JP5110438B2 - 入力装置 - Google Patents

入力装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5110438B2
JP5110438B2 JP2008273365A JP2008273365A JP5110438B2 JP 5110438 B2 JP5110438 B2 JP 5110438B2 JP 2008273365 A JP2008273365 A JP 2008273365A JP 2008273365 A JP2008273365 A JP 2008273365A JP 5110438 B2 JP5110438 B2 JP 5110438B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
image
pressed
tactile display
operation menu
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008273365A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010102508A (ja
Inventor
仁 久門
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2008273365A priority Critical patent/JP5110438B2/ja
Publication of JP2010102508A publication Critical patent/JP2010102508A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5110438B2 publication Critical patent/JP5110438B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Position Input By Displaying (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Description

本発明は、画面に表示された操作メニューに対する入力を受け付ける入力装置に関する。
従来、車載機器の操作入力等を行うことを目的として、運転者の手元に設けられたタッチパネル等の入力部と、運転者の視線の前方に操作用のボタン画像(アイコン等を含むものとする)を表示する表示パネルと、入力部を撮像する撮像部とを備え、表示パネルに表示される画像に運転者の手を重ねて表示する入力装置が開示されている(特許文献1、2を参照)。これによれば、入力部と前方の表示パネルが離れていて、運転者が表示パネルに触れることができない場合でも、運転者は、表示パネルをみながら、手元の入力部の上に置いた指が、表示パネルに表示されているどのボタン画像を指しているのか分かるので、所望のボタン画像を容易に選択することができる。上記入力部としては、接触式のタッチパネルが用いられている。
また、従来、表面を隆起、後退させることにより、表示器が表示する映像を凹凸で表現する触覚ディスプレイが提案されている。これによれば、視覚障害者が触覚により、表示器の映像を把握できる。触覚ディスプレイとしては、特許文献3、4に、平面上に、多数のピンが前後進可能に形成されたものが開示されている。これによれば、触覚ディスプレイは、突出したピンの触覚により、画像を触覚により認識させることができる。特許文献3では、ピンの裏側にセンサがあり、ピンが押されるとセンサが入力を検出する触覚ディスプレイが開示されている。なお、触覚ディスプレイは、従来、視覚障害者用として使用されており、一般の入出力装置としてはほとんど使用されていない。
特開2000−6687号公報 特開2007−69676号公報 特開2003−241891号公報 特開2006−47538号公報
しかしながら、上記の特許文献1、2の従来技術では、入力部として通常のタッチパネル(平坦な操作面を有するタッチパネル)を利用しているため、手元の入力部の上に置いた手が、表示パネルに表示されているどのボタン画像を指しているのかを、操作者は専ら視覚によって判断しなければならず、不便であった。
本発明は、入力部に入力する操作者の手を撮像し、これに基づいて手が指示している位置を画面に表示して入力や選択を容易にする入力装置において、操作感を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するために、以下の構成を備えることができる。
(1)本発明は、
画面に表示された操作メニューに対する入力を受け付ける入力装置において、
前記操作メニューを表示する表示手段と、
凹凸面を形成する触覚ディスプレイと、
上記触覚ディスプレイ上の操作者の手を撮像する撮像手段と、
上記撮像手段により撮像された手画像を上記操作メニューに重畳して上記表示手段に表示する重畳表示手段と、
上記触覚ディスプレイの凹凸面に対する操作を検出する入力位置検出手段と、を備え、
上記触覚ディスプレイは、上記表示手段に表示されている操作メニューに応じた凹凸面を形成する入力装置である。
この構成では、以下の作用効果を奏する。
(A)この構成では、表示手段に操作メニューが表示されるとともに、表示手段に表示されている操作メニューに応じた凹凸面が触覚ディスプレイにより形成されるので、操作者は、表示手段によって視覚的に操作メニューを把握することができるとともに、触覚ディスプレイによって触覚的にも操作メニューを把握することができる。したがって、例えば操作者が表示手段を注視できない状況においても、操作者は主に触覚を頼りにして所望の入力操作を素早くかつ正確に行うことができる。
(B)また、表示手段によって表示される操作メニューには操作者の手画像が重畳表示されるので、操作者は、触覚ディスプレイ上の自分の手が、表示手段に表示されている操作メニュー上のどこに対応しているかを視覚的に容易に把握することができるので、所望の入力操作を素早くかつ正確に行うことができる。
(C)さらには、この触覚ディスプレイは、メカニカルに構成されたボタン類とは異なり、表示手段に表示された操作メニューの形状に基づいて自由に凹凸面の形状を変えることができるから、操作メニューのレイアウトが変化したときにも、変更後の操作メニューに対応した凹凸面を形成することができ、入力装置の設置スペースを節約することができる。
(D)以上のとおり、この構成では、ただ単に、入力装置に触覚ディスプレイを導入したのではなくて、表示手段の表示に応じて、触覚ディスプレイの形状を制御するようにしたことにより、視覚、触覚を、同時かつ互いに対応した状態で得ることができる。
