JP5106993B2 - 液晶表示装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、スイッチング素子として薄膜トランジスタ(TFT)を備え、液晶ディスプレイ等のアクティブマトリクス型液晶表示装置およびその製造方法に関するものである。
図1は、蓄積容量を備えた一般的なアクティブマトリクス表示装置の等価回路図である。
この表示装置では横方向にゲート線LGT、Cs線LCs、縦方向に信号線LSGを有し、ゲート線LGTと信号線LSGに囲まれた領域には画素容量CLCと蓄積容量Csを並列に設置している。
上記の蓄積容量Csには、スイッチング素子であるTFT1を通じて電荷の充放電が繰り返し行われる。蓄積容量Csは充電された電荷を用いて、画素容量CLCに印加される電圧を一定時間保持することができる。
この蓄積容量は、Cs線の面積、電極間に挟まる絶縁膜の薄さと、絶縁膜の材料によって決定する。
しかしながら、Cs線LCsの面積を増加させれば蓄積容量Csは増加するが、開口率の低下を避けられない。
電極間に挟まる絶縁膜の薄さと、絶縁膜の材料による方法によれば、絶縁性が劣化しリーク電流の発生が起こりやすくなり、蓄積容量に充電した電荷が減少するおそれがある。特に、絶縁膜の薄膜化は蓄積容量効率よく得ることができるが、画素ごとの蓄積容量のばらつきが大きくなる。
そこで、これらの問題を解決する技術が種々提案されている(たとえば特許文献1〜4)。
特開平4-367828号公報 特開2000−39626号公報 特開平9−153882号公報 特開2002-303876号公報
特許文献1に記載された技術は、図2に示すように、絶縁性基板2にくし型の溝3を形成し、溝3が形成された領域に蓄積容量Csを形成する。
絶縁性基板2に蓄積容量Csを形成することで、溝3の底面だけでなく内周面も容量生成部として活用できるため、絶縁性基板2の表面積に対する蓄積容量Csの占有率を拡大することなく、蓄積容量を向上できる。
特許文献2に開示された技術では、図3に示すように、基板4に凹型の溝5を形成し、この溝5の領域に蓄積容量Csを形成することにより、蓄積容量を増加させている。
また、図4に示すように、基板6内に高誘電率絶縁膜7を埋め込むことで蓄積容量Csを向上させている。
しかしながら、これらの方法は絶縁性基板に基板を破損することなく溝を作製したり、新規プロセスを採用したりする必要があるなど、量産性や信頼性の低下といった課題がある。
また、特許文献3に開示された技術は、図5に示すように、絶縁膜を蓄積容量の役割を果たす2枚の透明電極膜8,9で挟み込むことにより、必要となる蓄積容量を満たしながら画素の開口率を向上させている。
こちらの手法では、画素部全体を透明電極で覆うことができることから、開口率と蓄積容量の向上を望むことができるが、画素部に2枚の透明電極を使用することにより、透過率の低下が懸念される。また、透明電極を追加するプロセスの工数増加や、膜厚の増加が問題となる。
特許文献4に開示された技術では、図6(A)〜(C)に示すように、蓄積容量Csを増やすために、Cs線電極10の形状の境界長さを稼ぐ構造を採用することを提案している。
本方式では、高効率で蓄積容量を得られるが、本構造はCs線が周期性を有しているがために、特定波長の干渉による干渉縞や、幾何的パターンの繰り返しによるモワレが発生し、著しく表示特性を低下させることが懸念される。
特に、Cs線の配線周期が可視光領域と同程度となった場合は更に顕著に表示特性を低下させると考えられる。
本発明は、開口率を向上させることが可能で、干渉縞やモワレの発生を防ぎ、かつその特異な構造からフリンジ容量をも効率よく得ることが可能な液晶表示装置およびその製造方法を提供することにある。
本発明の第1の観点は、信号線への駆動電圧が各画素に対応した液晶セルに接続する画素電極を介して印加され、保持容量を補うための蓄積容量が液晶容量と並列に接された電界駆動型の液晶表示装置であって、蓄積容量配線が、間隔が異なる不規則なパターンをもつように形成され、蓄積容量配線は、主線部と、主線部から枝分かれするように形成された複数の枝部と、を含み、複数の枝部は周期性を持たず、画素間でパターンが異なる
