JP5104116B2 - 固体高分子型燃料電池の製造方法、及び固体高分子型燃料電池 - Google Patents

固体高分子型燃料電池の製造方法、及び固体高分子型燃料電池 Download PDF

Info

Publication number
JP5104116B2
JP5104116B2 JP2007206854A JP2007206854A JP5104116B2 JP 5104116 B2 JP5104116 B2 JP 5104116B2 JP 2007206854 A JP2007206854 A JP 2007206854A JP 2007206854 A JP2007206854 A JP 2007206854A JP 5104116 B2 JP5104116 B2 JP 5104116B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer electrolyte
stack
membrane
cell
fuel cell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007206854A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009043544A (ja
Inventor
拓男 柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2007206854A priority Critical patent/JP5104116B2/ja
Publication of JP2009043544A publication Critical patent/JP2009043544A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5104116B2 publication Critical patent/JP5104116B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Inert Electrodes (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Description

本発明は、耐久性に優れた固体高分子型燃料電池を効率よく生産するための製造方法、特にその連続製造方法に関する。また、固体高分子型燃料電池に関する。
固体高分子電解質型燃料電池は、電解質として固体高分子電解質膜を用い、この膜の両面に触媒電極を接合した構造を有する。
燃料電池として使用する際に高分子固体電解質膜は、それ自体の膜抵抗が低い必要があり、その為には膜厚はできるだけ薄い方が望ましい。しかしながら、膜厚を余り薄くすると、製膜時にピンホールが生じたり、電極成形時に膜が破れてしまったり、電極間の短絡が発生したりしやすいという問題点があった。また、燃料電池に使用される高分子固体電解質膜は、常に湿潤状態で使用されるため、湿潤による高分子膜の膨潤、変形等による差圧運転時の耐圧性やクロスリーク等、信頼性に問題が生じるようになる。
そこで、下記特許文献1には、イオン交換樹脂の含水量の変化が繰り返し生じても破損せず、かつイオン交換樹脂とフッ素樹脂等の多孔膜が互いに密着し、ピンホールができ難いイオン交換膜を目的として、延伸により作製されたフッ素樹脂等の多孔膜の少なくとも孔中に、溶媒に溶解したポリマーを含浸させ、乾燥することにより多孔膜に付着させた後、イオン交換基を導入してイオン交換膜を製造する方法が開示されている。
ところで、下記特許文献1に開示されたイオン交換膜の製造方法は、ポリマーが溶媒に可溶であることから化学的安定性が低く、電解質性能の劣化が生じやすいという問題点があった。すなわち、溶媒に溶解したポリマーを用いてイオン交換膜を製造するため、前記のような問題が発生していた。また、電解質膜の含水による膨潤変化によって膜の劣化が起こりやすく、燃料電池等の耐久性を短くするという問題点があった。さらに、電解質は保水性を持ち、膜内のプロトンの移動や電極での水の生成などにより電解質が膨潤するが、多孔体は膨潤しないため、多孔体膜に含浸した電解質が遊離しやすく、プロトン伝導性が落ちるという問題点があった。アルコール系の溶媒に加水分解処理されプロトン伝導性をもった電解質(H型高分子電解質)を混ぜて含浸させ、多孔体に電解質性能を持たせることはできるが、分子間の結びつきが弱く、溶解性をもっているため電極等で発生するラジカルの影響を受けやすいという問題点があった。
