JP5109037B2 - 害虫防止用部材 - Google Patents

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Description

本発明は、機器を害虫被害から防止するために、該害虫が該機器へ進入する際の移動路となる対象体に装着されて使用される害虫防止用部材に関するものである。なお、本発明において、「害虫」とは、アリやゴキブリ等のほか、クモ、ムカデ等、電気機器に進入して、該電気機器の動作に悪影響を与える可能性があるものが該当する。
自動販売機のような外部設置型の機器の内部にアリやゴキブリ等の害虫が進入すると、これが機器の電気系統の故障の原因となったり、自動販売機内の商品に害虫が付着するなどの問題につながっている。これらの害虫は、地面に接地している機器の脚部を伝い、機器の筐体と脚部との間の隙間を通って機器の内部へ進入する。
外部設置型の機器の内部に害虫が集まってくる確かな理由は明らかではないが、少なくとも、自動販売機や信号機の制御装置等の内部は雨風の影響を受けず、冬でも一定の温度が保持されていることから、これが理由の一つと考えられる。一旦、害虫が機器内に進入すると、外敵による影響もなく、機器内の環境は害虫にとって快適で安全な環境であるために、害虫による被害が一定期間維持されたり、その被害が拡大する懸念もある。このような害虫被害は、屋内に設置された機器にも及んでいる。
従来から、この種の害虫被害から機器を保護する種々のタイプの害虫防止用部材が提案されている。例えば、自動販売機の脚部に防虫剤を含有するリング状部品を取り付けるもの(特許文献1)や、害虫忌避剤又は殺虫剤を含有する円筒形状の部品で自動販売機の調整用脚を覆うもの(特許文献2)などがある。
特開平6−215241号公報 実開平7−36273号公報
従来の害虫忌避又は殺虫用の害虫防止用部材を既存の機器の脚部に取り付けるためには、一旦、脚部を機器の筐体から取り外さなければならなかったり、筺体と地面との間にある僅かな隙間に手を差し入れて、害虫防止用部材を固定するための固定バンドを脚部に固定する作業が必要であるなど、害虫防止用の部材を取り付けるための作業の負担が大きかった。
従って、本発明の目的は、害虫防止用部材を取り付けるための作業負担が少なくて済むようにした、害虫防止用部材を提供することにある。本発明は、さらに、害虫防止用部材害虫の機器への進入に対する阻止効果が高い、害虫防止用部材を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は、機器を害虫被害から防止するために、前記害虫が前記機器内へ進入する際の移動路となる対象体に装着されて使用され、全体が樹脂からなるとともに、前記対象体に装着された際に当該対象体に対して直角方向に径を持ち、前記対象体を移動してくる害虫に対して障害となる形状に構成された、害虫防止用部材であって、前記対象体を収容する収容部と、前記収容部に前記対象体を収容するための開口と、を備え、前記開口を介して前記収容部に前記対象体を収容すると、前記開口を閉じるように弾性変形し、かつ、前記開口を閉じた形状が維持されるように構成した、害虫防止用部材を提供するものである。
このような構成により、害虫の移動路に対して一方向に押し込むだけで簡単に害虫防止用部材を取り付けることができるため、従来、害虫防止用部材の取り付けが困難であった場所でも容易に取り付けることができる。
本発明の好ましい実施形態は以下の通りである。前記開口を閉じた形状を維持するロック機構が設けられていることが好ましい。これにより、本発明の害虫防止用部材が対象体に装着される際の保持力をより高めることができる。
また、前記収容部に前記対象体を収容する前は、前記ロック機構が非ロックの状態で、かつ前記収容部に通じる前記開口が存在する形状を維持しており、前記収容部に前記対象体を収容する過程で当該形状が弾性変形して前記ロック機構がロック状態となって前記収容部への前記対象体の収容が終了するように構成されてなることが好ましい。これにより、収容部に対象体を収容する際、わざわざ手で開口を押し広げることなく開口が確保され、対象体を収容部に容易に収容することができる。また、本発明の害虫防止用部材対象体に装着すると、その形状が弾性変形してロック状態となるため、別途固定具などを用いることなく、容易に装着することが可能となる。
また、前記樹脂に害虫防止用化合物が含有されてなることが好ましい。これにより、害虫防止用化合物が対象体を介して進入してくる害虫を寄せ付けず、害虫の防除効果をより高めることができる。
