JP5104288B2 - 真空ポンプ、半導体装置の製造装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

真空ポンプ、半導体装置の製造装置及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、プラズマ処理等が行われる処理室内の真空化に好適な真空ポンプ、並びにこれを用いた半導体装置の製造装置及び半導体装置の製造方法に関する。
半導体装置の製造に当たり、配線材料の加工の際にプラズマエッチングが行われることがある。例えば、Al配線の形成の際には、Al膜に対するプラズマエッチングが行われている。
近時、半導体装置に対する微細化の要請が高まっているが、微細化が進むほど、異物の影響を受けやすく、歩留まりが低くなりやすい。例えば、配線同士の間隔が狭まるので、間隔が広い場合にはショートを引き起こさない程度の大きさの異物が存在する場合でも、正常な動作が行われなくなってしまう。この結果、歩留まりが低下しているのである。
そこで、種々の方法によってチャンバ内の清浄化が図られている(特許文献1及び2)。
しかしながら、これらの技術によっても異物の混入に伴う歩留まりの低下を効果的に抑制することはできない。
特開平9−139349号公報 特開2004−158563号公報 実開平5−018603号公報 特開平10−073078号公報 特公平7−72558号公報 特許第2564038号公報
本発明の目的は、真空処理室内での異物の混入を効果的に抑制することができる真空ポンプ、半導体装置の製造装置及び半導体装置の製造方法を提供することにある。
本願発明者らは、異物の混入の原因を追及すべく鋭意検討を行った。この結果、プラズマエッチング装置のチャンバにつなげられる真空ポンプに異物混入の原因があることを見出した。
従来、一般的に、ターボ分子ポンプ等の真空ポンプからの異物(発塵)の舞い戻りはないと考えられており、その対策はとられていない。一部の真空ポンプでは、コールドトラップにより真空ポンプへの水分等の混入が抑制されているが、異物の舞い戻りは考慮されておらず、コールドトラップによってもチャンバ内での異物の混入を抑制することはできない。また、アウトガスの影響による真空ポンプの誤動作を抑制するために真空ポンプの温度を局所的に65℃程度に保持する技術もあるが、この技術によってもチャンバ内での異物の混入を抑制することはできない。
本願発明者らが取得した、異物によりショートが生じたAl配線のSEM(Scanning Electron Microscope)写真を図5に示す。図5に示す例では、Al膜のプラズマエッチングの際に異物が混入したため、Al膜が所望の形状にパターニングされずに、異物の形状を反映させた部分が残存してしまっている。
また、本願発明者らが取得した、このようなショート等のパターン不良のウェハでの分布を図6に示す。図6に示すように、ウェハの全体にパターン不良が分布しており、歩留まりが非常に低いといえる。なお、図6中の「120」及び「160」は、欠陥の分類コードであり、共に、真空ポンプからの異物混入によるパターン不良を示している。「120」は、異物によるAl配線ショートを示し、「160」は、異物による単独のパターン不良が生じたことを示している。
そして、このようなパターン不良の原因は、上述のように、ターボ分子ポンプ等の真空ポンプからの異物の混入であることが本願発明者らによって解明された。また、Al膜のエッチングの際に生じる異物の主成分はAlCl3であり、AlCl3は70℃以上の環境下では、真空ポンプの内部に付着しにくいことも解明された。更に、異物の大きさは圧力が高い下流側(排気口側)ほど小さく、チャンバ内に舞い戻りやすいことも解明された。
そして、本願発明者らは、更に鋭意検討を重ねた結果、以下に示す諸態様に想到した。
真空ポンプの一態様には、吸気口と、排気口と、前記吸気口と前記排気口との間に設けられたガス流路と、が設けられている。更に、前記ガス流路を加熱する第1及び第2の加熱手段が設けられている。前記第1の加熱手段は、前記第2の加熱手段よりも前記吸気口に近い位置に設けられており、前記第2の加熱手段は、前記第1の加熱手段よりも高い温度に前記ガス流路を加熱する。前記ガス流路のうち前記第2の加熱手段により加熱される領域の温度は、前記ガス流路のうち前記第1の加熱手段により加熱される領域の温度よりも高い。
半導体装置の製造装置の一態様には、上記の真空ポンプが設けられ、更に、前記真空ポンプによってその内部が真空にされ、半導体基板に対する処理が行われる真空処理室が設けられている。
半導体装置の製造方法の一態様では、半導体基板が搬入された真空処理室の内部を、上記の真空ポンプを用いて真空にし、その後、前記半導体基板の処理を行う。
