JP5118176B2 - スピン処理装置及びスピン処理方法 - Google Patents

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Description

この発明は基板を回転させながら処理液によって処理した後、乾燥処理するスピン処理装置及びスピン処理方法に関する。
半導体装置や液晶表示装置などを製造する場合、半導体ウエハやガラス基板などの基板に回路パタ−ンを形成するリソグラフィプロセスがある。このリソグラフィプロセスは、周知のように上記基板にレジストを塗布し、このレジストに回路パタ−ンが形成されたマスクを介して光を照射し、ついでレジストの光が照射されない部分(あるいは光が照射された部分)を除去し、除去された部分をエッチングするなどの一連の工程を複数回繰り返すことで、上記基板に回路パタ−ンを形成するものである。
上記一連の各工程において、上記基板が汚染されていると回路パタ−ンを精密に形成することができなくなり、不良品の発生原因となる。したがって、それぞれの工程で回路パタ−ンを形成する際には、レジストや塵埃などの微粒子が残留しない清浄な状態に上記基板を洗浄処理するということが行われている。
上記基板を洗浄処理する装置としてスピン処理装置が知られている。このスピン処理装置は処理槽を有し、この処理槽内にはカップ体が設けられている。このカップ体内には回転テーブルが設けられ、この回転テーブルには上記基板が着脱可能に保持される。
回転テーブルに基板を保持し、回転テーブルを回転させながら基板に処理液を供給して処理したならば、上記回転テーブルを処理液による処理時に比べて高速度で回転させることで、この基板を乾燥処理する。
上記処理槽の上部にはULPAやHEPAなどのファン・フィルタユニットが設けられ、基板を処理するときには処理槽内に清浄空気を供給するようにしている。上記カップ体の底部には排出管が接続されている。この排出管には排気ポンプが接続されている。
それによって、上記ファン・フィルタユニットから処理槽内に供給された清浄空気は上記カップ体内を通り、上記排出管から排出される層流となるから、基板から飛散した処理液がミストとなって処理槽内で浮遊するのが防止される。その結果、乾燥処理時に、基板にミストが付着することがないから、基板を汚染することなく乾燥処理することができる。
このように、基板を処理液で処理してから乾燥処理する場合、処理時間の短縮化を図り、処理能率を向上させることが要求される。処理時間を短縮化する手段としては、基板の乾燥処理時に基板を高速回転させるだけでなく加熱することで、乾燥時間を短縮化するということが行なわれている。
このような従来技術としては特開平9−275088号公報(特許文献1)に示された基板処理装置が提案されている。この公報に示された処理装置は、基板の処理位置の上方の構造物を昇温するように構成している。具体的には、基板を保持したスピンチャックが収容されるチャンバの上記スピンチャックの上方部分に位置する蓋や側面にヒータを設け、このヒータの熱で基板を加熱するようにしている。
特開平9−275088号公報
チャンバにヒータを設け、乾燥処理時に基板を加熱すれば、基板の乾燥処理時間を短縮することが可能となる。しかしながら、チャンバに設けたヒータの熱は、チャンバの壁体を通じて外部に放散され易いため、ヒータによる基板の加熱効率が低いということがある。
この発明は、基板を効率よく加熱乾燥することができるようにしたスピン処理装置及びスピン処理方法を提供することにある。
本発明は、基板を回転させながら処理液で洗浄処理してから乾燥処理するスピン処理装置において、
回転する基板に上記処理液を供給するノズル体と、
上記基板を保持して回転させながら上記ノズル体から上記処理液を供給して洗浄処理してから、上記基板を上記処理液によって洗浄処理するときよりも高速度で回転させて乾燥処理する回転テーブルと、
上記基板を加熱するための光線を上記基板に照射する光照射手段と、
この光照射手段を、上記処理液による上記洗浄処理開始後であってかつ当該洗浄処理が終了する前から、上記乾燥処理にかけて点灯させるように、上記光照射手段を制御する制御装置と、
を具備したことを特徴とするスピン処理装置にある。
また本発明は、基板を回転させながら処理液で洗浄処理してから乾燥処理するスピン処理方法において、
回転する基板に上記処理液を供給する洗浄処理工程と、
上記処理液によって洗浄処理された上記基板を上記洗浄処理工程時よりも高速度で回転させて乾燥処理する乾燥工程と、
