JP5103817B2 - 反射スクリーン、映像表示システム - Google Patents

反射スクリーン、映像表示システム Download PDF

Info

Publication number
JP5103817B2
JP5103817B2 JP2006210368A JP2006210368A JP5103817B2 JP 5103817 B2 JP5103817 B2 JP 5103817B2 JP 2006210368 A JP2006210368 A JP 2006210368A JP 2006210368 A JP2006210368 A JP 2006210368A JP 5103817 B2 JP5103817 B2 JP 5103817B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screen
light
unit prism
prism shape
reflective
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006210368A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008039862A (ja
Inventor
英司 浅野
秀将 大重
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2006210368A priority Critical patent/JP5103817B2/ja
Publication of JP2008039862A publication Critical patent/JP2008039862A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5103817B2 publication Critical patent/JP5103817B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)

Description

本発明は、投射された映像光を反射させて観察可能とする反射スクリーン、映像表示システムに関するものである。
従来、この種の反射スクリーンは、透明シートの前面側(観察面側)に光透過拡散層、背面側に光反射用のリニアフレネルレンズ面が設けられたものが知られていた(例えば、特許文献1)。また、特許文献2には、外光によるコントラストの低下を抑え、好適な視野角を得ることを可能にする反射スクリーンの構成が開示されている。さらに、特許文献3には、レンチキュラーレンズと、反射部を設けた裏面にレンチキュラーレンズの配列方向と直交する方向に配列されたリニアフレネルレンズとの組合せによる反射スクリーンについて記載されている。
しかし、これまでの反射スクリーンは、照明が点いた部屋や日中の屋外等、映像光以外の照明光等の不要な光(以下、外光とする)が多い場所では、外光によって映像のコントラストが低下して鮮明な映像が表示できず、映像が見難くいという問題があった。
また、よりコントラストの高い画像を得たいという要求、及び、投射側光源の光量が少ない場合であっても、できる限り高輝度な画像を得たいという要求があった。また、高輝度な画像を得られた場合であっても、不要な映りこみを排除することは、常に要求されることである。
さらに、上述した従来の反射スクリーンでは、その製造工程が複雑になり、結果として製造コストが高くなるという問題があった。
また、特許文献4には、斜め前方(観察者側)から投射した光を反射させて観察する反射スクリーンに関し、断面が鋸歯状のスクリーン面に反射面と光吸収面とを形成し、映像光及び外光が到達する面を作り分けた反射スクリーンが開示されている。
しかし、特許文献4に記載の反射スクリーンでは、断面が鋸歯状のスクリーン面に反射面と光吸収面とを明確に分けて製造する必要があるが、鋸歯状の山の一方を反射面とし、他方を光吸収面として作り分けることは、困難であって、製造単価が高くなってしまうという問題があった。
特開平8−29875号公報 特開平10−62870号公報 特開2002−311507号公報 特開平2−262134号公報
本発明の課題は、コントラストが高く、高輝度であって映りこみのない画像を得ることができる反射スクリーン、及び、これを備えた映像表示システムを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施例に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、映像源(L)から投射された映像光を反射させて観察可能にする反射スクリーンであって、スクリーン面に対して直交する断面において、裏面側における幅(W1)よりも観察面側における幅(W2)の方が広い略台形形状であり、スクリーン面に沿って多数並べて形成され、光を透過可能な単位プリズム形状(12)と、前記断面において、スクリーン面に沿って前記単位プリズム形状と交互に形成され、光を吸収する光吸収部(13)と、を備え、少なくとも前記単位プリズム形状の裏面側には、前記単位プリズム形状を通過した映像光を反射する反射層(14)が設けられ、スクリーンの使用状態において、スクリーン面の中央を通る法線(H)に対して、前記映像源が設けられている側を映像源側とし、映像光以外の主たる外光が入射してくる側を外光側とすると、前記単位プリズム形状の映像源側に形成された第1の面(12a)がスクリーン面の法線(H1)となす角度は、前記単位プリズム形状の外光側に形成された第2の面(12b)がスクリーン面の法線(H2)となす角度よりも大きく、前記光吸収部は、前記単位プリズム形状よりも屈折率が小さいこと、を特徴とする反射スクリーン(10)である。
