JP5112977B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

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Description

この発明は、車両用空調装置に関するものである。
従来より、静電微粒子水(ナノイオンミスト)を発生させる静電霧化装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、静電微粒子水(ナノイオンミスト)とは、強い電荷を有する1〜数nm程度の粒径の水微粒子であって、除菌、脱臭などの効果を有するものである。また、静電微粒子水は、人体の角質細胞の大きさ(約70nm程度)よりも小さいことにより、角質層の奥まで浸透して高い保湿効果が得られるという特性も有している。
上記文献に記載された静電霧化装置は、図4、図5に示すようなものである。即ち、ペルチェ素子1の吸熱側に吸熱板2を接続すると共に、ペルチェ素子1の放熱側に放熱板3を接続する。また、吸熱板2に先端が尖った棒状の水搬送部4面直に取付ける。この水搬送部4は、毛管現象を生起可能な多孔質材などとされる。そして、水搬送部4の先端と対向させて対向電極5を配設する。更に、吸熱板2と対向電極5との間に図示しない高電圧印加部を接続する。一方、放熱板3へ向けて電動ファン6(図5参照)を設置する。そして、これらを、ケース7の内部に収納する。このケース7は、ミスト吐出口8と、空気取入口9と、空気取出口11,12とを有するものとされている。また、ケース7の内部には、ミスト誘引用通路13、吸熱板冷却用通路14と、放熱板放熱用通路15とが形成されている。
このような構成において、ペルチェ素子1に電力を供給すると、ペルチェ素子1内で熱の移動が生じ、吸熱板2が冷却されると共に、放熱板3が加熱される。すると、冷却された吸熱板2には結露水が発生し、この結露水が、多孔質材である水搬送部4に吸収され毛管現象によって先端の尖った部分へと搬送される。この状態で、図示しない高電圧印加部により、吸熱板2と対向電極5との間に高電圧を印加すると、水搬送部4の先端の尖った部分の水が大きなエネルギーを受けてレイリー分裂を繰返すことにより、静電微粒子水が発生される。同時に、電動ファン6を駆動することにより、空気取入口9からケース7の内部へ空気が取入れられ、ミスト誘引用通路13、吸熱板冷却用通路14と、放熱板放熱用通路15とに空気の流れが発生し、ミスト吐出口8、空気取出口11,12から空気がそれぞれ取出される。そして、ミスト誘引用通路13を流れる空気により静電微粒子水がミスト吐出口8から外部へ吐出され、吸熱板冷却用通路14を流れる空気により吸熱板2が冷却され、放熱板放熱用通路15を流れる空気により放熱板3が放熱される。
特開2005−131549号公報
上記したような静電霧化装置を、車両用空調装置に対して設置することが考えられるが、車両用空調装置に静電霧化装置をそのまま取付けた場合には、ペルチェ素子1や、専用の電動ファン6などが必要になるため、構成が複雑になると共に、コストがかかり、しかも、これらを設置するための設置スペースが新たに必要となるため、車両用空調装置の大型化を招くことになるという問題がある。
なお、上記した以外にも、本発明に至る過程で新たな問題やその他の問題などが生じることが考えられるが、そのようなものについては、本発明の中で説明することによって、この欄での記載に代えることができるものとする。但し、必要な場合には、この欄に流用することができる。
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明は、少なくとも、空気通路と、該空気通路の途中に設置された送風機およびエバポレータとを有する空調装置本体を備えた車両用空調装置において、前記空調装置本体に対し、静電微粒子水を発生可能な静電霧化装置を設置し、該静電霧化装置が、前記空気通路内に、放電電極と、該放電電極に対向配置された対向電極とを有し、前記放電電極が、前記エバポレータに対し、伝熱材と絶縁材とを介して、エバポレータの冷熱を放電電極へ伝熱可能で、且つ、放電電極と伝熱材とを絶縁可能となるように取付けられたことを特徴とする。
