JP5103767B2 - 温度検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、赤外線温度センサなどの検出対象物に非接触で表面温度を検出する表面温度検出手段を用いて温度検出を行う温度検出方法および温度検出装置に関する。
従来、赤外線温度センサを用いて車室内乗員の皮膚の表面温度を非接触で検出するとともに、この検出される皮膚の表面温度を用いて車室内の空調制御を行う車両用空調装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この従来技術において、表面温度の検出は、赤外線温度センサの視野領域内に存在する車両内装、ガラス、乗員着衣、乗員皮膚に対応する検出領域をそれぞれに設定し、各検出領域の温度情報に基づいて、それぞれの表面温度を算出している。
また、車両用空調装置の制御手段は、各表面温度に応じて、車室内に吹き出す空気の温度を調整するようにしており、これにより、乗員の温度感覚に応じた空調制御が実現できるというものである。
特開2005−112189号公報
上記の従来装置にあっては、例えば、ガラスの表面温度を算出するにあたり、まず、表面温度検出手段の視野領域において、ガラス面が存在する領域に対応して検出領域を設定し、その検出領域から算出された値を、そのままガラス表面温度として用いている。
しかしながら、ガラス面を車室内から見た場合、車室内の乗員や内装部材などの映り込みが発生する。また、ガラスはその特性上、熱エネルギの波長域に対しても、少なからず反射する性質を有している。
このため、表面温度検出手段により、ガラス面を車室内から見た際に、熱エネルギを有した物体(車室内の乗員や内装部材など)の映り込みが発生している場合、この物体の熱エネルギも反射されており、ガラスの表面温度を正確に検出できないという問題点があった。
また、このような映り込みは、特に、表面温度検出手段が、ガラス面の法線方向に対して大きな角度で計測している場合に生じやすく、一方、ガラス面の法線方向に正対して計測する場合には、生じにくいという特性がある。
そこで、この映り込みの影響を小さくするには、ガラス面の法線方向から正対して計測することが望ましいが、このようにガラスとの位置関係を考慮すると、表面温度検出手段のレイアウトの自由度が大きく制約されてしまうという問題点があった。
本発明は、上述の事情に鑑みなされたもので、表面温度検出手段のレイアウトの自由度を制約することなく、映り込みの影響を抑えて表面温度検出精度を向上させることのできる温度検出方法および温度検出装置を提供することを目的とするものである。
上述の目的を達成するため本発明は、視野領域内の表面温度を非接触で検出する表面温度検出手段からの入力データ中に、第1検出領域を設定するとともに、この第1検出領域と異なる位置であって第1検出領域の温度影響を受ける第2検出領域を設定し、前記第1検出領域および第2検出領域の表面温度である第1表面温度および第2表面温度を算出し、前記第1表面温度を用いて第2表面温度を補正することを特徴とする温度検出方法とした。
本発明では、第2検出領域における第1検出領域の映り込みなどの温度影響を抑えることができ、補正を行わない場合に比べて、表面温度検出精度を向上させることができる。
このように、本発明は、表面温度検出手段の配置に依存することなしに表面温度検出手段の表面温度検出精度を向上させることができるものであり、よって、レイアウトの自由度を制約することなく、表面温度検出精度を向上させることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
この実施の形態の温度検出装置は、視野領域(RV)内の表面温度を非接触で検出する表面温度検出手段(1)と、この表面温度検出手段(1)からの入力データ中に、温度検出対象として、第1検出領域(45)を設定するとともに、この第1検出領域(45)と異なる位置であって第1検出領域(45)の温度影響を受ける第2検出領域(46)を設定する領域設定手段(21)と、前記第1検出領域(45)の表面温度である第1表面温度(T1)を算出するとともに、前記第2検出領域(46)の表面温度である第2表面温度(T2)を算出する温度算出手段(22)と、前記第1表面温度(T1)を用いて、前記第2表面温度(T2)を補正する補正手段(23)と、を備えることを特徴とする。
図1〜図5に基づき、この発明の最良の実施の形態の実施例1の温度検出装置Aについて説明する。
まず、構成について説明する。
