JP5115275B2 - 出力バッファ回路 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置の出力バッファ回路に係り、詳しくはスリーステート型の出力バッファ回路に関するものである。
2種類の電源電圧で動作する従来の半導体装置の出力バッファ回路100を図9に従って説明する。
出力バッファ回路100は、半導体装置の内部回路(図示略)からデータ入力信号Aと、制御入力信号Cとが入力され、それら入力信号A,Cに基づいて、Hレベル、Lレベル及びハイインピーダンスの3値を出力するスリーステート型の回路である。
この出力バッファ回路100は、大きく分けて、入力信号A,Cの信号レベルを変換して出力するレベルコンバータ部110と、レベルコンバータ部110から入力される信号に基づいて出力信号OUTを外部出力端子EXに出力する出力回路130とを備えている。
レベルコンバータ部110は、第1レベルコンバータ110aと第2レベルコンバータ110bとを備えている。第1レベルコンバータ110aには、半導体チップコア側の電源電位VDLで動作するコア回路からデータ入力信号Aとその反転信号Aバーとが入力される。第1レベルコンバータ110aは、グランドレベルから半導体チップコア側の電源電位VDLまでの振幅を有する信号A,Aバーを、グランドレベルから外部出力インターフェース電源電位VDHまでの振幅にレベル変換して第1信号Bとして出力回路130に出力する。
また、第2レベルコンバータ110bには、内部回路から制御入力信号Cとその反転信号Cバーが入力される。第2レベルコンバータ110bは、グランドレベルから半導体チップコア側の電源電位VDLまでの振幅を有する信号C,Cバーを、グランドレベルから外部出力インターフェース電源電位VDHまでの振幅にレベル変換して第2信号Dとして出力回路130に出力する。
出力回路130は、論理制御回路140と最終段バッファ150とを備えている。論理制御回路140は、レベルコンバータ部110からの信号B,Dに基づいて、最終段バッファ150のトランジスタTP60,TN60に、外部出力インターフェース電源電位VDHレベルあるいはグランドレベルの信号J,Kをそれぞれ出力する。そして、最終段バッファ150は、入力される信号J,Kに基づいて、外部出力インターフェース電源電位VDHレベル(Hレベル)、グランド電源電位レベル(Lレベル)及びハイインピーダンスの3値を出力信号OUTとして出力する。
詳述すると、第2信号DがLレベルである場合には、第1信号BがHレベルであればHレベルの出力信号OUTが出力され、逆に第1信号BがLレベルであればLレベルの出力信号OUTが出力される。一方、第2信号DがHレベルである場合には、第1信号BがHレベルであろうとLレベルであろうと、トランジスタTP60,TN60間のノードN60がハイインピーダンスに設定される。
なお、このようなスリーステート型の出力バッファ回路としては、例えば特許文献1が知られている。
特開平10−285013号公報
ところが、このような出力バッファ回路100では、各レベルコンバータ110a,110b内の寄生容量が異なると、電源立ち上げ時に、各レベルコンバータから出力される第1信号Bと第2信号Dとの間に信号遅延Skew(図10(b)参照)が発生する。とくに、第1レベルコンバータ110aの寄生容量が第2レベルコンバータ110bのそれに比べて大きくなると、図10(b)に示すように、第2信号Dに対して第1信号Bが遅延する。ここで、このような寄生容量の大きさは、各レベルコンバータ110a,110bを構成するトランジスタ等の素子の配置位置によって変わる配線長や、上層レイヤの電源配線の種類に依存して変動する。そして、上記信号遅延Skewによって、出力信号OUTとして図10(d)に示すような誤作動信号SHが発生することが本発明者らによって明らかにされた。
以下に、Lレベルのデータ入力信号A及びLレベルの制御入力信号Cが入力される電源立ち上げ時に(以下、単に「電源立ち上げ時」という。)発生する誤作動信号SHについて説明する。
図10(a)に示すように、電源立ち上げ時には、半導体チップコア側の電源電位VDL及び外部出力インターフェース電源電位VDHがそれぞれ所定の傾きで立ち上がる。また、Hレベルとなる反転信号Aバー,Cバーは、半導体チップコア側の電源電位VDLの立ち上がりレベルに追従して上昇する。この反転信号Aバー,Cバーは、第1レベルコンバータ110aのNチャネルMOSトランジスタTN11及び第2レベルコンバータ110bのNチャネルMOSトランジスタTN21に入力される。このとき、反転信号Aバー,Cバーの信号レベルが各トランジスタTN11,TN21のしきい値を超えるまでは、図10(b)に示すように、信号B,Dの信号レベルが外部出力インターフェース電源電位VDHの立ち上がりに追従して上昇する。すなわち、Lレベルの入力信号A,Cが入力される場合にはLレベルの信号B,Dが出力されるはずにも関わらず、反転信号Aバー,Cバーの信号レベルが各トランジスタTN11,TN21のしきい値を超えるまでは、Lレベルの信号B,Dが出力されない。
そして、反転信号Aバー,Cバーが各トランジスタTN11,TN21のしきい値を超えると、同トランジスタTN11,TN21がオンされて、信号B,Dはグランドレベル(Lレベル)まで立ち下がる。しかし、前述のように、第1レベルコンバータ110aの寄生容量が第2レベルコンバータ110bのそれに比べて大きくなると、第2信号Dよりも第1信号Bの伝達時間が長くなるため、図10(b)に示すように、第2信号Dよりも第1信号Bが遅く立ち下がる。この信号B,Dで発生した信号遅延Skewは、バッファ内レーシングによってその遅延を保持したまま、最終段バッファ150のトランジスタTP60,TN60に入力される。すると、図10(c)に示すように、トランジスタTP60,TN60に入力される信号J,Kが共にLレベルになるタイミングが生じる。このLレベルの信号J,Kによって、PチャネルMOSトランジスタTP60がオンされて、NチャネルMOSトランジスタTN60がオフされる。このため、図10(d)に示すように、出力信号OUTとして外部出力インターフェース電源電位VDHの立ち上がりレベルに追従するHレベルの誤作動信号SHが一瞬発生してしまい、電源立ち上げ初期動作状態における誤作動の原因となるおそれがある。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、電源立ち上げ時における誤作動信号の発生を抑制することのできる出力バッファ回路を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の出力バッファ回路は、データ入力信号に基づいて第1信号を生成する第1レベルコンバータと、制御入力信号に基づいて第2信号を生成する第2レベルコンバータと、を備え、第3信号を生成する第3レベルコンバータを含み、前記第3信号に基づいて、電源立ち上げ時における前記第2信号の立ち下がりを遅相させた第4信号を生成し、その第4信号を前記出力回路に出力するタイミング調整回路をさらに備え、前記第3レベルコンバータは、電源立ち上げ時において、基準電位の第3信号を出力させるための入力が入力され、前記第3レベルコンバータ内の前記第2電源電位がソースに接続されるトランジスタを、前記第1レベルコンバータ内の前記第2電源電位がソースに接続されるトランジスタよりも大きく形成した。