なお、上記は、それぞれ、所要の作用効果を発揮するための必要最小限の構成であり、上記構成の詳細や、上記されていない構成については、それぞれ自由度を有しているのは勿論である。そして、上記構成の記載から読取ることが可能な事項については、特に具体的に記載されていない場合であっても、その範囲内に含まれるのは勿論である。また、上記以外の構成を追加した場合には、追加した構成による作用効果が加わることになるのは勿論である。
請求項1の発明によれば、上記構成により、以下のような作用効果を得ることができる。即ち、空調装置本体では、内部に設けられた送風機を駆動すると、空気通路内に空気の流れが生じる。この空気は、途中、空気通路に設置されたエバポレータによって冷却される。そして、この冷却された空気を、車室内へ吹出させることにより、車室を冷房などすることが可能となる。
一方、空調装置本体に対して、静電霧化装置を設置することにより、静電霧化装置によって発生された静電微粒子水を、空気通路内に生じた空気の流れに混入させることができる。これによって、静電微粒子水の持つ、除菌、脱臭などの効果や、人体に対する高い保湿効果などを利用することが可能となる。
この静電霧化装置は、放電電極と、この放電電極に対向配置された対向電極とを有すると共に、エバポレータに対し、伝熱材と絶縁材とを介して、エバポレータの冷熱を放電電極へ伝熱可能で、且つ、放電電極と伝熱材とを絶縁可能となるように取付けられたものとされて、放電電極対向電極との間に高電圧を印加することにより、放電電極に集められた水が大きなエネルギーを受けてレイリー分裂を繰返すことで、静電微粒子水を発生することができるようにしている。
この際、エバポレータの冷熱が、伝熱材と絶縁材とを介して放電電極へ伝熱され、放電電極が冷却されて、冷却された放電電極に結露水が発生することにより、水の供給が継続的に行われる。
そして、放電電極と、対向電極とが、空気通路内に設置されることにより、発生した静電微粒子水は、空気通路を流れる空気に同伴されて車室内へ吹出される。
このように、エバポレータの冷熱を利用して放電電極に結露水を供給させるようにしたことにより、既存の構成を有効活用することが可能となり、ペルチェ素子や、専用の電動ファンなどを不要として、構成を簡素化し、コスト上昇を防止することができる。しかも、これらの部品を設置するための専用の設置スペースなどが不要となるため、車両用空調装置の大型化を防止することができる。
本発明は、主に、装置構成の複雑化、大型化やコストアップを招くことなく車両用空調装置に静電霧化装置を設けることを目的としている。
以下、本発明を具体化した実施例について、図示例と共に説明する。
なお、以下の実施例は、上記した背景技術や発明が解決しようとする課題などと密接な関係があるので、必要が生じた場合には、互いに、記載を流用したり、必要な修正を伴って流用したりすることができる。
図1〜図3は、この発明の実施例を示すものである。
まず、構成について説明する。
自動車の車室内には、前部にインストルメントパネルが設けられている。このインストルメントパネルの内部には、車両用空調装置21が設置されている。
この車両用空調装置21は、少なくとも、空気通路22と、空気通路22の途中に設置された送風機23(ファン)およびエバポレータ24とを有する空調装置本体25を備えている。
より具体的には、この場合、空気通路22は、上流側から順に、空気取入口部31、送風機設置空間32、エバポレータ設置空間33、ヒータコア設置空間34、各種の吹出口部35,36などを有している。このうち、空気取入口部31と、送風機設置空間32と、エバポレータ設置空間33とは、車両前後方向38を基準として、空調装置本体25の前側に、上から順に連続するように設けられている。また、ヒータコア設置空間34と、各種の吹出口部35,36とは、車両前後方向38を基準として、空調装置本体25の後側に、下から順にほぼ連続するように設けられている。これにより、空気通路22は、全体として、側面視ほぼU字状の折返形状を呈している。なお、空気通路22両端の空気取入口部31や吹出口部35,36には、必要に応じてダクトなどが取付けられることとなる。
