JP3053520U - 植物の茎、幹、枝等の支持具 - Google Patents

植物の茎、幹、枝等の支持具

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JP3053520U
JP3053520U JP1998003246U JP324698U JP3053520U JP 3053520 U JP3053520 U JP 3053520U JP 1998003246 U JP1998003246 U JP 1998003246U JP 324698 U JP324698 U JP 324698U JP 3053520 U JP3053520 U JP 3053520U
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勝利 小高
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小高工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 植物を栽培する際に、植物の倒伏を確実に防
止して、植物をより多く収穫可能にし、且つより美味し
く栽培可能にするばかりでなく、植木の枝等を矯正する
植物の茎、幹、枝等の支持具を提供する。 【解決手段】 先端部が植物の茎、幹Aや植木の枝等に
巻き付けて支持される板状や棒状の塑性変形自在な支持
部材1の基端に、地面に立てられた支柱Bや、植木の幹
等に保持する弾性のある保持部材2を設けるように形成
し、また、基端部が、地面に立てられた支柱や、植木の
幹等に保持される適宜長さの金属棒材の保持部材の先端
部に、植物の茎、幹や植木の枝等に巻き付けて支持する
塑性変形自在な支持部を板状に圧潰成形して設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、主として植物を栽培する際に、植物の茎、幹を支持して植物の倒伏 を防止する際に使用され、また、植木の枝を支持して矯正する際にも利用可能な 植物の茎、幹、枝等の支持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常、人類は、長い農耕の歴史の中で植物をより多く収穫でき、且つより美味 しく栽培できるように努力を重ねてきて、その結果、かなりの改良がなされ、目 的に近付いてきている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、その副作用として、一般に植物自体は貧弱になり、人の手をか けてやらないと、植物を充分に収穫できなくなってしまった。例えば、野生のト マト等は、放っておいても、それなりに実を付け、且つ種をばら蒔いて子孫を残 していくことができるが、収穫は少なく、且つ味もそれほど美味しくない。
【0004】 一方、農家で栽培されているトマト等は、野生のトマト等よりは収穫が多く、 且つ味も美味しいが、病気に弱く、倒伏しやすいため、より多くの収穫は期待で きなかった。
【0005】 また、植物の病気や害虫に対しては、それぞれ農薬も開発されてはいるが、植 物の倒伏に対しては、現在では植物の茎の近くに適当な支柱を立て、この支柱に 植物の茎を紐や縄等で縛って支えてやらなければならず、これに多大な労力と時 間を要していた。
【0006】 そこで、本考案は、上述のような観点に鑑みて案出されたもので、植物を栽培 する際に、植物の茎、幹を支柱に極めて容易に支持できて植物の倒伏を確実に防 止できるようにして、植物をより多く収穫でき、且つより美味しく栽培できるよ うにするばかりでなく、植木の枝等を矯正できるような植物の茎、幹、枝等の支 持具を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の植物の茎、幹、枝等の支持具は、上述のような課題を解決するために 、先端部が植物の茎、幹や植木の枝等に巻き付けて支持される板状や棒状の塑性 変形自在な支持部材の基端に、地面に立てられた支柱や、植木の幹等に保持する 弾性のある保持部材を設けたものである。
【0008】 また、基端部が、地面に立てられた支柱や、植木の幹等に保持される適宜長さ の金属棒材の保持部材の先端部に、植物の茎、幹や植木の枝等に巻き付けて支持 する塑性変形自在な支持部を板状に圧潰成形して設けたものである。
【0009】 それに、前記保持部材は、平面略C字形状の保持体の開口部の左右開口縁部に 、支柱や植木の幹等への保持時に差込む際のガイド片を外方へ末広がり状に夫々 突設し、且つ前記保持体の内面に、支柱との上下方向や回転方向の滑りを防止す る滑止部を設けるように形成したものである。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態として、植物を栽培する際に、植物の茎、幹を支持 して植物の倒伏を防止する状態を図面に基づいて説明する。
【0011】 本考案の植物の茎、幹、枝等の支持具の一実施例を説明すると、図1に示すよ うに、板状や棒状の塑性変形自在な支持部材1の基端に、弾性のある保持部材2 を設けるように形成し、そして、図2及び図3に示すように、前記保持部材2を 、地面に立てられた支柱Bや、植木の幹等に保持して、前記支持部材1の先端部 を、植物の茎、幹Aや植木の枝等に巻き付けて支持するようにしたものである。
【0012】 即ち、前記支持部材1は、板状や棒状で、且つ手で簡単に曲げられる塑性変形 自在な金属で成形されている。
【0013】 また、前記保持部材2は、弾性のあるプラスチック等で成形されていて、平面 略C字形状の保持体3の開口部4の左右開口縁部に、支柱Bや植木の幹等への保 持時に差込む際のガイド片5を外方へ末広がり状に夫々突設し、且つ前記保持体 3の内面に、支柱Bとの上下方向や回転方向の滑りを防止する滑止部6を設ける ように形成されている。この滑止部6としては、保持体3の内面に、支柱Bとの 回転方向への滑りを防止する縦ローレット6aと、支柱Bとの上下方向への滑り を防止する横ローレット6bとを円周方向へ交互に配設されている。この縦ロー レット6a及び横ローレット6bは、アヤメローレットでも可能である。