好適には、上記蓄積容量配線は、上記不規則なパターンが透過光について波長依存性をもたないパターンとして形成されている。
本発明の第2の観点は、信号線への駆動電圧が各画素に対応した液晶セルに接続する画素電極を介して印加され、保持容量を補うための蓄積容量が液晶容量と並列に接された電界駆動型の液晶表示装置の製造方法であって、蓄積容量配線を、間隔が異なる不規則なパターンをもつように形成し、蓄積容量配線は、主線部と、主線部から枝分かれするように形成された複数の枝部と、を含み、複数の枝部は周期性を持たず、画素間でパターンが異なる
本発明によれば、液晶駆動は、液晶容量と液晶容量が不足した際の電位の供給元となる蓄積容量から行われる。ここで、蓄積容量配線の一部をランダムな周期に分割することで干渉縞やモワレの発生を防ぎ、かつその特異な構造からフリンジ容量をも効率よく得る。
本発明によれば、開口率を向上させることが可能で、干渉縞やモワレの発生を防ぎ、かつその特異な構造からフリンジ容量をも効率よく得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に関連付けて説明する。
図7は、本実施形態に係るアクティブマトリクス型液晶表示装置のアレイ基板(液晶パネル部)における配置例を示す図である。
図7に示すように、液晶表示装置100は、画素がアレイ状に配列された画素表示領域101、水平転送回路102、垂直転送回路103−1,103−2、プリチャージ回路104、およびレベル変換回路105を含んで形成されている。
画素表示領域101には複数の信号線106と複数の走査線(ゲート配線)107が格子状に配線され、各信号線106の一端側は水平転送回路102に接続され、他端側はプリチャージ回路104に接続され、各ゲート配線107の端部が垂直転送回路103−1,103−2に接続されている。
液晶表示素子100の画素表示領域101を構成するマトリクス状に複数形成された画素PXには、スイッチング制御する画素スイッチング用トランジスタ(TFT)108、液晶109、および蓄積容量(Cs)110が設けられている。
画素信号が供給される信号線106がトランジスタ108のソースに電気的に接続されており、書き込む画素信号を供給している。また、トランジスタ108のゲートにゲート配線(走査線)107が電気的に接続されており、所定のタイミングで、ゲート配線107にパルス的に走査信号を印加するように構成されている。
ゲート配線107および信号線106に囲まれた1画素領域には、画素容量CLCと蓄積容量Csが並列に設けられている。ゲート配線107および信号線106にはそれぞれトランジスタ(TFT)108のゲート電極とソース電極が接続されている。
画素電極111は、トランジスタ108のドレインに電気的に接続されており、スイッチング素子であるトランジスタ108を一定期間だけそのスイッチをオンさせることにより、信号線106から供給される画素信号を所定のタイミングで画素信号を書き込む。
画素電極111を介して液晶109に書き込まれた所定レベルの画素信号は、対向基板に形成された対向電極との間で一定期間保持される。液晶109は、印加される電圧レベルにより分子集合の配向や秩序が変化することにより、光を変調し、階調表示を可能にする。
ノーマリホワイト表示であれば、印加された電圧に応じて入射光がこの液晶部分を通過可能とされ、全体として液晶表示素子から画素信号に応じたコントラストを持つ光が出射する。
ここで、保持された画素信号がリークされるのを防ぐために、画素電極と対向電極との間に形成される液晶容量CLCと並列に蓄積容量(Cs)110を付加してある。これにより、保持特性はさらに改善され、コントラスト比の高い液晶表示素子が実現できる。
また、このような蓄積容量110を形成するために、抵抗化されたコモン配線112が設けられている。
図8は、基本的な画素構造のパターン例を示す図である。
また、図9(A)は図8のa−b線における断面図、図9(B)は図8のb−c線における断面図である。
画素PXは、透明絶縁基板(たとえばガラス基板)201上にゲート絶縁膜202で覆われたゲート電極203が形成されている。ゲート電極203はゲート配線(走査線)107と接続され、このゲート配線107から走査信号が入力され、トランジスタ(TFT)108はこの走査信号に応じてオン、オフする。ゲート電極は、たとえばモリブデン(Mo)、タンタル(Ta)などの金属または合金をスパッタリングなどの方法で成膜して形成される。
