JP7109308B2 - 侵入防止体、保護装置及び保護構造 - Google Patents
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上端及び下端で開口し、前記幹の外周を包囲可能な中空筒形状を有する管状体と、
前記管状体内部に配置され、前記管状体の内周面側を基端とし、前記幹の外周側を先端として延びる複数の突起体を有する侵入防止体と、を備え、
前記幹が前記管状体に内挿された状態で、前記複数の突起体が、前記防除対象生物の通過を規制可能な間隔で前記幹周囲を包囲するように構成され、
前記複数の突起体の少なくとも一部の突起体の先端には、前記管状体の軸方向に拡張されて延在する当接面が形成されていることを特徴とする。
上端及び下端で開口し、前記幹の外周を包囲可能な中空筒形状を有する管状体と、
前記管状体内部に配置され、前記管状体の内周面側を基端とし、前記幹の外周側を先端として延びる複数の突起体を有する侵入防止体と、を備え、
前記幹が前記管状体に内挿された状態で、前記複数の突起体が、前記防除対象生物の通過を規制可能な間隔で前記幹周囲を包囲するように構成され、
前記複数の突起体の少なくとも一部の突起体には、前記幹に当接する突起体を突出方向と異なる方向に撓み変形させるように案内する案内部が設けられていることを特徴とする。
前記管状体の内周面に装着可能に形成され、周方向の一部で切断された環状の帯状部と、
前記帯状部の内周面から内方に向けて基端から先端まで延びる複数の突起体と、を備え、
前記複数の突起体が前記防除対象生物の通過を規制可能な間隔で前記帯状部内周面に配置され、
前記複数の突起体の少なくとも一部の突起体の先端には、前記管状体の軸方向に拡張されて延在する当接面が形成されていることを特徴とする。
前記管状体の内周面に装着可能に形成され、周方向の一部で切断された環状の帯状部と、
前記帯状部の内周面から内方に向けて基端から先端まで延びる複数の突起体と、を備え、
前記複数の突起体が前記防除対象生物の通過を規制可能な間隔で前記帯状部内周面に配置され、
前記複数の突起体の少なくとも一部の突起体には、前記幹に当接する突起体を突出方向と異なる方向に撓み変形するように案内する案内部が設けられていることを特徴とする。
本発明の一実施形態の保護装置100は、植物の幹に取り付けられて、植物に被害をもたらす防除の対象とする所謂「防除対象生物」から植物を保護するものである。以下に説明する本実施形態の保護装置100では、保護対象の「植物」をリンゴの苗木又は若木とし、且つ、「防除対象生物」をネズミとしている。「防除対象生物」のネズミは、体長約10cm程度の小動物である。一般に、ネズミは、その習性により、リンゴの苗木や若木の幹の根元付近の樹皮をかじることが知られている。そして、リンゴの苗木や若木は、その幹がかじられることで、枯死してしまうことが多い。本実施形態の保護装置100は、主にネズミである小動物の被害からリンゴの苗木を保護するように構成されている。ただし、本発明の技術的思想は、リンゴの苗木・若木に限らない他の果樹、樹木、野菜、草花等の植物、及び、ネズミに限らない他の動物(例えば、ウサギ、鹿など)、鳥類(例えば、キツツキなど)、昆虫(例えば、カミキリムシ等)等の防除対象生物にも適用可能であり、本発明は以下に説明する実施形態に限定されないことは云うまでもない。また、本発明の「幹」は、樹木の主幹に限らず、植物の茎や、主幹から分岐した大小の枝をも含む概念である。
次に、図20乃至図26を参照して、本発明の第2実施形態の侵入防止体220、保護装置200及び保護構造20について説明する。なお、第2実施形態の保護装置200の侵入防止体120以外の構成要素は、保護装置100の構成要素と共通であることから、その説明を省略する。
本発明は、上記実施形態に限定されず、種々の変形例を取り得る。以下、本発明の変形例を説明する。なお、変形例において、三桁で示される構成要素において下二桁が共通する構成要素は、説明がない限り、同一又は類似の特徴を有し、その説明を一部省略する。
110 管状体
111 分割片
112 開口縁部
113 ヒンジ
114 外周凹部
115 内周凹部
116 開口
120 侵入防止体
121 帯状部
122 切断部
123 ヒンジ部
125 突起体
125a 基端側部位
125b 屈曲部位
125c 先端側部位
126 挿通部
127 曲がり外周面(案内部)
128 当接面
129 切り欠き
130 拡開防止体
131 挟持板
132 突条
133 変形補助部
T 植物(リンゴの苗木)の幹
Claims (11)
- 植物の幹に取り付けられて、所定の動物や昆虫等の防除対象生物から植物を保護するための保護装置であって、
上端及び下端で開口し、前記幹の外周を包囲可能な中空筒形状を有する管状体と、
前記管状体内部に配置され、前記管状体の内周面側を基端とし、前記幹の外周側を先端として延びる複数の突起体を有する侵入防止体と、を備え、
前記幹が前記管状体に内挿された状態で、前記複数の突起体が、前記防除対象生物の通過を規制可能な間隔で前記幹周囲を包囲するように構成され、
前記複数の突起体の少なくとも一部の突起体の先端には、前記管状体の軸方向に拡張されて、前記突起体の延びる方向と異なる方向に延在する当接面が形成されていることを特徴とする保護装置。 - 植物の幹に取り付けられて、所定の動物や昆虫等の防除対象生物から植物を保護するための保護装置であって、
上端及び下端で開口し、前記幹の外周を包囲可能な中空筒形状を有する管状体と、
前記管状体内部に配置され、前記管状体の内周面側を基端とし、前記幹の外周側を先端として延びる複数の突起体を有する侵入防止体と、を備え、
前記幹が前記管状体に内挿された状態で、前記複数の突起体が、前記防除対象生物の通過を規制可能な間隔で前記幹周囲を包囲するように構成され、
