JP5113856B2 - 建設機械 - Google Patents

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Description

本発明は、建設機械に関する。
従来、作動用の油圧アクチュエータに、位置エネルギや慣性力が作用される際に、その油圧アクチュエータから貯油タンクへ戻る作動油を、発電用油圧モータに導いて発電する建設機械(例えば、特許文献1参照)が知られている。
特開2004−11168号公報
しかし、このような建設機械は、戻り側の作動油に位置エネルギや慣性エネルギが作用されることが少ない作業の場合は、十分な発電を行うことができないといった問題があった。また、建設機械の操作者が油圧アクチュエータの作動速度を無理に上げようとして油圧ポンプを無理に駆動させた場合に発生する送り側の作動油の過剰油圧をエネルギとして回収できないという問題があった。
そこで、本発明は、送り側の作動油の過剰油圧エネルギを回収して発電可能な建設機械の提供を目的とする
上記目的を達成するために、本発明の建設機械は、鋏型破砕機を開閉するための破砕機用油圧アクチュエータと、該破砕機用油圧アクチュエータを駆動させるための油圧ポンプと、上記油圧ポンプから上記破砕機用油圧アクチュエータへの作動油を貯油タンクに戻すための還流配管に介設される発電用油圧モータと、上記油圧ポンプから上記発電用油圧モータへ作動油を一部送流又は遮断可能に切り換える電磁切換弁と、上記油圧ポンプから上記破砕機用油圧アクチュエータに供給される作動油の方向を制御するための作動用の方向切換弁部と、上記破砕機用油圧アクチュエータが上記鋏型破砕機を閉状態にする際に上記油圧ポンプからの作動油が上記方向切換弁部を介して送流する閉作動油用配管と、該閉作動油用配管内の油圧を測定する第1油圧センサと、上記破砕機用油圧アクチュエータが上記鋏型破砕機を開状態にする際に上記油圧ポンプからの作動油が上記方向切換弁部を介して送流する開作動油用配管と、該開作動油用配管内の油圧を測定する第2油圧センサと、を備え、上記第1油圧センサは、上記閉状態にする際に油圧が第1設定圧力を越えると第1過圧電気信号を発信するように、かつ、上記開状態にする際は上記第1過圧電気信号を発信しないように設けられ、上記第2油圧センサは、上記開状態にする際に油圧が上記第1設定圧力より低く設定した第2設定圧力を越えると第2過圧電気信号を発信するように、かつ、上記閉状態にする際は上記第2過圧電気信号を発信しないように設けられ、上記閉状態にする際は上記第1過圧電気信号によって、上記開状態にする際は上記第2過圧電気信号によって、作動油の一部を上記発電用油圧モータへ送流可能に上記電磁切換弁を切り換えて、上記発電用油圧モータを駆動させて発電して過剰油圧エネルギを回収するように構成したものである。
本発明の建設機械によれば、油圧ポンプから油圧アクチュエータに送る作動油から過剰油圧エネルギを回収できる。油圧アクチュエータを作動させるために、必要以上にエンジンEを駆動させる(空ふかしのような)操作によって発生する過剰な油圧を、電気エネルギとして回収できる。
本発明の建設機械の全体図である。 鋏型破砕機の一例を示す正面図である。 参考例を説明する回路図である。 参考例を説明する回路図である。 実施の一形態を説明する回路図である。 実施の一形態を説明する回路図である。 実施の一形態を説明する回路図である。 参考例の別の一例を説明する回路図である。 施形態の他の一例を説明する回路図である。
以下、図示の実施の一形態及び参考例に基づき本発明を詳説する。
本発明の建設機械は、図1に示すように、作動用の油圧アクチュエータ11,11,11,11を有するパワーショベル等の建設車両の先端に解体作業等に使用される鋏型破砕機Aが付設されたものである。図2に示すように、鋏型破砕機Aは、油圧シリンダから成る破砕機用油圧アクチュエータ11aの伸縮によって、一対の破砕アームが開閉作動するものである。
