JP5113201B2 - アルファベット文字列表示装置 - Google Patents

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本発明は、5角形状のスケールを一つの表示単位としたときに、当該一表示単位内にアルファベット文字列を全て表示する際に好適なアルファベット文字列表示装置、並びにこのアルファベット文字列表示装置による表示情報を読み取り、表示すべきアルファベット文字列を認識するためのアルファベット文字列認識装置、並びにそれらを利用したアルファベット文字列表示認識システムに関する。
アルファベット文字列を介した電子情報の表示は、通信、コンピュータ、ソフトウェア、その他様々な分野において広く行われている。一般にアルファベット文字列を表示する際には、横書きで記載し、しかもマス等で表現される表示単位毎に文字を割り当てることにより、隣接する文字が互いに重ならないように表示することができ、認識容易性を向上させることが可能となる。しかしながら、多数のアルファベット文字列からなる長い文章を表示しなければならないケースでは、これに応じて文字を表示するための表示単位数が増大してしまう。文字を表示する表示単位数の増大は、情報伝達に必要なデータ量が増大することを意味し、また文字列を認識する際においても文字列が記載された表示単位を順に横方向へシフトさせながらスキャニングを実行していく必要が出てくる。
このため、情報伝達する際のデータ量を極力軽減させ、さらに文字列の認識容易性を向上させるためは、いかに多数のアルファベット文字から構成される情報であっても、1文字を1表示単位に割り当てるのではなく、全ての情報を1表示単位以内に記載する必要があった。
特開2005−196759号公報
そこで本発明は、上述した課題を解決するために案出されたものであり、その目的とするところは、アルファベット文字列を全て一表示単位内で表示可能なアルファベット文字列表示装置、並びにこのアルファベット文字列表示装置による表示情報を読み取り、表示すべきアルファベット文字列を認識するためのアルファベット文字列認識装置、並びにそれらを利用したアルファベット文字列表示認識システムを提供することにある。
本発明は、上述した課題を解決するために、隣接する軸の狭角が略72°となるようにそれぞれ原点を中心として延長されたa軸〜e軸からなる5本の座標軸を有し、上記各座標軸上に各1〜5の自然数又はそれらの各n倍数で表示される座標目盛で定義される5つの座標点が割り当てられ、上記原点と合計25の座標点にそれぞれ26のアルファベット文字が予め割り当てられた座標系に、出力すべきアルファベットの文字列の先頭から最後までを順次これに対応する上記原点又は上記座標点を介して表示され、同一のアルファベット文字が重複する場合には新たに重複することになったアルファベット文字から、その対応する座標点を基点として位置を順にシフトさせて互いに重ならないように表示され、更に出力すべきアルファベットの文字列の先頭から最後までを順次これに対応する上記原点、上記座標点、上記シフトされた位置の何れかを介してベクトル表示されていた場合に、上記ベクトル表示を読み取る読取手段と、上記読取手段により読み取られた上記表示により特定される上記原点又は上記座標点を、上記予め割り当てられた座標系に基づいて、順次割り出し、この割り出した原点又は座標点と上記座標系に予め割り当てられたアルファベット文字とを照合し、上記出力すべきアルファベットの文字列を解析する解析手段とを備え、上記解析手段は、上記読取手段により読み取られた上記ベクトルにより特定される上記原点、上記座標点及び上記シフトされた位置を、上記予め割り当てられた座標系に基づいて、順次割り出していくことを特徴とする。
上述した構成からなる本発明では、アルファベット文字列を全て一表示単位でベクトル情報として表示することができる。特に本発明では、多数のアルファベット文字列からなる長い文章であっても、一表示単位内で表現することができることから、表示単位そのものを増大させる必要が無くなり、情報伝達する際のデータ量を極力軽減させることが可能となる。即ち、多数のアルファベット文字から構成される情報であっても、1文字を1表示単位に割り当てるのではなく、全ての情報を1表示単位以内に記載し、これを表示することが可能となる。特に本発明では、360°を略5等分するようにしてa軸〜e軸が設けられた座標系とし、さらに各a軸〜e軸に5つずつ座標点を割り当てている。このため、原点と合わせて計26点とすることができ、これに割り当てるべきアルファベットの数と同数とすることができる。また、原点を中心にして5方向に略等狭角で構成した座標軸(a軸〜e軸)とすることにより、いわゆる5角形の星型の形状とすることができる。このような座標系上に描かれるベクトルの軌跡も星型に類似したものとすることができるため、非常に均整のとれた美しい形状とすることが可能となる。従って、この均整の取れたベクトルの軌跡は、実際にこれを読み取る際において、非常に好適なものであり、特に高精度かつ迅速にこれを実行することが可能となる。また、電子データ化してサーバに記録しておき、管理する際にもより好適となる。