請求項2の発明は、映像源(L)から投射された映像光を反射させて観察可能にする反射スクリーンであって、スクリーン面に対して直交する断面において、裏面側における幅(W1)よりも観察面側における幅(W2)の方が広い略台形形状であり、スクリーン面に沿って多数並べて形成され、光を透過可能な単位プリズム形状(12)と、前記断面において、スクリーン面に沿って、前記単位プリズム形状と交互に形成され、光を吸収する光吸収部(13)と、を備え、少なくとも前記単位プリズム形状の裏面側には、前記単位プリズム形状を通過した映像光を反射する反射層(14)が設けられ、スクリーンの使用状態において、スクリーン面の中央を通る法線(H)に対して、前記映像源が設けられている側を映像源側とすると、前記単位プリズム形状の映像源側に形成された第1の面(12a)がスクリーン面の法線(H1)となす角度は、前記第1の面とは反対側に形成された第2の面(12b)がスクリーン面の法線(H2)となす角度よりも大きく、前記光吸収部は、前記単位プリズム形状よりも屈折率が小さいこと、を特徴とする反射スクリーン(10)である。
請求項3の発明は、映像源(L)から投射された映像光を反射させて観察可能にする反射スクリーンであって、スクリーン面に対して直交する断面において、裏面側における幅(W1)よりも観察面側における幅(W2)の方が広い略台形形状であり、スクリーン面に沿って多数並べて形成され、光を透過可能な単位プリズム形状(12)と、前記断面において、スクリーン面に沿って、前記単位プリズム形状と交互に形成され、光を吸収する光吸収部(13)と、を備え、少なくとも前記単位プリズム形状の裏面側には、前記単位プリズム形状を通過した映像光を反射する反射層(14)が設けられ、スクリーンの使用状態において、スクリーン面の中央を通る法線(H)に対して、映像光以外の主たる外光が入射してくる側を外光側とすると、前記単位プリズム形状の外光側に形成された第2の面(12b)がスクリーン面の法線(H2)となす角度は、前記第2の面とは反対側に形成された第1の面(12a)がスクリーン面の法線(H1)となす角度よりも小さく、前記光吸収部は、前記単位プリズム形状よりも屈折率が小さいこと、を特徴とする反射スクリーン(10)である
求項の発明は、請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の反射スクリーンにおいて、前記第1の面(12a)がスクリーン面の法線(H1)となす角度をα、前記単位プリズム形状の屈折率をn1、前記光吸収部の屈折率をn2とすると、α≦π/2−sin−1(n2/n1)を満たすこと、を特徴とする反射スクリーン(10)である。
請求項の発明は、請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の反射スクリーンにおいて、前記第1の面(12a)がスクリーン面の法線(H1)となす角度をαとし、前記第2の面(12b)がスクリーン面の法線(H2)となす角度をβとすると、12°≦α≦16°、0°<β≦6°を満たすこと、を特徴とする反射スクリーン(10)である。
請求項の発明は、請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の反射スクリーンにおいて、前記光吸収部(13)は、光を吸収する微小ビーズを含むこと、を特徴とする反射スクリーン(10)である。
請求項の発明は、請求項に記載の反射スクリーンにおいて、前記光吸収部(13)は、前記単位プリズム形状(12)を形成する材料の屈折率よりも屈折率が低い樹脂に前記微小ビーズを混練することにより形成されていること、を特徴とする反射スクリーン(10)である。
請求項の発明は、請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の反射スクリーンにおいて、前記反射層(14)は、反射性塗料を前記単位プリズム形状(12)の裏面側に塗布することにより形成されていること、を特徴とする反射スクリーン(10)である。
請求項の発明は、請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の反射スクリーンにおいて、前記反射層は、シート状の部材を用いて形成されていること、を特徴とする反射スクリーンである。
請求項10の発明は、請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の反射スクリーンにおいて、前記観察面側の表面(15)には、アンチグレア処理、反射防止処理、帯電防止処理、ハードコート処理、防汚処理、紫外線吸収処理の少なくとも1つの処理が施されていること、を特徴とする反射スクリーン(10)である。
請求項11の発明は、請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の反射スクリーン(10)と、映像光を投射する映像源(L)と、を備える映像表示システムである。
本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)反射スクリーンは、スクリーン面に対して直交する断面において、光を透過可能な単位プリズム形状と光を吸収する光吸収部とが、スクリーン面に沿って交互に形成され、スクリーンの使用状態において、単位プリズム形状の映像源側に形成された第1の面がスクリーン面の法線となす角度は、単位プリズム形状の外光側に形成された第2の面がスクリーン面の法線となす角度よりも大きいので、不要な外光を吸収し、映像光を効率よく観察側へ反射し、コントラストが高く、明るい映像を表示できる。