なお、本発明の入力位置検出手段は、必ずしも凹凸面に指が少しでも接触したときにその接触位置を直ちに検出できるものでなくてもよく、一定以上の圧力で押されたときに初めてその位置が検出されるものや、一定以上の距離だけ押し込まれたときに初めてその位置が検出されるようなものや、さらには特許文献3のように触覚ディスプレイの凹凸面の裏側に設けたスイッチにより、押された位置を検出するものであってもよい。ただし、触覚を頼りにして操作メニューの形状を確認しながら所望の入力操作を行うことを可能にするという意味においては、入力位置検出手段として上記のように凹凸面に指が少しでも接触したときにその接触位置を直ちに検出できる構成のものを利用するよりも、むしろ、上述したその他の構成のものを利用する方が好ましい。
(2)上記触覚ディスプレイは、上記操作メニューに含まれるボタン画像の位置に対応するように、当該ボタン画像に対応する上記触覚ディスプレイにより形成される凸部の位置を制御するようにしてもよい。
なお、「ボタン画像」の概念には、アイコン、スクロールバー、チェックボックスなど、画面上で操作を受け付ける全てのGUI(Graphical User Interface)を含む。
この構成では、画面上の操作メニューに含まれるボタン画像の位置に対応する位置に触覚ディスプレイのディスプレイの凸部が形成されるので、操作者は、操作メニュー中のボタンを視覚と触覚の両方で知覚して操作することができる。
(3)上記表示手段は、上記操作メニューに含まれるボタン画像を立体的に表現した画像を表示し、
上記触覚ディスプレイは、上記表示手段により立体的に表現されているボタン画像の高さに対応するように、当該ボタン画像に対応する上記触覚ディスプレイにより形成される凸部の高さを制御するようにしてもよい。
上述(2)は、少なくとも、操作メニュー中のボタン画像の位置と触角ディスプレイに形成される凸部の位置を対応させるものであるが、この(3)の構成によれば、さらに、操作メニュー中のボタン画像の見た目の高さと触角ディスプレイに形成される凸部の高さを対応させることにより、視覚により知覚されるボタンの形状と触覚により知覚されるボタンの形状とが一致し、入力装置の操作感が向上する。
(4)上記触覚ディスプレイは、上記凹凸面の各点の高さを示す信号を出力する機能を備え、
上記操作メニューにおいて立体的に表現されているボタン画像に対応して上記触覚ディスプレイ上に形成された凸部が押された場合には、上記表示手段は、当該立体的に表現されているボタン画像の見た目の高さを、上記凸部が押されている深さに応じて変更するようにしてもよい。
この構成では、触覚ディスプレイ上に形成された凸部が押されたことに応じて、当該凸部に対応する操作メニュー中のボタン画像の見た目の高さが変更される。これにより、視覚により知覚されるボタンの高さと触覚により知覚されるボタンの高さとが一致し、入力装置の操作感が向上する。
(5)上記入力位置検出手段は、上記触覚ディスプレイの凹凸面が一定深さ以上押し下げられたことに応じて、当該押し下げられた位置を検出するようにしてもよい。
この構成では、操作者は、実際に凸部を指等で一定深さ以上押し下げることによって、触感により押したことおよびこれに対応して入力がなされたことを把握できる。したがって、入力装置の操作感を向上させることができる。
(6)上記触覚ディスプレイは、上記触覚ディスプレイ上に形成された凹凸面が押された場合には、当該凹凸面を押している物体(例えば操作者の指)に対して、当該凹凸面が押されていない状態へと戻る向きに反力を付与するようにしてもよい。
この構成では、触覚ディスプレイの凹凸面を押す指などに反力を与えるので、操作者は、メカニカルなボタンを押す際に得られる触感に近い触覚を得ることができる。
(7)上記触覚ディスプレイは、上記凹凸面が押された深さに応じて上記反力の大きさを変更するようにしてもよい。
押された深さに応じて上記反力の大きさを変更する例としては、ばねのように押し下げる深さが深いほど、反力を大きくすることができるし、後述する(8)のように構成することもできる。この構成では、押された深さに応じて上記反力の大きさを変更するように構成しているので、操作者は、メカニカルなボタンを押す際に得られる触感により近い触覚を得ることができる。
(8)上記触覚ディスプレイは、上記凹凸面が一定深さ以上押された場合には、当該一定深さまで押される直前の状態と比較して上記反力を弱めるものとしてもよい。
例えばパソコンのキーボードのように、当該触覚ディスプレイの凹凸面が一定深さ以上押された場合には、上記反力を弱めるものとしているので、操作者は、指等に加わる反力が弱まったことでもって、ある一定以上の深さまで押したことを把握できる。したがって、操作者はより確実に触覚でボタンを押した感覚を得ることができる。
(9)上記触覚ディスプレイは、当該触覚ディスプレイの凹凸面の凸部の一部が押されたときに、当該押された部分のみならず、当該凸部全体の高さを、当該押された部分の深さに応じて一様に変更するようにしてもよい。
この構成では、触覚ディスプレイにおいて、押された部分のみならず、その周囲に形成された凸部全体の高さが変化する。これにより、操作者は、メカニカルなボタンを押す際に得られる触感により近い触覚を得ることができる。
(10)上記撮像手段は、上記触覚ディスプレイ上の操作者の手を少なくとも2つの互いに異なる方向から同時に撮像し、
上記表示手段は、画面から浮き出た3次元物体として知覚される立体操作メニューを表示し、
上記重畳表示手段は、上記撮像手段により互いに異なる方向から同時に撮像された手画像に基づいて、画面から浮き出た3次元物体として知覚される立体手画像を上記立体操作メニュー上に重畳表示するようにしてもよい。
この構成によれば、操作者は、手元を見ることなく表示手段を見た状態で、視覚的にも触覚的にも、あたかも実際の3次元物体であるかのように操作メニューを知覚して所望の入力操作を行うことができ、素早くかつ確実な入力操作が可能となる。
(11)上記入力部の触覚ディスプレイは、平面状の基台と、上記基台の厚み方向に移動可能なピンが複数設けられて形成されているようにしてもよい。
この構成では、複数のピンが基台の厚み方向に移動することにより、任意の凹凸面を形成することができる。
なお、以下の実施形態から明らかのように、以上の(2)〜(11)の構成については、そのいずれの構成についても、以上の説明でその構成の前に記載した構成のいずれにも従属させることが可能である。例えば、(8)の構成については、(8)より前に記載した(1)〜(7)のいずれの構成にも従属させることができる。
本発明によれば、入力部に入力する操作者の手を撮像した画像を表示して、入力の選択を容易にする入力装置において、操作者の触感を得ることができる。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して、本発明に係る入力装置の第1の実施形態について説明する。