より詳細には、空気取入口部31のほぼ下側には、送風機設置空間32が設けられている。送風機設置空間32には、送風機23が設置されている。送風機設置空間32の下側には、エバポレータ設置空間33が設けられている。エバポレータ設置空間33には、エバポレータ24が設置されている。エバポレータ24は、空気が通過し得るように構成された平板状のものなどとされている。そして、エバポレータ24は、エバポレータ設置空間33を、前後に仕切る(エバポレータ前室41、エバポレータ後室42)ように縦向きに設置されている。
そして、エバポレータ設置空間33(エバポレータ後室42)の後側には、ヒータコア設置空間34が設けられている。ヒータコア設置空間34は、エバポレータ設置空間33と隣接して、互いに連通するように設けられている。ヒータコア設置空間34には、ヒータコア43が設置されている。ヒータコア43は、空気が通過し得るように構成された平板状のものなどとされている。そして、ヒータコア43は、ヒータコア設置空間34を前後に仕切る(ヒータコア前室44、ヒータコア後室45)ように縦向きに設置されている。エバポレータ後室42とヒータコア前室44とは、ほぼ全面に亘って連通し得るように隣接されている。
また、ヒータコア設置空間34の上側で且つ送風機設置空間32の後側には、各種の吹出口部35,36が設けられている。各種の吹出口部35,36は、エバポレータ設置空間33(エバポレータ後室42)の上部、および、ヒータコア設置空間34(ヒータコア前室44、ヒータコア後室45)の上部とそれぞれ連通し得ると共に、送風機設置空間32とは連通しないように設けられている。各種の吹出口部35,36には、例えば、足元用吹出口部(吹出口部35)や、センターベンチレータ用吹出口部(吹出口部36)や、その他の図示しないものなどが存在している。
また、空気通路22には、空気の流れを変更するための各種のドア部47〜49が設けられている。各種のドア部47〜49には、ヒータコア設置空間34の開閉を切換可能な温度調整用ドア部(ドア部47)や、各種の吹出口部35,36の開閉を切換可能な各種の吹出モード切換用ドア部(ドア部48,49)などが存在している。
温度調整用ドア部(ドア部47)は、エバポレータ設置空間33(エバポレータ後室42)と、ヒータコア設置空間34(ヒータコア前室44、ヒータコア後室45)との境界部分に対して設けられている。この温度調整用ドア部(ドア部47)は、上記した境界部分のほぼ半分の高さを有して、境界部分を上下移動(または上下回動)することにより、下側に位置して境界部分の上半分を開く上開位置(ヒータコア43非通過位置、即ち、ヒータオフ位置)と、上側に位置して境界部分の下半分を開く下開位置(ヒータコア43通過位置、即ち、ヒータオン位置)とを切換可能に構成されている。この際、ヒータコア43の上端部は、上開位置時の温度調整用ドア部(ドア部47)の上端部、および、下開位置の時の温度調整用ドア部(ドア部47)の下端部とほぼ接する閉止状態となるように設定されている。
また、上記した各種の吹出モード切換用ドア部(ドア部48,49)には、例えば、足元用ドア部(ドア部48)や、センターベンチレータ用ドア部(ドア部49)や、その他の図示しないものなどに対するものなどが存在している。これらの吹出モード切換用ドア部(ドア部48,49)については、ここでは特に詳細には説明しないが、図面のようなものであり、また良く知られたものである。
以上は、車両用空調装置21の基本構成である。なお、車両用空調装置21については、上記以外にも、よく知られた構造のものであれば、特に支障はない。
以上のような基本構成に対し、この実施例のものでは、空調装置本体25に対して、静電微粒子水を発生可能な静電霧化装置51を設置するようにしている。
静電霧化装置51については、例えば、図4、図5に示すような、良く知られた構造のものであっても良い。しかし、この場合には、特に、静電霧化装置51が、放電電極54と、この放電電極54に対向配置された対向電極55とを有すると共に、エバポレータ24に対し、伝熱材52と絶縁材53とを介して、エバポレータ24の冷熱を放電電極54へ伝熱可能で、且つ、放電電極54と伝熱材52とを絶縁可能となるように取付けられたものとしている。
そして、放電電極54と、対向電極55とが、空気通路22内に設置されるようにする。
ここで、静電微粒子水(ナノイオンミスト)とは、強い電荷を有する1〜数nm程度の粒径の水微粒子であって、除菌、脱臭などの効果を有するものである。また、静電微粒子水は、人体の角質細胞の大きさ(約70nm程度)よりも小さいことにより、角質層の奥まで浸透して高い保湿効果が得られるという特性も有している。
そして、放電電極54には、尖った先端部分56を有するものなどを用いる。対向電極55は、放電電極54に対して、所要の間隔を有して対向配置させるようにする。この対向電極55には、リング状のものなどを用いる(リング状対向電極)。そして、リング状の対向電極55は、放電電極54の先端部分56と軸心を合せた状態で配置させるようにする。更に、放電電極54と対向電極55との間には、高電圧印加部58を接続可能に構成する。
上記構成の静電霧化装置51は、空気通路22(エバポレータ設置空間33)内のエバポレータ24のどの位置に対しても設置することが可能である。
但し、この場合には、静電霧化装置51は、最短距離で車室内へ吹出し得るようにすることを目的として、各種の吹出口部35,36により近い、エバポレータ後室42内の部分に設置されている。特に、静電霧化装置51は、各種のドア部47〜49が可動することによる影響を最も受け難くなるようにすることを目的として、エバポレータ後室42内の上部に設置されている。より具体的には、静電霧化装置51は、エバポレータ24の後面側上部のコーナー部分にほぼ後方へ向けてほぼ水平状態に取付けられている。
なお、上記構成の静電霧化装置51は、特に図示しないが、エバポレータ24に対して静電微粒子水の作用を及ぼし得るようにすることを目的として、エバポレータ前室41に設置することも可能である。
次に、この実施例の作用について説明する。
この実施例によれば、少なくとも、空気通路22と、空気通路22の途中に設置された送風機23およびエバポレータ24とを有する空調装置本体25を備えた車両用空調装置21において、空調装置本体25に対し、静電微粒子水を発生可能な静電霧化装置51を設置し、静電霧化装置51が、エバポレータ24に伝熱材52と絶縁材53とを介して伝熱および絶縁可能に取付けられた放電電極54と、放電電極54に対向配置された対向電極55とを有し、放電電極54と、対向電極55とが、空気通路22内に設置されたことにより、以下のような作用効果を得ることができる。
即ち、空調装置本体25では、内部に設けられた送風機23(ファン)を駆動すると、空気通路22内に空気の流れが生じる。この空気は、途中、空気通路22に設置されたエバポレータ24によって冷却される。そして、この冷却された空気を、車室内へ吹出させることにより、車室を冷房などすることが可能となる。
より具体的には、空気通路22に対し、空気は、空気取入口部31から入って、送風機設置空間32、エバポレータ設置空間33、ヒータコア設置空間34を順に通り、各種の吹出口部35,36の少なくともいずれかから吹出されるように流される。
この際、温度調整用ドア部(ドア部47)を、下側に位置して境界部分の上半分を開く上開位置(ヒータコア43非通過位置、即ち、ヒータオフ位置)とすることにより、ヒータコア設置空間34に対して空気を迂回させることができる。これによって、ヒータコア43に空気を加熱させないようにすることができる(非暖房運転)。反対に、温度調整用ドア部(ドア部47)を、上側に位置して境界部分の下半分を開く下開位置(ヒータコア43通過位置、即ち、ヒータオン位置)とすることにより、ヒータコア設置空間34に対して空気を通過させることができる。これによって、ヒータコア43で空気を加熱させることができる(暖房運転)。
また、足元用ドア部(ドア部48)により、足元用吹出口部(吹出口部35)を開閉させることができる。同様に、センターベンチレータ用ドア部(ドア部49)により、センターベンチレータ用吹出口部(吹出口部36)を開閉させることができる。これにより、吹出モードを切換えることができる。
一方、空調装置本体25に対して、静電霧化装置51を設置することにより、静電霧化装置51によって発生された静電微粒子水を、空気通路22内に生じた空気の流れに混入させることができる。これによって、静電微粒子水の持つ、除菌、脱臭などの効果や、人体に対する高い保湿効果などを利用することが可能となる。
この静電霧化装置51は、放電電極54と、この放電電極54に対向配置された対向電極55とを有すると共に、エバポレータ24に対し、伝熱材52と絶縁材53とを介して、エバポレータ24の冷熱を放電電極54へ伝熱可能で、且つ、放電電極54と伝熱材52とを絶縁可能となるように取付けられたものとされて、放電電極54対向電極55との間に高電圧を印加することにより、放電電極54に集められた水が大きなエネルギーを受けてレイリー分裂を繰返すことで、静電微粒子水を発生することができるようにしている。
この際、エバポレータ24の冷熱が、伝熱材52と絶縁材53とを介して放電電極54へ伝熱され、放電電極54が冷却されて、冷却された放電電極54に結露水が発生することにより、水の供給が継続的に行われる。
そして、放電電極54と、対向電極55とが、空気通路22内に設置されることにより、発生した静電微粒子水は、空気通路22を流れる空気に同伴されて車室内へ吹出される。
このように、エバポレータ24の冷熱を利用して放電電極54に結露水を供給させるようにしたことにより、既存の構成を有効活用することが可能となり、ペルチェ素子や、専用の電動ファンなどを不要として、構成を簡素化し、コスト上昇を防止することができる。しかも、これらの部品を設置するための専用の設置スペースなどが不要となるため、車両用空調装置21の大型化を防止することができる。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、実施例はこの発明の例示にしか過ぎないものであるため、この発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。また、例えば、各実施例に複数の構成が含まれている場合には、特に記載がなくとも、これらの構成の可能な組合せが含まれることは勿論である。また、複数の実施例や変形例が示されている場合には、特に記載がなくとも、これらに跨がった構成の組合せのうちの可能なものが含まれることは勿論である。また、図面に描かれている構成については、特に記載がなくとも、含まれることは勿論である。更に、「等」の用語がある場合には、同等のものを含むという意味で用いられている。また、「ほぼ」「約」「程度」などの用語がある場合には、常識的に認められる範囲までを含むという意味で用いられている。
本発明の実施例にかかる車両用空調装置の断面図である。 図1の部分拡大図である。 図2の部分拡大図である。 従来例にかかる静電霧化装置の断面図である。 図4と直交する方向の断面図である。
符号の説明
21 車両用空調装置
22 空気通路
23 送風機
24 エバポレータ
25 空調装置本体
51 静電霧化装置
52 伝熱材
53 絶縁材
54 放電電極
55 対向電極

Claims (1)

  1. 少なくとも、空気通路と、該空気通路の途中に設置された送風機およびエバポレータとを有する空調装置本体を備えた車両用空調装置において、
    前記空調装置本体に対し、静電微粒子水を発生可能な静電霧化装置を設置し、
    該静電霧化装置が、前記空気通路内に、放電電極と、該放電電極に対向配置された対向電極とを有し、
    前記放電電極が、前記エバポレータに対し、伝熱材と絶縁材とを介して、エバポレータの冷熱を放電電極へ伝熱可能で、且つ、放電電極と伝熱材とを絶縁可能となるように取付けられたことを特徴とする車両用空調装置。
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