実施例1の温度検出装置Aは、図1に示すように、表面温度検出手段としての赤外線センサ(以下、IRセンサと称する)1と、領域設定手段、温度算出手段、補正手段としてのマイクロコンピュータ2と、を備えている。
また、実施例1の温度検出装置のマイクロコンピュータ2で算出された温度(後述の乗員表面温度T1およびガラス表面温度T2)は、空調制御装置3に入力されるようになっている。
IRセンサ1は、図示は省略するが、被検温体から入射される遠赤外線を熱に変換する熱変換膜、および、この熱変換膜により変換される熱を電力に変換する検出素子、さらにセンサ内の温度を計測するサーミスタを備えている。そして、検出素子の出力値とサーミスタの出力値に基づいて、被検温体の温度を出力する機能を有している。
このIRセンサ1は、図2(a)および(b)に示すように、車両MBの車室内の天井部CEにおいて前端部の車幅方向略中央位置であって、図示を省略したルームミラーが取り付けられる部位に設けられ、かつ、視野領域RVを運転席乗員DRに向けて取り付けられている。なお、図2において矢印FRが車両前方を示している。
また、図3は、IRセンサ1で取得された入力データである温度画像SIの一例を示している。この図3に示すように、温度画像SIには、図2に示す運転席乗員DRに対応したドライバ領域40と、図2に示す運転席側のドアガラス4に対応したドアガラス領域41と、図2に示す運転席5のシートバック51に対応したシート領域49と、が含まれている。
このような温度画像SIでは、IRセンサ1とドアガラス4との幾何学的な位置関係から、ドアガラス領域41にあっては、運転席乗員DRの上半身が反射して映り込んだ映り込み部42が、その中央部分に大きく含まれている。
図1のマイクロコンピュータ2は、IRセンサ1から得られる温度画像SIに基づいて、運転席乗員DRの表面温度である乗員表面温度(第1表面温度)T1および運転席のドアガラス4の表面温度であるガラス表面温度(第2表面温度)T2を算出する。
しかし、上述したように、温度画像SIにあっては、ドアガラス領域41には、運転席乗員DRによる温度影響を受ける映り込み部42が存在している。
そこで、マイクロコンピュータ2では、ドアガラス領域41に基づいてガラス表面温度T2を算出するのにあたり、運転席乗員DRによる温度影響を取り除く温度補正を実行する。
この図1のマイクロコンピュータ2の機能を表したのが図4であり、マイクロコンピュータ2は、機能的に表すと、領域設定手段21、温度算出手段22、補正手段23を備えている。
領域設定手段21は、温度画像SIにおいて、表面温度を算出する温度情報を取得する領域を設定する手段であり、図3に示すように、第1検出領域としての乗員温度検出領域45と、第2検出領域としてのガラス温度検出領域46との2つの領域を設定する。
すなわち、本実施例1では、表面温度の検出対象をドアガラス4と運転席乗員DRとしている。そこで、温度画像SIにおいて、ドアガラス4に対応するドアガラス領域41に含まれるガラス温度検出領域46と、運転席乗員DRとに対応するドライバ領域40に含まれる乗員温度検出領域45と、を設定している。
ここで、これらの検出領域45,46を設定するにあたり、本実施例1では、乗員温度検出領域45は、ドライバ領域40において、映り込みによりドアガラス領域41に温度影響を与えている運転席乗員DRの上半身に対応する領域に設定している。また、ガラス温度検出領域46は、ドアガラス領域41において、この乗員温度検出領域45が映り込んでいる領域に設定している。
温度算出手段22は、乗員温度検出領域45の温度情報に基づいて、運転席乗員DRの表面温度であって、第1表面温度としての乗員表面温度T1を算出する。さらに、温度算出手段22は、ガラス温度検出領域46の温度情報に基づいて、ドアガラス4の表面温度であって、第2表面温度としてのガラス表面温度T2を算出する。
補正手段23は、温度算出手段22で算出された乗員表面温度T1ならびにガラス表面温度T2と、ドアガラス4の反射率Reと、を用いてガラス表面温度T2を補正して、補正ガラス表面温度T2*を算出する。
すなわち、運転席乗員DRの映り込みが発生しているガラス温度検出領域46の温度情報から得られたガラス表面温度T2は、ドアガラス4そのものの放射成分に加えて、映り込んでいる対象、すなわち運転席乗員DRの上半身の熱エネルギの反射成分が含まれている。
そこで、補正手段23では、下記式1を用いて、算出されたガラス表面温度T2から運転席乗員DRの熱エネルギの反射成分を差し引いて、補正ガラス表面温度T2*を求める演算を行う。
T2*=T2−Re×T1 ・・・式1