図1(A)は、車両に搭載された、本発明の第1の実施形態に係る入力装置1の例である。図1に示すように、入力装置1は、表示器2(表示手段)、入力部3(触覚ディスプレイ、入力位置検出手段)、カメラ4(撮像手段)を備える。なお、カッコ内は、実施形態の構成と本発明の構成との対応関係を示しているが、本発明は実施形態の構成に限定されるものではない。
表示器2は、車両に関する各種情報や、ナビゲーション情報等を表示するものであり、入力装置1の一部としての用途以外の用途(例えば、映像の視聴などの用途)にも使用される。表示器2が入力装置1の一部として機能する時は、表示器2は、操作者(運転者または同乗者)による入力操作のためのボタン画像を並べた操作メニューを表示する。ボタン画像には、アイコン、スクロールバー、チェックボックス等、操作者の操作を受け付けるすべてのものを含むものとする。
表示器2は、これらのボタン画像を、あたかもメカニカルな押しボタンに似せて表示するために、ボタン画像に陰影を付して立体的に表示するようにしてもよい(ただし必須ではない)。さらに、操作メニューのボタン画像に対して入力がなされた場合(すなわち、操作者が入力部3を用いていずれかのボタン画像を選択(指定)した場合)には、表示器2は、この立体的に表示されているボタン画像の見た目の高さを変化させて、入力がなされたことを操作者に知らせるようにしてもよい。
なお、表示器2は、輝度および/または色によって操作メニューを視覚的に操作者に提示するものであり、後述する触覚ディスプレイ30とは区別される。
入力部3は、触覚ディスプレイに入力位置検出機能を付加したものである。入力部3は、表示器2とは離れた位置に設置される。表示器2は、操作者が視認し易い位置(例えば操作者の前方)に配置されるのが好ましく、入力部3は、操作者の手元(操作者が車両の運転手である場合には、例えば運転席と助手席の間の空間)に配置されるのが好ましい。操作者が入力部3の操作面(操作者が入力を行う際に手で触れる面)を手101で触れる、または手で押すと、入力部3は、手101が接触した、または手101で押された位置を示す信号を出力する。入力部3の操作面上の各点は、表示器2の画面上の各点に対応している。入力装置1からの入力を受け付ける、入力装置1の上位装置(すなわち、入力装置1を入力手段として利用する装置であって、例えばナビゲーション装置、空調装置、オーディオ装置など)は、入力部3からの信号に基づいて、表示器2の画面上のどの位置が操作者によって指定されたかを判断する。また、その上位装置は、操作者によって指定された表示器2の画面上の位置がいずれかのボタン画像に対応する位置である場合には、入力装置1は、操作者によってそのボタン画像が選択されたものと判断し、そのボタン画像に関連付けられた処理を実行する。
カメラ4は、入力部3の操作面にかざされた操作者の手101を撮像する。入力装置1(より具体的には、後述する画像合成回路6)は、カメラ4で撮像した画像から、手101の部分だけを手画像21として抽出して、この手画像21を、表示器2に表示される操作メニューに合成(重畳表示)する(図1(B)参照)。
図1(B)に示すように、操作メニューには、操作者が所望の指示を入力するための複数のボタン画像22が含まれている。ボタン画像22は、入力装置1に指示を送る操作可能なものであれば、これらに限らずどのようなものでもよい。ボタン画像22の例としては、アイコンでもよいし、スライドバーでもよいし、チェックボックスでもよい。
図1(B)に示すように、表示器2には、操作メニューに重ねて手画像21が表示されるので、操作者は、入力部3に視線を移すこと無しに、入力部3の操作面上での自分の手の位置を表示器2の画面を見て確認することができる。
図2を用いて、手画像21の表示例のバリエーションを示す。図2(A)の表示2Aのように、表示器2には、手画像の輪郭を抽出してその内部を塗りつぶした手画像21Aを、操作メニューの上から重ねて表示してもよいし、図2(B)の表示21Bのように、表示器2には、手画像21Aを透かした手画像21Bを操作メニューの上から重ねて表示してもよいし、図2(C)の手画像21Cのように、表示器2には、カメラ4で撮像した手画像を透かした手画像21Cを操作メニューの上から重ねて表示してもよい。また、図1(B)のように、表示器2には、入力部3で撮像した手画像21を透かさずにそのまま操作メニューの上に重ねて表示してもよい。
(入力装置の構成の詳細)
図3を用いて、入力装置1の構成について更に詳しく説明する。図3は、車両内部の断面図および入力装置1内部の構成図である。図3に示すように、入力装置1は、画像の合成処理を行うための画像合成回路6を備える。画像合成回路6は、入力装置1の上位装置の一例としてのナビゲーション装置5に接続されている。
ナビゲーション装置5は、計算回路を備え、その制御部51は、カーナビゲーションのためのソフトウェアを実行する。ナビゲーション装置5は、位置情報をアンテナから入力し、ハードディスク等の固定記憶部から地図情報を入力する。ナビゲーション装置5は、画像合成回路6に対し、図1(B)に示すような操作メニューの画像を出力する。
ナビゲーション装置5の制御部51は、入力装置1の制御部としても機能し、制御部51は、入力部3から位置の入力を受け付ける。入力部3は、入力部3の表面を隆起、陥没させてボタンの凹凸を表現する触覚ディスプレイ30を備えており、制御部51は、操作ボタンレイアウト(表示器2に表示される操作メニューにおける各ボタン画像22の位置を示す情報)を触覚ディスプレイ30へ出力する。この操作ボタンレイアウトには、操作メニューにおける各ボタンの高さ情報が含まれていても良い。触覚ディスプレイ30の詳細は後述する。
画像合成回路6は、ナビゲーション装置5から送られてくる操作メニューの画像に対して、カメラ4が撮像した手101の画像(手画像21)を重ねるよう合成する(図2参照)。画像合成回路6は、手画像21を生成するための画像処理回路を備え、この画像処理回路は、カメラ4が撮像した画像をトリミングするか、または、その輪郭を抽出するなどして、手画像21を生成する。カメラ4が撮像した画像から手101の画像だけを抽出する手法としては、クロマキーや、手と背景との輝度差を利用した処理や、手が写っていない状態で撮像された画像と手が写っている状態で撮像された画像との差分を利用した処理や、熱線検知など、公知の種々の画像処理手法を利用可能である。画像合成回路6は、合成した画像を表示器2に出力する。画像合成回路6は、本発明の「重畳表示手段」に相当する。
次に、図4、図5を用いて、入力部3の実施例1、2を示す。
(入力部3の実施例1)
図4は、実施例1にかかる入力部3Aの断面図を示す。入力部3Aは、触覚ディスプレイ30、位置センサ33を備える。触覚ディスプレイ30は、基台31および複数のピン32を備える。基台31は、平面状に形成され、ピン32は、各々のピン32を駆動する図示しないアクチュエータによって、基台31の厚み方向に移動可能である。アクチュエータは、マイクロコンピュータにより制御される。マイクロコンピュータの制御によって各ピン32の位置(基台31の厚み方向に関する位置)を変化させることにより、入力部3Aの操作面に任意の形状の凹凸面を形成することができる。触覚ディスプレイ30のマイクロコンピュータは、ナビゲーション装置5から送られてくる操作ボタンレイアウトに基づいて、入力部3Aの操作面上に、表示器2に表示される操作メニューに応じた凹凸面を形成するように、アクチュエータを制御する。触覚ディスプレイ30は、以上の構成のほかに、各ピン32の高さを検出する機能を備えていてもよい。
なお、触覚ディスプレイ30の方式としてはどのようなものでもよい。例えば、圧電素子、電磁力、油圧、空圧によるアクチュエータを用いることができる。また、触覚ディスプレイ30がピン32を保持する方式としては、例えば、アクチュエータによってピン32に外力を付与することによって、ピン32を現在の位置に保持するものであってもよいし、摩擦力によってピン32を現在の位置に保持するものであってもよい。いずれの方式を用いるにせよ、触覚ディスプレイ30によれば、操作者は、操作メニューにおけるボタン画像22に対応する操作面上の位置を触覚で把握することができる。
位置センサ33は、触覚ディスプレイ30に被せられている柔軟性のあるタッチパネルである。タッチパネルの方式としては、抵抗皮膜、超音波、静電方式、感圧式など、可能な限りどのようなものでもよいが、触覚ディスプレイ30の凹凸面に沿うように、柔軟性があるものが適している。また、操作者が、所望のボタンに対応する操作面上の位置を触覚を頼りに探して入力操作を行うことを考慮すると、操作面の表面に手101が触れたり近づいたりしただけで反応するものよりも、感圧式のように、ある程度強く押されたことを検出可能なタッチパネルの方が、より好ましい。
入力部3Aの位置センサ33が検出する操作面上の位置は、上記表示器2の画面上の位置に対応しており、表示器2の画面に表示される操作メニューに含まれるボタン画像22の位置に対応する操作面上の位置に、当該ボタン画像22に対応する凸部が形成される。例えば、触覚ディスプレイ30により操作面上に形成された凸部の領域内は、表示器2に表示されるボタン画像22の領域内に対応し、操作者が手101でその凸部の領域内を押すと、その凸部に対応するボタン画像22を操作者が選択(指定)したことになる。
なお、実施例1の変形例として、位置センサ33をピン32の下部に設け、操作者がピン32を押すことで、当該ピン32を介して位置センサ33が押されるようにしてもよい。
(入力部3の実施例2)
図5は、入力部3の実施例2に係る入力部3Bを表す。図5(A)は、入力部3の断面図である。図5(A)に示すように、入力部3Bは、前述した入力部3Aに対し、位置センサ33が省略されているものであり、位置センサ33以外の構成については、同一の参照符号を付して、上記図3の説明を準用する。入力部3Bは、位置センサ33が無い代わりに、触覚ディスプレイ30がピン32の深さを検出する機能を有し、ピン32の深さの変化に基づいて、手101が入力部3Bの操作面を押したか否かを判断する。ピン32が所定の深さ以上押された場合には、入力部3Bは、操作面における当該ピン32の位置を、ナビゲーション装置5に出力する。
図5(B)は、入力部3Bの触覚ディスプレイ30を押した時のストロークの深さと、手101にかかる反力の大きさ(操作荷重)との関係を表している。この関係は、一般のメカニカルなボタンにおけるストロークの深さと操作荷重との関係を表すものであるが、触覚ディスプレイ30は、これを模した操作荷重になるようピン32に対して外力を付加する機能を備えていてもよい。例えば、曲線34に示すように、手101でピン32を押し始めてストロークが浅いうちは、触覚ディスプレイ30は、ばね力と同様に深さにほぼ比例した反力を手101に与え、ストロークが一定以上になると、反力を弱めて、座屈したような感覚を手101に与える。これにより、操作者は、実際にメカニカルなボタンを押したかのような感覚を得ることができる。その後、さらにピン32を押すと、ピン32はそのストロークSの限界に達して、操作荷重Fが無限大になる。操作者が操作面から手101を離すときは、曲線35に示すように、触覚ディスプレイ30の反力はいったん弱くなり、さらに離れると(ストロークSを浅くすると)、操作荷重Fが強くなる。ただし、ボタンを模した触覚ディスプレイ30の凸部をオンの深さ(すなわちボタンが押し込まれた状態)でロックさせる時は、触覚ディスプレイ30は、曲線35の半ばでピン32がオンの深さになった時点で操作荷重を0にするようにしてもよい。
なお、図5(B)のような反力の制御は、位置センサ33を設ける実施例1の構成(図4参照)にも適用可能である。
(入力装置の動作)
次に、図6の概念図、図7のフロー図を用いて、本発明の第1の実施形態に係る入力装置1の触覚ディスプレイの動作についてより詳しく説明する。図6(A)は、入力部3の断面の一部を表している。図6(B)は、操作メニューのボタンの状態を模式的に表している。図6(C)は、表示器2に表示されるボタン画像22の様子を示している。図6(A)、図6(B)間をつなぐ点線は、触覚ディスプレイにより形成される凸部(ボタンを模した凸部)の高さと操作メニューにおけるボタンの高さの対応関係を表している。
操作者の操作に従いナビゲーション装置5の操作メニューの画面が呼び出されると、ナビゲーション装置5は、ボタン画像22を含む操作メニューの画像を画像合成回路6に出力する。操作メニューのボタンは、操作者による入力部3の操作面へのタッチ操作に応じて、図6(B)の「タッチ前の状態」と「タッチ後の状態」の少なくとも2通りのうちのいずれかの状態を取り、状態に応じて高さが変化する。ボタンの高さが異なれば、それを反映するように、ナビゲーション装置5は操作メニューにおけるボタン画像22を図6(C)のように異ならせる。例えば、ボタン画像22の枠に付ける陰影または奥行きの画像の厚さを変更することにより、ボタン画像22の見た目の高さを変更することができる。このように、操作メニューにおけるボタンの高さと、表示器2に表示されるボタン画像の見た目の高さとを対応づけることで、操作者は、操作メニューにおけるボタンの高さを視覚的に認識することができる。
ナビゲーション装置5は、操作メニューの画像の各画素について、高さを示す情報(以下、高さ情報と称す)を生成し(もしくは予め記憶されたものを読み出して)、触覚ディスプレイ30へと出力する。高さ情報は、例えば図6に示す基準線70からの高さを示す数値により表すことができる。基準線70は、操作メニューの背景の擬似的な高さである。