参考例は、図3及び図4に示すように、複数の作動用の油圧アクチュエータ11,11,11,11を駆動させるための油圧ポンプPと、油圧ポンプPから各油圧アクチュエータ11,11,11,11に供給される作動油の流量や方向を各々制御するための作動用の方向切換弁部21とを備えている。
複数の作動用の油圧アクチュエータ11とは、鋏型破砕機Aを開閉作動させるための油圧シリンダから成る破砕機用油圧アクチュエータ11a、鋏型破砕機Aを上下又は左右に可動させるための油圧シリンダから成る首振り用油圧アクチュエータ11b、パワーシャベルのアーム部を作動させる油圧シリンダから成るアーム用油圧アクチュエータ11c、ブーム部を作動させる油圧シリンダから成るブーム用油圧アクチュエータ11dである。なお、キャタピラ部の上方に配設された操縦席等の上体旋回部を旋回させるための旋回用油圧モータから成るものや、アーム部のオフセット用の油圧シリンダから成るものとするも良い。つまり、建設機械を作動させるものであれば良い。
作動用の方向切換弁部21とは、破砕機用油圧アクチュエータ11aを制御する方向切換弁から成る破砕機用方向切換部21a、首振り用油圧アクチュエータ11bを制御する方向切換弁から成る首振り用方向切換部21b、アーム用油圧アクチュエータ11cを制御する方向切換弁から成るアーム用方向切換部21c,ブーム用油圧アクチュエータ11dを制御する方向切換弁から成るブーム用方向切換部21dを有している。
なお、図8に示す別の一例のように、作動用の方向切換弁部21を、1つのコントロールバルブから成るように設けても良い。この場合は、コントロールバルブ内に、破砕機用方向切換部21a、首振り用方向切換部21b、アーム用方向切換部21c、ブーム用方向切換部21dを設けている。また、上体旋回部用方向切換部、オフセット用方向切換部を設けても良い。
また、油圧ポンプPと方向切換弁部21の間に作動油を供給するための供給配管1を設けている。また、供給配管1から分岐部Kをもって貯油タンクTへ接続される還流配管3を設けている。分岐部Kは、油圧ポンプPと方向切換弁部21の間に配設されている。また、油圧アクチュエータ11からの戻り側作動油を貯油タンクTに戻すための戻し配管2を方向切換弁部21と貯油タンクTの間に設けている。
分岐部Kから貯油タンクTまでの還流配管3に、発電用油圧モータM1を介設している。また、発電用油圧モータM1に連結される発電機Gと、発電した交流を直流に変換するコンバータCと、コンバータCによって変換された電気を蓄える蓄電器Bを備えている。また、図示省略するが、蓄電器Bは建設機械を作動させるための電気モータや、エンジンEの駆動を補助する補助電気モータに電気的に接続されている。
また、還流配管3には、油圧ポンプPからの油圧アクチュエータ11への作動油を、発電用油圧モータM1へ一部送流又は遮断可能に切り換える電磁切換弁20を介設している。
また、油圧ポンプPによって圧送される作動油の油圧が、油圧ポンプPと油圧アクチュエータ11の間で、設定圧力を越えると、過圧電気信号S0を発信する油圧センサPS0を、設けている。
具体的には、油圧センサPS0は、油圧ポンプPと、方向切換弁部21と、の間の作動油の油圧を測定可能に設けている。さらに、詳しく説明すると、還流配管3において分岐部Kと電磁切換弁20の間の作動油を測定可能に配設されている。
そして、電磁切換弁20と油圧センサPS0とを電気的に接続し、電磁切換弁20を、過圧電気信号S0の受信によって、油圧ポンプPからの作動油の一部が発電用油圧モータM1へ送流可能に切り換わるように設けている。過圧電気信号S0を受信していない場合は、油圧ポンプPからの作動油が発電用油圧モータM1へ流れないように遮断するように設けている。なお、図3及び図4と図8に於て、破線は電気的接続(電気配線)を示している。また、油圧ポンプPから油圧アクチュエータ11や発電用油圧モータM1に送られる作動油を圧送油と呼ぶ場合がある。また、油圧アクチュエータ11や発電用油圧モータM1から貯油タンクTに戻される作動油を戻り油と呼ぶ場合がある。
