JP5108685B2 - 三次元造形機 - Google Patents

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本発明は、造形用材料を造形テーブルに射出する射出ヘッドを有するキャリッジ機構とこの射出ヘッドを造形テーブルに対して相対移動させる移動機構を備える三次元造形機に関する。
従来、造形テーブルに造形用材料をインクジェット方式等により射出する射出ヘッド及びこの射出ヘッドを造形テーブルに対してX方向,Y方向及びZ方向に相対移動させる移動機構を備える三次元造形機としては、特許文献1で開示される三次元造形装置が知られている。
同文献1で開示される三次元造形装置は、造形対象物を平行な複数の面で切断した各断面に対応する層体を所定の材料を吐出することによって形成し、層体を順次積層していくことで造形対象物の三次元造形物を生成する三次元造形装置であって、三次元造形物を形成するための造形用樹脂を吐出する造形用ノズルと、三次元造形物に着色を施すための複数色の着色剤を吐出する着色用ノズルとを設けたものである。
特開2000−280356号公報
ところで、上述した三次元造形装置をはじめ、従来の三次元造形機は次のような解決すべき課題が存在した。
第一に、インクジェット方式等により造形用材料を射出して層体を順次積層する場合、各層体には正確な平行面(平坦性)が要求され、平坦性が確保されない場合、最終的に得られる三次元造形物は寸法の正確性に欠けた歪んだ造形物となり、精度及び品質の高い三次元造形物を得ることができない。特に、造形用材料として種類の異なる複数の造形用材料を用いる場合にはより平坦性を確保しにくくなる。しかし、従来の三次元造形機では、平坦性を確保するための対応が十分とは言えず、精度及び品質の高い三次元造形物を得にくい難点があった。
第二に、各層体の平坦性を確保する場合、平坦化するための手段、例えば、機械的な平坦化機構を設けたり、造形用ノズルからの造形用材料の射出量を制御する制御系などを追加することにより技術的には可能であるが、追加の機構や制御系が必要となることから、追加に伴うコストアップや大型化が無視できないとともに、容易に実施できない難点がある。
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決した三次元造形機の提供を目的とするものである。
本発明は、上述した課題を解決するため、造形用材料Rを造形テーブル2に射出する射出ヘッド3を有するキャリッジ機構Mcと、造形テーブル2に対して射出ヘッド3をX方向に相対移動させるX方向移動機構Mxと、造形テーブル2に対して射出ヘッド3をY方向に相対移動させるY方向移動機構Myと、射出ヘッド3に対して造形テーブル2をZ方向に相対移動させるZ方向移動機構Mzとを備えてなる三次元造形機1を構成するに際して、キャリッジ機構Mcを、独立した第一キャリッジ機構部Mchと第二キャリッジ機構部Mcrにより構成し、第一キャリッジ機構部Mchに射出ヘッド3を配し、かつ第二キャリッジ機構部Mcrに造形テーブル2に射出された造形用材料Rをクリーニングするクリーニングローラ4を配するとともに、第二キャリッジ機構部McrをY方向へ移動可能に支持する一対のガイドレール5p,5qと、第二キャリッジ機構部Mcrをガイドレール5p,5qに沿って移動させるとともに、クリーニングローラ4を回転させるキャリッジ駆動部6を設けたことを特徴とする。
この場合、発明の好適な態様により、キャリッジ駆動部6は、第二キャリッジ機構部Mcrに搭載したローラ回転駆動部11と、このローラ回転駆動部11の回転をクリーニングローラ4に伝達するローラ回転伝達部12と、ローラ回転駆動部11の回転量をY方向移動量に変換し、このY方向移動量により第二キャリッジ機構部Mcrをガイドレール5p,5qに沿って移動させるキャリッジ移動伝達部13を備えて構成できる。この際、キャリッジ移動伝達部13は、一対のガイドレール5p,5qにおける一方のガイドレール5pに設けたリードネジ部5psと、内周面にリードネジ部5psに螺合するネジ孔部14nを有する中間伝達ギア14と、ローラ回転駆動部11の回転を中間伝達ギア14に伝達する中間回転伝達部15を備えて構成できる。なお、造形用材料Rには、三次元造形物Aを造形する造形材Ra及び三次元造形物A以外の空間を埋めるサポート材Rsが含まれる。一方、X方向移動機構Mxは、キャリッジ機構Mcに対して別体に設けたX方向駆動部16及びこのX方向駆動部16の移動量をキャリッジ機構Mcの射出ヘッド3に伝達するX方向伝達部17を備えて構成できる。
