JP5103519B2 - 圧力センサ故障診断方法及びコモンレール式燃料噴射制御装置 - Google Patents
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Description
そのようなセンサの一つとして、コモンレール式燃料噴射制御装置におけるレール圧を検出する圧力センサは、適切な燃料噴射を実現する上で重要であり、故障検出のための方策が種々提案されている。
前記圧力制御弁は、予め記憶された所定の圧力制御弁の駆動特性を基に前記目標レール圧に応じて定められる電流値に対して、所定の補正係数を用いて補正された電流値で通電駆動される一方、
前記所定の補正係数は、前記目標レール圧に対して、前記所定の圧力制御弁の駆動特性を基に定められる電流値と、前記圧力センサにより検出されたレール圧を前記目標レール圧又は所定の許容範囲とするために前記圧力制御弁に通電された電流値とを基に所定の演算式により算出されると共に、当該補正係数は、算出の度毎に、算出時のレール圧と共に学習処理によって記憶、更新されるよう構成されてなるコモンレール式燃料噴射制御装置における前記圧力センサの故障診断方法であって、
前記学習処理により学習値の取得が所定回数を超えた後、
前記学習処理における補正係数の学習値が所定の範囲を逸脱した場合に、前記圧力センサの故障と診断し、
前記所定の範囲は、圧力センサの出力特性のばらつきに起因する前記補正係数の学習値のばらつきを基準に定められたてなる圧力センサの故障診断方法が提供される。
本発明の第2の形態によれば、コモンレールに燃料を圧送する高圧ポンプ装置と、前記コモンレールからの燃料の戻し通路に設けられた圧力制御弁と、前記コモンレールの圧力を検出する圧力センサと、前記高圧ポンプ装置及び前記圧力制御弁の駆動を制御する電子制御ユニットとを具備し、
前記電子制御ユニットは、エンジンの動作情報に基づいて目標レール圧を算出し、前記圧力センサにより検出されたレール圧が、前記目標レール圧となるよう前記圧力制御弁を、予め記憶された所定の圧力制御弁の駆動特性を基に前記目標レール圧に応じて定められる電流値に対して所定の補正係数を用いて補正を施した電流値で通電駆動する一方、
前記所定の補正係数は、前記目標レール圧に対して、前記所定の圧力制御弁の駆動特性を基に定められる電流値と、前記圧力センサにより検出されたレール圧を前記目標レール圧又は所定の許容範囲とするために前記圧力制御弁に通電された電流値とを基に所定の演算式により算出されると共に、当該補正係数は、算出の度毎に、算出時のレール圧と共に学習処理によって記憶、更新されるよう構成されてなるコモンレール式燃料噴射制御装置であって、
前記電子制御ユニットは、
前記学習処理により学習値の取得が所定回数を超えたか否かを判定し、所定回数を超えたと判定された場合に、
前記学習処理における補正係数の学習値が所定の範囲にあるか否かを判定し、所定の範囲外であると判定した場合に、前記圧力センサの故障と診断するよう構成されてなり、前記所定の範囲は、圧力センサの出力特性のばらつきに起因する前記補正係数の学習値のばらつきを基準に定められてなるコモンレール式燃料噴射制御装置が提供される。
2−1〜2−n…燃料噴射弁
3…ディーゼルエンジン
4…電子制御ユニット
11…圧力センサ
12…圧力制御弁
50…高圧ポンプ装置
なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
最初に、本発明の実施の形態における圧力センサの故障診断方法が適用される内燃機関噴射制御装置の構成例について、図1を参照しつつ説明する。
この図1に示された内燃機関噴射制御装置は、具体的には、特に、コモンレール式燃料噴射制御装置が構成されたものとなっている。
かかる構成自体は、従来から良く知られているこの種の燃料噴射制御装置の基本的な構成と同一のものである。
かかる構成において、燃料タンク9の燃料は、供給ポンプ5により汲み上げられ、調量弁6を介して高圧ポンプ7へ供給されるようになっている。調量弁6には、電磁式比例制御弁が用いられ、その通電量が電子制御ユニット4に制御されることで、高圧ポンプ7への供給燃料の流量、換言すれば、高圧ポンプ7の吐出量が調整されるものとなっている。
なお、供給ポンプ5の出力側と燃料タンク9との間には、戻し弁8が設けられており、供給ポンプ5の出力側の余剰燃料を燃料タンク9へ戻すことができるようになっている。
燃料噴射弁2−1〜2−nは、ディーゼルエンジン3の気筒毎に設けられており、それぞれコモンレール1から高圧燃料の供給を受け、電子制御ユニット4による噴射制御によって燃料噴射を行うようになっている。