次に、参考例の作用(使用方法)について説明する。
例えば、図3に示す無作動状態から、図4に示すようにアーム用方向切換部21cを切り換えてアーム部を作動させた場合に、解体する壁への接触や、重いコンクリート片の把持等でアーム用油圧アクチュエータ11cに負荷がかかると、操作者は、エンジンEを回転させて、油圧ポンプPによって作動油をアーム用油圧アクチュエータ11cに作動に必要な流量以上に送流させてしまう場合がある。この場合、圧送油には必要以上(無駄)に圧力が発生し、過剰油圧発生状態となる。
このような過剰油圧発生状態において、圧送油が油圧センサPS0の設定圧力を越えると、油圧センサPS0は過圧電気信号S0を電磁切換弁20に送信する。電磁切換弁20は、過圧電気信号S0を受信し、圧送油の一部が発電用油圧モータM1に送流するように切り換わる。発電用油圧モータM1が駆動し、発電機Gで発電させ圧送油の過剰油圧エネルギを電気エネルギに変換する。発電された電気は蓄電器Bに蓄えられる。また、発電用油圧モータM1を駆動させた作動油は貯油タンクTに戻される。蓄電器Bに蓄えられた電気は、建設機械を作動させるための電気モータや、エンジンEの駆動を補助する補助電気モータに有効利用される。
次に、図5乃至図7に於て、実施の一形態を説明する。参考例と同様に、鋏型破砕機Aと、油圧ポンプPと、貯油タンクTと、複数の作動用の油圧アクチュエータ11と、作動用の方向切換弁部21と、供給配管1と、戻し配管2と、分岐部Kと、還流配管3と、発電用油圧モータM1と、発電機Gと、コンバータCと、蓄電器Bと、を備えている。
なお、図9に示す他の一例のように、作動用の方向切換弁部21を、1つのコントロールバルブから成るように設けても良い。この場合は、コントロールバルブ内に、破砕機用方向切換部21a、首振り用方向切換部21b、アーム用方向切換部21c、ブーム用方向切換部21dを設けている。また、上体旋回部用方向切換部、オフセット用方向切換部を設けても良い。
また、破砕機用方向切換部21aと破砕機用油圧アクチュエータ11aを接続する配管において、鋏型破砕機Aを閉じる際(図6参照)に、破砕機用方向切換部21aを介して供給配管1と連通し、破砕機用油圧アクチュエータ11aを作動させる作動油(圧送油)が送流する閉作動油用配管5と、鋏型破砕機Aを開く際(図7参照)に、破砕機用方向切換部21aを介して供給配管1と連通し、圧送油が送流する開作動油用配管6と、を有している。
そして、油圧ポンプPからの作動油を発電用油圧モータM1へ一部送流又は遮断可能に切り換える電磁切換弁20と、作動油の油圧が第1設定圧力を越えると第1過圧信号S1を発信する第1油圧センサPS1と、作動油の油圧が第2設定圧力を越えると第2過圧電気信号S2を発信する第2油圧センサPS2と、を設けている。
第1油圧センサPS1は、鋏型破砕機Aを閉状態にする際(図6参照)に、閉作動油用配管5内を流れる作動油の油圧を測定可能に設けると共に、圧送油の油圧が第1設定圧力を越えると第1過圧電気信号S1を発信するように設けている。
また、第2油圧センサPS2は、鋏型破砕機Aを開状態にする際(図7参照)に、開作動油用配管6内を流れる作動油の油圧を測定可能に設けると共に、圧送油の油圧が、第2設定圧力を越えると第2過圧電気信号S2を発信するように設けている。
また、第2設定圧力を第1設定圧力より低く設定している。
また、鋏型破砕機Aが閉作動する際(図6参照)に、開作動油用配管6には破砕機用油圧アクチュエータ11aからの作動油(戻り油)が送流する。そこで、第2設定圧力は、この戻り油の油圧より高く設定している。即ち、閉作動の際に、第2過圧電気信号S2が発信されないように設定している。
また、鋏型破砕機Aが開作動にする際(図7参照)に、閉作動油用配管5には破砕機用油圧アクチュエータ11aからの戻り油が送流する。そこで、第1設定圧力は、この戻り油の油圧より高く設定している。即ち、開作動の際に、第1過圧電気信号S1が発信されないように設定されている。
