JP5112794B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
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形成し、トレンチとビアホールの双方にCuを充填して配線とビアコンタクトを同時に形成する、いわゆるデュアルダマシン(Dual-Damascene )法が利用される。
く受けるため、CoWP層の析出状況がCu配線の粗密、表面積、形状等に応じて大きく変動し、これによって、隣接するCoWP層の短絡やCu配線の被覆不良を招いてしまう。しかも、表面反応を利用する無電解メッキ法は、成膜選択性を実現させるために、Cu配線の表面やLow-k 膜の表面等、薬液に浸漬させる表面を極めて清浄な状態にさせる必要がある。そのため、基板表面の清浄化の分だけ生産工程の工程数が増大し、半導体装置の生産性が損なわれてしまう。
ことができ、ひいては、パーティクルの低減を図ることができる。また、メタルキャップ層の組成比が、各ターゲットのスパッタ量によって規定されるため、化学的な反応を利用してZrBNを成膜する場合に比べて、ZrBNの組成比の範囲を拡張させることができ、しかも、ZrBNの組成比に対して、より高い再現性を与えることができる。この結果、メタルキャップ層の製造工程におけるパーティクルの発生や組成比の変動を抑制させることができ、ひいては、半導体装置の信頼性と生産性を向上させることができる。
以下、本発明を具体化した第一実施形態を利用して製造した半導体装置について説明する。半導体装置は、例えば、各種RAMや各種ROMを含むメモリ、MPUや汎用ロジックを含むロジック等である。図1は、半導体装置を説明する要部断面図である。
図1において、半導体装置10の基板Sは、薄膜トランジスタTrと、薄膜トランジスタTrを覆う第1絶縁層11とを有する。第1絶縁層11としては、例えば、例えば、リンを添加したシリコン酸化膜(PSG)やリン及びボロンを添加したシリコン酸化膜(BPSG)等を用いることができる。第1絶縁層11は、薄膜トランジスタTrの拡散層Saに対応するコンタクトホールHを有し、コンタクトホールHの内部には、拡散層Saに接続するコンタクトプラグPが充填されている。
ドットで示す領域)で∞の比抵抗値を有する。
第2バリア層22aによって第2内部配線22bを囲い、第2内部配線22bの酸化を抑制する。また、第2キャップ層23は、その第2絶縁領域23bによって第2絶縁層21の上面を覆い、第2絶縁層21の吸湿を抑制してlow-k 膜の誘電率を安定させる。第2キャップ層23は、第2配線22に対する高い密着性と高いバリア性とによって、第2配線22の金属拡散や第2配線22のマイグレーションを防止する。
次に、上記半導体装置の製造装置としての成膜装置30について説明する。
図2において、成膜装置30は、ロードロックチャンバ(以下単に、LLチャンバ31という。)と、LLチャンバ31に連結される搬送チャンバ32と、搬送チャンバ32に連結される4つの成膜チャンバ33とを有している。LLチャンバ31、搬送チャンバ32、及び各成膜チャンバ33は、それぞれ解除可能に連通し、共通する真空系を形成可能にする。これら成膜装置30の各チャンバ31,32,33は、図示しない制御部に電気的に接続されて、各種の処理、例えば、基板Sの搬送処理や基板Sの成膜処理などを実行する。
図3において、成膜チャンバ33は、搬送チャンバ32に連結された真空槽(チャンバ本体35)を有し、搬送チャンバ32が搬出する基板Sをチャンバ本体35の内部に搬入する。チャンバ本体35は、ガスライン36を介して、供給手段としてのマスフローコントローラMFCに連結されて、所定の流量のアルゴン(Ar)と窒素(N2)が供給される。チャンバ本体35は、排気ライン37を介して、ターボ分子ポンプやロータリポンプ等からなる排気システムPSに連結されて、チャンバ内の圧力を所定圧力に減圧する。
めに入射させる。また、各カソード40a,40bは、それぞれ対応する外部電源が所定の電力を出力するとき、スパッタ粒子のチャンバ内側壁への付着を防着板45によって抑制する。