本発明の実施の形態においては、エンジン3の動作状態に応じて、調量弁6と圧力制御弁12のそれぞれの動作状態を変えることで、適切なレール圧制御の実現を図っている。かかる調量弁6と圧力制御弁12による本発明の実施の形態におけるレール圧制御について、概説すれば、まず、第1のレール圧制御の状態として、圧力制御弁12を全閉状態、すなわち、コモンレール1からリターン通路への流路を閉じた状態とする一方、調量弁6からの燃料吐出量を調整することで、所望のレール圧を得るレール圧制御状態がある。
そして、第3のレール圧制御状態として、調量弁6、圧力制御弁12を、それぞれ所定の弁開度にして、所望のレール圧を得るレール圧制御状態がある。
これらは、エンジン3の動作状態に応じて、択一的に選択されて実行されるものとなっている。
かかる電子制御ユニット4には、コモンレール1の圧力を検出する圧力センサ11の検出信号が入力される他、エンジン回転数やアクセル開度などの各種の検出信号が、エンジン3の動作制御や燃料噴射制御に供するために入力されるようになっている。
まず、この圧力センサ故障診断処理の概略を説明すれば、この圧力センサ故障診断は、コモンレール式燃料噴射制御装置において、燃料噴射制御処理の1つの処理として、圧力制御弁12に関する学習処理が行われることを前提としており、詳細は後述するようにこの学習処理において取得された学習値を圧力センサ11の故障の有無の判定に流用するよう構成されたものである。
まず、圧力制御弁12は、電磁式のため、すなわち、電磁コイル(図示せず)を有するため、図3に一例が示されたように、その電気的特性にある程度のばらつきが生ずることが避け難い。
なお、図3において、横軸は圧力制御弁12の通電電流値を、縦軸はレール圧を、それぞれ表している。また、同図において、「Min-PCV」と表記された特性線は、レール圧が最も低くなる特性例を、「Max-PCV」と表記された特性線は、レール圧が最も高くなる特性例を、それぞれ表している。
さらに、「PCV-CUR」と表記された特性線は、圧力制御弁12の特性のばらつきの中で、ほぼ中央に位置する特性例を表したものである。
かかる補正係数Cvは、上述のようにして算出される度毎に、実レール圧と共に、電子制御ユニット4の所定の記憶領域に記憶されることが繰り返されるいわゆる学習処理が実行されるようになっている。
なお、ここで、学習値は、具体的には、先に説明したように補正係数Cvと、その補正係数Cvと対となる実レール圧である。
ここで、学習値の取得回数nを所定回数Kを超えることとしたのは、学習がある程度の回数繰り返されることで、補正係数Cvが大きくずれる可能性が低くなり、より信頼性の高い故障判断を行うことができるためである。
すなわち、まず、圧力センサ11の出力特性のばらつきのデータを、予めシミュレーションや試験等により取得する。ついで、圧力センサ11の検出信号が、その取得されたばらつきに関するデータの範囲でばらついた場合における補正係数Cvの学習値がばらつく範囲をシミュレーションや試験等により取得する。
一方、ステップS104において、α<X<βが成立していないと判定された場合(NOの場合)には、圧力センサ11の故障であるとして、エラー判定がなされ、必要な警報表示や警報音の発生が行われることとなり、一連の処理が終了されることとなる(図2のステップS106参照)。なお、図2のステップS106において、「RDS」は、圧力センサ11を意味する。
まず、上述した本発明の実施の形態における圧力センサ故障診断処理が本願発明者により発明される以前における圧力センサ故障診断方法の一つとして、例えば、先に説明した圧力制御弁12の通電駆動において用いられる補正係数Cvを、圧力センサ11の故障判定の基準とする方法が、本願出願人の開発した装置において実際に用いられていた。
かかる故障診断方法は、圧力センサ11が故障した場合には、補正係数Cvが、通常時に比して異常な値となることに着目したものである。
また、図4においては、符号Gaが付された特性線は、圧力制御弁12や圧力センサ11以外の補正係数Cvに影響を与える要因のばらつきによる補正係数Cvのばらつきを模式的に表したものである。
したがって、補正係数Cvによって圧力センサ11の故障を判断する場合には、補正係数Cvのばらつきの範囲を超えたところ、すなわち、図4に示された例においては、下限側はa1以下に、上限側は、b1以上に判定基準を設定する必要がある。
このため、考え得る複数の要因のばらつきを含む補正係数Cvのばらつき(図4の符号Gtが付された特性線参照)に比して、上述の圧力センサ11の電気的特性のばらつきを主として考慮した補正係数Cvのばらつき(図4の符号Gが付された特性線参照)は、充分小さく、圧力センサ11の故障診断を迅速に行えるものとなっている。