第1油圧センサPS1及び第2油圧センサPS2は、OR回路10を介して電磁切換弁20に電気的に接続している。第1過圧電気信号S1又は第2過圧電気信号S2の受信によって、電磁切換弁20を、圧送油の一部が発電用油圧モータM1へ送流可能に切り換わるように設けている。第1過圧電気信号S1又は第2過圧電気信号S2を受信していない場合は、圧送油が発電用油圧モータM1へ流れないように遮断するように設けている。なお、図5乃至図7及び図9に於て、破線は電気的接続(電気配線)を示している。
さらに、第2油圧センサPS2とOR回路10の間の電気配線部にタイマtを設けている。タイマtは、第2油圧センサPS2から発信された第2過圧電気信号S2を所定の設定時間だけ継続させるように設けている。つまり、鋏型破砕機Aを開かせる圧送油の油圧が所定の設定時間内で第2設定圧力以下になって、第2油圧センサPS2からの第2過圧電気信号S2の発信が停止しても、電磁切換弁20へ第2過圧電気信号S2が所定時間発信され続けるように設けている。
次に、実施の一形態の作用(使用方法)について説明する。
図5に示す無作動状態から、図6に示すように破砕機用方向切換部21aを切り換えて破砕機Aを閉作動させる。硬いコンクリート片の把持や粉砕等によって、破砕機用油圧アクチュエータ11aに負荷がかかると、操作者は、エンジンEを回転させ、油圧ポンプPによって圧送油を閉作動油用配管5を介して、破砕機用油圧アクチュエータ11aへ作動に必要な流量以上に送流させてしまう場合がある。この場合、破砕機用油圧アクチュエータ11aに送られる圧送油に必要以上の圧力が発生し、閉作動過剰油圧発生状態となる。
このような閉作動過剰油圧発生状態において、破砕機用油圧アクチュエータ11aに送られる圧送油が第1油圧センサPS1の設定圧力を越えると、第1油圧センサPS1は第1過圧電気信号S1を電磁切換弁20に送信する。電磁切換弁20は、第1過圧電気信号S1を受信して、油圧ポンプPから破砕機用油圧アクチュエータ11aに送られていた作動油の一部を発電用油圧モータM1に送流可能に切り換わる。発電用油圧モータM1が駆動し、発電機Gで発電させ、閉作動の際に油圧ポンプPによって送られる側の作動油(圧送油)の過剰油圧エネルギを電気エネルギに変換する。発電された電気は蓄電器Bに蓄えられる。また、発電用油圧モータM1を駆動させた作動油は貯油タンクTに戻される。蓄電器Bに蓄えられた電気は、建設機械を作動させるための電気モータや、エンジンEの駆動を補助する補助電気モータに有効利用される。
また、図7に示すように破砕機用方向切換部21aを切り換えて破砕機Aを開動作させると、破砕機用油圧アクチュエータ11a(建設機械の先端)から貯油タンクT(建設機械の下部)までの戻り配管は長く細いため、戻り油側に摩擦抵抗が発生し開動作が遅くなる場合がある。操作者は、破砕機Aを早く開状態にしたいためにエンジンEを高速回転させ、油圧ポンプPから圧送油を開作動油用配管6を介して、破砕機用油圧アクチュエータ11aへ作動に必要な流量以上に送流させてしまう場合が多い。この場合、破砕機用油圧アクチュエータ11aに送られる作動油に必要以上の(無駄な)圧力が発生し、開作動過剰油圧発生状態となる。(開作動と閉作動の時間が同程度である。)
このような開作動過剰油圧発生状態において、破砕機用油圧アクチュエータ11aに送られる作動油が第2油圧センサPS2の第2設定圧力を越えると、第2油圧センサPS2は第2過圧電気信号S2を電磁切換弁20に送信する。電磁切換弁20は、第2過圧電気信号S2を受信して、油圧ポンプPから破砕機用油圧アクチュエータ11aに送られていた作動油の一部を発電用油圧モータM1に送流可能に切り換わる。発電用油圧モータM1が駆動し、発電機Gで発電させ、開作動の際に油圧ポンプPによって送られる側の作動油(圧送油)の過剰油圧エネルギを電気エネルギに変換する。発電された電気は蓄電器Bに蓄えられる。また、発電用油圧モータM1を駆動させた作動油は貯油タンクTに戻される。蓄電器Bに蓄えられた電気は、建設機械を作動させるための電気モータや、エンジンEの駆動を補助する補助電気モータに有効利用される。
