JP5104431B2 - タッチパネル用光学部材及びその製造方法 - Google Patents
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Description
試料膜厚:100μm(厚さ方向に圧縮)
温度:25℃
最大加圧:0.1mN/μm2
測定時間:20秒
圧子:円形平面圧子(直径φ50μm)
1)光学部材をガラス基板上に載置し、その上に直径φ10mm、厚さ0.7mmの円盤状ガラス板を載置した試料を準備する。
2)試料に対して可視領域の光線を試料に対して法線方向に照射し、色彩輝度計を使用して、測定視野角1°の範囲で試料を透過した光線の輝度aを測定し、その状態から光学部材を取り除いて同様に輝度bを測定する。
3)押圧されていないときの可視光線透過率T1を式:T1=(a/b)×100(%)により算出する。
4)上記と同様の試料を準備し、ガラス基板と円盤状ガラス板間に5×103Paの荷重を加える。
5)試料に荷重を加えながら、可視領域の光線を試料に対して法線方向に照射し、色彩輝度計を使用して、測定視野角1°の範囲で試料を透過した光線の輝度cを測定する。この状態から光学部材を取り除き、同様の方法で輝度dを測定する。
6)押圧されたときの可視光線透過率T2を式:T2=(c/d)×100(%)により算出する。
7)可視光線透過率T1とT2の差の絶対値(ΔT)を、押圧前後での可視光線透過率の変化として求める。
1)酸化マグネシウムなどの白色板上に厚さ0.7mmのガラス基板及び直径φ10mm、厚さ0.7mmの円盤状ガラス板を載置し、可視領域の光線を白色板に対して法線方向に照射して、分光測色計などを使用して、白色板の法線方向に対して角度25°に反射した光線の明度a’を測定する。次いで、ガラス基板と円盤状ガラス板との間に光学部材を載置して同様の方法で反射光線の明度b’を測定する。
2)光学部材が押圧されていないときの可視光線反射率R1を式:R1=(b’/a’)×100(%)により算出する。
3)ガラス基板と円盤状ガラス板との間に5×103Paの荷重を加えながら1)と同様の方法で反射光線の明度をc’を測定する。
4)光学部材が押圧されたときの可視光線反射率R2を式:R2=(c’/a’)×100(%)により算出する。
5)押圧前後での可視光線反射率R1とR2の差の絶対値(ΔR)を、押圧前後での可視光線反射率の変化として求める。
上に積層することができる。
第1の層(L−1)の作製
ポリエチレンテレフタレートフィルムに対してサンドブラスト処理を施して凹凸表面を形成させ、これを第1の層形成用の型として用いた。このポリエチレンテレフタレートフィルムの凹凸表面上に、付加反応型シリコーン樹脂溶液(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製、商品名TSE-3032)を、コンマコーターを用いて均一に塗布した。その後、100℃の熱風対流式乾燥機を用いた30分間の加熱により、片面が平坦でその反対側の表面が凹凸形状を有する、第1の層(L−1)としての固体状のシリコーンゴム層を形成させた。
表面が平滑なポリエチレンテレフタレートフィルムの平滑な表面上に付加反応型シリコーン樹脂溶液(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製、商品名TSE-3032)を、コンマコーターを用いて均一に塗布した。その後、100℃の熱風対流式乾燥機を用いた30分間の加熱により、両面が平坦な固体状のシリコーンゴム層(第2の層(L−2))を形成させた。
表面が平滑なトリアセチルセルロースフィルムを支持体フィルムとして準備した。この支持体フィルム上に、上記で得た第1の層(L−1)をラミネータ(日立化成工業(株)製、商品名HLM−3000型)を用いて積層した。このとき、第1の層をその平坦面がトリアセチルセルロースフィルムに接する向きで積層した。積層条件は、ロール温度25℃、基板送り速度1m/分、圧着圧力(シリンダ圧力)4×105Paであった。以下の実施例及び比較例では、光学部材のガラス基板上への積層等の積層は原則として同様の条件で行った。
光学部材(i)を構成する第1の層(L−1)及び第2の層(L−2)を形成するために使用した付加反応型シリコーン樹脂溶液を、ポリエチレンテレフタレートフィルムの平滑面上にコンマコーターを用いて均一に塗布し、100℃の熱風対流式乾燥機で30分間加熱して、固体状のシリコーンゴム層を形成させた。
光学部材(i)を、厚さ0.7mmのガラス基板上に前記と同様の装置及び条件で積層した。このとき、第2の層(L−2)がガラス基板に接する向きで光学部材を積層して、可視光線透過率変化評価用の試料を得た。
酸化マグネシウム製の白色板に厚さ0.7mmのガラス基板及び直径φ10mm、厚さ0.7mmの円盤状ガラス板を載置した。そして、コニカミノルタホールディングス(株)製cm512m3型分光測色計を使用して、白色板に対して法線方向に可視光線を照射し、白色板の法線方向に対して角度25°の方向に反射した反射光の明度a’を測定した。
光学部材(i)を構成する第1の層(L−1)及び第2の層(L−2)を形成するために使用した付加反応型シリコーン樹脂溶液を、ポリエチレンテレフタレートフィルムの平坦面上にコンマコーターを用いて均一に塗布し、100℃の熱風対流式乾燥機で30分間加熱して、固体状のシリコーンゴム層を形成させた。
光学部材(i)を厚さ0.7mmのガラス基板上に積層した。このとき、第2の層(L−2)がガラス基板に接する向きで光学部材を積層した。さらにトリアセチルセルロースフィルムを剥離して試料を作製した。
光学部材(ii)の作製
平坦な表面を有するトリアセチルセルロースフィルムを支持体フィルムとして準備した。このトリアセチルセルロールフィルム上に、UV硬化型シリコーン樹脂溶液(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製、商品名UV-9300)と光開始剤(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製、商品名UV-9380)の混合物をコンマコーターを用いて均一に塗布した。次いで平行光線露光機(オーク製作所(株)製、EXM1201)を使用して、露光量5×103J/m2(i線(波長365nm)における測定値)で紫外線を照射し、両面が平坦な固体状の第2の層(L−3)を得た。得られた第2の層(L−3)の厚さを(株)小坂研究所製表面形状測定装置(サーフコーダー SE-30D型)を用いて測定したところ、50μmであった。
実施例1と同様にして、光学部材(ii)のT1及びT2を測定し、その差(ΔT)を求めたところ、15%であった。この結果から、光学部材(ii)は、力学的圧力を加えることによって可視光線透過率が十分に変化することを確認できた。
実施例1と同様にして、光学部材(ii)のR1及びR2を測定し、それらの差(ΔR)を求めたところ、30%であった。この結果から、光学部材(ii)は、力学的圧力を加えることによって可視光線反射率が十分に変化することを確認できた。
光学部材(iii)の作製
ポリエチレンテレフタレートフィルムに対してサンドブラスト処理を施して凹凸表面を形成させ、これを第1の層形成用の型として用いた。このポリエチレンテレフタレートフィルムの凹凸表面上に、付加反応型シリコーン樹脂溶液(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製、商品名TSE-3450)を、コンマコーターを用いて均一に塗布した。その後、100℃の熱風対流式乾燥機を用いた30分間の加熱により、片面が平坦でその反対側の表面が凹凸形状を有する、第1の層(L−4)としての固体状のシリコーンゴム層を形成させた。得られた第1の層(L−4)の最大高さ及び膜厚を実施例1と同様に測定したところ、最大高さは6μmであり、膜厚は100μmであった。
第1の層(L−4)を形成するために使用した付加反応型シリコーン樹脂溶液を、ポリエチレンテレフタレートフィルムの平滑面上にコンマコーターを用いて均一に塗布し、100℃の熱風対流式乾燥機で30分間加熱して、固体状のシリコーンゴム層を形成させた。形成されたシリコーンゴム層の圧縮弾性率を第1の層(L−1)及び第2の層(L−2)の場合と同様にして測定したところ、5MPaであった。この結果から、光学部材(iii)を構成する第1の層(L−4)は、表面の可逆的な変形及び復元が可能なゴム弾性を有することが確認できた。
実施例1と同様にして、光学部材(iii)のT1及びT2を測定し、その差(ΔT)を求めたところ、20%であった。この結果から、光学部材(iii)は、力学的圧力を加えることによって可視光線透過率が十分に変化することを確認できた。
実施例1と同様にして、光学部材(iii)のR1及びR2を測定し、それらの差(ΔR)を求めたところ、35%であった。この結果から、光学部材(iii)は、力学的圧力を加えることによって可視光線反射率が十分に変化することを確認できた。
光学部材(i)を構成する第1の層(L−4)を形成するために使用した付加反応型シリコーン樹脂溶液を、ポリエチレンテレフタレートフィルムの平滑面上にコンマコーターを用いて均一に塗布し、100℃の熱風対流式乾燥機で30分間加熱して、固体状のシリコーンゴム層を形成させた。
光学部材(iv)の作製
下記組成を有する感光性樹脂をプロピレングリコールモノエチルエーテルアセテートに溶解して、感光性樹脂溶液を準備した。
感光性樹脂の組成:
アクリル酸/ブチルアクリレート/ビニルアセテート=15/30/55(重量部)の共重合樹脂(重量平均分子量6万(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー法による測定の標準ポリスチレン換算値)) 33重量%
ブチルアクリレート 53重量%
ビニルアセテート 8重量%
アクリル酸 2重量%
ヘキサンジオールアクレレート 1重量%
ベンゾインイソブチルエーテル 3重量%
第1の層(L−6)を形成するために使用した付加反応型シリコーン樹脂溶液を、ポリエチレンテレフタレートフィルムの平滑面上にコンマコーターを用いて均一に塗布し、100℃の熱風対流式乾燥機で30分間加熱して、固体状のシリコーンゴム層を形成させた。形成されたシリコーンゴム層の圧縮弾性率を第1の層(L−1)及び第2の層(L−2)の場合と同様にして測定したところ、3MPaであった。この結果から、光学部材(iv)を構成する第1の層(L−6)は、表面形状の可逆的な変形及び復元が可能なゴム弾性を有することが確認できた。
実施例1と同様にして、光学部材(iv)のT1及びT2を測定し、その差(ΔT)を求めたところ、18%であった。この結果から、光学部材(iv)は、力学的圧力を加えることによって可視光線透過率が十分に変化することを確認できた。
実施例1と同様にして、光学部材(iv)のR1及びR2を測定し、それらの差(ΔR)を求めたところ、38%であった。この結果から、光学部材(iv)は、力学的圧力を加えることによって可視光線反射率が十分に変化することを確認できた。
第1の層(L−6)を形成するために使用した付加反応型シリコーン樹脂溶液を、ポリエチレンテレフタレートフィルムの平滑面上にコンマコーターを用いて均一に塗布し、100℃の熱風対流式乾燥機で30分間加熱して、固体状のシリコーンゴム層を形成させた。
第1の層(L−7)の作製
実施例4と同様の感光性樹脂溶液を厚さ50μmのトリアセチルセルロースフィルム上に、コンマコーターを用いて均一に塗布した。その後100℃の熱風対流式乾燥機で5分間乾燥して、感光性樹脂からなる感光層を形成させた。
支持体フィルムとしてのトリアセチルセルロースフィルムの平坦面上に、付加反応型シリコーン樹脂溶液(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製、商品名TSE-3032)をコンマコーターを用いて均一に塗布した。その後100℃の熱風対流式乾燥機で30分間加熱して、両面が平坦な固体状のシリコーンゴム層(第2の層(L−8))を形成させた。得られた第2の層(L−8)の厚さを(株)小坂研究所製表面形状測定装置(サーフコーダー SE-30D型)を用いて測定したところ、50μmであった。
第1の層(L−7)の凹凸形状を有する表面上に第2の層(L−8)を積層して、光学部材(v)を得た。このとき、第2の層(L−8)が第1の層(L−7)の凹凸形状を有する表面に接する向きで第2の層(L−8)を積層した。
第2の層(L−8)を形成するために使用した付加反応型シリコーン樹脂溶液を、ポリエチレンテレフタレートフィルムの平滑面上にコンマコーターを用いて均一に塗布し、100℃の熱風対流式乾燥機で30分間加熱して、固体状のシリコーンゴム層(厚さ100μm)を形成させた。形成されたシリコーンゴム層の圧縮弾性率を第1の層(L−1)及び第2の層(L−2)の場合と同様にして測定したところ、3MPaであった。この結果から、光学部材(v)を構成する第2の層(L−8)は、表面形状の可逆的な変形及び復元が可能なゴム弾性を有することが確認できた。
実施例1と同様にして、光学部材(v)のT1及びT2を測定し、その差(ΔT)を求めたところ、17%であった。この結果から、光学部材(v)は、力学的圧力を加えることによって可視光線透過率が十分に変化することを確認できた。
実施例1と同様にして、光学部材(v)のR1及びR2を測定し、それらの差(ΔR)を求めたところ、37%であった。この結果から、光学部材(v)は、力学的圧力を加えることによって可視光線反射率が十分に変化することを確認できた。
第2の層(L−8)を形成するために使用した付加反応型シリコーン樹脂溶液を、ポリエチレンテレフタレートフィルムの平滑面上にコンマコーターを用いて均一に塗布し、100℃の熱風対流式乾燥機で30分間加熱して、固体状のシリコーンゴム層を形成させた。
光学部材(vi)の作製
下記組成を有する粘着性を有する樹脂をプロピレングリコールモノエチルエーテルアセテートに溶解した樹脂溶液を準備した。
粘着性を有する樹脂の組成:
メタクリル酸/メタクリル酸ベンジル=15/85(重量部)の共重合樹脂(重量平均分子量3万(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー法による測定の標準ポリスチレン換算値)) 30重量%
o−フェニルフェノールグリシジルエーテルアクリレート 70重量%
実施例1と同様にして、光学部材(vi)のT1及びT2を測定し、その差(ΔT)を求めたところ、12%であった。この結果から、光学部材(vi)は、力学的圧力を加えることによって可視光線透過率が十分に変化することを確認できた。
光学部材(vi)の可視光線反射率変化
第1の層(L−4)を形成するために使用した付加反応型シリコーン樹脂溶液をメチルエチルケトンで希釈し、シリコンウェハ上にスピンコーターを使用して均一に塗布した。次いで100℃の熱風対流式乾燥機で30分間加熱して、シリコーンゴム層(厚さ2μm)を形成した。このシリコーンゴム層の屈折率を、Metricon社製屈折率計(2010型プリズムカプラ、光源レーザー波長633nm)を使用して測定したところ、屈折率n1=1.41であった。
比較用光学部材の作製
両面が平坦な膜厚100μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを、第1の層(r−1)として準備した。この第1の層(r−1)上に、下記組成を有する感光性樹脂をプロピレングリコールモノエチルエーテルアセテートに溶解した感光性樹脂溶液をコンマコーターで均一に塗布し、100℃の熱風対流式乾燥機で5分間乾燥して感光層を形成した。
感光性樹脂の組成:
メタクリル酸/メタクリル酸ベンジル/メタクリル酸メチル共重合樹脂 55重量%
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 40重量%
ベンゾフェノン 4.7重量%
N,N’−テトラエチル−4,4’−ジアミノベンゾフェノン 0.3重量%
第1の層(r-1)として用いたポリエチレンテレフタレートフィルムの圧縮弾性率を実施例1と同様にして測定したところ、50GPaであった。このポリエチレンテレフタレートフィルムは大きく歪んだときに塑性変形し、ゴム弾性を実質的に有しないものであった。
実施例1と同様にして、比較用光学部材のT1及びT2を測定し、その差(ΔT)を求めたところ、0.04%であった。
実施例1と同様にして、比較用光学部材のR1及びR2を測定し、それらの差(ΔR)を求めたところ、0.05%であった。
実施例7
薄膜トランジスター(TFT)、光センサー、遮光膜、配線、絶縁膜、配向膜、電極などが実装された基板と、カラーフィルター、ブラックマトリクス、平坦化膜、透明電極、配向膜、シール材、スペーサー材が実装された基板とが対向させて配設され、両基板間に液晶が封入された評価用液晶セルを準備した。この評価用液晶セル上に光学部材(i)をラミネータ(日立化成工業(株)製、商品名HLM−3000型)を用いて積層した。このとき、第1の層(L−1)の平坦面が評価用液晶セルのカラーフィルターが形成された基板に接するよう向きで第1の層(L−1)を積層した。このときの積層条件は、ロール温度25℃、基板送り速度1m/分、圧着圧力(シリンダ圧力)1×105Paであった。
光学部材(i)に代えて、比較例1で得た比較用光学部材を使用したこと以外は実施例7と同様にして、タッチパネル機能評価用の液晶モジュールを作製した。
Claims (8)
- 対向する一対の主面を有する光学部材であって、
第1の層と該第1の層上に積層された第2の層とを備え、前記第1の層の前記第2の層側の表面が凹凸形状を有しており、前記第1の層の表面と前記第2の層の表面とが互いに部分的に又は完全に離れており、
一方の前記主面側から押圧されたときに、前記第1の層及び/又は前記第2の層の表面が可逆的に変形することにより、他方の前記主面側から入射した光の反射光の状態が変化する、タッチパネル用光学部材。 - 前記第1の層及び/又は前記第2の層がゴム弾性を有する、請求項1記載の光学部材。
- 前記第1の層がシリコーンエラストマーから構成される、請求項1又は2記載の光学シート。
- 前記凹凸形状の最大高さが0.01〜50μmである、請求項1〜3のいずれか一項記載の光学部材。
- 前記第1の層と前記第2の層との間に、前記第1の層とは屈折率が異なる中間層が設けられている、請求項1〜4のいずれか一項記載の光学部材。
- 前記中間層が粘着性を有する、請求項5記載の光学部材。
- 支持体フィルムと、該支持体フィルム上に設けられた請求項1〜6のいずれか一項に記載の光学部材とを具備する積層体。
- 請求項1〜6のいずれか一項に記載の光学部材の製造方法であって、
型の凹凸表面上に、該凹凸表面から転写された凹凸形状を有する表面を有する第1の層を形成する工程と、
前記第1の層を前記型から剥離する工程と、
剥離した前記第1の層の凹凸形状を有する前記表面上に第2の層を積層する工程と、
を備える製造方法。
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