そこで、下記特許文献2には、スルホン酸基又はその前駆体基を有するパーフルオロカーボン重合体とフィブリル化可能なフルオロカーボン重合体との混合物をフィルム状に成形し、得られたフィルムの少なくとも片面に延伸補助フィルムを積層した後、加熱下で延伸することを特徴とする固体高分子型燃料電池用電解質膜の製造方法が開示されている。また、積層物を加熱下で延伸するために加熱ロールプレスを用いることも開示されている。
また、下記特許文献3には、化学的に安定しており、電解質性能の劣化が生じにくいイオン交換膜を連続的に効率良く製造できる製造装置と、製造方法を提供するとともに、強度向上が図れ、多孔体膜(基材シート)の気孔のつぶれを抑制でき、電極触媒との接合の安定性が向上するイオン交換膜の製造装置と、製造方法を提供することを目的として、多孔体膜を連続的に送給する手段と、前記多孔体膜に溶融した電解質ポリマーを加圧含浸して電解質膜を形成する手段と、前記電解質膜中の電解質ポリマーにイオン交換性を付与する手段とを備えたイオン交換膜の製造装置が開示されている。このイオン交換膜の製造装置は、連続的に送給される多孔体膜に溶融した電解質ポリマーを加圧含浸して電解質膜(F型高分子電解質)を形成し、そのあと電解質膜中の電解質ポリマーにイオン交換性を付与(H型高分子電解質)しており、多孔体膜の送給手段、電解質ポリマーを加熱溶融して多孔体膜に電解質膜を形成している。
ところで、下記特許文献4には、スタック完成後にガス供給路へ還元性ガスを流し、触媒金属を析出させることが開示されている。しかし、特許文献4には、もっとも工数を必要とする高分子電解質膜の加水分解処理を如何に行うかについては何等記載されていない。
特開平9−194609号公報 特開2001−345111号公報 特開2005−162784号公報 特開2005−268111号公報
上記特許文献1に開示された方法では、ポリマーは親水性であるのに対し延伸多孔膜は疎水性であり、溶媒にて馴染み易くしてはいるが、耐久性の高い複合化は行われていない。したがって、使用中に電解質とPTFEが分離するという懸念がある。
又、上記特許文献2や上記特許文献3に開示された、補強膜に電解質を溶融含浸する技術は複合電解質膜の製造方法として優れたものではあるが、もっとも工数を必要とする電解質膜の加水分解処理については何等工夫されていない。加水分解処理は、F型高分子電解質から製造した電解質膜や複合電解質膜にプロトン伝導性を付与するものであり、従来法では連続的大量生産のためには、長大又は複数回蛇行した加水分解槽中を通過させる工程が必要であった。これが、多大な工数(時間)と工場設備の多大な占有をもたらし、燃料電池の大量生産とそのコスト抑制を達成する上での課題となっていた。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて発明されたものであり、F型高分子電解質樹脂を用いて、特にF型高分子電解質樹脂を多孔質膜に含浸させた複合高分子電解質膜を用いて、固体高分子型燃料電池を製造するにあたり、製造ライン及び作業環境をコンパクトにし、固体高分子型燃料電池の大量生産とそのコスト抑制を達成することを目的とする。また、これにより、固体高分子型燃料電池の耐久性の向上を図ることを目的とする。
本発明者は、F型高分子電解質を用いて固体高分子型燃料電池スタックを製造するにあたり、F型高分子電解質を加水分解する工程を鋭意検討した結果、律速となる加水分解工程をロールツーロール工程から外すことで上記課題が解決されることを見出し、本発明に至った。
即ち、第1に、本発明は、加水分解によりプロトン伝導性を発揮する高分子電解質前駆体(F型高分子電解質)を用いる固体高分子型燃料電池の製造方法の発明であり、該F型高分子電解質に対する加水分解を未処理のまま、アノード層、高分子電解質膜、カソード層及び両拡散層を具備したセルを作製し、(1)該セル作製後に該セルのガス流路及び/又は冷却水路を利用して該F型高分子電解質に対する加水分解を行い、更に該セルを複数個積層させてスタックを作製するか、(2)該セルを複数個積層させてスタックを作製し、スタック作製後に該セル及び該スタックのガス流路及び/又は冷却水路を利用して該F型高分子電解質に対する加水分解を行う。
