DMA転送を指示して(ステップS155)、この処理を終える。
図中に描画コマンドの出力例を示した。実施例と同様、2つの画面の表示データを生成する例である。変形例では、CPU381は、2つの画面を並列に配置した状態のXGA(1024×768画素)画像を表す描画コマンドを出力する。各画面は、ステップS151で設定した表示エリアVAによって識別可能である。
このように変形例では、描画コマンドと表示エリアVAとの位置関係によって、描画コマンドと表示パネルとの対応関係を特定するため、描画コマンドは、各表示パネルの画像同士が重ならないよう設定される必要がある。ただし、2つの表示パネルを配置した状態で予め描画コマンドを用意しておけるため、2つの表示内容を比較的簡易かつ正確に同期させることができる利点がある。
図14は変形例における描画処理のフローチャートである。実施例の図10に代わる処理であり、VDP385が描画コマンドに基づいて表示データを生成する処理である。
VDP385は、初期化処理として、画面IDおよびスプライトNo.に0を設定する(ステップS351)。
そして、CPU381からの指示に基づいて、画面IDに対応した表示エリアVAを設定する(ステップS352)。また、この表示エリアVAに基づいて、スプライトの最適化を行う(ステップS353)。つまり、表示エリアVAから完全にはみ出すスプライトは、描画処理の対象外とするのである。スプライトの最適化は、省略しても差し支えない。
次に、VDP385は、実施例(図10)と同様、スプライトの設定データを読み込み(ステップS354)、表示設定がなされている場合には(ステップS355)、スプライトを配置して描画を行う(ステップS356)。図中に、描画の例を示した。先に図13のステップS154で示したように、描画コマンドは2つの画面を並列に配置した状態で設定されているものの、描画処理では、この時点では、実線で示した表示エリアVA[0]に対応したスプライトのみの描画が行われ、他の表示エリア(図中の破線)のスプライトは描画対象外とされる。
VDP385は、以上の処理を、スプライトNo.がNlimに至るまで(ステップS357)、スプライトNo.を1ずつ増やしながら(ステップS358)、繰り返し実行する。また、描画が完了すると、表示データを出力する(ステップS359)。
VDP385は、更に、上述の処理を、全画面が終了するまで(ステップS360)、画面IDを1ずつ増やすとともに、スプライトNo.を初期化した上で(ステップS361)、繰り返し実行する。画面IDを増やした後は、表示エリアの設定(ステップS352)、およびスプライトの最適化(ステップS353)も再度、行うため、先の処理で処理対象外とされたスプライトも、新たな表示エリアに対しては、処理対象と扱われることがある。
このように変形例の処理によっても、VDP385は、複数画面の表示データを生成することが可能となる。変形例では、各画面に対応する描画コマンドを抽出する分、VDP385の処理負荷が増えるが、複数画面の同期を容易に確保できる利点がある。
以上、本発明の種々の実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採ることができることはいうまでもない。
実施例としてのパチンコ機1の正面図である。 パチンコ機1の制御用ハードウェア構成を示すブロック図である。 装飾図柄制御基板30の回路構成を示す説明図である。 LCD16の画面表示例を示す説明図である。 表示データの生成方法を示す説明図である。 パネルインタフェースの内部構造を示すブロック図である。 表示パネルの表示モードを示す説明図である。 表示制御処理のフローチャートである。 描画コマンド出力処理のフローチャートである。 描画処理のフローチャートである。 データ格納処理のフローチャートである。 モードVにおける描画コマンド出力のタイムチャートである。 変形例としての描画コマンド出力処理のフローチャートである。 変形例における描画処理のフローチャートである。
符号の説明
1…パチンコ機
3…メイン制御基板
4a…表示部
4b…操作スイッチ
6…遊技領域
8…発射ハンドル
9…始動入賞口
10…大入賞口
12…パネル装飾ランプ
15a…入賞検出器
16…LCD
16F…表側パネル
16B…裏側パネル
17L、17R…ELパネル
18…大入賞口ソレノイド
20…払出モータ
21…賞球払出装置
22…払出球検出器
24…モータ駆動センサ
25…払出制御基板
29…スピーカ
30…装飾図柄制御基板