このような構成を有する本発明に係る三次元造形機1によれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1) 第一キャリッジ機構部Mchに射出ヘッド3を配し、かつ第二キャリッジ機構部Mcrに造形テーブル2に射出された造形用材料Rをクリーニングするクリーニングローラ4を配するとともに、第二キャリッジ機構部McrをY方向へ移動可能に支持する一対のガイドレール5p,5qと、第二キャリッジ機構部Mcrをガイドレール5p,5qに沿って移動させるとともに、クリーニングローラ4を回転させるキャリッジ駆動部6を設けたため、造形用材料Rをインクジェット方式等により射出し、造形テーブル2上に順次積層する場合であっても、クリーニングローラ4により各造形層の平坦性を容易かつ確実に確保できるため、精度及び品質の高い三次元造形物Aを得ることができる。
(2) 第一キャリッジ機構部Mchに射出ヘッド3を配し、かつ第二キャリッジ機構部Mcrにクリーニングローラ4を配したため、射出ヘッド3とクリーニングローラ4の干渉を回避することができる。特に、クリーニングローラ4により各造形層を平坦化する際は、クリーニングローラ4に対して抵抗が付加されるため、移動速度の変動や振動等の不安定動作が発生しやすいが、この不安定動作は射出ヘッド3に何ら影響しないため、この側面からも三次元造形物Aの品質向上に寄与できる。
(3) 好適な態様により、キャリッジ駆動部6を、第二キャリッジ機構部Mcrに搭載したローラ回転駆動部11と、このローラ回転駆動部11の回転をクリーニングローラ4に伝達するローラ回転伝達部12と、ローラ回転駆動部11の回転量をY方向移動量に変換し、このY方向移動量により第二キャリッジ機構部Mcrをガイドレール5p,5qに沿って移動させるキャリッジ移動伝達部13を備えて構成すれば、一つのローラ回転駆動部11をクリーニングローラ4の回転と第二キャリッジ機構部Mcrの移動の双方に共用できるため、クリーニングローラ4の追加に伴うコストアップや大型化を最小限に抑えることができる。したがって、机等の上に載置できる卓上型の三次元造形機1を容易に実現できる。
(4) 好適な態様により、キャリッジ移動伝達部13を、一対のガイドレール5p,5qにおける一方のガイドレール5pに設けたリードネジ部5psと、内周面にリードネジ部5psに螺合するネジ孔部14nを有する中間伝達ギア14と、ローラ回転駆動部11の回転を中間伝達ギア14に伝達する中間回転伝達部15を備えて構成すれば、コストアップや大型化を回避できるキャリッジ移動伝達部13を容易かつ確実に実現できる。
(5) 好適な態様により、X方向移動機構Mxを、キャリッジ機構Mcに対して別体に設けたX方向駆動部16及びこのX方向駆動部16の移動量をキャリッジ機構Mcの射出ヘッド3に伝達するX方向伝達部17を備えて構成すれば、X方向移動機構Mxにおける移動部分の小型軽量化を実現できる。したがって、応答性(制御性)の向上,重量の二乗で増加する振動(M/C振動)の低減,制御の高精度化及び消費電力の低減などを図ることができる。
次に、本発明に係る最良の実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
まず、本実施形態に係る三次元造形機1の構成について、図1〜図7を参照して具体的に説明する。
図7に、本実施形態に係る三次元造形機1の外観構成を示す。三次元造形機1は、全体がハウジング90により覆われており、大きさは机等の上に載置できるように卓上型として構成する。なお、91は開閉扉、92は電源スイッチを示す。また、ハウジング90の内部には、図1〜図4に示す三次元造形機1の要部構成を備えるとともに、造形機制御部95を備える。