本発明では、律速となる加水分解工程をロールツーロール工程から外し、セル作製後又はスタック作製後に、該セル及び該スタックのガス流路及び/又は冷却水路を利用して該F型高分子電解質に対する加水分解を行うことで、製造ライン及び作業環境をコンパクトにし、固体高分子型燃料電池の大量生産とそのコスト抑制を達成することが可能となった。
本発明では、前記セル作製時に、前記F型高分子電解質は単膜として用いても良く、強度と耐久性の観点から、多孔性膜とF型高分子電解質とを複合させた複合高分子電解質膜として用いても良い。多孔性膜とF型高分子電解質とを複合させて複合高分子電解質膜とする方法については特に限定されず、各種公知の方法を採用することができる。
複合高分子電解質膜を用いることにより、固体高分子電解質膜の厚さを薄くすることが可能であり、また、高分子フィルム又は高分子シート基材を電解質膜の支持体として用いるため、電解質膜の強度を補強することができるので、複合高分子電解質膜を備えた燃料電池は、高耐久性であるとともに、燃料ガスのクロスリーク量が少なく、電流−電圧特性を向上することができる。
複合高分子電解質膜の製造方法のより具体的な態様としては、補強膜である多孔性膜と、該多孔性膜の両側に2枚の加水分解によりプロトン伝導性を有する高分子電解質前駆体単膜を挟み、且つこれらの両側から2枚の剥離性保護シートを挟んで、これら剥離性保護シート−高分子電解質前駆体単膜−多孔性膜−高分子電解質前駆体単膜−剥離性保護シートを積層して送給後ホットプレスして電解質前駆体を多孔質膜に含浸させることが好ましく挙げられる。
ここで、多孔性膜としては複合高分子電解質膜の補強材として公知のものを用いることができる。その中で、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、共重合成分を10モル%以下含むテトラフルオロエチレン共重合体、及び、ポリシロキサンから選択される1種以上が好ましく例示される。
本発明では、前記セル作製を、ロールツーロールプロセスで行うことが量産性の点で好ましい。具体的には、本出願人が既に出願した、上記特許文献3に記載の方法が推奨される。
本発明では、前記セル作製後又はスタック作製後に該セル及び該スタックのガス流路及び冷却水路を利用して該F型高分子電解質に対する加水分解を行う工程の前又は後に、下記(1)〜(3)の処理を付加的に行うことが可能である。
(1)前記セル作製後又はスタック作製後に該セル及び該スタックのガス流路及び/又は冷却水路を利用して該F型高分子電解質に対する加水分解を行う工程の前に、前記高分子電解質膜に対して触媒析出を行う。
(2)前記セル作製後又はスタック作製後に該セル及び該スタックのガス流路及び/又は冷却水路を利用して該F型高分子電解質に対する加水分解を行う工程の前又は後に、前記高分子電解質膜に対して耐ラジカル処理を行う。
(3)前記セル作製後又はスタック作製後に該セル及び該スタックのガス流路及び/又は冷却水路を利用して該F型高分子電解質に対する加水分解を行う工程の前に、前記セパレータ及び/又は拡散層上に対して防食処理を行う。
これら(1)〜(3)のいずれか1個を行ってもよく。又は、2個以上の処理を行うには、前記セル作製後又はスタック作製後に該セル及び該スタックのガス流路及び/又は冷却水路を利用して該F型高分子電解質に対する加水分解を行う工程の前又は後であれば、その順序は問わない。
本発明を実行するための具体的方法は、補強膜である多孔性膜を送給する工程と、加水分解によりプロトン伝導性を発揮する高分子電解質前駆体(F型高分子電解質)単膜を送給する工程と、該多孔性膜と加水分解によりプロトン伝導性を発揮する高分子電解質前駆体単膜を溶融複合する工程と、触媒層を溶着する工程と、拡散層を溶着する工程と、セパレータを溶着する工程とを備え、これら各工程を連続に操作することが好ましく例示される。
第2に、本発明は、上記のいずれかに記載の方法で製造される固体高分子型燃料電池である。
本発明では、律速となるF型高分子電解質に対する加水分解工程をロールツーロール工程から外し、セル作製後又はスタック作製後に、該セル及び該スタックのガス流路及び/又は冷却水路を利用して該F型高分子電解質に対する加水分解を行うことで、製造ライン及び作業環境をコンパクトにし、固体高分子型燃料電池の大量生産とそのコスト抑制を達成することが可能となった。
具体的には、下記のような作用・効果が奏される。
(1)完成されたスタック内セルをガス流路を利用してF型高分子電解質を加水分解すると言うことは、ロールツーロール工程内処理のように、F型高分子電解質ウエブ(伸縮膜)全長を加水分解処理するのではなく、セル単位に整形されたF型高分子電解質を直接加水分解処理するので、分解処理工数が短縮される。
