JP5113107B2 - 電源装置 - Google Patents

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本発明は、スイッチング制御により出力電圧や出力電流を制御可能の複数の電源部により構成した電源装置であって、複数の電源部の中の1電源部をマスタに設定し、他の電源部をスレーブに設定する設定処理を自動化し、マスタ電源部の設定内容に従った制御条件でスレーブ電源部も動作させる電源装置に関する。
各種の動作電圧及び動作電流の負荷にそれぞれ対応した電源装置を設ける場合が一般的である。しかし、多種類の電源装置を生産する必要があり、多品種生産によるコストアップの問題がある。そこで、同一の出力容量の電源装置を生産し、負荷の条件に対応した複数の電源装置を組み合わせることが知られている。例えば、同一出力容量のスイッチング電源装置を用意し、負荷条件に対応した組合わせにより対応するもので、出力電圧が例えば10Vで、出力電流が例えば10Aの出力容量のスイッチング電源装置を用意し、動作電圧10Vで、動作電流が20Aの負荷に対しては、2台を並列接続することに対応可能となり、又動作電圧20V,動作電流10Aの負荷に対しては、2台を直列接続することに対応可能となる。このような複数のスイッチング電源装置から同一の負荷に電力供給を行う場合、負荷分担を相互間で同一とすることも知られている。
又複数の電源装置を並列又は直列に接続して同一の負荷に電力供給を行う場合、負荷分担を均一化することが必要であり、同一構成のスイッチング電源装置を複数並列に接続した場合、1台のスイッチング電源装置をマスタに設定して、他のスイッチング電源装置をスレーブに設定し、マスタ設定のスイッチング電源装置からの制御信号に従ってスレーブ設定のスイッチング電源装置の出力電圧や出力電流を制御する構成が知られている。このようなマスタ、スレーブの設定は、設置台数が多くなるに従って煩雑な作業となる。そこで、同一構成のスイッチング電源装置に、基準電圧を自装置で使用するか、他装置の基準電圧を使用するか、即ち、マスタ設定とするかスレーブ設定とするかを、コネクタに挿入して相互間を接続するケーブルの両端のプラグ接続構成により簡単に設定可能とした構成が提案されている(例えば、引用文献1参照)。
特開2001−337727号公報
複数のスイッチング電源装置から共通の負荷に電力を供給する場合、その中の1装置をマスタに設定し、他装置をスレーブに設定する為に、装置毎に手動で設定作業を行うことは、作業が煩雑となると共に、マスタ、スレーブの設定誤りが発生する問題がある。これに対して、前述の特許文献1に開示された従来例の技術は、コネクタ接続により、簡単且つ設定誤りを回避してマスタ、スレーブ設定を行うことが可能となる。又負荷の消費電力増大に伴ってスイッチング電源装置を増設する必要が発生した場合、この増設装置のコネクタ接続構成は総てスレーブ設定となる構成である。その為に、マスタを変更する必要が発生すると、コネクタ接続を変更することになる。従って、マスタ、スレーブの設定変更は比較的煩雑となる問題がある。
本発明は、スイッチング制御による電源部を複数備え、その中の1台の電源部をマスタに設定し、他の電源部をスレーブに設定する処理を自動的に行い、且つマスタの変更も容易とすることを目的とする。
本発明の電源装置は、交流電圧を入力し、整流した後にコンバータ部に於けるスイッチング制御により設定した電圧とし、整流平滑化して直流電圧に変換した出力直流電圧を負荷に供給する電源部を複数備えた電源装置であって、前記電源部は、交流電圧の入力を検知した時にマスタに設定して、他の電源部にマスタ設定信号により通知し、マスタ設定後の他の電源部からのマスタ設定信号による通知によりスレーブ設定に変更するマスタ/スレーブ設定部と、このマスタ/スレーブ設定部のマスタ設定により、自電源部の基準値に従って自電源部のコンバータ部を制御し、スレーブ設定により、マスタ設定の電源部からの基準値に従って電源部のコンバータ部を制御する構成を備えている。