本発明を適用したアルファベット文字列表示認識システムの構成図である。 本発明を適用したアルファベット文字列表示装置の具体的な構成例を示す図である。 本発明を適用したアルファベット文字列認識装置の具体的な構成例を示す図である。 本発明を適用したアルファベット文字列表示装置によるスキームに基づいて文字列を表示するための座標系を示す図である。 図4における座標系にそれぞれ26のアルファベット文字を割り当てた例を示す図である。 表示すべき文字列が、“APPLE”である場合のベクトル情報表示例を示す図である。 表示すべき文字列が、“EARTH”である場合のベクトル情報表示例を示す図である。 表示すべき文字列が、“MISSISSIPPI”である場合のベクトル情報表示例を示す図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態として、アルファベット文字列を介して情報を伝達するためのアルファベット文字列表示認識システムについて、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明を適用したアルファベット文字列表示認識システム1の構成図である。このアルファベット文字列表示認識システム1は、システムを利用するユーザ用のアルファベット文字列表示装置3と、この端末装置3に対して公衆通信網2を介して接続されるサーバ4と、さらに、この公衆通信網2を介して接続されるユーザ用のアルファベット文字列認識装置5とを備えている。
公衆通信網2は、アルファベット文字列表示装置3、アルファベット文字列認識装置5とサーバ4とを電話回線を介して接続されるインターネット網を始め、TA/モデムと接続されるISDN(Integrated Services Digital Network)/B(broadband)−ISDN等のように、情報の双方向送受信を可能としたネットワーク、或いはSTBと接続される衛星通信網(Broadcasting)等である。ちなみにこのアルファベット文字列表示認識システム1を一定の狭いエリア内で運用する場合には、この公衆通信網2を、LAN(Local Area Network)で構成してもよい。また、この公衆通信網2につきいわゆる光ファイバ通信網で構成してもよい。また、この公衆通信網2は、有線通信網に限定されるものではなく、無線通信網で実現するようにしてもよい。
アルファベット文字列表示装置3、アルファベット文字列認識装置5は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)、携帯電話、携帯情報端末(PDA)等であり、少なくともユーザの操作に基づいて公衆通信網2を介して通信可能なデバイスである。以下の例では、このアルファベット文字列表示装置3、アルファベット文字列認識装置5につき、PCを適用する場合を例にとり説明をする。
図2は、アルファベット文字列表示装置3の具体的な構成例を示している。このアルファベット文字列表示装置3は、ROM(Read Only Memory)22と、データの蓄積や展開等に使用する作業領域としてのRAM(Random Access Memory)23と、アルファベット文字列表示装置3全体を制御するためのCPU(Central Processing Unit)24と、操作
ボタンやキーボード等を介して各種制御用の指令を入力するための操作部25と、各種情報の表示を制御するための表示制御部16と、ハードディスク等に代表され、実行すべき検索を行うためのプログラムを格納するための記憶部27とが内部バス21にそれぞれ接続されている。さらに、この内部バス21には、通信I/F28が接続されている。また、表示制御部16には、実際に情報を表示するモニタとしての表示部26が接続されている。
ROM22は、アルファベット文字列表示装置3全体のハードウェア資源を制御するためのプログラムが格納されている。なお、このROM22の代替として、例えば、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)等の記憶媒体
を適用するようにしてもよい。