また、タイマtに設定された所定時間内に、開作動油用配管6内の油圧が第2設定圧力を越えた後に第2設定圧力以下となっても、タイマtにより第2過圧電気信号S2は所定時間内だけ継続して発信しているような状態となり、電磁切換弁20を、圧送油の一部が発電用油圧モータM1に所定時間送流するように保持させる。タイマtにより開作動油用配管6内の油圧が短時間で急激に変化(増減)しても、破砕機用油圧アクチュエータ11aの寸動や脈動のような不規則な動作を防止し、スムーズに破砕機Aを開状態にする。
本発明は設計変更可能であって鋏型破砕機Aは、2本の油圧シリンダをもって開閉動作するものであっても良い。また、バケット部材に枢着した爪部材の揺動によって開閉動作するものでも良い。また、作動用の方向切換弁部21は、切換動作がパイロット圧によるものや電気信号によるもの等自由である。また、図3乃至図7に示したようなセンターバイパスを有する油圧回路でなくとも良い。また、各油圧アクチュエータ11が同時に作動可能な油圧回路とするも良い。
以上のように、参考例は、複数の作動用の油圧アクチュエータ11,11,11と、油圧アクチュエータ11,11,11を駆動させるための油圧ポンプPと、油圧ポンプPから油圧アクチュエータ11,11,11への作動油を貯油タンクTに戻すための還流配管3に介設される発電用油圧モータM1と、油圧ポンプPから発電用油圧モータM1へ作動油を一部送流又は遮断可能に切り換える電磁切換弁20と、油圧アクチュエータ11,11,11と油圧ポンプPの間で作動油の油圧が設定圧力を越えると過圧電気信号S0を発信する油圧センサPS0と、を備え、電磁切換弁20を過圧電気信号S0の受信によって作動油の一部を発電用油圧モータM1へ送流可能に切り換えて、発電用油圧モータM1を駆動させて発電して過剰油圧エネルギを回収するように構成したので、油圧ポンプPから油圧アクチュエータ11に送る作動油から過剰油圧エネルギを回収できる。建設機械の操作者による無駄な(空ふかしのような)エンジンEの駆動エネルギを回収できる。また、圧力制御還流弁を用いずに油圧センサPS0の過圧電気信号S0の受信によって電磁切換弁20を切り換えて発電用油圧モータM1へ作動油を供給するので圧力制御還流弁による作動油の発熱を抑制できると共に過剰油圧エネルギの損失が少なく、効率よくエネルギを回収できる。過剰油圧エネルギが変化した熱による作動油の劣化や、配管の劣化を防止できる。
本発明は、鋏型破砕機Aを開閉するための破砕機用油圧アクチュエータ11aと、破砕機用油圧アクチュエータ11aを駆動させるための油圧ポンプPと、油圧ポンプPから破砕機用油圧アクチュエータ11aへの作動油を貯油タンクTに戻すための還流配管3に介設される発電用油圧モータM1と、油圧ポンプPから発電用油圧モータM1へ作動油を一部送流又は遮断可能に切り換える電磁切換弁20と、破砕機用油圧アクチュエータ11aが鋏型破砕機Aを閉状態にする際の作動油の油圧が第1設定圧力を越えると第1過圧電気信号S1を発信する第1油圧センサPS1と、破砕機用油圧アクチュエータ11が鋏型破砕機Aを開状態にする際の作動油の油圧が第2設定圧力を越えると第2過圧電気信号S2を発信する第2油圧センサPS2と、を備え、電磁切換弁20を第1過圧電気信号S1又は第2過圧電気信号S2の受信によって作動油の一部を発電用油圧モータM1へ送流可能に切り換えて、発電用油圧モータM1を駆動させて発電して過剰油圧エネルギを回収するように構成したので、油圧ポンプPから破砕機用油圧アクチュエータ11aに送る作動油から過剰油圧エネルギを回収できる。建設機械の操作者による無駄な(空ふかしのような)エンジンEの駆動エネルギを回収できる。過剰油圧エネルギが変化した熱による作動油の劣化や、配管の劣化を防止できる。