上記の真空ポンプ等によれば、適切な加熱により真空ポンプ内に異物が付着しにくくなり、そのまま排出されるため、真空処理室内への異物の混入を抑制することができる。
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照して具体的に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造装置を示す模式図である。
この装置には、アルミニウム膜等の金属膜、多結晶シリコン膜等の半導体膜及び/又はシリコン酸化膜等の絶縁膜等が形成された半導体基板が搬入されるチャンバ102、このチャンバ102内にプラズマを発生させるプラズマ発生源103、及びチャンバ102内を真空にする真空ポンプ101が設けられている。真空ポンプ101は、スロットルバルブを備えたフランジ106を介してチャンバ102につなげられている。チャンバ102には、処理前の半導体基板が搬送チャンバから搬入され、処理後の半導体基板がチャンバ102から搬送チャンバに搬出される。真空ポンプ101は、例えばターボ分子ポンプである。また、真空ポンプ101の後段にはドライポンプがつなげられている。更に、本実施形態では、後述のように、真空ポンプ101にヒータが設けられており、ヒータの温度の制御を行う温度制御部104が設けられている。温度制御部104は、例えば真空ポンプ101の一部として構成されている。
このように構成された半導体装置の製造装置では、真空ポンプ101及びドライポンプ105によってチャンバ102内が真空にされた後、搬送チャンバから半導体基板がチャンバ102内に搬入される。次いで、プラズマ発生源103によってプラズマがチャンバ102内に発生し、このプラズマによって金属膜等のドライエッチングが行われたり、絶縁膜の表面処理(プラズマの照射)が行われたりする。また、この処理の際には、詳細は後述するが、ヒータの温度制御が温度制御部104によって行われる。そして、このような処理の後に、プラズマの発生が停止され、半導体基板が搬送チャンバに搬出される。
次に、真空ポンプ101の詳細について説明する。図2は、真空ポンプ101の構造を示す模式図である。
真空ポンプ101には、ハウジング1、及びこのハウジング1の内面から中心部に向けて延びる棚状の固定翼2が複数設けられている。ハウジング1及び固定翼2は、例えばアルミニウム又はアルミニウム合金(例えばジュラルミン)製である。また、ハウジング1の上端部にはフランジ6が設けられており、その中央に吸気口7が設けられている。また、ハウジング1の下側の側壁部には排気口8が設けられている。ハウジング1の排気口8の上側に内側に突出する支持部1aが形成されており、この支持部1aに円筒状のスペーサ9が支持されている。スペーサ9の内面には、らせん状の溝9aが形成されている。スペーサ9は、例えばステンレス製である。スペーサ9の材料として、表面にニッケル膜が形成されたアルミニウム又はアルミニウム合金が用いられてもよい。吸気口7及び排気口8の間の空間がガス流路となっている。
また、ハウジング1の底部の中央には、上方に延びるシャフト4を回転させる駆動部3が設けられている。駆動部3内には、高周波モータ(図示せず)等が含まれている。シャフト4の上側の端部には、駆動部3と、固定翼2及びスペーサ9との間の隙間を下方まで延びる回転体10が固定されている。回転体10は、例えばステンレス製である。回転体10には、固定翼2同士の隙間に入り込む回転翼5が複数設けられている。
真空ポンプ101の上下方向において、固定翼2が設けられたガス流路は固定翼領域11とよばれ、スペーサ9が設けられたガス流路はスペーサ領域12とよばれる。そして、本実施形態では、固定翼領域11に、ハウジング1の外側からハウジング1の内側を加熱する第1のヒータ21が設けられ、スペーサ領域12に、ハウジング1の外側からハウジング1の内側を加熱する第2のヒータ22が設けられている。ヒータ21による加熱の設定温度は95℃であり、ヒータ22による加熱の設定温度は115℃である。この設定温度は温度制御部104により制御される。温度制御部104は、例えば、固定翼領域11及びスペーサ領域12に夫々設けられた温度センサ(図示せず)に基づいて設定温度を制御する。このように温度が設定された場合、チャンバ102の内部よりも真空ポンプ101の内部の方が、温度が高くなりやすい。
このように構成された真空ポンプ101では、回転体10が駆動部3により駆動されて回転すると、回転翼5及び固定翼2の協働作用により、吸気口7からチャンバ102内のガスが吸気される。そして、このガスは固定翼領域11を介してスペーサ領域12まで送られる。スペーサ領域12では、回転体10の回転に伴ってガスが溝9a内を高速で流れる。そして、このガスは排気口8から外部へと排気される。
ここで、ヒータ21及び22の作用及び設定温度について説明する。
上述のように、AlCl3は70℃以上の環境下で真空ポンプの内部に付着しにくい。これは半導体装置の製造過程で生ずる他の異物についても同様である。そして、本実施形態では、ヒータ21による加熱の設定温度が95℃であり、ヒータ22による加熱の設定温度が115℃であるので、ガスが流れる部分までに若干の温度の降下があっても、ガスが流れる部分(ガス流路)の温度は70℃以上となる。従って、固定翼領域11及びスペーサ領域12内での異物の付着を抑制することができ、そのまま排出されやすくなる。スペーサ領域12よりも排気口8に近い部分に異物が付着する可能性もあるが、この部分に付着した異物がチャンバ102内まで戻ることはほとんどなく、チャンバ102内での異物の混入が著しく抑制される。
また、上述のように、異物の付着がある場合、その大きさは排気口8に近い部分ほど小さく、チャンバ102内に舞い戻りやすいが、本実施形態では、スペーサ領域12を加熱するヒータ22の設定温度を、固定翼領域11を加熱するヒータ21の設定温度よりも高くしているので、異物の混入を効率的に抑制することができる。つまり、ヒータ21及び22の温度を95℃とした場合には、スペーサ領域12に若干の異物が付着することも考えられ、ヒータ21及び22の温度を115℃とした場合には、固定翼領域11の加熱が過剰になることも考えられるが、本実施形態によれば、設定温度が適切に設定されているため、効率的に異物の混入を抑制することができる。
そして、半導体装置の製造において、真空ポンプを起因とする異物の混入が生じ始めた場合には、真空ポンプのオーバーホールを行ったり、真空ポンプを交換したりする必要があるが、本実施形態の真空ポンプ101では異物の混入が極めて生じにくいため、このような作業を行う頻度を非常に小さくすることができる。従って、図1に示す製造装置を用いれば、半導体装置のスループットを向上させるという効果も得られる。
なお、異物の付着を抑制するために、ヒータ21及び22の温度は90℃以上とすることが好ましく、特に下流側に位置するヒータ22の温度は110℃以上とすることが好ましい。このような設定温度を採用することにより、真空ポンプ101内でガスと接触する部分の温度は70℃以上となりやすい。
その一方で、アルミニウム又はアルミニウム合金は、約140℃以上の環境下においてクリープ現象を起こす。従って、ヒータ21及び22の設定温度は、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる部材の温度が140℃未満となる温度とすることが好ましい。例えば、固定翼2がアルミニウム又はアルミニウム合金製の場合、ヒータ21の設定温度は130℃以下とすることが好ましく、ヒータ22の設定温度は150℃以下とすることが好ましい。
また、スペーサ9が設けられている必要はないが、ガスの分子の流れを円滑にして速い排気速度を得るためには、スペーサ9が設けられていることが好ましい。特に、半導体装置の製造装置に用いられる真空ポンプでは、到達圧力よりも排気速度が重視されるため、スペーサ9が設けられていることが好ましい。
また、上述の実施形態では、2つのヒータ21及び22が設けられ、これらの設定温度が相違しているが、設定温度が90℃以上の1つのヒータにより吸気口7と排気口8との間のガス流路を加熱してもよい。また、ヒータの数を3個以上として、より細かく設定温度を定めてもよい。また、スペーサ領域が設けられている真空ポンプにおいては、スペーサ領域においてガスと接触する部分の温度が70℃以上となっていれば、回転翼領域の温度が70℃未満となっていてもよい。この場合でも、細かい異物の付着が抑制されるため、従来のものと比較してチャンバ内への異物の混入は大幅に減少する。また、温度制御部104が、サーモグラフィによるハウジング1の表面温度の測定結果に基づいてヒータの温度制御を行ってもよい。また、固定翼領域11及びスペーサ領域12の一方又は両方に圧力センサを設けておき、その検出結果に応じて温度制御部104が温度制御を行ってもよい。
また、本発明が適用される装置はプラズマ処理が行われる装置に限定されず、化学気相成長(CVD:Chemical Vapor Deposition)装置等の堆積装置(成膜装置)に用いることも可能である。また、他の装置であっても、真空中の処理が行われるものであれば、適用可能である。
次に、上述のような真空ポンプを備えた半導体装置の製造装置を用いて半導体装置を製造する方法について説明する。図7A乃至図7Dは、半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。