(2)反射スクリーンは、スクリーン面に対して直交する断面において、光を透過可能な単位プリズム形状と光を吸収する光吸収部とが、スクリーン面に沿って交互に形成され、スクリーンの使用状態において、単位プリズム形状の映像源側に形成された第1の面がスクリーン面の法線となす角度は、第1の面とは反対側に形成された第2の面がスクリーン面の法線となす角度よりも大きいので、映像光を効率よく観察側へ反射し、コントラストが高く、明るい映像を表示できる。
(3)反射スクリーンは、スクリーン面に対して直交する断面において、光を透過可能な単位プリズム形状と光を吸収する光吸収部とが、スクリーン面に沿って、交互に形成され、スクリーンの使用状態において、単位プリズム形状の外光側に形成された第2の面がスクリーン面の法線となす角度は、第2の面とは反対側に形成された第1の面がスクリーン面の法線となす角度よりも小さいので、不要な外光を吸収し、コントラストが高く、明るい映像を表示できる。
(4)光吸収部は、単位プリズム形状よりも屈折率が小さいので、単位プリズム形状と光吸収部との境界面において、映像光を全反射することができ、反射損失を最小限とし、明るい映像を表示することができる。
(5)単位プリズム形状の屈折率をn1、光吸収部の屈折率をn2とすると、第1の面がスクリーン面の法線となす角度αは、α≦π/2−sin-1(n2/n1)を満たすので、スクリーン面の略法線方向から入射した光は、第1の面へ入射する角度が臨界角以上となり、第1の面で全反射させることができる。従って、反射損失を最小限とし、明るい映像を表示することができる。
(6)第1の面がスクリーン面の法線となす角度をαとし、第2の面がスクリーン面の法線方向となす角度をβとすると、12°≦α≦16°、0°≦β≦6°を満たすので、不要な外光を吸収し、映像光を効率よく観察側へ反射し、コントラストが高く、明るい映像を表示できる。
(7)光吸収部は、光を吸収する微小ビーズを含むので、簡単かつ確実に、外光の吸収効果が得られる。
(8)光吸収部は、単位プリズム形状を形成する材料の屈折率よりも屈折率が低い樹脂に微小ビーズを混練することにより形成されているので、単位プリズム形状と光吸収部との境界面において、映像光を全反射することができ、反射損失を最小限とし、明るい映像を表示することができる。また、裏面側に保護層等を設けることなく、簡単に微小ビーズを固定できる。
(9)反射層は、反射性塗料を単位プリズム形状の裏面側に塗布することにより形成されているので、形成が容易である。
(10)反射層は、シート状の部材を用いて形成されているので、貼り合わせるだけで簡単に設けることができる。
(11)観察面側の表面には、アンチグレア処理、反射防止処理、帯電防止処理、ハードコート処理、防汚処理、紫外線吸収処理の少なくとも1つの処理が施されているので、使用環境に応じて適切な処理を選択することにより、より高品位な反射スクリーンとすることができる。
(12)映像表示システムは、本発明による反射スクリーンと、映像光を投射する映像源とを備えるので、コントラストが高く、明るい映像を表示できる。
本発明は、コントラストが高く、高輝度であって映りこみのない画像を得ることができる反射スクリーン、及び、これを備えた映像表示システムを提供するという目的を、単位プリズム形状と光吸収部とをスクリーン面に沿って交互に多数配列し、単位プリズム形状は、スクリーンの使用状態における上下方向で非対称な形状とし、映像源側の面である第1の面とスクリーン面の法線とのなす角度αが外光側の面である第2の面とスクリーン面の法線方向とがなす角度βよりも大きくすることにより実現した。
図1は、本発明による実施例の反射スクリーン10を備えた映像表示システムを示す図である。
なお、図1は、説明のため各部の寸法、形状等を適宜誇張して示している。また、図1は、室内照明G、映像源L、反射スクリーン10をまとめて模式的に示しているので、実際とは配置関係が異なり、各光線の入射角度等が後述の説明における大小関係と異なる部分が含まれている。
本実施例の映像表示システムは、反射スクリーン10、映像光を投射するプロジェクター光学エンジン(映像源)L等を備えている。
反射スクリーン10は、映像源Lを、スクリーンの使用状態におけるスクリーンの中央よりも下方に設置し、映像光を上方斜めに投射させる配置とし、照明光等の不要な外光の殆どが、スクリーンの上方からスクリーンに入射することを考慮して開発された反射スクリーンである。そして、下方からの映像光は、効率よく観察者側へ反射し、上方からの外光は、選択的に後述の光吸収部により吸収させることで、非常にコントラストの高いフロントプロジェクタ用反射スクリーンとしたものである。
図1では、スクリーンの使用状態における垂直方向の断面を示している。図1中の反射スクリーン10において、右側が観察面側であり、左側が裏面側である。
反射スクリーン10は、基材部11、単位プリズム形状12、光吸収部13、反射層14、前面処理層15等を有している。
基材部11は、単位プリズム形状12を形成するときに必要な基材となる部分であり、アクリル、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹脂製のシート又はフィルムから形成される光透過性を有する部分である。本実施例では、その観察面側の表面にマット加工処理を施したPET樹脂製のフィルムを使用している。なお、この基材部11には、必要に応じて所定の透過率に減じさせるようなグレー等の染料、顔料で着色(ティント)が施されていてもよい。
単位プリズム形状12は、図1に示すように、その形状が裏面側における幅より観察面側における幅の方が広い略台形形状をしており、スクリーン面に沿って(図1では上下方向に)多数並べて形成されている。また、単位プリズム形状12は、スクリーンの使用状態の上下方向において、上下非対称である。
図2は、本実施例の単位プリズム形状12の具体的な形状を説明する図である。
