JP5110976B2 - 熱入れ装置 - Google Patents

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Description

本発明は熱入れ装置に関し、詳しくは、未加硫ゴムを加熱して可塑状態にする熱入れ作業に用いられる熱入れ装置に関する。
従来、未加硫ゴムに熱入れを行う装置としては、未加硫ゴムを一対の熱入れロール間を通過させて、練りに伴うゴム自体の発熱等によりゴム温度を昇温する装置が一般的である(例えば、特許文献1等)。このような一対の熱入れロールを用いる装置においては、未加硫ゴムを熱入れロールの表面に確実に付着させ、巻き付かせるために、人手により未加硫ゴムを熱入れロール表面に押し付ける作業が行われている。
熱入れ装置の改良に関しては、例えば、特許文献2に、表面に凹んだ弧状面を有する熱入れブロックと、弧状面との間に周方向に向かって徐々に狭くなる楔状空間を形成するローラとを備え、可塑性材をローラの周囲を螺旋状に巻き付かせながら移動させることで熱入れを行う熱入れ装置が開示されている。また、特許文献3には、一対の回転するロール間に上方から供給したゴムシートをロール間を通過させた後、一方のロールの周囲に巻き付けるにあたり、これらロールの周囲に、ゴムシートをロール表面に誘導する下部巻き付け機構および上部巻き付け機構を配置したシートゴムのロールへの巻き付け装置が開示されている。
実開昭61−109705号公報 特開昭63−114605号公報(特許請求の範囲等) 特開平4−107106号公報(特許請求の範囲等)
上記したように、一対の熱入れロールを用いて未加硫ゴムの熱入れを行うに際しては、熱入れロールに密着していない未加硫ゴムを熱入れロール表面に押し付ける作業が必要となる。しかしながら、従来の人手による作業は、作業員にとってきわめて重労働であり、また、危険を伴うものであった。また、熱入れロールから仕上げロールに練りゴムを供給する際に、ロールからのゴムの浮き上がりや剥がれが生ずると、供給を中断することが必要となり、作業性を低下させる原因ともなっていた。
そこで本発明の目的は、熱入れ時におけるロール表面からのゴムの浮き上がりや剥がれの発生をより効率良く防止でき、作業員の安全性確保や軽労化にも寄与できる熱入れ装置を提供することにある。
本発明者は鋭意検討した結果、下記構成とすることにより、上記課題を解決できることを見出して、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の熱入れ装置は、一対の熱入れロールを備え、該一対の熱入れロール間でゴムの熱入れを行う熱入れ装置において、前記熱入れロールの表面上で前記ゴムを押さえるための、押さえ機構を備え、該押さえ機構の前記ゴムに対する当接部が、回転可能な並列する2本のロールからなることを特徴とするものである。
本発明においては、前記押さえ機構が、前記ゴムに対する圧力付与手段を備えることが好ましい。また、前記押さえ機構の前記ゴムに対する当接部以外の部位は、前記一対の熱入れロール間に供給されるゴムおよび該熱入れロール表面上に堆積するゴムに接触しないよう配置されていることが好ましい。
さらにまた、前記押さえ機構の前記ゴムに対する当接部は、使用時にのみ前記ゴムに当接するよう移動可能に形成されていることが好ましく、特には、前記当接部は、前記熱入れロールの中心に向かう方向に移動可能に形成されていることが好ましい。
本発明によれば、上記構成としたことにより、熱入れ時におけるロール表面からのゴムの浮き上がりや剥がれの発生をより効率良く防止でき、作業員の安全性確保や軽労化にも寄与できる熱入れ装置を実現することが可能となった。
以下、本発明の好適実施形態について詳細に説明する。
図1に、本発明の熱入れ装置の一好適例の概略図を示す。図示するように、本発明の熱入れ装置は、一対の熱入れロール1A,1Bを備え、これら一対の熱入れロール1A,1B間でゴム2の熱入れを行うものであって、熱入れロール1Aの表面上でゴム2を押さえるための押さえ機構10を備える点に特徴を有する。
熱入れ時においてロール表面から浮き上がりあるいは剥がれた未加硫ゴムを、従来の人手による作業に代えて、かかる押さえ機構により押さえるものとしたことで、作業の安全性を確保するとともに軽労化を図ることができ、また、自動で巻き付けながら作業することができるため、作業効率についても向上することが可能となった。
また、熱入れロール1A,1Bから仕上げロール(図示せず)へ練りゴムを供給する際にも、かかる押さえ機構を適用することによりロールからのゴムの浮き上がりや剥がれを防止することができるので、中断することなく供給を行うことが可能となるメリットもある。さらに、熱入れロールに新たに荒生地(ゴム)を投入するとゴムの浮き上がりや剥がれが発生しやすいが、本発明の押さえ機構を下降させた状態で投入を行うことでこれを防止できるため、熱入れロールに荒生地を投入しながら、熱入れロールから仕上げロールに練りゴムを供給することが可能となり、生産性の向上効果も得られる。
