JP5113903B2 - 平版印刷用刷版材料 - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェットプリンタを用いて平版印刷用刷版(以下、「刷版」という場合もある)を作製するための材料に関する。
平版印刷では、PS版と呼ばれているアルミニウム支持体の表面に均一に感光性樹脂を塗布したプレートが用いられている。このPS版(印刷原版)は、所望の画像パターンに従ってレーザにより露光して画線部に相当する部分を選択的に硬化させる描画工程、現像液により現像を行う現像処理工程、現像液や不要な感光性樹脂等を洗い流す濯ぎ処理工程、PS版の表面を保護するためにアラビアゴムや澱粉誘導体等の含有液を塗布するガム処理工程、及び乾燥工程等の多くの工程を経て製版されるのが一般的である。
一方、近年、事務機器の発達及びOA機器の進展に伴い、コンピュータから画像信号を印画紙やリスフィルムに出力することなく、電子写真プリンタ、熱転写プリンタ、インクジェットプリンタなどの出力機による直接製版方法が提案されている。
そして、直接製版方法の中でも、インクジェットプリンタを用いた製版方法は、装置が小型化できるなどの特徴があり、種々の提案がされている(特許文献1、特許文献2参照)。
インクジェットプリンタを用いた製版方法に用いる平版印刷用刷版材料としては、PS版で用いるような基材を適用することも可能である。しかし、PS版で用いる基材は、表面にインクを保持するのに適した層を有していないため、表面に付着させたインクが滲んでしまい、高解像度の画像を形成することは困難である。
一方、基材の表面にインク吸収層を形成することにより、インクジェット適性に優れた平版印刷用刷版材料を得ることができる。しかし、画像受理層を形成してインクジェット適性を良好にすると、印刷時に刷版表面の水が不足し、地汚れが発生してしまうという問題がある。
かかる問題を解決するため、インクジェット適性および印刷適性のバランスを考慮したインクジェットプリンタを用いた製版方法による平版印刷用刷版材料が提案されている(特許文献3参照)。
特開昭56−62157号公報(特許請求の範囲) 特開平5−269958号公報(特許請求の範囲) 特開2007−55052号公報(特許請求の範囲)
特許文献3では確かにインクジェット適性および印刷適性のバランスを考慮した平版印刷用刷版材料が提案されているが、まだインクの滲みがありインクジェット適性および印刷適性のバランスが十分なものとはいえなかった。
このインクの滲みを少なくするため、画像受理層に含有させるマット剤を吸油量の高いものを用いて印刷用刷版材料を作製する手段が考えられる。しかし、この方法では保水性が低下してしまい地汚れなどが発生し印刷適性がまだ十分ではないという問題があった。
このようなインクの滲みおよび保水性の問題は、画像受理層の厚みや画像受理層内に含有させるマット剤の種類や量を調整しても十分に改善できなかった。
そこで、本発明者は鋭意研究した結果、マット剤として吸油量の高いものを用いるとともに、バインダー樹脂として平均重合度2500以上の親水性樹脂を用いることにより、インクジェット適性および印刷適性とのバランスを極めて優れたものにできることを見出した。
すなわち、本発明の平版印刷用刷版材料は、支持体上に、バインダー樹脂およびマット剤を含む画像受理層を有してなる平版印刷用刷版材料において、前記バインダー樹脂として平均重合度2500以上の親水性樹脂を含み、前記マット剤として吸油量が350ml/100g以上のマット剤を含むことを特徴とするものである。
また、本発明の平版印刷用刷版材料は、前記バインダー樹脂として、平均重合度2500以上の親水性樹脂を、全バインダー樹脂中の60重量%以上含むことを特徴とするものである。
また、本発明の平版印刷用刷版材料は、前記マット剤として、吸油量350ml/100g以上のマット剤を、バインダー樹脂100重量部に対し、35〜100重量部含むことを特徴とするものである。