なお、こうして補正手段23で得られた補正ガラス表面温度T2*および乗員表面温度T1は、空調制御装置3へ出力される。
また、空調制御装置3では、ガラス表面温度T2*および乗員表面温度T1に基づき、吹出モード、吹出風量、吹出空気温度などを切り換える空調制御を行う。ここで、本実施例1では、空調制御装置3は、補正ガラス表面温度T2*を外気温度として用いており、外気温センサを省略して、コストおよび重量を軽減することができる。
次に、図5のフローチャートに基づきマイクロコンピュータ2による温度検出処理の流れを説明する。
この温度検出処理は、図外のイグニッションスイッチのONまたは空調装置のONにより電源ONとなるとスタートされる。
ステップS1では、以降の処理の実行に使用するタイマやカウンタやフラグを初期設定する初期化の処理を実行する。
ステップS2では、IRセンサ1から、視野領域RVにおける被検温体の熱エネルギに応じた車室内温度データを取得するもので、この車室内温度データは、図3に示す温度画像SIとして取得される。
ステップS3では、乗員温度検出領域45を設定する。この乗員温度検出領域45は、前述したように、温度画像SIにおいて、運転席乗員DRの上半身が含まれる領域に設定する(図3参照)。なお、この乗員温度検出領域45は、温度画像SIにおいて、IRセンサ1とドアガラス4との幾何学的な位置関係から、ドアガラス領域41に映り込む領域として設定されており、IRセンサ1の検出素子において、複数の素子を対応させた広さに設定されている。
ステップS4では、ステップS3で設定した乗員温度検出領域45の温度から乗員表面温度T1を算出する。ここで、本実施例1では、乗員表面温度T1として、乗員温度検出領域45の複数の素子で算出される温度の平均値を用いている。
次に、ステップS5では、ガラス温度検出領域46を設定する。このガラス温度検出領域46は、温度画像SIにおいて、IRセンサ1とドアガラス4との幾何学的な位置関係から、ドアガラス領域41の中で、ステップS3で設定した乗員温度検出領域45が映り込んでいる領域に設定している。なお、本実施例1では、ガラス温度検出領域46は、IRセンサ1の検出素子において、複数の素子に対応させた広さに設定されている。
ステップS6では、ステップS5で設定したガラス温度検出領域46の温度からガラス表面温度T2を算出する。この際、本実施例1では、ガラス温度検出領域46に対応する複数の素子で算出される温度の平均値を算出してガラス表面温度T2とする。
ステップS7では、上記式1に基づいて、補正ガラス表面温度T2*を算出する。
ステップS8では、ステップS4で算出された乗員表面温度T1と、ステップS7で算出された補正ガラス表面温度T2*と、を算出結果として、空調制御装置3に出力する。
ステップS9では、電源がOFFされたか否か判定し、電源がOFFされていなければステップS2へ戻り、電源がOFFされていればプログラムを終了する。
以上のように、実施例1の温度検出装置では、非接触式のIRセンサ1によりドアガラス4のガラス表面温度を検出するにあたり、IRセンサ1を車室RMの天井部CEにおいて前端部の車幅方向略中央に取り付けた。この位置には、図示を省略したルームミラーなどが設置されるため、IRセンサ1の設置スペースの確保が容易であり、かつ、目立たないように設置でき、意匠性にも優れる。
また、このようにIRセンサ1を天井前部中央に設置した場合、その温度画像SI中のドアガラス4を示すドアガラス領域41には、運転席乗員DRの映り込みが生じ、運転席乗員DRの温度影響を受ける。
そこで、本実施例1では、ドアガラス領域41に映り込んでいる運転席乗員DRの乗員表面温度T1を算出し、それにドアガラス4の反射率Reを乗じた値を、ガラス表面温度T2から差し引く温度補正を行い、検出精度を向上することができた。
このように、本実施例1の温度検出装置Aは、IRセンサ1を設置するにあたり、映り込みなどの温度影響を抑えることができる位置に配置するなどのレイアウトの自由度を制約することなく、検出精度を向上させることが可能となる。
さらに、実施例1では、乗員表面温度T1として、乗員温度検出領域45に対応する複数の素子の平均温度を用い、かつ、ガラス表面温度T2としても、ガラス温度検出領域46に対応する複数の素子の平均温度を用いているため、1つの素子の温度を用いるのと比較して、検出精度を向上できる。
次に、図6に基づいて本発明の実施の形態の実施例2の温度検出装置について説明する。なお、この実施例2を説明するにあたり、実施例1と同一ないし均等な部分については、同一符号を付して、相違する部分を中心として説明する。また、本実施例2にあっても、車両MBの乗員のうち、特に、運転席乗員DRを検出対象とする例を示すが、検出対象はこれに限定されるものではない。