前述したように、第1信号及び第2信号は、データ入力信号及び制御入力信号に基づいて、共に基準電位の信号レベルが出力される場合であっても、電源立ち上げ時においては第2電源電位の立ち上がりレベルに追従してその信号レベルが上昇する。そして、第1信号及び第2信号は、所定時間経過後に基準電位まで立ち下がる。ここで、所定時間は、第1及び第2レベルコンバータが安定して動作するまでの時間である。
上記構成によれば、第3レベルコンバータから出力される第3信号が、電源立ち上げ時において、基準電位の信号レベルを出力するように設定されている。しかし、この第3信号は、上記第1信号及び第2信号と同様に、第3レベルコンバータが安定して動作するまで、第2電源電位の立ち上がりレベルに追従してその信号レベルが上昇する。そして、第3信号は、所定時間経過後に基準電位まで立ち下がる。このとき、第1〜第3信号が基準電位に立ち下がるタイミングは、各レベルコンバータの寄生容量によって変動する。ここで、第3レベルコンバータ内の所定のトランジスタが第1レベルコンバータ内の所定のトランジスタよりも大きく形成されているため、第3レベルコンバータの寄生容量が第1レベルコンバータのそれよりも大きくなる。従って、第1信号よりも第3信号の伝達時間が長くなるため、第1信号よりも第3信号が遅く立ち下がる。そして、この第1信号よりも遅く立ち下がる第3信号に基づいて、第2信号の立ち下がりタイミングを遅相させた第4信号を生成するようにしたため、生成された第4信号の立ち下がりタイミングを第1信号と同じもしくは第1信号よりも遅くすることができる。これにより、第2信号よりも第1信号の伝達時間が長くなったとしても、第2レベルコンバータ側から出力回路に出力される第4信号に対する第1信号の遅延の発生を抑制することができる。従って、基準電位の第1及び第2信号(第4信号)が出力回路に出力されるはずにも関わらず、第2電源電位の第1信号と基準電位の第4信号とが出力されることを抑制することができる。そのため、第4信号に対する第1信号の遅延によって発生する可能性のある誤作動信号の発生を好適に抑制することができる。
請求項2に記載の出力バッファ回路は、前記タイミング調整回路は、前記第2信号と前記第3信号との論理和演算の結果を持つ前記第4信号を生成するオア回路を含む。
上記構成によれば、オア回路において、第1信号よりも遅く立ち下がる第3信号と、第2信号との論理和演算結果を持つ第4信号が生成される。そのため、上述した電源立ち上げ時においては、第2信号及び第3信号のうち、基準電位に遅く立ち下がる信号が第4信号として生成される。従って、オア回路にて生成される第4信号は、電源立ち上げ時において、第1信号よりも遅く立ち下がる信号となる。例えば、第2信号よりも第1信号の伝達時間が長い場合には、その第1信号よりも伝達時間の長くなる第3信号が第4信号として出力回路に出力される。これにより、第2信号よりも第1信号の伝達時間が長くなったとしても、第2レベルコンバータ側から出力回路に出力される第4信号に対する第1信号の遅延の発生を抑制することができる。
請求項3に記載の出力バッファ回路は、前記タイミング調整回路は、前記第3信号を所定時間遅延させた遅延信号を生成し、その遅延信号を前記オア回路に出力する遅延回路を含み、前記オア回路は、前記遅延信号と前記第2信号との論理和演算の結果を持つ前記第4信号を生成する。
上記構成によれば、遅延回路において、第3レベルコンバータから出力される第3信号がさらに遅延される。これにより、オア回路に入力される遅延信号は、第1信号よりも確実に遅く立ち下がる信号となる。従って、オア回路にて生成される第4信号も、第1信号よりも確実に遅く立ち下がる信号となる。
請求項4に記載の出力バッファ回路は、前記タイミング調整回路は、前記第1信号と前記第3信号との論理積演算の結果を持つ信号を生成するアンド回路と、前記アンド回路にて生成された信号と前記第2信号との論理和演算の結果を持つ前記第4信号を生成するオア回路と、を含む。
上記構成によれば、アンド回路において、第1信号と第3信号との論理積演算結果を持つ信号が生成される。そのため、上述した電源立ち上げ時においては、第1信号及び第3信号のうち、基準電位に先に立ち下がる信号がオア回路に出力される。このとき、第3信号は第1信号よりも遅く立ち下がるように設定されているため、電源立ち上げ時においては、アンド回路から常に第1信号が出力される。
また、オア回路において、第2信号と、アンド回路を介して入力される第1信号との論理和演算結果を持つ第4信号が生成される。そのため、電源立ち上げ時において、第1信号及び第2信号のうち、基準電位に遅く立ち下がる信号が第4信号として生成される。従って、オア回路にて生成される第4信号は、電源立ち上げ時において、第1信号と同じもしくは第1信号よりも遅く立ち下がる信号となる。例えば、第2信号よりも第1信号の伝達時間が長い場合には、第1信号が第4信号として出力回路に出力される。これにより、第2信号よりも第1信号の伝達時間が長くなったとしても、第2レベルコンバータ側から出力回路に出力される第4信号に対する第1信号の遅延の発生を抑制することができる。
以上説明したように、本発明によれば、電源立ち上げ時における誤作動信号の発生を抑制することが可能な出力バッファ回路を提供することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1〜図4に従って説明する。なお、本実施形態において、先の図9で示した従来と同様な構成部分については同一符号を付して説明する。
図1に示すように、出力バッファ回路1は、大きく分けて、半導体装置の内部回路(図示略)から入力される入力信号の信号レベルを変換して出力するレベルコンバータ部10と、レベルコンバータ部10から入力される信号に基づいて出力信号OUTを外部出力端子EXに出力する出力回路30と、タイミング調整回路TAと、を含んで構成されている。
レベルコンバータ部10は、内部回路から入力されるデータ入力信号Aをレベル変換した第1信号Bを生成する第1レベルコンバータ10aと、内部回路から入力される制御入力信号Cをレベル変換した第2信号Dを生成する第2レベルコンバータ10bと、電源立ち上げ時の第2信号Dの立ち下がりを遅延させるための第3信号Eを生成する第3レベルコンバータ10cと、を備えている。
第1レベルコンバータ10aは、第1入力回路11と第1レベルコンバータ回路21とを備えている。第1入力回路11は、第1及び第2インバータ回路11a,11bから構成されている。これら各インバータ回路11a,11bの電源端子は、それぞれ半導体チップコア側の電源電位VDL(第1電源電位)とグランド電源電位(基準電位)に接続されている。
第1インバータ回路11aは、入力されるデータ入力信号Aを論理反転し、半導体チップコア側の電源電位VDLレベル(HLレベル)又はグランドレベル(Lレベル)の信号AIを生成する。第2インバータ回路11bは、第1インバータ回路11aから入力される反転信号AIを論理反転し、データ入力信号Aと同等の信号レベル(Lレベル又はHLレベル)を有する信号ATを生成する。このように第1入力回路11は、振幅がLレベルからHLレベルまでの相補な信号AT,AIを生成する。第1入力回路11は、その相補な信号AT,AIを第1レベルコンバータ回路21に供給する。
第1レベルコンバータ回路21のNチャネルMOSトランジスタTN11のゲートには、第1インバータ回路11aから出力される信号AIが供給される。また、NチャネルMOSトランジスタTN12のゲートには、第2インバータ回路11bから出力される信号ATが供給される。なお、これら両トランジスタTN11,TN12のソースはグランド電源電位に接続されている。
