JP5107898B2 - 低残留アルデヒド含量のポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール及びポリウレタン - Google Patents

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Description

本発明は、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール又はポリウレタンにおけるアルデヒド不純物の形成を防止するための方法であって、前記ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール又はポリウレタンに有効量の(a)フェノール系抗酸化剤、及び、(b)(i)アミン系抗酸化剤、(ii)ベンゾフラン−2−オン及び(iii)ホスフィット又はホスホナイト又は(i)それらの混合物から選択される1種以上の化合物を配合することからなる方法に関する。
ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール又はポリウレタンのための安定剤としてのフェノール系抗酸化剤の使用は、例えば、H.Zweifel;Plastic Additives Handbook,第5版,Hanser Publishers,Munich,88−109頁(2001)から知られている。
H.Zweifel;Plastic Additives Handbook,第5版,Hanser Publishers,Munich,88−109頁(2001)。
既知の安定剤は、安定剤が満たすことを必要とするところの高い要求をあらゆる点で、特に保存寿命、吸水性、加水分解に対する敏感性、製造過程の安定性、着色性、揮発性、移行挙動、相溶性及び光保護における改善の点で満たすものではない。更に、自動車産業においては、揮発性有機化合物(VOC)、特にガス状排出物(FOG)の量の顕著な減少に関して強い要求がある。ガス状排出物は、しばしば、蒸発した揮発性物質が自動車のフロントガラスにおいて凝縮し、窓上にデポジットをもたらし得るところの‘フォッギング’現象にも関係する。更に、寝具、家具及びカーペット裏地発泡体の最終使用者も柔軟なスラブストック発泡製品に圧力をかけている。触媒、界面活性剤、難燃剤、抗酸化剤等の補助添加剤は、ポリウレタン発泡体の排出物に寄与している。VOCの主要源は、シリコン界面活性剤及びアミン触媒等の添加剤である。自動車産業は、現在、プラスチック製自動車部品の製造のための原料として使用される又はその分解産物である特定の化学物質に関係した排出物の減少及び/又は削減に注目している。標的とした化学物質は、例えばホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド等のアルデヒド、トルエン及びスチレンである。我々は、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール又はポリウレタンの分解産物が、例えばホルムアルデヒド、アセトアルデヒド又はプロピオンアルデヒド等のアルデヒドであり得ることも発見した。
我々は、今や、フェノール系抗酸化剤及び第二の補助安定剤を含む安定剤混合物が、ポリエーテルポリオール及びそれから生成されたポリウレタンのホルムアルデヒド及びアセトアルデヒドの量の減少において、極めて良好な効果を示すことを発見した。
従って、本発明は、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール又はポリウレタンにおけるアルデヒド不純物の形成を防止するための方法であって、前記ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール又はポリウレタンに有効量の
(a)フェノール系抗酸化剤、
(b)(i)アミン系抗酸化剤、
(ii)ベンゾフラン−2−オン、及び
(iii)ホスフィット又はホスホナイト、又は
(i)それらの混合物
から選択される1種以上の化合物
を配合することからなる方法に関する。
成分(a)としての好ましいフェノール系抗酸化剤は、式(I)
Figure 0005107898
(式中、
1は、水素原子又は炭素原子数1ないし4のアルキル基を表わし、
nは、1、2、3又は4を表わし、
Xは、メチレン基、
Figure 0005107898
を表わし、
Yは、水素原子又は−NH−を表わし、
nが1を表わす場合、
Xは、
Figure 0005107898
を表わし、
ここで、YはR2に結合され、
2は、炭素原子数1ないし25のアルキル基を表わし、
nが2を表わす場合、
Xは、
Figure 0005107898
を表わし、
ここで、YはR2に結合され、
2は、炭素原子数2ないし12のアルキレン基、酸素原子又は硫黄原子で中断された炭素原子数4ないし12のアルキレン基を表わすか、又は、Yが−NH−を表わす場合、R2は、更に直接結合も表わし、
nが3を表わす場合、
Xは、メチレン基又は
Figure 0005107898
を表わし、
ここで、エチレン基はR2に結合され、
2は、
Figure 0005107898
を表わし、
nが4を表わす場合、
Xは、
Figure 0005107898
を表わし、
ここで、YはR2に結合され、
2は、炭素原子数4ないし10のアルカンテトライル基を表わす。)で表わされる化合物である
25個までの炭素原子を有するアルキル基は、枝分かれした基又は枝分かれしていない基であり、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、第二ブチル基、イソブチル基、第三ブチル基、2−エチルブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、1−メチルペンチル基、1,3−ジメチルブチル基、n−ヘキシル基、1−メチルヘキシル基、n−ヘプチル基、イソヘプチル基、1,1,3,3−テトラメチルブチル基、1−メチルヘプチル基、3−メチルヘプチル基、n−オクチル基、2−エチルヘキシル基、1,1,3−トリメチルヘキシル基、1,1,3,3−テトラメチルペンチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、1−メチルウンデシル基、ドデシル基、1,1,3,3,5,5−ヘキサメチルヘキシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基又はオクタデシル基、エイコシル基又はドコシル基である。R1の好ましい定義はメチル基及び第三ブチル基である。R2の特に好ましい定義は、炭素原子数1ないし20のアルキル基、特に炭素原子数1ないし18のアルキル基、例えば炭素原子数4ないし18のアルキル基である。R2の特に好ましい定義は、炭素原子数8ないし18のアルキル基、特に炭素原子数14ないし18のアルキル基、例えば炭素原子数18のアルキル基である。
炭素原子数2ないし12のアルキレン基は、枝分かれした基又は枝分かれしていない基であり、例えば、エチレン基、プロピレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、ヘプタメチレン基、オクタメチレン基、デカメチレン基又はドデカメチレン基である。R2の好ましい定義は、例えば炭素原子数2ないし10のアルキレン基、特に炭素原子数2ないし8のアルキレン基である。R2の特に好ましい定義は、例えば炭素原子数4ないし8のアルキレン基、特に炭素原子数4ないし6のアルキレン基、例えば
ヘキサメチレン基である。
酸素原子又は硫黄原子で中断された炭素原子数4ないし12のアルキレン基は、1回以上中断され得、例えば、−CH2−O−CH2CH2−O−CH2−、−CH2−(O−CH2CH2−)2O−CH2−、−CH2−(O−CH2CH2−)3O−CH2−、−CH2−(O−CH2CH2−)4O−CH2−、−CH2CH2−O−CH2CH2−O−CH2CH2−又は−CH2CH2−S−CH2CH2−である。R2の好ましい定義は、例えば酸素原子又は硫黄原子で中断された炭素原子数4ないし10のアルキレン基、特に酸素原子又は硫黄原子で中断された炭素原子数4ないし8のアルキレン基、例えば酸素原子又は硫黄原子で中断された炭素原子数4ないし6のアルキレン基である。R2の特に好ましい意味は、−CH2CH2−O−CH2CH2−O−CH2CH2−又は−CH2CH2−S−CH2CH2−である。
4ないし10の炭素原子を有するアルカンテトライル基は、例えば
Figure 0005107898
である。ペンタエリトリチル基が好ましい。
成分(a)は、式(I)で表わされる様々な立体障害性フェノールの混合物も含み得る。
ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール又はポリウレタンにおけるアルデヒド不純物の形成を防止するための興味深い方法は、成分(a)のフェノール系抗酸化剤として、nが1を表わす場合、R2が炭素原子数1ないし20のアルキル基を表わすところの式(I)で表わされる化合物を少なくとも1種含む。
好ましいのは、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール又はポリウレタンにおけるアルデヒド不純物の形成を防止するための方法であって、成分(a)として、
nが2を表わす場合、
2は、炭素原子数2ないし8のアルキレン基、酸素原子又は硫黄原子で中断された炭素原子数4ないし8のアルキレン基を表わすか、又は、Yが−NH−を表わす場合、R2は、更に直接結合も表わし、
nが3を表わす場合、
Xは、メチレン基を表わし、
2は、
Figure 0005107898
を表わし、
nが4を表わす場合、
2は、炭素原子数4ないし8のアルカンテトライル基を表わすところの式(I)で表わされる化合物を少なくとも1種含む方法である。
同様に、好ましいのは、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール又はポリウレタンにおけるアルデヒド不純物の形成を防止するための方法であって、成分(a)として、
1がメチル基又は第三ブチル基を表わし、
nが、1、2、3又は4を表わし、
Xがメチレン基又は
Figure 0005107898
を表わし、
Yが水素原子又は−NH−を表わし、
nが1を表わす場合、
2は、炭素原子数8ないし18のアルキル基を表わし、
nが2を表わす場合、
2は、炭素原子数4ないし6のアルキレン基を表わすか又は酸素原子で中断された炭素原子数4ないし6のアルキレン基を表わし、
nが3を表わす場合、
Xは、メチレン基を表わし、
2は、
Figure 0005107898
を表わし、
nが4を表わす場合、
2は、炭素原子数4ないし6のアルカンテトライル基を表わすところの式(I)で表わされる化合物を少なくとも1種含む方法である。