触覚ディスプレイ30は、ナビゲーション装置5から受け取った高さ情報に基づいて、操作メニューのボタンに対応する凸部36を形成する。これにより、入力部3の操作面に、操作メニューのボタンの高さに対応した高さの凸部36が形成される。このように、操作メニューにおけるボタンの高さと、入力部3の操作面に形成される凸部36の高さとを対応づけることで、操作者は、操作メニューにおけるボタンの高さを触覚的に認識することができる。
上記の結果として、表示器2に表示されるボタン画像22の見た目の高さと、入力部3の操作面に形成される凸部36の高さとが一致するので、操作者は、表示器2に表示されるボタン画像22を見ながら、入力部3の操作面に形成される凸部36に触れるときに、視覚により知覚されるボタンの高さと触覚により知覚されるボタンの高さとが一致し、良好な操作感が得られる。ただし、ここで説明した例は、単に好ましい例を示したものに過ぎず、本発明はこれに限定されない。
図7を用いて、本実施形態の入力装置1の動作のフローについて説明する。
ST1において、ナビゲーション装置5の制御部51は、操作メニューの画像を画像合成回路6に出力するとともに、操作ボタンレイアウト(前述の高さ情報も、操作メニューにおけるボタンの位置または範囲を表しているという点で、操作ボタンレイアウトの一例と言える)を触覚ディスプレイ30に出力する。操作メニューの画像は、画像合成回路6において手画像と合成された後、表示器2に表示される。
ST2において、触覚ディスプレイ30は、入力部3の操作面上に、ナビゲーション装置5から受け取った操作ボタンレイアウトに応じた凹凸面を形成する。
ST301において、ナビゲーション装置5の制御部51は、位置センサ33から検出位置を示す信号が出力されたかどうかを判定する。位置センサ33から検出位置を示す信号が出力されていない場合には、当該信号が出力するまで待機し(ST301のNO)、当該信号が出力された場合には(ST301のYES)、ST302に進む。
ST302において、ナビゲーション装置5の制御部51は、位置センサ33によって検出された位置が、操作メニューにおけるいずれかのボタン画像22に対応する位置か否か判定する。位置センサ33によって検出された位置が、操作メニューにおけるいずれかのボタン画像22に対応する位置であれば(ST302のYES)、ST4に移動する。そうでない場合には(ST302のNO)、ST301に戻る。
ST4において、ナビゲーション装置5の制御部51は、位置センサ33によって検出された位置に対応するボタンの高さを変更(図6(B)のタッチ前の状態からタッチ後の状態へと変更)するために、触覚ディスプレイ30に出力する操作ボタンレイアウトを更新する。その結果、入力部3の操作面に形成される凸部36の高さが更新される。
ST5において、ナビゲーション装置5の制御部51は、位置センサ33によって検出された位置に対応するボタンの高さを変更(図6(B)のタッチ前の状態からタッチ後の状態へと変更)するために、画像合成回路6に出力する操作メニューを更新する。その結果、表示器2に表示されるボタン画像22の見た目の高さが更新される。
ST6において、制御部51は、位置センサ33によって検出された位置に対応するボタンに関連づけられた処理を実行する。
なお、以上の図6、図7に示す実施形態の付加的な応用例として、触覚ディスプレイ30を、ピン32を押し下げる際に手101に反力を与える構成(図5参照)とすることができる。
(応用例1)
以下、図8の概念図、図9のフロー図を用いて、図6、図7の動作の応用例1を示す。上述の図6に示す入力装置1の動作の実施形態では、少なくとも、位置センサ33によって位置が検出されたことに応じて、操作メニューのボタンが図6(B)のタッチ前の状態からタッチ後の状態へと変更され、それに応じて、表示器2に表示されるボタン画像の見た目の高さと、入力部3の操作面の凸部36の高さが変更された。応用例1では、更に進んで、触覚ディスプレイ30は、パソコンのキーボードのようなメカニカルなボタンのように手101に反力を与えると共に、表示器2は、操作面の凸部36が押し下げられていく途中の段階においても、その押し下げられた深さに対応して、ボタン画像22の見た目の高さをリアルタイムで変化させる。
図8(A)の「押している状態」のように、手101が凸部36を押し下げている間、触覚ディスプレイは、ピン32の深さ(すなわち、基台31の厚み方向に関するピン32の位置)をナビゲーション装置5に出力する。このピン32の深さの情報に基づき、制御部51は、操作メニューにおけるボタン画像22の見た目の高さが、ピン32の深さに応じて変化するように、ボタン画像22を随時変化させる。
図8(C)は、図8(A)、図8(B)に示す応用例1の付加的な応用例である。矢印365に示すように、触覚ディスプレイ30は、操作面上の押された部分(凸部36の一部分)のみならず、当該部分の周辺に形成された凸部36全体の高さを、押された部分と同じ高さとなるように、一様に変更してもよい。触覚ディスプレイ30は、制御部51から操作ボタンレイアウトを受け取っているので、凸部36の一部分が押し下げられたときに、その凸部36全体の高さを、その押し下げられた部分の高さに一致させることができる。これにより、触覚ディスプレイ30に形成された凸部36は、操作者の操作に応じて、表面を水平に保ったまま沈降または隆起するため、メカニカルなボタンを操作しているかのような触感が得られる。
(第2の実施形態)
次に、図9を用いて第2の実施形態の入力装置10について説明する。入力装置10は、立体表示器20、入力部3、ステレオカメラ40を備える。立体表示器20、ステレオカメラ40、および図10に示す画像合成回路60以外の構成については第1の実施形態と同じであるため同一の参照符号を付し、ここでは、それらの構成の説明を省略する。
立体表示器20は、立体視(すなわち、画像に含まれる物体が、画面から浮き出た3次元物体として知覚される)を提供する立体視ディスプレイで構成される。立体視ディスプレイとしては従来種々の方式のものが開発されているが、立体表示器20としては任意の方式の立体視ディスプレイを利用することができる。車載用の入力装置10の立体表示器20としては、運転席(さらには助手席)から裸眼で立体視が可能な立体視ディスプレイを利用することが好ましい。
ステレオカメラ4は、第1カメラ41および第2カメラ42を備え、入力部3の操作面の上にかざされた手101を互いに異なる方向から撮像する。
次に、図10を用いて、入力装置10の構成についてさらに詳しく説明する。
入力装置10は、図9で示した構成のほか、画像合成回路60を備えている。画像合成回路60は、左目用画像合成回路65、右目用画像合成回路66および立体画像生成回路67を備える。
ナビゲーション装置50の制御部52は、立体表示器20における立体表示のために必要となる左目用操作メニューおよび右目用操作メニューの画像を画像合成回路60に出力する。左目用操作メニューおよび右目用操作メニューの画像は、3次元コンピュータグラフィック処理によって、制御部52においてリアルタイムに生成することができる。例えば、左目用操作メニューは、仮想空間において、ポリゴンで構成された操作メニューを第1のカメラ(左目に相当する)からレンダリングすることによって生成することができる。同様に、右目用操作メニューは、仮想空間において、ポリゴンで構成された操作メニューを、第1カメラから少し離れた位置にある第2のカメラ(右目に相当する)からレンダリングすることによって生成することができる。
左目用画像合成回路65は、第1カメラ41により撮像された画像から図1(B)、図2で示したような手画像21(21A〜21C等)を生成し、生成した手画像21を、ナビゲーション装置50から受け取った左目用操作メニューの画像に合成(重畳表示)して、左目用画像を生成する。同様に、右目用画像合成回路66は、第2カメラ42により撮像された画像から図1(B)、図2で示したような手画像21(21A〜21C等)を生成し、生成した手画像21を、ナビゲーション装置50から受け取った右目用操作メニューの画像に合成(重畳表示)して、右目用画像を生成する。左目用画像合成回路65および右目用画像合成回路66は、本発明の「重畳表示手段」に相当する。
立体画像生成回路67は、左目用画像合成回路65によって生成された左目用画像と、右目用画像合成回路66によって生成された右目用画像とを用いて、立体表示器20が立体表示を行うのに必要な立体視用画像を生成し、立体表示器20へと出力する。
以上のような構成により、図11(B)に示すように、操作メニューに含まれるボタン画像22および手画像21が、立体表示器20の画面から浮き出た3次元物体として操作者に知覚される。図11(B)において、基準線70は立体表示器20の画面に相当する。ナビゲーション装置5の制御部52は、立体表示器20の画面から浮き出て表示されるボタン画像22の高さ(画面から浮き出る距離)を示す情報を触覚ディスプレイ30に出力し、その結果、入力部3の操作面には、立体表示器20の画面から浮き出て表示されるボタン画像22の高さと等しい高さを有する凸部36が形成される。したがって、立体表示器20によって視覚的に認識される操作メニューのボタンの高さと、触覚ディスプレイ30によって触覚的に認識される操作メニューのボタンの高さとが一致し、入力装置の操作感が向上する。
以上の第1、第2の実施形態の入力装置について以下に補足する。
以上の図3、図6の説明では、機能ごとに分離したブロックで説明したが、実装上は、これらの機能のうち、いずれか複数の機能が一体として構成してもよいし、一つのブロックを複数に分離して構成してもよい。特に、図7の各処理については、表示器2、入力部3、カメラ4、ナビゲーション装置5のいずれにおいて行ってもよい。例えば、制御部51、画像合成回路6、および触覚ディスプレイ30の制御の全てを、表示器2、入力部3、カメラ4、ナビゲーション装置5のいずれかに設けられた1つのCPUで行ってもよいし、もしくは複数のCPUで分担してもよい。また、以上の説明では、入力装置1をナビゲーション装置5に対する入力手段として利用する例を説明したが、本発明はこれに限らず、本発明の入力装置は任意の機器の入力手段として利用することができる。
また、図7のST1、ST2の順序はいずれが先であってもよく、同時であってもよい。同様に、図7のST4、ST5、ST6の順序はいずれが先であってもよく、同時であってもよい。
本発明は、例えばナビゲーション装置、空調装置やオーディオ装置に対する入力手段として好適である。
車両の内装に設けられた、本発明の第1実施形態に係る入力装置 本発明の第1実施形態に係る入力装置の構成図 本発明の第1実施形態に係る表示器の表示例 本発明の第1実施形態に係る入力装置の入力部の実施例1 本発明の第1実施形態に係る入力装置の入力部の実施例2 本発明の第1実施形態に係る入力装置の動作の概念図 本発明の第1実施形態に係る入力装置の動作のフロー図 本発明の第1実施形態に係る入力装置の応用例1の概念図 本発明の第2実施形態に係る入力装置の概観図 本発明の第2実施形態に係る入力装置の構成図 本発明の第2実施形態に係る入力装置の動作の概念図
符号の説明
1…入力装置
2…表示器
20…立体表示器
21…手画像
22…ボタン画像
3…入力部
30…触覚ディスプレイ
31…基台
32…ピン
33…位置センサ
34…曲線
35…曲線
36…凸部
4…カメラ
40…ステレオカメラ
41…第1カメラ
42…第2カメラ
5…ナビゲーション装置
50…ナビゲーション装置
51…制御部
52…制御部
6…画像合成回路
60…画像合成回路
65…左目用画像合成回路
66…右目用画像合成回路
67…立体画像生成回路
70…基準線
71…オフの状態の水準
72…オンの状態の水準
73…高さ
101…手
102…両目

Claims (9)

  1. 画面に表示された操作メニューに対する入力を受け付ける入力装置において、
    前記操作メニューを表示する表示手段と、
    凹凸面を形成する触覚ディスプレイと、
    前記触覚ディスプレイ上の操作者の手を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像された手画像を前記操作メニューに重畳して前記表示手段に表示する重畳表示手段と、
    前記触覚ディスプレイの凹凸面が押されたときに、当該押された位置を検出する入力位置検出手段と、を備え、
    前記触覚ディスプレイは、前記表示手段に表示されている操作メニューに応じた凹凸面を形成し、
    前記表示手段は、前記操作メニューに含まれるボタン画像を立体的に表現した画像を表示し、
    前記触覚ディスプレイは、さらに、前記操作メニューに含まれるボタン画像の位置に対応するように、当該ボタン画像に対応する前記触覚ディスプレイにより形成される凸部の位置を制御するとともに、前記表示手段により立体的に表現されているボタン画像の高さに対応するように、当該ボタン画像に対応する前記触覚ディスプレイにより形成される凸部の高さを制御することを特徴とする、入力装置。
  2. 前記触覚ディスプレイは、前記凹凸面の各点の高さを示す信号を出力する機能を備え、
    前記触覚ディスプレイ上に形成された前記凸部が押された場合には、前記表示手段は、当該凸部に対応する前記ボタン画像の見た目の高さを、当該凸部が押されている深さに応じて変更することを特徴とする請求項に記載の入力装置。