また、本発明の平版印刷用刷版材料は、前記バインダー樹脂100重量部に対し、1重量部以下の可塑剤を含むことを特徴とするものである。この場合、好適には、前記バインダー樹脂は、平均重合度2500以上の親水性樹脂のほかに、平均重合度2500未満の親水性樹脂を含む。平均重合度2500以上の親水性樹脂と平均重合度2500未満の親水性樹脂との割合は、重量比で、好ましくは10:10〜13:7である。
本発明の平版印刷用刷版材料は、支持体上に、バインダー樹脂およびマット剤を含む画像受理層を有してなる平版印刷用刷版材料において、前記バインダー樹脂として平均重合度2500以上の親水性樹脂を含み、前記マット剤として吸油量が350ml/100g以上のマット剤を含むことにより、インクジェット適性および印刷適性(地汚れ防止)とのバランスが優れたものとすることができる。
また本発明の平版印刷用刷版材料は、画像受理層に可塑剤を含有せしめることにより、刷版材料の製造過程で、画像受理層を塗布・乾燥する際に、塗膜収縮した画像受理層に生じうるひび割れを確実に防止することができる。また可塑剤とともにバインダー樹脂として平均重合度2500未満の親水性樹脂を加えることにより、可塑剤添加に伴う画像受理層の親水性の低下を抑制し、刷版とし後の印刷物の地汚れを防止できる。
本発明の平版印刷用刷版材料は、支持体上に、バインダー樹脂およびマット剤を含む画像受理層を有してなる平版印刷用刷版材料において、前記バインダー樹脂として平均重合度2500以上の親水性樹脂を含み、前記マット剤として吸油量が350ml/100g以上のマット剤を含むことを特徴とするものである。以下、各構成要素の実施の形態を説明する。
支持体としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレートなどの樹脂からなるプラスチックフィルムや、これらプラスチックフィルムを表面にラミネート加工した耐水紙、これら樹脂を表面に塗布した耐水紙を使用することができる。
特に、機械的強度、寸法安定性、耐化学薬品性、耐水性に優れている点でポリエチレンテレフタレートフィルムが好ましい。また光学的遮蔽効果を持たせるために、カーボンブラック、酸化チタンなどの隠蔽性顔料を練り混んで製膜したものでもよい。支持体の厚みは、特に限定されないが、通常50〜300μmのものを使用する。
支持体は、画像受理層との接着性を向上させるためにプラズマ処理、コロナ放電処理、遠紫外線照射処理を施してもよい。また画像受理層との間の下引易接着処理として下引き層を設けてもよい。
下引き層は、支持体及び画像受理層を構成する樹脂の双方に対して接着性の良好な樹脂からなることが好ましい。従って、下引き層を構成する樹脂は使用する支持体及び画像受理層の樹脂によって異なるが、例えば、酢酸ビニル、塩化ビニル、スチレン、ブタジエン、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、エチレン、アクリロニトリル等の重合体若しくは共重合体、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、アルキッド樹脂、エポキシ樹脂、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カゼイン、ゼラチン、水溶性ポリウレタン、イソシアネート系化合物等があげられ、これらのうちの1種若しくは2種以上を組み合わせて使用することができる。
特に、画像受理層が、平均重合度2500以上の親水性樹脂として後述するポリビニルアルコールを含む場合には、当該ポリビニルアルコールと接着性のよいイソシアネート系化合物を用いることが好ましい。下引き層の厚みは特に限定されないが、通常0.1〜10μm程度である。
画像受理層は、インクジェットのインクを吸収して画像を形成することにより、画像受理層表面に親油性部分と親水性部分とを形成し、印刷を可能とする刷版を形成する役割を有するものである。具体的には、画像部は親油性となり印刷インキを保持する一方、非画像部は親水性となって湿し水を保持し、印刷インキを反発するものである。このような画像受理層は、少なくとも、バインダー樹脂およびマット剤からなる。