また、複数の領域に分割され、各領域同士がヒンジによって連結されるとともに、第1の領域と第2の領域との間に前記収容部と前記開口が形成され、前記ヒンジが弾性変形して前記第1の領域と第2の領域との間の開口を閉じるように構成されてなることが好ましい。これにより、収容部に対象体を収容する際、わざわざ手で開口を押し広げることなく開口が確保され、対象体を収容部に容易に収容することができる。また、本発明の害虫防止用部材対象体に装着すると、その形状が弾性変形してロック状態となるため、別途固定具などを用いることなく、容易に装着することが可能となる。
また、前記ロック機構が、互いに係合する第1の要素と第2の要素とからなり、前記収容部への前記対象体の収容前は、前記第1の要素と前記第2の要素とが互いに離間した状態にあり、前記収容部へ前記対象体を収容する過程で、前記第1の要素と前記第2の要素とが互いに接近し、前記対象体の収容が完了した際に、これら要素が互いに係合して、前記開口が閉じた状態が維持されるように構成してなることが好ましい。このような構成により、ワンタッチで害虫防止用部材を対象体に固定することが可能となる。
また、さらに、径方向の外周面から角度をもって延設された外壁部を備えてなることが好ましい。このような構成により、仮に害虫が害虫防止用部材を乗り越えて進もうとしても、外壁部が障害になって害虫の進入を防ぐことができる。
また、前記外壁部の開放端部が、前記外壁部の基端部の直径以上の直径を備えることが好ましい。このような構成により、害虫にとっては進入がより困難となるため、害虫の防除効果をより高めることができる。
また、さらに、前記第1の領域と前記第2の領域の前記開口を形成する側からそれぞれ延設されたつば部を備え、該開口が閉口したときに、該つば部が隙間なく重なり合って害虫の進入を阻止するように構成されてなることが好ましい。これにより、仮に第1の領域と第2の領域との間に隙間が生じても、重なり合うつば部が隙間を塞ぎ、害虫の進入を阻止することができる。
また、前記収容部を画定する領域に、前記対象体を位置決めするための位置決め突起を備えていることが好ましい。このような構成により、前記ロック機構に加える押圧力が最も効率よく加わる位置に対象体を導くことができ、ひいては害虫防止用部材の取り付けを適切に行うことができる。
また、前記ロック機構が、係合した状態の前記第1の要素と第2の要素を非係合した状態に解除するための解除部を更に備えていることが好ましい。このような構成により、対象体から本発明の害虫防止用部材を取り外す必要が生じた場合であっても容易に取り外すことができる。
また、前記ロック機構が、前記第1の要素を第2の要素に正しく導くためのガイド機構を備えていることが好ましい。このような構成により、第1の要素と第2の要素を係合させる際にガイド機構が第1の要素と第2の要素の上下または左右方向のずれを補正するため、第1の要素と第2の要素を係合させる操作を、より正確に行うことができる。
また、害虫忌避又は殺虫用害虫防止用部材は、前記収容部を形成する内周面に弾性部材を備えることが好ましい。このような構成により、移動路の直径が収容部の直径と異なる場合であっても、弾性部材により対象体と害虫防止用部材との間の隙間を埋めることができるため、害虫の進入をより効果的に防止することができる。
また、前記弾性部材が、害虫防止用化合物を含有してなることが好ましい。このような構成により、移動路を進入してくる害虫をより効果的に防除することができる。
本発明に係る害虫防止用部材によれば、対象体に対して一方向に外力を加えるだけで害虫防止用部材を害虫が前記機器内へ進入する際の移動路となる対象体に取り付けることができるため、従来、害虫防止用部材の取り付けが困難であった場所でも容易に取り付けることができる。その結果、移動路を介して機器等の内部へ進入しようと試みる害虫を効果的に防除することができる。
[第1実施形態]
次に本発明の実施形態を図1乃至図3を用いて説明する。害虫防止用部材1は、害虫が機器に進入する際の移動路となる脚部にワンタッチで装着される。害虫防止部材は全体が略円形の形状に構成されており、害虫が脚部を伝わって機器に向けて移動しても、害虫防止部材が装着された先の領域にまで害虫が移動できないようにする「虫返し」が達成される。害虫防止部材が装着される対象には、脚部の他、コード、配管がある。
以下、詳細に説明する。図1は害虫防止用部材1の斜視図、図2はその正面図、図3はその背面図である。