この実施例2の温度検出装置は、実施例1の変更例であり、運転席乗員DRの有無を判定するようにしている。
すなわち、実施例2の温度検出装置は、ハードウェアとしての構成は第1実施形態と共通で図1に示されたものと同様で、マイクロコンピュータ2における温度検出処理の内容が実施例1とは異なる。
そこで、図6のフローチャートに基づいて、実施例2の温度検出装置における温度検出処理の流れを説明する。なお、このフローチャートにおいて、実施例1と同様の処理には、実施例1と同じステップ番号を付して説明を省略する。
このフローチャートにおいて、ステップS201〜S206の処理は、乗員の有無に応じて第1検出領域に相当する領域を変更する処理に関する。また、ステップS207〜S211は、第2表面温度に相当するガラス表面温度T2の変化率がしきい値を超えた場合に、補正を行わないようにする処理に関する。
以下、各ステップについて詳細に説明する。
車室内温度データを取得するステップS2に続くステップS201では、ステップS2で得られた温度データから運転席乗員DRの有無および位置を検出する。
このうち、運転席乗員DRの有無の検出は、運転席乗員DRが運転席5に着座した状態での顔の存在する領域である図3に示す顔領域48に、皮膚表面温度相当(例えば、34℃程度)の温度分布が顔の大きさ程度存在しているか否かで判定する。
一方、運転席乗員DRの位置検出は、上述の皮膚表面温度相当の分布が得られる顔領域48に基づいて、乗員の位置を決定する。この決定処理の一例としては、顔領域48の重心位置を乗員位置とすることが挙げられる。あるいは、顔領域48から上半身胸位置を推定して、その位置を乗員位置とすることもできる。なお、重心位置とは、顔領域48において、最も顔が存在する可能性の高い位置を指し、例えば、顔領域48の各素子の経時的な出力をカウントし、各素子の出力と、その素子の位置(座標)とに基づいて算出することができる。
ステップS202では、ステップS201の検出結果に基づいて運転席乗員DRの有無を判定し、運転席乗員DRが存在すると判定した場合にはステップS203へ進み、乗員が不在であると判定した場合はステップS205へ進む。
ステップS203では、ステップS201で検出されている運転席乗員DRの位置情報に基づいて、乗員温度検出領域45を設定する。この場合、ステップS201において検出された位置に応じ、確実に運転席乗員DRが存在する位置に設定する。この実施例2では、実施例1と同様に運転席乗員DRの上半身に乗員温度検出領域45を設定する。あるいは、上述のように運転席乗員DRの位置を顔領域48の重心位置から求める場合、この重心位置を含む領域を乗員温度検出領域44(図3参照)としてもよい。
ステップS204では、乗員温度検出領域45の温度から以降の補正処理の基準となる第1表面温度としての表面基準温度BT1を算出する。この際、実施例1と同様に、この乗員温度検出領域45の平均温度を算出する。
一方、ステップS202において運転席乗員DRが不在であると判定された場合に進むステップS205では、ドアガラス4に温度影響を与える第1検出領域としてシートバック51の表面が含まれるシート領域49にシート温度検出領域49aを設定する。なお、図3では、シート領域49は、運転席乗員DRに隠れて表示されているため、シート温度検出領域49aは、運転席乗員DR上に表示されているが、シートバック51の表面に設定されているものとする。
そして、ステップS206では、シート温度検出領域49aの温度から、以降の補正処理の基準となる表面基準温度BT1を算出する。この場合も、表面基準温度BT1は、シート温度検出領域49aの温度平均値を用いている。
次に、ステップS207では、ガラス温度検出領域46を設定する。このガラス温度検出領域46は、実施例1と同様に、この領域に温度影響を与える第1検出領域が映り込んでいる領域を設定する。ここで、本実施例2では、運転席乗員DRの有無および位置により第1検出領域としの乗員温度検出領域45とシート温度検出領域49aが逐次変更されることから、これらが映り込む位置も異なる。
そこで、本実施例2では、これらの領域45,49aが映り込むガラスの位置については、IRセンサ1とドアガラス4の幾何学的な位置関係からあらかじめ対応関係をマップ化しておき、マップを参照することでガラス温度検出領域46の設定位置を決定する。また、本実施例2では、実施例1と同様に、ガラス温度検出領域46は、複数の素子を対応させている。