本発明の画像受理層を構成するバインダー樹脂は、平均重合度2500以上の親水性樹脂を含む。
平均重合度2500以上の親水性樹脂としては、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カゼイン、ゼラチン、水溶性ポリウレタンなどがあげられる。これらの中でも後述する吸油量の多いマット剤を結着させると共に、画像受理層に親水性を付与するなどの点でポリビニルアルコール、特にケン化度の高いポリビニルアルコールが好ましい。なお親水性樹脂の平均重合度は、3000以下が好ましく、2750以下がより好ましい。
バインダー樹脂は、平均重合度2500以上の親水性樹脂を、全バインダー樹脂中の60重量%以上含むことが好ましく、80重量%以上含むことがさらに好ましい。このように、バインダー樹脂として平均重合度2500以上の親水性樹脂を、全バインダー樹脂中の60重量%以上含むことにより、保水性を良好にして印刷適性を向上させることができる。
バインダー樹脂は、上述した平均重合度2500以上の親水性樹脂以外に、平均重合度2500未満の親水性樹脂、画像受理層の耐水性や塗膜強度を向上させるための樹脂や架橋剤、画像受理層のひび割れを防止するための可塑剤などを含むことができる。可塑剤は、平均重合度2500未満の親水性樹脂と共に含有せしめることが好ましい。
バインダー成分として平均重合度2500未満の樹脂を加えることにより、画像受理層に可塑剤を添加した場合にも、それによって親水性が低下するのを防止し、良好な印刷適性を保つことができる。
平均重合度2500未満の親水性樹脂としては、平均重合度2500以上の親水性樹脂と同様の種類の樹脂を用いることができ、特に、画像受理層に対し印刷に適した親水性を付与しやすい等の点で、ポリビニルアルコールが好ましい。また同様の観点から、平均重合度は1800〜2200であることが好ましい。
なお画像受理層に可塑剤を添加した場合における平均重合度2500以上の親水性樹脂と平均重合度2500未満の親水性樹脂との割合は、重量比で10:10〜13:7とすることが好ましい。平均重合度2500未満の親水性樹脂10に対し平均重合度2500以上の親水性樹脂10以上とすることにより吸油量の多いマット剤を結着させることができ、インクジェットインクの受容性を確保することができる。平均重合度2500未満の親水性樹脂7に対し平均重合度2500以上の親水性樹脂13以下とすることにより印刷適性を確保してひび割れが入らないようにすることができる。
可塑剤としては、フタル酸エステル系、アジピン酸エステル系、リン酸エステル系、トリメリット酸エステル系、クエン酸エステル系、エポキシ系、ポリエステル系、多価アルコール系の可塑剤などがあげられる。これらの中でも、インクジェットによる記録特性を損なうことなく可撓性を付与することができる多価アルコール系の可塑剤が好適である。
可塑剤の添加量は、画像受理層の全バインダー成分100重量部に対し、0.4重量部〜1.0重量部とすることが好ましい。0.4重量部以上とすることにより画像受理層のひび割れを防止できる。1.0重量部以下とすることにより親水性の低下を抑制し、地汚れを防止できる。
画像受理層の耐水性、塗膜強度を向上させるための樹脂や架橋剤としては、メラミン樹脂、エポキシ樹脂などの樹脂、ポリイソシアネート、アルデヒド化合物、シラン化合物などの架橋剤などがあげられる。
次に本発明の画像受理層を構成するマット剤について説明する。本発明の画像受理層は、吸油量350ml/100g以上のマット剤を含む。なお吸油量は、JIS K5101−13−2に準拠する煮あまに油法で測定したものである。
このように吸油量の多いマット剤は、マット剤粒子の1粒1粒に存在する細孔(小さい隙間が形成されている)があり、大きな表面積を有した構造になっている。このため、細孔にインクおよび水が入り込んで吸収されやすいものとなり、マット剤は優れたインク吸収性、または保水性を有することができる。
このようなマット剤としては、無機顔料や有機顔料を使用することが可能であるが、マット剤自体でインク吸収性や湿し水の保水性を向上できる無機顔料が好適に使用される。