害虫防止用部材1は、樹脂を一体成型することによって得られる。樹脂に害虫防止用化合物を含有させてもよい。害虫防止用化合物としては、例えば、害虫忌避剤又は殺虫剤がある。さらに詳しくは、害虫を除去する活性を有する化合物、害虫を忌避する活性を有する化合物、殺虫活性を有する化合物、害虫の摂食を阻害する活性を有する化合物、害虫の成長を制御する活性を有する化合物を挙げることができる。より詳しくは、ピレスロイド系化合物、カーバメート系化合物、有機リン系化合物及びこれらの異性体、誘導体、類縁体である。
害虫防止用部材を構成する樹脂としては、例えば、ポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂の少なくとも1種の樹脂がある。害虫防止剤は、薬剤を害虫防止用部材の全体に含有させるか、又は、一部にみ有するようにしてもよい。部材の一部にのみ薬剤を含有させる場合は、脚部などに直接接触する部位が好適である。
樹脂に薬剤の徐放性を発揮する化合物を含有させることが好ましい。この種の化合物としては、例えば、スルホンアミド誘導体、スルホン酸エステル誘導体、カルボン酸アミド誘導体、カルボン酸エステル誘導体より選ばれる少なくとも1種のものがある。徐放性を付与する化合物を樹脂に含有させることにより、薬剤の効果を長時間維持することが可能である。
なお、上記は害虫防止用化合物や薬剤の徐放性を発揮する化合物を樹脂に含有させる場合について説明したが、害虫防止用化合物を薬剤の徐放性を発揮する化合物を適用する方法としてはこれに限定されず、樹脂に害虫防止用化合物や薬剤の徐放性を発揮する化合物を塗布したり、含浸させてもよい。
図1〜図3に示すように、本実施形態の害虫防止用部材1は、害虫が脚部を移動する際に障壁となる虫返し領域10を備えている。虫返し領域10は、脚部などの対象体に対して直角に位置するようになるために、害虫は虫返し領域を越えることができない。
虫返し領域10は、三つの領域、10a,10b,10cから構成されている。虫返し領域10bはヒンジ部12を介して虫返し領域10aと連結され、虫返し領域10bはヒンジ部13を介して虫返し領域10cと連結されている。詳細は後述するが、害虫防止用部材1の一端側に害虫防止用部材1の内側の収容部Sに脚部を収容するための開口OPが形成されている。この開口から収容部Sに脚部を挿入すると、ヒンジ部12,13が前記開口を閉じるように変形する。なお、図1は害虫防止部材1の使用前の状態である。すなわち、ヒンジ部12,13は収容部Sに臨む開口OPを維持するように害虫防止部材1を形作っている。
虫返し領域10の、害虫防止部材1の径方向の外周縁は、厚さ方向に薄肉状に正面側に突出して、フランジ様外壁部17が形成されている。既述のヒンジ部13,14、後述の内壁14,15並びに後述の突条20、および開口縁19も同様に形成されている。このフランジ様構造は、虫返し領域10と一体になって、害虫に対して障壁となる。
また、図1〜図3に示すように、害虫防止用部材1は二重円様構造を持っている。外壁部17が外側円に相当し、内壁部14,15が内側円に相当する。内壁15は虫返し領域10cの内壁であり、内壁14は虫返し領域10bの内壁である。内壁14,15の虫返し領域10a側端部は連結されている。ヒンジ部13は、略ラッパ状に形成され、基端が外壁部17と連結され、二股状に形成された一方の先端は内壁15に連結されている。他方の先端側は虫返し領域10aの外壁側に向かって円弧状に屈曲し、さらに、先端が鉤状に終端した円弧状突起22になっている。他方のヒンジ部12も同様である。内壁14と15はお互いに一体になって、虫返し領域10b,10c、およびヒンジ部12,13を介して虫返し領域10aを支持する支持部16となっている。この支持部16の虫返し領域10a側には均等に一対の突起24が害虫防止用部材1の背面側に設けてある。位置決め突起24は、脚やコードなどの対象体を収容部Sに収容する際に、対象体を位置決めするとともに、対象体を収容部Sに収容した後は、収容部S内で対象体がズレるのを防止するために設けられる。
更に、支持部16の虫返し領域10a側の端部から虫返し領域10aに向かって一対の突条20が設けられている。突条20の先端は鉤状に形成されている。収容部Sに対象体を収容すると、ヒンジ部12,13が開口OPを閉じる方向に弾性変形する。この過程で支持部16は扁平状から円形状に変形しつつ、一対の突条20が「ハ」の字状に変形しつつ円弧状突起22に接近し、ついには一対の突条20の各先端の鉤部が、一対の円弧状突起22の各先端の鉤部に係合して、開口OPが閉じられた形状を維持するようになっている。この状態が図4(A)の正面図に示されている。図4(B)はその背面図である。なお、一対の位置決め突起24があることによって、対象体を収容部Sに押し入れる過程で発生する、樹脂の弾性力に抗した押圧力が突条20に効率よく加わるようになる。
