JP5110289B2 - ノイズ低減装置およびデジタルカメラ - Google Patents

ノイズ低減装置およびデジタルカメラ Download PDF

Info

Publication number
JP5110289B2
JP5110289B2 JP2008075048A JP2008075048A JP5110289B2 JP 5110289 B2 JP5110289 B2 JP 5110289B2 JP 2008075048 A JP2008075048 A JP 2008075048A JP 2008075048 A JP2008075048 A JP 2008075048A JP 5110289 B2 JP5110289 B2 JP 5110289B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixel
color
value
pixel value
same color
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008075048A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009232146A (ja
Inventor
宗弘 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MegaChips Corp
Original Assignee
MegaChips Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MegaChips Corp filed Critical MegaChips Corp
Priority to JP2008075048A priority Critical patent/JP5110289B2/ja
Priority to US12/394,469 priority patent/US8054348B2/en
Publication of JP2009232146A publication Critical patent/JP2009232146A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5110289B2 publication Critical patent/JP5110289B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T5/00Image enhancement or restoration
    • G06T5/77Retouching; Inpainting; Scratch removal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/80Camera processing pipelines; Components thereof
    • H04N23/84Camera processing pipelines; Components thereof for processing colour signals
    • H04N23/843Demosaicing, e.g. interpolating colour pixel values
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/10Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof for transforming different wavelengths into image signals
    • H04N25/11Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics
    • H04N25/13Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics characterised by the spectral characteristics of the filter elements
    • H04N25/134Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics characterised by the spectral characteristics of the filter elements based on three different wavelength filter elements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/60Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/60Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise
    • H04N25/68Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise applied to defects
    • H04N25/683Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise applied to defects by defect estimation performed on the scene signal, e.g. real time or on the fly detection
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10024Color image