次に、三次元造形機1の要部構成について説明する。図1〜図4において、Mcはキャリッジ機構、MxはX方向移動機構、MyはY方向移動機構、MzはZ方向移動機構をそれぞれ示す。この場合、キャリッジ機構Mcは、第一キャリッジ機構部Mchと第二キャリッジ機構部Mcrにより構成し、第一キャリッジ機構部Mchと第二キャリッジ機構部Mcrは相互に独立している。
第一キャリッジ機構部Mchは、キャリッジフレーム31を備え、このキャリッジフレーム31は、Y方向に沿って配した一対のY方向ガイドレール32p,32qによりスライド自在に支持される。このY方向ガイドレール32p,32qは、ハウジング70に対して位置が固定されている。第一キャリッジ機構部Mchは、造形用材料Rを造形テーブル2に対して射出する射出ヘッド3を有するとともに、X方向移動機構Mxの一部を支持する。射出ヘッド3は、インクジェット方式によりノズルから液体の造形用材料Rを射出する機能を備えており、イエロー,マジェンタ,シアンを含む色別の造形材Raを射出するノズル群及びサポート材Rsを射出するノズルを有する。また、キャリッジフレーム31の底面には、造形用材料Rを硬化させるための紫外線(UV)ランプ33を備える。
第一キャリッジ機構部Mchに配するX方向移動機構Mxの一部には、キャリッジフレーム31の両側に回動自在に配した一対のプーリ34,35及びこのプーリ34,35間に架け渡したタイミングベルト36からなるヘッド移動機構Mhと、プーリ34に対して同軸上に配し、かつプーリ34と一体に回転する第二伝達ギア38と、この第二伝達ギア38に噛合する第一伝達ギア37が含まれる。射出ヘッド3は連結部材39を介してタイミングベルト36の所定位置に固定されるとともに、タイミングベルト36の移動方向に沿って配したX方向ガイドレール40によりスライド自在に支持される。また、プーリ34の軸部には回転数を検出するロータリエンコーダ41を付設する。このロータリエンコーダ41は、インクリメントタイプであってもよいし、アブソリュートタイプであってもよい。
X方向移動機構Mxは、さらに、第一キャリッジ機構部Mchに対して別体に設けたX方向駆動部16を備える。このX方向駆動部16は、X方向回転駆動部42と、このX方向回転駆動部42により回転するY方向に沿ったガイドシャフト43を備える。なお、X方向回転駆動部42には、ステッピングモータ又はサーボモータ等の駆動モータを内蔵する。また、ガイドシャフト43は、キャリッジフレーム31に貫通し、上述した第一伝達ギア37に挿通する。この場合、ガイドシャフト43の周面には一又は二以上の軸方向(Y方向)に沿った凹溝(周方向規制部)43cを有し、この凹溝43cに、ドーナツ形に形成した第一伝達ギア37の内周面に設けた凸部が係合する。これにより、第一伝達ギア37はガイドシャフト43に対して軸方向にスライド自在となり、かつ凹溝43cにより周方向への回動変位が規制される。この場合、第一伝達ギア37から射出ヘッド3までの構成が、X方向駆動部16の移動量を射出ヘッド3に伝達するX方向伝達部17となる。このように、X方向駆動部16を、X方向回転駆動部42と、このX方向回転駆動部42により回転し、かつ凹溝43cを有するY方向に沿ったガイドシャフト43を備えて構成するとともに、X方向伝達部17を、ガイドシャフト43が挿通し、かつ軸方向(Y方向)にスライド自在かつ凹溝43cにより周方向に規制される第一伝達ギア37と、この第一伝達ギア37の回転を射出ヘッド3を支持するタイミングベルト36を架け渡した一方のプーリ34に伝達する第二伝達ギア38を備えて構成すれば、制御時の応答性及び制御性の向上を図れるX方向移動機構Mxを容易かつ確実に実現できるとともに、特に、第二伝達ギア38を介在させることにより射出ヘッド3の移動方向及び移動速度を容易に設定できる。