無機顔料としては、シリカ、酸化亜鉛、酸化チタン、クレー、カオリン、水酸化アルミニウム、アルミナ等の無機顔料があげられる。これらの中でもインク吸収性や湿し水の保水性の観点からシリカが好適である。
マット剤の平均粒径は、1〜12μmのものが好ましい。
もし、マット剤の平均粒径が1μmより小さいものを使用すると、マット剤による隙間が形成できないため画像受理層はインク受容性に劣るものになる。
また、マット剤の平均粒径が、12μmより大きいものを使用すると後述する画像受理層表面の凸部と凹部との高低差が大きくなり、インクが滲んで好ましくない。
マット剤は、吸油量350ml/100g未満のものを含んでもよいが、吸油量350ml/100g以上のマット剤を、バインダー樹脂100重量部に対し、35〜100重量部含むことが好ましく、45〜75重量部含むことがより好ましい。
このように吸油量350ml/100g以上のマット剤を、バインダー樹脂100重量部に対し、35〜100重量部含ませると、インクが吸収されやすくなるためインクの滲みを防止してインクジェット適性を向上させることができる。
本発明では、画像受理層に平均重合度2500以上の親水性樹脂と、吸油量が350ml/100g以上のマット剤とを同時に用いることにより、インクジェット適性と印刷適性とのバランスを良好なものとすることができる。かかる効果が得られる理由を以下に述べる。
まず、吸油量の高いマット剤(吸油量350ml/100g以上)を使用することにより、マット剤にインクが吸収されるためインクの滲みを抑えることができると考えられる。
しかし、吸油量の高いマット剤を用いても、インクの滲みを十分に防止できなかったり、保水性が高くなり過ぎて湿し水の調整がしづらくなり地汚れが発生するという問題があった。
上記問題のうち、インクの滲みの原因として、バインダー樹脂に含まれる親水性樹脂の平均重合度が2500未満の時に、このような樹脂がマット剤粒子の1粒1粒に存在する細孔に入り込みやすくなることが考えられる。このようにマット剤粒子の細孔が樹脂で埋められるとインクを吸収できる細孔内のスペースが減少してしまい、インク吸収性が低下してしまう。このように、画像受理層内のマット剤のインク吸収性が低下してしまうと、画像受理層内部へのインク吸収性が低下してしまい、画像受理層の表面でインクが広がり滲んでしまう。
また、上記問題のうち、地汚れの原因として、バインダー樹脂に含まれる親水性樹脂の平均重合度が2500未満の時に、画像受理層に多くのマット剤を含有させようとしてもバインダー樹脂がマット剤を保持できず、マット剤が画像受理層の表面に粉状になって析出してしまうことが考えられる。このように画像受理層の表面に粉状に析出したマット剤は、マット剤表面がバインダー樹脂に全く覆われていない状態となる。このため、画像受理層表面は水を極めて多く吸い込みやすくなる。このように画像受理層の表面に粉状になって析出したマット剤の影響により、保水性が高くなり過ぎてしまう。これにより、湿し水の供給が追いつかず、地汚れが発生してしまう。
一方、吸油量の高いマット剤とともに、平均重合度の高い親水性樹脂をバインダー樹脂に用いることにより、このような樹脂がマット剤粒子の1粒1粒に存在する細孔に入り込みにくくなる。こうして、マット剤粒子の細孔が樹脂で埋められないと、細孔内にインクを吸収できるスペースが確保できマット剤自体のインク吸収性を確保できる。このようにして、マット剤粒子の1粒1粒に存在する細孔が樹脂で埋められずに画像受理層が形成されるようにできる。このように、画像受理層内のマット剤のインク吸収性が確保されると、画像受理層内部へのインク吸収性が向上し、画像受理層の表面に残り、滲みを発生させるインクを減らすことができる。こうして、マット剤の優れたインク吸収性が阻害されることなく画像受理層を形成することができ、画像受理層中に浸透したインクが吸収されやすくできる。