このように、本実施例2では、運転席乗員DRの有無に応じ、第1検出領域が乗員温度検出領域45とシート温度検出領域49aとに選択的に設定され、さらに、乗員温度検出領域45は、求められた運転席乗員DRの位置に応じて設定される。そして、ガラス温度検出領域46は、第1検出領域としての両領域45,49aの位置に応じて、その映り込みが生じる位置に設定される。
次に、ステップS6に続くステップS208では、前回までの処理で算出されてメモリに保存されている過去のガラス表面温度T2_pを読み込む。
続くステップS209では、ガラス表面温度T2の温度変化率ΔT2を下記の式2により算出する。
ΔT2=|T2−T2_p|・・・・・式2
ステップS210では、ステップS209で算出された温度変化率ΔT2が、あらかじめ設定されたしきい値Th(例えば、5℃)未満であるか否か判定し、ΔT2<Thであってドアガラス4の状態変化が小さな場合には、ステップS6で算出されたガラス表面温度T2の補正を行うためステップS211に進む。一方、ステップS210において、ΔT2≧Thの場合は、ドアガラス4の状態変化が異常であるとしてステップS213へ進む。この異常な状態変化としては、例えば、ドアガラス4が開けられて、その位置にドアガラス4が存在しなくなった場合のような状態変化が挙げられる。
ステップS211では、過去のガラス表面温度T2_pをステップS6で算出されたガラス表面温度T2に更新して、図外のメモリに保存した後、ステップS212のガラス表面温度の補正へ進む。
ステップS212では、下記の式3に基づいて補正ガラス表面温度T2*を算出する。
T2*=T2−Re(f)×T1・・・・式3
ここで、ガラスの反射率Re(f)は、ガラス表面温度T2を検出するために設定された領域の位置の関数である。すなわち、ドアガラス4が曲面であるため、IRセンサ1とドアガラス4との幾何学的な位置関係から、ガラス温度検出領域46の設定位置の違いにより反射率が異なる。
そこで、本実施例2では、ドアガラス4の設計形状に基づいて、IRセンサ1とドアガラス4との幾何学的な位置関係によりガラス温度検出領域46の設定位置ごとの反射率Reがマップ化して保存されている。よって、上記反射率Re(f)は、このマップ化された値が、ガラス温度検出領域46の設定位置に応じて読み込まれる。
一方、ステップS210においてΔT2≧Thの場合、例えば、ドアガラス4が開けられた場合のようなガラス状態の変化があったとして、次のステップS213では、ガラス表面温度T2の補正は必要ないと判断し、過去のガラス表面温度T2_pを更新せずメモリに保持して、T2*=T2としてステップS8に進む。以下の処理は、実施例1と同様であるので説明を省略する。
以上説明したように、実施例2では、実施例1と同様に、IRセンサ1を設置するにあたり、映り込みなどの温度影響を抑えることができる位置に配置するなどのレイアウトの自由度を制約することなく、検出精度を向上させることが可能となるという効果が得られるのに加えて、ステップS201〜S212の処理に基づいて、以下に述べる効果を得ることができる。
本実施例2では、ステップS202〜206の処理により、運転席乗員DRの有無に応じて、第1検出領域の温度である表面基準温度BT1として、運転席乗員DRが存在する場合には、乗員温度検出領域45の温度を算出し、運転席乗員DRが不在の場合には、シート温度検出領域49aの温度を算出するようにした。
したがって、ガラス表面温度T2に温度影響を与える領域である第1検出領域の温度を一定の位置の温度で行うのと比較して、この領域の温度を正確に算出できる。そして、これにより、ステップS212で行う補正も、より精度高く行うことができ、補正ガラス表面温度T2*の補正をより適切に行うことができる。
さらに、本実施例2では、第1検出領域として乗員温度検出領域45を設定する場合には、運転席乗員DRの位置に応じ乗員温度検出領域45の位置を設定するようにした(ステップS203)。このため、運転席乗員DRの位置を検出しない場合に比べて、より正確に乗員表面温度T1を算出することができる。
しかも、温度検出対象であるドアガラス4に対応した第2検出領域としてのガラス温度検出領域46を設定するにあたり、本実施例2では、第1検出領域として設定された領域(46,49a)との対応関係をマップ化して、その位置に対応して設定するようにした(ステップS207)。このため、ガラス温度検出領域46を一定の位置に設定するのと比較して、ガラス温度検出領域46を、確実に第1検出領域としての両領域45,49aが映り込むガラスの位置に設定でき、この温度影響に応じた補正を行うことができ、よって、ステップS212の補正を、より適正に行うことができる。