図1乃至図3に示すように、害虫防止用部材1の正面側には、開口縁18から薄肉状で円弧状を持ったつば部26が虫返し領域10cに向けて突設されている。同様につば部27が、部材1の背面側において、開口縁19から虫返し領域10bに向けて突設されている。開口OPが閉じた状態ではつば部26と27とが重なり、つば部の先端が対向する開口縁と当接することにより、収容部Sを画定し、開口OPが閉じた形状を実現する。特に、つば部26,27同士が重なるように出来るので、開口OPが閉じた状態では、害虫防止用部材1の正面側と背面側とをつなぐ隙間が開口OPに残らないようになっている。
また、つば部の先端部26a,27aからその基端となる開口縁18,19にかけての、つば部が互いに重なる面を徐々に肉厚が変化するテーパ状に形成することにより、さらに、つば部同士の間に隙間が発生するのを防止することができる。
次に害虫防止用部材1を使用する際の動作について説明する。害虫が機器に進入する際の移動路となり、害虫防止用部材1が適用される対象体として、自動販売機の脚部を想定した。脚部は、基台202と、円柱形状の脚200を備えている。
図5は、脚200に害虫防止用部材1を取り付ける手順を説明する図である。図5(A)に示すように、害虫防止用部材1は、未使用時においては、図1に示す、ヒンジ部12,13の弾性力により、虫返し領域10bと虫返し領域10cとの間に開口OPが形成されている。この開口OPから害虫防止用部材1を脚200に押し込むと、開口OPによって脚200が収容部Sに誘導される。
図5(B)に示すように、脚200をさらに収容部Sに向けて押し込むと、脚200と支持部16とが当接し、さらに脚200を押し込むとヒンジ12,13が変形し、図4(A),(B)において説明したように、開口OPが閉じるように害虫防止部材1が弾性変形し、かつこの変形後の状態が維持されて、脚200の周りに害虫防止用部材1を装着することができる(図5(C))。なお、図5に示すように、害虫防止用部材1はリングの厚み程度であり、先端に開口OPが形成されていることから、機器を地表面に設置し、地表面と機器正面のパネルの下端の僅かな隙間から害虫防止用部材1を隙間内に差し入れて、隙間奥の脚200に害虫防止用部材1を装着することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態に係る害虫防止用部材2について説明する。図6及び図7は、いずれも本実施形態に係る害虫防止用部材2の正面図である。図6は本実施形態の害虫防止用部材2の使用前の状態を示し、図7は本実施形態の害虫防止用部材2の使用時の状態を示す。ここで、本実施形態の害虫防止用部材2は、突条20の先端に、解除部30が形成されている点が図1〜図4に記載した第1実施形態の害虫防止用部材1と異なる。
この解除部30は、係合した状態の円弧状突起22から突条20を非係合した状態に解除するためのものである。本実施形態の害虫防止用部材2を対象体から取り外すときは、解除部30を指やドライバーの先端などを用いて内側方向に押圧する。これにより、解除部30が閉脚し、円弧状突起22から突条20が解除され、ヒンジ部12及び13による付勢力により、図7に示す状態から図6に示す状態に戻る。そして、開口OPが形成されるため、収容部Sから開口OPを介して対象体を取り外すことができる。
[第3実施形態]
図8及び図9に本発明の第3の実施形態に係る害虫防止用部材3を示す。図8及び図9は、いずれも本実施形態の害虫防止用部材3の正面図である。図8は本実施形態の害虫防止用部材3の使用前の状態を示し、図9は本実施形態の害虫防止用部材3の使用時の状態を示す。
本実施形態の害虫防止用部材3は、ロック機構を構成する突条32と円弧状突起34が虫返し板10b及び10cの開口縁18,19に突設されている点、及びつば部26が一方の開口縁18にのみ形成されている点が図1〜図4に記載した第1実施形態の害虫防止用部材1とは異なる。このような構成を有する害虫防止用部材3は、第1実施形態の害虫防止用部材1と同等の作用効果を奏することができる。
[第4実施形態]