単位プリズム形状12は、反射スクリーン10のスクリーン面の中央を通る法線H(図1参照)に対して、映像源Lが設けられている側を映像源側(図1では下方)とし、映像光以外の主たる外光である室内照明Gからの照明光が入射してくる側を外光側(図1では上方)としたとき、単位プリズム形状12の映像源側に形成された第1の面12aがスクリーン面の法線H1となす角度αは、単位プリズム形状12の外光側に形成された第2の面12bがスクリーン面の法線H2となす角度βよりも大きくなるように形成されている。
本実施例では、第1の面12aがスクリーン面の法線H1となす角度αは、16°であり、第2の面12bがスクリーン面の法線H2となす角度βは、4.5°である。頂部の幅(裏面側の幅)W1は、30μm、谷底から頂部までの高さD2は、120μm、観察面側の幅W2は、75μm、単位プリズム形状12の厚みD1は、150μmである。
本実施例の単位プリズム形状12は、屈折率n1=1.55である紫外線硬化型樹脂を基材部11に滴下して金型を当て付け、紫外線を照射して硬化させることにより、上述の形状が賦型され、形成されている。
なお、単位プリズム形状12の材料として紫外線硬化型樹脂を使用する例を示したが、これに限らず、例えば、電離放射線硬化型樹脂等の他の光硬化型樹脂を使用してもよい。また、単位プリズム形状12は、光透過性を有するアクリル樹脂、PET樹脂等の熱可塑性樹脂を用いて熱溶融押し出し成型により形成してもよい。
図1に戻って、光吸収部13は、単位プリズム形状12と交互に並べて形成された光を吸収する作用を有した部分である。本実施例では、光吸収部13は、光を吸収する微小ビーズとして、平均粒径が6μmである黒色顔料を含有する紫外線硬化型樹脂(屈折率n2=1.49)をワイピング(スキージング)することにより、単位プリズム形状12の間に形成されている。
なお、本実施例では、黒色顔料の平均粒径を6μmとしたが、平均粒径は、1〜10μm程度とすることが好ましい。微小ビーズの平均粒径が1μmよりも小さいと、ワイピングによるかき取りが難しくなり、微小ビーズの平均粒径が10μmを超えると単位プリズム形状12の間の隙間への充填が困難になるからである。
反射層14は、反射スクリーン10の裏面側に形成され、映像光を反射して観察面側へ戻す層である。
本実施例では、反射層14は、反射スクリーン10の裏面(単位プリズム形状12及び光吸収部13が形成された面)全体を覆うように、高反射性を有する白色塗料をグラビアコーティングすることにより形成され、その膜厚は20μmである。また、使用した白色塗料の反射率は、全光線反射率としてRt=83%、拡散反射率Rd=72%である。
なお、反射層14は、グラビアリバースコート、スクリーン印刷、インクジェット方式による塗布、蒸着(アルミニウム、銀、クロム等、反射率の高い金属を用いることが望ましい)等の形成方法を用いることができる。
また、反射層14の形成に使用する塗料としては、例えば、塗装後の表面がマットとなるつや消しの白色塗料、塗装後の表面の映り込みの大きい(テカリの強い)グロス白系の塗料、銀色系(メタリック)の塗料、マイカ(雲母)やビーズを適宜混入させた塗料等を使用してもよい。これらを適宜使い分けることにより、観察領域や輝度、光源の映り込み防止効果等を制御できる。
さらに、本実施例では、反射層14は、高反射性を有する白色塗料をコーティングすることにより形成される例を示したが、これに限らず、その表面に反射性塗膜を形成したシート状の部材や、反射性顔料を含む樹脂により形成されたシート状の部材等、反射特性を有するシート状の部材を、反射スクリーンの裏面(単位プリズム形状12及び光吸収部13が形成された面)に粘着層を介して貼り合わせることにより形成してもよい。
前面処理層15は、アンチグレア処理、反射防止処理、帯電防止処理、ハードコート処理、防汚処理、紫外線吸収処理等の各種表面処理が施される層である。なお、この前面処理層15に施す処理は、必要に応じて適宜選択すればよい。本実施例では、アンチグレア処理が施されている反射防止シートをラミネート加工することにより、前面処理層15とした。
以上説明した反射スクリーン10では、図1に示すように映像源Lから投射される映像光L1,L2は、単位プリズム形状12内に入射し、光吸収部13との境界面で全反射する。光吸収部13は、光を吸収する微小ビーズとして黒色顔料を含有し、単位プリズム形状12を形成する材料よりも屈折率が小さい樹脂によって形成されている。従って、この境界面において臨界角よりも大きな角度で入射する光は、全反射する。
そして、単位プリズム形状12と光吸収部13との境界面で全反射した映像光は、反射層14に到達して反射され、その後さらに全反射する等して観察可能な光線として観察者O側方向へ戻される。
一方、反射スクリーン10の上方に設けられた室内照明G等からの外光G1,G2は、反射スクリーン10に対する入射角度が映像源Lからの影像光L1,L2の入射角度に比べて大きく、主に外光が入射してくる側の単位プリズム形状12と光吸収部13との境界面(単位プリズム形状12の第1の面12a)がスクリーン面の法線となす角度(図2に
示すα)が大きいこと等から、単位プリズム形状12と光吸収部13との境界面における入射角度は臨界角を超えない。従って、第1の面12aで全反射をすることなく光吸収部13に入射して、黒色顔料により吸収され、外光が観察者Oの観察位置に戻る割合を非常に小さくすることができる。
(コントラストの評価)
以上説明した反射スクリーン10と不図示の比較例の反射スクリーンとを用いて、それぞれの反射スクリーンのコントラストを評価した。
比較例の反射スクリーンは、本実施例の反射スクリーン10と略同様であるが、単位プリズム形状の第1の面及び第2の面がスクリーン面の法線となす角度は、ともに9°であり、スクリーンの使用状態での上下方向において、単位プリズム形状が上下対称である点のみが異なる。
図3は、コントラストを評価するための輝度測定の様子を示す側面図である。