ゲート絶縁膜202上に半導体膜(チャネル形成領域)204、並びに半導体膜204を挟んで一対のn拡散層(LDD領域)205,206、n拡散層207,208(ソース領域(電極)、ドレイン領域(電極))が形成されている。
さらに、ソース電極にはITOからなる透明電極209が接続するように形成されている。そして、ゲート絶縁膜202、半導体層(チャネル形成領域)204、n拡散層(LDD領域)205,206、n拡散層207,208(ソース、ドレイン領域)、透明電極209を覆うように層間絶縁膜210が形成されている。
そして、液晶層211を挟んで対向基板212に対向電極213が形成されている。
この構造においては、透明電極209と信号線106は直接繋がっている。スイッチング素子であるトランジスタ(TFT)108を通じて電荷の充放電が行われる。蓄積容量Csは、図中のCs線112と透明電極209とのカップリングにより形成される。十分に蓄積容量Csを生成することができれば、画素容量CLCに印加される電圧を一定時間保持することができる。
次に、図8および図9に示した液晶表示装置の製造方法について、図10〜図15に関連付けて説明する。
これら図10〜図15においては、図中の左側Tr(トランジスタ)部、右側のCs容量形成部は、それぞれ図9(A)の画素トランジスタ部断面図、図9(B)のCs容量形成部の断面図を示している。
まず、図10(A)に示すように、透明絶縁性基板としてガラス基板301を用い、このガラス基板301の上に直接金属膜(たとえば、Al(アルミニウム)、Al合金、Mo、MoN(窒化モリブデン))をスパッタリングにより全面に製膜する。
ついで、図10(B)に示すように、全面にレジスト層303を形成した後、第1のフォトマスク304を用いて露光を行い、レジストマスク305,306を形成する。
続いて、図10(C)に示すように、エッチングにより(図中の符号307で示すようにエッチングする)、ゲート配線308および蓄積容量形成部309を形成する。
続いて、図11(D)に示すように、たとえばSiN(シリコン窒化膜)310をプラズマCVD法により基板全面に積層させ、ゲート絶縁膜、蓄積容量形成部については層間絶縁膜を形成する。
次に、a-Si(アモルファスシリコン)層311を半導体層としてプラズマCVD法によって基板全体に製膜する。
たとえば半導体層をPoly-Si(ポリシリコン)としたい場合は、図11(E)に示すように、a-Si311に対してレーザー照射を行い、a-Siを溶融-再結晶化してPoly-Siにする。
さらに、図11(F)に示すように、チャネル保護膜(エッチングストッパー膜)312として、たとえばSiNをプラズマCVDにて基板全面に製膜する。
図12(G)に示すように、スピンコート法により、全面にフォトレジスト313を形成し、ゲート配線部、蓄積容量形成部をマスクとして背面露光を行う。露光されたレジスト層は溶融するためゲート配線、蓄積容量形成部上にレジストパターンが残る。
図12(H)に示すように、このレジストパターンに対して第2のマスク314を用いて露光することで、チャネル保護膜の形成領域のみにレジストパターンが残る。
この後、図13(I)に示すように、エッチング処理を施し、チャネル保護膜315を形成する。
続いて、図13(J)に示すように、イオン注入を行うためのマスクパターン316を作製し、レジストをコートし、露光する。
さらに、図14(K),(L)に示すように、基板にレジスト317をコートし、パターンマスクを用いてステッパーにて露光するとレジストの被っていないSiがエッチングされる。
ついで、図14(M)および図15(N)に示すように、ソース電極318、ドレイン電極319を作製するために、電極となる金属(Al(アルミニウム)、Al合金、Cr(クロム)など)をスパッタリング後、第3のマスクによりレジスト層をパターニングし、パターニングしたレジスト層をエッチングマスクとしてエッチングを行い、ドレイン・ソース電極を形成する。
このエッチングの際に、チャネル保護膜315はエッチングストッパとしての機能を果たし、シリコン層はエッチングされずに残存する。