興味深いのは、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール又はポリウレタンにおけるアルデヒド不純物の形成を防止するための方法であって、成分(a)として、以下のフェノール系抗酸化剤を含む方法である。
1.1.アルキル化モノフェノール
例えば、2,6−ジ−第三ブチル−4−メチルフェノール、2−第三ブチル−4,6−ジメチルフェノール、2,6−ジ−第三ブチル−4−エチルフェノール、2,6−ジ−第三ブチル−4−n−ブチルフェノール、2,6−ジ−第三ブチル−4−イソブチルフェノール、2,6−ジシクロペンチル−4−メチルフェノール、2−(α−メチルシクロヘキシル)−4,6−ジメチルフェノール、2,6−ジオクタデシル−4−メチルフェノール、2,4,6−トリシクロヘキシルフェノール、2,6−ジ−第三ブチル−4−メトキシメチルフェノール、線状又は側鎖において分岐したノニルフェノール、例えば、2,6−ジ−ノニル−4−メチルフェノール、2,4−ジメチル−6−(1’−メチルウンデシ−1’−イル)フェノール、2,4−ジメチル−6−(1’−メチルヘプタデシ−1’−イル)フェノール、2,4−ジメチル−6−(1’−メチルトリデシ−1’−イル)フェノール及びそれらの混合物。
1.2.アルキルチオメチルフェノール
例えば、2,4−ジオクチルチオメチル−6−第三ブチルフェノール、2,4−ジオクチルチオメチル−6−メチルフェノール、2,4−ジオクチルチオメチル−6−エチルフェノール、2,6−ジ−ドデシルチオメチル−4−ノニルフェノール。
1.3.ヒドロキノン及びアルキル化ヒドロキノン
例えば、2,6−ジ−第三ブチル−4−メトキシフェノール、2,5−ジ−第三ブチルヒドロキノン、2,5−ジ−第三アミルヒドロキノン、2,6−ジフェニル−4−オクタデシルオキシフェノール、2,6−ジ−第三ブチルヒドロキノン、2,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシアニソール、3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシアニソール、3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニルステアレート、ビス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)アジペート。
1.4.トコフェロール
例えば、α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、δ−トコフェロール及びそれらの混合物(ビタミンE)。
1.5.ヒドロキシル化チオジフェニルエーテル
例えば、2,2’−チオビス(6−第三ブチル−4−メチルフェノール)、2,2’−チオビス(4−オクチルフェノール)、4,4’−チオビス(6−第三ブチル−3−メチルフェノール)、4,4’−チオビス(6−第三ブチル−2−メチルフェノール)、4,4’−チオビス(3,6−ジ−第二アミルフェノール)、4,4’−ビス(2,6−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)ジスルフィド。
1.6.アルキリデンビスフェノール
例えば、2,2’−メチレンビス(6−第三ブチル−4−メチルフェノール)、
2,2’−メチレンビス(6−第三ブチル−4−エチルフェノール)、2,2’−メチレンビス[4−メチル−6−(α−メチルシクロヘキシル)−フェノール]、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−シクロヘキシルフェノール)、2,2’−メチレンビス(6−ノニル−4−メチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−第三ブチルフェノール)、2,2’−エチリデンビス(4,6−ジ−第三ブチルフェノール)、2,2’−エチリデンビス(6−第三ブチル−4−イソブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス[6−(α−メチルベンジル)−4−ノニルフェノール]、2,2’−メチレンビス[6−(α,α−ジメチルベンジル)−4−ノニルフェノール]、4,4’−メチレンビス(2,6−ジ−第三ブチルフェノール)、4,4’−メチレンビス(6−第三ブチル−2−メチルフェノール)、1,1−ビス(5−第三ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)ブタン、2,6−ビス(3−第三ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシベンジル)−4−メチルフェノール、1,1,3−トリス(5−第三ブチル−4−ヒドロ
キシ−2−メチルフェニル)ブタン、1,1−ビス(5−第三ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)−3−n−ドデシルメルカプトブタン、エチレングリコールビス[3,3−ビス(3’−第三ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)ブチレート]、ビス(3−第三ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ジシクロペンタジエン、ビス[2−(3’−第三ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−メチルベンジル)−6−第三ブチル−4−メチルフェニル]テレフタレート、1,1−ビス−(3,5−ジメチル−2−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2−ビス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(5−第三ブチル−4−ヒドロキシ2−メチルフェニル)−4−n−ドデシルメルカプトブタン、1,1,5,5−テトラ(5−第三ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)ペンタン。
1.7.O−、N−及びS−ベンジル化合物
例えば、3,5,3’,5’−テトラ−第三ブチル−4,4’−ジヒドロキシジベンジルエーテル、オクタデシル−4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジルメルカプトアセテート、トリデシル−4−ヒドロキシ−3,5−ジ−第三ブチルベンジルメルカプトアセテート、トリス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)アミン、ビス(4−第三ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)ジチオテレフタレート、ビス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)スルフィド、イソオクチル−3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシベンジルメルカプトアセテート。
1.8.ヒドロキシベンジル化マロネート
例えば、ジオクタデシル−2,2−ビス(3,5−ジ−第三ブチル−2−ヒドロキシベンジル)マロネート、ジ−オクタデシル−2−(3−第三ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)マロネート、ジドデシルメルカプトエチル−2,2−ビス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)マロネート、ビス−[4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェニル]−2,2−ビス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)マロネート。
1.9.芳香族ヒドロキシベンジル化合物
例えば、1,3,5−トリス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2,4,6−トリメチルベンゼン、1,4−ビス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2,3,5,6−テトラメチルベンゼン、2,4,6−トリス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)フェノール。
1.10.トリアジン化合物
例えば、2,4−ビス(オクチルメルカプト)−6−(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシアニリノ)−1,3,5−トリアジン、2−オクチルメルカプト−4,6−ビス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシアニリノ)−1,3,5−トリアジン、2−オクチルメルカプト−4,6−ビス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシフェノキシ)−1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシフェノキシ)−1,2,3−トリアジン、1,3,5−トリス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、1,3,5−トリス(4−第三ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)イソシアヌレート、2,4,6−トリス−(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニルエチル)−1,3,5−トリアジン、1,3,5−トリス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル)−ヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン、1,3,5−トリス(3,5−ジシクロヘキシル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート。
1.11.ベンジルホスホネート
例えば、ジメチル−2,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホネート、ジ
エチル−3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホネート、ジオクタデシル−3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホネート、ジオクタデシル−5−第三ブチル−4−ヒドロキシ−3−メチルベンジルホスホネート、3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホン酸のモノエチルエステルのカルシウム塩。