まず、コモンレール式燃料噴射制御装置において、圧力センサ11は、適切なレール圧制御を実現する上で重要な要素であるが、その出力特性には、個々のセンサ毎にばらつきが存在するのが実情である。
一方、電子制御ユニット4においては、所定の記憶領域に、その出力特性が標準的な圧力センサ(中央品)の出力特性が予め記憶されている。具体的一例を示せば、例えば、図6(a)に示されたように、電子制御ユニット4に入力される圧力センサの出力電圧とレール圧との相関関係がマップや演算式化されて記憶されている。
圧力センサ11の出力特性が電子制御ユニット4に記憶された中央品の特性とほぼ同一、又は、許容範囲にある場合には問題は生じないが、許容範囲以上にずれたものである場合には、電子制御ユニット4における制御上は、レール圧が目標レール圧となったと判定されても、実圧は異なることとなり、所望する適切な燃料噴射が達成されない等の種々の問題を招くこととなる。
以下、その具体的な手順について説明する。
まず、概略を説明すれば、本発明の実施の形態における圧力センサの出力特性の補正は、コモンレール式燃料噴射制御装置の製造過程において、電子制御ユニット4に記憶された圧力センサの中央品の特性を、実際に装備される圧力センサ11の出力特性に基づいて補正し(圧力センサの初期性能補正)、以後、この補正後のレール圧と圧力センサの出力電圧との相関関係をレール圧制御に用いるようにするものである。
次いで、測定された圧力センサ11の具体的な出力特性と、電子制御ユニット4に記憶された中央品の出力特性とのずれを求めて、これをコード化する。
例えば、圧力センサの中央品の出力特性が図5の符号gsが付された実線の特性線で表されるものと仮定し、また、圧力センサ11の出力特性が図5の符号g1が付された二点鎖線の特性線で表されたものと仮定する。この場合、圧力センサ11の出力特性は、中央品の出力特性と比較すると、同一のレール圧に対して、極一部を除いて、中央品よりも高い電圧が出力される特性となっている。
図6(b)には、圧力センサ11が図5において符号g1が付された出力特性例を有するものであるとし、また、中央品の出力特性が図6(a)に示されたものとした場合における双方の特性のずれ量と補正コードとの対応関係の一例が示されている。
例えば、図6(b)において、補正コードzは、レール圧200(MPa)におけるずれ量が−0.1(V)となっているが、これは、レール圧200(MPa)において、中央品の出力電圧が、圧力センサ11の実際の出力電圧よりも0.1(V)低い、すなわち、換言すれば、圧力センサ11の出力電圧は0.1(V)高く、より具体的には、4.4(V)であることを意味する。
他の補正コードとずれ量についても同様に解することができる。
バーコードを用いる場合、バーコードを読み取り、電子制御ユニット4へ入力するための読み取り装置が必要であるが、これについては、従来から良く知られている構成のものであれば良いので、ここでの詳細な説明は省略することとする。
補正コードの入力は、使用している補正コードの種類に応じた入力装置によって行う。例えば、上述したように補正コードにバーコードを用いた場合には、バーコードリーダ(図示せず)を介して電子制御ユニット4へ補正コードを入力することとなる。なお、この他の入力手段としては、いわゆるキーボードや文字入力タブレットに代表される文字入力装置を用いるようにしても良い。
そして、その解読結果に基づいて、電子制御ユニット4に記憶されている中央品の出力特性における出力電圧が補正され、出力特性が書き換えられることとなる。
他の補正コードについても、同様にその解読がなされて、その解読結果に基づいて中央品の出力特性が書き換えられることとなる。その結果、図6(a)に示された中央品の出力特性は、図6(c)に示された如くとなる。
また、このように圧力センサ11の初期特性補正を行うことによって、先の図2に示された圧力センサ故障診断処理の際に、学習値の取得回数が充分であるか否かを判定する基準値である所定回数Kの値を小さくすることができ、故障判断の処理時間の短縮が可能となる。
かかる圧力制御弁12の初期性能補正については、図3及び図6を流用して以下に概括的に説明することとする。
最初に、個々の圧力制御弁12の実際の通電特性、すなわち、レール圧に対する通電電流の相関関係を測定する(図3参照)。この場合、可能な限りの複数のレール圧に対する通電電流の関係を測定することが好適である。
この場合、「ずれ量」は、先の圧力センサの初期性能補正と同様、圧力制御弁12の通電電流に対する中央品の通電電流のずれ量である。