ついで、図15(O)に示すように、ITO320をスパッタリングし、第4のマスクによりレジスト層をパターニングし、パターニングしたレジスト層をエッチングマスクとしてエッチングを行い、図15(P)に示すように、ドレイン・ソース電極を形成する。 最後に、図15(Q)に示すように、全面に対して有機膜を積層する。以上の工程が終了すると、画素トランジスタ、および蓄積容量形成部位の作製が完了する。
以上、本液晶表示装置100の製造方法について説明した。
以下に、本実施形態の特徴的なCs線の構造について説明する。このCs線構造は、上述した製造方法により形成可能である。
図16は、本実施形態に係る画素のCs線の第1の構成例を示す図である。
図17は、図16のa−b線のおける断面図である。
この蓄積容量配線(Cs線)LCsは、主線部MLと、主線部MLの長手方向の両側部に複数の枝部BLが形成されている。これら複数の枝部BLは規則性を持たないパターン、たとえば間隔、形状(太さ)をランダムに異なるパターンとして形成されている。
このCs線LCsは、いわゆる鍵型の構造となっていることが分かる。本Cs線の構成を採用することで、一般的に主線のみで形成されるCs線と同面積でより大きな蓄積容量を獲得することができる。
特に、鍵型構造の枝部BLの配線幅、配線間幅をランダムな周期で配置することで、枝部の透過光が波長依存性を持たないようにすることが可能となる。
本構成を用いて効率よく蓄積容量を獲得できる原理について、以下に示す。
図18は、本実施形態に係る蓄積容量配線(Cs線)LCsが効率よく蓄積容量を獲得することができる原理について説明するための図である。
2つの導体CDCB1、CDCB2間の容量は、向き合う面同士の間で発生する平行平板容量だけでなく、図18に示すように、導体間を回りこむフリンジ容量がある。
鍵型構造のCs線構造を採用することで、長方形のようなCs線構造よりも回り込みの容量成分(フリンジ容量成分)が大きくなる。
このため、同面積でありながら鍵型構造のCs線のほうがより多くの蓄積容量を得ることができる。
図19は、同面積での本実施形態に係る鍵型Cs線構造での蓄積容量と、長方形Cs線構造での蓄積容量を電界シミュレーションで計算した結果を示す図である。
図19において、横軸は鍵型の凸部の数、縦軸には容量値(a.u.)をそれぞれ示している。
図19より、鍵型のCs構造では、3割程度大きい蓄積容量を得られることが分かる。
図20は、本実施形態に係る画素のCs線の第2の構成例を示す図である。
図20に示した、Cs配線LCsを折れ線のように屈曲させて形成し、かつ、屈曲させる間隔、太さをランダムとした、擬櫛形Cs線構造でも、一般的な長方形のCs線構造に比べ、より大きな蓄積容量を得ることができる。
擬櫛型構造についても、配線幅、配線間幅をランダムに配置することで、透過光が波長依存性を示さないようにできる。
図21は、本実施形態に係る画素のCs線の第3の構成例を示す図である。
図22は、本実施形態に係る画素のCs線の第4の構成例を示す図である。
図21および図22に示すように、Cs配線にランダムな大きさ・間隔で穴を設けた構造でも効率的に蓄積容量を獲得することが可能となる。
図21の例は、配線に間隔が異なる孔1121が複数形成されている。すなわちはしご状に形成されている。
図22の例では、Cs線LCsに、複数の透過穴がランダム1122に形成されている
また、隣接する画素のCs配線について、画素ごとに様々な形状のCs配線構造を導入、たとえば鍵型、櫛型、穴型とすることで、幾何パターンの繰り返しとならないような形状を設けることで、干渉縞およびモワレの発生を防ぎ、視覚特性を低下させることなく、蓄積容量を効率よく発生できる。
本実施形態に係るCs構造を採用することにより、今まで問題となっている工数の増加や新プロセスの検討を行うことなく、高開口率を保ったまま効率よく蓄積容量を増大させることができる。
この手法により、視覚特性を低下させることなく、従来の蓄積容量の占有領域と比較して狭い面積で必要とすべき大容量の蓄積容量Csを確保することができる。
図23は、他の画素構造を示す図である。
図24(A)は図23のa−b線における断面図であり、図24(B)は図23のb−c線における断面図である。