加えて、実施例2では、ステップS212の補正の際には、ガラス温度検出領域46の設定位置に応じた反射率Re(f)を用いるようにした。このため、一定の反射率Reを用いる場合に比べて、ドアガラス4の曲率に対応した適正な反射率を用いることができ、温度検出精度をさらに向上させることができる。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態および実施例1および実施例2を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態および各実施例1,2に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、実施例1,2においては、図2に示すようにIRセンサ1を車両MBの天井部CEの前端部の車幅方向中央に取り付け、視野領域RVを運転席乗員DRに向けて、図3のような温度画像SIが得られる場合について説明した。しかし、IRセンサ1の取付位置や視野領域RVの方向は、これに限定されるものではない。
図7は、IRセンサ1の他の取付例を示している。この図の例では、IRセンサ1は、車両MBのセンターコンソール部SCに設置されている。また、このIRセンサ1の視野領域RV7は、図示のとおりであり、図8に示す温度画像SI7が得られる。
この図7,図8の例では、IRセンサ1が、乗員DR,CRを下側から見上るような位置関係になり、IRセンサ1の取り付け位置とドアガラス4a,4bの位置との幾何学的な関係から、ドアガラス4a,4bには、それぞれ運転席側天井と助手席側天井が映り込んでいる。このため、運転席側については運転席側のガラス温度検出領域46aの補正に用いる第1検出領域としては、天井部CEに対応する運転席側天井温度検出領域45aとなる。一方に、助手席乗員(図8では符号GCRで示す)については、助手席側のガラス温度検出領域46bの補正に用いる第1検出領域としては、助手席側天井温度検出領域45bとなる。
また、実施例1,2では、運転席5を視野領域RVに含むIRセンサ1を示したが、例えば、運転席乗員DRと助手席乗員とのそれぞれにIRセンサ1を設けてもよいし、さらに、後席乗員用のIRセンサを設けてもよい。
また、乗員温度検出領域45やガラス温度検出領域46は、実施例1,2では、複数の素子を対応させて設定した例を示したが、1つの素子を対応させてもよい。
また、実施例1,2では、車両の空調制御装置3に用いる温度検出装置を示したが、その適用範囲は、車両に限定されるものではなく、航空機や産業機器、あるいは住宅など非接触式の温度検出手段を用いて温度を検出する種々の用途に適用することができる。
また、実施例2では、乗員検出手段として、IRセンサ1を用いた例を示したが、他に乗員を検出する手段(例えば圧力センサ)が設置されているような場合、その手段からの信号により乗員の有無を判断するようにしてもよい。
この発明の最良の実施の形態の実施例1の温度検出装置Aを示すブロック図である。 本発明の実施の形態の実施例1の温度検出装置Aおよびこれを適用した車両を示す説明図であり、(a)は側方から見た状態、(b)は上方から見た状態を示している。 本発明の実施の形態の実施例1の温度検出装置AのIRセンサ1で取得した温度画像SIを示す説明図である。 本発明の実施の形態の実施例1の温度検出装置Aのマイクロコンピュータ2の機能を表すブロック図である。 本発明の実施の形態の実施例1の温度検出装置Aの温度検出処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態の実施例2の温度検出装置の温度検出処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の他の実施の形態を示す説明図であり、(a)は側方から見た状態、(b)は上方から見た状態を示している。 本発明の他の実施の形態におけるIRセンサ1で取得した温度画像SI7を示す説明図である。
符号の説明
1 IRセンサ(表面温度検出手段)
2 マイクロコンピュータ(領域設定手段、温度算出手段、補正手段)
4 ドアガラス
21 領域設定手段
22 温度算出手段
23 補正手段
44 乗員温度検出領域(第1検出領域)
45 乗員温度検出領域(第1検出領域)
45a 運転席側天井温度検出領域(第1検出領域)
45b 助手席側天井温度検出領域(第1検出領域)
46 ガラス温度検出領域(第2検出領域)
46a ガラス温度検出領域(第2検出領域)