トランジスタTN11のドレインは、PチャネルMOSトランジスタTP11のドレインに接続され、トランジスタTN12のドレインは、PチャネルMOSトランジスタTP12のドレインに接続されている。なお、これらトランジスタTP11,TP12のソースは外部出力インターフェース電源電位VDH(第2電源電位)に接続されている。
トランジスタTN11,TP11間のノードN11は、トランジスタTP12のゲートに接続され、トランジスタTN12,TP12間のノードN12は、トランジスタTP11のゲートに接続されている。ノードN11は出力回路30に接続され、このノードN11から外部出力インターフェース電源電位VDHレベル(Hレベル)又はグランドレベル(Lレベル)の第1信号Bが出力回路30に出力される。すなわち、第1レベルコンバータ回路21は、LレベルからHLレベルまでの振幅を有する相補な信号AT,AIを、LレベルからHレベルまでの振幅にレベル変換して、第1信号Bとして出力回路30に出力する。
第2レベルコンバータ10bは、第2入力回路12と第2レベルコンバータ回路22とを備えている。第2入力回路12は、第1及び第2インバータ回路12a,12bから構成されている。この第2入力回路12は、上記第1入力回路11と同様に、入力される制御入力信号Cに基づいて、振幅がLレベルからHLレベルまでの相補な信号CT,CIを生成する。第2入力回路12は、その相補な信号CT,CIを第2レベルコンバータ回路22に供給する。
第2レベルコンバータ回路22のNチャネルMOSトランジスタTN21のゲートには、第1インバータ回路12aから出力される信号CIが供給される。また、NチャネルMOSトランジスタTN22のゲートには、第2インバータ回路12bから出力される信号CTが供給される。なお、これら両トランジスタTN21,TN22のソースはグランド電源電位に接続されている。
トランジスタTN21のドレインは、PチャネルMOSトランジスタTP21のドレインに接続され、トランジスタTN22のドレインは、PチャネルMOSトランジスタTP22のドレインに接続されている。なお、これらトランジスタTP21,TP22のソースは外部出力インターフェース電源電位VDHに接続されている。
トランジスタTN21,TP21間のノードN21は、トランジスタTP22のゲートに接続され、トランジスタTN22,TP22間のノードN22は、トランジスタTP21のゲートに接続されている。ノードN21は遅相回路40に接続され、このノードN21からHレベル又はLレベルの第2信号Dが遅相回路40に出力される。すなわち、第2レベルコンバータ回路22は、LレベルからHLレベルまでの振幅を有する相補な信号CT,CIを、LレベルからHレベルまでの振幅にレベル変換して、第2信号Dとして遅相回路40に出力する。
第3レベルコンバータ10cは、第3レベルコンバータ回路23を備えている。この第3レベルコンバータ回路23のNチャネルMOSトランジスタTN31のゲートには、半導体チップコア側の電源電位VDLが信号Vとして供給される。また、NチャネルMOSトランジスタTN32のゲートには、半導体チップコア側の電源電位VDLがインバータ回路13を介してグランドレベルの信号VIとして供給される。なお、これらトランジスタTN31,TN32のソースはグランド電源電位に接続されている。
トランジスタTN31のドレインは、PチャネルMOSトランジスタTP31のドレインに接続され、トランジスタTN32のドレインは、PチャネルMOSトランジスタTP32のドレインに接続されている。これらトランジスタTP31,TP32のソースは外部出力インターフェース電源電位VDHに接続されている。ここで、これらトランジスタTP31,TP32は、上記第1レベルコンバータ回路21内のトランジスタTP11,TP12と比較して素子サイズが大きいトランジスタである。具体的には、トランジスタTP31,TP32は、第1レベルコンバータ回路21内のトランジスタTP11,TP12のR倍(Rは1よりも大きい実数であり、本実施形態では2倍)の素子サイズ(例えば、ゲート面積)を有する。これにより、第3レベルコンバータ10cの寄生容量が第1レベルコンバータ10aの寄生容量よりも大きくなる。
トランジスタTN31,TP31間のノードN31は、トランジスタTP32のゲートに接続され、トランジスタTN32,TP32間のノードN32は、トランジスタTP31のゲートに接続されている。ノードN31は遅相回路40に接続され、このノードN31から第3信号Eが遅相回路40に出力される。この第3信号Eについて詳述すると、各電源VDH,VDLの電圧レベルが安定した状態では、ノードN31からLレベルの第3信号Eが常時出力される。但し、電源立ち上げ時においては、半導体チップコア側の電源電位VDL(信号V)がトランジスタTN31のしきい値電圧を超えるまでは、外部出力インターフェース電源電位VDHの立ち上がりレベルに追従して上昇する第3信号Eが出力される。一方、電源立ち上げ時において、半導体チップコア側の電源電位VDL(信号V)がトランジスタTN31のしきい値電圧を超えると、外部出力インターフェース電源電位VDHの立ち上がりレベルに追従していた第3信号EがLレベルに立ち下がる。このとき、上述したように、第3レベルコンバータ10cの寄生容量が第1レベルコンバータ10aのそれよりも大きいため、上記第3信号Eは第1レベルコンバータ10aの第1信号Bよりも伝達時間が長くなる。
遅相回路40は、遅延回路41と、OR回路42とを備えている。遅延回路41は、直列接続された偶数段(図1では2段)のインバータ回路から構成されている。この遅延回路41は、第3レベルコンバータ10cから入力される第3信号Eをインバータ回路の段数に応じて所定時間遅延させ、その遅延させた遅延信号EdをOR回路42に出力する。
OR回路42には、遅延信号Edと併せて、第2レベルコンバータ10bから第2信号Dが入力される。OR回路42は、遅延回路41からの遅延信号Edと第2レベルコンバータ10bからの第2信号Dとを論理和演算した結果を持つ第4信号Gを出力回路30に出力する。
詳述すると、各電源VDH,VDLの電圧レベルが安定している場合のように、第3レベルコンバータ10cからLレベルの第3信号Eが出力されているときには、Lレベルの遅延信号EdがOR回路42に入力される。このため、OR回路42は、第2レベルコンバータ10bからの第2信号Dを第4信号Gとして出力回路30に出力する。
一方、Lレベルのデータ入力信号A及び制御入力信号Cが入力される電源立ち上げ時(以下、単に「電源立ち上げ時」という。)のように、第3レベルコンバータ10cから外部出力インターフェース電源電位VDHの立ち上がりレベル(Hレベル)の第3信号Eが出力されているときには、Hレベルの遅延信号EdがOR回路42に入力される。このため、このようにHレベルの遅延信号Edが入力される場合には、OR回路42は、第2信号Dの信号レベルに関わらず、Hレベルの遅延信号Edを第4信号Gとして出力回路30に出力する。ここで、この遅延信号Edは、上記電源電位VDHの立ち上がりレベルからLレベルに立ち下がるタイミングが第1信号Bよりも遅い信号である。従って、OR回路42は、第2信号Dよりも第1信号が遅く立ち下がる場合の電源立ち上げ時において、第2信号Dを出力回路30に出力せず、その代わりに第1信号Bよりも遅く立ち下がる遅延信号Edを第4信号Gとして出力回路30に出力する。これにより、電源立ち上げ時において、第2レベルコンバータ10b側から出力回路30に出力される第4信号Gに対する第1信号Bの信号遅延Skewの発生が抑制される。