先ず、図7Aに示すように、半導体基板51の表面にSTI法により素子分離絶縁膜52を形成する。素子分離絶縁膜52の形成に当たっては、半導体基板51に溝を形成し、この溝内及び半導体基板51上に絶縁膜を形成し、これを研磨する。この絶縁膜の形成の際に、上述の真空ポンプを用いた真空中での処理を行う。次いで、ウェル53を形成する。
ウェル53の形成後に、図7Bに示すように、ゲート絶縁膜54及びゲート電極55を形成する。ゲート電極55の形成の際には、多結晶シリコン膜の形成及びパターニングを行う。多結晶シリコン膜のパターニングの際に、上述の真空ポンプを用いた真空中での処理を行う。ゲート絶縁膜54及びゲート電極55の形成後に、不純物拡散層56及びサイドウォール絶縁膜57を形成する。このようにして、電界効果トランジスタが形成される。
電界効果トランジスタの形成後に、図7Cに示すように、この電界効果トランジスタを覆う層間絶縁膜58を形成し、これに不純物拡散層56まで達するコンタクトホール59を形成する。層間絶縁膜58の形成及びコンタクトホール59の形成の際に、上述の真空ポンプを用いた真空中での処理を行う。コンタクトホール59の形成後に、コンタクトホール59内にコンタクトプラグ60を形成する。
コンタクトプラグ60の形成後に、図7Dに示すように、コンタクトプラグ60に接続される配線61を層間絶縁膜58上に形成する。配線61の形成の際には、Al膜等の形成及びパターニングを行う。Al膜等のパターニングの際に、上述の真空ポンプを用いた真空中での処理を行う。
その後、上層の配線、プラグ及び層間絶縁膜等を形成し、半導体装置を完成させる。
このような方法によれば、異物の混入を抑制することができる。従って、パターニング不良の発生及び歩留まりの低下を抑制することができる。
次に、本願発明者らが実際に行った実験について説明する。
(第1の実験)
先ず、第1の実験について説明する。第1の実験では、ヒータが設けられていない従来の真空ポンプ(比較例)及び上述の実施形態と同様の真空ポンプ(実施例)について、温度の分布及び内部の圧力の分布を測定した。この結果を図3A及び図3Bに示す。図3Aは、比較例における分布を示すグラフであり、図3Bは、実施例における分布を示すグラフである。なお、温度の分布は、サーモグラフィにより測定した。また、図3A及び図3B中の実線は温度を示し、破線は圧力を示す。更に、本願発明者らは、両真空ポンプの内部に存在する異物がどの範囲に存在するか確認した。この結果も図3A及び図3B中に示す。
図3Aに示すように、比較例では、異物がスペーサ領域の大部分に存在した。従って、この真空ポンプを用いて半導体装置の製造を行うと、比較的早期にチャンバ内で異物が混入し始めると考えられる。これに対し、図3Bに示すように、実施例では、スペーサ領域には異物が存在せず、それよりも排気口側に存在しただけであった。従って、異物の舞い戻りが非常に生じにくく、チャンバ内での異物の混入は生じにくいといえる。
また、この結果から、異物の付着の程度は、温度だけでなく圧力にも依存していると考えられる。つまり、図3A及び図3Bに示すように、圧力が高い領域ほど異物が付着しやすいという結果が得られた。従って、ヒータの温度制御に当たっては、真空ポンプ内の圧力を測定しながら、この測定結果に応じて温度を変化させることが好ましいといえる。
(第2の実験)
次に、第2の実験について説明する。第2の実験では、ヒータ21及び22の代わりに固定翼領域11及びスペーサ領域12を覆う1つヒータを設け、このヒータの設定温度を変えながら、異物の混入が生じるまでの半導体基板の処理数を調査した。他の構造は上述の実施形態と同様とした。なお、この処理としては、半導体基板上に形成されたAl膜のプラズマエッチングを行った。この結果を図4に示す。
図4に示すように、ヒータの設定温度が90℃未満の場合には、処理数は15000枚まで達しなかった。一方、ヒータの設定温度が100℃を超えている場合には、処理数が急激に増加し、25000枚を超えた。この結果から、ヒータが1つの場合、その設定温度は90℃以上であることが好ましく、また100℃以上であることがより好ましいといえる。また、異物の付着の機構を考慮すると、スペーサ領域が設けられた真空ポンプでは、スペーサ領域を加熱するヒータの設定温度は90℃以上であることが好ましく、また100℃以上であることがより好ましいといえる。
本発明の実施形態に係る半導体装置の製造装置を示す模式図である。 真空ポンプ101の構造を示す模式図である。 第1の実験の比較例における分布を示すグラフである。 第1の実験の実施例における分布を示すグラフである。 第2の実験の結果を示すグラフである。 異物によりショートが生じたAl配線のSEM写真を示す図である。 パターン不良のウェハでの分布を示す図である。 本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図7Aに引き続き、半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図7Bに引き続き、半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図7Cに引き続き、半導体装置の製造方法を示す断面図である。
符号の説明
1:ハウジング
1a:支持部
2:固定翼
3:駆動部
4:シャフト
5:回転翼
6:フランジ
7:吸気口
8:排気口
9:スペーサ
9a:溝
10:回転体
11:固定翼領域
12:スペーサ領域
21、22:ヒータ
101:真空ポンプ
102:チャンバ
103:プラズマ発生源
104:温度制御部
105:ドライポンプ
106:フランジ

Claims (7)

  1. 吸気口と、
    排気口と、
    前記吸気口と前記排気口との間に設けられたガス流路と、
    前記ガス流路を加熱する第1及び第2の加熱手段と、
    を有し、
    前記第1の加熱手段は、前記第2の加熱手段よりも前記吸気口に近い位置に設けられ、
    前記第2の加熱手段は、前記第1の加熱手段よりも高い温度で前記ガス流路を加熱する
    前記第2の加熱手段は、前記第1の加熱手段よりも高い温度で前記ガス流路を加熱し、
    前記ガス流路のうち前記第2の加熱手段により加熱される領域の温度は、前記ガス流路のうち前記第1の加熱手段により加熱される領域の温度よりも高いことを特徴とする真空ポンプ。
  2. 前記ガス流路は、
    前記吸気口と前記排気口との間に設けられた固定翼を備えた固定翼領域と、
    前記固定翼領域よりも前記排気口に近い位置に設けられたスペーサ領域と、
    を備え
    前記第1の加熱手段は前記固定翼領域を加熱し、
    前記第2の加熱手段は前記スペーサ領域を加熱することを特徴とする請求項1に記載の真空ポンプ。
  3. 前記第1の加熱手段は、前記ガス流路を70℃以上に加熱することを特徴とする請求項1又は2に記載の真空ポンプ。
  4. 前記ガス流路の温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段による検出の結果に基づいて前記第1の加熱手段及び前記第2の加熱手段の制御を行う温度制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の真空ポンプ。
  5. 前記第1の加熱手段によって加熱される位置の圧力及び前記第2の加熱手段によって加熱される位置の圧力を夫々測定する圧力測定手段を有し、
    前記温度制御手段は、前記温度検出手段による検出の結果及び前記圧力測定手段による検出の結果に基づいて前記第1の加熱手段及び前記第2の加熱手段の制御を行うことを特徴とする請求項4に記載の真空ポンプ。
  6. 真空ポンプと、
    前記真空ポンプによってその内部が真空にされ、半導体基板に対する処理が行われる真空処理室と、
    を有し、
    前記真空ポンプは、
    吸気口と、
    排気口と、
    前記吸気口と前記排気口との間に設けられたガス流路と、
    前記ガス流路を加熱する第1及び第2の加熱手段と、
    を有し、
    前記第1の加熱手段は、前記第2の加熱手段よりも前記吸気口に近い位置に設けられ、
    前記第2の加熱手段は、前記第1の加熱手段よりも高い温度で前記ガス流路を加熱し、
    前記ガス流路のうち前記第2の加熱手段により加熱される領域の温度は、前記ガス流路のうち前記第1の加熱手段により加熱される領域の温度よりも高いことを特徴とする半導体装置の製造装置。
  7. 半導体基板が搬入された真空処理室の内部を、真空ポンプを用いて真空にする工程と、
    前記半導体基板の処理を行う工程と、
    を有し、
    前記真空ポンプとして、
    吸気口と、
    排気口と、
    前記吸気口と前記排気口との間に設けられたガス流路と、
    前記ガス流路を加熱する第1及び第2の加熱手段と、
    を有し、
    前記第1の加熱手段は、前記第2の加熱手段よりも前記吸気口に近い位置に設けられ、
    前記第2の加熱手段は、前記第1の加熱手段よりも高い温度で前記ガス流路を加熱し、
    前記ガス流路のうち前記第2の加熱手段により加熱される領域の温度は、前記ガス流路のうち前記第1の加熱手段により加熱される領域の温度よりも高いものを用いることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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