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Description

本発明は、撮像装置等が取得した画像信号に対するノイズリダクション技術に関する。
デジタルカメラ、デジタルムービーなどに搭載される撮像素子の総画素数の増加に伴い、撮像素子の受光面積の微細化が進んでいる。撮像素子の受光面積が小さくになるにつれて、撮像素子の受光感度は低下するため、結果として、撮像画素信号のS/N比が低下することになる。
単板式ベイヤ配列の色フィルタアレイを備える撮像素子から出力される画像信号には、1画素について1色の色成分が含まれている。したがって、このような撮像素子を備えるデジタルカメラでは、画素補間処理が必要となる。画素補間処理を施すことにより、1画素が色空間上の全ての色成分を有する画素に変換される。
上記のように、撮像素子の受光感度が低下する状況下においては、ノイズリダクション処理を実行することで、画素信号のS/N比を改善することが重要である。そして、画像信号に含まれるノイズの悪影響を取り除くためには、画素補間処理を行う前のデータ、つまりRAWデータに対してノイズリダクション処理を行うことが有効である。
特開2006−238060号公報 特開2001−144996号公報
上述したように、RAWデータに対するノイズリダクション処理は有効であるが、RAWデータに対してノイズリダクション処理を強くかけすぎると、本来持っていた情報が失われ、解像感が低下するなどの副作用が出るおそれがある。
メディアンフィルタなど、よく知られたフィルタを使ってノイズリダクション処理を行った場合、このような副作用が顕著である。
上記特許文献1では、RGB信号レベルを独立に判定することでノイズリダクション処理を行っている。たとえばR信号について、注目画素と周辺画素とのレベル差を算出し、レベル差が閾値を超えている場合には、注目画素の画素値を周辺画素の画素値で置き換えるようにしている。
上記特許文献1で開示されている方法を用いた場合でも、やはり、誤って本来高輝度である画素信号を周辺画素で置き換える可能性がある。
上記特許文献2では、注目画素と参照画素との色差に基づいて、注目画素が輪郭成分であるか否かを判定し、輪郭成分である場合には、メディアンフィルタを、輪郭成分でない場合には、平滑化フィルタを用いるようにしている。
そこで、本発明は前記問題点に鑑み、画像の解像感を損なうことなく、ノイズを効果的に低減させる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、1画素について1色の色成分を有する所定の色空間の画素信号を入力し、注目画素のノイズを低減するノイズ低減装置であって、予め同色最大順位を設定する手段と、前記注目画素と同色で構成され、前記注目画素周辺の所定領域に位置する同色周辺画素を取得する手段と、前記同色周辺画素を画素値の大きさ順に並べ替えた同色画素配列を格納する手段と、前記注目画素の画素値が、前記同色画素配列のうち前記同色最大順位の画素の画素値よりさらに最大幅閾値だけ大きい場合には、前記注目画素の画素値を前記同色最大順位の画素値で置き換える補正手段、予め上限信号値を設定する手段と、を備え、前記補正手段は、前記注目画素の画素値が前記上限信号値を超えている場合であって、前記注目画素の画素値が前記同色画素配列のうち前記同色最大順位の画素値より小さい場合には、前記注目画素の画素値を維持する手段、を含むことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、1画素について1色の色成分を有する所定の色空間の画素信号を入力し、注目画素のノイズを低減するノイズ低減装置であって、予め同色最小順位を設定する手段と、前記注目画素と同色で構成され、前記注目画素周辺の所定領域に位置する同色周辺画素を取得する手段と、前記同色周辺画素を画素値の大きさ順に並べ替えた同色画素配列を格納する手段と、前記注目画素の画素値が、前記同色画素配列のうち前記同色最小順位の画素の画素値よりさらに最小幅閾値だけ小さい場合には、前記注目画素の画素値を前記同色最小順位の画素値で置き換える補正手段予め下限信号値を設定する手段と、を備え、前記補正手段は、前記注目画素の画素値が前記下限信号値を下回っている場合であって、前記注目画素の画素値が前記同色画素配列のうち前記同色最小順位の画素値より大きい場合には、前記注目画素の画素値を維持する手段、を含むことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項に記載のノイズ低減装置であって、前記補正手段は、前記注目画素の画素値が前記上限信号値を超えている場合であって、前記注目画素の画素値が前記同色画素配列のうち前記同色最大順位の画素値以上の場合には、前記注目画素の画素値を前記同色最大順位の画素値で置き換える手段、を含むことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項に記載のノイズ低減装置であって、前記補正手段は、前記注目画素の画素値が前記下限信号値を下回っている場合であって、前記注目画素の画素値が前記同色画素配列のうち前記同色最小順位の画素値以下の場合には、前記注目画素の画素値を前記同色最小順位の画素値で置き換える手段、を含むことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1ないし請求項のいずれかに記載のノイズ低減装置において、予め異色最大順位および異色最小順位を設定する手段と、前記注目画素と異なる色で構成され、前記注目画素周辺の所定領域に位置する異色周辺画素を取得する手段と、前記異色周辺画素を画素値の大きさの順に並べ替えた異色画素配列を格納する手段と、をさらに備え、前記異色画素配列のうち前記異色最大順位の画素の画素値と前記異色最小順位の画素の画素値との差が変動閾値を超える場合、前記補正手段による補正を行わず、前記注目画素の画素値を維持することを特徴とする。請求項6記載の発明は、1画素について1色の色成分を有する所定の色空間の画素信号を入力し、注目画素のノイズを低減するノイズ低減装置であって、予め同色最大順位を設定する手段と、前記注目画素と同色で構成され、前記注目画素周辺の所定領域に位置する同色周辺画素を取得する手段と、前記同色周辺画素を画素値の大きさ順に並べ替えた同色画素配列を格納する手段と、前記注目画素の画素値が、前記同色画素配列のうち前記同色最大順位の画素の画素値よりさらに最大幅閾値だけ大きい場合には、前記注目画素の画素値を前記同色最大順位の画素値で置き換える補正手段と、予め異色最大順位および異色最小順位を設定する手段と、前記注目画素と異なる色で構成され、前記注目画素周辺の所定領域に位置する異色周辺画素を取得する手段と、前記異色周辺画素を画素値の大きさの順に並べ替えた異色画素配列を格納する手段と、を備え、前記異色画素配列のうち前記異色最大順位の画素の画素値と前記異色最小順位の画素の画素値との差が変動閾値を超える場合、前記補正手段による補正を行わず、前記注目画素の画素値を維持することを特徴とする。請求項7記載の発明は、1画素について1色の色成分を有する所定の色空間の画素信号を入力し、注目画素のノイズを低減するノイズ低減装置であって、予め同色最小順位を設定する手段と、前記注目画素と同色で構成され、前記注目画素周辺の所定領域に位置する同色周辺画素を取得する手段と、前記同色周辺画素を画素値の大きさ順に並べ替えた同色画素配列を格納する手段と、前記注目画素の画素値が、前記同色画素配列のうち前記同色最小順位の画素の画素値よりさらに最小幅閾値だけ小さい場合には、前記注目画素の画素値を前記同色最小順位の画素値で置き換える補正手段と、予め異色最大順位および異色最小順位を設定する手段と、前記注目画素と異なる色で構成され、前記注目画素周辺の所定領域に位置する異色周辺画素を取得する手段と、前記異色周辺画素を画素値の大きさの順に並べ替えた異色画素配列を格納する手段と、を備え、前記異色画素配列のうち前記異色最大順位の画素の画素値と前記異色最小順位の画素の画素値との差が変動閾値を超える場合、前記補正手段による補正を行わず、前記注目画素の画素値を維持することを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項5ないし請求項のいずれかに記載のノイズ低減装置において、前記注目画素の色とは異なる複数の色について、それぞれ前記異色最大順位および前記異色最小順位が個別に設定され、前記複数の色それぞれについて求められた前記差分値が、前記複数の色それぞれについて設定されている前記変動閾値と比較され、いずれかの前記差分値が対応する前記変動閾値を超えている場合には、前記注目画素の画素値を維持することを特徴とする。