このように本実施形態では、遅相回路40と第3レベルコンバータ10cとが、電源立ち上げ時における第2信号Dの立ち下げを遅相させることで、図10に示す信号遅延Skewの発生を抑制する、タイミング調整回路TAとして機能する。
次に、出力回路30の内部構成について図2に従って説明する。
図2に示すように、出力回路30は、論理制御回路50と最終段バッファ60とを含んで構成されている。論理制御回路50は、5つのインバータ回路51,52,53,54,55と、これらインバータ回路51〜55にそれぞれ接続されるNOR回路56及びNAND回路57と、を備えている。なお、図示は省略するが、インバータ回路51〜55の電源端子は、それぞれ外部出力インターフェース電源電位VDHとグランド基準電位とに接続されている。
インバータ回路51は、第1レベルコンバータ10aから入力される第1信号Bを論理反転し、論理反転した信号BIをNOR回路56及びNAND回路57の入力端子にそれぞれ出力する。
インバータ回路52は、上記OR回路42から入力される第4信号Gを論理反転し、論理反転した信号GIをインバータ回路53とNAND回路57の入力端子にそれぞれ出力する。なお、インバータ回路53は、インバータ回路52から入力される信号GIを論理反転し、上記第4信号Gと同等の信号レベルを有する信号GTをNOR回路56の入力端子に出力する。
NOR回路56は、入力される信号BIと信号GTとを否定論理和演算した結果を持つ信号Jをインバータ回路54に出力する。インバータ回路54は、NOR回路56から入力される信号Jを論理反転し、その反転信号JIを最終段バッファ60に出力する。
NAND回路57は、入力される信号BIと信号GIとを否定論理積演算した結果を持つ信号Kをインバータ回路55に出力する。インバータ回路55は、NAND回路57から入力される信号Kを論理反転し、その反転信号KIを最終段バッファ60に出力する。
最終段バッファ60は、PチャネルMOSトランジスタTP60とNチャネルMOSトランジスタTN60とを備えている。トランジスタTP60のゲートには、インバータ回路54から反転信号JIが供給されるとともに、トランジスタTN60のゲートには、インバータ回路55から反転信号KIが供給される。トランジスタTP60は、そのソースが外部出力インターフェース電源電位VDHに接続され、ドレインがトランジスタTN60のドレインに接続される。トランジスタTN60のソースはグランドに接続される。
これらトランジスタTP60.TN60間のノードN60は、外部出力端子EXと接続され、このノードN60から出力信号OUTが出力される。
次に、このように構成された出力バッファ回路1の各電源VDL,VDHの電圧レベルが安定した状態における動作について図3に従って説明する。
まず、Lレベルの制御入力信号Cが入力されるときに、Lレベルのデータ入力信号Aが入力される場合について説明する。
図3に示すように、Lレベルのデータ入力信号Aが入力されると、信号AIがHLレベル、信号ATがLレベルとなり、トランジスタTN11がオンされるとともに、トランジスタTN12がオフされる。トランジスタTN11がオンされると、トランジスタTP12は、そのゲートがグランドと接続されるためオンされる。トランジスタTP12がオンされると、トランジスタTP11は、そのゲートが外部出力インターフェース電源電位VDHと接続されるためオフされる。このとき、トランジスタTN11,TP11間のノードN11の電位がグランドレベル(Lレベル)となり、ノードN11からLレベルの第1信号Bが出力回路30に出力される。
一方、Lレベルの制御入力信号Cが入力されると、信号CIがHLレベル、信号CTがLレベルとなり、トランジスタTN21がオンされるとともに、トランジスタTN22がオフされる。このとき、トランジスタTN21,TP21間のノードN21の電位がグランドレベルとなり、ノードN21からLレベルの第2信号DがOR回路42に出力される。
なお、第3レベルコンバータ10cでは、各電源VDL,VDHの電圧レベルが安定している場合には、トランジスタTN31にHLレベルの信号V、トランジスタTN32にLレベルの信号VIが常時供給される。そのため、トランジスタTN31がオンされるとともに、トランジスタTN32がオンされる。このとき、トランジスタTN31,TP31間のノードN31の電位がグランドレベルとなるため、このノードN31(第3レベルコンバータ10c)からは常時、Lレベルの第3信号Eが遅延回路41に出力される。このため、遅延回路41からLレベルの遅延信号EdがOR回路42に常時出力される。これにより、各電源の電圧レベルが安定している場合には、OR回路42において、第2レベルコンバータ10bから出力される第2信号Dが第4信号Gとして出力回路30に出力される。従って、ここでは、Lレベルの第2信号Dが第4信号Gとして出力回路30に出力される。
次に、出力回路30のインバータ回路51にLレベルの第1信号B、インバータ回路52にLレベルの第4信号Gが入力されると、NOR回路56には、Hレベルの信号BIとLレベルの信号GTとが入力される。また、NAND回路57には、Hレベルの信号BIとHレベルの信号GIとが入力される。すると、NOR回路56からインバータ回路54を介してHレベルの信号JIがトランジスタTP60に供給される。また、NAND回路57からインバータ回路55を介してHレベルの信号KIがトランジスタTN60に供給される。
そして、Hレベルの信号JIに応答してトランジスタTP60がオフされ、Hレベルの信号KIに応答してトランジスタTN60がオンされる。これによって、トランジスタTP60,TN60間のノードN60からLレベルの出力信号OUTが外部出力端子EXに出力される。
次に、時刻t1からデータ入力信号AがLレベルからHレベルに立ち上がると、信号AIがLレベル、信号ATがHレベルとなり、トランジスタTN11がオフされるとともに、トランジスタTN12がオンされる。すると、トランジスタTP11がオンされ、トランジスタTP12がオフされる。このとき、ノードN11の電位が外部出力インターフェース電源電位VDHレベル(Hレベル)となり、ノードN11からHレベルの第1信号Bが出力回路30に出力される。
そして、Hレベルの第1信号B及びLレベルの第4信号Gが出力回路30に入力されると、トランジスタTP60にLレベルの信号JIが供給され、トランジスタTN60にLレベルの信号KIが供給される。すると、トランジスタTP60がオンされ、トランジスタTN60がオフされる。これによって、ノードN60からHレベルの出力信号OUTが外部出力端子EXに出力される。
次に、時刻t2から制御入力信号CがLレベルからHレベルに立ち上がると、信号CIがLレベル、信号CTがHレベルとなり、トランジスタTN21がオフされるとともに、トランジスタTN22がオンされる。すると、トランジスタTP21がオンされ、トランジスタTP22がオフされる。このとき、ノードN21の電位が外部出力インターフェース電源電位VDHレベル(Hレベル)となり、ノードN21からOR回路42を介してHレベルの第4信号Gが出力回路30に出力される。