(2)F型高分子電解質膜の全長長さを処理しなければならない、ロールツーロール工程内の加水分解処理施設が不要となる。
(3)電解質膜の内、発電反応ために必要な箇所のみが加水分解されてF型高分子電解質からH型高分子電解質になり、他の反応に寄与しない部分はF型高分子電解質のまま残るので、(a)F型のまま残すためのマスキングが不要で、(b)全部H型高分子電解質に変換すると溶着できない。(a)と(b)の理由から、周囲の溶着によるガスシールが容易である。
(4)スタック状態で処理した場合は、数百〜数千セルを同時処理でき、スペース節約が可能となる。
プロトン伝導性を有する高分子電解質(以下、H型高分子電解質という)とはスルホン酸基等有し、特に後工程で変性させなくてもそれ自体がプロトン伝導性を有するものであるのに対し、本発明で用いる、加水分解によりプロトン伝導性を発揮する高分子電解質前駆体(以下、単に高分子電解質前駆体やF型高分子電解質という)とは、後工程で加水分解処理や酸型化処理を行うことによってスルホン酸基等のプロトン伝導性基に変性される前駆体基、例えば−SOF基、−SOCl基など、を有するものである。
図1に、H型高分子電解質を用い、多孔質膜に複合させた複合高分子電解質膜を用いた、従来の、固体高分子型燃料電池を製造する工程の一例を示す。予めF型高分子電解質を加水分解してH型高分子電解質を用意する。補強膜にH型高分子電解質をキャスト含浸し、その上下両側に触媒層を形成する。H型MEAに拡散層を接合後、セパレータを接着剤で接着してガスシールを確保し、セルを作製する。複数のセルを積層固定し燃料電池スタックを作製する。
図1のプロセスでは、複合高分子電解質膜工程から触媒層形成工程までをロールツーロールで連続処理したとしても、H型MEAに拡散層とセパレータを接着し、セルを作製する工程は、別ラインでの枚葉処理となるため、生産速度に限界があった。
図2に、F型高分子電解質を用い、多孔質膜に溶融複合させた複合高分子電解質膜を用いた、改良型の、固体高分子型燃料電池を製造する工程の一例を示す。F型高分子電解質と触媒成分を多孔質膜に溶融複合させてF型MEAを作製する。F型MEA中のF型高分子電解質を部分加水分解してプロトン伝導性を与える。この加水分解工程が律速段階となる。作製したH型MEAに拡散層とセパレータを溶着し、裁断して、セルを作製する。複数のセルを積層固定し燃料電池スタック(H型)を作製する。
図2のプロセスでは、複合高分子電解質膜工程からセル作製工程までをロールツーロールで連続処理することは可能であり、図1のプロセスに比べると格段に進歩しているものの、複雑で長時間を要する加水分解工程が律速段階となるため燃料電池の生産性は必ずしも十分とはいえない。
図3に、F型高分子電解質を用い、多孔質膜に溶融複合させた複合高分子電解質膜を用いた、本発明の、固体高分子型燃料電池を製造する工程の一例を示す。本発明では、図2のプロセス中の部分加水分解工程をセル作製後又はスタック作製後に移動させる。
すなわち、F型高分子電解質と触媒成分を多孔質膜に溶融複合させてF型MEAを作製後、F型MEAに拡散層とセパレータを溶着し、裁断して、セルを作製する(以上、ロールツーロール)。セル(F型)を別の加水分解装置にセットし、そのガス流路を利用してF型高分子電解質を加水分解してプロトン伝導性を与える。その後、複数のセルを積層固定し燃料電池スタック(F型)を作製する。
又は、ロールツーロールにて、F型MEAに拡散層とセパレータを溶着し、裁断して、セルを作製する。複数のセルを積層固定し燃料電池スタック(F型)を作製する。そのガス流路を利用してF型高分子電解質を加水分解してプロトン伝導性を与える。
図3のプロセスでは、複合高分子電解質膜工程からセル作製工程までをロールツーロールで連続処理するとともに、通常は、複雑で長時間を要する加水分解工程をロールツーロール工程から外して、そのガス流路を利用してF型高分子電解質を加水分解してプロトン伝導性を与えているため、燃料電池の生産性が格段に向上する。
本発明は、図2のラインにおいて、加水分解工程をセル化後またはスタック化後に移動し、加水分解処理は、ガス流路(カソードおよびアノード)に加水分解処理液を流通させて行う。このときにセルが積層固定(スタッキング)されていれば、同時に多枚数処理することができる。加水分解処理のときの状態は製品状態のスタックでもよく、その場合、再度積層する工程が省略できる。
本発明が奏する作用・効果を列挙すると。
・Rollto Rollラインから加水分解工程を外すことができ、この処理に律速されない。
・スタック状態で処理することにより、数百〜数千セル同時処理可能である。
・積層した状態で加水分解するので、薬液槽内高速蛇行ロールに比べ、膜破れ防止、薬液量低減、工程スペース節約が可能となる。
・F型時に溶着された箇所は、自らがシールとなって加水分解処理液の浸入を抑止しF型の状態を保つので、部分的に加水分解するという複雑な工程が不要である。実際には、F型の状態でないと溶着は困難である。
・加水分解処理以外の、元素添加、部分めっき、触媒析出などの化学的な処理にも応用可能である。
本発明において高分子電解質前駆体単膜の材料となる高分子電解質前駆体(F型高分子電解質)には公知の種々のものを用いることができる。高分子電解質前駆体は、上記のイオン性官能基を有する高分子電解質モノマー自体だけでなく、後工程の反応によりイオン性官能基に変換する基を有するモノマーである。例えば、本発明では、高分子フィルム又はシート基材中に電解質生成モノマーを含浸させ、重合させ、さらに、分子鎖内のスルホニルハライド基[−SO]、スルホン酸エステル基[−SO]、又はハロゲン基[−X]をスルホン酸基[−SOH]とすることにより製造する。また、高分子フィルム又はシート基材中に存在する電解質生成モノマー単位に存在するフェニル基、ケトン、エーテル基などはクロルスルホン酸でスルホン酸基を導入して製造することができる。
本発明において、重合して高分子電解質前駆体となる電解質生成モノマーは、以下の(1)〜(6)に示すモノマーが代表的である。
(1)スルホニルハライド基を有するモノマーである、CF=CF(SO)(式中、Xはハロゲン基で−Fまたは−Clである。以下同じ。)、CH=CF(SO)、及びCF=CF(OCH(CFSO)(式中、mは1〜4である。以下同じ。)からなる群から選択される1種類以上のモノマー。
(2)スルホン酸エステル基を有するモノマーである、CF=CF(SO)(式中、Rはアルキル基で−CH、−Cまたは−C(CHである。以下同じ。)、CH=CF(SO)、及びCF=CF(OCH(CFSO3R1)からなる群から選択される1種類以上のモノマー。
(3)CF=CF(O(CH)(式中、Xはハロゲン基で−Br又は−Clである。以下同じ。)、及びCF=CF(OCH(CF)からなる群から選択される1種類以上のモノマー。
(4)アクリルモノマーである、CF=CR(COOR)(式中、Rは−CH又は−Fであり、Rは−H、−CH、−C又は−C(CHである。以下同じ。)、及びCH=CR(COOR)からなる群から選択される1種類以上のモノマー。
(5)スチレン、スチレン誘導体モノマーである2,4−ジメチルスチレン、ビニルトルエン、及び4−tertブチルスチレンからなる群から選択される1種類以上のモノマー。
(6)アセチルナフチレン、ビニルケトンCH=CH(COR)(式中、Rは−CH、−C又はフェニル基(−C)である。)、及びビニルエーテルCH=CH(OR)(式中、Rは−C2n+1(n=1〜5)、−CH(CH、−C(CH、又はフェニル基である。)からなる群から選択される1種類以上のモノマー。
所望により、本発明で用いられる電解質生成モノマーに対する架橋剤の具体例としては、ジビニルベンゼン、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、3,5−ビス(トリフルオロビニル)フェノール、及び3,5−ビス(トリフルオロビニロキシ)フェノール等が挙げられる。これら1種類以上の架橋剤を、全モノマー基準で30モル%以下の量加えて架橋重合させる。
以下、本発明の実施例を示す。
[実施例1]
図4に示されるプロセスで、本発明を実施した。F型高分子電解質と触媒成分を多孔質膜に溶融複合させてF型MEAを作製した。触媒層を同時形成することにより、接触抵抗が低下する。F型MEAに拡散層とセパレータを溶着し、裁断して、セルを作製した。F型MEAに拡散層とセパレータを溶着するので接着剤を用いていない。セル(F型)をロールツーロール工程から外し、その後、複数のセルを積層固定し燃料電池スタック(F型)を作製した。そのガス流路を利用してF型高分子電解質を加水分解してプロトン伝導性を与え、燃料電池スタック(H型)を得た。
加水分解処理は下記の手順で行った。
(1)NaOH水溶液+DMSO混合液、80℃
(2)純水洗浄
(3)HSO水溶液、80℃
(4)純水洗浄
(5)熱水洗浄、90℃
上記薬剤に対しセパレータなどが腐食する恐れがあるときは、あらかじめ金メッキなどの防食処理を施しておくか、実施例2のように加水分解の前処理としてメッキ工程を組み込んでも良い。
図5に、加水分解工程時のセルの横断面と挟持された電解質膜の横断面を示す。図5に示すように、セパレータ中のガス流路に加水分解用の薬剤を流通させると、電解質膜のセパレータに挟持された部分は加水分解用薬剤に触れることがないのでF型高分子電解質のままであるが、MEA中の電解質膜は加水分解用薬剤に触れてH型高分子電解質に変換する。F型高分子電解質は、熱により溶融し、溶着シールが可能であるが、H型高分子電解質は、熱により溶着せず、その前に熱分解して、溶着シールが不可能であるため、溶着によるシールが容易となる。
[実施例2]
図6に示されるプロセスで、本発明を実施した。本実施例では、スタック化後に触媒層形成を行った。先ず、ロールツーロール工程にてF型高分子電解質を多孔質膜に溶融複合させてF型複合膜作製した後、F型複合膜に拡散層とセパレータを溶着し、裁断して、セルを作製した。複数のセルを積層固定し燃料電池スタック(F型)を作製した後、セルのガス流路を利用して、防食処理を行った。次に、触媒析出処理を行った。その後、F型高分子電解質を加水分解してプロトン伝導性を与えた。
防食処理は下記の手順で行った。
・電解法により、セパレータと拡散層上にのみ金メッキする。
・セパレータを負極とし、溶液中に正極を配置する。
防食処理は上記のような金メッキに代えて、あらかじめセパレータ等に金メッキしておいてもよい。
触媒析出処理(Pt触媒)は下記の手順で行った。
(1)NaOH水溶液、80℃
電解質膜表面のみH型化する⇒SOOH基が析出の核となる⇒DMSOが入っていないので、内部はF型のままである。
(2)純水洗浄
(3)HPtCl+HCHO+NaOH水溶液
(4)55℃まで昇温
(5)室温まで冷却
(6)CHCOOH水溶液で洗浄
(7)純水洗浄
触媒析出処理などは、セパレータのガス流路だけでなくスタックの冷却水流路を利用すれば、効率的に温度調節可能で効果的である。
図7に、触媒析出処理における、セルの横断面と電解質膜表面の拡大図を示す。なお、図7中、−Fは−SOFの、−OHは−SOOHの一部を示している。触媒析出処理前はF型電解質膜表面にはF型官能基が存在している。NaOH処理により、F型電解質膜表面のF型官能基のみがH型官能基に変換される。F型部には水系溶液は浸入しにくく、この後の処理で膜内部に触媒が析出することはない。また、H型官能基は極性が高く、触媒析出の核となり得る。該H型官能基にPt触媒が微粒子となって析出する。このようにして、電解質膜の膜上にPt触媒が優先的に析出する。
[実施例3]
図8に示されるプロセスで、本発明を実施した。本実施例では、スタック化後に耐ラジカル処理を行った。先ず、ロールツーロール工程にてF型高分子電解質と触媒成分を多孔質膜に溶融複合させてF型MEAを作製した。F型MEAに拡散層とセパレータを溶着し、裁断して、セルを作製した。複数のセルを積層固定し燃料電池スタック(F型)を作製した。セルのガス流路を利用してF型高分子電解質を加水分解してプロトン伝導性を与えた。次に、耐ラジカル性を有するCePOを添加して耐ラジカル処理を行った。
耐ラジカル処理は下記の手順で行った。
(1)Ce(NO水溶液、90℃
(2)熱水洗浄、90℃
(3)HPO水溶液、90℃
(4)熱水洗浄、90℃
(5)HSO水溶液、90℃
(6)熱水洗浄、90℃
本発明により、製造ライン及び作業環境をコンパクトにし、固体高分子型燃料電池の大量生産とそのコスト抑制を達成することが可能となった。これにより、燃料電池の実用化及び普及に貢献する。
H型高分子電解質を用い、多孔質膜に複合させた複合高分子電解質膜を用いた、従来の、固体高分子型燃料電池を製造する工程の一例を示す。 F型高分子電解質を用い、多孔質膜に溶融複合させた複合高分子電解質膜を用いた、改良型の、固体高分子型燃料電池を製造する工程の一例を示す。 F型高分子電解質を用い、多孔質膜に溶融複合させた複合高分子電解質膜を用いた、本発明の、固体高分子型燃料電池を製造する工程の一例を示す。 実施例1のプロセスを示す。 加水分解工程時のセルの横断面と挟持された電解質膜の横断面を示す。 実施例2のプロセスを示す。 触媒析出処理における、セルの横断面と電解質膜表面の拡大図を示す。 実施例3のプロセスを示す。

Claims (8)

  1. 加水分解によりプロトン伝導性を発揮する高分子電解質前駆体(F型高分子電解質)を用いる固体高分子型燃料電池の製造方法において、該F型高分子電解質に対する加水分解を未処理のまま、アノード層、高分子電解質膜、カソード層、両拡散層及びセパレータを具備したセルを作製し、(1)該セル作製後に該セルのガス流路及び/又は冷却水路を利用して該F型高分子電解質に対する加水分解を行い、更に該セルを複数個積層させてスタックを作製するか、(2)該セルを複数個積層させてスタックを作製し、スタック作製後に該セル及び該スタックのガス流路及び/又は冷却水路を利用して該F型高分子電解質に対する加水分解を行う、ことを特徴とする固体高分子型燃料電池の製造方法。
  2. 前記セル作製時に、前記高分子電解質膜として多孔性膜と高分子電解質とを複合させた複合高分子電解質膜を用いることを特徴とする請求項1に記載の固体高分子型燃料電池の製造方法。
  3. 前記セル作製までを、ロールツーロールプロセスで行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の固体高分子型燃料電池の製造方法。
  4. 前記(1)該セル作製後に該セルのガス流路及び/又は冷却水路を利用して該F型高分子電解質に対する加水分解を行い、更に該セルを複数個積層させてスタックを作製するか、(2)該セルを複数個積層させてスタックを作製し、スタック作製後に該セル及び該スタックのガス流路及び/又は冷却水路を利用して該F型高分子電解質に対する加水分解を行う工程の前に、前記高分子電解質膜に対して触媒析出を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の固体高分子型燃料電池の製造方法。
  5. 前記(1)該セル作製後に該セルのガス流路及び/又は冷却水路を利用して該F型高分子電解質に対する加水分解を行い、更に該セルを複数個積層させてスタックを作製するか、(2)該セルを複数個積層させてスタックを作製し、スタック作製後に該セル及び該スタックのガス流路及び/又は冷却水路を利用して該F型高分子電解質に対する加水分解を行う工程の前又は後に、前記高分子電解質膜に対して耐ラジカル処理を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の固体高分子型燃料電池の製造方法。
  6. 前記(1)該セル作製後に該セルのガス流路及び/又は冷却水路を利用して該F型高分子電解質に対する加水分解を行い、更に該セルを複数個積層させてスタックを作製するか、(2)該セルを複数個積層させてスタックを作製し、スタック作製後に該セル及び該スタックのガス流路及び/又は冷却水路を利用して該F型高分子電解質に対する加水分解を行う工程の前に、前記セパレータと拡散層上に対して防食処理を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の固体高分子型燃料電池の製造方法。
  7. 補強膜である多孔性膜を送給する工程と、加水分解によりプロトン伝導性を発揮する高分子電解質前駆体(F型高分子電解質)単膜を送給する工程と、該多孔性膜と加水分解によりプロトン伝導性を発揮する高分子電解質前駆体(F型高分子電解質)単膜を溶融複合する工程と、触媒層を溶着する工程と、拡散層を溶着する工程と、セパレータを溶着する工程とを備え、これら各工程を連続に操作することを特徴とする請求項2乃至6のいずれかに記載の固体高分子型燃料電池の製造方法。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の方法で製造される固体高分子型燃料電池。
JP2007206854A 2007-08-08 2007-08-08 固体高分子型燃料電池の製造方法、及び固体高分子型燃料電池 Expired - Fee Related JP5104116B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007206854A JP5104116B2 (ja) 2007-08-08 2007-08-08 固体高分子型燃料電池の製造方法、及び固体高分子型燃料電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007206854A JP5104116B2 (ja) 2007-08-08 2007-08-08 固体高分子型燃料電池の製造方法、及び固体高分子型燃料電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009043544A JP2009043544A (ja) 2009-02-26
JP5104116B2 true JP5104116B2 (ja) 2012-12-19

Family

ID=40444080

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007206854A Expired - Fee Related JP5104116B2 (ja) 2007-08-08 2007-08-08 固体高分子型燃料電池の製造方法、及び固体高分子型燃料電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5104116B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5402796B2 (ja) * 2010-04-06 2014-01-29 トヨタ自動車株式会社 拡散層一体型触媒層を有する膜電極接合体の作製方法
CN106463746B (zh) * 2014-03-24 2019-06-04 庄信万丰燃料电池有限公司 膜密封组件
GB201405209D0 (en) * 2014-03-24 2014-05-07 Johnson Matthey Fuel Cells Ltd Process
GB201420934D0 (en) * 2014-11-25 2015-01-07 Johnson Matthey Fuel Cells Ltd Membrane-seal assembly

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09194609A (ja) * 1996-01-25 1997-07-29 Sumitomo Electric Ind Ltd イオン交換膜およびその製造方法
JP2001236971A (ja) * 2000-02-24 2001-08-31 Fuji Electric Co Ltd 固体高分子型燃料電池セルの製造方法
JP2001345111A (ja) * 2000-03-31 2001-12-14 Asahi Glass Co Ltd 固体高分子型燃料電池用電解質膜及びその製造方法
JP3901457B2 (ja) * 2001-02-06 2007-04-04 ペルメレック電極株式会社 電極−膜接合体及びその製造方法
JP4575658B2 (ja) * 2003-11-28 2010-11-04 トヨタ自動車株式会社 イオン交換膜の製造装置および製造方法
JP2005268111A (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Aisin Seiki Co Ltd 固体高分子型燃料電池の触媒の担持方法
JP2006318755A (ja) * 2005-05-12 2006-11-24 Asahi Glass Co Ltd 固体高分子形燃料電池用膜電極接合体
JP2006351320A (ja) * 2005-06-15 2006-12-28 Toyota Motor Corp 燃料電池の製造方法
JP5109244B2 (ja) * 2005-09-29 2012-12-26 旭硝子株式会社 固体高分子形燃料電池用電解質膜及びその製造方法
JP5130778B2 (ja) * 2007-04-23 2013-01-30 トヨタ自動車株式会社 膜電極接合体の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009043544A (ja) 2009-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Wang et al. Alkaline polymer electrolyte membranes for fuel cell applications
US8802793B2 (en) Polymer electrolyte with aromatic sulfone crosslinking
US7326737B2 (en) Polymer electrolyte membranes crosslinked by direct fluorination
EP1806371B1 (en) Electrolyte membrane and membrane electrode assembly for solid polymer fuel cell
JP2009193860A (ja) 固体高分子形燃料電池用膜電極接合体およびその製造方法
JP2000331693A (ja) 固体高分子型燃料電池
JP2008277288A (ja) 複合高分子電解質膜の製造装置、複合高分子電解質膜の製造方法、機能性膜、及び燃料電池
JP2002231267A (ja) 電極−膜接合体及びその製造方法
US12018106B2 (en) Fluorosulfonyl group-containing fluoropolymer and method for producing same, sulfonic acid group-containing fluoropolymer and method for producing same, solid polymer electrolyte membrane, membrane electrode assembly, and solid polymer fuel cell
US7112614B2 (en) Crosslinked polymer
JP5104116B2 (ja) 固体高分子型燃料電池の製造方法、及び固体高分子型燃料電池
CN113299927A (zh) 一种阴阳极直涂制备ccm的方法
US8609743B2 (en) Method for producing electrolyte membrane for fuel cell and method for producing electrolyte membrane-electrode assembly for fuel cell
JP2006528414A (ja) 平面のフレーム付膜電極アセンブリアレイおよびそれを含む燃料電池を製造するためのプロセス
JP2003346839A (ja) 複合薄膜
JP2008146899A (ja) 高分子電解質積層フィルム
CN100592563C (zh) 膜电极组件(mea)、其制备方法以及待组装到mea中的膜的制备方法
JP2010062040A (ja) 燃料電池の製造方法
Lee et al. Surface modification of expanded polytetrafluoroethylene to reinforced composite membranes for proton exchange membrane fuel cells
EP1863110B1 (en) Electrolyte film with excellent adhesion to electrode
JP2006164845A (ja) 直接メタノール型燃料電池用膜電極接合体およびその製造方法
JP2021068571A (ja) 表面改質高分子電解質膜ならびにそれを用いた膜電極接合体および高分子電解質形燃料電池
JP2007324060A (ja) フッ素系共重合体を前駆体とする燃料電池用電解質膜、該フッ素系共重合体を前駆体とする燃料電池用電解質膜の製造方法、及び該フッ素系共重合体を前駆体とする電解質膜を有する燃料電池
JP2011146278A (ja) 高分子電解質膜の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120813

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120904

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120917

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5104116

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151012

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees