JP5104143B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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本発明は、複数のアクセス経路を有する、情報処理装置の記憶装置へアクセスするための技術に関する。
従来、記憶装置(装着された記憶媒体を含む)を有しその記憶装置へのアクセス経路を複数有する情報処理装置として、例えば、特許文献1に開示されているデジタルカメラ等が知られている。このデジタルカメラには、メモリカードを装着することができ、その装着されたメモリカードには、デジタルカメラ自体から或いはデジタルカメラに接続されたプリンタからアクセスすることができる。また、同様の情報処理装置として、メモリカードを装着可能なプリンタも知られている。プリンタに装着されたメモリカードには、プリンタ自体から或いはプリンタに接続されたホストコンピュータからアクセスすることができる。ホストコンピュータからプリンタのメモリカードにアクセスするために、プリンタとホストコンピュータは、例えば、USB(Universal Serial Bus)や通信ネットワーク等を介して接続される。
特開2006−157425号公報
一般に、USBでプリンタに接続されたホストコンピュータからプリンタのメモリカードへアクセスする際は、ホストコンピュータが備えるOS(Operating System)(特に、ファイルシステム)が、そのアクセスを主に制御する。従って、例えば、ホストコンピュータからメモリカードへデータの書込みが行われる場合、書込み対象のデータが、ホストコンピュータが備えるファイルシステムのキャッシュに一時的に格納される。
一方、メモリカードへのアクセス経路が複数ある場合、ホストコンピュータからメモリカードへの書込みが必ずしも成功するとは限らない。一般に、排他制御により、メモリカードの記憶領域への複数経路からの同時アクセスは排他的に制限されるので、例えば、プリンタ自体がアクセスしている場合は、ホストコンピュータからのアクセスが禁止されるからである。USBでプリンタに接続されたホストコンピュータにおいては(上述のように、ホストコンピュータのOS(特に、ファイルシステム)がメモリカードへのアクセスを制御する)、メモリカード内のアクセス対象の領域がアクセス禁止であった場合、ホストコンピュータのOSは、書込みを試みたときにプリンタから受信するエラー通知によって、メモリカードへのアクセスが禁止されていることが知らされる。つまり、ホストコンピュータのOSは、キャッシュに書込み対象のデータを格納してプリンタへ書込みのコマンドを送信した後で、メモリカードへのアクセスが禁止されていることを知る。
ここで、ホストコンピュータが備えるOSが、或る種のものである場合は、エラー通知を受信してもキャッシュに格納されたデータをフラッシュすることができず、書込みをリトライし続けるといった問題がある。この状態が継続すると、OSが異常処理を開始するため、ホストコンピュータやプリンタの動作が不安定になってしまうことがある。
この問題は、プリンタだけに限らず、複数のアクセス経路を持つ他の種類の周辺機器が備える記憶装置に、ホストコンピュータがアクセスしようとする場合にも、同様に生じ得る。
そこで、本発明の目的は、複数のアクセス経路を持つ情報処理装置の記憶装置へ外部装置がアクセスを行う前に、排他制御によりアクセスが禁止されているか否かをタイミング良く外部装置に通知することにある。
本発明に従う情報処理装置は、記憶装置と、前記記憶装置への複数のアクセス経路とを有し、前記複数のアクセス経路中の特定のアクセス経路には外部装置が接続され、前記外部装置から前記特定のアクセス経路を介して前記記憶装置にアクセスするときには前記外部装置のファイルシステムが前記記憶装置へのアクセスを制御する情報処理装置において、前記外部装置に書込み要求が発生したときに書込みデータが前記外部装置内のキャッシュに格納される前に前記外部装置が前記情報処理装置へ送信することとなっている第一のコマンドを受信したときに、前記特定のアクセス経路を介した前記記憶装置へのアクセスが排他制御により禁止されているか否かの状態であるアクセス状態が、変化したか否かを判定する判定部と、前記判定部により前記アクセス状態が変化したと判定されたときに、前記アクセス状態を前記情報処理装置へ問い合わせる第二のコマンドを前記外部装置から前記情報処理装置へ送信させるための所定の応答を、前記外部装置へ送信する応答部と、を備える。
本発明に係る好適な実施形態では、前記外部装置から前記第一のコマンドを受信したときに、前記アクセス状態がアクセス可能状態である場合は、前記特定のアクセス経路以外の他のアクセス経路を介した前記記憶装置へのアクセスを所定時間一時的に禁止する一時的排他制御部を、更に備える。
を更に備える請求項1記載の情報処理装置。
本発明に係る好適な実施形態では、前記他のアクセス経路からのアクセスを一時的に禁止している間に前記外部装置から前記情報処理装置にデータの読出しが要求された場合は、前記一時的にアクセスを禁止する時間を所定時間延長する一時的排他制御時間延長部を、更に備える。
本発明に係る好適な実施形態では、前記第一のコマンドは、SCSIコマンド中のTest Unit Readyコマンドであってもよく、前記第二のコマンドは、SCSIコマンド中のMode Senseコマンドであってもよい。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置の一例としてのプリンタ2とホストコンピュータ1A〜1Cとを有するシステム全体の構成を示す図である。
ホストコンピュータ(以下、ホスト)1A〜1Cは、いずれも、例えば、PC(Personal Computer)のような汎用的なコンピュータである。ホスト1A〜1Cは、所定の接続方式によりプリンタ2に接続され、プリンタ2に装着されたメモリカード5にアクセスする。ホスト1とプリンタ2間の接続は、例えば、USBケーブル3を介したUSB接続によって、或いはLAN(Local Area Network)等の通信ネットワーク4を介したネットワーク接続等によって行われる。本実施形態では、ホスト1Aがプリンタ2とUSB接続され、ホスト1B及びホスト1Cがプリンタ2とネットワーク接続される。以下、ホスト1A、ホスト1B、ホスト1Cを、それぞれホストA、ホストB、ホストCと略記する。尚、同図では、プリンタ2には、一つのホスト(ホストAのみ)がUSB接続されているが、複数のホストがUSB接続されてもよい。
プリンタ2にUSB接続されるホストAは、アプリケーション11と、OS12と、ファイルシステム13(通常、OS12の一部であるが、説明の都合上、OS12と区別して示す)と、キャッシュ14と、USBホスト15とを備える。アプリケーション11は、メモリカード5へのアクセスを行うプログラムである。ファイルシステム13は、メモリカード5に記憶されたファイルの管理を行うプログラムである。例えば、アプリケーション11がメモリカード5に所定のファイルの書込みを行う際は、アプリケーション11は、その書込み要求をOS12に出す。書込み要求を受けたOS12は、ファイルシステム13のファイルの管理機能を利用して、アプリケーション11から指定された書込み対象のファイルをメモリカード5に書込む。この際、書込み対象のファイルの全部又は一部に相当するデータが、一時的にキャシュ14に格納される。USBホスト15は、プリンタ2のUSBデバイス21との間でSCSI(Small Computer System Interface)プロトコルに従ったデータ通信を行う。尚、本実施形態では、ホストAとプリンタ2間の接続方式をUSB接続としたが、これに代えて、SCSIやATAPI(AT Attachment Packet Interface)やIDE(Integrated Drive Electronics)等による接続方式が採用されてもよい。
プリンタ2にネットワーク接続されるホストB及びホストCは、アプリケーション11と、OS12と、ネットワークI/F(インタフェース)16とを備える。アプリケーション11とOS12は、ホストAで説明したものと実質的に同じである。但し、ネットワーク接続の場合は、プリンタ2のメモリカード5内のファイルにアクセスするとき、ファイルシステムとしてプリンタ2側のネットワークファイルシステム25が利用されるので、図1では、ホストB及びCのファイルシステムの図示を省略してある。例えば、ホストBがメモリカード5内のファイルに書込みを行うときには、ホストBのOS12は、書込み対象のファイルをネットワークI/F16を介してプリンタ2に送信する。そして、プリンタ2のネットワークファイルシステム25が、書込み対象のファイルをメモリカード5に書込む。ネットワークI/F16は、プリンタ2のネットワークI/F23との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を行う。
プリンタ2は、例えば、制御部26と、メモリカードI/F27と、USBデバイス21と、UI(User Interface)22と、ネットワークI/F23と、ローカルファイルシステム24と、ネットワークファイルシステム25とを備える。
メモリカードI/F27は、着脱可能な記憶媒体、例えば、SDカードやUSBメモリ等のメモリカード5をプリンタ2に装着するためのインタフェースである。メモリカードI/F28を介してプリンタ2に装着されたメモリカード5には、プリンタ2自体がUI22を介してアクセスできる他、上述したように、プリンタ2に接続されたホスト1からもアクセスできる。
本実施形態では、メモリカード5にアクセスするためのアクセス経路として、次の三つが備えられる。即ち、プリンタ2のUI22からの経路(以下、「ローカル経路」)と、USB接続されたホストAからの経路(以下、「USB経路」)と、ネットワーク接続されたホストB又はホストCからの経路(以下、「ネットワーク経路」)とである。USB経路及びネットワーク経路を介したメモリカード5へのアクセスについては、上述した通りである。ローカル経路を介してアクセスする場合は、ファイルシステムとしてローカルファイルシステム24が利用される。また、メモリカード5へのアクセスの指示は、UI22を介したユーザ入力によって行われる。
プリンタ2の制御部26は、例えば、CPU(Central Processing Unit)及びプログラムメモリ等を有するマイクロコンピュータであり、プリンタ2全体の制御を行う。例えば、制御部26は、プリンタ2が有する基本機能の一つである印刷機能を実現するために印刷エンジン(図示しない)を制御する。また、制御部26は、ホスト1やプリンタ2自体がメモリカード5へアクセスできるようにするために、それぞれのアクセス経路を構成する各部を制御する。更に、制御部26は、メモリカード5へのアクセスに関する状態(特に、排他制御によってアクセスが禁止されているか否かを示す状態であり、以下、「アクセス状態」)を管理する。アクセス状態の管理は、例えば、制御部26が、少なくともUSB経路の各々ごとに、その経路からのアクセスが排他制御により禁止されていない状態(アクセス可能状態)であるか、それともその経路からのアクセスが排他制御により禁止されている状態(アクセス不可状態)であるかを記憶することにより行われる。以下、ホストAからUSB経路を介してメモリカード5にアクセスすることが排他制御により禁止されているか否かを示す状態を、「USB経路のアクセス状態」と表記する。排他制御により、メモリカード5への複数経路からの同時アクセスは、排他的に制限されるので、例えば、メモリカード5がローカル経路又はネットワーク経路のいずれかを介してアクセスされている場合は、USB経路のアクセス状態がアクセス不可状態となる。逆に、メモリカード5がローカル経路及びネットワーク経路のいずれを介してもアクセスされていない場合は、USB経路のアクセス状態がアクセス可能状態となる。尚、メモリカード5がいずれのアクセス経路を介してもアクセスされていない場合は、全てのアクセス経路についてのアクセス状態がアクセス可能状態となる。このように、各アクセス経路のアクセス状態は、メモリカード5へのアクセスの状況(全てのアクセス経路を含めたアクセスの状況)に応じて変化する。後述するように、制御部26は、USBで使われるコマンド体系(例えば、SCSIプロトコル)における、デバイスにデータ転送の準備ができたか否かを問う所定のコマンド(例えば、Test Unit Readyコマンド)の受信を契機として、USB経路からのアクセス状態をホストAに通知するが、制御部26は、この通知したアクセス状態(直近のもの)をも記憶しておく。
上述したように、アクセス状態の管理は、少なくともUSB経路の各々について行われればよい。USB経路を介したアクセスの制御は、ホスト(本実施形態の場合、ホストA)のOSが行うので、ホストのOSが書込みデータをホストのキャッシュに書込む前にアクセス状態をそのOSに知らせたいからである。尚、制御部26は、USB経路だけでなく、全てのアクセス経路の各々について、アクセス状態を管理してもよい。
以上が、システム全体の構成についての説明である。以下では、プリンタ2とプリンタ2にUSB接続されたホストAとの動作について説明する。尚、プリンタ2にUSB接続されるホストが複数ある場合は、それぞれのホストについて、以下で説明するようなプリンタ2とホストAとの間で行われる処理を、プリンタ2との間で行うことができる。
図2は、USB接続されたホストAのOS12Aとプリンタ2間の通信の流れを示す図である。
ホストAのUSBホスト15とプリンタ2のUSBデバイス21とがUSBケーブル3により接続されてUSB接続が確立すると、ホストAのOS12Aからプリンタ2へTest Unit Readyコマンドが送信される(S10)。Test
Unit Readyコマンドは、SCSIコマンドの一種であり、ホストAのOS12Aが、デバイス(ここでは、プリンタ2)にデータ転送(データの書込みや読出し)の準備ができたか否かの状態等を確認するために、デバイスに対して定期的又は不定期的に送信するコマンドである。Test Unit Readyコマンドを受信したデバイスは、何らかの応答をホストAへ返す。
プリンタ2にメモリカード5が未装着である場合、プリンタ2は、Test Unit Readyコマンドに対して、メモリカード未装着の通知をホストAに返す(S11、S13)。
プリンタ2にメモリカード5が装着された後(S14)、Test Unit Readyコマンドを受信すると(S15)、プリンタ2は、Test Unit Readyコマンドに対して、メモリカード装着の通知をホストAに返す(S16)。
メモリカード装着の通知を受信したホストAのOS12Aは、SCSIコマンドの一種であるMode Senseコマンドをプリンタ2へ送信する(S17)。Mode Senseコマンドは、デバイスにそれが持つ種々の動作パラメータ(例えば、記憶装置の動作パラメータ)に関する情報を要求するコマンドである。Mode Senseコマンドを受信したプリンタ2は、USB経路のアクセス状態をホストAに通知する(S18)。
ここで、例えば、ホストAが受信したUSB経路のアクセス状態がアクセス可能状態であれば、S18以降、ホストAは、メモリカード5へのアクセスを行うようになる。しかしながら、以後、USB経路のアクセス状態は、メモリカード5へのプリンタ2自体や他のホストB、Cからのアクセスの状況により変化する。そのため、その後のある時点で書込みを試みた際にアクセスが禁止されていることが知らされたとしても、ホストAのOS12Aは、キャッシュ14に格納されたデータをフラッシュできず、上述したような問題を生じる。
そこで、本実施形態に係るプリンタ2は、Mode Senseコマンドに応答してUSB経路のアクセス状態をホストAに通知した後、ホストAから定期的又は不定期的に送信されるTest Unit Readyコマンドの受信を契機として、USB経路のアクセス状態が前回から変化したか否かを判定して、判定結果に応じた応答をホストAに返信する。以下、このような、USB経路のアクセス状態が変化したか否かを判定して応答をホストAに返信する処理を「アクセス状態確認処理」と呼ぶ。即ち、プリンタ2は、Test Unit Readyコマンドを受信すると(S19、S21)、アクセス状態確認処理を行う(S20、S22)。ホストAのOS12Aは、書込み要求が生じたとき、書込みデータをキャッシュ14に書込む前にTest Unit Readyコマンドをプリンタ2へ送信し、プリンタ2にてアクセス状態確認処理が行われる。これにより、ホストAのOS12Aは、書込みを試みる直前に、メモリカード5へのアクセスが禁止されているか否かを知ることができる。
図3は、アクセス状態確認処理のフローチャートである。
プリンタ2がTest Unit Readyコマンドを受信すると(S30)、プリンタ2の制御部26は、現在のUSB経路のアクセス状態を判定する(S31)。
USB経路のアクセス状態がアクセス可能状態である場合は(S31:YES)、制御部26は、他のアクセス経路(即ち、ローカル経路とネットワーク経路)に対するメモリカード5への一定時間の一時的なアクセス制限(つまり、一時的な排他制御)を開始する(S32)(開始後、上記一定時間が経過するとアクセス制限は解除される)。即ち、制御部26は、一定時間(例えば、50msの間)、他のアクセス経路を介したメモリカード5へのアクセスが行われないように制御する。これにより、ホストAがアクセス状態確認処理によってUSB経路のアクセス状態がアクセス可能状態であることを知ってから書込みを行うまでの間に、他のアクセス経路を介したアクセスが行われることによってUSB経路のアクセス状態がアクセス不可状態に変化することを防止することができる。アクセス制限される上記一定時間は、例えば、書込み要求が発生した後にTest Unit Readyコマンドが送信されてから書込みが行われるまでに要するおおよその時間に基づいて、望ましくは、上記一定時間内に上記書込みが完了し、そして書込み完了直後に上記一定時間が満了するように、定めることができる。例えば、Test Unit Readyコマンドが送信される周期が1sであり、アクセス制限される時間が50msである場合は、Test Unit Readyコマンドが送信されてから50msの間は、他のアクセス経路を介したアクセスが禁止され、その間にホストAからの書込みが完遂され、その50msが経過すると、他のアクセス経路を介したアクセスが可能となる。
一方、USB経路のアクセス状態がアクセス不可状態である場合は(S31:NO)、S32の処理が行われずに、本処理は、S33に移行する。
S33では、制御部26は、USB経路のアクセス状態が、前回のアクセス状態確認処理を行ったときから変化したか否かを判定する。即ち、前回のアクセス状態確認処理においてホストAに通知されたアクセス状態と、現在のアクセス状態とが同じであるか否かが判定される。
USB経路のアクセス状態が、前回のアクセス状態確認処理を行ったときから変化していない場合は(S33:NO)、プリンタ2は、ステータスを”GOOD”に設定した応答をホストAに送信する(S34)。ステータスが”GOOD”に設定された応答を受信したホストAは、USB経路のアクセス状態に変化がないことを認識する。
一方、USB経路のアクセス状態が、前回のアクセス状態確認処理を行ったときから変化している場合は(S33:YES)、プリンタ2は、ステータスを”ERROR”に設定した応答をホストAに送信する(S35)。ステータスが”ERROR”に設定された応答を受信したホストAのOS12Aは、SCSIコマンドの一種であるRequest Senseコマンドをプリンタ2に送信する。Request Senseコマンドは、”ERROR”の具体的内容(つまり、この例では、USB経路のアクセス状態が変化したということ)をデバイスに要求するコマンドである。
Request Senseコマンドを受信したプリンタ2は、センスキーを”UNIT ATTENTION”、追加センスコードを”MODE PARAMETER CHANGED”にそれぞれ設定した応答をホストAに送信する(S36、S37)。この応答は、要するに、USB経路のアクセス状態が変化したということをホストAに知らせている。上記の応答を受信したホストAは、変化後のUSB経路のアクセス状態を知るために、Mode Senseコマンドをプリンタ2に送信する。
Mode Senseコマンドを受信したプリンタ2は、図2におけるS17及びS18と同様に、USB経路のアクセス状態をホストAに通知する(S38、S39)。
以上の処理が行われることにより、プリンタ2は、Test Unit Readyコマンドの受信を契機に、USB経路のアクセス状態が変化したか否かを、ホストAに通知することができる。
図4は、ホストAのOS12Aがメモリカード5に書込みを行う際のフローチャートである。
アプリケーション11Aから書込み要求が発生すると(S50)、OS12Aは、Test Unit Readyコマンドをプリンタ2に送信する(S51)。この時点では、ホストAは、メモリカード5へのアクセスが禁止されていないと認識しているものとする。
Test Unit Readyコマンドを受信したプリンタ2は、アクセス状態確認処理を行う(S52)。S52により、OS12Aは、USB経路のアクセス状態が変化したか否か(即ち、排他制御によりメモリカード5へのアクセスが禁止されているか否か)を知ることができる。そして、メモリカード5へのアクセスが禁止されていなければ、図3のS32で示した他のアクセス経路に対する一時的なアクセス制限が行われる。
アクセス状態確認処理により(特に、図3のS32以降の処理の結果として)OS12Aがメモリカード5へのアクセスが禁止されていないと知った場合は(S53:YES)、OS12Aは、書込み要求に従った書込みを行う(即ち、書込みデータをキャッシュ14に書込み、そして、書込みコマンドとキャッシュ14内の書込みデータとをメモリカード5へ転送する)(S54)。
一方、メモリカード5へのアクセスが禁止されていると知った場合は(S53:NO)、OS12Aは、書込みを行わずに(従って、キャッシュ14に書込みデータを書込まずに)、アプリケーション11Aにその旨の応答を返して、処理を終了する。
図5は、図4におけるフローチャートの変形例である。
図4のフローでは、S53(S73に相当)の後すぐに書込みが行われた。しかし、書込みを行う前に、メモリカード5のFAT(File Allocation Tables)の読出しが行われることがある。この読出しが行われている最中にメモリカード5の内容が他からのアクセスで書き換えられることは、好ましくない。図5のフローは、このことを考慮した改良が加わったもので、以下のような処理が行われる。
S73までは、図4と同様である。S73の後にFATの読出しが行われた場合は(S74)、プリンタAの制御部26は、図3のS32で開始した他のアクセス経路に対する一定時間の一時的なアクセス制限を、更に所定時間延長する(S75)。この延長時間は、FATの読出しと書込みデータの書込みに要するおおよその時間に基づいて、望ましくは、この一定時間の間にFATの読出しと書込みデータの書込みが完了され、そして、書込み完了の直後に、この一定時間が満了するように、定められる。
更に読出しが繰返された場合は(S76)、プリンタAの制御部26は、再び、他のアクセス経路に対する一定時間の一時的なアクセス制限を、所定時間延長する(S77)。
最後に、ホストAは、書込み要求に従った書込みを行う(S78)。この書込みは、上記一時的なアクセス制限が行われている間になされることになる。
上述した本発明の幾つかの実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱することなく、その他の様々な態様でも実施することができる。
例えば、本実施形態では、プリンタ2に装着された記憶媒体をアクセスの対象としたが、これに代えて、プリンタ2が内蔵する記憶装置をアクセスの対象とすることもできる。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置の一例としてのプリンタとホストコンピュータとを有するシステム全体の構成を示す図である。 USB接続されたホストAのOSとプリンタ間の通信の流れを示す図である。 アクセス状態確認処理のフローチャートである。 ホストAのOSがメモリカードに書込みを行う際のフローチャートである。 図4におけるフローチャートの変形例である。
符号の説明
1…ホストコンピュータ、2…プリンタ、3…USBケーブル、4…通信ネットワーク、5…メモリカード

Claims (5)

  1. 記憶装置と部装置との接続を仲介し、前記外部装置前記記憶装置にアクセスするときには前記外部装置のファイルシステム前記記憶装置へのアクセスを制御させる情報処理装置において、
    記外部装置から前記情報処理装置へデータ転送の準備ができたか否かを問い合わせる第一のコマンドを受信したときに、接続している前記記憶装置へのアクセスが止されているか否かの状態であるアクセス状態が、その前に前記第一のコマンドを受信したときから変化したか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により前記アクセス状態が変化したと判定された場合に、前記アクセス状態をい合わせる第二のコマンドを前記外部装置から前記情報処理装置へ送信させるための所定の信号を、前記外部装置へ送信する応答部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 記憶装置と外部装置との接続を仲介し、前記外部装置が前記記憶装置にアクセスするときには前記外部装置のファイルシステムに前記記憶装置へのアクセスを制御させる情報処理装置において、
    前記外部装置からSCSIコマンド中のTest Unit Readyコマンドを受信したときに、接続している前記記憶装置へのアクセスが禁止されているか否かの状態であるアクセス状態が、その前に前記第一のコマンドを受信したときから変化したか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により前記アクセス状態が変化したと判定された場合に、SCSIコマンド中のMode Senseコマンドを前記外部装置から前記情報処理装置へ送信させるための所定の信号を、前記外部装置へ送信する応答部と、
    を備える情報処理装置。
  3. 前記応答部は、前記判定部により前記アクセス状態が変化したと判定されたことに応じてエラーのステータスを通知する信号を前記外部装置へ送信した後に、前記外部装置から受信したエラーの内容を問い合わせる第三のコマンドに対する応答として前記所定の信号を送信する、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第三のコマンドは、SCSIコマンド中のRequest Senseコマンドであり、
    前記所定の信号は、センスキーを”UNIT ATTENTION”、追加センスコードを”MODE PARAMETER CHANGED”とした信号である、
    請求項記載の情報処理装置。
  5. 記憶装置と、部装置との接続を仲介し、前記外部装置前記記憶装置にアクセスするときには前記外部装置のファイルシステム前記記憶装置へのアクセスを制御させる情報処理装置が行う情報処理方法であって、
    記外部装置から前記情報処理装置へ書き込みの可否を問い合わせる第一のコマンドを受信したときに、接続している前記記憶装置へのアクセスが止されているか否かの状態であるアクセス状態が、その前に前記第一のコマンドを受信したときから変化したか否かを判定し、
    前記アクセス状態が変化したと判定されたときに、前記アクセス状態をい合わせる第二のコマンドを前記外部装置から前記情報処理装置へ送信させるための所定の信号を、前記外部装置へ送信する
    情報処理方法。
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