請求項9記載の発明は、1画素について1色の色成分を有する所定の色空間の画素信号を入力し、注目画素のノイズを低減するノイズ低減装置であって、予め異色最大順位および異色最小順位を設定する手段と、前記注目画素と異なる色で構成され、前記注目画素周辺の所定領域に位置する異色周辺画素を取得する手段と、前記異色周辺画素を画素値の大きさの順に並べ替えた異色画素配列を格納する手段と、を備え、前記異色画素配列のうち前記異色最大順位の画素の画素値と前記異色最小順位の画素の画素値との差分値が変動閾値を超える場合、前記注目画素についてはノイズ低減処理を行うことなく、前記注目画素の画素値を維持することを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項9に記載のノイズ低減装置において、前記注目画素の色とは異なる複数の色について、それぞれ前記異色最大順位および前記異色最小順位が個別に設定され、前記複数の色それぞれについて求められた前記差分値が、前記複数の色それぞれについて設定されている前記変動閾値と比較され、いずれかの前記差分値が対応する前記変動閾値を超えている場合には、前記注目画素の画素値を維持することを特徴とする。
請求項11記載の発明は、デジタルカメラに関する発明であり、請求項1ないし請求項10のいずれかに記載のノイズ低減装置を備えることを特徴とする。
本発明のノイズ低減装置は、注目画素と同色の周辺画素の配列を生成し、注目画素の画素値が、最大順位の画素値(最大画素値)より最大幅閾値だけ大きい場合、注目画素の画素値を最大画素値で置き換える。最大順位を設定することで、周辺画素に存在するノイズの影響を排除しながら、注目画素のノイズを低減させることができる。また、最大幅閾値を設けることで、最大画素値より少し大きめの注目画素の画素値を維持し、画像の解像感を維持することができる。
また、本発明のノイズ低減装置は、注目画素と同色の周辺画素の配列を生成し、注目画素の画素値が、最小順位の画素値(最小画素値)より最小幅閾値だけ小さい場合、注目画素の画素値を最小画素値で置き換える。最小順位を設定することで、周辺画素に存在するノイズの影響を排除しながら、注目画素のノイズを低減させることができる。また、最小幅閾値を設けることで、最小画素値より少し小さめの注目画素の画素値を維持し、画像の解像感を維持することができる。
また、本発明のノイズ低減装置は、注目画素の画素値が上限信号値を上回り、且つ、最大画素値以上の場合には、注目画素の画素値を最大画素値で置き換える。高階調領域においても、効果的にノイズを低減させることが可能である。
また、本発明のノイズ低減装置は、注目画素の画素値が下限信号値を下回り、且つ、最小画素値以下の場合には、注目画素の画素値を最小画素値で置き換える。低階調領域においても、効果的にノイズを低減させることが可能である。
さらに、本発明のノイズ低減装置は、注目画素と異なる色の周辺画素について、画素のばらつきを差分値により評価し、差分値が大きいときにはノイズ低減処理を無効化する。画素ばらつきが大きく、被写体に高周波成分が存在する可能性の高い領域については、ノイズ低減処理が無効化され、画像の解像感を維持することができる。
<1.デジタルカメラの全体構成と処理の概略>
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。図1は、第1の実施の形態に係るデジタルカメラ1のブロック図である。デジタルカメラ1は、色フィルタアレイ11、CCD(Charge Coupled Devices)12、A/D変換器13、ノイズ低減回路14、補間回路15、画像処理回路16、メモリ17などを備えて構成される。
RGBベイヤ配列の色フィルタアレイ11を備えたCCD12は、図示せぬ光学系を介して被写体像を入射し、被写体像を結像する。CCD12から出力されたアナログの画素信号は、A/D変換器13においてデジタルの画素信号に変換される。なお、撮像素子としては、CCDの他にCMOSセンサを利用することも可能である。また、色フィルタアレイとしては、補色系のフィルタなどを用いてもよい。
A/D変換器13においてデジタルに変換された画素信号は、ノイズ低減回路14においてノイズ低減処理が施される。ノイズ低減回路14においては、注目画素とその周辺の画素信号を用いた演算処理が実行され、注目画素のノイズを低減する処理が実行される。ノイズ低減処理は、本発明の特徴的部分であり、その詳細な説明は後述する。
色フィルタアレイ11は、RGBベイヤ配列であるので、A/D変換器13から出力された画素信号は、1画素につきRGBいずれか1色の色成分を持つ信号である。この画素信号が、ノイズ低減処理された後、補間回路15において補間され、1画素につきRGB全ての色成分を備えた画素信号に変換される。このように、ノイズ低減回路14は、画素補間前のRAWデータに対してノイズ低減処理を実行することで、より効果的に画素信号に含まれるノイズの影響を取り除くことができる。
補間回路14において画素補間された画素信号は、画像処理回路16に入力される。画像処理回路16において、画素信号に対して色再現性を改善するための色補正処理や、ガンマ補正処理、色空間変換処理などが実行される。色空間変換処理では、たとえばRGB色空間からYCbCr色空間への色空間変換が行われる。
色空間変換が行われた画素信号は、メモリ17に格納される。その後、画素信号は、圧縮符号化などが施されて、JPEGなどの撮像画像データとしてフラッシュメモリ等の記憶媒体に格納される。あるいは、撮像画像データが、デジタルカメラ1が備える液晶モニタに出力される。
<2.ベイヤ配列の画素の表記方法>
次に、以下の説明および図面におけるベイヤ配列の画素の表記方法について説明する。まず、5×5のマトリクス領域の画素を図2(a)のように表す。図2(a)における記号Pは、画素がRGBいずれの色成分であるかを考慮しない表記である。これに対して、図2(b)〜(e)においては各画素の色成分を区別して表記している。記号Rは赤色画素、記号Gは緑色画素、記号Bは青色画素であることを示している。また、図2(b)〜(e)において、G画素は実線の円で描き、R画素およびB画素は破線の円で描いている。
また、記号P,R,G,Bの添え字のうち、1桁目はマトリクス領域の画素の行番号、2桁目はマトリクス領域の画素の列番号を示している。図2(a)〜(e)は、注目画素P22を含む25個の画素P00〜P44からなるマトリクス領域の画素配列を表している。その他の図面における表記方法も同様である。また、実施の形態の説明や各数式において、記号Pは、画素値を表す場合もある。たとえば、記号P11は、1行1列目の画素そのものを表すとともに、1行1列目の画素の画素値をも表すものとする。
図2(b)および図2(e)は、注目画素P22がG画素である場合の画素配列である。図2(c)は、注目画素P22がR画素である場合の画素配列である。図2(d)は、注目画素P22がB画素である場合の画素配列である。上述したように、ノイズ低減回路14においては、注目画素とその周辺の画素信号を用いて演算処理を実行するために、レジスタ群にマトリクス領域の画素信号を蓄積する。5×5のマトリクス領域の画素を処理対象とする場合、そのレジスタ群に格納される画素信号のパターンは、図2(b)〜図2(e)の4つのパターンが存在することになる。また、3×3のマトリクス領域の画素を処理対象とする場合には、注目画素P22を中心とした9個の画素P11,P12,P13,P21,P22,P23,P31,P32,P33を利用することになり、画素信号のパターンは、同様に、図2(b)〜図2(e)の4パターンである。
また、本実施の形態においては、行方向に関してR画素と交互に配置されるG画素と、行方向に関してB画素と交互に配置されるG画素とは、区別して扱うこととする。たとえば、図2(b)において、画素G00、G02、G04、G20、G22、G24、G40、G42、G44を含む偶数行のG画素(R画素と交互に配置されるG画素)と、画素G11、G13、G31、G33を含む奇数行のG画素(B画素と交互に配置されるG画素)とは、別の色として扱うこととする。
<3.ノイズ低減処理>
次に、ノイズ低減回路14の構成について説明する。図3は、ノイズ低減回路14の回路ブロック図である。
ノイズ低減回路14は、画素記憶部100、第1配列レジスタ101、第2配列レジスタ102、第3配列レジスタ103、第4配列レジスタ104を備えている。また、画素記憶部100は、5×5の画素マトリクスを格納する25個のレジスタ群からなる画素レジスタ100aを備えている。画素記憶部100は、そのほか、画素信号を格納するラインメモリなどを備えている。
また、ノイズ低減回路14は、補正回路110、最大信号比較回路111、最小信号比較回路112、限界信号比較回路113、限界信号比較回路114を備えている。補正回路110においては、ノイズ低減処理の有効化、無効化の判定処理、ノイズ低減を目的として、注目画素P22の画素値を他の画素の画素値で置き換える処理などが実行される。