さらに、バインダー樹脂に多くのマット剤を含ませても保持できるようになり、画像受理層の表面が粉状にならずに形成されるようにできる。このため、画像受理層の表面は保水性が適正となり、地汚れを防止することができる。
こうして、画像受理層の表面が過剰に保水性となることを防止し印刷適性を向上させることができる。また画像受理層内に浸透したインクが画像受理層に吸収しやすくでき、インクジェット適性を向上させることができる。結果としてインクジェット適性と印刷適性のバランスをよくすることができる。
画像受理層中には、マット剤の他、平均粒径0.5μm未満の微粒子を含有することが好ましい。このような微粒子を含有させることにより、インク吸収性や湿し水の保水性を調整しやすくすることができる。
微粒子としては、無機微粒子およびプラスチックビーズを使用することができるが、インク吸収性や湿し水の保水性の観点から無機微粒子が好適に使用される。
無機微粒子としては、シリカ、酸化亜鉛、酸化チタン、クレー、カオリン、水酸化アルミニウム、アルミナ等があげられる。これらの中でも、インク吸収性や湿し水の保水性の観点から酸化チタンが好適である。
微粒子は、画像受理層中のバインダー樹脂100重量部に対し、150〜500重量部含まれることが好ましい。
画像受理層の表面形状は、JIS B0601:1994における算術平均粗さRaが0.9μm以下であることが好ましく、0.8μm以下であることがより好ましい。算術平均粗さRaを0.9μm以下とすることにより、画像受理層表面の凸部分と凹部分との高低差を小さくすることができ、凸部から凹部にインクが流れて画像が滲むのを防止することができるとともに、湿し水により非画像部を均一に親水性とすることができ、印刷時の地汚れの発生を防止することができる。
さらに、画像受理層の表面形状は、JIS B0601:1994における局部山頂平均間隔Sが60μm以上であることが好ましく、75μm以上であることがより好ましい。局部山頂平均間隔Sを60μm以上とすることにより、画像受理層表面の凸部分を少なくすることができ、凸部から凹部にインクが流れて画像が滲むのを防止することができるとともに、画像受理層の表面積が増大して湿し水の吸収性が高くなり過ぎることを防止し、印刷時に刷版表面の水が不足して地汚れが発生することを防止することができる。
画像受理層の厚みは8〜20μmであることが好ましく、10〜15μmであることがより好ましい。厚みを8μm以上とすることにより、インクジェット適性および印刷適性を良好にすることができ、20μm以下とすることにより、湿し水の吸収性が高くなり過ぎることを防止し、印刷時に刷版表面の水が不足して地汚れが発生することを防止することができる。
上述した下引き層および画像受理層中には、上述した性能を阻害しない範囲で、染料、顔料などの着色剤、レベリング剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤などの添加剤を含有させてもよい。
下引き層および画像受理層を形成する方法としては、各層の構成成分を適当な溶媒に溶解又は分散させて塗布液を調製し、当該塗布液をロールコーティング法、バーコーティング法、スプレーコーティング法、エアナイフコーティング法などの公知の方法により支持体上や下引き層上に塗布・乾燥させる方法があげられる。
本発明の平版印刷用刷版材料は、インクジェット記録法で親油性インクを出力して親油性の画像を形成することにより刷版とする。親油性インクを構成する樹脂として電離放射線硬化性樹脂を用いた場合には、出力後に電離放射線を照射して刷版とする。このようにして得られた刷版は、画像部は水をはじき印刷インキを載せるインキ受理部となり、画像が形成されていない非画像部は、必要に応じてエッチング処理後に、湿し水が載りインキをはじく親水化部となる。
親油性インクは、少なくとも親油性樹脂および溶媒からなるが、出力後の画像を確認するために、着色顔料を含むことが好ましい。