一方、第二キャリッジ機構部Mcrは、キャリッジフレーム51を備え、このキャリッジフレーム51は、Y方向に沿って配した一対のガイドレール5p,5qにより移動可能に支持される。このガイドレール5p,5qも、ハウジング70に対して位置が固定されている。キャリッジフレーム51には、造形テーブル2に対して射出された造形用材料Rをクリーニングするクリーニングローラ4を回動自在に支持するとともに、キャリッジ駆動部6を搭載する。キャリッジ駆動部6は、図3に示すように、ローラ回転駆動部11と、このローラ回転駆動部11の回転をクリーニングローラ4に伝達してクリーニングローラ4を回転させる第一中間ギア52及び第二中間ギア53を有するローラ回転伝達部12と、ローラ回転駆動部11の回転量をY方向移動量に変換し、このY方向移動量により第二キャリッジ機構部Mcrをガイドレール5p,5qに沿って移動させるキャリッジ移動伝達部13を備える。この場合、キャリッジ移動伝達部13は、一対のガイドレール5p,5qにおける一方のガイドレール5pに設けたリードネジ部5psと、内周面にリードネジ部5psに螺合するネジ孔部14nを有する中間伝達ギア14と、ローラ回転駆動部11の回転を中間伝達ギア14に伝達する中間回転伝達部15を備える。この中間回転伝達部15は、クリーニングローラ4の軸部4sに結合したウォームギア54を有し、このウォームギア54が中間伝達ギア14に噛合する。なお、ローラ回転駆動部11には、ステッピングモータ又はサーボモータ等の駆動モータを内蔵する。
このように、キャリッジ駆動部6を、第二キャリッジ機構部Mcrに搭載したローラ回転駆動部11と、このローラ回転駆動部11の回転をクリーニングローラ4に伝達するローラ回転伝達部12と、ローラ回転駆動部11の回転量をY方向移動量に変換し、このY方向移動量により第二キャリッジ機構部Mcrをガイドレール5p,5qに沿って移動させるキャリッジ移動伝達部13を備えて構成すれば、一つのローラ回転駆動部11をクリーニングローラ4の回転と第二キャリッジ機構部Mcrの移動の双方に共用できるため、クリーニングローラ4の追加に伴うコストアップや大型化を最小限に抑えることができる。したがって、机等の上に載置できる卓上型の三次元造形機1を容易に実現できる。また、キャリッジ移動伝達部13を、一対のガイドレール5p,5qにおける一方のガイドレール5pに設けたリードネジ部5psと、内周面にリードネジ部5psに螺合するネジ孔部14nを有する中間伝達ギア14と、ローラ回転駆動部11の回転を中間伝達ギア14に伝達する中間回転伝達部15を備えて構成すれば、コストアップや大型化を回避できるキャリッジ移動伝達部13を容易かつ確実に実現できる。
Y方向移動機構Myは、図4に示すように、第一キャリッジ機構部Mchを上述した一対のY方向ガイドレール32p,32qに沿ってY方向に移動させる一対のプーリ61,62間に架け渡したタイミングベルト63からなるキャリッジ移動機構Mgを備える。このため、キャリッジフレーム31はタイミングベルト63、特に、上側に位置するタイミングベルト63の所定位置に固定する。また、Y方向移動機構Myは、Y方向回転駆動部64を備え、このY方向回転駆動部64の回転軸は伝達シャフト65を介して一方のプーリ61の軸心に結合する。なお、Y方向回転駆動部64には、ステッピングモータ又はサーボモータ等の駆動モータを内蔵する。また、プーリ62には回転数を検出するロータリエンコーダ66を付設する。このロータリエンコーダ66も、インクリメントタイプであってもよいし、アブソリュートタイプであってもよい。
Z方向移動機構Mzは、射出ヘッド3に対して造形テーブル2をZ方向に移動させる機能を備える。造形テーブル2は射出ヘッド3の下方に配し、この造形テーブル2がZ方向移動機構Mzにより昇降する。Z方向移動機構Mzは、Z方向駆動部71を備え、このZ方向駆動部71は、Z方向回転駆動部72と、このZ方向回転駆動部72の回転を昇降変位(Z方向変位)に変換するボールねじ機構等を用いた運動変換部73を備える。そして、運動変換部73の昇降変位する出力軸73eを造形テーブル2の脚部に結合する。なお、Z方向回転駆動部72には、ステッピングモータ又はサーボモータ等の駆動モータを内蔵する。75は造形テーブル2の上面に載置した当該造形テーブル2に付属する造形物基台を示す。