図23および図24において、図8および図9と同一部分は理解を容易にするために同一符号を付している。
この画素PXは、透明電極209aが液晶層211側に形成され、層間絶縁膜210にコンタクトCNT1S,CNT1Dが形成され、層間絶縁膜210上に形成されたソース電極207A、ドレイン電極208AがコンタクトCNT1S,CNT1Dを介してソース領域207、ドレイン電極208と接続されている。
そして、層間絶縁膜210、ソース電極207A、ドレイン電極208A上に層間絶縁膜214が形成され、層間絶縁膜214にコンタクトCNT2が形成され、このコンタクトCNT2を介してソース電極207Aと層間絶縁膜214上の透明電極209aが接続されている。
この画素構造においては、蓄積容量CsはCs配線LCsと透明電極209a間ではなく、2層Cs配線が支配的となっている。この2層間の絶縁膜を薄く作製すれば、より大きな蓄積容量を得ることができる。
図25は、本実施形態に係る画素のCs線の第5の構成例を示す図である。
図26は、本実施形態に係る画素のCs線の第6の構成例を示す図である。
図27は、図25のa−b線における断面図である。
この2層Cs配線LCs1,LCs2を図25および図26に示すように上下とも鍵型、櫛形とすることで長方形のCs線構造と同様の面積でより大きな蓄積容量を得ることができる。
図27に示す図25のCs配線部の断面図からもわかるように、先に示した穴型や櫛形(はしご型)のCs配線構造でも効率よく蓄積容量を稼ぐことが可能となる。
図28は、他の画素構造を示す図である。
図29(A)は図28のa−b線における断面図であり、図29(B)は図28のb−c線における断面図である。
図28および図29において、図23および図24と同一部分は理解を容易にするために同一符号を付している。
図28および図29はトップゲート型液晶表示装置100Aを示している。
本実施形態に係るCs配線構造は、上述したようなボトムゲート型液晶表示装置のみならず、図28および図29に示すようなトップゲートの構造にも展開可能である。
トップゲートのCs配線においても鍵型、櫛型、はしご型、穴型のCs配線構造により、効率的に蓄積容量を形成できる。
また、本発明を用いれば画素部だけでなく、駆動回路の容量形成部にも使用できる。つまり、本発明は微小面積でより多くの容量を獲得する必要のある全ての回路に適用可能である。従来の配線構造を、鍵型、櫛形とすることでレイアウト面積の縮小を期待することができ、狭額縁化を期待することができる。
また、画素間で上記蓄積容量配線のパターンが異なるように形成することも可能であり、この場合も、特定波長の干渉による干渉縞や、幾何パターンの繰り返しによるモワレの発生を防ぐことが可能である。
以上説明したように、本実施形態によれば、信号線106への駆動電圧が各画素に対応した液晶セルに接続する画素電極111を介して印加され、これらの液晶セルによって画像を表示し、かつ画素部分の液晶印加電圧保持率を高めるために、保持容量を補うための蓄積容量Csを液晶容量CLCと液晶と並列に接続し、液晶を駆動する電界駆動液晶表示装置100において、高開口率、低消費電力で蓄積容量Csに電荷を供給するために、Cs線LCsの構造を鍵型、櫛型、はしご型、穴型等の構造としてより多くのフリンジ容量を獲得する特徴を有し、Cs配線LCsの枝配線、穴型構造部をランダムな周期で配置したことから、かつ透過光について特定波長の干渉による干渉縞や、幾何パターンの繰り返しによるモワレの発生を防ぐことが可能である。
また、隣接する画素のCs配線について、画素ごとに様々な形状のCs配線構造を導入、たとえば鍵型、櫛型、穴型等とすることで、幾何パターンの繰り返しとならない形状として干渉縞およびモワレの発生を防ぎ、視覚特性を低下させることなく、蓄積容量を効率よく発生することが可能となる。
そして、本実施形態によれば、工程数、デバイス作製プロセスの変更、表示特性の低下を発生させることなく、Cs線の面積減少による高透過率化、フリンジ容量を効率よく得ることによる消費電力の低下、Cs線の面積減少に伴う、レイアウト面積の小型化によるモジュールの小型化、Cs線の面積減少に伴う、画素部縮小による高精細化、周辺回路部の容量形成部の縮小による、狭額縁化などの効果を得ることが可能となる利点がある。
