JP5103817B2 - 反射スクリーン、映像表示システム - Google Patents
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Description
また、よりコントラストの高い画像を得たいという要求、及び、投射側光源の光量が少ない場合であっても、できる限り高輝度な画像を得たいという要求があった。また、高輝度な画像を得られた場合であっても、不要な映りこみを排除することは、常に要求されることである。
さらに、上述した従来の反射スクリーンでは、その製造工程が複雑になり、結果として製造コストが高くなるという問題があった。
しかし、特許文献4に記載の反射スクリーンでは、断面が鋸歯状のスクリーン面に反射面と光吸収面とを明確に分けて製造する必要があるが、鋸歯状の山の一方を反射面とし、他方を光吸収面として作り分けることは、困難であって、製造単価が高くなってしまうという問題があった。
請求項1の発明は、映像源(L)から投射された映像光を反射させて観察可能にする反射スクリーンであって、スクリーン面に対して直交する断面において、裏面側における幅(W1)よりも観察面側における幅(W2)の方が広い略台形形状であり、スクリーン面に沿って多数並べて形成され、光を透過可能な単位プリズム形状(12)と、前記断面において、スクリーン面に沿って前記単位プリズム形状と交互に形成され、光を吸収する光吸収部(13)と、を備え、少なくとも前記単位プリズム形状の裏面側には、前記単位プリズム形状を通過した映像光を反射する反射層(14)が設けられ、スクリーンの使用状態において、スクリーン面の中央を通る法線(H)に対して、前記映像源が設けられている側を映像源側とし、映像光以外の主たる外光が入射してくる側を外光側とすると、前記単位プリズム形状の映像源側に形成された第1の面(12a)がスクリーン面の法線(H1)となす角度は、前記単位プリズム形状の外光側に形成された第2の面(12b)がスクリーン面の法線(H2)となす角度よりも大きく、前記光吸収部は、前記単位プリズム形状よりも屈折率が小さいこと、を特徴とする反射スクリーン(10)である。
請求項2の発明は、映像源(L)から投射された映像光を反射させて観察可能にする反射スクリーンであって、スクリーン面に対して直交する断面において、裏面側における幅(W1)よりも観察面側における幅(W2)の方が広い略台形形状であり、スクリーン面に沿って多数並べて形成され、光を透過可能な単位プリズム形状(12)と、前記断面において、スクリーン面に沿って、前記単位プリズム形状と交互に形成され、光を吸収する光吸収部(13)と、を備え、少なくとも前記単位プリズム形状の裏面側には、前記単位プリズム形状を通過した映像光を反射する反射層(14)が設けられ、スクリーンの使用状態において、スクリーン面の中央を通る法線(H)に対して、前記映像源が設けられている側を映像源側とすると、前記単位プリズム形状の映像源側に形成された第1の面(12a)がスクリーン面の法線(H1)となす角度は、前記第1の面とは反対側に形成された第2の面(12b)がスクリーン面の法線(H2)となす角度よりも大きく、前記光吸収部は、前記単位プリズム形状よりも屈折率が小さいこと、を特徴とする反射スクリーン(10)である。
請求項3の発明は、映像源(L)から投射された映像光を反射させて観察可能にする反射スクリーンであって、スクリーン面に対して直交する断面において、裏面側における幅(W1)よりも観察面側における幅(W2)の方が広い略台形形状であり、スクリーン面に沿って多数並べて形成され、光を透過可能な単位プリズム形状(12)と、前記断面において、スクリーン面に沿って、前記単位プリズム形状と交互に形成され、光を吸収する光吸収部(13)と、を備え、少なくとも前記単位プリズム形状の裏面側には、前記単位プリズム形状を通過した映像光を反射する反射層(14)が設けられ、スクリーンの使用状態において、スクリーン面の中央を通る法線(H)に対して、映像光以外の主たる外光が入射してくる側を外光側とすると、前記単位プリズム形状の外光側に形成された第2の面(12b)がスクリーン面の法線(H2)となす角度は、前記第2の面とは反対側に形成された第1の面(12a)がスクリーン面の法線(H1)となす角度よりも小さく、前記光吸収部は、前記単位プリズム形状よりも屈折率が小さいこと、を特徴とする反射スクリーン(10)である。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の反射スクリーンにおいて、前記第1の面(12a)がスクリーン面の法線(H1)となす角度をα、前記単位プリズム形状の屈折率をn1、前記光吸収部の屈折率をn2とすると、α≦π/2−sin−1(n2/n1)を満たすこと、を特徴とする反射スクリーン(10)である。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の反射スクリーンにおいて、前記第1の面(12a)がスクリーン面の法線(H1)となす角度をαとし、前記第2の面(12b)がスクリーン面の法線(H2)となす角度をβとすると、12°≦α≦16°、0°<β≦6°を満たすこと、を特徴とする反射スクリーン(10)である。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の反射スクリーンにおいて、前記光吸収部(13)は、光を吸収する微小ビーズを含むこと、を特徴とする反射スクリーン(10)である。