他方、本実施形態に係る三次元造形機1は、図7に示すように、使用時には、他のコンピュータ80に接続して三次元造形システムを構成する。この場合、三次元造形機1における造形機制御部95とコンピュータ80を有線手段(USBケーブル等)81又は無線手段(無線LAN等)により接続する。コンピュータ80には、汎用的なパソコン(パーソナルコンピュータ)等の各種コンピューティング装置を利用できる。したがって、コンピュータ80には、三次元造形機1を総合的に制御するためのアプリケーションソフトウェア及び各種データ(データベース)が格納又は登録されている。図1において、82は、造形機制御部95とコンピュータ80を含む制御系を示している。造形機制御部95には、少なくとも、前述したロータリエンコーダ41及び66,X方向回転駆動部42,Y方向回転駆動部64,Z方向回転駆動部72及びローラ回転駆動部11をそれぞれ接続するとともに、射出ヘッド3を接続する。
次に、本実施形態に係る三次元造形機1の動作(使用方法)について、図1〜図7を参照して説明する。
最初に、X方向移動機構Mx,Y方向移動機構My(第一キャリッジ機構Mch)及びZ方向移動機構Mzの各動作について説明する。X方向移動機構Mxは、X方向回転駆動部42の回転動作によりガイドシャフト43が回転するとともに、このガイドシャフト43の回転により第一伝達ギア37が回転する。即ち、ガイドシャフト43における凹溝43cに第一伝達ギア37の内周面に設けた凸部が係合するため、第一伝達ギア37はガイドシャフト43と一体に回転する。また、第一伝達ギア37の回転により、この第一伝達ギア37に噛合する第二伝達ギア38が回転するとともに、この第二伝達ギア38の同軸上に一体に設けたプーリ34も回転する。これにより、ヘッド移動機構Mhにおけるタイミングベルト36が移動し、タイミングベルト36に固定した射出ヘッド3がX方向ガイドレール40に沿ってX方向に移動する。この際、X方向回転駆動部42の回転方向を制御することにより、射出ヘッド3をX方向の正逆方向に移動させることができる。一方、プーリ34の回転数は、ロータリエンコーダ41により検出され、造形機制御部95に付与される。これにより、射出ヘッド3のX方向位置に対するフィードバック制御が行われる。
Y方向移動機構Myは、Y方向回転駆動部64の回転動作により伝達シャフト65が回転するとともに、この伝達シャフト65の同軸上に一体に設けたプーリ61が回転する。これにより、キャリッジ移動機構Mgにおけるタイミングベルト63が移動し、タイミングベルト63に固定したキャリッジフレーム31(第一キャリッジ機構部Mch)がY方向ガイドレール32p,32qに沿ってY方向に移動する。即ち、第一キャリッジ機構部Mchに備える射出ヘッド3もY方向に移動する。この際、Y方向回転駆動部64の回転方向を制御することにより、射出ヘッド3をY方向の正逆方向に移動させることができる。一方、プーリ62の回転数は、ロータリエンコーダ66により検出され、造形機制御部95に付与される。これにより、射出ヘッド3のY方向位置に対するフィードバック制御が行われる。
ところで、上述した第一伝達ギア37は、ガイドシャフト43上に軸方向へ変位自在に支持されるため、第一キャリッジ機構部MchがY方向に移動した場合であっても第一キャリッジ機構部Mchの移動には何ら影響を及ぼさない。また、X方向移動機構Mxの一部を構成するX方向回転駆動部42及びガイドシャフト43は、第一キャリッジ機構部Mchに搭載しない。したがって、第一キャリッジ機構部Mchの小型軽量化を実現することができ、Y方向移動機構Myを制御する際における応答性(制御性)の向上,重量の二乗で増加する振動(M/C振動)の低減,制御の高精度化及び消費電力の低減などを図ることができる。
Z方向移動機構Mzでは、Z方向回転駆動部72が回転動作すれば、この回転はボールねじ機構等を用いた運動変換部73により出力軸73eの昇降変位(Z方向変位)に変換される。これにより、出力軸73eに支持される造形テーブル2も昇降変位(Z方向変位)する。この際、Z方向回転駆動部72の回転方向を制御することにより、造形テーブル2をZ方向の正逆方向に移動させることができる。これにより、造形テーブル2の昇降変位は、この上方に位置する射出ヘッド3のZ方向の相対変位となる。