1.12.アシルアミノフェノール
例えば、4−ヒドロキシラウラニリド、4−ヒドロキシステアラニリド、オクチルN−(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)カルバメート。
1.13.β−(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸のエステルであって、一価又は多価アルコール、例えば、
メタノール、エタノール、n−オクタノール、i−オクタノール、オクタデカノール、1,6−ヘキサンジオール、1,9−ノナンジオール、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、チオジエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ペンタエリトリトール、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、N,N’−ビス(ヒドロキシエチル)オキサミド、3−チアウンデカノール、3−チアペンタデカノール、トリメチルヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、4−ヒドロキシメチル−1−ホスファ−2,6,7−トリオキサビシクロ[2.2.2]オクタンとのエステル。
1.14.β−(5−第三ブチル−4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロピオン酸のエステルであって、一価または多価アルコール、例えば、
メタノール、エタノール、n−オクタノール、i−オクタノール、オクタデカノール、1,6−ヘキサンジオール、1,9−ノナンジオール、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、チオジエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ペンタエリトリトール、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、N,N’−ビス(ヒドロキシエチル)オキサミド、3−チアウンデカノール、3−チアペンタデカノール、トリメチルヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、4−ヒドロキシメチル−1−ホスファ−2,6,7−トリオキサビシクロ[2.2.2]オクタン、3,9−ビス[2−{3−(3−第三ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ}−1,1−ジメチルエチル]−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5.5]−ウンデカンとのエステル。
1.15.β−(3,5−ジシクロヘキシル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸のエステルであって、一価又は多価アルコール、例えば、
メタノール、エタノール、オクタノール、オクタデカノール、1,6−ヘキサンジオール、1,9−ノナンジオール、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、チオジエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ペンタエリトリトール、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、N,N’−ビス(ヒドロキシエチル)オキサミド、3−チアウンデカノール、3−チアペンタデカノール、トリメチルヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、4−ヒドロキシメチル−1−ホスファ−2,6,7−トリオキサビシクロ[2.2.2]オクタンとのエステル。
1.16.3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル酢酸のエステルであって、一価又は多価アルコール、例えば、
メタノール、エタノール、オクタノール、オクタデカノール、1,6−ヘキサンジオール、1,9−ノナンジオール、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、チオジエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ペンタエリトリトール、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、N,N
’−ビス(ヒドロキシエチル)オキサミド、3−チアウンデカノール、3−チアペンタデカノール、トリメチルヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、4−ヒドロキシメチル−1−ホスファ−2,6,7−トリオキサビシクロ[2.2.2]オクタンとのエステル。
1.17.β−(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸のアミド、例えば、
N,N’−ビス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル)ヘキサメチレンジアミド、N,N’−ビス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル)トリメチレンジアミド、N,N’−ビス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル)ヒドラジド、N,N’−ビス[2−(3−[3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル]プロピオニルオキシ)エチル]オキサミド(ユニロイヤル社製ナウガードXL−1;登録商標:Naugard)。
同様に、興味深いのは、成分(a)として、式(I)で表わされる化合物が式(Ia)、(Ib)又は(Ic)
Figure 0005107898
で表わされる化合物であるところの式(I)で表わされる化合物を少なくとも1種含む方法である。
イルガノックス1135、イルガノックス1076及びイルガノックス1010は、チバ スペシャルティ ケミカルズ インコーポレーテッドの登録商標名で保護されている。
新規方法における成分(a)としての式(I)で表わされる化合物は、既知であり、一部のものは市販で入手可能である。実施可能な、式(I)で表わされる化合物の製造プロセスは、例えば米国特許第3,330,859号明細書又は米国特許第3,960,928号明細書において見られ得る。
成分(b)(i)としての好ましいアミン系抗酸化剤は、式(II)
Figure 0005107898
[式中、
25は、炭素原子数1ないし18のアルキル基、フェニル−炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、フェニル基、ナフチル基、各々、炭素原子数1ないし12のアルキル基又は炭素原子数1ないし12のアルコキシ基又はベンジル基又はα,α−ジメチルベンジル基で置換されたフェニル基又はナフチル基を表わし、
26は、フェニル基、ナフチル基;各々、炭素原子数1ないし12のアルキル基又は炭素原子数1ないし12のアルコキシ基又はベンジル基又はα,α−ジメチルベンジル基で置換されたフェニル基又はナフチル基を表わすか、
又は、R25及びR26は、式(III)
Figure 0005107898
(式中、
27及びR28は、水素原子又は炭素原子数1ないし18のアルキル基を表わし、
29は、水素原子を表わすか、又は、
27及びR29は、一緒になって、式
Figure 0005107898
で表わされる基を形成する。)で表わされる基を形成する。]で表わされる化合物である。
ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール又はポリウレタンにおけるアルデヒド不純物の形成を防止するための興味深い方法は、成分(b)(i)としてのアミン系抗酸化剤が式(II)
Figure 0005107898
[式中、
25及びR26は、式(III)
Figure 0005107898
(式中、
27及びR28は、炭素原子数6ないし12のアルキル基を表わし、
29は、水素原子を表わす。)で表わされる基を形成する。]で表わされる少なくとも1種の化合物であるところの、又は成分(b)(i)が、
α)ジフェニルアミン;
β)4−第三ブチルジフェニルアミン;
γ)以下の群の化合物
i)4−第三オクチルジフェニルアミン、
ii)4,4’−ジ−第三ブチルジフェニルアミン、
iii)2,4,4’−トリス−第三ブチルジフェニルアミン、
δ)以下の群の化合物
i)4−第三ブチル−4’−第三オクチルジフェニルアミン、
ii)o,o’m,m’又はp,p’−ジ−第三オクチルジフェニルアミン、
iii)2,4−ジ−第三ブチル−4’−第三オクチルジフェニルアミン、
ε)以下の群の化合物
i)4,4’−ジ−第三オクチルジフェニルアミン、
ii)2,4−ジ−第三オクチル−4’−第三ブチチルジフェニルアミン
を含み、かつ、ここで、5質量%を超えない成分α)、8ないし15質量%の成分β)、24ないし32質量%の成分γ)、23ないし34質量%の成分δ)及び21ないし34質量%の成分ε)が存在するジフェニルアミンとジイソブチレンの反応によって得られる技術混合物であるところのアミン系抗酸化剤を含む。
アルキル置換基は、18個までの炭素原子を含み得る。このような置換基の典型的な例は、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、テトラデシル基、ヘキサデシル基又はオクタデシル基及び対応する枝分かれした異性体、好ましくは第三ブチル基、i−オクチル基及びi−ドデシル基である。
ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール又はポリウレタンにおけるアルデヒド不純物の形成を防止するための特に興味深い方法は、成分(b)(i)として以下のアミン系抗酸化剤を含む:
興味深いのは、成分(b)(i)として以下のアミン系抗酸化剤を含む、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール又はポリウレタンにおけるアルデヒド不純物の形成を防止するための方法である:
N,N’−ジ−イソプロピル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジ−第二ブチル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ビス(1,4−ジメチルペンチル)−p−フェニレンジアミン、N,N’−ビス(1−エチル−3−メチルペンチル)−p−フェニレンジアミン、N,N’−ビス(1−メチルヘプチル)−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジシクロヘキシル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジフェニル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ビス(2−ナフチル)−p−フェニレンジアミン、N−イソプロピル−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン、N−(1,3−ジメチルブチル)−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン、N−(1−メチルヘプチル)−N’−フェニル−p−
フェニレンジアミン、N−シクロヘキシル−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン、4−(p−トルエンスルファモイル)ジフェニルアミン、N,N’−ジメチル−N,N’−ジ−第二ブチル−p−フェニレンジアミン、ジフェニルアミン、N−アリルジフェニルアミン、4−イソプロポキシジフェニルアミン、N−フェニル−1−ナフチルアミン、N−(4−第三オクチルフェニル)−1−ナフチルアミン、N−フェニル−2−ナフチルアミン、オクチル化ジフェニルアミン、例えばp,p’−ジ−第三オクチルジフェニルアミン、4−n−ブチルアミノフェノール、4−ブチリルアミノフェノール、4−ノナノイルアミノフェノール、4−ドデカノイルアミノフェノール、4−オクタデカノイルアミノフェノール、ビス(4−メトキシフェニル)アミン、2,6−ジ−第三ブチル−4−ジメチルアミノメチルフェノール、2,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、N,N,N’,N’−テトラメチル−4,4’−ジアミノジフェニルメタン、1,2−ビス[(2−メチルフェニル)アミノ]エタン、1,2−ビス(フェニルアミノ)プロパン、(o−トリル)ビグアニド、ビス[4−(1’,3’−ジメチルブチル)フェニル]アミン、第三オクチル化N−フェニル−1−ナフチルアミン、モノ−及びジアルキル化第三ブチル/第三オクチルジフェニルアミンの混合物、モノ−及びジアルキル化ノニルジフェニルアミンの混合物、モノ−及びジアルキル化ドデシルジフェニルアミンの混合物、モノ−及びジアルキル化イソプロピル/イソヘキシルジフェニルアミンの混合物、モノ−及びジアルキル化第三ブチルジフェニルアミンの混合物、2,3−ジヒドロ−3,3−ジメチル−4H−1,4−ベンゾチアジン、フェノチアジン、モノ−及びジアルキル化第三ブチル/第三オクチルフェノチアジンの混合物、モノ−及びジアルキル化第三オクチルフェノチアジンの混合物、N−アリルフェノチアジン、N,N,N’,N’−テトラフェニル−1,4−ジアミノブテ−2−エン。
上記で言及したアミン系抗酸化剤は、既知の化合物であり;それらの多くは、市販で入手可能である。
本発明に従った方法において成分(b)(ii)として特に適当なベンゾフラン−2−オン安定剤の例は、以下の化合物である:3−[4−(2−アセトキシエトキシ)フェニル]−5,7−ジ−第三ブチル−ベンゾフラン−2−オン、5,7−ジ−第三ブチル−3−[4−(2−ステアロイルオキシエトキシ)フェニル]ベンゾフラン−2−オン、3,3’−ビス[5,7−ジ−第三ブチル−3−(4−[2−ヒドロキシエトキシ]フェニル)ベンゾフラン−2−オン]、5,7−ジ−第三ブチル−3−(4−エトキシフェニル)ベンゾフラン−2−オン、3−(4−アセトキシ−3,5−ジメチルフェニル)−5,7−ジ−第三ブチルベンゾフラン−2−オン、3−(3,5−ジメチル−4−ピバロイルオキシフェニル)−5,7−ジ−第三ブチルベンゾフラン−2−オン、5,7−ジ−第三ブチル−3−フェニル−ベンゾフラン−2−オン、5,7−ジ−第三ブチル−3−(3,4−ジメチルフェニル)−ベンゾフラン−2−オン、5,7−ジ−第三ブチル−3−(2,3−ジメチルフェニル)−ベンゾフラン−2−オン又は5−第三オクチル−3−(2−アセチル−5−第三オクチルフェニル)−ベンゾフラン−2−オン。
ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール又はポリウレタンにおけるアルデヒド不純物の形成を防止するための興味深い方法は、成分(b)(ii)のベンゾフラン−2−オン安定剤として、式(IV)
Figure 0005107898
(式中、
9は、水素原子又は炭素原子数1ないし8のアルキル基を表わし、
10は、炭素原子数1ないし12のアルキル基を表わし、
11は、水素原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基又は炭素原子数2ないし8のアルカノイル基を表わし、
12は、水素原子又は炭素原子数1ないし8のアルキル基を表わし、
13は、水素原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基又は炭素原子数1ないし4のアルコキシ基を表わし、
14は、水素原子又は炭素原子数1ないし12のアルキル基を表わす。)で表わされる化合物を少なくとも1種含む。
炭素原子数2ないし8のアルカノイル基は、例えばアセチル基、プロピオニル基、ブタノイル基、ペンタノイル基、ヘキサノイル基、ヘプタノイル基又はオクタノイル基である。アセチル基が好ましい。
特に好ましいベンゾフラン−2−オン安定剤は、例えば5,7−ジ−第三ブチル−3−フェニル−ベンゾフラン−2−オン、5,7−ジ−第三ブチル−3−(3,4−ジメチルフェニル)−ベンゾフラン−2−オン、5,7−ジ−第三ブチル−3−(2,3−ジメチルフェニル)−ベンゾフラン−2−オン又は5−第三オクチル−3−(2−アセチル−5−第三オクチルフェニル)−ベンゾフラン−2−オンである。
式(IV)で表わされるベンゾフラン−2−オン安定剤は、文献において知られており、例えば米国特許第5,516,920号明細書に開示されている。
ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール又はポリウレタンにおけるアルデヒド不純物の形成を防止するための興味深い方法は、成分(b)(iii)のホスフィット又はホスホナイトとして、式(V)、(VI)、(VII)又は(VIII)
Figure 0005107898
(式中、
n’は、2を表わし、y’は1、2又は3を表わし、
A’は、炭素原子数2ないし18のアルキレン基、p−フェニレン基又はp−ビフェニレン基を表わし、
y’が1を表わす場合、E’は、炭素原子数1ないし18のアルキル基、−OR’1又はフッ素原子を表わし、
y’が2を表わす場合、E’は、p−ビフェニレン基を表わし、
y’が3を表わす場合、E’は、N(CH2CH2O−)3を表わし、
R’1、R’2及びR’3は、互いに独立して、炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基、シクロヘキシル基、フェニル基又は合計で1ないし18個の炭素原子を有する1ないし3個のアルキル基で置換されたフェニル基を表わし、
R’14は、水素原子又は炭素原子数1ないし9のアルキル基を表わし、
R’15は、水素原子又はメチル基を表わし、
X’は、直接結合を表わし、
Y’は、酸素原子を表わし、
Z’は、直接結合又は−CH(R’16)−を表わし、
R’16は、炭素原子数1ないし4のアルキル基を表わす。)で表わされる化合物を少なくとも1種含む。
同様に興味深いのは、成分(b)(iii)として、
n’が2を表わし、y’が1又は3を表わし、
A’がp−ビフェニレン基を表わし、
y’が1を表わす場合、E’は、炭素原子数1ないし18のアルコキシ基又はフッ素原子を表わし、
y’が3を表わす場合、E’は、N(CH2CH2O−)3を表わし、
R’1、R’2及びR’3は、互いに独立して、炭素原子数1ないし18のアルキル基を表わすか、又は合計で2ないし12個の炭素原子を有する2又は3個のアルキル基で置換されたフェニル基を表わし、
R’14は、メチル基又は第三ブチル基を表わし、
R’15は、水素原子を表わし、
X’は、直接結合を表わし、
Y’は、酸素原子を表わし、
Z’は、直接結合、メチレン基又は−CH(CH3)−を表わすところの式(V)、(VI)、(VII)又は(VIII)で表わされるホスフィット又はホスホナイトを少なくとも1種含む、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール又はポリウレタンにおけるアルデヒド不純物の形成を防止するための方法である。
特に好ましいのは、成分(b)(iii)として、少なくとも式(IX)
Figure 0005107898
(式中、
1及びR2は、互いに独立して、水素原子、炭素原子数1ないし8のアルキル基、シクロヘキシル基又はフェニル基を表わし、
3及びR4は、互いに独立して、水素原子又は炭素原子数1ないし4のアルキル基を表わす。)で表わされるホスフィットを含む、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール又はポリウレタンにおけるアルデヒド不純物の形成を防止するための方法である。
新規方法において成分(b)(iii)として特に適当な有機ホスフィット及びホスホナイトの例は以下の化合物である。
トリフェニルホスフィット、ジフェニルアルキルホスフィット、フェニルジアルキルホスフィット、トリス(ノニルフェニル)ホスフィット、トリラウリルホスフィット、トリオクタデシルホスフィット、ジステアリルペンタエリトリトールジホスフィット、トリス(2,4−ジ−第三ブチルフェニル)ホスフィット(イルガフォス(登録商標:Irgafos)168、チバ スペシャルティ ケミカルズ インコーポレーテッド)、ジイソデシルペンタエリトリトールジホスフィット、ビス(2,4−ジ−第三ブチルフェニル)ペンタエリトリトールジホスフィット(式D)、ビス(2,6−ジ−第三ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリトリトールジホスフィット(式E)、ビスイソデシルオキシ−ペンタエリトリトールジホスフィット、ビス(2,4−ジ−第三ブチル−6−メチルフェニル)ペンタエリトリトールジホスフィット、ビス(2,4,6−トリ−第三ブチルフェニル)ペンタエリトリトールジホスフィット、トリステアリルソルビトールトリホスフィット、テトラキス(2,4−ジ−第三ブチルフェニル)4,4’−ビフェニレンジホスホナイト(イルガフォス(登録商標:Irgafos)P−EPQ、チバ スペシャルティ