  3. 前記入力位置検出手段は、前記触覚ディスプレイの凹凸面が一定深さ以上押し下げられたことに応じて、当該押し下げられた位置を検出することを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
  4. 前記触覚ディスプレイは、前記触覚ディスプレイ上に形成された凹凸面が押された場合には、当該凹凸面を押している物体に対して、当該凹凸面が押されていない状態へと戻る向きに反力を付与することを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
  5. 前記触覚ディスプレイは、前記凹凸面が押された深さに応じて前記反力の大きさを変更することを特徴とする請求項に記載の入力装置。
  6. 前記触覚ディスプレイは、前記凹凸面が一定深さ以上押された場合には、当該一定深さまで押される直前の状態と比較して前記反力を弱めることを特徴とする請求項に記載の入力装置。
  7. 前記触覚ディスプレイは、当該触覚ディスプレイの凹凸面の凸部の一部が押されたときに、押された部分のみならず、当該凸部全体の高さを、当該押された部分の深さに応じて一様に変更することを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
  8. 前記撮像手段は、前記触覚ディスプレイ上の操作者の手を少なくとも2つの互いに異なる方向から同時に撮像し、
    前記表示手段は、画面から浮き出た3次元物体として知覚される立体操作メニューを表示し、
    前記重畳表示手段は、前記撮像手段により互いに異なる方向から同時に撮像された手画像に基づいて、画面から浮き出た3次元物体として知覚される立体手画像を前記立体操作メニュー上に重畳表示することを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
  9. 前記触覚ディスプレイは、平面状の基台と、前記基台の厚み方向に移動可能なピンが複数設けられて形成されていることを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
JP2008273365A 2008-10-23 2008-10-23 入力装置 Expired - Fee Related JP5110438B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008273365A JP5110438B2 (ja) 2008-10-23 2008-10-23 入力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008273365A JP5110438B2 (ja) 2008-10-23 2008-10-23 入力装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010102508A JP2010102508A (ja) 2010-05-06
JP5110438B2 true JP5110438B2 (ja) 2012-12-26

Family

ID=42293105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008273365A Expired - Fee Related JP5110438B2 (ja) 2008-10-23 2008-10-23 入力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5110438B2 (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5448427B2 (ja) * 2008-11-27 2014-03-19 三菱電機株式会社 入力装置
CN102667671B (zh) 2009-12-18 2016-08-31 本田技研工业株式会社 用于触觉控制的可变形键区
CA2807848C (en) * 2010-09-10 2019-10-01 Panasonic Avionics Corporation Integrated user interface system and method
US8922354B2 (en) * 2011-03-24 2014-12-30 Visteon Global Technologies, Inc. External haptic generator for portable electronic devices
JP5529789B2 (ja) * 2011-03-28 2014-06-25 株式会社デンソーアイティーラボラトリ 情報提示システム
JP5413448B2 (ja) * 2011-12-23 2014-02-12 株式会社デンソー 表示システム、表示装置、及び操作装置
JP5803667B2 (ja) * 2011-12-27 2015-11-04 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 操作入力システム
JP5700253B2 (ja) * 2011-12-27 2015-04-15 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 操作入力システム
JP5870689B2 (ja) * 2011-12-27 2016-03-01 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 操作入力システム
JP5773214B2 (ja) * 2011-12-27 2015-09-02 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 入力システム
JP5870688B2 (ja) * 2011-12-27 2016-03-01 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 操作入力システム
JP5773213B2 (ja) * 2011-12-27 2015-09-02 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 操作入力システム
JP5682797B2 (ja) * 2012-01-23 2015-03-11 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 操作入力システム
JP5720953B2 (ja) * 2012-01-27 2015-05-20 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 操作入力システム