そして、電子制御ユニット4へ補正コードの入力を行うことにより、補正コードの解読処理が実行され、解読結果に基づき、圧力制御弁の中央品の通電特性が書き換えられることとなる。
まず、圧力制御弁12の初期性能補正がなされない場合にあっては、先に説明したように、圧力制御弁12の通電特性のばらつきによる補正係数Cvのばらつきは、図4において一例が示されたように符号Gvが付された特性線の如くとなる。
その結果、補正係数Cvの総合のばらつきは、図4において符号Gtmが付された特性線の如く、圧力制御弁12の初期性能補正が無い場合の補正係数Cvのばらつきを表す同図の符号Gtが付された特性線に比して、充分小さいものとなる。
また、このように圧力制御弁12の初期特性補正を行うことによって、先の図2に示された圧力センサ故障診断処理の際に、学習値の取得回数が充分であるか否かを判定する基準値である所定回数Kの値を小さくすることができ、故障判断の処理時間の短縮が可能となる。
Claims (4)
- コモンレールからの燃料の戻し通路に圧力制御弁が設けられ、圧力センサにより検出されたレール圧が、前記圧力制御弁の駆動制御により、エンジンの動作情報に基づいて算出された目標レール圧となるよう制御可能としてなり、
前記圧力制御弁は、予め記憶された所定の圧力制御弁の駆動特性を基に前記目標レール圧に応じて定められる電流値に対して、所定の補正係数を用いて補正された電流値で通電駆動される一方、
前記所定の補正係数は、前記目標レール圧に対して、前記所定の圧力制御弁の駆動特性を基に定められる電流値と、前記圧力センサにより検出されたレール圧を前記目標レール圧又は所定の許容範囲とするために前記圧力制御弁に通電された電流値とを基に所定の演算式により算出されると共に、当該補正係数は、算出の度毎に、算出時のレール圧と共に学習処理によって記憶、更新されるよう構成されてなるコモンレール式燃料噴射制御装置における前記圧力センサの故障診断方法であって、
前記学習処理により学習値の取得が所定回数を超えた後、
前記学習処理における補正係数の学習値が所定の範囲を逸脱した場合に、前記圧力センサの故障と診断し、
前記所定の範囲は、圧力センサの出力特性のばらつきに起因する前記補正係数の学習値のばらつきを基準に定められたことを特徴とする圧力センサ故障診断方法。 - コモンレールに燃料を圧送する高圧ポンプ装置と、前記コモンレールからの燃料の戻し通路に設けられた圧力制御弁と、前記コモンレールの圧力を検出する圧力センサと、前記高圧ポンプ装置及び前記圧力制御弁の駆動を制御する電子制御ユニットとを具備し、
前記電子制御ユニットは、エンジンの動作情報に基づいて目標レール圧を算出し、前記圧力センサにより検出されたレール圧が、前記目標レール圧となるよう前記圧力制御弁を、予め記憶された所定の圧力制御弁の駆動特性を基に前記目標レール圧に応じて定められる電流値に対して所定の補正係数を用いて補正を施した電流値で通電駆動する一方、
前記所定の補正係数は、前記目標レール圧に対して、前記所定の圧力制御弁の駆動特性を基に定められる電流値と、前記圧力センサにより検出されたレール圧を前記目標レール圧又は所定の許容範囲とするために前記圧力制御弁に通電された電流値とを基に所定の演算式により算出されると共に、当該補正係数は、算出の度毎に、算出時のレール圧と共に学習処理によって記憶、更新されるよう構成されてなるコモンレール式燃料噴射制御装置であって、
前記電子制御ユニットは、
前記学習処理により学習値の取得が所定回数を超えたか否かを判定し、所定回数を超えたと判定された場合に、
前記学習処理における補正係数の学習値が所定の範囲にあるか否かを判定し、所定の範囲外であると判定した場合に、前記圧力センサの故障と診断するよう構成されてなり、前記所定の範囲は、圧力センサの出力特性のばらつきに起因する前記補正係数の学習値のばらつきを基準に定められたことを特徴とするコモンレール式燃料噴射制御装置。 - 電子制御ユニットは、所定の圧力センサの出力特性が予め記憶されると共に、当該電子制御ユニットに接続される圧力センサの実測された出力特性が入力された際に、当該実測された出力特性に基づいて前記所定の圧力センサの出力特性が補正されてなることを特徴とする請求項2記載のコモンレール式燃料噴射制御装置。
- 電子制御ユニットは、所定の圧力制御弁の通電特性が予め記憶されると共に、当該電子制御ユニットにより駆動される圧力制御弁の実測された通電特性が入力された際に、当該実測された通電特性に基づいて前記所定の圧力制御弁の通電特性が補正されてなることを特徴とする請求項2又は請求項3記載のコモンレール式燃料噴射制御装置。
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