又電源装置は、コンバータ部と、このコンバータ部のスイッチング制御出力信号を整流して平滑化する出力整流平滑部と、この出力平滑部の出力電圧を基準値と比較して、コンバータ部のスイッチング制御のオン期間を制御する制御回路部と、コンバータ部のスイッチング周期を制御する同期部とを備え、この同期部はマスタ/スレーブ設定部と、スイッチング周波数発振部と、ゲート回路とを含み、マスタ/スレーブ設定部は、交流電圧の入力を検出してマスタ設定を行い、他の電源部のマスタ/スレーブ設定部からのマスタ設定信号によりスレーブ設定に変更する構成と、マスタ設定信号により、コンバータ部のスイッチング周波数発振部の出力のクロック信号を選択して、コンバータ部のスイッチング周波数信号として入力するゲート回路を備えている。
又電源部は、コンバータ部と、このコンバータ部のスイッチング制御出力信号を整流して平滑化する出力整流平滑部と、この出力平滑部の出力電圧を基準値と比較して、コンバータ部のスイッチング制御のオン期間を制御する制御回路部と、コンバータ部のスイッチング周期を制御する同期部とを備え、この同期部は、マスタ/スレーブ設定部と、スイッチング周波数発振部と、ゲート回路とを含み、マスタ/スレーブ設定部は、交流電圧の入力を検出してマスタ設定を行い、他の電源部のマスタ/スレーブ設定部からのマスタ設定信号によりスレーブ設定に変更する構成と、マスタ設定の電源部の制御回路部の基準電圧を、スレーブ設定の電源部の制御回路に入力する基準電圧とするゲート回路とを含む構成を備えている。
複数の電源部の出力直流電圧を共通の負荷に供給する電源装置に於いて、複数の電源部の中の1電源部をマスタに設定し、他の電源部をスレーブに設定し、マスタ設定の電源部の基準値に従って全電源部のコンバータ部のスイッチング制御を、同一の基準電圧や基準クロック信号に従って制御すると共に、マスタ設定とスレーブ設定とを、電源部の入力交流電圧を入力するオン条件に従って行うことにより、例えば、最適条件に設定した電源部を接続して既存の電源部と並列関係に接続して、交流電圧を入力する為の電源スイッチをオンとするだけで、マスタ/スレーブの関係の設定を自動的に行うことが可能となり、多数の電源部の場合でも誤りなく、マスタ/スレーブの設定が可能となる。
本発明の実施例1の要部説明図である。 本発明の実施例1の要部フローチャートである。 本発明の実施例2の要部説明図である。 本発明の実施例3の要部説明図である。 本発明の実施例4の説明図である。 本発明の実施例4のフローチャートである。 本発明の実施例5の説明図である。 本発明の実施例5のフローチャートである。
本発明の電源装置は、図1を参照して説明すると、交流電圧を入力し、整流した後にコンバータ部に於けるスイッチング制御により設定した電圧とし、整流平滑化して直流電圧に変換した出力直流電圧を負荷に供給する複数の電源部1−1,1−2を備えた電源装置であって、各電源部1−1,1−2は、電源スイッチSW1−1,SW1−2をオンとして交流電圧の入力を検知した時にマスタに設定し、制御線2によって他の電源部にマスタ設定信号により通知し、マスタ設定後の他の電源部からのマスタ設定信号による通知によりスレーブ設定に変更するマスタ/スレーブの設定部3−1,3−2と、このマスタ/スレーブ設定部3−1,3−2の何れかのマスタ設定の電源部の基準値に従ってスレーブ設定の電源部のコンバータ部を制御する構成を備えている。
図1は、本発明の実施例1の要部説明図であり、1−1,1−2はスイッチング制御により出力電圧及び出力電流を制御可能の電源部、2は制御線、3−1,3−2は設定部、SW1−1,SW1−2は電源スイッチを示す。電源部1−1,1−2間を制御線2により接続し、商用交流電圧を入力して、電源部1−1,1−2内部で整流するか、又は商用交流電圧を整流して入力する。又電源部1−1,1−2は、入力された電力により内部のスイッチング制御を行う為の電源スイッチSW1−1,SW1−2をオンした状態か否かを、制御線2を介して相互に認識可能の構成とする。即ち、電源スイッチをオンとすることにより通電状態となるから、この通電状態となったことを電源部1−1,1−2間で制御線2により確認可能とする。そして、先に電源オンした電源部の通電状態を、その後に電源オンとした電源部が確認して、後で電源オンとした電源部の設定部にマスタMSTを設定し、先に電源オンとした電源部の設定部は、マスタMST設定であっても、スレーブSLV設定とする。そして、スレーブSLV設定の電源部は、マスタMST設定の電源部のスイッチング制御の基準値を基に、スイッチング制御を行って、電源部1−1,1−2から図示を省略した同一の負荷に出力直流電圧を供給する。
