JP5109744B2 - 電気泳動表示装置 - Google Patents
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Description
この種の表示装置では、ページの書き換え時にのみ電力消費が大きくなるため、電池残量を使用可能時間で規定することができず、電池残量自体を表示したとしても実行可能な作業量との関係をユーザーは把握することができない。そこで特許文献1では、電池残量を駆動時間ではなく書き換え可能なページ数で表示し、実行可能な作業量をユーザーが把握できるようにした。
この構成によれば、電力消費量の最も大きい書換シーケンスを用いた場合の表示可能ページ数と、電力消費量の最も小さい書換シーケンスを用いた場合の表示可能ページ数の両方を表示することで、表示可能ページ数の最大値と最小値をユーザーに報知することができる。
よって、本発明の電気泳動表示装置によれば、複数の書換シーケンスを用いたページ書き換えにおいても適切な残量表示を行うことができる。したがって、書換シーケンスが頻繁に切り替わることがあっても、表示可能ページ数の正確な範囲をユーザーに報知することができる。
この構成によれば、同一ドキュメントを閲覧している間に表示可能ページ数が増減しないので、表示可能ページ数が頻繁に変動することによってユーザーを混乱させたり、不快感を与えることがなくなる。
この構成によれば、ドキュメントを閲覧中のユーザーに報知する表示可能ページ数が大きく増減するのを回避することができ、自然な態様で電池残量を報知することができる。
この構成によれば、ドキュメント閲覧中に単純なカウントダウンによって表示可能ページ数を表示することで、実際の電池残量との乖離が生じたとしても、ドキュメントの選択画面に復帰する際に、正確な表示に戻すことができる。
この構成によれば、選択されたドキュメントを現在の電池残量で最後まで閲覧できるか否かを予めユーザーに報知することができるので、ドキュメントを閲覧し始めたにもかかわらず途中で電池切れが発生してしまうことによる不快感をユーザーに与えることが無くなる。
この構成によれば、表示可能ページ数表示処理に関わる電源と、稼働時間に応じて電力消費量が変化する電源ととが切り離されるので、利用者の閲覧時間の長短によって表示可能ページ数が変動したり、不正確な値となるのを防止することができる。
この構成によれば、メモリにおける電力消費がアクセス時以外にはほとんど発生しなくなるので、利用者の閲覧時間に依存する電力消費量を抑え、表示可能ページ数をより高精度に算出できるようになる。
本実施形態の電気泳動表示装置は、所定のページに区切られたドキュメントからなる電子ブック等を閲覧できる電子ブックリーダである。
図1は、本実施形態の電子ブックリーダ100の外観図である。図2は、本実施形態の電子ブックリーダ100の内部構成を示すブロック図である。
また、CPU102は、入力I/F109から後述するページ送り信号が出力されていると、電気泳動表示部112に表示されているドキュメントの次ページに対応する画像データ(以下、ラスタデータとも呼ぶ。)を生成し、そのラスタデータをVRAM110に格納する。
なお、ワークメモリ103としては、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)やMRAM(Magnetoresistive random access memory)等の不揮発性メモリを使用する。
ワークメモリ103として不揮発メモリを使用することで、利用者によるコンテンツの閲覧時間に関わらず、1ページ分のコンテンツの表示に消費されるワークメモリ103の消費電力を一定とすることができ、表示可能ページ数を容易かつ正確に算出することができる。これに対してワークメモリ103として駆動用電池の電力を消費するDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性メモリを使用する方法では、コンテンツの閲覧時間に応じてワークメモリ103の消費電力が変化してしまい、表示可能ページ数を精度よく算出することが困難となる。
なお、プログラムメモリ104内の各種プログラム及びデータは、いずれもCPU102により読み取り及び実行可能な形式で格納されている。
A/Dコンバータ122は、電子ブックリーダ100の駆動用電池140の出力電圧を検出し、その検出された出力電圧をデジタルデータ化し、デジタルデータである電圧データを電圧データラッチ123に出力する。
電圧データラッチ123は、A/Dコンバータ122から出力されるデジタル化された電圧データをラッチし、そのラッチされた電圧データを演算器127に出力する。
制御回路126は、内部ROM125に格納された制御マップを読み込んで参照し、電池用温度センサ124で検出された温度に基づいて電子ブックリーダ100の駆動用電池140の閾値電圧を算出し、算出された閾値電圧を演算器127に出力する。
次に、電気泳動表示部112における表示可能ページ数の報知動作(表示可能ページ数表示処理)について、図面を参照しつつ説明する。
まず、表示可能ページ数表示処理の説明に先立って、本実施形態の電子ブックリーダ100に備えられた書換シーケンスについて説明する。
図4は、本実施形態の電子ブックリーダ100に備えられた複数の書換シーケンス(駆動方式)を示す図である。図4に示すように、電子ブックリーダ100は、電気泳動表示パネル119におけるページ表示動作を規定した複数の書換シーケンスを有している。
第1の書換シーケンス(駆動方式1)は、残像消去モードであり、図4に示す12ステップからなる。
ステップ1〜3では、白黒反転消去ステップが3回繰り返される。白黒反転消去ステップは、電気泳動表示パネル119に現在表示されている画像の白黒を反転させて表示する動作である。かかるステップにおいて、CPU102は現在の表示ページに対応する画像の白黒を反転させたラスタデータを作成してVRAM110に格納し、表示部制御回路111を介して電気泳動表示パネル119を動作させることで表示領域119aに白黒反転画像を表示する。なお、上記ラスタデータの作成は、最初のステップ1のみで実行されればよく、続くステップ2,3では、電気泳動表示パネル119を再駆動するのみでよい。
第2の書換シーケンス(駆動方式2)は、高速描画モードであり、図4に示す3ステップからなる。
ステップ1は白黒反転消去ステップ、ステップ2は全白消去ステップ、ステップ3は画像書き込みステップである。第2の書換シーケンスでは、画像の消去に係るステップが2回のみであるため表示画像の消去が不十分で残像が残りやすくなり、また画像の書き込みに係るステップも1回のみの実行であるため、新たなページの画像のコントラストも第1の書換シーケンスに比べて低くなる。しかし、総ステップ数は第1の書換シーケンスの1/4であるため、実行時間も1/4程度に短縮され、極めて高速に新たなページの画像を表示することができる。また、総ステップ数が少ないことから、実行時の消費電力も第1の書換シーケンスに比べて大幅に削減される。
第3の書換シーケンス(駆動方式3)は、コントラスト強調モードであり、図4に示す5ステップからなる。
ステップ1は白黒反転消去ステップ、ステップ2は全白消去ステップ、ステップ3は画像書き込みステップである点は第2の書換シーケンスと同様であるが、さらにステップ4,5として、画像書き込みステップが2回追加されている。
第3の書換シーケンスでは、画像の書き込みに係るステップが3回繰り返して実行されるため、第2の書換シーケンスに比して画像の書き込みが十分になされ、表示画像のコントラストを向上させることができ、また表示速度も十分に高速である。実行時の消費電力に関しては、ステップ4,5が追加されている分だけ第2の書換シーケンスよりも消費電力が大きくなるが、第1の書換シーケンスと比較すると総ステップ数は1/2以下であり、第1の書換シーケンスと比較すると消費電力は大幅に小さくなる。
第4の書換シーケンス(駆動方式4)は、バランスモードであり、図4に示す8ステップからなる。
ステップ1,2は白黒反転消去ステップ、ステップ3,4は全黒消去ステップ、ステップ5,6は全白消去ステップ、ステップ7,8は画像書き込みステップである。すなわち、第1の書換シーケンスから、各ステップを1回ずつ減じた書換シーケンスである。
すなわち第4の書換シーケンスは、残像の消去度合、表示速度、表示品質のすべてを中程度にバランスさせた動作モードである。
本実施形態の電子ブックリーダ100では、このような書換シーケンスの切り替えが生じるような場合でも表示可能ページ数を良好に表示できるように、以下に説明する表示可能ページ数表示処理を採用したものである。
次に、電子ブックリーダ100における表示可能ページ数表示処理について、図面を参照しつつ具体的に説明する。電子ブックリーダ100には、表示可能ページ数の表示形態や算出手順の別に応じて複数の表示可能ページ数表示処理を適用する可能である。
以下、かかる表示可能ページ数表示処理の第1〜第6構成例について順に説明する。
図5は、第1構成例に係る表示可能ページ数表示処理のフローチャートである。図6は、第1構成例において表示可能ページ数の算出に用いられるデータテーブルを示す図である。
次に、ステップS102では、電池残量検出回路115で検出された電子ブックリーダ100の駆動用電池140の使用可能残量が読み出される。読み出された使用可能残量はCPU102の内部メモリ、又はワークメモリ103に保持される。
より詳しくは、第1構成例では、総ステップ数が最も多く、消費電力が最大である第1の書換シーケンスに対応する1ページ消費電力(最大値)と、総ステップ数が最も少なく、消費電力が最小である第2の切り替えシーケンスに対応する1ページ消費電力(最小値)とが取得される。
図5に示すデータテーブルには、書換シーケンスの種類(駆動方式1〜4)ごとに、電気泳動表示パネル119の温度に対応する1ページ消費電力が記載されている。このデータテーブルは、アプリケーションプログラム等とともにプログラムメモリ104に記憶されている。
従って、電子ブックリーダ100によれば、残量表示に応じた表示駆動が可能であるため、消費電力を低減することができる。また、例えば、駆動用電池の使用可能残量が一定の閾値に達した場合には、消費電力が最小の書換シーケンスのみを選択可能とすることであっても良い。これによれば、消費電力を極力低減することができるため、残された残量にて最大限の閲覧を行うことが可能となる。
また、本実施形態の電子ブックリーダ100によれば、電気泳動表示パネル119の温度に応じて1ページ消費電力を算出しているため、環境の変化による電力消費量の変動を見込んだ高精度の表示可能ページ数を算出できる。
次に、表示可能ページ数表示処理の第2構成例について説明する。
図8は、第2構成例に係る表示可能ページ数表示処理で用いられる平均消費電力の演算処理を示すフローチャートである。
図8に示すステップS201〜S204は、ページ送りボタン105、ページ戻しボタン106、連続送りボタン107等の押圧操作により指示されたページの書き換えが発生する度に実行される処理である。
以上により、平均消費電力の演算処理が終了する。
次に、ステップS103では、図8に示した演算処理により算出された平均消費電力が、1ページ消費電力として、記憶エリアから読み込まれる。この点、第1構成例では書換シーケンスに対応する1ページ消費電力が図6に示したデータテーブルから取得されることとしていたのとは異なっている。
次に、ステップS105では、ステップS104で算出された表示可能ページ数を示す画像のラスタデータが生成され、生成されたラスタデータはVRAM110に格納される。以上によりCPU102における演算処理が終了する。
このような構成とすることで、記憶エリアのサイズを制限することができ、メモリを有効に利用することができる。また、書換シーケンスごとの使用状況について最新の情報を用いることができるため、現在の使用状況に基づく表示可能ページ数の表示が可能になる。
この場合、1ページの書き換えを行うたびに、書き換え前の駆動用電池140の使用可能残量から書き換え後の駆動用電池140の使用可能残量を減じ、その減算結果を1ページ消費電力として記憶エリアに積算する。駆動用電池140の使用可能残量は、任意のタイミングで電圧データラッチ123にラッチされていた電圧データに基づいて算出することができるので、ページ書き換え前に取得した使用可能残量を記憶しておき、ページ書き換え後に取得した使用可能残量と比較すればよい。
次に、表示可能ページ数表示処理の第3構成例について説明する。
第3構成例に係る表示可能ページ数表示処理は、第1構成例と同様に、ページ送りボタン105、ページ戻しボタン106、連続送りボタン107及び決定ボタン108のいずれかが押下操作されると実行される処理である。そして、基本的な動作は図5に示したステップS101〜S106と同様であるが、表示可能ページ数の算出に用いられる1ページ消費電力が、最新の書換シーケンスに基づくものである点で異なっている。
次に、ステップS103では、ステップS101で取得した温度情報と、直前に実行された書換シーケンスとに基づいて図6に示したデータテーブルが参照され、データテーブルから1ページ消費電力が取得される。この点において、第1構成例におけるステップS103とは異なっている。
次に、ステップS105では、ステップS104で算出された表示可能ページ数を示す画像のラスタデータが生成され、生成されたラスタデータはVRAM110に格納される。以上によりCPU102における演算処理が終了する。
なお、第3構成例の表示可能ページ数表示処理では、直近の書換シーケンスを基準にして表示可能ページ数を演算するため、頻繁に書換シーケンスが切り替わるような使用態様では表示可能ページ数が大きく増減することもある。
次に、表示可能ページ数表示処理の第4構成例について説明する。
第4構成例に係る表示可能ページ数表示処理は、第1構成例と同様に、ページ送りボタン105、ページ戻しボタン106、連続送りボタン107及び決定ボタン108のいずれかが押下操作されると実行される処理である。そして、基本的な動作は図5に示したステップS101〜S106と同様であるが、表示可能ページ数の算出に用いられる1ページ消費電力が、初期設定又はユーザー設定により選択された基準シーケンスである点で異なっている。
次に、ステップS103では、ステップS101で取得した温度情報と、設定されている基準シーケンスとに基づいて図6に示したデータテーブルが参照され、データテーブルから1ページ消費電力が取得される。例えば、基準シーケンスとして第1の書換シーケンスが選択されていれば、図6のデータテーブルの「駆動方式1」の項目からステップS101で取得された温度に対応する1ページ消費電力が取得される。この点において、第1構成例におけるステップS103とは異なっている。
次に、ステップS105では、ステップS104で算出された表示可能ページ数を示す画像のラスタデータが生成され、生成されたラスタデータはVRAM110に格納される。以上によりCPU102における演算処理が終了する。
次に、表示可能ページ数表示処理の第5構成例について説明する。
第5構成例は、複数のページを含むドキュメントを電子ブックリーダ100で閲覧する場合における表示可能ページ数表示処理に関する。
図11は、電子ブックリーダ100におけるドキュメント選択画面の一例を示す図である。図12は、選択されたドキュメントの1ページ目を表示した状態を示す図であり、図13は、同ドキュメントの2ページ目を表示した状態を示す図である。図14は、ドキュメント表示後にドキュメント選択画面に復帰した状態を示す図である。
図11に示す状態は、画面上に複数のページを含む7つのドキュメント401〜407を表示し、ユーザーに対して選択を促す画面が表示された状である。ユーザーはこれらのドキュメント401〜407から閲覧するドキュメントをボタンやタッチパネルの操作により選択することができる。図11には、表示可能ページ数として「901」ページと表示されている。
その後、ユーザーがページ送りボタン105を押圧操作すると、図13に示すように、ドキュメント401の2ページ目が表示される。図13では、図12から図13への移行により発生した1ページの書き換えを差し引いた「899」が表示可能ページ数として表示されている。
具体的には、図11のドキュメント選択画面から図12のページ表示画面に移行するときと、同一ドキュメント内でのページ送り、ページ戻り(図12と図13との相互移行)とにおいては、先に算出されて保存されている表示可能ページ数からページ書き換えが発生する度に1ずつ減じた値を表示可能ページ数として表示する。
これにより、ドキュメントを閲覧中のユーザーに報知する表示可能ページ数が増減するのを回避し、自然な態様で電池残量を報知することができる。
なお、上記の説明では、図11のドキュメント選択画面から図12のページ表示画面に移行する際には、表示可能ページ数の演算を行わないとしたが、このときに表示可能ページ数の演算を実行して表示を更新してもよい。これにより、ページ表示画面における表示可能ページ数をより正確な値とすることができる。
次に、表示可能ページ数表示処理の第6構成例について説明する。
第6構成例は、複数のページを含むドキュメントを電子ブックリーダ100で閲覧する場合における表示可能ページ数表示処理に関する。
図15は、第6構成例に係るフローチャートを示す図である。図16は、第6構成例に係るページ表示画面の一例を示す図である。図16には、図11に示したドキュメント選択画面からドキュメントの1ページ目に移行した状態を示している。
ステップS301では、ユーザーによるドキュメント選択がなされる。選択されたドキュメントの最初のページに対応する画像のラスタデータが作成され、VRAM110に書き込まれる。また、選択されたドキュメントの全ページ数が、CPU102の内部メモリ又はワークメモリ103に保持される。
まず、ステップS101、S102において電気泳動表示パネル119の温度情報と、駆動用電池140の使用可能残量が取得される。
次に、ステップS103では、ステップS101で取得した温度情報と、消費電力が最大である書換シーケンス(すなわち第1の書換シーケンス)とに基づいて図6に示したデータテーブルが参照され、データテーブルから1ページ消費電力が取得される。
次に、ステップS104では、ステップS102で読み込まれた駆動用電池の使用可能残量を、ステップS103で取得された1ページ消費電力で除算する演算処理が実行される。つまり、第6構成例では、今後常に1ページ消費電力が最大である条件でドキュメントが閲覧された場合における表示可能ページ数が算出される。
次に、ステップS304では、ステップS303における比較結果に基づいて、ユーザーに対する報知が実行される。すなわち、ステップS303での比較の結果、表示可能ページ数がドキュメントの全ページ数を上回っていれば、その旨を報知するための画像のラスタデータが作成され、VRAM110に書き込まれる。そして、例えば図16に示すように、「ドキュメントの全ページ閲覧可能です。」との画像250が電気泳動表示パネル119(電気泳動表示部112)に表示される。
例えば、上記実施形態では、電子ブックリーダ100の駆動用電池140の電圧に基づいて駆動用電池140の使用可能残量を算出する例を示したが、これに限られるものではなく、例えば、電流検出用の抵抗にかかる電圧をA/Dコンバータ122で定期的に検出し、その検出毎に得られる電流を逐次加算し、その逐次加算された電流量を駆動用電池140の使用可能な総電流量から差し引いて、駆動用電池140の使用可能残量を算出するようにしてもよい。
また、上記の1ページ消費電力を算出する方法を採用する場合には、新たに算出された1ページ消費電力に基づいてデータテーブルを補正するようにしてもよい。これにより、電気泳動表示パネル119の消費電力のバラツキを適切に補正することができ、表示可能ページ数をより精度よく算出することができる。
なお、データテーブルの補正時には、それまでデータテーブルに格納されていた1ページ消費電力と新たに算出された1ページ消費電力との間の平均値を補正結果としてもよく、それまでのデータテーブルに格納されていた1ページ消費電力に新たに算出された1ページ消費電力よりも大きい重みをつけて加算算出するようにしてもよい。
Claims (7)
- ページを切り替えつつ画像を表示する電池駆動型の電気泳動表示装置であって、
前記ページの表示動作を規定した複数の書換シーケンスを有するとともに、
前記電池の残量を検出する残量検出部と、検出された残量に基づいて表示可能ページ数を算出し、前記表示可能ページ数をユーザーに報知する残量報知部と、を有しており、
前記残量報知部は、複数の前記書換シーケンスのうちで最も消費電力が大きい前記書換シーケンスのみを用いる場合の第1の前記表示可能ページ数と、最も消費電力が小さい前記書換シーケンスのみを用いる場合の第2の前記表示可能ページ数とを算出し、前記第1及び第2の表示可能ページ数を報知することを特徴とする電気泳動表示装置。 - 複数の前記ページを含むドキュメントを表示する場合において、
前記残量報知部は、同一の前記ドキュメント内で前記ページを切り替える場合には前記表示可能ページ数を更新せず、前記ドキュメントを選択し直す場合に前記表示可能ページ数を更新してユーザーに報知することを特徴とする請求項1に記載の電気泳動表示装置。 - 複数の前記ページを含むドキュメントを表示する場合において、
前記残量報知部は、同一の前記ドキュメント内で前記ページを切り替えるごとに前記表示可能ページ数を1ずつ減じてユーザーに報知することを特徴とする請求項1に記載の電気泳動表示装置。 - 前記残量報知部は、前記ドキュメントを選択し直すときに前記表示可能ページ数の再計算を実行することを特徴とする請求項2又は3に記載の電気泳動表示装置。
- 複数の前記ページを含むドキュメントを表示する場合において、
前記残量報知部は、前記ドキュメントを選択したときに、実行時の消費電力が最大である前記書換シーケンスの前記消費電力に基づいて前記表示可能ページ数を算出し、算出された前記表示可能ページ数と前記ドキュメントの前記ページ数との比較結果をユーザーに報知することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電気泳動表示装置。 - 稼働時間に応じて電力消費量が変化する特定回路に電力を供給する特定回路用電池と、 前記ページの切り替え表示のための駆動用電池とを備え、前記残量検出部は、前記駆動用電池の残量を検出することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の電気泳動表示装置。
- 自装置の制御処理において生成されるデータの保存に用いられるメモリを、不揮発性メモリとしたことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の電気泳動表示装置。
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