次に、上記成膜装置30を用いた半導体装置10の製造方法について説明する。
まず、図1に示すように、基板Sの表面に、薄膜トランジスタTrを形成し、薄膜トランジスタTrを覆う第1絶縁層11と、第1絶縁層11のコンタクトホールHを充填するコンタクトプラグPを形成する。また、フォトリソグラフィ技術とエッチング技術を用いて、コンタクトホールHの上方に第1トレンチ11aを形成し、スパッタリング技術を用いて、第1トレンチ11aの内側面を含む基板Sの全体に第1バリア層12aを形成する。続いて、無電解メッキ技術あるいはCVD技術を用いて、第1バリア層12aの表面に銅のメッキシード層を形成し、電解メッキ技術を用いて、基板Sの全体に銅を析出させて第1内部配線12bを形成する。そして、CMP技術を用いて、第1バリア層12a及び第1内部配線12bを研磨して第1配線12を形成する。
すなわち、成膜装置30は、成膜チャンバ33の排気システムPSを駆動し、チャンバ本体35の内部空間を所定の圧力(例えば、0.1Pa)にまで減圧する。また、成膜装置30は、搬送ロボット32aを駆動し、LLチャンバ31の基板Sを成膜チャンバ33に搬送する。
し、第1ターゲット42aと第2ターゲット42bをスパッタして所定の組成比からなるZrBN膜を第1キャップ層13として成膜する。これによって、所望の組成比でZrBN膜を成膜させることができるため、第1キャップ層13の組成比に対して、より高い再現性を与えることができる。また、化学的に安定な原料によってZrBN膜を成膜させるため、第1キャップ層13の形成工程において、パーティクルの低減を図ることができる。
(1)上記実施形態において、成膜チャンバ33は、第1カソード40aと第2カソード40bを備え、各カソード40a,40bに、それぞれZrを含む第1ターゲット42aと、BNを主成分とする第2ターゲット42bを搭載する。そして、成膜チャンバ33は、各外部電源を駆動して第1ターゲット42aと第2ターゲット42bとを同時にスパッタし、第1絶縁層11の表面と第1配線12の表面、又は、第2絶縁層21の表面と第2配線22の表面に、ZrBNを主成分とするメタルキャップ層を成膜させる。
って、第1ターゲット42aが、ZrBNの構成元素を主成分とするため、ZrBNに対して、より高い純度を与えることができる。
・上記実施形態において、マスフローコントローラMFCは、ArとN2を供給するが、これに限らず、例えば、Arのみを供給する構成であってもよい。
1…絶縁層を構成する第1絶縁層、12…金属層を構成する第1配線、13…メタルキャップ層を構成する第1メタルキャップ層、21…絶縁層を構成する第2絶縁層、22…金属層を構成する第2配線、23…メタルキャップ層を構成する第2メタルキャップ層、30…半導体装置の製造装置としての成膜装置、40a…第1カソード、40b…第2カソード、42a…第1ターゲット、42b…第2ターゲット。
Claims (1)
- 基板表面に形成された絶縁層の表面と、前記絶縁層の凹部に埋め込まれて前記絶縁層の表面と略同一面を形成する金属層の表面とに、メタルキャップ層を成膜する半導体装置の製造方法であって、
チャンバ本体と、
前記チャンバ本体の成膜室に設けられて基板を載置するステージと、
窒化ジルコニウム(ZrN)を主成分とするターゲットを有する第1カソードと、
窒化ホウ素(BN)を主成分とするターゲットを有する第2カソードと、
前記第1カソードと前記第2カソードに電力を印加する電源と、
前記成膜室にスパッタガスを供給する供給手段と、
前記電源と前記供給手段を駆動制御する制御部と、を備える成膜装置を用い、
前記制御部による制御によって、前記第1カソードのターゲットと前記第2カソードのターゲットとを同時にスパッタさせて、前記絶縁層の表面と前記金属層の表面とに、ZrBNを主成分とする前記メタルキャップ層を成膜させること、
を特徴とする半導体装置の製造方法。
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