このように、2台の電源部1−1,1−2の中の先に電源スイッチオンの電源部をスレーブSLV設定、後で電源スイッチオンの電源部をマスタMST設定とするもので、マスタMST設定とスレーブSLV設定とを、電源スイッチをオンとする時間的な順序に従って、自動的に行うことができる。そして、負荷の消費電力増加等に伴って更に1台の電源部を並列運転するように接続し、制御線を相互に接続して電源オンとすると、新たに接続して電源オンとした電源部がマスタMST設定、既にマスタMST、スレーブSLV設定の他の電源部1−1,1−2が総てスレーブSLV設定となり、マスタMST設定の新たな電源部の出力基準電圧やスイッチング周波数等の基準値に従ったスイッチング制御動作条件により、他のスレーブ設定の電源部1−1,1−2がスイッチング制御動作を行って、同一負荷に電力供給を行うことになる。
前述の電源部1−1,1−2のマスタMST、スレーブSLVの設定の要部フローチャートを図2に示す。例えば、電源部1−1の電源スイッチSW1−1をオンとすると(S1)、他の電源部1−2が電源オンによる通電状態か否かを、制御線2を介して確認する(S2)。電源部1−2が電源スイッチSW1−2を先にオンとした状態であると、電源部1−1は設定部3−1にマスタMSTを設定し、電源部1−2は、電源部1−1がマスタMST設定の状態を、制御線2を介して識別し、マスタMST設定からスレーブSLV設定に更新する(S3)。又電源部1−2が電源スイッチSW1−2をオフとしている状態の場合、電源部1−1は設定部3−1にスレーブSLVを設定とする(S4)。なお、この場合は、単独の電源部1−1の動作であるから、スレーブSLV設定でもマスタMST設定でも、自装置のみで、負荷への電源供給を行うことができる。又各電源部は、制御線を介して他の電源部の電源スイッチのオンかオフかを監視するもので、電源部1−1が電源オンの状態の時に、電源部1−2が電源オフの状態から電源オンの状態に遷移すると、電源部1−2はマスタMST設定とする(S5)。この時、電源部1−2の電源オンによるマスタMST設定を電源部1−1が制御線2を介して認識し、電源部1−1はスレーブSLV設定とする。即ち、各種の新しい制御条件を設定した電源部の電源オンにより、この新しい電源部をマスタに設定し、他の電源部をスレーブに設定して、同一負荷に対して、マスタMST設定の電源部のスイッチング動作条件に従って、他の電源部のスイッチング制御が行われる。
図3は、本発明の実施例2の要部説明図であり、図1と同一符号は同一名称部分を示し、1−3は電源部、3−3は設定部、4は制御信号線を示す。この実施例2は、電源部1−1は基準電圧を例えば5V、電源部1−2,1−3は基準電圧を例えば3.3Vとしている場合、電源部1−2,1−3の電源スイッチSW1−2,SW1−3をオンとし、電源部1−1の電源スイッチSW1−1を次にオンとすると、電源部1−1の設定部3−1にマスタ設定、電源部1−2,1−3の設定部3−2,3−3にスレーブ設定を行うことになり、マスタ設定の電源部1−1の基準電圧5Vにより、スレーブ設定の電源部1−2,1−3がスイッチング動作を行って、電源部1−1,1−2,1−3から同一の基準電圧に基づいたスイッチング制御により同一の出力電圧とし、図示を省略した出力端子を並列接続して負荷に電力を供給することができる。又電源部1−2の電源スイッチSW1−2を、電源部1−1,1−3の電源スイッチSW1−1,SW1−3より後でオンとすると、電源部1−2がマスタ設定、電源部1−1,1−3がスレーブ設定となって、マスタ設定の電源部1−2と共に、基準電圧3.3Vに従って、スレーブ設定の電源部1−1,1−3のスイッチング動作を行い、3台の電源部1−1,1−2,1−3の並列運転によって、基準電圧5Vの場合より低い出力電圧をそれぞれ出力し、図示を省略した負荷に電力を供給することができる。