次に、第二キャリッジ機構部Mcrの動作を含む実際の造形動作について説明する。まず、コンピュータ80には、造形を行う三次元造形物Aに対する造形用データが設定されるため、この造形用データに基づいて造形処理が行われる。図5及び図6は、造形時の動作(作用)を示している。造形原理は、インクジェットプリンタと同じ原理により造形テーブル2(造形物基台75)上に薄い造形層が順次プリントされることにより積層されていく。即ち、第一キャリッジ機構部MchがY方向に移動するとともに、X方向移動機構Mxにより射出ヘッド3がX方向に移動(スキャン)することにより、Z方向における第一層目における造形用データに対応した造形材Raを射出する。また、造形材Raが射出される三次元造形物Aに対応する部分以外の部分にはサポート材Rsが射出される。第一層目の厚さは0.1〔mm〕程度となり、造形材Raとサポート材Rsにより第一層目の層面が全て埋められることになる。図5中、Shは、射出ヘッド3がY方向に移動する際のストローク範囲を示している。
さらに、第一キャリッジ機構部MchがY方向に移動する際は、この第一キャリッジ機構部Mchの移動に追従して第二キャリッジ機構部Mcrが移動する。図5に示すように、第一キャリッジ機構部Mchの移動により紫外線ランプ33による紫外線が第一層目に照射されるため、第一層目の硬化が行われるが、完全に硬化する前に、第二キャリッジ機構部Mcrのクリーニングローラ4により第一層目の上面が平坦面となるように整えられる(クリーニングされる)。図5中、Srは、クリーニングローラ4がY方向に移動する際のストローク範囲を示している。
このように、本実施形態に係る三次元造形機1は、第一キャリッジ機構部Mchに射出ヘッド3を配し、かつ第二キャリッジ機構部Mcrに造形テーブル2に射出された造形用材料Rをクリーニングするクリーニングローラ4を配するとともに、第二キャリッジ機構部McrをY方向へ移動可能に支持する一対のガイドレール5p,5qと、第二キャリッジ機構部Mcrをガイドレール5p,5qに沿って移動させるとともに、クリーニングローラ4を回転させるキャリッジ駆動部6を設けたため、造形用材料Rをインクジェット方式等により射出し、造形テーブル2上に順次積層する場合であっても、クリーニングローラ4により各造形層の平坦性を容易かつ確実に確保できるため、精度及び品質の高い三次元造形物Aを得ることができる。また、第一キャリッジ機構部Mchに射出ヘッド3を配し、かつ第二キャリッジ機構部Mcrにクリーニングローラ4を配したため、射出ヘッド3とクリーニングローラ4の干渉を回避することができる。特に、クリーニングローラ4により各造形層を平坦化する際は、クリーニングローラ4に対して抵抗が付加されるため、移動速度の変動や振動等の不安定動作が発生しやすいが、この不安定動作は射出ヘッド3に何ら影響しないため、この側面からも三次元造形物Aの品質向上に寄与できる。
この後、造形テーブル2を第二層目に対応する変位量だけZ方向へ下降させる。そして、同様の手順により第二層目の造形処理を行うとともに、第三層目から第n層目(最終層)まで同様の手順により順次造形処理を行う。最終層まで造形処理が終了したなら、造形体を薬液に漬けるなどによりサポート材Rsを除去すれば、目的の三次元造形物Aを得ることができる。
以上、最良の実施形態について詳細に説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,形状,素材,数量,数値等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。