また圧力制御還流弁を用いずに第1油圧センサPS1からの第1過圧電気信号S1又は第2油圧センサPS2からの第2過圧電気信号S2の受信によって電磁切換弁20を切り換えて発電用油圧モータM1へ作動油を供給するので圧力制御還流弁による作動油の発熱を抑制できると共に過剰油圧エネルギの損失が少なく、効率よくエネルギを回収できる。鋏型破砕機Aを開状態する場合又は閉状態にする場合のいずれの場合においても過剰油圧エネルギを電気エネルギに変換して回収できる。鋏型破砕機Aを有する建設機械で行う解体作業等は、ブーム部、アーム部、上体旋回駆動部の油圧アクチュエータ11に位置エネルギや慣性エネルギが働くことが少ないため、過剰油圧エネルギを回収する機会が少なく充電される電気エネルギが僅かである。しかし、鋏型破砕機Aの開閉動作は多いため、過剰油圧エネルギを回収する機会も多くなって、エンジンEを補助する電気モータ等へ有効利用でき、燃費の向上に確実に貢献できる。解体作業では、(走行等はほとんど行わずに)同じ場所に於て、同じ作業───鋏型破砕機A───を繰返すが、この鋏型破砕機Aの開閉のエネルギを有効に回収できて好都合である。
また、上記第2設定圧力を、上記第1設定圧力より低く設定したので、鋏型破砕機Aを閉動作させる際に、十分な油圧を破砕機用油圧アクチュエータ11aに付与しつつ過剰油圧エネルギを回収でき、かつ、鋏型破砕機Aを開動作させる際に発生する過剰油圧エネルギが小さくても確実に回収できる。
3 還流配管
閉作動油用配管
開作動油用配管
11 油圧アクチュエータ
11a 破砕機用油圧アクチュエータ
20 電磁切換弁
21 方向切換弁部
A 鋏型破砕機
M1 発電用油圧モータ
P 油圧タンク
PS0 油圧センサ
PS1 第1油圧センサ
PS2 第2油圧センサ
S0 過圧電気信号
S1 第1過圧電気信号
S2 第2過圧電気信号
T 貯油タンク

Claims (1)

  1. 鋏型破砕機(A)を開閉するための破砕機用油圧アクチュエータ(11a)と、該破砕機用油圧アクチュエータ(11a)を駆動させるための油圧ポンプ(P)と、上記油圧ポンプ(P)から上記破砕機用油圧アクチュエータ(11a)への作動油を貯油タンク(T)に戻すための還流配管(3)に介設される発電用油圧モータ(M1)と、上記油圧ポンプ(P)から上記発電用油圧モータ(M1)へ作動油を一部送流又は遮断可能に切り換える電磁切換弁(20)と、上記油圧ポンプ(P)から上記破砕機用油圧アクチュエータ(11a)に供給される作動油の方向を制御するための作動用の方向切換弁部(21)と、上記破砕機用油圧アクチュエータ(11a)が上記鋏型破砕機(A)を閉状態にする際に上記油圧ポンプ(P)からの作動油が上記方向切換弁部(21)を介して送流する閉作動油用配管(5)と、該閉作動油用配管(5)内の油圧を測定する第1油圧センサ(PS1)と、上記破砕機用油圧アクチュエータ(11a)が上記鋏型破砕機(A)を開状態にする際に上記油圧ポンプ(P)からの作動油が上記方向切換弁部(21)を介して送流する開作動油用配管(6)と、該開作動油用配管(6)内の油圧を測定する第2油圧センサ(PS2)と、を備え、
    上記第1油圧センサ(PS1)は、上記閉状態にする際に油圧が第1設定圧力を越えると第1過圧電気信号(S1)を発信するように、かつ、上記開状態にする際は上記第1過圧電気信号(S1)を発信しないように設けられ、
    上記第2油圧センサ(PS2)は、上記開状態にする際に油圧が上記第1設定圧力より低く設定した第2設定圧力を越えると第2過圧電気信号(S2)を発信するように、かつ、上記閉状態にする際は上記第2過圧電気信号(S2)を発信しないように設けられ、
    上記閉状態にする際は上記第1過圧電気信号(S1)によって、上記開状態にする際は上記第2過圧電気信号(S2)によって、作動油の一部を上記発電用油圧モータ(M1)へ送流可能に上記電磁切換弁(20)を切り換えて、上記発電用油圧モータ(M1)を駆動させて発電して過剰油圧エネルギを回収するように構成したことを特徴とする建設機械。
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