図4は、本発明の実施例3の要部説明図であり、図1と同一符号は同一名称部分を示す。この実施例3は、制御信号線4によりスイッチング周波数を決定する制御信号を伝送する場合を示し、前述のように、電源オンの時間順序に従って後に電源オンとした電源部をマスタに設定し、先に電源オンとした電源部をスレーブに設定するもので、電源部1−2の電源スイッチSW1−2をオンした後で、電源部1−1の電源スイッチSW1−1をオンとすると、電源部1−1がマスタ設定となり、このマスタ設定の電源部1−1の例えばスイッチング周波数100kHzの制御信号を、制御信号線4によりスレーブ設定の電源部1−2に送出し、電源部1−1,1−2はそれぞれ100kHzのスイッチング周波数でスイッチング制御を行うことになる。又電源オンを後で行った電源部1−2をマスタ設定、電源オンを先に行った電源部1−1をスレーブ設定とした場合、制御信号線4によりスイッチング周波数120kHzの制御信号を、電源部1−2から電源部1−1に送出し、それぞれ120kHzのスイッチング周波数でスイッチング制御を行うことになる。
図5は、本発明の実施例4の説明図であり、AC1,AC2は100V又は200Vの交流電源、SW1,SW2は電源スイッチ、10,20は電源部、11,21はノイズフィルタ、12,22は入力整流平滑部、13,23はコンバータ部、14,24は出力整流平滑部、15,25は同期部、16,26は制御回路部、17,27はマスタMSTとスレーブSLVとの何れかに設定するMST/SLV設定部、18,28は基準電圧出力部、G11,G12,G21,G22はアンドゲート、G13,G23はオアゲート、OUT1,OUT2は出力端子、L1,L11,L12は制御線、L2は制御信号線を示す。なお、出力端子OUT1,OUT2からの出力直流電圧を供給する負荷及びコンバータ部13,23のスイッチング制御を行う為に供給するスイッチングクロックの発生手段は図示を省略している。このスイッチングクロック発生手段は、既に知られている各種のスイッチング電源装置に於ける発振手段を適用することができる。
交流電源AC1,AC2は同一の商用交流電源又は異なる変電所等による交流電源を示し、電源スイッチSW1,SW2をオンとすると、各電源部10,20のノイズフィルタ11,21を介して入力整流平滑部12,22により直流電圧に変換して平滑化し、コンバータ部13,23に入力し、スイッチングクロックに従った周期でスイッチング制御し、制御回路16,26により、出力直流電圧を検出した検出電圧と基準電圧とを比較し、その差分に応じてスイッチング制御によるオン期間を制御し、基準電圧に対応した出力直流電圧となるように、コンバータ部13,23に於けるスイッチング制御を行い、出力整流平滑部14,24により整流して平滑化し、出力端子OUT1、OUT2から共通の負荷(図示を省略)へ出力直流電圧を供給する。又同期部15,25は、MST/SLV設定部17,27と基準電圧出力部18,28と、アンドゲートG11,G12,G21,G22及びオアゲートG13,G23とを含む構成を有し、制御線L1(L11,L12)と制御信号線L2とにより同期部15,25相互間を接続する。又制御信号線L2によりそれぞれの基準電圧出力部18,28からの基準電圧を通知する。
同期部15,25のMST/SLV設定部17,27は、電源スイッチSW1,SW2オンによりノイズフィルタ11,21に入力される交流電圧を検知した入力検知信号によりセットしてマスタMST設定として、制御線L12にマスタMST設定を示す論理ハイレベル(H)の信号を送出し、制御線L11に電源通電時を示す論理ハイレベル(H)の信号を送出する。このMST/SLV設定部17,27は、電源スイッチSW1,SW2をオンとした時間順序に従ってマスタMST設定又はスレーブSLV設定となるもので、例えば電源スイッチSW2を先にオンとすると、MST/SLV設定部27が先ずマスタMST設定となり、制御線L12に、マスタMST設定を示すハイレベル(H)のMST/SLV設定信号を送出し、制御線L11に、電源通電時を示す論理ハイレベル(H)の信号を送出する。この状態に於いては、同期部25のアンドゲートG21とオアゲートG23を介して、基準電圧出力部28からの3.3Vの基準電圧が制御回路部26に入力される。