請求項7の発明は、請求項6に記載の反射スクリーンにおいて、前記光吸収部(13)は、前記単位プリズム形状(12)を形成する材料の屈折率よりも屈折率が低い樹脂に前記微小ビーズを混練することにより形成されていること、を特徴とする反射スクリーン(10)である。
請求項8の発明は、請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の反射スクリーンにおいて、前記反射層(14)は、反射性塗料を前記単位プリズム形状(12)の裏面側に塗布することにより形成されていること、を特徴とする反射スクリーン(10)である。
請求項9の発明は、請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の反射スクリーンにおいて、前記反射層は、シート状の部材を用いて形成されていること、を特徴とする反射スクリーンである。
請求項10の発明は、請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の反射スクリーンにおいて、前記観察面側の表面(15)には、アンチグレア処理、反射防止処理、帯電防止処理、ハードコート処理、防汚処理、紫外線吸収処理の少なくとも1つの処理が施されていること、を特徴とする反射スクリーン(10)である。
請求項11の発明は、請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の反射スクリーン(10)と、映像光を投射する映像源(L)と、を備える映像表示システムである。
(1)反射スクリーンは、スクリーン面に対して直交する断面において、光を透過可能な単位プリズム形状と光を吸収する光吸収部とが、スクリーン面に沿って交互に形成され、スクリーンの使用状態において、単位プリズム形状の映像源側に形成された第1の面がスクリーン面の法線となす角度は、単位プリズム形状の外光側に形成された第2の面がスクリーン面の法線となす角度よりも大きいので、不要な外光を吸収し、映像光を効率よく観察側へ反射し、コントラストが高く、明るい映像を表示できる。
なお、図1は、説明のため各部の寸法、形状等を適宜誇張して示している。また、図1は、室内照明G、映像源L、反射スクリーン10をまとめて模式的に示しているので、実際とは配置関係が異なり、各光線の入射角度等が後述の説明における大小関係と異なる部分が含まれている。
本実施例の映像表示システムは、反射スクリーン10、映像光を投射するプロジェクター光学エンジン(映像源)L等を備えている。
反射スクリーン10は、映像源Lを、スクリーンの使用状態におけるスクリーンの中央よりも下方に設置し、映像光を上方斜めに投射させる配置とし、照明光等の不要な外光の殆どが、スクリーンの上方からスクリーンに入射することを考慮して開発された反射スクリーンである。そして、下方からの映像光は、効率よく観察者側へ反射し、上方からの外光は、選択的に後述の光吸収部により吸収させることで、非常にコントラストの高いフロントプロジェクタ用反射スクリーンとしたものである。
図1では、スクリーンの使用状態における垂直方向の断面を示している。図1中の反射スクリーン10において、右側が観察面側であり、左側が裏面側である。
反射スクリーン10は、基材部11、単位プリズム形状12、光吸収部13、反射層14、前面処理層15等を有している。
図2は、本実施例の単位プリズム形状12の具体的な形状を説明する図である。
単位プリズム形状12は、反射スクリーン10のスクリーン面の中央を通る法線H(図1参照)に対して、映像源Lが設けられている側を映像源側(図1では下方)とし、映像光以外の主たる外光である室内照明Gからの照明光が入射してくる側を外光側(図1では上方)としたとき、単位プリズム形状12の映像源側に形成された第1の面12aがスクリーン面の法線H1となす角度αは、単位プリズム形状12の外光側に形成された第2の面12bがスクリーン面の法線H2となす角度βよりも大きくなるように形成されている。
本実施例では、第1の面12aがスクリーン面の法線H1となす角度αは、16°であり、第2の面12bがスクリーン面の法線H2となす角度βは、4.5°である。頂部の幅(裏面側の幅)W1は、30μm、谷底から頂部までの高さD2は、120μm、観察面側の幅W2は、75μm、単位プリズム形状12の厚みD1は、150μmである。