蓄積容量を備えた一般的なアクティブマトリクス表示装置の等価回路図である。 第1の従来例を示す図である。 第2の従来例を示す図である。 第3の従来例を示す図である。 第4の従来例を示す図である。 第5の従来例を示す図である。 本実施形態に係るアクティブマトリクス型液晶表示装置のアレイ基板(液晶パネル部)における配置例を示す図である。 基本的な画素構造のパターン例を示す図である。 図8のa−b線、b−c線における断面図である。 図8および図9に示した液晶表示装置の製造方法を説明するための第1図である。 図8および図9に示した液晶表示装置の製造方法を説明するための第2図である。 図8および図9に示した液晶表示装置の製造方法を説明するための第3図である。 図8および図9に示した液晶表示装置の製造方法を説明するための第4図である。 図8および図9に示した液晶表示装置の製造方法を説明するための第5図である。 図8および図9に示した液晶表示装置の製造方法を説明するための第6図である。 本実施形態に係る画素のCs線の第1の構成例を示す図である。 図16のa−b線のおける断面図である。 本実施形態に係る蓄積容量配線(Cs線)LCsが効率よく蓄積容量を獲得することができる原理について説明するための図である。 同面積での本実施形態に係る鍵型Cs線構造での蓄積容量と、長方形Cs線構造での蓄積容量を電界シミュレーションで計算した結果を示す図である。 本実施形態に係る画素のCs線の第2の構成例を示す図である。 本実施形態に係る画素のCs線の第3の構成例を示す図である。 本実施形態に係る画素のCs線の第4の構成例を示す図である。 他の画素構造を示す図である。 図23のa−b線およびb−c線における断面図である。 本実施形態に係る画素のCs線の第5の構成例を示す図である。 本実施形態に係る画素のCs線の第6の構成例を示す図である。 図25のa−b線における断面図である。 他の画素構造を示す図である。 図28のa−b線およびb−cにおける断面図である。
符号の説明
100,100A・・・液晶表示装置、101・・・画素表示領域、102・・・水平転送回路、103−1,103−2・・・垂直転送回路,106・・・信号線、107・・・ゲート配線(走査線)、108・・・トランジスタ(TFT)、109・・・液晶液晶、110・・・蓄積容量(Cs)、111・・・画素電極、LCs・・・蓄積容量配線(Cs線)、PX・・・画素、201・・・透明絶縁基板(ガラス基板)、202・・・ゲート絶縁膜、203・・・ゲート電極、204・・・半導体膜(チャネル形成領域)207,208・・・n拡散層(ソース領域(電極)、ドレイン領域(電極))、207A・・・ソース電極、208A・・・ドレイン電極、209,209a・・・透明電極、211・・・液晶層、213・・・対向電極。

Claims (3)

  1. 信号線への駆動電圧が各画素に対応した液晶セルに接続する画素電極を介して印加され、保持容量を補うための蓄積容量が液晶容量と並列に接された電界駆動型の液晶表示装置であって、
    蓄積容量配線が、間隔が異なる不規則なパターンをもつように形成され
    前記蓄積容量配線は、
    主線部と、
    前記主線部から枝分かれするように形成された複数の枝部と、を含み、
    前記複数の枝部は周期性を持たず、
    画素間でパターンが異なる
    液晶表示装置。
  2. 前記蓄積容量配線は、
    前記不規則なパターンが透過光について特定波長の干渉を抑止可能なパターンとして形成されている
    請求項1記載の液晶表示装置。
  3. 信号線への駆動電圧が各画素に対応した液晶セルに接続する画素電極を介して印加され、保持容量を補うための蓄積容量が液晶容量と並列に接続された電界駆動型の液晶表示装置の製造方法であって、
    蓄積容量配線を、間隔が異なる不規則なパターンをもつように形成し、
    前記蓄積容量配線は、
    主線部と、
    前記主線部から枝分かれするように形成された複数の枝部と、を含み、
    前記複数の枝部は周期性を持たず、
    画素間でパターンが異なる
    液晶表示装置の製造方法。
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