上記基板を加熱するための光線を上記基板に照射する光照射手段を、上記処理液による洗浄処理開始後であってかつ当該洗浄処理が終了する前から、上記乾燥工程にかけて、点灯させる工程と、
を具備したことを特徴とするスピン処理方法にある。
この発明によれば、基板に光線を照射して加熱するため、基板を効率よく加熱することが可能となる
この発明の一実施の形態を示すスピン処理装置の概略的構成の断面図。 基板の回転中心と、この基板を照射加熱するランプの光軸との関係を説明するための図。 (a)はランプの光軸を基板の中心からずらしたときの基板の中心から外周端までの径方向に沿う温度分布を示す図、(b)はランプの光軸を基板の中心に合わせたときの基板の中心から外周端までの径方向に沿う温度分布を示す図。 この発明の他の実施の形態の光照射手段としてのレーザ装置を示す説明図。 レーザ装置から出力されるレーザ光の波長を示す図。
以下、図面を参照しながらこの発明の実施の形態を説明する。
図1はこの発明の一実施の形態のスピン処理装置の概略的構成を示し、このスピン処理装置は箱型状の処理槽1を有する。この処理槽1内にはカップ体2が配置されている。このカップ体2は、上記処理槽1の底板上に設けられた下カップ3と、この下カップ3に対して図示しない上下駆動機構により上下動可能に設けられた上カップ4とからなる。
上記下カップ3の底壁には周方向に所定間隔で複数の排出管5が接続されている。これら排出管5は排気ポンプ6に連通している。排出管5にはバタフライ弁5aが設けられ、このバタフライ弁5aの開度は制御装置7によって設定できるようになっている。
上記カップ体7の下面側にはベース板8が配置されている。このベース板8には、上記下カップ3と対応する位置に取付け孔9が形成されている。この取付け孔9には駆動手段を構成する制御モータ11の固定子12の上端部が嵌入固定されている。
上記固定子12は筒状をなしていて、その内部には同じく筒状の回転子13が回転自在に嵌挿されている。この回転子13の上端面には筒状の連結体14が下端面を接触させて一体的に固定されている。この連結体14の下端には上記固定子12の内径寸法よりも大径な鍔部15が形成されている。この鍔部15は上記固定子12の上端面に摺動可能に接触しており、それによって回転子13の回転を阻止することなく、この回転子13が固定子12から抜け落ちるのを防止している。
上記下カップ3には上記回転子13と対応する部分に通孔3aが形成され、上記連結体14は上記通孔3aからカップ体2内に突出している。この連結体14の上端には回転テーブル16が取付けられている。この回転テーブル16の周辺部には周方向に所定間隔、この実施の形態では60度間隔で6本(2本のみ図示)の円柱状の保持部材17が図示しない駆動機構によって回転可能に設けられている。
上記保持部材17の上端面には、この保持部材17の回転中心から偏心した位置にテーパ面を有する支持ピン18が設けられている。回転テーブル16には、基板としての半導体ウエハWが周縁部の下面を上記支持ピン18のテーパ面に当接するよう供給される。その状態で上記保持部材17を回転させれば、支持ピン18が偏心回転するから、回転テーブル16に供給された半導体ウエハWは、上記支持ピン18によって保持される。
上記回転テーブル16は乱流防止カバー21によって覆われている。この乱流防止カバー21は上記回転テーブル16の外周面を覆う外周壁22と、上面を覆う上面壁23とを有し、上記外周壁は上側が小径部22a、下側が大径部22bに形成されている。
上記上カップ4の上面は開口していて、その開口部4aの内周面には環状壁体25が設けられている。この環状壁体25は高さ方向の下半分を上カップ4内に位置させ、上半分を上カップ4の上面から上方に突出させている。この環状壁体25の上半分は、カップ体2の外部で乱流が生じた場合、その乱流がカップ体2内に流入するのを阻止する。
上記回転テーブル16に未処理の半導体ウエハWを供給したり、乾燥処理された半導体ウエハWを取り出すときには、上記上カップ4が後述するごとく下降させられる。
上記処理槽1の上部壁には上記回転テーブル16の平面形状よりも大きな径の開口部31が形成されている。この開口部31にはULPAやHEPAなどのファン・フィルタユニット32が設けられている。このファン・フィルタユニット32はクリーンルーム内の空気をさらに清浄化して処理槽1内に導入する。上記ファン・フィルタユニット32は駆動部33を有し、この駆動部33によって図示しないファンが回転駆動されて清浄空気を処理槽1内に導入する。