ケミカルズ インコーポレーテッド、式H)、6−イソオクチルオキシ−2,4,8,10−テトラ−第三ブチル−12H−ジベンゾ−[d,g]−1,3,2−ジオキサホスホシン(式C)、6−フルオロ−2,4,8,10−テトラ−第三ブチル−12−メチルジベンゾ−[d,g]−1,3,2−ジオキサホスホシン(式A)、ビス(2,4−ジ−第三ブチル−6−メチルフェニル)メチルホスフィット、ビス(2,4−ジ−第三ブチル−6−メチルフェニル)エチルホスフィット(式G)。
特に好ましいものは、以下のホスフィット及びホスホナイトである:
トリス(2,4−ジ−第三ブチルフェニル)ホスフィット(イルガフォス(登録商標:
Irgafos)168、チバ スペシャルティ ケミカルズ インコーポレーテッド)、トリス(ノニルフェニル)ホスフィット、
Figure 0005107898
非常に特に好ましいものは、トリス(2,4−ジ−第三ブチルフェニル)ホスフィット[イルガフォス(登録商標:Irgafos)168、チバ スペシャルティ ケミカルズ インコーポレーテッド]、ビス(2,4−ジ−第三ブチル−6−メチルフェニル)エチルホスフィット[イルガフォス(登録商標:Irgafos)38、チバ スペシャルティ ケミカルズ インコーポレーテッド、式(G)]、ビス(2,4−ジ−第三ブチルフェニル)ペンタエリトリトールジホスフィット[イルガフォス(登録商標:Irgaf
os)126、チバ スペシャルティ ケミカルズ インコーポレーテッド、式(D)]又はテトラキス(2,4−ジ−第三ブチルフェニル)−4,4’−ビフェニレンジホスホナイト[イルガフォス(登録商標:Irgafos)P−EPQ、チバ スペシャルティ
ケミカルズ インコーポレーテッド、式(H)]である。
上記で言及した有機ホスフィット及びホスホナイトは既知の化合物であり、それらの多くは市販で入手可能である。
同様に、成分(a)及び(b)は、ポリウレタンの製造、特に柔軟なポリウレタン発泡体を製造するために使用される。これに関連して、それから製造された新規製品は、分解に対して効果的に保護され、かつアルデヒド不純物を少量しか有さない。特に、発泡体の製造間のスコーチも避けられる。好ましくは、例えばジフェニルイソデシルホスフィット(DPDP)又はフェニルジイソデシルホスフィット(PDDP)等のホスフィットが、比較的高濃度(ポリエーテルポリオールに基づき1.5質量%までの量)で発泡前に、混合ヘッドにおいて、基本の安定化されたポリエーテルポリオールに抗酸化剤又はスコーチ防止系として予め添加される。
ポリウレタンは、例えば、末端ヒドロキシル基を含むポリエーテル、ポリエステル及びポリブタジエンと脂肪族又は芳香族ポリイソシアネートを反応させることによって得られる。
末端ヒドロキシル基を有するポリエーテル及びポリエステルは知られており、例えばBF3の存在下で、酸化エチレン、酸化プロピレン、酸化ブチレン、テトラヒドロフラン、酸化スチレン又はエピクロロヒドリンのようなエポキシドとそれら自身とを重合させることによって、又はそれらのエポキシドの、単独での又は混合物としての又は連続しての水、アルコール、アンモニア又はアミン、例えばエチレングリコール、プロピレン1,3−及び1,2−グリコール、トリメチロールプロパン、4,4’−ジヒドロキシジフェニルプロパン、アニリン、エタノールアミン又はエチレンジアミンのような反応性水素原子を含有する出発成分との付加反応によって調製される。スクロースポリエーテルもまた本発明に従って適する。多くの場合において好ましいのは、主に(ポリエーテルに存在する全てのOH基に基づき90質量%まで)第一OH基を含有するポリエーテルである。さらに、例えばポリエーテルの存在下スチレンとアクリロニトリルを重合することによって形成されるようなビニルポリマーによって改質されたポリエーテルは、OH基含有ポリブタジエンと同じように適する。
これらの化合物は一般に、均質ポリウレタン及び気泡性ポリウレタンの調製で知られるように、40の分子量を有し、及びポリヒドロキシ化合物、特に2ないし8個のヒドロキシル基を含有する化合物、特に分子量800ないし10000、好ましくは1000ないし6000の化合物、例えば少なくとも2個、一般に2ないし8個、しかし好ましくは2個ないし4個のヒドロキシル基を含有するポリエーテルである。
少なくとも2個のイソシアネート反応性水素原子を含有し、特に分子量400ないし10000を有する上記化合物の混合物を用いることも当然可能である。
適するポリイソシアネートは、脂肪族、脂環式、アラリファティック(araliphatic)、芳香族及び複素環式ポリイソシアネート、例えばエチレンジイソシアネート、1,4−テトラメチレンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、1,12−ドデカンジイソシアネート、シクロブタン1,3−ジイソシアネート、シクロへキサン1,3−及び1,4−ジイソシアネート、及びまたそれらの異性体のあらゆる望ましい混合物、1−イソシアナト−3,3,5−トリメチル−5−イソシアナトメチル
シクロへキサン、2,4−及び2,6−ヘキサヒドロトリレンジイソシアネート及びまたそれらの異性体のあらゆる望ましい混合物、ヘキサヒドロ−1,3−及び/又は−1,4−フェニレンジイソシアネート、ペルヒドロ−2,4’−及び/又は−4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、1,3−及び1,4−フェニレンジイソシアネート、2,4−及び2,6−トリレンジイソシアネート、及びまたそれらの異性体のあらゆる望ましい混合物、ジフェニルメタン2,4’−及び/又は−4,4’−ジイソシアネート、ナフチレン1,5−ジイソシアネート、トリフェニルメタン4,4’,4’’−トリイソシアネート、アニリンホルムアルデヒド縮合に続いてホスゲン化によって得られるようなポリフェニル−ポリメチレンポリイソシアネート、m−及びp−イソシアナトフェニルスルホニルイソシアネート、過塩素化アリールポリイソシアネート、カルボジイミド基含有ポリイソシアネート、アロファネート基含有ポリイソシアネート、イソシアヌレート基含有ポリイソシアネート、ウレタン基含有ポリイソシアネート、アシル化ウレア基含有ポリイソシアネート、ビウレット基含有ポリイソシアネート、エステル基含有ポリイソシアネート、上述したイソシアネートとアセタールとの反応生成物、及びポリマー状脂肪酸基含有ポリイソシアネートである。
また、イソシアネートの工業調製の過程で得られるイソシアネート基含有蒸留残渣をそのまま又は一種以上の上述したポリイソシアネート中に溶解して用いることも可能である。上述されたポリイソシアネートのあらゆる望ましい混合物を使用することが付加的に可能である。
特に好ましいのは一般に、工業的に簡単に得られるポリイソシアネート、例えば2,4−及び2,6−トリレンジイソシアネート及びそれら異性体のあらゆる望ましい混合物(‘‘TDI’’)、アニリン−ホルムアルデヒド縮合に続くホスゲン化によって調製されるようなポリフェニル−ポリメチレン−ポリイソシアネート(‘‘粗MDI’’)、及びカルボジイミド、ウレタン、アロファネート、イソシアヌレート、ウレア又はビウレット基含有ポリイソシアネート(‘‘改質ポリイソシアネート’’)である。
ポリウレタン発泡体は、好ましくは、出発材料をワンショットプロセスで一緒に混合することにより互いに反応させるか、又は、まず、ポリオール及び過剰量のポリイソシアネートから形成されるNCO基を含有する前付加化合物を製造し、典型的には水との反応によって発泡させることにより液体出発成分から製造される。
発泡体の製造において、発泡は、しばしば金型において行われる。この場合、反応混合物は金型中に置かれる。適当な金型材は金属、典型的にはアルミニウム又はプラスチック、典型的にはエポキシ樹脂である。金型中で、発泡性反応混合物は発泡し、成形品を形成する。発泡成形は、成形品が気泡表面構造を有するように、又は、さもなくば、成形品が緻密膜及び気泡核を有するように行われ得る。これに関連して、得られる発泡体が正確に金型を充填するように、十分な量の発泡性反応混合物を金型中に置くことができる。しかしながら、金型内を発泡体で充填するのに必要な量よりもより多くの発泡性反応混合物を金型中に置くこともできる。従って、後者の場合、操作は過充填で行われる。
発泡形成を行う場合、既知の外部離型剤、典型的にはシリコンオイルが、しばしば併用される。しかしながら、所望により外部離型剤との混合物において、いわゆる内部離型剤を使用することもできる。低温硬化発泡体を使用することもできる。発泡体は、もちろん二者択一的に、ブロック発泡によって又は既知のダブルコンベヤーベルトプロセス(double conveyor belt process)によって製造され得る。これらの方法は、軟質、半軟質又は硬質ポリウレタン発泡体を製造するために使用され得る。発泡体は、例えば、家具及び自動車産業におけるマットレス及びクッション材等の製品において、並びに、自動車産業において使用されるような付属品の製造において、及び、最
終的には、例えば建設産業又は低温産業における遮音組成物として及び断熱及び低温断熱のための組成物として、又は繊維産業における例えば肩パッドとして既知の有用性を有する。
成分(a)は、安定化されるポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール又はポリウレタンの質量に基づき0.01ないし10%、特に0.01ないし5%、例えば0.01ないし2%の量で、安定化されるポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール又はポリウレタンに添加される。
成分(b)は、安定化されるポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール又はポリウレタンの質量に基づき0.01ないし10%、特に0.01ないし5%、例えば0.01ないし2%の量で、安定化されるポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール又はポリウレタンに添加される。
成分(a)及び(b)に加えて、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール又はポリウレタンにおけるアルデヒド不純物の形成を防止するための新規方法は、例えば、以下に示すような更なる補助安定剤(添加剤)を含み得る。
1.アスコルビン酸(ビタミンC)
2.紫外線吸収剤及び光安定剤
2.1.2−(2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、