親油性樹脂としては、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、アクリルウレタン系樹脂、ポリエステルアクリレート系樹脂、ポリウレタンアクリレート系樹脂、エポキシアクリレート系樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、セルロース系樹脂、アセタール系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、メラミン系樹脂、フェノール系樹脂、シリコーン系樹脂などの熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、電離放射線硬化性樹脂などがあげられる。これらの中でも、インクを十分に硬化させることができ、刷版とした際の耐刷性を良好にできる、ポリエステルアクリレート系樹脂、ポリウレタンアクリレート系樹脂、エポキシアクリレート系樹脂などの電離放射線硬化性樹脂が好適に使用できる。
以下、実施例により本発明を説明する。尚、「部」「%」は特記しない限り、重量基準である。
[実施例1]
厚み188μmのポリエステルフィルムからなる支持体上に、下記の組成からなる下引き層塗布液をバーコーティング法により乾燥膜厚2μmとなるように塗布して下引き層を形成した。
<下引き層塗布液>
・ポリエステル樹脂 10部
(エリーテルUE3201:ユニチカ社、固形分100%)
・イソシアネートプレポリマー 2部
(タケネートD110N:三井化学ポリウレタン社、固形分60%)
・トルエン 40部
・メチルエチルケトン 40部
次いで、下記組成の画像受理層塗布液を下引き層上に塗布、乾燥し、厚み12μmの画像受理層を形成し、実施例1の平版印刷用刷版材料を得た。
<画像受理層塗布液>
・ポリビニルアルコール 75部
(ゴーセノールNH26:日本合成化学社)
(固形分5%、平均重合度2500〜2650)
・イソプロピルアルコール 3部
・蒸留水 40部
・マット剤(シリカ) 2.2部
(ニップジェルAZ-204:東ソー・シリカ社)
(吸油量355ml/100g、平均粒子径1.3μm)
・微粒子(酸化チタン) 11部
(タイペークA100:石原産業社、平均粒子径0.4μm)
[実施例2]
実施例1の画像受理層塗布液の平均重合度2500〜2650のポリビニルアルコール75部のほかに、平均重合度2000のポリビニルアルコール(ゴーセノールNH20:日本合成化学社、固形成分5%)を25部追加した以外は実施例1と同様にして、実施例2の平版印刷用刷版材料を得た。
[実施例3]
実施例1の画像受理層塗布液の吸油量355ml/100gのマット剤2.2部を、3.75部に変更した以外は実施例1と同様にして、実施例3の平版印刷用刷版材料を得た。
[実施例4]
実施例1の画像受理層塗布液の吸油量355ml/100gのマット剤2.2部を、1.32部に変更した以外は実施例1と同様にして、実施例4の平版印刷用刷版材料を得た。
[比較例1]
実施例1の画像受理層塗布液の平均重合度2500〜2650のポリビニルアルコールを、平均重合度2000のポリビニルアルコール(ゴーセノールNH20:日本合成化学社、固形成分5%)に変更した以外は実施例1と同様にして、比較例1の平版印刷用刷版材料を得た。
[比較例2]
実施例1の画像受理層塗布液の平均重合度2500〜2650のポリビニルアルコールを、平均重合度2000未満のポリビニルアルコール(ゴーセノールMM11:日本合成化学社、固形成分5%)に変更した以外は実施例1と同様にして、比較例2の平版印刷用刷版材料を得た。
[比較例3]
実施例1の画像受理層塗布液の吸油量355ml/100gのマット剤を、吸油量340ml/100gのマット剤(ニップジェルAZ-201:東ソー・シリカ社、平均粒子径1.7μm)に変更した以外は実施例1と同様にして、比較例3の平版印刷用刷版材料を得た。
[比較例4]
実施例1の画像受理層塗布液の吸油量355ml/100gのマット剤を、吸油量250ml/100gのマット剤(ニップジェルAY-420:東ソー・シリカ社、平均粒子径3.0μm)に変更した以外は実施例1と同様にして、比較例4の平版印刷用刷版材料を得た。
[比較例5]