上記ファン・フィルタユニット32によって上記処理槽1内に導入された清浄空気は、上記カップ体2に向かって流れるダウンフロ−となり、このダウンフローはカップ体2の上面の開口部4aから内部に流入し、排出管5を通って排出される。つまり、ファン・フィルタユニット32から処理槽1内に供給される清浄空気は、この処理槽1内で乱流となることなく、層流の状態で円滑に排出される。
なお、上記駆動部33は上記制御装置7によって発停が制御されるようになっている。
上記処理槽1の一側には出し入れ口34が開口形成されている。この出し入れ口34は、処理槽1の一側に上下方向にスライド可能に設けられたシャッタ35によって開閉される。このシャッタ35は圧縮空気で作動するシリンダ36によって駆動される。つまり、上記シリンダ36には圧縮空気の流れを制御する制御弁37が設けられ、この制御弁37を上記制御装置7によって切換え制御することで、上記シャッタ35を上下動させることができるようになっている。
上記制御モータ11の回転子13内には筒状の固定軸41が挿通されている。この固定軸41の上端には、上記回転テーブル16に形成された通孔42から上記回転テーブル16の上面側に突出したノズルヘッド43が設けられている。このノズルヘッド43には上記回転テーブル16に保持された半導体ウエハWの下面に向けて処理液としての薬液及び洗浄液を選択的に噴射する一対のノズル44が設けられている。
上記乱流防止カバー21の上面壁23には上記ノズルヘッド43と対向して開口部45が形成され、この開口部45によって上記ノズル44から噴射された処理液が半導体ウエハWの下面に到達可能となっている。
回転テーブル16の上方で、基板Wの上面から径方向外方にずれた位置には上部ノズル体46が配置されている。この上部ノズル体46は、回転テーブル16に保持された半導体ウエハWに向けて処理液を噴射する。
上記処理槽1内の上部であって、上記回転テーブル16に保持された基板Wの上面よりも径方向外方、好ましくは上記カップ体2の上カップ4の開口部4aよりも径方向外方の位置には光照射手段としてのランプ51が配設されている。この実施の形態では、上記ランプ51は上記上カップ4の開口部4aよりも径方向外方に設置されている。ランプ51は、たとえば赤外線ランプやハロゲンランプなどが用いられ、上記制御装置7によって点灯が制御される。
上記ランプ51からは、上記基板Wに向けてこの基板Wを加熱するための光線が出射される。図2に示すように、このランプ51は、光軸Lを上記回転テーブル16に保持された基板Wの回転中心Oから同図にXで示す距離だけ径方向外方にずらしている。なお、ランプ51による基板Wの照射範囲Rは、基板Wの半径のほぼ全長にわたっている。
ランプ51の光軸Lを基板Wの回転中心Oから径方向外方へXの距離でずらすことで、基板Wの板面を全体にわたってほぼ均一に加熱することができる。図3(a)は図2に示すようにランプ51の光軸Lを基板Wの回転中心Oからずらしたときの基板Wの径方向に沿う温度分布を測定した結果であり、同図(b)は光軸Lを基板Wの回転中心Oに一致させたときの基板Wの径方向に沿う温度分布を測定した結果である。
これらの測定結果から分かるように、ランプ51の光軸Lを基板Wの回転中心Oからずらすことで、基板Wを径方向に沿ってほぼ均一に加熱できることが確認された。
このことは、以下のような理由によると考えられる。つまり、ランプ51から出射される光線の照射範囲Rにおける強度分布は光軸中心が最も高い、ほぼ正規分布をなしており、また基板Wを回転させると、基板Wの中心部よりも周辺部の方が周速度が大きいため、周辺部が中心部よりも温度が低くなる。
そのため、ランプ51の最も温度が高くなる光軸中心を基板Wの回転中心Oに一致させると、基板Wは中心部分が周辺部分よりも高温に加熱されるばかりか、回転にともなって周辺部分が中央部分よりも温度低下が大きくなるから、図3(b)に示すように中心部分が周辺部分よりも温度が高くなる。
一方、ランプ51の光軸Lを図2に示すように基板Wの回転中心Oからずらすと、基板Wは中心部分よりも周辺部分の方が高い温度に加熱されるが、基板Wを回転させると、周辺部分が中央部分よりも温度低下が大きくなるから、結果的には図3(a)に示すように基板Wの径方向に沿う温度分布がほぼ均一になる。
つぎに、上記構成のスピン処理装置によって基板Wを処理する場合について説明する。