図4は、コントラストを評価するための輝度測定の様子を示す上面図である。
本実施例の反射スクリーン10及び比較例の反射スクリーンのコントラストを評価するため、各反射スクリーンに映像源Lから光を投射し、輝度計Rを用いてスクリーン面に対して垂直であって、スクリーン面の水平方向に平行な面内で、数箇所測定位置を変えて各反射スクリーンの輝度を測定し、コントラストを求めた。
ここで、コントラストとは、映像源Lが白色を再現する光を投射したときの反射スクリーンの輝度と、映像源Lが黒色を再現する光を投射したときの反射スクリーンの輝度との比である。この比が大きいほど、映像のコントラストが高く鮮明となり、この比が小さいほど、映像のコントラストが低く、白っぽく不鮮明となる。
本測定に用いた実施例の反射スクリーン10及び比較例の反射スクリーンは、使用状態での垂直方向の大きさが90cm、水平方向の大きさが120cmである。
図3,4に示すように、映像源Lは、本実施例の反射スクリーン10,比較例の反射スクリーンのスクリーン面から、水平方向に230cm離れた位置に固定され、光束は、各反射スクリーンの中央より15cm下方となる位置(位置Pとする)に対して水平に投射される。なお、本測定に使用した映像源Lは、EMPTW200H(セイコーエプソン株式会社製)であり、投射する光の光束は1500lmである。
輝度計Rは、各反射スクリーンのスクリーン面から170cm離れ、上述の位置Pを通る法線(Hp)と、位置Pと輝度計Rとを結ぶ直線がなす角度(以下、観察角度とする)が5°,10°,15°,30°,45°,60°となる位置で、輝度を測定した(図4参照)。なお、最小の観察角度として、観察角度5°で測定を行ったのは、投射する光束を輝度計により遮ってしまわないようにするためである。本測定に使用した輝度計Rは、LS110(ミノルタ株式会社製)である。なお、映像源L,輝度計R,位置Pは、床面からの高さがともに100cmであり、床面からの高さが等しい同一平面内に配置されている。
測定は、床面からの高さが100cmでの照明(外光源)による明るさ(照度)が800lxである明室環境下で行われ、床面から天井までの距離は300cmである。
図5は、本実施例の反射スクリーン10と比較例の反射スクリーンとのコントラストを比較する図である。図5において、縦軸はコントラスト、横軸は、観察角度である。
図5に示す結果から、比較例の反射スクリーンに比べて、本実施例の反射スクリーン10では、コントラストが向上していることがわかる。特に、観察角度5°から30°までの範囲内で、コントラストが向上している。
これは、本実施例の反射スクリーン10は、特に、通常、観察者Oが位置すると想定される範囲内でのコントラストが比較例の反射スクリーンに比べて向上していることを示している。
次に、反射スクリーン10の第1の面12aがスクリーン面の法線H1となす角度αと、第2の面12bがスクリーン面の法線H2となす角度βとが、それぞれ異なる場合での、コントラストを求めた。
なお、映像源Lの位置,投射した光束等の測定条件は、前述の通りであるが、輝度計Rを、観察角度が15°となる位置に配置した点が、前述の測定条件とは異なる。
測定に用いた反射スクリーンは、実施例1の反射スクリーンと略同様であり、角度βは4.5°であるが、角度αが異なる(2.8°,3.7°,4.5°,9°,13.2°,13.5°,16°)7種類の反射スクリーンと、実施例1の反射スクリーンと略同様であり、角度αは16°であるが、角度βが異なる(2.8°,3.7°,4.5°,9°,13.2°,13.5°,16°)7種類の反射スクリーンとの合計14種類の反射スクリーンである。
なお、単位プリズム形状12を賦形するための金型を作製する切削加工において、角度α,角度βが2°よりも小さくなるように加工することは、困難であり、生産コストの面からも現実的ではない。また、角度α,角度βが16°を超えると、使用状態において、スクリーン面の略法線方向から入射する光(本実施例では、主に映像光)が本実施例の単位プリズム形状12内,光吸収部13との臨界角より小さい角度で第1の面12a,第2の面12bに入射して、光吸収部13に吸収されてしまう。従って、測定に用いた反射スクリーンでは、角度α、角度βは、2°以上16°以下の範囲内で変化させている。
図6は、第1の面がスクリーン面の法線となす角度αとコントラストの関係を示した図である。図6において、縦軸は、コントラストであり、横軸は、角度αである。
図7は、第2の面がスクリーン面の法線となす角度βとコントラストの関係を示した図である。図7において、縦軸は、コントラストであり、横軸は、角度βである。
なお、図6及び図7中に示す直線は、各測定結果の分布を直線近似した近似直線である。
Figure 0005103817
Figure 0005103817
表1,表2は、それぞれ、図6,図7に示す結果から、角度α,角度βとコントラストとの関係を示した表である。
ここで、良好な映像を表示する観点から、コントラストは、12.5以上であることが好ましい。そこで、コントラストが12.5以上である場合を可として表1,2中に○で示し、コントラストが12.5未満である場合を不可として表1,2中に×で示した。
図6及び表1に示す結果から、第1の面12aがスクリーン面の法線H1となす角度αは、第1の面12aの法線方向から角度αを引いた角度、つまり、第1の面12aの法線方向とスクリーン面の法線H1とがなす角度が、第1の面12aに対する臨界角(本実施例では、74°)を超えない範囲で大きい方が、コントラストの向上に効果的であることが分かった。
また、図7及び表2に示す結果から、第2の面12bがスクリーン面の法線H2となす角度βは、可能な限り小さいほうが、コントラストの向上に効果的であることが分かった。