例えば、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’,5'−ジ−第三ブチル−2'−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(5’−第三ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ジ−第三ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(3’−第三ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(3’−第二ブチル−5’−第三ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−4’−オクチルオキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ジ−第三アミル−2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)−2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’−第三ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−(2−オクチルオキシカルボニルエチル)フェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(3’−第三ブチル−5’−[2−(2−エチルヘキシルオキシ)カルボニルエチル]−2’−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(3’−第三ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−(2−メトキシカルボニルエチル)フェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(3’−第三ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−(2−メトキシカルボニルエチル)フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’−第三ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−(2−オクチルオキシカルボニルエチル)フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’−第三ブチル−5’−[2−(2−エチルヘキシルオキシ)カルボニルエチル]−2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’−ドデシル−2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’−第三ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−(2−イソオクチルオキシカルボニルエチル)フェニルベンゾトリアゾール、2,2’−メチレンビス[4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−6−ベンゾトリアゾリ−2−イルフェノール];2−[3’−第三ブチル−5’−(2−メトキシカルボニルエチル)−2’−ヒドロキシフェニル]−2H−ベンゾトリアゾールとポリエチレングリコール300とのエステル交換生成物;Rが3’−第三ブチル−4’−ヒドロキシ−5’−2H−ベンゾトリアゾール−2−イルフェニル基を表す[R−CH2CH2−COO−CH2CH2−]2−、2−[2’−ヒドロキシ−3’−(α,α−ジメチルベンジル)−5’−(1,1,3,3−テトラメチルブ
チル)フェニル]ベンゾトリアゾール;2−[2’−ヒドロキシ−3’− (1,1,3,3−テトラメチルブチル)−5’−(α,α−ジメチルベンジル)フェニル]ベンゾトリアゾール。
2.2.2−ヒドロキシベンゾフェノン、
例えば、4−ヒドロキシ、4−メトキシ、4−オクチルオキシ、4−デシルオキシ、4−ドデシルオキシ、4−ベンジルオキシ、4,2’,4’−トリヒドロキシ及び2’−ヒドロキシ−4,4’−ジメトキシ誘導体。
2.3.置換された又は未置換の安息香酸のエステル、
例えば、4−第三ブチル−フェニルサリチレート、フェニルサリチレート、オクチルフェニルサリチレート、ジベンゾイルレゾルシノール、ビス(4−第三ブチルベンゾイル)レゾルシノール、ベンゾイルレゾルシノール、2,4−ジ−第三ブチルフェニル3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシ安息香酸エステル、ヘキサデシル3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシ安息香酸エステル、オクタデシル3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシ安息香酸エステル、2−メチル−4,6−ジ−第三ブチルフェニル3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシ安息香酸エステル。
2.4.アクリレート、
例えば、エチルα−シアノ−β,β−ジフェニルアクリル酸エステル又はイソオクチルα−シアノ−β,β−ジフェニルアクリル酸エステル、メチルα−カルボメトキシケイヒ酸エステル、メチルα−シアノ−β−メチル−p−メトキシケイヒ酸エステル、ブチルα−シアノ−β−メチル−p−メトキシケイヒ酸エステル、メチルα−カルボメトキシ−p−メトキシケイヒ酸エステル、N−(β−カルボメトキシ−β−シアノビニル)−2−メチルインドリン、ネオペンチルテトラ(α−シアノ−β,β−ジフェニルアクリレート)。
2.5.ニッケル化合物、
例えば、n−ブチルアミン、トリエタノールアミン又はN−シクロヘキシルジエタノールアミンのような付加配位子を伴う又は伴わない1:1又は1:2錯体のような2,2’−チオ−ビス−[4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェノール]のニッケル錯体、ニッケルジブチルジチオカルバメート、モノアルキルエステルのニッケル塩、例えば4−ヒドロキシ−3,5−ジ−第三ブチルベンジルホスホン酸のメチル又はエチルエステル、ケトキシム、例えば2−ヒドロキシ−4−メチルフェニル−ウンデシルケトキシムのニッケル錯体、付加配位子を伴う又は伴わない1−フェニル−4−ラウロイル−5−ヒドロキシピラゾールのニッケル錯体。
2.6.立体障害性アミン、
例えば、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)スクシネート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)n−ブチル−3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシベンジルマロネート、1−(2−ヒドロキシエチル)−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジンとコハク酸の縮合生成物、N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミンと4−第三オクチルアミノ−2,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジンの直鎖状又は環状縮合生成物、トリス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ニトリロトリアセテート、テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、1,1’−(1,2−エタンジイル)−ビス(3,3,5,5−テトラメチルピ
ペラジノン)、4−ベンゾイル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−ステアリルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジル)−2−n−ブチル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−第三ブチルベンジル)マロネート、3−n−オクチル−7,7,9,9−テトラメチル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン、ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジル)セバケート、ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジル)スクシネート、N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミンと4−モルホリノ−2,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジンの直鎖状又は環状縮合生成物、2−クロロ−4,6−ビス(4−n−ブチルアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジル)−1,3,5−トリアジンと1,2−ビス(3−アミノプロピルアミノ)エタンの縮合生成物、2−クロロ−4,6−ジ−(4−n−ブチルアミノ−1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジル)−1,3,5−トリアジンと1,2−ビス−(3−アミノプロピルアミノ)エタンの縮合生成物、8−アセチル−3−ドデシル−7,7,9,9−テトラメチル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン、3−ドデシル−1−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ピロリジン−2,5−ジオン、3−ドデシル−1−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)ピロリジン−2,5−ジオン、4−ヘキサデシルオキシ−と4−ステアリルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンの混合物、N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミンと4−シクロヘキシルアミノ−2,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジンの縮合生成物、1,2−ビス(3−アミノプロピルアミノ)エタンと2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジン並びに4−ブチルアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンの縮合生成物(CAS登録番号:136504−96−6);1,6−ヘキサンジアミン及び2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジン並びにN,N−ジブチルアミン及び4−ブチルアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンの縮合生成物(CAS登録番号:192268−64−7);N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−n−ドデシルスクシンイミド、N−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)−n−ドデシルスクシンイミド、2−ウンデシル−7,7,9,9−テトラメチル−1−オキサ−3,8−ジアザ−4−オキソ−スピロ[4.5]デカン、7,7,9,9−テトラメチル−2−シクロウンデシル−1−オキサ−3,8−ジアザ−4−オキソ−スピロ[4.5]デカンとエピクロロヒドリンの反応生成物、1,1−ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルオキシカルボニル)−2−(4−メトキシフェニル)エテン、N,N’−ビス−ホルミル−N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミン、1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ヒドロキシピペリジンとの4−メトキシメチレンマロン酸のジエステル、ポリ[メチルプロピル−3−オキシ−4−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)]シロキサン、マレイン酸無水物−α−オレフィンコポリマーと2,2,6,6−テトラメチル−4−アミノピペリジン又は1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−アミノピペリジンとの反応生成物、2,4−ビス[N−(1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)−N−ブチル−アミノ]−6−(2−ヒドロキシエチル)アミノ−1,3,5−トリアジン、1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−オクタデカノイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、5−(2−エチルヘキサノイル)オキシメチル−3,3,5−トリメチル−2−モルホリノン、サンデュボー(Sanduvor)(クラリアント社製;CAS登録番号:106917−31−1)、5−(2−エチルヘキサノイル)オキシメチル−3,3,5−トリメチル−2−モルホリノン、2,4−ビス[(1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−ピペリジニ−4−イル)ブチルアミノ]−6−クロロ−s−トリアジンとN,N’−ビス(3−アミノプロピル)エチレンジアミンの反応生成物、1,3,5−トリス(N−シクロヘキシル−N−(2,2,6,6−テトラメチルピペラジノ−3−オン−4−イル)アミノ)−s−トリアジン、1,3,5−トリス(N−シクロヘ
キシル−N−(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペラジノ−3−オン−4−イル)アミノ)−s−トリアジン。
2.7.オキサミド、
例えば、4,4’−ジオクチルオキシオキサニリド、2,2’−ジエトキシオキサニリド、2,2’−ジオクチルオキシ−5,5’−ジ−第三ブトキサニリド、2,2’−ジドデシルオキシ−5,5’−ジ−第三ブトキサニリド、2−エトキシ−2’−エチルオキサニリド、N,N’−ビス(3−ジメチルアミノプロピル)オキサミド、2−エトキシ−5−第三ブチル−2’−エトキサニリド及びその2−エトキシ−2’−エチル−5,4’−ジ−第三ブトキサニリドとの混合物、o−及びp−メトキシ−二置換オキサニリドの混合物並びにo−及びp−エトキシ−二置換オキサニリドの混合物。
2.8.2−(2−ヒドロキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、
例えば、2,4,6−トリス(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(2−ヒドロキシ−4−プロピルオキシフェニル)−6−(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)−4,6−ビス(4−メチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシフェニル)−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−トリデシルオキシフェニル)−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−[2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−3−ブチルオキシプロポキシ)フェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチル)−1,3,5−トリアジン、2−[2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−3−オクチルオキシプロピルオキシ)フェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチル)−1,3,5−トリアジン、2−[4−(ドデシルオキシ/トリデシルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)−2−ヒドロキシフェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−[2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−3−ドデシルオキシプロポキシ)フェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−ヘキシルオキシ)フェニル−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス[2−ヒドロキシ−4−(3−ブトキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)フェニル]−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシフェニル)−4−(4−メトキシフェニル)−6−フェニル−1,3,5−トリアジン、2−{2−ヒドロキシ−4−[3−(2−エチルヘキシル−1−オキシ)−2−ヒドロキシプロピルオキシ]フェニル}−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(4−[2−エチルヘキシルオキシ]−2−ヒドロキシフェニル)−6−(4−メトキシフェニル)−1,3,5−トリアジン。
3.金属奪活剤、
例えば、N,N’−ジフェニロキサミド、N−サリチラル−N’−サリチロイル−ヒドラジン、N,N’−ビス(サリチロイル)ヒドラジン、N,N’−ビス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル)ヒドラジン、3−サリチロイルアミノ−1,2,4−トリアゾール、ビス(ベンジリデン)オキサリルジヒドラジド、オキサニリド、イソフタロイルジヒドラジド、セバコイルビスフェニルヒドラジド、N,N’−ジアセチルアジポイルジヒドラジド、N,N’−ビス(サリチロイル)オキサリルジヒドラジド、N,N’−ビス(サリチロイル)チオプロピオニルジヒドラジド。
4.ヒドロキシルアミン、
例えば、N,N−ジベンジルヒドロキシルアミン、N,N−ジエチルヒドロキシルアミン、N,N−ジオクチルヒドロキシルアミン、N,N−ジラウリルヒドロキシルアミン、N,N−ジテトラデシルヒドロキシルアミン、N,N−ジヘキサデシルヒドロキシルアミン、N,N−ジオクタデシルヒドロキシルアミン、N−ヘキサデシル−N−オクタデシルヒドロキシルアミン、N−ヘプタデシル−N−オクタデシルヒドロキシルアミン、水素化牛脂アミンから誘導されたN,N−ジアルキルヒドロキシルアミン。
5.ニトロン、
例えば、N−ベンジル−α−フェニルニトロン、N−エチル−α−メチルニトロン、N−オクチル−α−ヘプチルニトロン、N−ラウリル−α−ウンデシルニトロン、N−テトラデシル−α−トリデシルニトロン、N−ヘキサデシル−α−ペンタデシルニトロン、N−オクタデシル−α−ヘプタデシルニトロン、N−ヘキサデシル−α−ヘプタデシルニトロン、N−オクタデシル−α−ペンタデシルニトロン、N−ヘプタデシル−α−ヘプタデシルニトロン、N−オクタデシル−α−ヘキサデシルニトロン、水素化牛脂アミンから誘導されたN,N−ジアルキルヒドロキシルアミンから誘導されたニトロン。
6.チオ相乗化合物、
例えば、ジラウリルチオジプロピオネート、ジミスチリルチオジプロピオネート、ジステアリルチオジプロピオネート又はジステアリルジスルフィド。
7.パーオキシド捕捉剤、
例えば、β−チオジプロピオン酸のエステル、例えば、ラウリル、ステアリル、ミリスチル又はトリデシルエステル、メルカプトベンゾイミダゾール又は2−メルカプトベンゾイミダゾールの亜鉛塩、亜鉛ジブチルジチオカルバメート、ジオクタデシルジスルフィド、ペンタエリトリトールテトラキス(β−ドデシルメルカプト)プロピオネート。
8.塩基性補助安定剤、
例えば、メラミン、ポリビニルピロリドン、ジシアンジアミド、トリアリルシアヌレート、尿素誘導体、ヒドラジン誘導体、アミン、ポリアミド、ポリウレタン、高級脂肪酸のアルカリ金属塩及びアルカリ土類金属塩、例えばカルシウムステアレート、亜鉛ステアレート、マグネシウムベヘネート、マグネシウムステアレート、ナトリウムリシノレート及びカリウムパルミテート、アンチモンピロカテコレート又は亜鉛ピロカテコレート。
9.充填材及び強化材、
例えば、炭酸カルシウム、シリケート、ガラス繊維、ガラスビーズ、アスベスト、タルク、カオリン、マイカ、硫酸バリウム、金属酸化物及び金属水酸化物、カーボンブラック、グラファイト、木粉及び他の天然物の粉末又は繊維、合成繊維。
10.他の添加剤、
例えば、可塑剤、滑剤、乳化剤、顔料、レオロジー添加剤、触媒、流れ調整剤、蛍光増白剤、防炎剤、帯電防止剤及び発泡剤。
補助安定剤は、例えば、安定化されるポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール又はポリウレタンの総質量に対して0.01ないし10%の濃度で添加される。
好ましい更なる添加剤は光安定剤である(リストの項目2)。