RAM23は、アルファベット文字列表示装置3全体のハードウェア資源を制御するときの各種命令を一時的に記憶する。このRAM23の代替として、上記EEPROMやCD−R/RW等の記憶媒体を適用するようにしてもよい。
CPU24は、内部バス21を介して制御信号を送信することにより、アルファベット文字列表示装置3内に実装された各構成要素を制御するためのいわゆる中央演算ユニットである。また、このCPU24は、操作部25を介したユーザの操作に応じて各種制御用の指令を内部バス21を介して伝達する。
操作部25は、マウスやキーボード等で具体化され、ユーザが実際に書籍から検索を望む文字列を入力するために使用される他、上記プログラムを実行するための実行命令がユーザから入力される。この操作部25は、上記実行命令がユーザにより入力された場合には、これをCPU24に通知する。この通知を受けたCPU24は、上記プログラムを記憶部27から読み出して実行する。
表示制御部16は、CPU24による制御に基づいて表示画像を作り出すグラフィックコントローラにより構成されている。この表示制御部16に接続される表示部26は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)等によって実現される。
記憶部27は、ハードディスクで構成される場合において、CPU24による制御に基づき、各アドレスに対して所定の情報が書き込まれるとともに、必要に応じてこれが読み出される。また、この記憶部27には、本発明を実行するためのプログラムが格納されている。このプログラムはCPU24により読み出されて実行されることになる。
通信I/F28は、公衆通信網2と接続するための回線制御回路と、他の端末装置との間でデータ通信を行うための信号変換装置としてのモデム等によって実現される。この通信I/F28は、内部バス21からの各種命令に変換処理を施してこれを公衆通信網2側へ送出するとともに、公衆通信網2からのデータを受信した場合にはこれに所定の変換処理を施して内部バス21、或いはCPU24へ送信する。
サーバ4には、所定のデータベースが構築されている。このデータベースには、アルファベット文字列表示装置3から送られてきた情報が蓄積される。また、このサーバ4は、アルファベット文字列認識装置5からの要求に基づいて、この蓄積した情報を公衆通信網2を介してアルファベット文字列認識装置5へと送信する。
図3は、アルファベット文字列認識装置5の具体的な構成例を示している。このアルファベット文字列認識装置5は、ROM22と、データの蓄積や展開等に使用する作業領域としてのRAM23と、アルファベット文字列認識装置5全体を制御するためのCPU24と、操作ボタンやキーボード等を介して各種制御用の指令を入力するための操作部25と、各種情報の表示を制御するための表示制御部16と、ハードディスク等に代表され、実行すべき検索を行うためのプログラムを格納するための記憶部27とが内部バス21にそれぞれ接続されている。さらに、この内部バス21には、通信I/F28が接続されている。内部バス21には、更に読み取り部29が接続されている。また、表示制御部16には、実際に情報を表示するモニタとしての表示部26が接続されている。
以下、このアルファベット文字列認識装置5において、上記図2に示すアルファベット文字列表示装置3の同一の構成については、同一の符号を付すことにより以下で説明を省略する。
読み取り部29は、例えばスキャナ等で具体化されるものであり、光学的手段により紙媒体等に記載された文字列を自動的に読み取る。この読み取り部29により読み取られた文字列は、CPU24へと送られて文字列を構成する各文字が認識されることになる。
次に、本発明を適用したアルファベット文字列表示装置3の動作について説明をする。
先ず、ユーザは、アルファベット文字列表示装置3における操作部25を介してアルファベット文字列を入力する。この文字列は、単語を構成する複数の文字、文を構成する複数の文字、或いは単語としての意味をなさないランダムな複数の文字で構成される。CPU24は、この操作部25を介したアルファベット文字列の入力を受けて、以下に説明するスキームに基づいて文字列の表示を行う。
図4は、本スキームに基づいて文字列を表示するための座標系を示している。この座標系では、原点を中心として延長されたa軸〜e軸からなる5本の座標軸を有する。このa軸〜e軸は、隣接する軸の狭角が略72°となるように延長されている。その結果、この座標系は、360°を略5等分するようにしてa軸〜e軸が設けられることになる。