以上のことから、本実施例のように、映像源Lがスクリーンの中央より下方に配置されるような投射系では、単位プリズム形状12の映像源側の面である第1の面12aがスクリーン面の法線H1となす角度αは、単位プリズム形状12の外光側の面である第2の面12bがスクリーン面の法線H2となす角度βよりも大きいことが、外光吸収や映像光の反射効率の向上の観点から好ましいと言える。
ここで、角度αは、スクリーン面の法線方向から水平に投射され、単位プリズム形状12内を透過する映像光が第1の面12aに対して臨界角(本実施例では、74°)を超える角度で入射して全反射するような角度であることが好ましい。つまり、単位プリズム形状12の屈折率をn1、光吸収部13の屈折率をn2としたとき、スネルの法則より、角度αは、
sin(π/2−α)=n2/n1 ・・・式(1)
を満たす値を最大値とし、その値を超えないことが好ましい。この最大値を超えると、映像光が臨界角よりも小さい角度で第1の面12aに入射するので、光吸収部13に吸収されてしまう。そのため、画面が暗くなり、コントラストも低下する。
つまり、式(1)より、角度αは、
α≦π/2−sin−1(n2/n1) ・・・式(2)
を満たすことが、コントラスト向上、画面の明るさの観点から好ましい。
本実施例では、n1=1.55,n2=1.49であり、式(2)より、
α≦π/2−sin-1(1.49/1・55)≒90°−74°=16°
を満たすことが好ましい。本実施例の角度α=16°であり、式(2)を満たしている。
また、角度αは、図6中に示す近似直線より、12°以上であれば、コントラストが12.5以上となる。従って、第1の面12aとスクリーン面の法線とがなす角度αは、12°≦α≦16°であることが、コントラストが高く明るい映像を表示する観点から好ましい。
一方、角度βは、図7及び表2の結果から、可能な限り小さい方が好ましく、図7中に示す近似直線より、6°以下であれば、コントラストは12.5以上となる。従って、第2の面12bがスクリーン面の法線となす角度βは、0°<β≦6°であることが、コントラストが高く明るい映像を表示する観点から好ましい。なお、加工性をよくし、生産性を向上させたい場合等には、角度βは、2°≦β≦6°としてもよい。
本実施例では、単位プリズム形状12の第1の面12aの角度α=16°である例を示したが、これに限らず、単位プリズム形状12の第1の面12aの角度αは、上述の式(2)を満たす角度を上限として、適宜選んでよい。
本実施例では、光吸収部13に屈折率n2=1.49である紫外線硬化型樹脂を使用する例を示したが、例えば、光吸収部13に屈折率n2=1.52である紫外線硬化型樹脂を使用し、単位プリズム形状12は本実施例と同様の形態であり、その屈折率n1=1.55である場合には、単位プリズム形状12の第1の面12aがスクリーン面の法線となす角度αは、式(2)より、α≦π/2−sin-1(1.52/1.55)≒90−78.7≒11°を満たすことが好ましい。従って、この場合には、単位プリズム形状12の第1の面12aの角度αは、11°以下とすることが、コントラストの向上、映像の輝度向上に効果的である。
また、単位プリズム形状12と光吸収部13との境界面(第1の面12a及び第2の面12b)での映像光の反射率を高くし、明るい映像を表示するために、単位プリズム形状12の屈折率n1と光吸収部13の屈折率n2との屈折率比(n2/n1)は、小さい方が好ましい。
以上示したように、本実施例によれば、コントラストが高く、高輝度であり、映りこみのない高品位な画像を得ることができる。
また、この反射スクリーン10は、容易に製造することができ、生産コストを低く抑えることができる。
(変形例)
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)本実施例において、単位プリズム形状12は、平面を組み合わせた形状である例を示したが、これに限らず、例えば、その一部又は全てが曲面を組み合わせた形状となっていてもよい。このとき、第1の面及び第2の面となる面の主たる面が曲面となる場合にはその曲面の接線が、スクリーン面の法線方向となす角度が、上述の範囲を満たすことが望ましい。
(2)本実施例において、単位プリズム形状12及び光吸収部13は、スクリーン使用状態で、水平方向に同一断面形状で延在し、垂直方向に多数並んでいる例を示したが、これに限らず、例えば、外光及び映像光の並ぶ方向が水平方向であれば、それに合わせて90°回転した形態としてもよい。
(3)本実施例において、光吸収部13は、光を吸収する微小ビーズである黒色顔料を含有する紫外線硬化型樹脂により形成される例を示したが、これに限らず、例えば、光を吸収する黒色ビーズ等の微小ビーズを単位プリズム形状12の間の溝部分に充填して形成してもよい。その場合、黒色ビーズを固定するために裏面側に紫外線硬化型樹脂等を用いて保護層等を形成してもよい。
(4)本実施例において、固定式の反射スクリーンの例を挙げて説明したが、これに限らず、例えば、不使用時に巻き上げて収納可能な巻上げ式としてもよい。
本発明による実施例の反射スクリーン10を備えた映像表示システムを示す図である。 本実施例の単位プリズム形状12の具体的な形状を説明する図である。 コントラストを評価するための輝度測定の様子を示す側面図である。 コントラストを評価するための輝度測定の様子を示す上面図である。 本実施例の反射スクリーン10と比較例の反射スクリーンとのコントラストを比較する図である。 第1の面がスクリーン面の法線となす角度αとコントラストの関係を示した図である。 第2の面がスクリーン面の法線となす角度βとコントラストの関係を示した図である。
符号の説明
10 反射スクリーン
11 基材部
12 単位プリズム形状
12a 第1の面
12b 第2の面
13 光吸収部
14 反射層
15 前面処理層
L 映像源

Claims (11)

  1. 映像源から投射された映像光を反射させて観察可能にする反射スクリーンであって、
    スクリーン面に対して直交する断面において、裏面側における幅よりも観察面側における幅の方が広い略台形形状であり、スクリーン面に沿って多数並べて形成され、光を透過可能な単位プリズム形状と、
    前記断面において、スクリーン面に沿って前記単位プリズム形状と交互に形成され、光を吸収する光吸収部と、
    を備え、
    少なくとも前記単位プリズム形状の裏面側には、前記単位プリズム形状を通過した映像光を反射する反射層が設けられ、
    スクリーンの使用状態において、スクリーン面の中央を通る法線に対して、前記映像源が設けられている側を映像源側とし、映像光以外の主たる外光が入射してくる側を外光側とすると、前記単位プリズム形状の映像源側に形成された第1の面がスクリーン面の法線となす角度は、前記単位プリズム形状の外光側に形成された第2の面がスクリーン面の法線となす角度よりも大きく、
    前記光吸収部は、前記単位プリズム形状よりも屈折率が小さいこと、
    を特徴とする反射スクリーン。
  2. 映像源から投射された映像光を反射させて観察可能にする反射スクリーンであって、
    スクリーン面に対して直交する断面において、裏面側における幅よりも観察面側における幅の方が広い略台形形状であり、スクリーン面に沿って多数並べて形成され、光を透過可能な単位プリズム形状と、
    前記断面において、スクリーン面に沿って、前記単位プリズム形状と交互に形成され、光を吸収する光吸収部と、
    を備え、
    少なくとも前記単位プリズム形状の裏面側には、前記単位プリズム形状を通過した映像光を反射する反射層が設けられ、
    スクリーンの使用状態において、スクリーン面の中央を通る法線に対して、前記映像源が設けられている側を映像源側とすると、前記単位プリズム形状の映像源側に形成された第1の面がスクリーン面の法線となす角度は、前記第1の面とは反対側に形成された第2の面がスクリーン面の法線となす角度よりも大きく、
    前記光吸収部は、前記単位プリズム形状よりも屈折率が小さいこと、
    を特徴とする反射スクリーン。
  3. 映像源から投射された映像光を反射させて観察可能にする反射スクリーンであって、
    スクリーン面に対して直交する断面において、裏面側における幅よりも観察面側における幅の方が広い略台形形状であり、スクリーン面に沿って多数並べて形成され、光を透過可能な単位プリズム形状と、
    前記断面において、スクリーン面に沿って、前記単位プリズム形状と交互に形成され、光を吸収する光吸収部と、
    を備え、
    少なくとも前記単位プリズム形状の裏面側には、前記単位プリズム形状を通過した映像光を反射する反射層が設けられ、
    スクリーンの使用状態において、スクリーン面の中央を通る法線に対して、映像光以外の主たる外光が入射してくる側を外光側とすると、前記単位プリズム形状の外光側に形成された第2の面がスクリーン面の法線となす角度は、前記第2の面とは反対側に形成された第1の面がスクリーン面の法線となす角度よりも小さく、
    前記光吸収部は、前記単位プリズム形状よりも屈折率が小さいこと、
    を特徴とする反射スクリーン。
  4. 請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の反射スクリーンにおいて、
    前記第1の面がスクリーン面の法線となす角度をα、前記単位プリズム形状の屈折率をn1、前記光吸収部の屈折率をn2とすると、
    α≦π/2−sin−1(n2/n1)
    を満たすこと、
    を特徴とする反射スクリーン。
  5. 請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の反射スクリーンにおいて、
    前記第1の面がスクリーン面の法線となす角度をαとし、前記第2の面がスクリーン面の法線となす角度をβとすると、
    12°≦α≦16°、0°<β≦6°
    を満たすこと、
    を特徴とする反射スクリーン。
  6. 請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の反射スクリーンにおいて、
    前記光吸収部は、光を吸収する微小ビーズを含むこと、
    を特徴とする反射スクリーン。
  7. 請求項に記載の反射スクリーンにおいて、
    前記光吸収部は、前記単位プリズム形状を形成する材料の屈折率よりも屈折率が低い樹脂に前記微小ビーズを混練することにより形成されていること、
    を特徴とする反射スクリーン。
  8. 請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の反射スクリーンにおいて、
    前記反射層は、反射性塗料を前記単位プリズム形状の裏面側に塗布することにより形成されていること、
    を特徴とする反射スクリーン。
  9. 請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の反射スクリーンにおいて、
    前記反射層は、シート状の部材を用いて形成されていること、
    を特徴とする反射スクリーン。
  10. 請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の反射スクリーンにおいて、
    前記観察面側の表面には、アンチグレア処理、反射防止処理、帯電防止処理、ハードコート処理、防汚処理、紫外線吸収処理の少なくとも1つの処理が施されていること、
    を特徴とする反射スクリーン。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の反射スクリーンと、
    映像光を投射する映像源と、
    を備える映像表示システム。
JP2006210368A 2006-08-01 2006-08-01 反射スクリーン、映像表示システム Active JP5103817B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006210368A JP5103817B2 (ja) 2006-08-01 2006-08-01 反射スクリーン、映像表示システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006210368A JP5103817B2 (ja) 2006-08-01 2006-08-01 反射スクリーン、映像表示システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008039862A JP2008039862A (ja) 2008-02-21
JP5103817B2 true JP5103817B2 (ja) 2012-12-19

Family

ID=39174986

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006210368A Active JP5103817B2 (ja) 2006-08-01 2006-08-01 反射スクリーン、映像表示システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5103817B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR0172447B1 (ko) * 1988-08-25 1999-03-30 토마슈나스 엘기 전면 투사 스크린 및 전면 투사 스크린용 렌즈어레이
JP3033853B2 (ja) * 1990-03-13 2000-04-17 大日本印刷株式会社 反射形スクリーンとその製造方法
JPH0736118A (ja) * 1993-07-20 1995-02-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高コントラスト画像投影装置及び高コントラスト画像投影スクリーン
JP3663499B2 (ja) * 1996-07-12 2005-06-22 大日本印刷株式会社 反射型スクリーン
JP4136339B2 (ja) * 2001-08-06 2008-08-20 大日本印刷株式会社 光拡散シートおよびプロジェクションスクリーン

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008039862A (ja) 2008-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5250933B2 (ja) 反射スクリーン、及び、反射スクリーンの製造方法
JP5034533B2 (ja) 反射スクリーン
KR100882992B1 (ko) 광 확산 시트 및 투과형 스크린
JP5630076B2 (ja) 反射スクリーン、映像表示システム、反射スクリーンの製造方法
JP2006243693A (ja) 半透過型反射スクリーン、及び、半透過型反射スクリーンの製造方法
JP6028829B1 (ja) 反射型スクリーン、映像表示システム
JP2012252112A (ja) 反射スクリーンおよびその製造方法
JP2016062031A (ja) 反射型スクリーン、映像表示システム
JP6272013B2 (ja) 反射型スクリーン、映像表示システム
JP5949355B2 (ja) 反射スクリーン、映像表示システム
JP2013195914A (ja) 反射スクリーン、映像表示装置
JP2014077883A (ja) 反射スクリーン、映像表示システム
JP5699369B2 (ja) 立体映像表示用の反射スクリーン、立体映像表示システム
JP2009098635A (ja) 反射スクリーン
JP2010204573A (ja) 反射スクリーン、映像表示システム
JP5103817B2 (ja) 反射スクリーン、映像表示システム
JP4725198B2 (ja) 反射スクリーン、反射スクリーンの製造方法
JP2015014649A (ja) 反射型スクリーン、映像表示システム
JP2017156697A (ja) 反射スクリーン、映像表示装置
JP2017156696A (ja) 反射スクリーン、映像表示装置
JP6957891B2 (ja) 反射スクリーン、映像表示装置
JP6398517B2 (ja) 反射型スクリーン、映像表示システム
JP2008032777A (ja) 光制御シート
JP2010204572A (ja) 反射スクリーン、映像表示システム
JP7036247B2 (ja) 反射スクリーン、映像表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090604

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120123

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120904

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120917

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5103817

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151012

Year of fee payment: 3