ファン・フィルタユニット32を作動させて清浄空気を処理槽1内に供給するとともに、バタフライ弁5aを所定の開度に設定することで、上記ファン・フィルタユニット32から処理槽1内に供給された清浄空気はダウンフローとなり、カップ体2内を通り、排気ポンプ6の吸引力が作用する排出管5を通じて排出される。つまり、ファン・フィルタユニット32から処理槽1内に供給された清浄空気は層流となってカップ体2内を通り、排出管5から排出される。
処理槽1内に清浄空気を流したならば、基板Wを保持した回転テーブル16を回転させるとともに、ノズル体46から基板Wの上面に純水などの処理液を供給する。それによって、基板Wの上面は処理液によって洗浄処理されることになる。処理液による基板Wの処理工程が終わる前に、ランプ51を点灯し、基板Wを光線によって照射加熱する。
処理液による基板Wの処理が終了したならば、基板Wを乾燥処理する。乾燥処理工程では、基板Wを処理工程時に比べて高速度で回転させる。それによって、基板Wに付着残留した処理液は遠心力によって除去されるから、基板Wが乾燥処理される。
上記ランプ51は基板Wの処理が乾燥工程になる前の、処理工程のときから点灯されて基板Wを加熱しているから、基板Wは処理工程が終了した時点では、所定温度に加熱されている。そのため、処理工程に続く乾燥工程では、乾燥工程が開始されると同時に、遠心力による乾燥と相俟ってランプ51による加熱乾燥が行なわれるから、基板Wの乾燥処理を短時間で行なうことが可能となる。
ランプ51は光軸Lを基板Wの回転中心Oから径方向外方に距離Xずらしている。そのため、基板Wはランプ51によって径方向中心部分よりも外方部分の方が高い温度に加熱されるが、基板Wが高速度で回転することで、周速度の違いによって中心部分よりも周辺部分の温度低下が大きくなる。その結果、基板Wは径方向全体がほぼ均一な温度に加熱される。つまり、ランプ51によって基板Wを径方向全長にわたってほぼ均一に加熱することができるから、加熱による乾燥を、むらなくほぼ均一に行なうことが可能となる。
なお、上記実施の形態ではランプ51の光軸Lを、基板Wの回転中心Oよりもランプ51側、つまり手前側にずらしたが、ランプ51の光軸Lを回転中心Oを対称にして径方向の反対側にずらしてもよい。
基板Wは、上記ランプ51から出射される光線が照射されて加熱されるため、このランプ51からの熱を効率よく基板Wに吸収させることができる。つまり、基板Wはランプ51からの輻射熱によって加熱されるため、伝導熱によって加熱する場合に比べて加熱効率を大幅に向上させることができる。
しかも、基板Wをランプ51の輻射熱によって加熱するため、処理槽1の上部にファン・フィルタユニット32を設け、この処理槽1内にダウンフローを生じさせる構成とすることができる。
上記ランプ51は基板Wの上面よりも径方向外方、この実施の形態では上カップ4の開口部4aよりも径方向外方に設置した。そのため、ランプ51がファン・フィルタユニット32からカップ体2内に流入するダウンフローの流れを乱すことがないから、処理工程や乾燥工程において、カップ体2内で発生したミストをこのカップ体2内から排出管5を通じて円滑かつ確実に排出することができる。つまり、処理工程や乾燥工程のときに、カップ体2内にミストが浮遊するのを防止できるから、基板Wをミストによって汚染させることなく乾燥処理することができる。
なお、上記一実施の形態では、ランプを処理槽内の上方で、カップ体の開口部よりも径方向外方に配置するようにしたが、上記ランプがカップ体の開口部の径方向内方であっても、上記基板の径方向外方に配置すれば、カップ体内に流入するダウンフロ−が上記ランプによって乱流となるのを抑制することが可能である。また、その場合、ファン・フィルタユニットからのダウンフローの吹き出し範囲を、ランプよりも径方向内方となる基板の上面の範囲内だけとすれば、より一層、乱流の発生を効果的に防止できる。
ランプが基板の上面から径方向外方に外れる位置であっても、ファン・フィルタユニットから吹き出される清浄空気の流路内に設置する場合、このランプの外形状を流線型など、空気抵抗の少ない形状にすれば、ダウンフロ−がランプによって乱されるのを防止できる。
図4と図5はこの発明の他の実施の形態を示す。この実施の形態は光照射手段として上記一実施の形態のランプ51に代わり、レーザ装置61が用いられている。このレーザ装置61は、上記ランプ51と同様、カップ体2の上方で、上カップ4の開口部4aよりも径方向外方に配置されている。
上記レーザ装置61は駆動源62の回転軸63に支持されている。この回転軸63は設定された範囲の角度で回転駆動されるようになっている。この実施の形態では、上記回転軸63の回転角度は、上記レーザ装置61から出力されるレーザ光64が図4に実線で示す基板Wの上面の回転の中心部から鎖線で示す外周端までの範囲を走査するよう設定される。それによって、基板Wを回転させてレーザ装置61を揺動させれば、レーザ光64は基板Wの上面全体を照射することになる。
上記基板Wがシリコンウエハの場合、上記レーザ装置61としてはシリコンウエハに吸収される約1μmの波長のレーザ光64を出力する、たとえばNd−YAGレーザなどのレーザ装置61が用いられる。そのレーザ装置61から出力されるレーザ光64の波長は、図5に示すように約1μmを中心とした狭帯域の分布となっている。したがって、レーザ光64のほとんどはシリコンウエハからなる基板Wに吸収されることになる。
レーザ装置61から出力されるレーザ光64の波長が基板Wに吸収される波長であれば、そのレーザ光64によって基板Wを効率よく、しかも迅速に加熱することが可能となるばかりか、基板Wを透過してこの基板Wの下方に位置する回転テーブル16などを加熱するのを防止することができる。
仮に、レーザ光64が基板Wを透過して回転テーブル16を加熱すると、上述したようにレーザ光64による基板Wの加熱効率が低下するばかりか、温度上昇した回転テーブル16の熱によって基板Wの加熱状態が一定しなくなるということがある。
しかしながら、上述したごとくレーザ光64の波長を基板Wに吸収される波長としたことで、レーザ光64が基板Wを透過するのを防止することができるから、基板Wを効率よく加熱することができる。しかも、基板Wを加熱する際、レーザ光64を基板Wの中心部と径方向外周端との間で揺動させるようにしたから、回転する基板Wの全面を均一に加熱することができる。
なお、この実施の形態においては基板Wがシリコンウエハであるため、レーザ光64の波長を約1μmとしたが、レーザ光64の波長は基板Wの種類や表面に形成された膜の材料などによって効率よく吸収される波長が異なってくるから、加熱される基板の種類に応じてレーザ光を最も吸収されやすい波長のものにすればよい。
1…処理槽
2…カップ体
5…排出管(排出手段)
6…排気ポンプ(排出手段)
16…回転テーブル
32…ファン・フィルタユニット
51…ランプ(光照射手段)
61…レーザ装置(光照射手段)

Claims (6)

  1. 基板を回転させながら処理液で洗浄処理してから乾燥処理するスピン処理装置において、
    回転する基板に上記処理液を供給するノズル体と、
    上記基板を保持して回転させながら上記ノズル体から上記処理液を供給して洗浄処理してから、上記基板を上記処理液によって洗浄処理するときよりも高速度で回転させて乾燥処理する回転テーブルと、
    上記基板を加熱するための光線を上記基板に照射する光照射手段と、
    この光照射手段を、上記処理液による上記洗浄処理開始後であってかつ当該洗浄処理が終了する前から、上記乾燥処理にかけて点灯させるように、上記光照射手段を制御する制御装置と、
    を具備したことを特徴とするスピン処理装置。
  2. 上記光照射手段はランプであって、このランプは光軸中心を上記基板の回転中心からずらして配置されていることを特徴とする請求項1記載のスピン処理装置。
  3. 上記光照射手段はレーザ光を出力するレーザ装置であることを特徴とする請求項1記載のスピン処理装置。
  4. 上記レーザ光を上記基板の回転中心部と径方向外周端との間で揺動させることを特徴とする請求項3記載のスピン処理装置。
  5. 上記レーザ光は上記基板に吸収される波長であることを特徴とする請求項3記載のスピン処理装置。
  6. 基板を回転させながら処理液で洗浄処理してから乾燥処理するスピン処理方法において、
    回転する基板に上記処理液を供給する洗浄処理工程と、
    上記処理液によって洗浄処理された上記基板を上記洗浄処理工程時よりも高速度で回転させて乾燥処理する乾燥工程と、
    上記基板を加熱するための光線を上記基板に照射する光照射手段を、上記処理液による洗浄処理開始後であってかつ当該洗浄処理が終了する前から、上記乾燥工程にかけて、点灯させる工程と、
    を具備したことを特徴とするスピン処理方法。
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