<3−1.ノイズ低減処理の有効化処理>
ノイズ低減処理の内容を説明する前に、まず、ノイズ低減処理の有効化処理について説明する。ノイズ低減回路14は、注目画素の周辺に位置する注目画素とは異なる色信号の差分値を参照することで、ノイズ低減処理を有効とするか無効とするかを判定する。ノイズ低減処理を無効とする判定を行なった場合には、補正回路110は、ノイズ低減処理を実行することなく画素信号を出力する。
画素記憶部100には、A/D変換器13から出力されたRGBベイヤ配列の画素信号が格納される。そして、画素レジスタ100aには、注目画素P22を中心とした5×5の画素マトリクスが格納される。上述したように、画素レジスタ100aに格納される画素マトリクスのパターンは、図2(b)〜図2(e)の4パターンである。
第1配列レジスタ101には、画素レジスタ100aに格納されている25個の画素のうち、注目画素P22と同色(第1の色)の画素が格納される。注目画素P22と同色の画素は、画素値の大きさで並べ替えられた上で第1配列レジスタ101に格納される。
図4は、第1配列レジスタ101に格納される8個の画素を示している。図4において、ハッチングが描かれている画素が、第1配列レジスタ101に格納される第1の色の画素である。
たとえば、画素レジスタ100aに図2(b)のパターンの画素マトリクスが格納されている場合、第1配列レジスタ101には、第1の色(偶数行のG色)の画素として、画素G00、G02、G04、G20、G24、G40、G42、G44が画素値順に並べ替えられて格納される。
第2配列レジスタ102には、画素レジスタ100aに格納されている25個の画素のうち、注目画素P22と異なる第2の色の画素が格納される。第2の色の画素は、画素値の大きさで並べ替えられた上で第2配列レジスタ102に格納される。
図5は、第2配列レジスタ102に格納される4個の画素を示している。図5において、ハッチングが描かれている画素が、第2配列レジスタ102に格納される第2の色の画素である。
たとえば、画素レジスタ100aに図2(b)のパターンの画素マトリクスが格納されている場合、第2配列レジスタ102には、第2の色(奇数行のG色)の画素として、画素G11、G13、G31、G33が画素値順に並べ替えられて格納される。
第3配列レジスタ103には、画素レジスタ100aに格納されている25個の画素のうち、注目画素P22と異なる第3の色の画素が格納される。第3の色の画素は、画素値の大きさで並べ替えられた上で第3配列レジスタ103に格納される。
図6は、第3配列レジスタ103に格納される6個の画素を示している。図6において、ハッチングが描かれている画素が、第3配列レジスタ103に格納される第3の色の画素である。
たとえば、画素レジスタ100aに図2(b)のパターンの画素マトリクスが格納されている場合、第3配列レジスタ103には、第3の色(R画素)の画素として、画素R01、R03、R21、R23、R41、R43が画素値順に並べ替えられて格納される。
第4配列レジスタ104には、画素レジスタ100aに格納されている25個の画素のうち、注目画素P22と異なる第4の色の画素が格納される。第4の色の画素は、画素値の大きさで並べ替えられた上で第4配列レジスタ104に格納される。
図7は、第4配列レジスタ104に格納される6個の画素を示している。図7において、ハッチングが描かれている画素が、第4配列レジスタ104に格納される第4の色の画素である。
たとえば、画素レジスタ100aに図2(b)のパターンの画素マトリクスが格納されている場合、第4配列レジスタ104には、第4の色(B画素)の画素として、画素B10、12、14、30、32、34が画素値順に並べ替えられて格納される。
差分値算出回路105は、第2配列レジスタ102に格納されている第2の色の差分値D2を算出する。ここで、差分値D2とは、第2配列レジスタ102に格納されている第2の色の最大画素値から最小画素値を減算した値である。
ただし、最大画素値は、第2配列レジスタ102に格納されている第2の色の画素のうち、第(b2)番目に大きい画素の画素値である。設定値b2は、設定値格納レジスタ120に格納されている。また、最小画素値は、第2配列レジスタ102に格納されている第2の色の画素のうち、第(s2)番目に小さい画素の画素値である。設定値s2は、設定値格納レジスタ120に格納されている。
たとえば、設定値b2=2、設定値s2=2と設定されている場合には、最大画素値は、第2の色のうち2番目に大きい画素値であり、最小画素値は2番目に小さい画素値である。この場合であれば、差分値D2は、2番目に大きい画素値から2番目に小さい画素値を減算した値となる。このように、設定値b2、s2を利用することにより、第2の色の画素の中で、ノイズが含まれる場合などにおいて最大画素値や最小画素値がノイズの影響を受けないようにすることができる。
差分値算出回路106は、第3配列レジスタ103に格納されている第3の色の差分値D3を算出する。ここで、差分値D3とは、第3配列レジスタ103に格納されている第3の色の最大画素値から最小画素値を減算した値である。
ただし、最大画素値は、第3配列レジスタ103に格納されている第3の色の画素のうち、第(b3)番目に大きい画素の画素値である。設定値b3は、設定値格納レジスタ120に格納されている。また、最小画素値は、第3配列レジスタ103に格納されている第3の色の画素のうち、第(s3)番目に小さい画素の画素値である。設定値s3は、設定値格納レジスタ120に格納されている。
たとえば、設定値b3=2、設定値s3=2と設定されている場合には、最大画素値は、第3の色のうち2番目に大きい画素値であり、最小画素値は2番目に小さい画素値である。この場合であれば、差分値D3は、2番目に大きい画素値から2番目に小さい画素値を減算した値となる。このように、設定値b3、s3を利用することにより、第3の色の画素の中で、ノイズが含まれる場合などにおいて最大画素値や最小画素値がノイズの影響を受けないようにすることができる。
差分値算出回路107は、第4配列レジスタ104に格納されている第4の色の差分値D4を算出する。ここで、差分値D4とは、第4配列レジスタ104に格納されている第4の色の最大画素値から最小画素値を減算した値である。
ただし、最大画素値は、第4配列レジスタ104に格納されている第4の色の画素のうち、第(b4)番目に大きい画素の画素値である。設定値b4は、設定値格納レジスタ120に格納されている。また、最小画素値は、第4配列レジスタ104に格納されている第4の色の画素のうち、第(s4)番目に小さい画素の画素値である。設定値s4は、設定値格納レジスタ120に格納されている。
たとえば、設定値b4=2、設定値s4=2と設定されている場合には、最大画素値は、第4の色のうち2番目に大きい画素値であり、最小画素値は2番目に小さい画素値である。この場合であれば、差分値D4は、2番目に大きい画素値から2番目に小さい画素値を減算した値となる。このように、設定値b4、s4を利用することにより、第4の色の画素の中で、ノイズが含まれる場合などにおいて最大画素値や最小画素値がノイズの影響を受けないようにすることができる。
このように、差分値算出回路105、106、107は、ノイズの影響を排除しつつ、第2の色、第3の色、第4の色について差分値D2、D3、D4を算出することで、周辺画素の変動幅(あるいは画素のばらつき)を評価することができる。
差分値算出回路105、106、107は、補正回路110に対して、制御信号C2、C3、C4を出力する。制御信号C2、C3、C4は、補正回路110におけるノイズ低減処理を有効にするか無効にするかを指定する信号である。
差分値算出回路105は、差分値D2と閾値Th2とを比較し、差分値D2が閾値Th2を超えている場合には、ノイズ低減処理を無効とする制御信号C2を出力する。差分値D2が閾値Th2を超えていない場合には、ノイズ低減処理を有効とする制御信号C2を出力する。
差分値算出回路106は、差分値D3と閾値Th3とを比較し、差分値D3が閾値Th3を超えている場合には、ノイズ低減処理を無効とする制御信号C3を出力する。差分値D3が閾値Th3を超えていない場合には、ノイズ低減処理を有効とする制御信号C3を出力する。
差分値算出回路107は、差分値D4と閾値Th4とを比較し、差分値D4が閾値Th4を超えている場合には、ノイズ低減処理を無効とする制御信号C4を出力する。差分値D4が閾値Th4を超えていない場合には、ノイズ低減処理を有効とする制御信号C4を出力する。
なお、閾値Th、Th、Thは、予め設定値格納レジスタ120に格納されている。