本発明の熱入れ装置における押さえ機構10は、熱入れロール1Aの表面上でゴム2を押さえることができるものであればよく、その形状、構造等については特に制限されるものではないが、具体的には例えば、図示するように、シリンダー12により制御されるアーム13の先端に当接部11を配置した形状にて形成することができる。
また、本発明に係る押さえ機構10は、ゴム2に対し一定の圧力を付与できる圧力付与手段を有することが好ましく、これにより、浮き上がりあるいは剥がれたゴム2を確実に熱入れロール1Aに押し付けることができる。ここで、圧力付与手段とは、ゴム2に接してある程度の押し付け圧力を付与し、ゴム2を押圧することができるものであれば、いかなるものであってもよい。
なお、かかる押さえ機構10の当接部11は、回転している熱入れロール1Aに押し付けられるものであるため、特には、図示するように、回転可能なロールからなるものとすることが好ましい。より効率良くゴムを押さえ付ける観点からは、図2に示すように、当接部11を、回転可能な並列する2本のロール21からなるものとする。
また、押さえ機構10は、熱入れロール1A,1B間に供給されるゴムや熱入れロール1Aの表面上に堆積するゴムに接触しないよう配置することが好ましい。これにより、熱入れロールへのゴムの供給や熱入れロール上でのゴムの動きを妨げることなく、すなわち、作業性を損なわずに、所期の目的を達成できる。例えば、図示する構造の押さえ機構10の場合には、当接部11が熱入れロール1Aに当接した状態で、熱入れロール1Aからアーム13までの距離xを、300mm以上確保することが好ましい。
さらに、押さえ機構10の当接部11は、使用時にのみゴム2に当接するよう移動可能に形成されていることが好ましい。例えば、図示する例では、当接部11は、アーム13の制御により上昇、下降が可能となるよう形成されている。この場合、当接部11を、熱入れロール1Aの中心に向かう方向に移動可能に形成することがより好ましい。すなわち、当接部11の下降角度が熱入れロール1Aの中心方向に向かうように設定する。
本発明の熱入れ装置は、上記熱入れロールの近傍に配置されてその表面上でゴムを押さえる押さえ機構を備えるものであればよく、これにより本発明の所期の効果を得ることができ、それ以外の装置条件、適用対象となるゴムのゴム種等については、特に制限されるものではない。
以下、本発明を、実施例を用いてより詳細に説明する。
図1に示すような、一対の熱入れロール1A,1Bと、熱入れロール1Aの表面上でゴム2を押さえるための押さえ機構10を備える熱入れ装置を用いて、荒生地(SBR(スチレンブタジエンゴム)系ゴム)の熱入れを行った。押さえ機構10は、シリンダー12により制御されるアーム13の先端に当接部11を有し、当接部11は、シリンダー12により熱入れロール1Aの中心に向かう方向に移動可能に形成されていた。
押さえ機構10のアームの上昇、下降用シリンダー12としてはφ100mm×100STを用い、シリンダー圧力は0.4kg/cmに設定した。また、当接部11は、回転可能な並列する2本のロールからなるもの(MCナイロン製、直径φ200mm、幅34mmの2ロールタイプ)を用いた(図2参照)。
結果として、従来の人手による作業の場合に比して、ロール表面からのゴムの浮き上がりや剥がれの発生をより効率良く防止でき、また、作業員の安全性や軽労化の面でも十分な効果が得られることが確認された。
本発明の熱入れ装置の一好適例を示す概略図である。 回転可能な並列する2本のロールから構成した当接部を示す正面図および側面図である。
符号の説明
1A,1B 熱入れロール
2 ゴム
10 押さえ機構
11 当接部
12 シリンダー
13 アーム
21 回転可能なロール

Claims (5)

  1. 一対の熱入れロールを備え、該一対の熱入れロール間でゴムの熱入れを行う熱入れ装置において、前記熱入れロールの表面上で前記ゴムを押さえるための、押さえ機構を備え、該押さえ機構の前記ゴムに対する当接部が、回転可能な並列する2本のロールからなることを特徴とする熱入れ装置。
  2. 前記押さえ機構が、前記ゴムに対する圧力付与手段を備える請求項1記載の熱入れ装置。
  3. 前記押さえ機構が、前記一対の熱入れロール間に供給されるゴムおよび該熱入れロール表面上に堆積するゴムに接触しないよう配置されている請求項1または2記載の熱入れ装置。
  4. 前記押さえ機構の前記ゴムに対する当接部が、使用時にのみ前記ゴムに当接するよう移動可能に形成されている請求項1〜のうちいずれか一項記載の熱入れ装置。
  5. 前記押さえ機構の前記ゴムに対する当接部が、前記熱入れロールの中心に向かう方向に移動可能に形成されている請求項記載の熱入れ装置。
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