本発明の好ましい目的はまた、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール又はポリウレタンのアルデヒド不純物の形成を防止するための、成分(a)及び(b)の混合
物の使用である。
以下の実施例で本発明をより詳細に説明する。部及びパーセント(%)は質量に基づく。
実施例1:ポリエーテルポリオールの安定化
表1に示した安定剤混合物を、ポリエーテルポリオール[ペトル 46−3MB(登録商標:Petol 46−3MB)(第一ヒドロキシル基を有する三官能性ポリエーテルポリオール;ヒドロキシル価 48mg KOH/g、水含有量 0.1%未満、酸価 0.1mg KOH/g未満)]160gに表1に示した量で溶解した。ポリエーテルポリオールを、数日間、80℃のオーブン中で保管した。ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド及びプロピオンアルデヒドの形成量を定期的にサンプルを採取することによって測定した。これらのサンプルは、ジニトロフェニルヒドラジン−アセトニトリル溶液(DNPH−アセトニトリル溶液)で処理した。形成したホルムアルデヒド−DNPH、アセトアルデヒド−DNPH及びプロピオンアルデヒド−DNPHを、30℃のカラム温度及びアセトニトリル 60%及び水 40%を含む移動相においてオールティマ(Alltima) C18 5μmカラム[4.6×250mm]を使用したHPLC法によって定量的に測定した。溶媒流入量は、1.2mL/分であった。結果を表1及び2にまとめる。表1:
Figure 0005107898
表2:
Figure 0005107898
a)比較例
b)本発明に従った例
c)イルガノックス 1135(登録商標:Irganox 1135)(チバ スペシャルティ ケミカルズ インコーポレーテッド)は、式(AO−1)
Figure 0005107898
で表わされるフェノール系抗酸化剤である。
d)混合物1は、イルガノックス1135c) 2部とイルガノックス5057h) 1部の混合物である。
e)混合物2は、イルガノックス1135c) 7部とイルガノフォス38i) 1部とイルガノックスHP136j) 1部の混合物である。
f)混合物3は、イルガノックス1135c) 10部とイルガノックス5057h) 3部とPS−1k) 1部の混合物である。
g)混合物4は、イルガノックス1135c) 7部とイルガノフォス38i) 1部とPS−1k) 1部の混合物である。
h)イルガノックス5057(登録商標:Irganox 5057)(チバ スペシャルティ ケミカルズ インコーポレーテッド)は、アミン系抗酸化剤であり、かつ
α)ジフェニルアミン;
β)4−第三ブチルジフェニルアミン;
γ)以下の群の化合物
i)4−第三オクチルジフェニルアミン、
ii)4,4’−ジ−第三ブチルジフェニルアミン、
iii)2,4,4’−トリス−第三ブチルジフェニルアミン、
δ)以下の群の化合物
i)4−第三ブチル−4’−第三オクチルジフェニルアミン、
ii)o,o’m,m’又はp,p’−ジ−第三オクチルジフェニルアミン、
iii)2,4−ジ−第三ブチル−4’−第三オクチルジフェニルアミン、
ε)以下の群の化合物
i)4,4’−ジ−第三オクチルジフェニルアミン、
ii)2,4−ジ−第三オクチル−4’−第三ブチルジフェニルアミン
を含み、かつ、ここで、5質量%を超えない成分α)、8ないし15質量%の成分β)、24ないし32質量%の成分γ)、23ないし34質量%の成分δ)及び21ないし34質量%の成分ε)が存在するジフェニルアミンとジイソブチレンの反応によって得られる技術混合物である。
i)イルガフォス38(登録商標:Irgafos 38)(チバ スペシャルティ ケミカルズ インコーポレーテッド)は、ビス(2,4−ジ−第三ブチル−6−メチルフェニル)−エチルホスフィットである。
j)イルガノックスHP136(登録商標:Irganox HP 136)(チバ スペシャルティ ケミカルズ インコーポレーテッド)は、式(IVa)
で表わされる化合物 約85質量部と式(IVb)で表わされる化合物 約15質量部の混合物である。
Figure 0005107898
k)PS−1は、式(IVc)
Figure 0005107898
で表わされる3−(2−アセチル−5−イソオクチルフェニル)−5−イソオクチルベンゾフラン−2−オンである。

Claims (10)

  1. ポリエーテルポリオールにおけるアルデヒド不純物の形成を防止するための方法であって、前記ポリエーテルポリオールに有効量の
    (a)フェノール系抗酸化剤、
    (b)(i)アミン系抗酸化剤、
    (ii)ベンゾフラン−2−オン、及び
    (iii)ホスフィット又はホスホナイト、又は
    (i)それらの混合物
    から選択される1種以上の化合物
    を配合することからなる方法。
  2. 前記成分(a)としてのフェノール系抗酸化剤が、式(I)
    Figure 0005107898
    (式中、
    は、水素原子又は炭素原子数1ないし4のアルキル基を表わし、
    nは、1、2、3又は4を表わし、
    Xは、メチレン基、
    Figure 0005107898
    を表わし、
    Yは、−NH−を表わし、
    nが1を表わす場合、
    Xは、
    Figure 0005107898
    を表わし、
    ここで、YはRに結合され、
    は、炭素原子数1ないし25のアルキル基を表わし、
    nが2を表わす場合、
    Xは、
    Figure 0005107898
    を表わし、
    ここで、YはRに結合され、
    は、炭素原子数2ないし12のアルキレン基、酸素原子又は硫黄原子で中断された炭素原子数4ないし12のアルキレン基を表わすか、又は、更に直接結合も表わし、
    nが3を表わす場合、
    Xは、メチレン基又は
    Figure 0005107898
    を表わし、
    ここで、エチレン基はRに結合され、
    は、
    Figure 0005107898
    を表わし、
    nが4を表わす場合、
    Xは、
    Figure 0005107898
    を表わし、
    ここで、YはRに結合され、
    は、炭素原子数4ないし10のアルカンテトライル基を表わす。)で表わされる化合物である請求項1に記載の方法。
  3. 前記成分(b)(i)が、式(II)
    Figure 0005107898
    [式中、
    25は、炭素原子数1ないし18のアルキル基、フェニル−炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、フェニル基、ナフチル基、各々、炭素原子数1ないし12のアルキル基又は炭素原子数1ないし12のアルコキシ基又はベンジル基又はα,α−ジメチルベンジル基で置換されたフェニル基又はナフチル基を表わし、
    26は、フェニル基、ナフチル基;各々、炭素原子数1ないし12のアルキル基又は炭素原子数1ないし12のアルコキシ基又はベンジル基又はα,α−ジメチルベンジル基で置換されたフェニル基又はナフチル基を表わすか、
    又は、R25及びR26は、式(III)
    Figure 0005107898
    (式中、
    27及びR28は、水素原子又は炭素原子数1ないし18のアルキル基を表わし、
    29は、水素原子を表わすか、又は、
    27及びR29は、一緒になって、式
    Figure 0005107898
    で表わされる基を形成する。)で表わされる基を形成する。]で表わされる化合物である請求項1に記載の方法。
  4. 前記成分(b)(ii)が、式(IV)
    Figure 0005107898
    (式中、
    は、水素原子又は炭素原子数1ないし8のアルキル基を表わし、
    10は、炭素原子数1ないし12のアルキル基を表わし、
    11は、水素原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基又は炭素原子数2ないし8のアルカノイル基を表わし、
    12は、水素原子又は炭素原子数1ないし8のアルキル基を表わし、
    13は、水素原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基又は炭素原子数1ないし4のアルコキシ基を表わし、
    14は、水素原子又は炭素原子数1ないし12のアルキル基を表わす。)で表わされる化合物である請求項1に記載の方法。
  5. 前記成分(b)(iii)が、式(V)、(VI)、(VII)又は(VIII)
    Figure 0005107898
    (式中、
    n’は、2を表わし、y’は1、2又は3を表わし、
    A’は、炭素原子数2ないし18のアルキレン基、p−フェニレン基又はp−ビフェニレン基を表わし、
    y’が1を表わす場合、E’は、炭素原子数1ないし18のアルキル基、−OR’又はフッ素原子を表わし、
    y’が2を表わす場合、E’は、p−ビフェニレン基を表わし、
    y’が3を表わす場合、E’は、N(CHCHO−)を表わし、
    R’、R’及びR’は、互いに独立して、炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基、シクロヘキシル基、フェニル基又は合計で1ないし18個の炭素原子を有する1ないし3個のアルキル基で置換されたフェニル基を表わし、
    R’14は、水素原子又は炭素原子数1ないし9のアルキル基を表わし、
    R’15は、水素原子又はメチル基を表わし、
    X’は、直接結合を表わし、
    Y’は、酸素原子を表わし、
    Z’は、直接結合又は−CH(R’16)−を表わし、
    R’16は、炭素原子数1ないし4のアルキル基を表わす。)で表わされる化合物である請求項1に記載の方法。
  6. 前記成分(a)が、ポリエーテルポリオールの質量に基づき0.01ないし10%の量で存在する請求項1に記載の方法。
  7. 前記成分(b)が、ポリエーテルポリオールの質量に基づき0.01ないし10%の量で存在する請求項1に記載の方法。
  8. 更に、前記成分(a)及び(b)の他に、更なる添加剤を含む請求項1に記載の方法。
  9. 前記更なる添加剤として光安定剤を含む請求項8に記載の方法。
  10. ポリエーテルポリオールのアルデヒド不純物の形成を防止するための、次の成分(a)及び(b)の混合物の使用。
    (a)フェノール系抗酸化剤、及び
    (b)(i)アミン系抗酸化剤、
    (ii)ベンゾフラン−2−オン、及び
    (iii)ホスフィット又はホスホナイト、又は
    (iv)それらの混合物
    から選択される1種以上の化合物
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