補正回路110は、差分値算出回路105、106、107から入力した制御信号C2、C3、C4の全てがノイズ低減処理を有効とする信号である場合には、次に説明するノイズ低減処理を実行する。補正回路110は、入力した制御信号C2、C3、C4のいずれかがノイズ低減処理を無効とする信号である場合には、ノイズ低減処理は実行せず、画素記憶部100に格納されている画素信号をそのまま補間回路15に出力する。制御信号C2、C3、C4のいずれかがノイズ低減処理を無効とする信号である場合には、第2の色、第3の色、第4の色、いずれかの成分についての画素のばらつきが大きく、注目画素P22を中心とする周辺領域は、被写体に高周波成分が存在する可能性の高い領域であると判断できる。したがって、そのような状況のもとでは、補正回路110は注目画素P22の画素値を抑制することを止め、画像の解像感を維持するようにする。
<3−2.ノイズ低減処理の内容>
最大信号比較回路111は、画素レジスタ100aに格納されている注目画素P22の画素値と最大画素値の関係が数(1)式の関係を満たすか否かを判定する。
Figure 0005110289
数(1)式中、maxCは、第1配列レジスタ101に格納されている第1の色の画素値のうち最大画素値を示している。また、ThBは、最大幅閾値を示す。
ただし、最大画素値maxCは、第1配列レジスタ101に格納されている第1の色の画素のうち、第(b1)番目に大きい画素値である。設定値b1、閾値ThBは、設定値格納レジスタ120に格納されている。
たとえば、設定値b1=2と設定されている場合には、最大画素値maxCは、第1の色のうち2番目に大きい画素値である。このように、設定値b1を利用することにより、第1の色の画素の中で、ノイズが含まれる場合などにおいてノイズの影響を除去することができる。
数(1)式に示すように、注目画素P22の画素値が、最大画素値maxCに閾値ThBを加えた値を超える場合には、注目画素P22は、極端に画素値が大きく突出していることになる。このような場合には、最大信号比較回路111は、補正回路110に対して、最大信号比較がONとなったことを示す制御信号C11を出力する。
この制御信号C11に応答して、補正回路110は、数(2)式に示すように、注目画素P22の画素値を、最大画素値maxCで置き換える。
Figure 0005110289
一方、数(1)式の関係を満たさない場合には、最大信号比較回路111は、補正回路110に対して、最大信号比較がOFFとなったことを示す制御信号C11を出力する。
最小信号比較回路112は、画素レジスタ100aに格納されている注目画素P22の画素値と最小画素値の関係が数(3)式の関係を満たすか否かを判定する。
Figure 0005110289
数(3)式中、minCは、第1配列レジスタ101に格納されている第1の色の画素値のうち最小画素値を示している。また、ThSは、最小幅閾値を示す。
ただし、最小画素値minCは、第1配列レジスタ101に格納されている第1の色の画素のうち、第(s1)番目に小さい画素値である。設定値s1、閾値ThSは、設定値格納レジスタ120に格納されている。
たとえば、設定値s1=2と設定されている場合には、最小画素値minCは、2番目に小さい画素値である。このように、設定値s1を利用することにより、第1の色の画素の中で、ノイズが含まれる場合などにおいてノイズの影響を除去することができる。
数(3)式に示すように、注目画素P22の画素値が、最小画素値minCから閾値ThSを減算した値よりさらに小さい場合には、注目画素P22は、極端に画素値が小さく突出していることになる。このような場合には、最小信号比較回路112は、補正回路110に対して、最小信号比較がONとなったことを示す制御信号C12を出力する。
この制御信号C12に応答して、補正回路110は、数(4)式に示すように、注目画素P22の画素値を、最小画素値minCで置き換えるのである。
Figure 0005110289
一方、数(3)式の関係を満たさない場合には、最小信号比較回路112は、補正回路110に対して、最小信号比較がOFFとなったことを示す制御信号C12を出力する。
限界信号比較回路113は、画素レジスタ100aに格納されている注目画素P22の画素値が数(5)式の関係を満たすか否かを判定する。
Figure 0005110289
数(5)式中、LBは、上限信号値を示している。上限信号値LBは、予め設定値格納レジスタ120に格納されている。上限信号値LBとしては、階調幅の最大値に近いような画素値が設定される。数(5)式に示すように、注目画素P22の画素値が、上限信号値LBを超える場合には、注目画素P22は、極端に画素値が大きく、白飛びしている状態である。このような場合には、さらに、数(6)式に示す関係を満たすか否かが判定される。
Figure 0005110289
限界信号比較回路113は、注目画素P22が数(5)式の関係を満たし、且つ、数(6)式の関係をも満たす場合には、注目画素P22だけでなく、周辺画素も白飛びしていると判断できるため、補正回路110に対して、限界信号比較が周辺ONとなったことを示す制御信号C13を出力する。
この制御信号C13に応答して、補正回路110は、注目画素P22の画素値を、補正することなく維持する。
一方、数(5)式の関係を満たさない場合には、限界信号比較回路113は、補正回路110に対して、限界信号比較がOFFとなったことを示す制御信号C13を出力する。
また、数(5)式の関係を満たすが、数(6)式の関係を満たさない場合には、注目画素P22だけ白飛びしていると判断できるので、限界信号比較回路113は、補正回路110に対して限界信号比較が単独ONとなったことを示す制御信号C13を出力する。
この制御信号C13に応答して、補正回路110は、数(7)式に示すように、注目画素P22の画素値を、最大画素値maxCで置き換えるのである。
Figure 0005110289
ただし、数(6)式を満たさない場合であっても、注目画素P22とともに周辺画素も白飛びしている可能性はある。このような場合であっても、注目画素P22の画素値を、最大画素値maxCで置き換えることで特に画質の劣化を招くことはない。
限界信号比較回路114は、画素レジスタ100aに格納されている注目画素P22の画素値が数(8)式の関係を満たすか否かを判定する。
Figure 0005110289
数(8)式中、LSは、下限信号値を示している。下限信号値LSは、予め設定値格納レジスタ120に格納されている。下限信号値LSとしては、階調幅の最小値に近いような画素値が設定される。数(8)式に示すように、注目画素P22の画素値が、下限信号値LSを下回る場合には、注目画素P22は、極端に画素値が小さく、黒つぶれしている状態である。このような場合には、さらに、数(9)式に示す関係を満たすか否かが判定される。
Figure 0005110289
限界信号比較回路114は、注目画素P22が数(8)式の関係を満たし、且つ、数(9)式の関係をも満たす場合には、注目画素P22だけでなく、周辺画素も黒つぶれしていると判断できるため、補正回路110に対して、限界信号比較が周辺ONとなったことを示す制御信号C14を出力する。
この制御信号C14に応答して、補正回路110は、注目画素P22の画素値を、補正することなく維持する。
一方、数(8)式の関係を満たさない場合には、限界信号比較回路114は、補正回路110に対して、限界信号比較がOFFとなったことを示す制御信号C14を出力する。
また、数(8)式の関係を満たすが、数(9)式の関係を満たさない場合には、注目画素P22だけ黒つぶれしていると判断できるので、限界信号比較回路114は、補正回路110に対して限界信号比較が単独ONとなったことを示す制御信号C14を出力する。
この制御信号C14に応答して、補正回路110は、数(10)式に示すように、注目画素P22の画素値を、最小画素値minCで置き換えるのである。
Figure 0005110289
ただし、数(9)式を満たさない場合であっても、注目画素P22とともに周辺画素も黒つぶれしている可能性はある。このような場合であっても、注目画素P22の画素値を、最小画素値minCで置き換えることで特に画質の劣化を招くことはない。
補正回路110は、最大信号比較がOFFを示す制御信号C11を最大信号比較回路111から入力し、且つ、最小信号比較がOFFを示す制御信号C12を最小信号比較回路112から入力し、且つ、限界信号比較がOFFを示す制御信号C13を限界信号比較回路113から入力し、且つ、限界信号比較がOFFを示す制御信号C14を限界信号比較回路114から入力した場合には、注目画素P22の画素値を、補正することなく維持する。
<3−3.ノイズ低減処理のフロー>
以上説明したノイズ低減処理の有効化処理および有効化された場合のノイズ低減処理のフローを図8、図9、図10のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、差分値算出回路105が第2の色の差分値D2が閾値Th2を超えているかどうかを判定する(ステップS1)。