次に、電源スイッチSW1をオンとすると、電源部10のMST/SLV設定部17は、入力検知信号によりマスタMST設定とし、制御線L11により通電検出時を示す論理ハイレベル(H)の信号を送出し、制御線L12によりマスタMST設定を示す論理ハイレベル(H)のMST/SLV設定信号を送出する。この時、電源部20のMST/SLV設定部27は、電源部10のMST/SLV設定部17からの論理ハイレベル(H)の通電検出信号を、制御線L11を介して入力されるから、スレーブSLV設定に変更し、制御線L12に論理ローレベル(L)のMST/SLV設定信号を送出する。この状態となると、一方のMST/SLV設定部17はマスタMST設定、他方のMST/SLV設定部27はスレーブSLV設定となり、制御信号線L2による基準電圧は、基準電圧出力部18からの5Vの基準電圧が、アンドゲートG11とオアゲートG13とを介して制御回路部16の基準電圧として入力され、又電源部20のアンドゲートG22とオアゲートG23とを介して制御回路部26の基準電圧として入力され、電源部10,20は同一の基準電圧によるスイッチング制御によって同一の出力直流電圧とし、図示を省略した負荷に供給することができる。従って、MST/SLV設定部17,27は、例えば、入力検知信号によってセットされ、その後に入力される論理ハイレベル(H)のMST/SLV設定信号によってリセットされるフリップフロップやゲート回路等からなる論理回路、又はプロセッサによるソフトウェア制御等の設定制御御手段により実現することができる。又基準電圧出力部18,28の基準電圧5V,3.3Vは一例を示すもので、他の基準電圧とすることも可能である。
図6は、図5に示す前述の実施例4の動作をステップ(A1)〜(A9)により示すフローチャートであり、電源部10の電源スイッチSW1をON(A1)とし、入力検知信号をMST/SLV設定部17により検出し(A2)、MST/SLV設定部17は電源部20の通電状態の確認を行う(A3)。制御線L11により電源部20から通知される電源通電信号は論理ハイレベル(H)の場合、即ち、電源部20が既に通電状態の場合、MST/SLV設定部17はマスタMST設定とし、MST/SLV設定信号を論理ハイレベル(H)とし(A8)、電源部10はマスタMST設定により基準電圧5Vで動作開始し、電源部20はスレーブSLV設定により、電源部10の基準電圧の5Vを基準電圧として動作を開始する(A9)。
又ステップ(A3)に於いて、制御線L11により電源部20から通知される電源通電信号が論理ローレベル(L)(電源部20の電源スイッチSW2はオフ)の場合、電源部20からMST/SLV設定信号を制御線L11に送出可能の場合は、その設定信号を論理ローレベル(L)とする(A4)。そして、MST/SLV設定部17は、電源部20から制御線L11による電源通電信号を基に、電源部20の通電状態を監視し(A5)、この電源通電信号が論理ハイレベル(H)となると、電源部20では、電源部10より時間的に後で電源スイッチSW2をオンとしたことにより、MST/SLV設定部27にマスタMST設定を行うから、制御線L12によるMST/SLV設定信号は論理ハイレベル(H)とし(A6)、電源部10はスレーブSLV設定により基準電圧3.3Vでスイッチング制御を行い、電源部20はマスタMST設定により基準電圧3.3Vでスイッチング制御を行う。
図7は、本発明の実施例5の説明図であり、図5と同一符号は同一名称部分を示し、15A、25Bは同期部、16A,26Bは制御回路部、18A,28Bはスイッチング周波数発振部を示す。同期部15A,25BのMST/SLV設定部17,27は、図5に示す構成及び機能と同一であり、重複する説明は省略するが、時間的に後に電源スイッチをオンとした電源部がマスタMST設定となり、先に電源スイッチをオンとした電源部はスレーブSLV設定に変更する。又同期部15Aのスイッチング周波数発振部18Aは、100kHzの発振部、同期部25Bのスイッチング周波数発振部28Bは、120kHzの発振部の場合を示し、マスタMST設定の電源部のスイッチング周波数が選択されて、コンバータ部13,23に於けるスイッチング周波数となる。これらのスイッチング周波数は、一例を示すもので、他のスイッチング周波数を選択設定することも可能である。