このようにHレベルの第4信号Gが出力回路30に入力されると、第1信号B(データ入力信号A)がHレベルであろうと(時刻t2〜t3)Lレベルであろうと(時刻t3以降の期間)、トランジスタTP60にHレベルの信号JI、トランジスタTN60にLレベルの信号KIがそれぞれ供給される。これにより、トランジスタTP60及びトランジスタTN60が共にオフされ、ノードN60はハイインピーダンスに設定される。
次に、出力バッファ回路1の電源立ち上げ時の動作について図4に従って説明する。なお、ここでは、Lレベルのデータ入力信号A及びLレベルの制御入力信号Cが入力される場合であって、第1レベルコンバータ10aの寄生容量が第2レベルコンバータ10bの寄生容量よりも大きい場合について説明する。
図4(a)に示すような電源立ち上げ時においては、半導体チップコア側の電源電位VDL及び外部出力インターフェース電源電位VDHの電圧レベルがそれぞれ所定の傾きで立ち上がる。
このとき、第1入力回路11にLレベルのデータ入力信号Aが入力されると、第1レベルコンバータ回路21のトランジスタTN11には、半導体チップコア側の電源電位VDLレベルの信号AIが入力され、トランジスタTN12にはLレベルの信号ATが入力される。また、第2入力回路12にLレベルの制御入力信号Cが入力されると、第2レベルコンバータ回路22のトランジスタTN21には、半導体チップコア側の電源電位VDLレベルの信号CIが入力され、トランジスタTN22にはLレベルの信号CTが入力される。また、第3レベルコンバータ回路23のトランジスタTN31には、半導体チップコア側の電源電位VDLが信号Vとして常時入力され、トランジスタTN32には、Lレベルの信号VIが常時入力される。
ここで、トランジスタTN12,TN22,TN32については、Lレベルの信号AT,CT,VIによってオフされる。一方、トランジスタTN11,TN21,TN31については、上述したように半導体チップコア側の電源電位VDLが安定した状態でHLレベルの信号AI,CI,Vが入力されるとオンされる。しかし、電源立ち上げ時においては、図4(a)に示すように、その半導体チップコア側の電源電位VDLの電圧レベルが安定しておらず、所定の傾きで立ち上がる。そのため、HLレベルとなるはずの信号AI,CI,Vは、電源立ち上げ時において、半導体チップコア側の電源電位VDLの立ち上がりレベルに追従して上昇する。従って、トランジスタTN11,TN21,TN31は、その半導体チップコア側の電源電位VDLの電圧レベル、すなわち信号AI,CI,Vの信号レベルが当該トランジスタTN11,TN21,TN32のしきい値電圧を超えるまではオンされない。このため、これらトランジスタTN11,TN21,TN31がオンされるまでは、第1〜第3レベルコンバータ回路21〜23は不活性領域で不安定な動作をする。すなわち、Lレベルの信号B,D,Eを出力するはずの各レベルコンバータ回路21〜23は、不活性領域において、図4(b)に示すように、外部出力インターフェース電源電位VDHの立ち上がりレベルに追従して上昇する信号B,D,Eを出力する(時刻t11〜t12)。
そして、信号AI,CI,Vの信号レベルが各トランジスタTN11,TN21,TN31のしきい値電圧を超えると、各トランジスタTN11,TN21,TN31がオンされる。すると、外部出力インターフェース電源電位VDHの立ち上がりレベルに追従していた信号B,D,EがLレベルまで立ち下げられる。
このとき、第1レベルコンバータ10aの寄生容量が第2レベルコンバータ10bのそれに比べて大きくなるため、第2信号Dよりも第1信号Bの伝達時間が長くなり、第1信号Bが第2信号Dよりも遅く立ち下がる。すなわち、第2信号Dが時刻t12で立ち下がり、その後、時刻t13において第1信号Bが立ち下がる。なお、この第1信号Bは出力回路30に出力されるとともに、第2信号DはOR回路42に出力される。
また、第3レベルコンバータ10c内のトランジスタTP31,TP32が第1レベルコンバータ10a内のトランジスタTP11,TP12よりも素子サイズが大きく形成されているため、第3レベルコンバータ10cの寄生容量が第1レベルコンバータ10aのそれよりも大きくなる。従って、第1信号Bよりも第3信号Eの伝達時間が長くなり、第3信号Eが第1信号Bよりも遅く立ち下がる。すなわち、第1信号Bが時刻t13で立ち下がり、その後、時刻t14において第3信号Eが立ち下がる。この第1信号Bよりも遅く立ち下がる第3信号Eは、遅延回路41にて所定時間だけ遅延されて、遅延信号EdとしてOR回路42に出力される。すなわち、この遅延信号Edは、時刻t14から所定時間だけ遅れた時刻t15で立ち下がる。
ここで、第2信号Dと遅延信号Edとが入力されるOR回路42は、外部出力インターフェース電源電位VDHの立ち上がりレベル(Hレベル)の遅延信号Edが入力される期間(時刻t11〜t15)には、第2信号Dの信号レベルに関わらず、上記Hレベルの遅延信号Edを第4信号Gとして出力回路30に出力する。すなわち、第2信号Dが第1信号よりも早く立ち下がった(時刻t11)としても、出力回路30に出力される第4信号Gは、遅延信号Edによって、その遅延信号Edが立ち下がる時刻t15まで立ち下げられない(図4(c)参照)。そして、遅延信号Edが立ち下がったときに(時刻t15)、第4信号Gも立ち下がる。これにより、第2レベルコンバータ10b側から出力回路30に出力される第4信号Gが、第1レベルコンバータ10a側から出力回路30に出力される第1信号Bよりも時刻(t15−t13)分だけ遅く立ち下げられる。そのため、第2信号Dよりも第1信号Bの伝達時間が長くなったとしても、第2レベルコンバータ10b側から出力回路30に出力される第4信号Gに対する第1信号Bの信号遅延Skewの発生を抑制することができる。すなわち、第2信号Dが第1信号Bよりも早く立ち下がったとしても、第4信号Gに対する第1信号Bの信号遅延Skewの発生を抑制することができる。
これにより、電源立ち上げ時に、図4(c)に示すように、第1信号BがHレベルであって、第2レベルコンバータ10b側から出力回路30に出力される第4信号GがLレベルとなるタイミングがなくなる。そのため、図4(d)に示すように、インバータ回路54から出力される信号JIがLレベルに立ち下がることがない。すなわち、従来の出力バッファ回路100のように、最終段バッファ60に入力される信号JI,KIが共にLレベルとなるタイミングが発生しなくなる。従って、図4(e)に示すように、タイミング調整回路TAを備える出力バッファ回路1では、出力信号OUTとして誤作動信号SHが発生しない。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)第3レベルコンバータ10cと遅相回路40とからなるタイミング調整回路TAを設けた。このタイミング調整回路TAは、第3信号Eに基づいて、第2信号の電源立ち上げ時における立ち下がりを遅相させた第4信号を生成する。すなわち、タイミング調整回路TAは、電源立ち上げ時において、第1信号Bよりも早く立ち下がる第2信号Dを出力回路30に出力せず、その代わりに第1信号Bよりも遅く立ち下がる第3信号Eを第4信号Gとして出力回路30に出力する。これにより、電源立ち上げ時において、第2レベルコンバータ10b側から出力回路30に出力される第4信号Gの立ち下がりを、第1レベルコンバータ10a側から出力回路30に出力される第1信号Bよりも遅く立ち下げることができる。従って、この第4信号Gに対する第1信号Bの信号遅延Skewの発生を好適に抑制することができる。これにより、電源立ち上げ時に、信号JI,KIが共にLレベルとなるタイミングがなくなるため、誤作動信号SHの発生を好適に抑制することができる。