例えば、キャリッジ駆動部6の構成は例示に限定されるものではなく、Y方向移動機構Myにおけるキャリッジ移動機構Mgと同様にタイミングベルト63を利用した構成であってもよい。また、Z方向移動機構Mzは、射出ヘッド3に対して造形テーブル2をZ方向に移動させる場合を示したが、射出ヘッド3側をZ方向に移動させる構成であってもよい。一方、X方向移動機構Mxは、タイミングベルト16により移動させる場合を示したが、ボールねじ機構等の他の移動機構により移動させてもよい。この場合、第二伝達ギア18の回転はボールねじ機構等の回転入力部に伝達すればよい。さらに、Y方向移動機構Myも、タイミングベルト21により移動させる場合を示したが、ボールねじ機構等の他の移動機構により移動させてもよい。この場合、第一変換ギア22が噛合する別途のラックを配設すれば同様に実施できる。また、ロータリエンコーダ36,39は、射出ヘッド3又はキャリッジフレーム31の位置を直接検出するリニアエンコーダ(リニアスケール)であってもよい。なお、本発明に係る三次元造形機1は、小型コンパクト化を図れるため、特に、卓上型に構成して最適であるが、フロア設置型など各種タイプの三次元造形機にも同様に利用できる。
本発明の最良の実施形態に係る三次元造形機の要部の制御系を含む模式的平面構成図、 同三次元造形機のキャリッジ機構を背面側から見た模式的構成図、 同三次元造形機の第二キャリッジ機構部におけるキャリッジ駆動部の斜視構成図、 同三次元造形機の要部構成を示す斜視構成図、 同三次元造形機の動作(作用)説明図、 同三次元造形機の他の動作(作用)説明図、 同三次元造形機の外観図を含むシステム構成図、
符号の説明
1:三次元造形機,2:造形テーブル,3:射出ヘッド,4:クリーニングローラ,5p:ガイドレール,5q:ガイドレール,5ps:リードネジ部,6:キャリッジ駆動部,11:ローラ回転駆動部,12:ローラ回転伝達部,13:キャリッジ移動伝達部,14:中間伝達ギア,14n:ネジ孔部,15:中間回転伝達部,16:X方向駆動部,17:X方向伝達部,R:造形用材料,Ra:造形材,Rs:サポート材,Mc:キャリッジ機構,Mch:第一キャリッジ機構部,Mcr:第二キャリッジ機構部,Mx:X方向移動機構,My:Y方向移動機構,Mz:Z方向移動機構,A:三次元造形物

Claims (5)

  1. 造形用材料を造形テーブルに射出する射出ヘッドを有するキャリッジ機構と、前記造形テーブルに対して前記射出ヘッドをX方向に相対移動させるX方向移動機構と、前記造形テーブルに対して前記射出ヘッドをY方向に相対移動させるY方向移動機構と、前記射出ヘッドに対して前記造形テーブルをZ方向に相対移動させるZ方向移動機構とを備えてなる三次元造形機であって、前記キャリッジ機構を、独立した第一キャリッジ機構部と第二キャリッジ機構部により構成し、前記第一キャリッジ機構部に前記射出ヘッドを配し、かつ前記第二キャリッジ機構部に前記造形テーブルに射出された造形用材料をクリーニングするクリーニングローラを配するとともに、前記第二キャリッジ機構部をY方向へ移動可能に支持する一対のガイドレールと、前記第二キャリッジ機構部を前記ガイドレールに沿って移動させるとともに、前記クリーニングローラを回転させるキャリッジ駆動部を設けたことを特徴とする三次元造形機。
  2. 前記キャリッジ駆動部は、前記第二キャリッジ機構部に搭載したローラ回転駆動部と、このローラ回転駆動部の回転を前記クリーニングローラに伝達するローラ回転伝達部と、前記ローラ回転駆動部の回転量をY方向移動量に変換し、このY方向移動量により前記第二キャリッジ機構部を前記ガイドレールに沿って移動させるキャリッジ移動伝達部を備えることを特徴とする請求項1記載の三次元造形機。
  3. 前記キャリッジ移動伝達部は、前記一対のガイドレールにおける一方のガイドレールに設けたリードネジ部と、内周面に前記リードネジ部に螺合するネジ孔部を有する中間伝達ギアと、前記回転駆動部の回転を前記中間伝達ギアに伝達する中間回転伝達部を備えることを特徴とする請求項2記載の三次元造形機。
  4. 前記造形用材料には、三次元造形物を造形する造形材及び三次元造形物以外の空間を埋めるサポート材を含むことを特徴とする請求項1記載の三次元造形機。
  5. 前記X方向移動機構は、前記キャリッジ機構に対して別体に設けたX方向駆動部及びこのX方向駆動部の移動量を前記キャリッジ機構の射出ヘッドに伝達するX方向伝達部を備えることを特徴とする請求項1記載の三次元造形機。
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