図10及び図11に、本発明の第4の実施形態に係る害虫防止用部材4を示す。図10及び図11は、いずれも本実施形態の害虫防止用部材4の正面図である。図10は本実施形態の害虫防止用部材4の使用前の状態を示し、図11は本実施形態の害虫防止用部材4の使用時の状態を示す。
本実施形態の害虫防止用部材4は、虫返し板10b及び10cの開口縁18及び19に突設されている、ロック機構としての突条38と突条38を係止する係合突起40の形状がダブルフックタイプである点が図8及び図9に示した第3実施形態の害虫防止用部材3とは異なる。
本実施形態の害虫防止用部材4は、ダブルフックタイプであるため、係合強度を高めることができる結果、害虫防止用部材4が対象体からより外れにくくすることができる。
[第5実施形態]
図12に、本発明の第5の実施形態に係る害虫防止用部材5を示す。図12は、本実施形態の害虫防止用部材5の正面図である。本実施形態の害虫防止用部材5は、ロック機構の第1の要素としての突条42が10cの開口縁19に突設され、第2の要素としての係合溝44が虫返し板10bのつば部26に埋設されている点が図6及び図7に記載した第2実施形態の害虫防止用部材2とは異なる。
このような構成により、開口OPが閉口すると、係合爪42が係合溝44に挿入され、係合爪42の先端部の折り返し部分が係合溝44の端縁に44aに係止され、他のロック機構(突条20及び円弧状突起22)とともに、本実施形態の害虫防止用部材5の閉口状態が維持される。従って、害虫防止用部材5を対象体により確実に保持することができる。
[第6実施形態]
図13(A)〜(C)に、本発明の第6の実施形態に係る害虫防止用部材6を示す。図13(A)〜(C)は、本実施形態の害虫防止用部材6の正面図であり、ガイド部を備えた本実施形態の害虫防止用部材6が図示しない対象体に装着される様子を示したものである。
即ち、本実施形態の害虫防止用部材6は、ロック機構を構成する第1の要素(突条50)を第2の要素(円弧状突起52)に正しく導くためのガイド機構を備えている点が他の実施形態の害虫防止用部材1〜5とは異なる。なお、本実施形態の害虫防止用部材6は、他の実施形態の害虫防止用部材1〜5と比較して収容部Sが大きく形成されるように虫返し板(11a、11b及び11c)が成型されている点も異なる。
ガイド機構は、第1の要素を両脇から支持する突起又は壁を第2の要素に設けて、第1の要素を第2の要素に挿入する際のズレを補正し、第1の要素を第2の要素に正しく導くものである。ここで、ガイド機構は第1の要素や第2の要素の形状に合わせて適宜被係合部の形状を変更することができる。
図14は、ガイド機構の一例を示す部分拡大図である。図14に示すように、Y−Y方向に凹凸が形成されている突条50のような場合は、図面X−X方向のズレを防止するためのガイド部52を円弧状突起22の端部に突設することが好ましい。
また、ガイド機構の他の例として、図13に示すように、ガイド機構を、凹凸が形成されていない棒状突起51と、棒状突起51を両脇から支持して棒状突起51の図面Y−Y方向のズレを防止するための支持壁53を形成することもできる。更に、支持壁53の棒状突起51が挿入される側の端部53aを、所定の角度をつけて外側に開くように形成すれば、図面Y−Y方向に棒状突起51の挿入位置がズレた場合でも正しい挿入位置に補正することが可能である。
[第7実施形態]
図15(A)及び(B)に、本発明の第7の実施形態に係る害虫防止用部材7を示す。図15(A)及び(B)は、本実施形態の害虫防止用部材7の正面図である。そして、図14(A)が本実施形態の害虫防止用部材7の装着前の状態を示し、図15(B)が本実施形態の害虫防止用部材7の装着後の状態を示すものである。図15(A)及び(B)に示すように、本実施形態の害虫防止用部材7は、収容部Sを形成する内周面に弾性部材55を備えている点が図13(A)〜(C)に示す第6実施形態の害虫防止用部材6と異なる。
弾性部材55は、害虫の移動路となる対象体に本実施形態の害虫防止用部材を装着したときに、対象体の形状に合わせて変形可能な部材が用いられる。弾性部材55の具体的としては、例えば、スポンジ、ゴム、発泡スチロール等を挙げることができる。
弾性部材55は害虫防止用部材7の内周面に成形してそのまま用いることもできるが、弾性部材55に、先述した害虫防止用化合物を、含有、塗布、含浸などの方法によって適用してもよい。これにより、弾性部材55に害虫に対する防虫効果を付与することができるため、本実施形態の害虫防止用部材7の効果をより発揮することができる。
弾性部材55を本実施形態の害虫防止用部材7に固定する手段は特に限定されないが、例えば、図15(A)及び(B)並びに図16に示すように、本実施形態の害虫防止用部材7の中心部に向かって突出する突起56を図面手前側と奥側に複数個設け(弾性部材55を装着する前の図については後述する図19及び図20参照)、その間に弾性部材55を固定することで弾性部材55を害虫防止用部材7の内周面に固定することができる。
このように、害虫防止用部材に弾性部材55を備えることによって、仮に害虫の移動路となる対象体の直径と害虫防止用部材の収容部S部分の直径が異なる場合であっても、所定の範囲内でその差を埋めることが可能となる。また、対象体の表面に凹凸がある場合であっても、対象体との隙間をより確実に塞ぐことが可能となり、対象体と害虫防止用部材との間に形成された凹凸の隙間から進入しようとする害虫をより確実に防ぐことができる。
[第8実施形態]
図17に、本発明の第8の実施形態に係る害虫防止用部材8を示す。図17は、本実施形態の害虫防止用部材8の正面図であり、装着後の状態を示すものである。図17に示すように、本実施形態の害虫防止用部材8は、収容部Sが四角形となるように弾性部材58を形成している点が図15(A)及び(B)に示す第7実施形態の害虫防止用部材7と異なる。
このように、虫返し板11a、11b及び11cの形状を変えることなく、変更の容易な弾性部材58の形状を変更させることにより、種々の断面形状の移動路に対応することができる。なお、本実施形態では一例として移動路の断面形状が四角形である場合を想定したが、これに限定されず、電気コードを複数本束ねたときの断面形状、樹木または種々の農作物の断面形状に合わせて弾性部材の形状を適宜決定することができる。
[第9実施形態]
図18(A)及び(B)に、本発明の第9の実施形態に係る害虫防止用部材9を示す。図18(A)及び(B)は、本実施形態の害虫防止用部材9の正面図である。そして、図18(A)が本実施形態の害虫防止用部材9の装着前の状態を示し、図18(B)が本実施形態の害虫防止用部材9の装着後の状態を示すものである。
図18(A)及び(B)並びに図19及び図20に示すように、本実施形態の害虫防止用部材9は、ロック機構としての突条93と係合突起94が、虫返し板11a及び11bの端部にも形成されている点が図15(A)及び(B)に示した第7実施形態の害虫防止用部材7とは異なる。これにより、本実施形態の害虫防止用部材9を図示しない対象体に装着したときに、より強い保持力を得ることができる。
また、ガイド機構としての棒状突起95と、棒状突起95が挿入される挿入孔(図示せず)が埋設された鞘部96が虫返し板11a及び11bの端部にも形成されている点も第7実施形態の保持具7とは異なる。これにより、本実施形態の害虫防止用部材9を図示しない対象体に装着するときの棒状突起95の位置ズレを補正し、突条93と係合突起94との係止をより確実に行うことができる。
更に、図18(A)及び(B)と図21に示すように、突条50の端部に、突条50を円弧状突起22から解除するための解除部97が形成されている点も第7実施形態の保持具7とは異なる。これにより、本実施形態の害虫防止用部材9を対象体から取り外す必要が生じたときに、容易に取り外すことができる。
更にまた、図21に示すように、ヒンジ部90(91)の壁の一部90aが外壁部17の高さよりも低く形成されて、ヒンジ部90及び91の付勢力が弱められている点も第7実施形態の保持具7とは異なる。これにより、虫返し板11b及び11cが開口状態に戻ろうとする力が弱くなり、保持具9を対象体に装着した後で、弾性部材92が図示しない対象体をはね返す力によって係合部(50、93)が被係合部(22、94)から外れる事態を未然に防止することができる。
また、図18(A)及び(B)に示す弾性部材92が、収容部Sを形成する内周面に連続して形成されている点も第7実施形態の害虫防止用部材7とは異なる。弾性部材の切れ目が少ない分、害虫が進入可能な隙間が生じる恐れをより少なくすることができる。
[第10実施形態]
図22に、本発明の第10の実施形態に係る害虫防止用部材100を示す。図22は、本実施形態の害虫防止用部材100を脚200に装着した状態を示す図である。図22に示すように、本実施形態の害虫防止用部材100は、外壁部170の長さが延長された点が図1〜図4に示す第1実施形態の害虫防止用部材1とは異なる。なお、外壁部170の肉厚は、第1実施形態の害虫防止用部材1と同じである。
図22に示すように、本実施形態の害虫防止用部材100の外壁部170は、その開放端部170aが、虫返し部10側の基端部の直径と同じ直径を維持したまま、虫返し部10の径方向の外周面から直角方向(図面下方)に延長されている。そして、外壁部170の長さ方向に、虫返し板10aと10bとを接続するヒンジ部102と、虫返し板10aと10cとを接続するヒンジ部103が形成されている。このヒンジ部102及び103の肉厚は、他の外壁部170の肉厚よりも薄く形成されており、第1実施形態の保持具1と同様、虫返し板10b及び10cが外側へ開くように付勢されている。
このような構成の害虫防止用部材100は、基台202から脚200を伝って図面上方へ進入しようとする害虫に対し、脚200の径方向に拡大している虫返し板10a、10b及び10cが壁となって、害虫が移動してきた方向に害虫を引き返すように誘導する。更に、虫返し板10a、10b及び10cを乗り越えて図面上方に移動しようとする害虫に対しては、外壁部170が図面下方向に向かう壁となって、害虫の移動を阻止する。
このように、本実施形態の害虫防止用部材100は、物理的に害虫の進入を困難にして、より効果的に害虫を防除することができる。また、害虫用防止剤を含む樹脂を用いて害虫防止用部材100を成型した場合は、より長い時間害虫用防止剤に害虫を接触させることができるため、更に効果的に害虫を防除することができる。
なお、外壁部170は、虫返し部10と同じ樹脂で成型してもよいが、虫返し板10b,cの開口を容易にするために、容易に変形可能な材料で形成し、虫返し部10に取り付けることもできる。
また、本実施形態の害虫防止用部材100は、その形状を利用して、後付けが可能なコードカバー(具体的には、照明用引掛シーリングのカバー)として利用することもできる。
[第11実施形態]
図23に、本発明の第11の実施形態に係る害虫防止用部材110を示す。図23は、本実施形態の害虫防止用部材110を脚200に装着した状態を示す図である。図23に示すように、本実施形態の害虫防止用部材110は、外壁部180の開放端部180aが、虫返し部10側の基端部の直径を超える直径を備えている点が図22に示す第10実施形態の害虫防止用部材100とは異なる。
本実施形態の害虫防止用部材110は、虫返し部10の径方向の外周面から90°を越える角度から180°未満の角度をもって、図面可能に延長されており、外壁部180が裾が広がったスカートのような形状を有している。そして、外壁部180の長さ方向に、虫返し板10aと10bとを接続するヒンジ部112と、虫返し板10aと10cとを接続するヒンジ部113が形成されている。このヒンジ部112及び113の肉厚は、他の外壁部180の肉厚よりも薄く形成されており、第1実施形態の保持具1と同様、虫返し板10b及び10cが外側へ開くように付勢されている。
このような構成の害虫防止用部材110は、外壁部180がスカートのように末広がりの形状を有しているため、害虫の進入を防除する効果は、第10実施形態の害虫防止用部材100と同等以上となる。
以上説明したように、本発明に係る害虫防止用部材は、目的に応じて適宜設計変更を行うことが容易であり、様々な場所に適用することができる。また、本実施形態においては防除の対象を害虫として説明したが、害虫のみならず、ネズミ等の比較的大きい動物に対しても有効である。
第1実施形態の害虫防止用部材1の斜視図である。 第1実施形態の害虫防止用部材1の正面図である。 第1実施形態の害虫防止用部材1の背面図である。 第1実施形態の害虫防止用部材1の使用時の状態を示す正面図(A)及び背面図(B)である。 脚200に第1実施形態の害虫防止用部材1を取り付ける手順(A)〜(C)を説明する図である。 第2実施形態の害虫防止用部材2の未使用時の正面図である。 第2実施形態の害虫防止用部材2の使用時の正面図である。 第3実施形態の害虫防止用部材3の未使用時の正面図である。 第3実施形態の害虫防止用部材3の使用時の正面図である。 第4実施形態の害虫防止用部材4の未使用時の正面図である。 第4実施形態の害虫防止用部材4の使用時の正面図である。 第5実施形態の害虫防止用部材5の未使用時の正面図である。 ガイド部を備えた第6実施形態の害虫防止用部材6が図示しない対象体に装着される様子(A)〜(C)を示したものである。 第6実施形態の害虫防止用部材6のロック機構を説明するための部分拡大図である。 第7実施形態の害虫防止用部材7の未使用時(A)と使用時(B)の正面図である。 第7実施形態の害虫防止用部材7のロック機構及び弾性部材55を説明するための部分拡大図である。 第8実施形態の害虫防止用部材8の正面図であり、装着後の状態を示すものである。 第9実施形態の害虫防止用部材9の装着前の状態(A)と、装着後の状態(B)を示す図である。 第9実施形態の害虫防止用部材9の装着前の開口周辺の拡大図である。 第9実施形態の害虫防止用部材9の装着後の開口周辺の拡大図である。 第9実施形態の害虫防止用部材9のロック機構及び解除部を説明するための部分拡大図である。 第10実施形態の害虫防止用部材100を脚部20に装着した状態を示す図である。 第11実施形態の害虫防止用部材110を脚200に装着した状態を示す図である。
符号の説明
1〜9:害虫防止用部材、10:虫返し部、10a,10b及び10c:虫返し板、11:虫返し部、11a,11b及び11c:虫返し板、12,13:ヒンジ部、14,15:内壁部、16:支持部、17:外壁部、18,19:開口縁、20:突条、22:円弧状突起、24:位置決め突起、26,27:つば部、30:解除部、32:突条、34:係合突起、38:突条、40:係合突起、42:突条、44:係合溝、50:突条、51:棒状突起、52:ガイド部、53:支持壁、55:弾性部材、56:突起、58:弾性部材、90:ヒンジ部、92:弾性部材、93:突条、94:係合突起、95:棒状突起、96:鞘部、97:解除部、100,110:害虫防止用部材、102,103:ヒンジ部、112,113:ヒンジ部、170:外壁部、170a:開放端部、180:外壁部、180a:開放端部、200:脚、202:基台、OP:開口、S:収容部


Claims (9)

  1. 機器を害虫被害から防止するために、前記害虫が前記機器内へ進入する際の移動路となる対象体に装着されて使用され、全体が樹脂からなるとともに、前記対象体に装着された際に当該対象体に対して直角方向に径を持ち、前記対象体を移動してくる害虫に対して障害となる形状に構成された、害虫防止用部材であって、
    当該害虫防止用部材は、前記対象体を収容する収容部と、前記収容部に前記対象体を収容するための開口と、前記開口を閉じた形状を維持するロック機構と、を備えており
    該ロック機構は、
    前記収容部への前記対象体の収容前は互いに離間した状態にあり、前記収容部へ前記対象体を収容する過程で互いに接近し、前記対象体の収容が完了した際に互いに係合し、前記開口が閉じた状態が維持されるように構成された第1の要素と第2の要素と、
    係合した状態の前記第1の要素と第2の要素を非係合した状態に解除するための解除部であって、当該害虫防止用部材を前記対象体に装着する際に押し込んだ側からの操作が可能な解除部と、
    を備え、前記収容部に前記対象体を収容する前は、当該ロック機構が非ロックの状態で、かつ前記収容部に通じる前記開口が存在する形状を維持しており、前記収容部に前記対象体を収容する過程で当該形状が弾性変形して当該ロック機構がロック状態となって前記収容部への前記対象体の収容が終了するものであって、
    前記樹脂に害虫防止用化合物が含有されてなる、害虫防止用部材。
  2. 複数の領域に分割され、各領域同士がヒンジによって連結されるとともに、第1の領域と第2の領域との間に前記収容部と前記開口が形成され、前記ヒンジが弾性変形して前記第1の領域と第2の領域との間の開口を閉じるように構成されてなる、請求項1に記載の害虫防止用部材。
  3. さらに、径方向の外周面から角度をもって延設された外壁部を備えた、請求項に記載の害虫防止用部材。
  4. 前記外壁部の開放端部が、前記外壁部の基端部の直径以上の直径を備えた、請求項に記載の害虫防止用部材。
  5. さらに、前記第1の領域と前記第2の領域の前記開口を形成する側からそれぞれ延設されたつば部を備え、該開口が閉口したときに、該つば部が隙間なく重なり合って害虫の進入を阻止するように構成されてなる、請求項に記載の害虫防止用部材。
  6. 前記収容部を画定する領域に、前記対象体を位置決めするための位置決め突起を備えた、請求項に記載の害虫防止用部材。
  7. 前記ロック機構が、前記第1の要素を第2の要素に正しく導くためのガイド機構を備えた、請求項に記載の害虫防止用部材。
  8. 前記収容部を形成する内周面に弾性部材を備えた、請求項に記載の害虫防止用部材。
  9. 前記弾性部材が、害虫防止用化合物を含有してなる、請求項に記載の害虫防止用部材。
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