また、このように第4信号Gに対する第1信号Bの信号遅延Skewの発生を抑制することができるため、半導体チップコア側の電源電位VDLと外部出力インターフェース電源電位VDHとの立ち上げ順序の自由度を向上させることができる。
(2)各レベルコンバータ10a,10bから出力される第1及び第2信号B,Dにおける伝達時間は、各レベルコンバータ10a,10bにおける外部出力インターフェース電源電位VDHに対する寄生容量の大きさによって強く影響を受けることが本発明者らによって明らかにされた。すなわち、各レベルコンバータ10a,10bにおける外部出力インターフェース電源電位VDHに対する寄生容量が大きくなるほど、その第1及び第2信号B,Dの伝達時間が長くなる。
そこで、本実施形態では、第3レベルコンバータ10c内の外部出力インターフェース電源電位VDHがソースに接続されるトランジスタTP31,TP32を、第1レベルコンバータ10a内の外部出力インターフェース電源電位VDHがソースに接続されるトランジスタTP11,TP12よりもその素子サイズが大きくなるように形成した。これにより、第3レベルコンバータ10cにおける外部出力インターフェース電源電位VDHに対する寄生容量が、第1レベルコンバータ10aにおけるそれよりも大きくなる。従って、第1信号Bよりも第3信号Eの伝達時間が長くなるため、電源立ち上げ時において、第3信号Eを第1信号Bよりも遅く立ち下げることができる。
(3)第3レベルコンバータ10cから出力される第3信号Eを所定時間だけ遅延させる遅延回路41を設けた。この遅延回路41により、第1信号Bよりも遅く立ち下がる第3信号Eをさらに遅延させた遅延信号Edが生成される。この遅延信号Edに基づいて、第2信号Dの電源立ち上げ時における立ち下がりを遅相させた弟4信号Gを生成することで、第4信号Gを第1信号Bよりも確実に遅く立ち下げることができる。
(4)第3レベルコンバータ10cのトランジスタTN31に半導体チップコア側の電源電位VDLを信号Vとして常時入力し、トランジスタTN32にLレベルの信号VIを常時入力するようにした。これにより、各電源VDL,VDHの電圧レベルが安定した状態では、第3レベルコンバータ10cからLレベルの第3信号Eが常時出力される。また、このLレベルの第3信号E(遅延信号Ed)と第2信号Dとを論理和演算するOR回路42を設けた。そのため、各電源VDL,VDHの電圧レベルが安定した状態において、上記Lレベルの第3信号Eが入力されるOR回路42からは、第2信号Dが第4信号Gとして出力回路30に出力される。従って、新たに追加したタイミング調整回路TA(第3レベルコンバータ10c及び遅相回路40)は、各電源VDL,VDHの電圧レベルが安定した状態における出力バッファ回路1の動作に影響を及ぼさない。
(第2実施形態)
以下、本発明の第2実施形態について、図5及び図6を参照して上記第1実施形態との相違点を中心に説明する。なお、先の図1〜図4に示した部材と同一の部材にはそれぞれ同一の符号を付して示し、それら各要素についての詳細な説明は省略する。
図5に示すように、出力バッファ回路2では、上記第1実施形態の出力バッファ回路1の遅相回路40に代えて、遅延回路43、AND回路44及びOR回路42からなる遅相回路40aが設けられている。
遅延回路43は、直列接続された偶数段(図1では2段)のインバータ回路から構成されている。この遅延回路43は、第1レベルコンバータ10aから入力される第1信号Bをインバータ回路の段数に応じて所定時間遅延させ、その遅延させた遅延信号BdをAND回路44に出力する。
AND回路44には、遅延信号Bdと併せて、第3レベルコンバータ10cから第3信号Eが入力される。AND回路44は、遅延回路43からの遅延信号Bdと第3レベルコンバータ10cからの第3信号Eとを論理積演算した結果を持つ信号FをOR回路42に出力する。
詳述すると、各電源VDH,VDLの電圧レベルが安定している場合のように、Lレベルの第3信号Eが入力されるときには、AND回路44は、遅延信号Bdの信号レベルに関わらず、Lレベルの第3信号Eを信号FとしてOR回路42に出力する。一方、電源立ち上げ時のように、外部出力インターフェース電源電位VDHの立ち上がりレベル(Hレベル)の信号Bd,Eが入力されるときには、AND回路44は、先にLレベルに立ち下がる信号を信号FとしてOR回路42に出力する。なお、本実施形態では、第3信号Eよりも遅延信号Bdの伝達時間が短くなるように、トランジスタTP11,TP12に対するトランジスタTP31,TP32の素子サイズ比(ここでは、2倍)と遅延回路43における遅延時間とが設定されている。従って、AND回路44は、電源立ち上げ時において、遅延信号Bdを信号FとしてOR回路42に出力する。
OR回路42には、信号Fと併せて、第2レベルコンバータ10bから第2信号Dが入力される。OR回路42は、AND回路44からの信号Fと第2レベルコンバータ10bからの第2信号Dとを論理和演算した結果を持つ第4信号Gを出力回路30に出力する。
詳述すると、各電源VDL,VDHの電圧レベルが安定している場合のように、AND回路44からLレベルの第3信号Eが信号Fとして入力されるときには、OR回路42は、第2信号Dを第4信号Gとして出力回路30に出力する。従って、新たに追加したタイミング調整回路TA(第3レベルコンバータ10c及び遅相回路40a)は、各電源VDL,VDHの電圧レベルが安定した状態における出力バッファ回路2の動作に影響を及ぼさない。一方、電源立ち上げ時のように、外部出力インターフェース電源電位VDHの立ち上がりレベル(Hレベル)の信号D,Fが入力されるときには、OR回路42は、Lレベルに後に立ち下がる信号を第4信号Gとして出力回路30に出力する。
次に、このように構成された出力バッファ回路2の電源立ち上げ時の動作を図6に従って説明する。なお、ここでは、Lレベルのデータ入力信号A及び制御入力信号Cが入力される場合であって、第1レベルコンバータ10aの寄生容量が第2レベルコンバータ10bの寄生容量よりも大きい場合について説明する。
電源立ち上げ時において、HLレベルとなるはずの信号AI,CI,Vは、半導体チップコア側の電源電位VDLの立ち上がりレベルに追従して上昇する。これら信号AI,CI,Vが各トランジスタTN11,TN21,TN31のしきい値電圧を超えるまでは、図6(a)に示すように、第1〜第3信号B,D,Eが外部出力インターフェース電源電位VDHの立ち上がりレベルに追従して上昇する(時刻t21〜t22)。そして、信号AI,CI,Vの信号レベルが各トランジスタTN11,TN21,TN31のしきい値電圧を超えると、各トランジスタTN11,TN21,TN31がオンされ、第1〜第3信号B,D,EがLレベルまで立ち下げられる。
このとき、第1レベルコンバータ10aの寄生容量が第2レベルコンバータ10bのそれに比べて大きくなるため、第1信号Bが第2信号Dよりも遅く立ち下がる(時刻t22,t23参照)。この第1信号Bは出力回路30及び遅延回路43に出力されるとともに、第2信号DはOR回路42に出力される。なお、遅延回路43に入力される第1信号Bは、その遅延回路43にて所定時間だけ遅延されて、遅延信号BdとしてAND回路44に出力される。すなわち、この遅延信号Bdは、第1信号Bの立ち下がる時刻t23から所定時間だけ遅延された時刻t24で立ち下がる。