差分値D2が閾値Th2を超えていない場合(ステップS1でNo)、つまり、第2の色については、信号値のばらつきがそれ程大きくないと判定された場合、差分値算出回路106が第3の色の差分値D3が閾値Th3を超えているかどうかを判定する(ステップS2)。
差分値D3が閾値Th3を超えていない場合(ステップS2でNo)、つまり、第3の色についても、信号値のばらつきがそれ程大きくないと判定された場合、差分値算出回路107が第4の色の差分値D4が閾値Th4を超えているかどうかを判定する(ステップS3)。
差分値D4が閾値Th4を超えていない場合(ステップS3でNo)、つまり、第4の色についても、信号値のばらつきがそれ程大きくないと判定された場合、補正回路110は、ノイズ低減処理を有効化し、ステップS4以降のノイズ低減処理を実行する。つまり、注目画素周辺の注目画素とは異なる3つの色について、画素信号のばらつきを評価したところ、いずれもばらつき度合いが閾値を下回ったため、注目画素については、ノイズ低減処理を施すことが有効であると判断するのである。
一方、差分値D2、D3、D4のいずれかが閾値Th2、Th3、Th4を超えた場合(ステップS1、S2、S3のいずれかにおいてYesと判定された場合)、補正回路110は、ノイズ低減処理を無効化する。つまり、注目画素周辺の注目画素とは異なる3つの色について、画素信号のばらつきを評価したところ、いずれかの色についてばらつき度合いが閾値を上回ったため、周辺領域は、画素のばらつきが大きく、被写体に高周波成分が含まれる可能性の高い領域であると判断できる。そこで、当該注目画素P22に対するノイズ低減処理を実行せず、解像感を維持するようにするのである。
次に、注目画素P22の画素値が極端に大きいか否かが判定される(ステップS4)。つまり、最大信号比較回路111により、数(1)式の条件を満たすか否かが判定される。注目画素P22の画素値が極端に大きい場合(ステップS4でYes)、補正回路110は、注目画素P22の画素値を最大画素値maxCで置き換える(ステップS5)。このように、注目画素P22だけが突出して画素値が大きい場合には、設定値b1で指定された順位の画素値に置き換えられる。
第1の色の配列の中で最上位順位にノイズ成分が存在する場合にも、設定値b1を用いて2番目、あるいはそれ以降の順位の画素値を選択することで、最大画素値maxCを適正に選択することができる。さらには、閾値ThBを利用することで、最大画素値maxCを少し上回るような場合に注目画素P22が補正されてしまうことを排除し、解像感を損なわないようにできる。
数(1)式の条件を満たさない場合(ステップS4でNo)、注目画素P22の画素値が極端に小さいか否かが判定される(ステップS6)。つまり、最小信号比較回路112により、数(3)式の条件を満たすか否かが判定される。注目画素P22の画素値が極端に小さい場合(ステップS6でYes)、補正回路110は、注目画素P22の画素値を最小画素値minCで置き換える(ステップS7)。このように、注目画素P22だけが突出して画素値が小さい場合には、設定値s1で指定された順位の画素値に置き換えられる。
第1の色の配列の中で最下位順位にノイズ成分が存在する場合にも、設定値s1を用いて最下位側から2番目、あるいはそれより上位の画素値を選択することで、最小画素値minCを適正に選択することができる。さらには、閾値ThSを利用することで、最小画素値minCを少し下回るような場合に注目画素P22が補正されてしまうことを排除し、解像感を損なわないようにできる。
数(3)式の条件を満たさない場合(ステップS6でNo)、注目画素P22の画素値が上限信号値LBを超えるかどうかが判定される(ステップS8)。つまり、限界信号比較回路113により、数(5)式の条件を満たすか否かが判定される。
注目画素P22の画素値が上限信号値LBを超える場合(ステップS8でYes)、さらに、注目画素P22の画素値が最大画素値maxCより小さいか否かが判定される(ステップS9)。つまり、限界信号比較回路113により、数(6)式の条件を満たすか否かが判定される。
注目画素P22の画素値が最大画素値maxCより小さくない場合(ステップS9でNo)、補正回路110は、数(7)式で示すように、注目画素P22の画素値を最大画素値maxCで置き換える(ステップS10)。このように、注目画素が単独で白飛びしていると判断される場合には、最大画素値maxCで置き換えることで、ノイズを低減させることができる。
ステップS4の判断では、閾値ThBを利用して注目画素の突出度を評価したが、画素値が階調レンジの最大値に近いような領域では、同じような閾値ThBで評価するのは適切ではない。つまり、このような領域では、小さな信号値の違いであっても画質に与える影響が大きい。あるいは、閾値ThBを加算すると最大階調を超えてしまい、そもそも意味をなさない場合もある。そこで、上限信号値LBを用いて、高階調域のノイズ低減を行うのである。
注目画素P22の画素値が上限信号値LBを超えない場合(ステップS8でNo)、注目画素P22の画素値が下限信号値LSを下回るかどうかが判定される(ステップS11)。つまり、限界信号比較回路114により、数(8)式の条件を満たすか否かが判定される。
注目画素P22の画素値が下限信号値LSを下回る場合(ステップS11でYes)、さらに、注目画素P22の画素値が最小画素値minCより大きいか否かが判定される(ステップS12)。つまり、限界信号比較回路114により、数(9)式の条件を満たすか否かが判定される。
注目画素P22の画素値が最小画素値minCより大きくない場合(ステップS12でNo)、補正回路110は、数(10)式で示すように、注目画素P22の画素値を最小画素値minCで置き換える(ステップS13)。このように、注目画素が単独で黒つぶれしていると判断される場合には、最小画素値minCで置き換えることで、ノイズを低減させることができる。
ステップS6の判断では、閾値ThSを利用して注目画素の突出度を評価したが、画素値が階調レンジの最小値に近いような領域では、同じような閾値ThSで評価するのは適切ではない。つまり、このような領域では、小さな信号値の違いであっても画質に与える影響が大きい。あるいは、閾値ThSを減算すると最小階調を下回ってしまい、そもそも意味をなさない場合もある。そこで、下限信号値LSを用いて、低階調域のノイズ低減を行うのである。
一方、注目画素P22の画素値が上限信号値LBを超えるが(ステップS8でYes)、最大画素値maxCより小さい場合(ステップS9でYes)には、周辺画素も白飛びしていると判断できる。つまり、注目画素P22はノイズではなく、周辺画素も含め白飛びしている状態が正確な情報である。そこで、補正回路110は注目画素P22の画素を補正することなく信号値を維持する。
また、注目画素P22の画素値が下限信号値LSを下回るが(ステップS11でYes)、最小画素値minCより大きい場合(ステップS12でYes)には、周辺画素も黒つぶれしていると判断できる。つまり、注目画素P22はノイズではなく、周辺画素も含め黒つぶれしている状態が正確な情報である。そこで、補正回路110は注目画素P22の画素を補正することなく信号値を維持する。
また、ステップS4、ステップS6、ステップS8、ステップS11のいずれの条件を満たさない場合には、注目画素P22は、特にノイズ低減を必要とする画素ではなく、被写体の画像情報を正確に保持していると判断できるので、補正回路110は、注目画素P22の画素を補正することなく信号値を維持する。
このように本実施の形態のノイズ低減回路14によれば、画像の解像感を維持しながら、画素信号のノイズを低減させることが可能である。これにより、高解像度の撮像素子を利用した場合でも、鮮明な解像感のある画像を生成することが可能である。
実施の形態に係るデジタルカメラの回路ブロック図である。 画素マトリクスのパターンを示す図である。 ノイズ低減回路の回路ブロック図である。 注目画素と同色(第1の色)の画素配置を示す図である。 注目画素とは異なる第2の色の画素配置を示す図である。 注目画素とは異なる第3の色の画素配置を示す図である。 注目画素とは異なる第4の色の画素配置を示す図である。 ノイズ低減処理のブローチャートである。 ノイズ低減処理のブローチャートである。 ノイズ低減処理のブローチャートである。
符号の説明
1 デジタルカメラ
11 色フィルタアレイ
12 CCD
14 ノイズ低減回路
100a 画素記憶部
101〜104 第1〜第4配列レジスタ
105〜107 差分値算出回路
110 補正回路
111 最大信号比較回路
112 最小信号比較回路
113、114 限界信号比較回路
120 設定値格納レジスタ