46b ガラス温度検出領域(第2検出領域)
49a シート温度検出領域(第1検出領域)
BT1 表面基準温度(第1表面温度)
CE 天井部
DR 運転席乗員
RV 視野領域
RV7 視野領域
SI 温度画像
SI7 温度画像
T1 乗員表面温度(第1表面温度)
T2 ガラス表面温度(第2表面温度)
T2* 補正ガラス表面温度
Th しきい値
ΔT2 温度変化率

Claims (7)

  1. 視野領域内の表面温度を非接触で検出する機能を有した車載の赤外線温度センサにより、車室内において乗員およびドアガラスが含まれる温度画像を取得し、
    この赤外線温度センサが取得した温度画像から、温度検出対象として、前記ドアガラスの温度を検出する第2検出領域を設定するとともに、前記ドアガラスに反射して前記第2検出領域に映り込んでいる車室内の領域である第1検出領域を設定し、
    前記赤外線温度センサからの入力データから前記第1検出領域および第2検出領域の表面温度である第1表面温度および第2表面温度を算出し、
    前記第1表面温度と前記ドアガラスの反射率とを用いて前記第2表面温度を補正する温度検出方法であって、
    前記第1検出領域の設定の際に、前記温度画像における乗員の有無を検出する乗員検知手段の検出結果に基づいて、前記第1検出領域の設定位置を、前記乗員の存在時には、前記温度画像において乗員の上半身が存在する領域に設定し、前記乗員の不在時には、前記乗員の上半身が存在する領域とは異なる領域であって前記温度画像において前記ドアガラスに映り込むシートバックの表面の領に設定することを特徴とする温度検出方法。
  2. 視野領域内の表面温度を非接触で検出する機能を有し、車室内において乗員およびドアガラスが含まれる温度画像を取得する赤外線温度センサと、
    この赤外線温度センサが取得した温度画像から、温度検出対象として、前記ドアガラスの温度を検出する第2検出領域を設定するとともに、前記ドアガラスに反射して前記第2検出領域に映り込んでいる車室内の領域である第1検出領域を設定する領域設定手段と、
    前記赤外線温度センサからの入力データから前記第1検出領域の表面温度である第1表面温度を算出するとともに、前記第2検出領域の表面温度である第2表面温度を算出する温度算出手段と、
    前記第1表面温度と前記ドアガラスの反射率とを用いて前記第2表面温度を補正する補正手段と、
    前記温度画像における乗員の有無を検出する乗員検知手段と、
    を備え、
    前記領域設定手段は、前記乗員検知手段の検出に基づいて、前記乗員の有無に応じ、前記第1検出領域の設定位置を、前記乗員の存在時には、前記温度画像において乗員の上半身が存在する領域に設定し、前記乗員の不在時には、前記乗員の上半身が存在する領域とは異なる領域であって前記温度画像において前記ドアガラスに映り込むシートバックの表面の領に設定することを特徴とする温度検出装置。
  3. 前記乗員検出手段は、乗員の有無に加え乗員の位置を検出する手段であり、
    前記領域設定手段は、乗員が存在している場合に、前記検出した乗員の位置に応じて第1検出領域の設定位置を変更することを特徴とする請求項2に記載の温度検出装置。
  4. 前記領域設定手段は、前記乗員の位置に応じて、前記第2検出領域を、前記ドアガラスの反射により前記乗員の映り込みが生じる位置に設定することを特徴とする請求項3に記載の温度検出装置。
  5. 前記領域設定手段は、乗員が存在している場合に、前記乗員の顔と上半身との少なくとも一方に第1検出領域を設定することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の温度検出装置。
  6. 前記補正手段は、前記第2表面温度の経時的な温度変化率があらかじめ設定されたしきい値未満であるか否か判定し、前記温度変化率が前記しきい値以上である場合には、前記補正を実行しないことを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の温度検出装置。
  7. 前記領域設定手段は、前記第2検出領域の設定位置を、前記乗員検知手段の検出に基づいて、前記乗員の存在時には、前記乗員の上半身が映り込む領域に設定し、前記乗員の不在時には、前記シートバック表面が映り込む領域に設定することを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の温度検出装置。
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