31…枠装飾ランプ
32、34…ランプ中継基板
35…サブ制御基板
41…特別図柄表示装置
47…発射制御基板
48…タッチ検出部
49…発射モータ
381…CPU
382…RAM
383…ROM
386…キャラROM
385…VDP
385s…スプライトレジスタ385s
385v…VDPレジスタ
390…パネルインタフェース
391…VDPインタフェース
392…データ計数部
393…スケーラ
394…レジスタ
395…メモリインタフェース
396…バッファ
397…フレームメモリ
397L、397R、397F、397B…フィールド
398…インタフェース(I/O)
399…同期信号生成回路

Claims (8)

  1. 遊技機であって、
    遊技中に所定の演出表示を行うための複数の表示パネルと、
    各表示パネルに表示すべき画面の構成を規定する画面データを記憶する画面データ記憶部と、
    前記遊技状態に応じて、各表示パネルに表示すべき画面を決定し、前記画面データに基づいた描画コマンドを出力する描画制御部と、
    前記描画コマンドに応じて、前記演出表示用の表示データを生成する表示データ生成部と、
    前記表示データ生成部によって生成された表示データを、表示パネルごとに記憶する表示データ記憶部と、
    前記表示データの前記表示データ記憶部への格納を制御するとともに、該表示データを所定のタイミングで前記表示装置の各表示パネルに出力する表示データ管理部とを備え、
    前記表示データ生成部は、前記複数の表示パネルの表示データを、単一の仮想的な表示パネル用の出力形式で用意されたメモリ空間において、表示パネルごとの表示データが連続するように出力し、
    前記表示データ管理部は、
    前記表示データ生成部から出力される1フレーム分の表示データの先頭からの画素数を計数して、前記各表示パネルの表示データを識別して前記表示データ記憶部に格納する格納制御部と、
    前記表示パネルに応じた同期信号を生成する同期信号生成部とを有する遊技機。
  2. 請求項1記載の遊技機であって、
    前記描画制御部は、前記表示データ生成部からの出力形式における前記各表示パネルの表示データの格納アドレスを個別に指定し、
    前記表示データ生成部は、前記格納アドレスに基づいて、各表示パネルの表示データを、単一の仮想的な表示パネル用の出力形式に配置して出力し、
    前記格納制御部は、前記格納アドレスに基づいて、各表示パネルの表示データを識別する遊技機。
  3. 請求項1または2記載の遊技機であって、
    前記描画制御部は、前記表示パネル単位で前記描画コマンドを出力する遊技機。
  4. 請求項1または2記載の遊技機であって、
    前記描画制御部は、前記仮想的な表示パネル上に、前記複数の表示パネルを配置した状態を表す描画コマンドと、前記仮想的な表示パネル上における前記各表示パネルの位置を表す位置情報とを出力し、
    前記表示データ生成部は、前記位置情報に基づいて前記各表示パネルに対応した描画コマンドを抽出し、各表示パネルの表示データを生成する遊技機。
  5. 請求項1〜4いずれか記載の遊技機であって、
    前記表示パネルごとに前記同期信号生成部が備えられている遊技機。
  6. 請求項1〜5いずれか記載の遊技機であって、
    前記複数の表示パネルには、画素数の異なる表示パネルが混在している遊技機。
  7. 請求項1〜6いずれか記載の遊技機であって、
    前記複数の表示パネルは3枚以上備えられており、
    前記描画制御部は、前記仮想的な表示パネルに収まる範囲内で前記複数の表示パネルを組み合わせて設定された複数のグループについて、該グループごとに1フレーム分の表示データを生成するよう順次、前記描画コマンドを出力し、
    前記格納制御部は、前記グループごとに、前記各表示パネルの表示データを識別して前記格納を行う遊技機。
  8. 請求項1〜7いずれか記載の遊技機であって、
    前記表示データ管理部は、前記表示データの画素数を増減する拡大縮小処理が可能であり、
    前記表示データ生成部は、前記各表示パネルの画素数に関わらず、前記描画コマンドに基づいて、前記1フレームに収まる範囲で前記表示データを生成し、
    前記表示データ管理部は、前記表示データを、前記各表示パネルの画素数に合うよう拡大縮小する遊技機。
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