JP5772804B2 (ja) 2012-12-03 2015-09-02 株式会社デンソー 操作デバイス、及び操作デバイスの操作教示方法
JP6003860B2 (ja) * 2013-09-24 2016-10-05 株式会社デンソー 触覚提示装置
CN105589594B (zh) 2014-11-06 2019-12-31 天马微电子股份有限公司 电子装置和电子装置的操作控制方法
JP6654743B2 (ja) * 2014-11-06 2020-02-26 天馬微電子有限公司 電子機器、電子機器の操作制御方法および操作制御プログラム
US10365736B2 (en) 2015-09-15 2019-07-30 Visteon Global Technologies, Inc. Morphing pad, system and method for implementing a morphing pad
JP2018092315A (ja) * 2016-12-01 2018-06-14 パイオニア株式会社 操作入力装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06332601A (ja) * 1993-05-21 1994-12-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 凹凸表示装置およびその制御装置ならびにそれを用いた立体入出力インターフェース装置
JPH0981293A (ja) * 1995-09-13 1997-03-28 Brother Ind Ltd タッチ入力装置
JP2000148393A (ja) * 1998-11-06 2000-05-26 Minolta Co Ltd 視触覚情報伝達装置
JP2001282433A (ja) * 2000-03-31 2001-10-12 Sanyo Electric Co Ltd 表示入力装置
JP2002236543A (ja) * 2001-02-08 2002-08-23 Sony Corp 入力装置
JP4456434B2 (ja) * 2004-08-03 2010-04-28 日本放送協会 触覚ディスプレイ
JP4356763B2 (ja) * 2007-01-30 2009-11-04 トヨタ自動車株式会社 操作装置
JP4568310B2 (ja) * 2007-08-29 2010-10-27 株式会社日立製作所 タッチパネルを備えた表示装置
EP2042975A1 (en) * 2007-09-28 2009-04-01 NTT DoCoMo, Inc. Touch-screen

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010102508A (ja) 2010-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5110438B2 (ja) 入力装置
US20200409529A1 (en) Touch-free gesture recognition system and method
US9030465B2 (en) Vehicle user interface unit for a vehicle electronic device
JP4351599B2 (ja) 入力装置
US20190250714A1 (en) Systems and methods for triggering actions based on touch-free gesture detection
US20190253672A1 (en) Vehicular vision system with split display
JP6654743B2 (ja) 電子機器、電子機器の操作制御方法および操作制御プログラム
CN101379455B (zh) 输入装置及其方法
US8514276B2 (en) Apparatus for manipulating vehicular devices
CN109643219B (zh) 用于与在车辆中的显示设备上呈现的图像内容进行交互的方法
JP4783456B2 (ja) 映像再生装置及び映像再生方法
WO2006013783A1 (ja) 入力装置
CN112136096B (zh) 将物理输入设备显示为虚拟对象
JP2010184600A (ja) 車載用ジェスチャースイッチ装置
TW200951777A (en) Image recognizing device, operation judging method, and program
JP2009276996A (ja) 情報処理装置、情報処理方法
WO2008062586A1 (fr) Dispositif d'affichage, procédé d'affichage, programme d'affichage, et support d'enregistrement
JP4445582B2 (ja) 仮想感覚提示装置
CN114647317A (zh) 由外围设备启用的远程触摸检测
JP4945694B2 (ja) 映像再生装置及び映像再生方法
JP6115421B2 (ja) 入力装置および入力システム
US20220100276A1 (en) Method for generating a haptic feedback for an interface, and associated interface
JP4757132B2 (ja) データ入力装置
JP6819537B2 (ja) 表示制御装置
WO2012105703A1 (ja) 表示装置、表示画像生成方法、プログラム、及び記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101104

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110901

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120914

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120927

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151019

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5110438

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151019

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees