JP5115729B2 - トリアルキルシリル基で保護されたアセト酢酸エステル基含有有機ケイ素化合物及びその製造方法 - Google Patents
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で表される化合物を合成し、次いでこの式(5)の化合物と下記一般式(6)
HSi(CH3)n(OR2)3-n (6)
(式中、R2は炭素数1〜6のアルキル基を示し、nは0,1又は2である。)
で表されるヒドロアルコキシシランとを、白金含有触媒の存在下にて付加反応させることを特徴とする上記一般式(1)で表されるトリアルキルシリル基で保護されたアセト酢酸エステル基含有有機ケイ素化合物の製造方法を提供する。
下記式中、Meはメチル基、Etはエチル基、t−Buはtert−ブチル基、i−Prはイソプロピル基を示す。
HSi(CH3)n(OR2)3-n (6)
(式中、R2は炭素数1〜6のアルキル基を示し、nは0,1又は2である。)
上記の付加反応における圧力条件は、特に制限がなく、常圧もしくは加圧で実施できるが、一般的には常圧で十分である。
また、得られた式(1)の化合物は、いずれも蒸留によって精製することができる。
アセト酢酸アリルとヘキサメチルジシラザンとを、公知の方法によって反応させて合成したトリメチルシリル化アセト酢酸アリル53.6g(0.25モル、異性体混合物)とPt原子を3.8×10-5モル含有したKarstedt触媒とを、事前に十分に窒素置換した、撹拌機と温度計と水冷コンデンサー及び滴下漏斗を装備した200ミリリットルの反応器に仕込み、油浴にて70℃に調整した。次いで、滴下漏斗を用いて、メチルジメトキシラン23.9g(0.225モル)を、70〜80℃の温度範囲に内温を管理しつつ、3時間で滴下し、滴下終了後更に1時間撹拌して熟成を行った。
次いで、蒸留を行い、沸点145〜153℃(0.6kPa)の留分56.8g(異性体混合物)を分取した。ガスクロマトグラフィーで留分の組成を分析したところ、純度98.3%(二種の異性体の総和)であり、二種の異性体のGC%比率は12.5%/85.8%であった。また、収率はメチルジメトキシランに対して、78%であった。
事前に十分に窒素置換した、撹拌機と温度計と水冷コンデンサー及び滴下漏斗を装備した100ミリリットルの反応器に、実施例1で合成した化合物16.0g(0.05モル)を仕込み、次いでメタノール3.2g(0.1モル)を仕込み、室温条件(15〜30℃)で撹拌した。約20時間撹拌後、低沸点成分(過剰メタノール、トリメチルメトキシシラン)を10kPa、65℃の減圧条件を保持することにより除去したところ、ガスクロマトグラフィーによる組成分析にて、純度97%(ケト体及びエノール体の混合状態で検出)のアセト酢酸3−メチルジメトキシシリルプロピルを得ることができた。
トリメチルシリル化アセト酢酸アリル53.6g(0.25モル、異性体混合物)とPt原子を1.3×10-5モル含有したKarstedt触媒とを、事前に十分に窒素置換した、撹拌機と温度計と水冷コンデンサー及び滴下漏斗を装備した200ミリリットルの反応器に仕込み、油浴にて70℃に調整した。次いで、滴下漏斗を用いて、メチルジエトキシラン30.2g(0.225モル)を、70〜80℃の温度範囲に内温を管理しつつ、4時間で滴下し、滴下終了後更に3時間撹拌して熟成を行った。
次いで、蒸留を行い、沸点119〜134℃(0.1kPa)の留分64.9g(異性体混合物)を分取した。ガスクロマトグラフィーで留分の組成を分析したところ、純度98.8%(二種の異性体の総和)であり、二種の異性体のGC%比率は13.4%/85.4%であった。また、収率はメチルジエトキシランに対して、82%であった。
アセト酢酸アリル213.3g(1.5モル)とトリメトキシシラン183.3g(1.5モル)を、Pt原子を4.5×10-5モル含有したKarstedt触媒の存在下にて、公知の方法によって反応させて合成したアセト酢酸3−トリメトキシシリルプロピルの反応液396.6g(主成分の他に、未反応のアセト酢酸アリル、副生物のテトラメトキシシラン、アセト酢酸メチル、1,1−ジメトキシ−2−オキサ−1−シラシクロペンタン等の低沸点化合物を含有し、主成分は70GC%程度)を準備した。
次いで、事前に十分に窒素置換した、撹拌機と温度計と水冷コンデンサー及び滴下漏斗を装備した1リットルの反応器に、ヘキサメチルジシラザン181.6g(1.125モル)及びアセトニトリル241.5gを仕込み、油浴にて80℃の還流状態に調整した。次いで、滴下漏斗を用いて、アセト酢酸3−トリメトキシシリルプロピルの反応液の全量を75〜85℃の還流状態の反応系内に2時間で滴下し、滴下終了後更に80〜90℃の温度範囲で4時間撹拌して熟成を行った。
次いで、蒸留を行い、アセトニトリルと未反応残のヘキサメチルジシラザンを除去後、前記した低沸点化合物を除去し、次いで沸点139〜142℃(0.5kPa)の留分255.5gを分取した。ガスクロマトグラフィーで留分の組成を分析したところ、純度99.2%(二種の異性体の総和)であり、二種の異性体のGC%比率は12.8%/86.4%であった。また、収率はメチルジエトキシランに対して、51%であった。
事前に十分に窒素置換した、撹拌機と温度計と水冷コンデンサー及び滴下漏斗を装備した100ミリリットルの反応器に、実施例3で合成した化合物16.8g(0.05モル)を仕込み、次いでメタノール3.2g(0.1モル)を仕込み、室温条件(15〜30℃)で撹拌した。約20時間撹拌後、低沸点成分(過剰メタノール、トリメチルメトキシシラン)を10kPa、65℃の減圧条件を保持することにより除去したところ、ガスクロマトグラフィーによる組成分析にて、純度97%(ケト体及びエノール体の混合状態で検出)のアセト酢酸3−トリメトキシシリルプロピルを得ることができた。
アセト酢酸アリル71.1g(0.5モル)とトリメトキシシラン61.1g(0.5モル)とを、Pt原子を1.5×10-5モル含有したKarstedt触媒の存在下にて、公知の方法によって反応させて合成したアセト酢酸3−トリメトキシシリルプロピルの反応液123.6g(未反応のアセト酢酸アリル、副生物のテトラメトキシシラン、アセト酢酸メチル、1,1−ジメトキシ−2−オキサ−1−シラシクロペンタン等を含有し、主成分は70GC%程度)を準備した。
次いで、減圧蒸留装置にて、上記反応液より主成分の蒸留単離精製を試みたところ、主成分よりも低沸点の成分が主体の留分1(26.5g)を、0.3kPaの減圧条件で、塔頂温62℃、釜温125℃になるまで抜いた後に、下記表1に示す減圧条件によって、順々に留分を抜き出して行ったが、留分組成中の主成分濃度は非常に少なく、留分組成の大半は下記の反応式1で表される分解反応の副生物であるアセト酢酸メチル及び1,1−ジメトキシ−2−オキサ−1−シラシクロペンタンであった。また、蒸留釜残渣は、蒸留終了直後は濃褐色オイル状であったが、冷却するとゼラチン状の流動性のない状態となった。
アセト酢酸アリル113.8g(0.8モル)とトリエトキシシラン131.4g(0.8モル)とを、Pt原子を2.4×10-5モル含有したKarstedt触媒の存在下にて、公知の方法によって反応させて合成したアセト酢酸3−トリエトキシシリルプロピルの反応液231.3g(未反応のアセト酢酸アリル、副生物のテトラエトキシシラン、アセト酢酸エチル、1,1−ジエトキシ−2−オキサ−1−シラシクロペンタン等を含有し、主成分は70GC%程度)を準備した。
次いで、事前に十分に窒素置換した、撹拌機と温度計と水冷コンデンサー及び滴下漏斗を装備した500ミリリットルの反応器に、ヘキサメチルジシラザン96.8g(0.6モル)及びアセトニトリル129.9gを仕込み、油浴にて80℃の還流状態に調整した。次いで、滴下漏斗を用いて、アセト酢酸3−トリエトキシシリルプロピルの反応液の全量を75〜85℃の還流状態の反応系内に2時間で滴下し、滴下終了後更に80〜90℃の温度範囲で3時間撹拌して熟成を行った。
次いで、蒸留を行い、アセトニトリルと未反応残のヘキサメチルジシラザンを除去後、前記した低沸点化合物を除去し、次いで沸点144〜146℃(0.2kPa)の留分125.2gを分取した。ガスクロマトグラフィーで留分の組成を分析したところ、純度99.0%(二種の異性体の総和)であり、二種の異性体のGC%比率は13.0%/86.0%であった。また、収率はメチルジエトキシランに対して、41%であった。
Claims (2)
- アセト酢酸アリルと、R1 3Si(但し、R1は炭素数1〜6のアルキル基を示す)で表されるトリアルキルシリル基を有するシラン化合物とを反応させて下記一般式(5)
(式中、R1は炭素数1〜6のアルキル基である。)
で表される化合物を合成し、次いでこの式(5)の化合物と下記一般式(6)
HSi(CH3)n(OR2)3-n (6)
(式中、R2は炭素数1〜6のアルキル基を示し、nは0,1又は2である。)
で表されるヒドロアルコキシシランとを、白金含有触媒の存在下にて付加反応させることを特徴とする下記一般式(1)
(式中、R1、R2は炭素数1〜6のアルキル基であり、同一でも異なっていてもよい。nは0,1又は2である。)
で表されるトリアルキルシリル基で保護されたアセト酢酸エステル基含有有機ケイ素化合物の製造方法。
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