前記複数の突起体の少なくとも一部の突起体には、前記幹に当接する突起体を突出方向と異なる方向に撓み変形させるように案内する案内部が設けられ、前記案内部は、前記突起体の先端側で前記管状体の軸方向に向けて屈曲又は湾曲する曲がり外周面として形成されていることを特徴とする保護装置。 - 前記侵入防止体は、前記管状体の上端近傍に配置される第1の侵入防止体、及び、前記管状体の下端近傍に配置される第2の侵入防止体を有し、前記第1の侵入防止体の前記突起体は、前記案内部によって前記管状体の軸方向上方に撓み変形するように案内され、前記第2の侵入防止体の前記突起体は、前記案内部によって前記管状体の軸方向下方に撓み変形するように案内されることを特徴とする請求項2に記載の保護装置。
- 前記複数の突起体の先端において、前記管状体の軸方向に拡張されて延在する当接面が形成され、前記当接面が前記案内部の先端側に連設されていることを特徴とする請求項2または3に記載の保護装置。
- 前記突起体は、断面円形状であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の保護装置。
- 植物の幹に取り付けられて、所定の動物や昆虫等の防除対象生物から植物を保護するための保護装置であって、
上端及び下端で開口し、前記幹の外周を包囲可能な中空筒形状を有する管状体と、
前記管状体内部に配置され、前記管状体の内周面側を基端とし、前記幹の外周側を先端として延びる複数の突起体を有する侵入防止体と、を備え、
前記幹が前記管状体に内挿された状態で、前記複数の突起体が、前記防除対象生物の通過を規制可能な間隔で前記幹周囲を包囲するように構成され、
前記複数の突起体は、前記管状体の軸方向を厚み方向とする板状に形成され、軸方向に撓み変形するように構成されているとともに、前記各突起体の先端側は、前記厚み方向に折れ曲がり前記軸方向に沿って延びていることを特徴とする保護装置。 - 前記管状体及び前記侵入防止体は、前記幹に径方向外方から取付可能な分割片として構成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の保護装置。
- 上端及び下端で開口し、植物の幹の外周を包囲する管状体に取り付けられて、前記管状体と前記幹との間の隙間に所定の動物や昆虫等の防除対象生物が侵入することを防止するための侵入防止体であって、
前記管状体の内周面に装着可能に形成され、周方向の一部で切断された環状の帯状部と、
前記帯状部の内周面から内方に向けて基端から先端まで延びる複数の突起体と、を備え、
前記複数の突起体が前記防除対象生物の通過を規制可能な間隔で前記帯状部内周面に配置され、
前記複数の突起体の少なくとも一部の突起体の先端には、前記管状体の軸方向に拡張されて、前記突起体の延びる方向と異なる方向に延在する当接面が形成されていることを特徴とする侵入防止体。 - 上端及び下端で開口し、植物の幹の外周を包囲する管状体に取り付けられて、前記管状体と前記幹との間の隙間に所定の動物や昆虫等の防除対象生物が侵入することを防止するための侵入防止体であって、
前記管状体の内周面に装着可能に形成され、周方向の一部で切断された環状の帯状部と、
前記帯状部の内周面から内方に向けて基端から先端まで延びる複数の突起体と、を備え、
前記複数の突起体が前記防除対象生物の通過を規制可能な間隔で前記帯状部内周面に配置され、
前記複数の突起体は、前記管状体の軸方向を厚み方向とする板状に形成され、軸方向に撓み変形するように構成されているとともに、前記各突起体の先端側は、前記厚み方向に折れ曲がり前記軸方向に沿って延びていることを特徴とする侵入防止体。 - 上端及び下端で開口し、植物の幹の外周を包囲する管状体に取り付けられて、前記管状体と前記幹との間の隙間に所定の動物や昆虫等の防除対象生物が侵入することを防止するための侵入防止体であって、
前記管状体の内周面に装着可能に形成され、周方向の一部で切断された環状の帯状部と、
前記帯状部の内周面から内方に向けて基端から先端まで延びる複数の突起体と、を備え、
前記複数の突起体が前記防除対象生物の通過を規制可能な間隔で前記帯状部内周面に配置され、
前記複数の突起体の少なくとも一部の突起体には、前記幹に当接する突起体を突出方向と異なる方向に撓み変形するように案内する案内部が設けられ、前記案内部は、前記突起体の先端側で前記管状体の軸方向に向けて屈曲又は湾曲する曲がり外周面として形成されていることを特徴とする侵入防止体。 - 所定の動物や昆虫等の防除対象生物から植物を保護すべく、請求項1から7のいずれか一項に記載の保護装置が植物の幹に取り付けられたことを特徴とする保護構造。
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JP2018154629A JP7109308B2 (ja) | 2018-08-21 | 2018-08-21 | 侵入防止体、保護装置及び保護構造 |
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JP2018154629A JP7109308B2 (ja) | 2018-08-21 | 2018-08-21 | 侵入防止体、保護装置及び保護構造 |
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JPH10276656A (ja) * | 1997-04-04 | 1998-10-20 | Maruzen Ace Kk | 害虫除去体 |
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2018
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