一方、第3レベルコンバータ10cの寄生容量が第1レベルコンバータ10aのそれに比べて大きくなるため、第3レベルコンバータ10cから第1信号Bよりも遅く立ち下がる第3信号EがAND回路44に出力される。ここで、AND回路44によって、第3信号E及び遅延信号BdのうちLレベルに先に立ち下がる信号、すなわち遅延信号Bdが信号FとしてOR回路42に出力される(図6(a)参照)。
そして、第2信号と遅延信号Bdとが入力されるOR回路42からは、第2信号及び遅延信号BdのうちLレベルに遅く立ち下がる信号、すなわち遅延信号Bdが第4信号として出力回路30に出力される(図6(b)参照)。これにより、第2レベルコンバータ10b側から出力回路30に出力される第4信号Gが、第1信号Bよりも時刻(t24−t23)分、すなわち遅延回路43における遅延時間分だけ遅く立ち下げられる。そのため、第2信号Dが第1信号Bよりも早く立ち下がったとしても、第4信号Gに対する第1信号Bの信号遅延Skewの発生を抑制することができる。従って、図6(d)に示すように、タイミング調整回路TAを備える出力バッファ回路2では、出力信号OUTとして誤作動信号SHが発生しない。
以上説明した実施形態によれば、上記第1実施形態の(2)、(4)の作用効果に加えて以下の効果を奏する。
(5)第3レベルコンバータ10cと遅相回路40aとからなるタイミング調整回路TAを設けた。このタイミング調整回路TAは、第1信号B及び第3信号Eに基づいて、第2信号の電源立ち上げ時における立ち下がりを遅相させた第4信号を生成する。すなわち、タイミング調整回路TAは、電源立ち上げ時において、第1信号Bよりも早く立ち下がる第2信号Dを出力回路30に出力せず、その代わりに第1信号Bよりも遅く立ち下がる遅延信号Bdを第4信号Gとして出力回路30に出力する。これにより、電源立ち上げ時において、第2レベルコンバータ10b側から出力回路30に出力される第4信号Gの立ち下がりを、第1レベルコンバータ10a側から出力回路30に出力される第1信号Bよりも確実に遅く立ち下げることができる。従って、この第4信号Gに対する第1信号Bの信号遅延Skewの発生を好適に抑制することができる。これにより、電源立ち上げ時に、信号JI,KIが共にLレベルとなるタイミングがなくなるため、誤作動信号SHの発生を好適に抑制することができる。
(6)第2信号Dよりも第1信号Bの伝達時間が長くなったときに、第2信号Dの代わりに、第1信号Bを遅延させた遅延信号Bdを第4信号Gとして出力回路30に出力するようにした。これにより、第1信号Bが立ち下がった後に、第2レベルコンバータ10b側から出力回路30に出力される第4信号Gを速やかに(遅延回路43による遅延時間経過後)立ち下げることができる。従って、Hレベルの第4信号Gが出力されている期間を短縮することができる。なお、Hレベルの第4信号Gが出力されると、最終段バッファ60のノードN60がハイインピーダンスとなる。
(第3実施形態)
以下、本発明の第3実施形態について、図7及び図8を参照して説明する。なお、先の図1〜図6に示した部材と同一の部材にはそれぞれ同一の符号を付して示し、それら各要素についての詳細な説明は省略する。
本実施形態の出力バッファ回路3は、図7に示すように、従来の出力バッファ回路100と略同様の構成を備えている。但し、出力バッファ回路3では、第2レベルコンバータ回路22内のトランジスタTP21,TP22が、第1レベルコンバータ回路21内のトランジスタTP11,TP12と比較して素子サイズが大きく形成されている。具体的には、トランジスタTP21,TP22は、トランジスタTP11,TP12のR倍(Rは1よりも大きい実数であり、本実施形態では2倍)の素子サイズ(例えば、ゲート面積)を有する。これにより、第2レベルコンバータ10bの寄生容量が第1レベルコンバータ10aの寄生容量よりも大きくなる。従って、第2信号Dは第1信号Bよりも伝達時間が長くなる。そのため、図8(a)に示すように、電源立ち上げ時において、第2レベルコンバータ10bから出力される第2信号Dが、第1レベルコンバータ10aから出力される第1信号Bよりも遅くLレベルに立ち下がる。すなわち、図8(a)において、第1信号Bが時刻t31で立ち下がり、その後、時刻t32において第2信号Dが立ち下がる。その結果、第2信号Dに対する第1信号Bの信号遅延Skewの発生を抑制することができる。従って、図8(c)に示すように、出力バッファ回路3では、出力信号OUTとして誤作動信号SHが発生しない。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(7)第2レベルコンバータ10b内の外部出力インターフェース電源電位VDHがソースに接続されるトランジスタTP21,TP22を、第1レベルコンバータ10a内の外部出力インターフェース電源電位VDHがソースに接続されるトランジスタTP11,TP12よりもその素子サイズが大きくなるように形成した。これにより、第2レベルコンバータ10bにおける外部出力インターフェース電源電位VDHに対する寄生容量が、第1レベルコンバータ10aにおけるそれよりも大きくなる。従って、第1信号Bよりも第2信号Dの伝達時間が長くなるため、電源立ち上げ時において、第2信号Dを第1信号Bよりも遅く立ち下げることができる。そのため、第2信号Dに対する第1信号Bの信号遅延Skewの発生を好適に抑制することができる。これにより、電源立ち上げ時に、信号JI,KIが共にLレベルとなるタイミングがなくなるため、誤作動信号SHの発生を好適に抑制することができる。
(他の実施形態)
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の態様にて実施することもできる。
・上記第1及び第2実施形態では、トランジスタTP11,TP12に対するトランジスタTP31,TP32の素子サイズ比を2倍としたが、これに制限されない。なお、トランジスタTP11,TP12に対するトランジスタTP31,TP32の素子サイズ比が大きくなるほど、第1レベルコンバータ10aよりも第3レベルコンバータ10cの寄生容量が大きくなる。そのため、トランジスタTP11,TP12に対するトランジスタTP31,TP32の素子サイズ比が大きくなるほど、第1信号Bに対する第3信号Eの伝達時間が長くなる。
・上記第3実施形態では、トランジスタTP11,TP12に対するトランジスタTP21,TP22の素子サイズ比を2倍としたが、これに制限されない。なお、トランジスタTP11,TP12に対するトランジスタTP21,TP22の素子サイズ比が大きくなるほど、第1信号Bに対する第2信号Dの伝達時間が長くなる。
・上記第1実施形態における遅延回路41を省略してもよい。この場合、電源立ち上げ時において、第2レベルコンバータ10b側から出力回路30に出力される第4信号G(第2信号D)を、第3信号Eに基づいて遅相させるようにすればよい。この第3信号Eは、図4(b)に示すように、第1レベルコンバータ10aの第1信号Bよりも遅く立ち下がる。そのため、この第3信号Eによっても、第2レベルコンバータ10b側から出力回路30に出力される第4信号Gを、第1レベルコンバータ10a側から出力回路30に出力される第1信号Bよりも遅く立ち下げることができる。
・上記第2実施形態における遅延回路43を省略してもよい。この場合、電源立ち上げ時において、第2レベルコンバータ10b側から出力回路30に出力される第4信号G(第2信号D)を、第1信号Bに基づいて遅相させるようにすればよい。これにより、電源立ち上げ時において、第1信号Bと第4信号Gとを略同時にLレベルに立ち下げることができる。