a軸〜e軸上には、各1〜5の自然数で表示される座標目盛が定義される。即ち、図4に示すように、a軸〜e軸上には、原点(0点)を中心として順に1、2、3、4、5と自然数からなる座標目盛が割り当てられている。ちなみに座標目盛が“1”とは、原点からの距離が1単位であることを意味しており、座標目盛が“5”とは、原点からの距離が5単位であることを意味している。ここでいう単位とは、長さの単位を意味している。即ち、この座標目盛は、互いに等間隔となるように調整されている。また、この座標目盛は、a軸〜e軸間においても互いに同一間隔となるように構成されている。
このような各1〜5の自然数で表示される座標目盛が定義されるa軸〜e軸上には、5つの座標点が割り当てられている。なお、本実施の形態においては、この座標目盛を、各1〜5の自然数で表示されるものとして定義したが、これに限定されるものではなく、各座標軸上において、各1〜5の自然数の各n倍数で表示される座標目盛で定義される5つの座標点が割り当てられていればよい。ちなみに、このnは、小数を含む正の数である。即ち、nを0.1としたときに、各1〜5の自然数の各n倍数が0.1、0.2、0.3、0.4、0.5で構成される座標目盛となる。これにより、座標目盛は、互いに等間隔となるように調整されている。
なお、以下の説明においては、この座標目盛について、各1〜5の自然数で表示される座標目盛で定義される5つの座標点が割り当てられている場合を例にとり説明をする。
各座標点は、(x、x、x、x、x)で表現されるものとする。ここでx、x、x、x、xは、それぞれa軸〜e軸における座標目盛に相当する。例えば、図4におけるa軸上の座標点α1は(3、0、0、0、0)で表現される。また、d軸上の座標点α2は、(0、0、0、5、0)で表現される。また、原点は、(0、0、0、0、0)で表現される。以上の座標系が本発明でいうところの表示単位に相当する。
このような原点と合計25の座標点は、合計26点存在することになるが、これらに対してそれぞれ26のアルファベット文字が予め割り当てられる。
図5は、図4における座標系にそれぞれ26のアルファベット文字を割り当てた例を示している。原点において“A”が割り当てられ、座標目盛が“1”である軌道では、“B”が(1、0、0、0、0)であり、“C”が(0、1、0、0、0)であり、“D”が(0、0、1、0、0)であり、“E”が(0、0、0、1、0)であり、“F”が(0、0、0、0、1)である。また、座標目盛が“2”である軌道では、“G”が(2、0、0、0、0)であり、“H”が(0、2、0、0、0)であり、“I”が(0、0、2、0、0)であり、“J”が(0、0、0、2、0)であり、“K”が(0、0、0、0、2)である。また、座標目盛が“3”である軌道では、“L”が(3、0、0、0、0)であり、“M”が(0、3、0、0、0)であり、“N”が(0、0、3、0、0)であり、“O”が(0、0、0、3、0)であり、“P”が(0、0、0、0、3)である。また、座標目盛が“4”である軌道では、“Q”が(4、0、0、0、0)であり、“R”が(0、4、0、0、0)であり、“S”が(0、0、4、0、0)であり、“T”が(0、0、0、4、0)であり、“U”が(0、0、0、0、4)である。また、座標目盛が“5”である軌道では、“V”が(5、0、0、0、0)であり、“W”が(0、5、0、0、0)であり、“X”が(0、0、5、0、0)であり、“Y”が(0、0、0、5、0)であり、“Z”が(0、0、0、0、5)である。
なお、一の座標点に一文字が割り当てられていれば、上述した図5に示す26のアルファベット文字の座標系への割り当て例に限定されるものではない。
次に、出力すべきアルファベットの文字列の先頭から最後までを順次これに対応する上記原点又は上記座標点を介して表示する。このとき、この原点又は座標点を介した表示をベクトルを介して表示するようにしてもよい。
ここで表示すべき文字列が、“APPLE”である場合には、例えば図6に示すように、先頭の“A”から最後の“E”までを順次これに対応する原点又は座標点を介して表示する。図6では、以下の座標を太字で結ぶことにより得られるベクトル、(0、0、0、0、0)→(0、0、0、0、3)→(0、0、0、0、3)→(3、0、0、0、0)→(0、0、0、1、0)で“APPLE”が表示されることになる。ちなみに、この図6において、Pの位置において二重丸が付されているのは、Pが2回連続しているという意味である。
ここで表示すべき文字列が、“EARTH”である場合には、例えば図7に示すように、先頭の“E”から最後の“H”までを順次これに対応する原点又は座標点を介して表示する。図7では、以下の座標を太字で結ぶことにより得られるベクトル、(0、0、0、1、0)→(0、0、0、0、0)→(0、4、0、0、0)→(0、0、0、4、0)→(0、2、0、0、0)で“EARTH”が表示されることになる。
即ち、本発明を適用したアルファベット文字列表示装置3は、アルファベット文字列を全て一表示単位でベクトル情報として表示することができる。特に本発明では、多数のアルファベット文字列からなる長い文章であっても、一表示単位内で表現することができることから、表示単位そのものを増大させる必要が無くなり、情報伝達する際のデータ量を極力軽減させることが可能となる。即ち、多数のアルファベット文字から構成される情報であっても、1文字を1表示単位に割り当てるのではなく、全ての情報を1表示単位以内に記載し、これを表示することが可能となる。
特に本発明では、360°を略5等分するようにしてa軸〜e軸が設けられた座標系とし、さらに各a軸〜e軸に5つずつ座標点を割り当てている。このため、原点と合わせて計26点とすることができ、これに割り当てるべきアルファベットの数と同数とすることができる。
原点を中心にして5方向に略等狭角で構成した座標軸(a軸〜e軸)とすることにより、いわゆる5角形の星型の形状とすることができる。このような座標系上に描かれるベクトルの軌跡も星型に類似したものとすることができるため、非常に均整のとれた美しい形状とすることが可能となる。
従って、この均整の取れたベクトルの軌跡は、実際にこれを読み取る際において、非常に好適なものであり、特に高精度かつ迅速にこれを実行することが可能となる。また、電子データ化してサーバ4に記録しておき、管理する際にもより好適となる。
次に、アルファベット文字列表示装置3により表示され、或いは電子データ化された、上記ベクトル情報から実際に文字列を認識するアルファベット文字列認識装置5の動作について説明をする。
先ず、アルファベット文字列認識装置5は、アルファベット文字列表示装置3により表示され、又は出力されたベクトルを読み取る。仮に、このアルファベット文字列表示装置3にから出力されるベクトル情報が紙媒体を介して行われた場合には、上述した読み取り部29を介して光学的に読み取りを実行していく。また、このベクトル情報が電子データ化されている場合には、アルファベット文字列表示装置3から公衆通信網2を介してこれを受信する。
次に、これら読み取ったベクトル情報をCPU24が解析を行うことにより、このベクトル情報に反映されている文字列を解読する。このとき、ベクトルにより特定される原点又は座標点を順次割り出す。例えば図6に示すようなベクトル情報を読み取った場合には、これを上記座標系に当てはめて、そのベクトルが指し示す原点又は座標点を順番に読み取っていく。そして、読み取った座標点の座標を、上記図5に示すように座標系に予め割り当てられたアルファベット文字と照合する。そして、CPU24は、出力すべきアルファベットの文字列を解析する。
例えば、ベクトル、(0、0、0、0、0)→(0、0、0、0、3)→(0、0、0、0、3)→(3、0、0、0、0)→(0、0、0、1、0)を読み取った場合には、これを上記座標系に当てはめることにより“APPLE”であることを解析することが可能となる。
このように、アルファベット文字列認識装置5において、実際に取得したベクトル情報を読み出し、また上記座標系に当てはめる点をルール化して、これをプログラム化して記憶部27に記憶しておくことにより、アルファベット文字列表示装置3からのベクトル情報から文字列を読み取ることが可能となる。
なお、アルファベット文字列表示装置3からベクトル情報を表示し、又は電子データ化して出力する際には、座標軸を一緒に表示し、又は電子データする必要は無いことは勿論である。
また “MISSISSIPPI”等のような、”S“や”I“、”P“のアルファベット文字との間で行ったり来たりする単語は、上述した方法で表示した場合にベクトルが重なり、これを読み取ることが困難になる。
このような同一のアルファベット文字が重複する場合には新たに重複することになったアルファベット文字から、その対応する座標点を基点として位置を順にシフトさせて互いに重ならないように表示させるようにしてもよい。そして出力すべきアルファベットの文字列の先頭から最後までを順次これに対応する上記原点、上記座標点、上記シフトされた位置の何れかを介してベクトル表示させるようにしてもよい。
図8は、かかる方法に基づいて“MISSISSIPPI”を表示した例である。ベクトルは、先ず”M“から”I“を表示し、次にこの”I“から”S“を表示する。また次の”S“から”S“への表示は、”S“が新たに重複するアルファベット文字に該当する。かかる場合には、その対応する”S“の座標点を基点として位置を上方にシフトさせた位置で表示する。この位置のシフト方向は、上方に限らず他の方向であってもよい。