図8は、本発明の実施例5の動作をステップ(B1)〜(B9)により示すもので、図6に示すステップ(A1)〜(A9)と対応した処理ステップで、殆ど同じく、電源スイッチSW1,SW2を先にオンした電源部がスレーブSLV設定、後にオンした電源部がマスタMST設定とする処理動作を行うものであり、重複した説明は省略する。例えば、ステップ(B1)〜(B6)を経由したステップ(B7)に於いては、電源部10がスレーブSLV設定により、電源部20からの120kHzのスイッチング周波数のクロック信号により、コンバータ部13のスイッチング動作を行い、電源部20がマスタMST設定により、自スイッチング周波数発振部28Bからの120kHzのスイッチング周波数のクロック信号により、コンバータ部23に於けるスイッチング動作を行う。又ステップ(B1)〜(B3)−(B8)を経由したステップ(B9)に於いては、電源部10がマスタMST設定により、自スイッチング周波数発振部18Aからの100kHzのスイッチング周波数のクロック信号により、コンバータ部13のスイッチング動作を行い、電源部20はスレーブSLV設定により、電源部10からの100kHzのスイッチング周波数のクロック信号により、コンバータ部23のスイッチング動作を行うことになる。即ち、複数の電源部の中で、時間的に後に電源スイッチをオンとした電源部が自動的にマスタMST設定、他の電源部は総てスレーブSLV設定となる。
1−1,1−2 電源部
2 制御線
3−1,3−2 設定部
SW1−1,SW1−2 電源スイッチ

Claims (3)

  1. 交流電圧を入力し、整流した後にコンバータ部に於けるスイッチング制御により設定した電圧とし、整流平滑化して直流電圧に変換した出力直流電圧を負荷に供給する電源部を複数備えた電源装置に於いて、
    前記電源部は、前記交流電圧の入力を検知した時にマスタに設定して、他の電源部にマスタ設定信号により通知し、マスタ設定後の他の電源部からのマスタ設定信号による通知によりスレーブ設定に変更するマスタ/スレーブ設定部と、該マスタ/スレーブ設定部のマスタ設定により、自電源部の基準値に従って自電源部の前記コンバータ部を制御し、スレーブ設定により、マスタ設定の電源部からの基準値に従って自電源部の前記コンバータ部を制御する構成を備えた
    ことを特徴とする電源装置。
  2. 前記電源部は、コンバータ部と、該コンバータ部のスイッチング制御出力信号を整流して平滑化する出力整流平滑部と、該出力平滑部の出力電圧を基準値と比較して前記コンバータ部のスイッチング制御のオン期間を制御する制御回路部と、前記コンバータ部のスイッチング周期を制御する同期部とを備え、該同期部はマスタ/スレーブ設定部と、スイッチング周波数発振部と、ゲート回路とを含み、前記マスタ/スレーブ設定部は、交流電圧の入力を検出してマスタ設定を行い、他の電源部のマスタ/スレーブ設定部からのマスタ設定信号によりスレーブ設定に変更する構成と、マスタ設定信号により前記コンバータ部のスイッチング周波数発振部の出力のクロック信号を選択して前記コンバータ部のスイッチング周波数信号として入力するゲート回路を備えたことを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. 前記電源部は、コンバータ部と、該コンバータ部のスイッチング制御出力信号を整流して平滑化する出力整流平滑部と、該出力平滑部の出力電圧を基準値と比較して前記コンバータ部のスイッチング制御のオン期間を制御する制御回路部と、前記コンバータ部のスイッチング周期を制御する同期部とを備え、該同期部はマスタ/スレーブ設定部と、スイッチング周波数発振部と、ゲート回路とを含み、前記マスタ/スレーブ設定部は、交流電圧の入力を検出してマスタ設定を行い、他の電源部のマスタ/スレーブ設定部からのマスタ設定信号によりスレーブ設定に変更する構成と、マスタ設定の電源部の前記制御回路部の基準電圧を、スレーブ設定の電源部の前記制御回路に入力する基準電圧とするゲート回路とを含む構成を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の電源装置。
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