・上記各実施形態における外部出力インターフェース電源電位VDHを、半導体チップコア側の電源電位VDLよりも低い電圧に設定するようにしてもよい。
以上の様々な実施の形態をまとめると、以下のようになる。
(付記1)
第1電源電位と基準電位とを振幅範囲とするデータ入力信号に基づいて、前記第1電源電位とは異なる第2電源電位と前記基準電位とを振幅範囲とする第1信号を生成する第1レベルコンバータと、
前記第1電源電位と前記基準電位とを振幅範囲とする制御入力信号に基づいて、前記第2電源電位と前記基準電位とを振幅範囲とする第2信号を生成する第2レベルコンバータと、
前記第1信号と前記第2信号とに基づいて、前記基準電位、前記第2電源電位及びハイインピーダンスの3値を出力信号として生成する出力回路と、を備えた出力バッファ回路において、
前記第1電源電位と前記基準電位とを振幅範囲とする入力信号に基づいて、前記第2電源電位と前記基準電位とを振幅範囲とする第3信号を生成する第3レベルコンバータを含み、前記第3信号に基づいて、電源立ち上げ時における前記第2信号の立ち下がりを遅相させて第4信号を生成し、該第4信号を前記出力回路に出力するタイミング調整回路を備え、
前記第3レベルコンバータは、前記電源立ち上げ時において、前記基準電位の第3信号を出力させるための入力信号が入力され、
前記第3レベルコンバータ内の前記第2電源電位がソースに接続されるトランジスタを、前記第1レベルコンバータ内の前記第2電源電位がソースに接続されるトランジスタよりも大きく形成したことを特徴とする出力バッファ回路。
(付記2)
前記タイミング調整回路は、前記第2信号と前記第3信号との論理和演算の結果を持つ前記第4信号を生成するオア回路を含むことを特徴とする付記1に記載の出力バッファ回路。
(付記3)
前記タイミング調整回路は、前記第3信号を所定時間遅延させた遅延信号を生成し、その遅延信号を前記オア回路に出力する遅延回路を含み、
前記オア回路は、前記遅延信号と前記第2信号との論理和演算の結果を持つ前記第4信号を生成することを特徴とする付記2に記載の出力バッファ回路。
(付記4)
前記タイミング調整回路は、
前記第1信号と前記第3信号との論理積演算の結果を持つ信号を生成するアンド回路と、
前記アンド回路にて生成された信号と前記第2信号との論理和演算の結果を持つ前記第4信号を生成するオア回路と、を含むことを特徴とする付記1に記載の出力バッファ回路。
(付記5)
前記タイミング調整回路は、前記第1信号を所定時間遅延させた遅延信号を生成し、その遅延信号を前記アンド回路に出力する遅延回路を含み、
前記アンド回路は、前記遅延信号と前記第3信号との論理積演算の結果を持つ信号を前記オア回路に出力することを特徴とする付記4に記載の出力バッファ回路。
(付記6)
前記第3レベルコンバータには、前記基準電位の第3信号を出力させるための入力信号が常時入力されることを特徴とする付記1〜5のいずれか1つに記載の出力バッファ回路。
(付記7)
第1電源電位と基準電位とを振幅範囲とするデータ入力信号に基づいて、前記第1電源電位とは異なる第2電源電位と前記基準電位とを振幅範囲とする第1信号を生成する第1レベルコンバータと、
前記第1電源電位と前記基準電位とを振幅範囲とする制御入力信号に基づいて、前記第2電源電位と前記基準電位とを振幅範囲とする第2信号を生成する第2レベルコンバータと、
前記第1信号と前記第2信号とに基づいて、前記基準電位、前記第2電源電位及びハイインピーダンスの3値を出力信号として出力する出力回路とを備えた出力バッファ回路において、
前記第2レベルコンバータ内の前記第2電源電位がソースに接続されるトランジスタを、前記第1レベルコンバータ内の前記第2電源電位がソースに接続されるトランジスタよりも大きく形成したことを特徴とする出力バッファ回路。
第1実施形態の出力バッファ回路を示す回路図。 出力回路の内部構成を示す回路図。 電源レベル安定時の動作を示す波形図。 (a)〜(e)は、それぞれ第1実施形態の電源立ち上げ時の動作を示す波形図。 第2実施形態の出力バッファ回路を示す回路図。 (a)〜(d)は、それぞれ第2実施形態の電源立ち上げ時の動作を示す波形図。 第3実施形態の出力バッファ回路を示す回路図。 (a)〜(c)は、それぞれ第3実施形態の電源立ち上げ時の動作を示す波形図。 従来の出力バッファ回路を示す回路図。 (a)〜(d)は、それぞれ従来の電源立ち上げ時の動作を示す波形図。
符号の説明
A データ入力信号
B 第1信号
C 制御入力信号
D 第2信号
E 第3信号
G 第4信号
Bd,Ed 遅延信号
TA タイミング調整回路
TP11,TP12,TP21,TP22,TP31,TP32 トランジスタ
1,2,3 出力バッファ回路
10a 第1レベルコンバータ
10b 第2レベルコンバータ
10c 第3レベルコンバータ
30 出力回路
41,43 遅延回路
42 オア回路
44 アンド回路

Claims (4)

  1. 第1電源電位と基準電位とを振幅範囲とするデータ入力信号に基づいて、前記第1電源電位とは異なる第2電源電位と前記基準電位とを振幅範囲とする第1信号を生成する第1レベルコンバータと、
    前記第1電源電位と前記基準電位とを振幅範囲とする制御入力信号に基づいて、前記第2電源電位と前記基準電位とを振幅範囲とする第2信号を生成する第2レベルコンバータと、
    前記第1信号と前記第2信号とに基づいて、前記基準電位、前記第2電源電位及びハイインピーダンスの3値を出力信号として生成する出力回路と、を備えた出力バッファ回路において、
    前記第1電源電位と前記基準電位とを振幅範囲とする入力信号に基づいて、前記第2電源電位と前記基準電位とを振幅範囲とする第3信号を生成する第3レベルコンバータを含み、前記第3信号に基づいて、電源立ち上げ時における前記第2信号の立ち下がりを遅相させて第4信号を生成し、該第4信号を前記出力回路に出力するタイミング調整回路を備え、
    前記第3レベルコンバータは、前記電源立ち上げ時において、前記基準電位の第3信号を出力させるための入力信号が入力され、
    前記第3レベルコンバータ内の前記第2電源電位がソースに接続されるトランジスタを、前記第1レベルコンバータ内の前記第2電源電位がソースに接続されるトランジスタよりも大きく形成したことを特徴とする出力バッファ回路。
  2. 前記タイミング調整回路は、前記第2信号と前記第3信号との論理和演算の結果を持つ前記第4信号を生成するオア回路を含むことを特徴とする請求項1に記載の出力バッファ回路。
  3. 前記タイミング調整回路は、前記第3信号を所定時間遅延させた遅延信号を生成し、その遅延信号を前記オア回路に出力する遅延回路を含み、
    前記オア回路は、前記遅延信号と前記第2信号との論理和演算の結果を持つ前記第4信号を生成することを特徴とする請求項2に記載の出力バッファ回路。
  4. 前記タイミング調整回路は、
    前記第1信号と前記第3信号との論理積演算の結果を持つ信号を生成するアンド回路と、
    前記アンド回路にて生成された信号と前記第2信号との論理和演算の結果を持つ前記第4信号を生成するオア回路と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の出力バッファ回路。
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