なお、単位プリズム形状12の材料として紫外線硬化型樹脂を使用する例を示したが、これに限らず、例えば、電離放射線硬化型樹脂等の他の光硬化型樹脂を使用してもよい。また、単位プリズム形状12は、光透過性を有するアクリル樹脂、PET樹脂等の熱可塑性樹脂を用いて熱溶融押し出し成型により形成してもよい。
なお、本実施例では、黒色顔料の平均粒径を6μmとしたが、平均粒径は、1〜10μm程度とすることが好ましい。微小ビーズの平均粒径が1μmよりも小さいと、ワイピングによるかき取りが難しくなり、微小ビーズの平均粒径が10μmを超えると単位プリズム形状12の間の隙間への充填が困難になるからである。
本実施例では、反射層14は、反射スクリーン10の裏面(単位プリズム形状12及び光吸収部13が形成された面)全体を覆うように、高反射性を有する白色塗料をグラビアコーティングすることにより形成され、その膜厚は20μmである。また、使用した白色塗料の反射率は、全光線反射率としてRt=83%、拡散反射率Rd=72%である。
また、反射層14の形成に使用する塗料としては、例えば、塗装後の表面がマットとなるつや消しの白色塗料、塗装後の表面の映り込みの大きい(テカリの強い)グロス白系の塗料、銀色系(メタリック)の塗料、マイカ(雲母)やビーズを適宜混入させた塗料等を使用してもよい。これらを適宜使い分けることにより、観察領域や輝度、光源の映り込み防止効果等を制御できる。
そして、単位プリズム形状12と光吸収部13との境界面で全反射した映像光は、反射層14に到達して反射され、その後さらに全反射する等して観察可能な光線として観察者O側方向へ戻される。
示すα)が大きいこと等から、単位プリズム形状12と光吸収部13との境界面における入射角度は臨界角を超えない。従って、第1の面12aで全反射をすることなく光吸収部13に入射して、黒色顔料により吸収され、外光が観察者Oの観察位置に戻る割合を非常に小さくすることができる。
以上説明した反射スクリーン10と不図示の比較例の反射スクリーンとを用いて、それぞれの反射スクリーンのコントラストを評価した。
比較例の反射スクリーンは、本実施例の反射スクリーン10と略同様であるが、単位プリズム形状の第1の面及び第2の面がスクリーン面の法線となす角度は、ともに9°であり、スクリーンの使用状態での上下方向において、単位プリズム形状が上下対称である点のみが異なる。
図3は、コントラストを評価するための輝度測定の様子を示す側面図である。
図4は、コントラストを評価するための輝度測定の様子を示す上面図である。
本実施例の反射スクリーン10及び比較例の反射スクリーンのコントラストを評価するため、各反射スクリーンに映像源Lから光を投射し、輝度計Rを用いてスクリーン面に対して垂直であって、スクリーン面の水平方向に平行な面内で、数箇所測定位置を変えて各反射スクリーンの輝度を測定し、コントラストを求めた。
ここで、コントラストとは、映像源Lが白色を再現する光を投射したときの反射スクリーンの輝度と、映像源Lが黒色を再現する光を投射したときの反射スクリーンの輝度との比である。この比が大きいほど、映像のコントラストが高く鮮明となり、この比が小さいほど、映像のコントラストが低く、白っぽく不鮮明となる。
図3,4に示すように、映像源Lは、本実施例の反射スクリーン10,比較例の反射スクリーンのスクリーン面から、水平方向に230cm離れた位置に固定され、光束は、各反射スクリーンの中央より15cm下方となる位置(位置Pとする)に対して水平に投射される。なお、本測定に使用した映像源Lは、EMPTW200H(セイコーエプソン株式会社製)であり、投射する光の光束は1500lmである。
測定は、床面からの高さが100cmでの照明(外光源)による明るさ(照度)が800lxである明室環境下で行われ、床面から天井までの距離は300cmである。
図5に示す結果から、比較例の反射スクリーンに比べて、本実施例の反射スクリーン10では、コントラストが向上していることがわかる。特に、観察角度5°から30°までの範囲内で、コントラストが向上している。
これは、本実施例の反射スクリーン10は、特に、通常、観察者Oが位置すると想定される範囲内でのコントラストが比較例の反射スクリーンに比べて向上していることを示している。
なお、映像源Lの位置,投射した光束等の測定条件は、前述の通りであるが、輝度計Rを、観察角度が15°となる位置に配置した点が、前述の測定条件とは異なる。
測定に用いた反射スクリーンは、実施例1の反射スクリーンと略同様であり、角度βは4.5°であるが、角度αが異なる(2.8°,3.7°,4.5°,9°,13.2°,13.5°,16°)7種類の反射スクリーンと、実施例1の反射スクリーンと略同様であり、角度αは16°であるが、角度βが異なる(2.8°,3.7°,4.5°,9°,13.2°,13.5°,16°)7種類の反射スクリーンとの合計14種類の反射スクリーンである。
なお、単位プリズム形状12を賦形するための金型を作製する切削加工において、角度α,角度βが2°よりも小さくなるように加工することは、困難であり、生産コストの面からも現実的ではない。また、角度α,角度βが16°を超えると、使用状態において、スクリーン面の略法線方向から入射する光(本実施例では、主に映像光)が本実施例の単位プリズム形状12内,光吸収部13との臨界角より小さい角度で第1の面12a,第2の面12bに入射して、光吸収部13に吸収されてしまう。従って、測定に用いた反射スクリーンでは、角度α、角度βは、2°以上16°以下の範囲内で変化させている。
図7は、第2の面がスクリーン面の法線となす角度βとコントラストの関係を示した図である。図7において、縦軸は、コントラストであり、横軸は、角度βである。
なお、図6及び図7中に示す直線は、各測定結果の分布を直線近似した近似直線である。
ここで、良好な映像を表示する観点から、コントラストは、12.5以上であることが好ましい。そこで、コントラストが12.5以上である場合を可として表1,2中に○で示し、コントラストが12.5未満である場合を不可として表1,2中に×で示した。
図6及び表1に示す結果から、第1の面12aがスクリーン面の法線H1となす角度αは、第1の面12aの法線方向から角度αを引いた角度、つまり、第1の面12aの法線方向とスクリーン面の法線H1とがなす角度が、第1の面12aに対する臨界角(本実施例では、74°)を超えない範囲で大きい方が、コントラストの向上に効果的であることが分かった。
また、図7及び表2に示す結果から、第2の面12bがスクリーン面の法線H2となす角度βは、可能な限り小さいほうが、コントラストの向上に効果的であることが分かった。
sin(π/2−α)=n2/n1 ・・・式(1)
を満たす値を最大値とし、その値を超えないことが好ましい。この最大値を超えると、映像光が臨界角よりも小さい角度で第1の面12aに入射するので、光吸収部13に吸収されてしまう。そのため、画面が暗くなり、コントラストも低下する。
つまり、式(1)より、角度αは、
α≦π/2−sin−1(n2/n1) ・・・式(2)
を満たすことが、コントラスト向上、画面の明るさの観点から好ましい。
本実施例では、n1=1.55,n2=1.49であり、式(2)より、
α≦π/2−sin-1(1.49/1・55)≒90°−74°=16°
を満たすことが好ましい。本実施例の角度α=16°であり、式(2)を満たしている。
本実施例では、光吸収部13に屈折率n2=1.49である紫外線硬化型樹脂を使用する例を示したが、例えば、光吸収部13に屈折率n2=1.52である紫外線硬化型樹脂を使用し、単位プリズム形状12は本実施例と同様の形態であり、その屈折率n1=1.55である場合には、単位プリズム形状12の第1の面12aがスクリーン面の法線となす角度αは、式(2)より、α≦π/2−sin-1(1.52/1.55)≒90−78.7≒11°を満たすことが好ましい。従って、この場合には、単位プリズム形状12の第1の面12aの角度αは、11°以下とすることが、コントラストの向上、映像の輝度向上に効果的である。
また、この反射スクリーン10は、容易に製造することができ、生産コストを低く抑えることができる。
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)本実施例において、単位プリズム形状12は、平面を組み合わせた形状である例を示したが、これに限らず、例えば、その一部又は全てが曲面を組み合わせた形状となっていてもよい。このとき、第1の面及び第2の面となる面の主たる面が曲面となる場合にはその曲面の接線が、スクリーン面の法線方向となす角度が、上述の範囲を満たすことが望ましい。
11 基材部
12 単位プリズム形状
12a 第1の面
12b 第2の面
13 光吸収部
14 反射層
15 前面処理層
L 映像源
Claims (11)
- 映像源から投射された映像光を反射させて観察可能にする反射スクリーンであって、
スクリーン面に対して直交する断面において、裏面側における幅よりも観察面側における幅の方が広い略台形形状であり、スクリーン面に沿って多数並べて形成され、光を透過可能な単位プリズム形状と、
前記断面において、スクリーン面に沿って前記単位プリズム形状と交互に形成され、光を吸収する光吸収部と、
を備え、
少なくとも前記単位プリズム形状の裏面側には、前記単位プリズム形状を通過した映像光を反射する反射層が設けられ、
スクリーンの使用状態において、スクリーン面の中央を通る法線に対して、前記映像源が設けられている側を映像源側とし、映像光以外の主たる外光が入射してくる側を外光側とすると、前記単位プリズム形状の映像源側に形成された第1の面がスクリーン面の法線となす角度は、前記単位プリズム形状の外光側に形成された第2の面がスクリーン面の法線となす角度よりも大きく、
前記光吸収部は、前記単位プリズム形状よりも屈折率が小さいこと、
を特徴とする反射スクリーン。 - 映像源から投射された映像光を反射させて観察可能にする反射スクリーンであって、
スクリーン面に対して直交する断面において、裏面側における幅よりも観察面側における幅の方が広い略台形形状であり、スクリーン面に沿って多数並べて形成され、光を透過可能な単位プリズム形状と、
前記断面において、スクリーン面に沿って、前記単位プリズム形状と交互に形成され、光を吸収する光吸収部と、
を備え、
少なくとも前記単位プリズム形状の裏面側には、前記単位プリズム形状を通過した映像光を反射する反射層が設けられ、
スクリーンの使用状態において、スクリーン面の中央を通る法線に対して、前記映像源が設けられている側を映像源側とすると、前記単位プリズム形状の映像源側に形成された第1の面がスクリーン面の法線となす角度は、前記第1の面とは反対側に形成された第2の面がスクリーン面の法線となす角度よりも大きく、
前記光吸収部は、前記単位プリズム形状よりも屈折率が小さいこと、
を特徴とする反射スクリーン。 - 映像源から投射された映像光を反射させて観察可能にする反射スクリーンであって、
スクリーン面に対して直交する断面において、裏面側における幅よりも観察面側における幅の方が広い略台形形状であり、スクリーン面に沿って多数並べて形成され、光を透過可能な単位プリズム形状と、
前記断面において、スクリーン面に沿って、前記単位プリズム形状と交互に形成され、光を吸収する光吸収部と、
を備え、
少なくとも前記単位プリズム形状の裏面側には、前記単位プリズム形状を通過した映像光を反射する反射層が設けられ、
スクリーンの使用状態において、スクリーン面の中央を通る法線に対して、映像光以外の主たる外光が入射してくる側を外光側とすると、前記単位プリズム形状の外光側に形成された第2の面がスクリーン面の法線となす角度は、前記第2の面とは反対側に形成された第1の面がスクリーン面の法線となす角度よりも小さく、
前記光吸収部は、前記単位プリズム形状よりも屈折率が小さいこと、
を特徴とする反射スクリーン。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の反射スクリーンにおいて、
前記第1の面がスクリーン面の法線となす角度をα、前記単位プリズム形状の屈折率をn1、前記光吸収部の屈折率をn2とすると、
α≦π/2−sin−1(n2/n1)
を満たすこと、
を特徴とする反射スクリーン。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の反射スクリーンにおいて、
前記第1の面がスクリーン面の法線となす角度をαとし、前記第2の面がスクリーン面の法線となす角度をβとすると、
12°≦α≦16°、0°<β≦6°
を満たすこと、
を特徴とする反射スクリーン。 - 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の反射スクリーンにおいて、
前記光吸収部は、光を吸収する微小ビーズを含むこと、
を特徴とする反射スクリーン。 - 請求項6に記載の反射スクリーンにおいて、
前記光吸収部は、前記単位プリズム形状を形成する材料の屈折率よりも屈折率が低い樹脂に前記微小ビーズを混練することにより形成されていること、
を特徴とする反射スクリーン。 - 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の反射スクリーンにおいて、
前記反射層は、反射性塗料を前記単位プリズム形状の裏面側に塗布することにより形成されていること、
を特徴とする反射スクリーン。 - 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の反射スクリーンにおいて、
前記反射層は、シート状の部材を用いて形成されていること、
を特徴とする反射スクリーン。 - 請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の反射スクリーンにおいて、
前記観察面側の表面には、アンチグレア処理、反射防止処理、帯電防止処理、ハードコート処理、防汚処理、紫外線吸収処理の少なくとも1つの処理が施されていること、
を特徴とする反射スクリーン。 - 請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の反射スクリーンと、
映像光を投射する映像源と、
を備える映像表示システム。
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