実施例1の画像受理層塗布液の平均重合度2500〜2650のポリビニルアルコールを、平均重合度2000のポリビニルアルコール(ゴーセノールNH20:日本合成化学社、固形成分5%)に変更し、吸油量355ml/100gのマット剤を、吸油量340ml/100gのマット剤(ニップジェルAZ-201:東ソー・シリカ社)に変更した以外は実施例1と同様にして、比較例5の平版印刷用刷版材料を得た。
次いで、実施例1〜4および比較例1〜5で得られた平版印刷用刷版材料について、下記項目の評価を行った。結果を表1に示す。
(1)画像の滲み(インクジェット適性)
実施例1〜4および比較例1〜5で得られた平版印刷用刷版材料に、電離放射線硬化性樹脂をインク成分として用いたインクジェットプリンタを用いて画像を出力して平版印刷用刷版を得た。その結果、平版印刷用刷版の画像が滲んでいなかったものを「○」、僅かに滲んだが5ポイント以上の文字がはっきり解読できたものを「△」、滲みがひどく5ポイント以上の文字が解読できなかったものを「×」とした。
(2)地汚れ(印刷適性)
実施例1〜4および比較例1〜5で得られた平版印刷用刷版材料を何も印字していない状態でオフセット印刷機(RYOBI3200ACD:リョービ社)に取りつけて印刷を行ない、印刷版の地肌の汚れが発生しなくなるまでの枚数を評価した。その結果、20枚未満の間に汚れが発生しなくなったものを「5」、20枚以上30枚未満の間に汚れが発生しなくなったものを「4」、30枚以上40枚未満の間に汚れが発生しなくなったものを「3」、40枚以上50枚未満の間に汚れが発生しなくなったものを「2」、50枚以上を印刷する必要があったものを「1」とした。
Figure 0005113903
表1の結果から明らかなように、実施例1〜4の平版印刷用刷版材料は、平均重合度2500以上の親水性樹脂を含むバインダー樹脂と吸油量350ml/100g以上のマット剤とを混合したため、滲み、地汚れともに良好であった。また、インクジェットのドットのバラツキが無く階調表現性が優れていた。
さらに、実施例1は平均重合度2500以上の親水性樹脂を、全バインダー樹脂中に100重量%含むものであり、かつ吸油量350ml/100g以上のマット剤を2.2部としたため、保水性と湿し水の供給バランスがよくなり地汚れが改善された。このため印刷適性にさらに優れたものとなった。
一方、比較例1〜2は、吸油量350ml/100g以上のマット剤を使用したにも関わらず、平均重合度2000以下のポリビニルアルコールを使用したため、いずれも滲み、地汚れに劣るものであった。
また、比較例3〜4は、平均重合度2500以上のポリビニルアルコールを使用したにも関わらず、吸油量350ml/100g未満のマット剤を混合したため、いずれも滲みに劣るものであった。
また、比較例5は、平均重合度2000のポリビニルアルコールを使用し、吸油量340ml/100gのマット剤を混合したため、滲み、地汚れに劣るものであった。
以上の実施例からも明らかなように、本発明によれば、平版印刷用刷版材料のインクジェット適性及び印刷適性をバランスよくする相乗効果を得ることができ、良好な平版印刷用刷版材料を得ることができる。
[実施例5]
実施例1の画像受理層塗布液に、可塑剤としてポリプロピレングリコールを、0.8部追加した以外は実施例1と同様にして、実施例5の平版印刷用刷版材料を得た。
[実施例6]
実施例2の画像受理層塗布液に、可塑剤としてポリプロピレングリコールを、0.6部追加した以外は実施例2と同様にして、実施例6の平版印刷用刷版材料を得た。
[実施例7]
実施例3の画像受理層塗布液に、可塑剤としてポリプロピレングリコールを、0.8部追加した以外は実施例3と同様にして、実施例7の平版印刷用刷版材料を得た。
[実施例8]
実施例4の画像受理層塗布液に、可塑剤としてポリプロピレングリコールを、0.8部追加した以外は実施例4と同様にして、実施例8の平版印刷用刷版材料を得た。
[実施例9]
実施例2の画像受理層塗布液に、可塑剤としてポリプロピレングリコールを、0.4部追加した以外は実施例2と同様にして、実施例9の平版印刷用刷版材料を得た。
[実施例10]