【0014】 一方、本考案の植物の茎、幹、枝等の支持具の他の実施例を説明すると、図4 乃至図6に示すように、基端部が、地面に立てられた支柱Bや、植木の幹等に保 持される適宜長さの金属棒材の保持部材7の先端部に、植物の茎、幹Aや植木の 枝等に巻き付けて支持する塑性変形自在な支持部8を板状に圧潰成形して設ける ように形成しても良い。
【0015】 即ち、この他の実施例の支持具は、適宜長さを有する断面円形状の針金等の金 属棒材の先端部をプレス加工で板状に圧潰成形するように形成されている。
【0016】
【考案の効果】
本考案の植物の茎、幹、枝等の支持具は、上述のように、先端部が植物の茎、 幹Aや植木の枝等に巻き付けて支持される板状や棒状の塑性変形自在な支持部材 1の基端に、地面に立てられた支柱Bや、植木の幹等に保持する弾性のある保持 部材2を設けるように形成したから、植物を栽培する際に、支持しようとする植 物の茎、幹の近くの地面に立てられた支柱Bに保持部材2を保持し、且つ植物の 茎、幹Aに支持部材1の先端部を指で軽く巻き付けて支持するのみの極めて容易 な操作で、工具を何等使用することなく、植物の茎、幹を支柱に支持でき、植物 の倒伏を確実に防止することができるため、植物をより多く収穫でき、且つより 美味しく栽培することができる。そればかりでなく、植木の幹等に保持部材2を 保持し、植木の枝等に支持部材1の先端部を指で巻き付けて支持することによっ て、植木の枝等を矯正することもできる。
【0017】 一方、基端部が、地面に立てられた支柱Bや、植木の幹等に保持される適宜長 さの金属棒材の保持部材7の先端部に、植物の茎、幹Aや植木の枝等に巻き付け て支持する塑性変形自在な支持部8を板状に圧潰成形して設けたから、植物を栽 培する際に、支持しようとする植物の茎、幹の近くの地面に立てられた支柱Bに 保持部材7の基端部を巻き付けてペンチ等で捩じって保持し、且つ植物の茎、幹 Aに支持部8を指で軽く巻き付けて支持するのみの極めて容易な操作で、植物の 茎、幹Aを支柱Bに支持できて、植物の倒伏を確実に防止することができるため 、植物をより多く収穫でき、且つより美味しく栽培することができる。そればか りでなく、植木の幹等に保持部材7を保持し、植木の枝等に支持部8を指で巻き 付けて支持することによって、植木の枝等を矯正することもできる。
【0018】 この場合、金属棒材の保持部材7の先端部に支持部8を板状に圧潰成形して設 けたことによって、支持部8を植物の茎、幹Aに指で巻き付けて支持した際に、 金属棒材のままより植物の茎、幹Aとの接触面積が増大し、且つ打抜加工や切断 加工した板と違って端面に角やバリがなく、植物の茎、幹Aを痛める虞がないば かりでなく、金属棒材の先端部をプレス加工で板状に圧潰成形するのみであるた め、製作が著しく簡単である。
【0019】 それに、前記保持部材2は、平面略C字形状の保持体3の開口部4の左右開口 縁部に、支柱Bや植木の幹等への保持時に保持部材2を差込む際のガイド片5を 外方へ末広がり状に夫々突設したことによって、支柱Bや植木の幹等に保持部材 2を保持する際に、各ガイド片5をカイドにして保持体3を差込むだけで、支柱 Bや植木の幹等に保持部材2を簡単に保持することができる。また、前記保持体 3の内面に、支柱Bとの上下方向や回転方向の滑りを防止する滑止部6を設けた ことによって、支柱Bや植木の幹等に保持部材2を保持した際に、上下方向や回 転方向の滑りを確実に防止することができるため、支柱Bや植木の幹等への保持 状態を頗る安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の支持具の一実施例を示す一部省略斜視
図である。
【図2】図1の使用状態を示す一部省略横断平面図であ
る。
【図3】同じく一部省略正面図である。
【図4】本考案の支持具の他の実施例を示す一部省略斜
視図である。
【図5】図4の使用状態を示す横断平面図である。
【図6】同じく正面図である。
【符号の説明】
1 支持部材 2 保持部材 3 保持体 4 開口部 5 ガイド片 6 滑止部 6a 縦ローレット 6b 横ローレット 7 保持部材 8 支持部 A 植物の茎、幹 B 支柱

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部が植物の茎、幹や植木の枝等に巻
    き付けて支持される板状や棒状の塑性変形自在な支持部
    材の基端に、地面に立てられた支柱や、植木の幹等に保
    持する弾性のある保持部材を設けたことを特徴とする植
    物の茎、幹、枝等の支持具。
  2. 【請求項2】 基端部が、地面に立てられた支柱や、植
    木の幹等に保持される適宜長さの金属棒材の保持部材の
    先端部に、植物の茎、幹や植木の枝等に巻き付けて支持
    する塑性変形自在な支持部を板状に圧潰成形して設けた
    ことを特徴とする植物の茎、幹、枝等の支持具。
  3. 【請求項3】 保持部材は、平面略C字形状の保持体の
    開口部の左右開口縁部に、支柱や植木の幹等への保持時
    に差込む際のガイド片を外方へ末広がり状に夫々突設
    し、且つ前記保持体の内面に、支柱との上下方向や回転
    方向の滑りを防止する滑止部を設けるように形成した請
    求項1記載の植物の茎、幹、枝等の支持具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115367887A (zh) * 2022-10-25 2022-11-22 珠江水利委员会珠江水利科学研究院 适宜城市群河涌水质保障提升的生态河道

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