また、次の“S”から“I”へのベクトル表示においても、“I”が新たに重複するアルファベット文字に該当する。かかる場合には、その対応する”I“の座標点を基点として位置を上方にシフトさせた位置で表示する。
また、次の“I”から“S”へのベクトル表示においても、“S”が新たに重複するアルファベット文字に該当する。かかる場合には、その対応する”S“の座標点を基点として位置を上方にシフトさせた位置で表示する。このとき、先ほどシフトさせた”S“の位置と重ならないようにして表示する。
そして、出力すべきアルファベットの文字列の先頭から最後までを順次これに対応する上記原点、上記座標点、上記シフトされた位置の何れかを介してベクトル表示させる。その結果、“MISSISSIPPI”の文字は、図8に示すようにベクトルが重なることなく表示させること可能となる。
このように新たに重複することになったアルファベット文字が発生する毎に位置を更にシフトさせて表示していく。このとき互いに重ならないようにして表示することを前提とする。これにより、“MISSISSIPPI”のような”S“や”I“、”P“のアルファベット文字との間で行ったり来たりする単語であっても、ベクトルが重ならないようにして表示することが可能となる。
また、このようにして表示された文字を読み取る際においても、ベクトルを順に追っていくことにより、容易に読み取ることが可能となる。かかる場合には、読み取ったベクトルにより特定される原点、座標点及びシフトされた位置を、予め割り当てられた座標系に基づいて、順次割り出していくことになる。そして、位置がシフトされていた場合においても、これに最も近接している座標点又は原点を特定するか、或いは規則的にシフト位置が伸びている場合には、その基点となっている座標点又は原点を特定すればよい。
1 アルファベット文字列表示認識システム
3 アルファベット文字列表示装置
2 公衆通信網
4 サーバ
5 アルファベット文字列認識装置
16 表示制御部
21 内部バス
22 ROM
23 RAM
24 CPU
25 操作部
26 表示部
27 記憶部
28 通信I/F
29 読み取り部

Claims (3)

  1. 隣接する軸の狭角が略72°となるようにそれぞれ原点を中心として延長されたa軸〜e軸からなる5本の座標軸を有し、上記各座標軸上に各1〜5の自然数又はそれらの各n倍数で表示される座標目盛で定義される5つの座標点が割り当てられ、上記原点と合計25の座標点にそれぞれ26のアルファベット文字が予め割り当てられた座標系に、出力すべきアルファベットの文字列の先頭から最後までを順次これに対応する上記原点又は上記座標点を介して表示され、同一のアルファベット文字が重複する場合には新たに重複することになったアルファベット文字から、その対応する座標点を基点として位置を順にシフトさせて互いに重ならないように表示され、更に出力すべきアルファベットの文字列の先頭から最後までを順次これに対応する上記原点、上記座標点、上記シフトされた位置の何れかを介してベクトル表示されていた場合に、
    上記ベクトル表示を読み取る読取手段と、
    上記読取手段により読み取られた上記表示により特定される上記原点又は上記座標点を、上記予め割り当てられた座標系に基づいて、順次割り出し、この割り出した原点又は座標点と上記座標系に予め割り当てられたアルファベット文字とを照合し、上記出力すべきアルファベットの文字列を解析する解析手段とを備え、
    上記解析手段は、上記読取手段により読み取られた上記ベクトルにより特定される上記原点、上記座標点及び上記シフトされた位置を、上記予め割り当てられた座標系に基づいて、順次割り出していくこと
    を特徴とするアルファベット文字列認識装置。
  2. 出力すべきアルファベットの文字列の先頭から最後までを順次これに対応する上記原点、上記座標点及び上記シフトされた位置をベクトルで表示し、又はこれを電子データ化して出力する出力手段を更に備えること
    を特徴とする請求項1記載のアルファベット文字列認識装置。
  3. 出力すべきアルファベットの文字列が一単語につき一の表示単位へ割り当てられていた場合に、
    上記読取手段は、上記ベクトル表示を読み取り、
    上記解析手段は、上記読取手段により読み取られた上記ベクトルにより特定される上記原点、上記座標点及び上記シフトされた位置を、上記予め割り当てられた座標系に基づいて、順次割り出すことにより、一の表示単位毎に割り当てられた単語を解析すること
    を特徴とする請求項1記載のアルファベット文字列認識装置。
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