Claims (11)

  1. 1画素について1色の色成分を有する所定の色空間の画素信号を入力し、注目画素のノイズを低減するノイズ低減装置であって、
    予め同色最大順位を設定する手段と、
    前記注目画素と同色で構成され、前記注目画素周辺の所定領域に位置する同色周辺画素を取得する手段と、
    前記同色周辺画素を画素値の大きさ順に並べ替えた同色画素配列を格納する手段と、
    前記注目画素の画素値が、前記同色画素配列のうち前記同色最大順位の画素の画素値よりさらに最大幅閾値だけ大きい場合には、前記注目画素の画素値を前記同色最大順位の画素値で置き換える補正手段
    予め上限信号値を設定する手段と、
    を備え
    前記補正手段は、
    前記注目画素の画素値が前記上限信号値を超えている場合であって、前記注目画素の画素値が前記同色画素配列のうち前記同色最大順位の画素値より小さい場合には、前記注目画素の画素値を維持する手段、
    を含むことを特徴とするノイズ低減装置。
  2. 1画素について1色の色成分を有する所定の色空間の画素信号を入力し、注目画素のノイズを低減するノイズ低減装置であって、
    予め同色最小順位を設定する手段と、
    前記注目画素と同色で構成され、前記注目画素周辺の所定領域に位置する同色周辺画素を取得する手段と、
    前記同色周辺画素を画素値の大きさ順に並べ替えた同色画素配列を格納する手段と、
    前記注目画素の画素値が、前記同色画素配列のうち前記同色最小順位の画素の画素値よりさらに最小幅閾値だけ小さい場合には、前記注目画素の画素値を前記同色最小順位の画素値で置き換える補正手段
    予め下限信号値を設定する手段と、
    を備え
    前記補正手段は、
    前記注目画素の画素値が前記下限信号値を下回っている場合であって、前記注目画素の画素値が前記同色画素配列のうち前記同色最小順位の画素値より大きい場合には、前記注目画素の画素値を維持する手段、
    を含むことを特徴とするノイズ低減装置。
  3. 請求項に記載のノイズ低減装置であって、
    前記補正手段は、
    前記注目画素の画素値が前記上限信号値を超えている場合であって、前記注目画素の画素値が前記同色画素配列のうち前記同色最大順位の画素値以上の場合には、前記注目画素の画素値を前記同色最大順位の画素値で置き換える手段、
    を含むことを特徴とするノイズ低減装置。
  4. 請求項に記載のノイズ低減装置であって、
    前記補正手段は、
    前記注目画素の画素値が前記下限信号値を下回っている場合であって、前記注目画素の画素値が前記同色画素配列のうち前記同色最小順位の画素値以下の場合には、前記注目画素の画素値を前記同色最小順位の画素値で置き換える手段、
    を含むことを特徴とするノイズ低減装置。
  5. 請求項1ないし請求項のいずれかに記載のノイズ低減装置において、
    予め異色最大順位および異色最小順位を設定する手段と、
    前記注目画素と異なる色で構成され、前記注目画素周辺の所定領域に位置する異色周辺画素を取得する手段と、
    前記異色周辺画素を画素値の大きさの順に並べ替えた異色画素配列を格納する手段と、
    をさらに備え、
    前記異色画素配列のうち前記異色最大順位の画素の画素値と前記異色最小順位の画素の画素値との差が変動閾値を超える場合、前記補正手段による補正を行わず、前記注目画素の画素値を維持することを特徴とするノイズ低減装置。
  6. 1画素について1色の色成分を有する所定の色空間の画素信号を入力し、注目画素のノイズを低減するノイズ低減装置であって、
    予め同色最大順位を設定する手段と、
    前記注目画素と同色で構成され、前記注目画素周辺の所定領域に位置する同色周辺画素を取得する手段と、
    前記同色周辺画素を画素値の大きさ順に並べ替えた同色画素配列を格納する手段と、
    前記注目画素の画素値が、前記同色画素配列のうち前記同色最大順位の画素の画素値よりさらに最大幅閾値だけ大きい場合には、前記注目画素の画素値を前記同色最大順位の画素値で置き換える補正手段と、
    予め異色最大順位および異色最小順位を設定する手段と、
    前記注目画素と異なる色で構成され、前記注目画素周辺の所定領域に位置する異色周辺画素を取得する手段と、
    前記異色周辺画素を画素値の大きさの順に並べ替えた異色画素配列を格納する手段と、
    を備え、
    前記異色画素配列のうち前記異色最大順位の画素の画素値と前記異色最小順位の画素の画素値との差が変動閾値を超える場合、前記補正手段による補正を行わず、前記注目画素の画素値を維持することを特徴とするノイズ低減装置。
  7. 1画素について1色の色成分を有する所定の色空間の画素信号を入力し、注目画素のノイズを低減するノイズ低減装置であって、
    予め同色最小順位を設定する手段と、
    前記注目画素と同色で構成され、前記注目画素周辺の所定領域に位置する同色周辺画素を取得する手段と、
    前記同色周辺画素を画素値の大きさ順に並べ替えた同色画素配列を格納する手段と、
    前記注目画素の画素値が、前記同色画素配列のうち前記同色最小順位の画素の画素値よりさらに最小幅閾値だけ小さい場合には、前記注目画素の画素値を前記同色最小順位の画素値で置き換える補正手段と、
    予め異色最大順位および異色最小順位を設定する手段と、
    前記注目画素と異なる色で構成され、前記注目画素周辺の所定領域に位置する異色周辺画素を取得する手段と、
    前記異色周辺画素を画素値の大きさの順に並べ替えた異色画素配列を格納する手段と、
    を備え、
    前記異色画素配列のうち前記異色最大順位の画素の画素値と前記異色最小順位の画素の画素値との差が変動閾値を超える場合、前記補正手段による補正を行わず、前記注目画素の画素値を維持することを特徴とするノイズ低減装置。
  8. 請求項5ないし請求項のいずれかに記載のノイズ低減装置において、
    前記注目画素の色とは異なる複数の色について、それぞれ前記異色最大順位および前記異色最小順位が個別に設定され、前記複数の色それぞれについて求められた前記差分値が、前記複数の色それぞれについて設定されている前記変動閾値と比較され、いずれかの前記差分値が対応する前記変動閾値を超えている場合には、前記注目画素の画素値を維持することを特徴とするノイズ低減装置。
  9. 1画素について1色の色成分を有する所定の色空間の画素信号を入力し、注目画素のノイズを低減するノイズ低減装置であって、
    予め異色最大順位および異色最小順位を設定する手段と、
    前記注目画素と異なる色で構成され、前記注目画素周辺の所定領域に位置する異色周辺画素を取得する手段と、
    前記異色周辺画素を画素値の大きさの順に並べ替えた異色画素配列を格納する手段と、
    を備え、
    前記異色画素配列のうち前記異色最大順位の画素の画素値と前記異色最小順位の画素の画素値との差分値が変動閾値を超える場合、前記注目画素についてはノイズ低減処理を行うことなく、前記注目画素の画素値を維持することを特徴とするノイズ低減装置。
  10. 請求項9に記載のノイズ低減装置において、
    前記注目画素の色とは異なる複数の色について、それぞれ前記異色最大順位および前記異色最小順位が個別に設定され、前記複数の色それぞれについて求められた前記差分値が、前記複数の色それぞれについて設定されている前記変動閾値と比較され、いずれかの前記差分値が対応する前記変動閾値を超えている場合には、前記注目画素の画素値を維持することを特徴とするノイズ低減装置。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれかに記載のノイズ低減装置を備えることを特徴とするデジタルカメラ。
JP2008075048A 2008-03-24 2008-03-24 ノイズ低減装置およびデジタルカメラ Expired - Fee Related JP5110289B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008075048A JP5110289B2 (ja) 2008-03-24 2008-03-24 ノイズ低減装置およびデジタルカメラ
US12/394,469 US8054348B2 (en) 2008-03-24 2009-02-27 Noise reduction device and digital camera