実施例2の画像受理層塗布液に、可塑剤としてポリプロピレングリコールを、1.0部追加した以外は実施例2と同様にして、実施例10の平版印刷用刷版材料を得た。
実施例5〜10について、上述した評価方法により、滲み、地汚れを評価した。また、以下のように「ひび割れ」を評価した結果を表2に示す。
(3)ひび割れ
実施例1〜10で得られた平版印刷用刷版材料をA4の大きさに裁断し、電離放射線硬化性樹脂をインク成分として用いたインクジェットプリンタを用いて、太さ50μmの画線を50μmの間隔で一面に印刷した。次いで、この平版印刷用刷版のA4範囲を観察し、ひび割れにより画線どうしがつながった箇所をカウントした。その結果、つながった箇所が1箇所以下のものを「◎」、2箇所以上5箇所以下のものを「○」、6箇所以上のものを「△」とした。
Figure 0005113903
表2からも明らかなように、実施例5〜10で得られた平版印刷用刷版材料の滲みは、実施例1〜4と同様に良好であった。ひび割れについては、実施例1〜4の平版印刷用刷版材料のひび割れは、表2には載せていないが、いずれも「△」の評価であったのに対し、可塑剤を添加した実施例5〜10では大幅な改善が見られ、いずれも良好であった。
地汚れについては、実施例1、3、4に可塑剤を添加したものである実施例5、7、8では、可塑剤の影響により可塑剤を添加しない実施例1、3、4より親水性が低下しやすく地汚れの評価が下った。一方、実施例2に可塑剤を添加したものである実施例6、9、10は、平均重合度2500以上の親水性樹脂に加えて、平均重合度2500未満の親水性樹脂を含んでいるため、親水性が低下することなく、実施例2と同等の評価が得られた。また実施例6、9、10は、可塑剤の含有量をバインダー樹脂100重量部に対し、0.6重量部、0.4重量部、1.0重量部に変えたものであるが、このような可塑剤の範囲で、地汚れを抑え、ひび割れを防止できることが確認された。

Claims (11)

  1. 支持体上に、バインダー樹脂およびマット剤を含む画像受理層を有してなる平版印刷用刷版材料において、前記バインダー樹脂として平均重合度2500以上の親水性樹脂を含み、前記マット剤として吸油量が350ml/100g以上のマット剤を含むことを特徴とする平版印刷用刷版材料。
  2. 前記バインダー樹脂として、平均重合度2500以上の親水性樹脂を、全バインダー樹脂中の60重量%以上含むことを特徴とする請求項1記載の平版印刷用刷版材料。
  3. 前記マット剤として、吸油量350ml/100g以上のマット剤を、バインダー樹脂100重量部に対し、35〜100重量部含むことを特徴とする請求項1または2記載の平版印刷用刷版材料。
  4. 前記画像受理層は、可塑剤を含むことを特徴とする請求項1から3いずれか1項記載の平版印刷用刷版材料。
  5. 前記可塑剤は、多価アルコール系可塑剤であることを特徴とする請求項4記載の平版印刷用刷版材料。
  6. 前記画像受理層は、バインダー樹脂として、平均重合度2500未満の親水性樹脂を含むことを特徴とする請求項4又は5に記載の平版印刷用刷版材料。
  7. 前記画像受理層に含まれる平均重合度2500以上の親水性樹脂と平均重合度2500未満の親水性樹脂との割合は、重量比で10:10〜13:7の範囲であることを特徴とする請求項6記載の平版印刷用刷版材料。
  8. 前記バインダー樹脂は、ポリビニルアルコールであることを特徴とする請求項1から7いずれか1項記載の平版印刷用刷版材料。
  9. 前記マット剤は、シリカであることを特徴とする請求項1から8いずれか1項記載の平版印刷用刷版材料。
  10. 前記画像受理層は、前記マット剤のほかに、平均粒径0.5μm以下の微粒を含むことを特徴とする請求項1から9いずれか1項記載の平版印刷用刷版材料。
  11. 前記支持体と前記画像受理層との間に、下引き層を有することを特徴とする請求項1から10いずれか1項記載の平版印刷用刷版材料。
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