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008075048A JP5110289B2 (ja) 2008-03-24 2008-03-24 ノイズ低減装置およびデジタルカメラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009232146A JP2009232146A (ja) 2009-10-08
JP5110289B2 true JP5110289B2 (ja) 2012-12-26

Family

ID=41088488

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008075048A Expired - Fee Related JP5110289B2 (ja) 2008-03-24 2008-03-24 ノイズ低減装置およびデジタルカメラ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8054348B2 (ja)
JP (1) JP5110289B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9007495B1 (en) * 2011-08-12 2015-04-14 Immedia Semiconductor, Inc. Image processing
JP6631886B2 (ja) * 2014-10-27 2020-01-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 画像形成システム、画像形成方法、撮像素子、およびプログラム
JP2017055309A (ja) 2015-09-10 2017-03-16 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法
JP2017055308A (ja) * 2015-09-10 2017-03-16 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4482773B2 (ja) 1999-11-10 2010-06-16 セイコーエプソン株式会社 デジタルカメラのノイズ低減方法、ノイズ低減装置およびノイズ低減処理制御プログラムを記録した媒体
JP4583680B2 (ja) * 2001-09-28 2010-11-17 パナソニック株式会社 固体撮像装置
US7015961B2 (en) * 2002-08-16 2006-03-21 Ramakrishna Kakarala Digital image system and method for combining demosaicing and bad pixel correction
JP2004201207A (ja) * 2002-12-20 2004-07-15 Nikon Corp ノイズ低減装置、撮像装置、およびノイズ低減プログラム
JP2005341020A (ja) * 2004-05-25 2005-12-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画素欠陥検出装置および画素欠陥補正装置
JP2005341221A (ja) * 2004-05-27 2005-12-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 撮像装置
JP4679174B2 (ja) 2005-02-25 2011-04-27 パナソニック株式会社 画像処理装置およびこの画像処理装置を備えたデジタルカメラ
JP2007266956A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Sony Corp 撮像装置、インパルス成分検出回路、インパルス成分除去回路、インパルス成分検出方法、インパルス成分除去方法及びコンピュータプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009232146A (ja) 2009-10-08
US8054348B2 (en) 2011-11-08
US20090237532A1 (en) 2009-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8576309B2 (en) Pixel defect correction device, imaging apparatus, pixel defect correction method, and program
JP4284628B2 (ja) 撮像装置、画像処理装置、画像処理方法、画像処理方法のプログラム及び画像処理方法のプログラムを記録した記録媒体
US8089533B2 (en) Fixed pattern noise removal circuit, fixed pattern noise removal method, program, and image pickup apparatus
JP4977395B2 (ja) 画像処理装置及び方法
US8508631B2 (en) Pixel defect detection and correction device, imaging apparatus, pixel defect detection and correction method, and program
JP5049155B2 (ja) プログレッシブ・インタレース変換方法、画像処理装置及び画像撮像装置
JP5672776B2 (ja) 画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラム
US8036457B2 (en) Image processing apparatus with noise reduction capabilities and a method for removing noise from a captured image
US8817141B2 (en) Image processing device and method, recording medium, and imaging device
US8964069B2 (en) Image processing device and solid-state imaging device including a defect correcting function
US8086032B2 (en) Image processing device, image processing method, and image pickup apparatus
US8253829B2 (en) Image processing apparatus, imaging apparatus, and image processing method
JP5398667B2 (ja) 画像処理装置
JP5524133B2 (ja) 画像処理装置
JP6282123B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP5110289B2 (ja) ノイズ低減装置およびデジタルカメラ
JP2011171885A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP2008258909A (ja) 信号処理回路
CN102224524A (zh) 图像处理装置以及图像处理方法
US20050220350A1 (en) Image processing apparatus, image processing method, image processing program, and recording medium storing image processing program
JP2004320128A (ja) 欠陥画素補正装置
JP2005012479A (ja) データ処理装置、画像処理装置、カメラおよびデータ処理方法
CN113068011B (zh) 图像传感器、图像处理方法及系统
CN103563360B (zh) 摄像装置及摄像装置的控制方法
JP5631769B2 (ja) 画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110310

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120501

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120515

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120711

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120904

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120925

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151019

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5110289

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees