JP5102709B2 - 電動リニアアクチュエータ - Google Patents

電動リニアアクチュエータ Download PDF

Info

Publication number
JP5102709B2
JP5102709B2 JP2008168184A JP2008168184A JP5102709B2 JP 5102709 B2 JP5102709 B2 JP 5102709B2 JP 2008168184 A JP2008168184 A JP 2008168184A JP 2008168184 A JP2008168184 A JP 2008168184A JP 5102709 B2 JP5102709 B2 JP 5102709B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
rod shaft
boot
filter
linear actuator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008168184A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010007769A (ja
Inventor
良則 池田
徹也 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
NTN Corp
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
NTN Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd, NTN Corp filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2008168184A priority Critical patent/JP5102709B2/ja
Publication of JP2010007769A publication Critical patent/JP2010007769A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5102709B2 publication Critical patent/JP5102709B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
  • Sealing Devices (AREA)
  • Diaphragms And Bellows (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Description

本発明は、自動車等の車両の駆動部に使用される電動リニアアクチュエータ、詳しくは、電動モータの回転を、モータを取り付けたハウジングに対して軸方向移動自在に支持されるロッド軸に伝達する連結機構を介して直線運動に変換して用いる電動リニアアクチュエータに関する。
自動車等の車両の各種駆動部に使用される電動リニアアクチュエータにおいて、電動モータの回転運動を軸方向の直線運動に変換する機構として、台形ねじあるいはラックアンドピニオン等の歯車機構が一般的に使用されている。近年では、これらの変換機構に加え、動力損失を小さくするために、より効率的なアクチュエータとしてボールねじ機構を採用することも多い。
例えば、自動車の停止時にミッションの出力軸に設けられたパーキングギアにパーキングポールを係合させてロックするパーキングロック装置として、電動リニアアクチュエータを用いてパーキングギアにポールを係合させる電動パーキングロック装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この電動リニアアクチュエータは、図7に示すように、ハウジング50に取り付けられた電動モータ51と、ハウジング50に対して回転自在に、かつ軸方向移動不可に支持されたねじ軸52、およびこのねじ軸52に不図示の多数のボールを介して外挿され、回転不可に、かつ軸方向移動自在に支持されたナット53からなるボールねじ機構54と、ねじ軸52と平行に配設され、ハウジング50に対して軸方向移動自在に支持されたロッド軸55と、基端部56aがこのロッド軸55の略中間部に固定され、先端部56bがナット53外周に係合された連結部材56とを備え、電動モータ51の回転運動がボールねじ機構54を介してロッド軸55の軸方向運動に変換される構成となっている。
すなわち、ナット53の直動に連動した連結部材56がナット53を回転不能にするとともに、ねじ軸52に沿って配設されたロッド軸55と連結され、このロッド軸55を進退させる構造となっている。
ロッド軸55は、ロッド軸55の軸端の一方が、不図示のワイヤーを介してパーキングポール作動機構に連結されてパーキングのON、OFFを行い、また、他の一端では、同様に不図示のワイヤーを介して操作レバーに連結され、手動で操作可能となっている。
ロッド軸55に連結された連結部材56の先端部56bは、ナット53に形成された凹状部57内に係合しており、例えば、電動モータ51の駆動によるねじ軸52の正回転によってナット53が図中右方向に直線移動すると、連結部材56の先端部56bが凹状部57の一方の壁面57bに接して押されることにより、連結部材56の右方向への直線移動に伴って、連結されているロッド軸55が右方向に直線移動する(パーキングロック時)。
一方、電動モータ51の駆動によるねじ軸52の逆回転によってナット53が図中左方向に直線移動すると、連結部材56の先端部56bが凹状部57の他方の壁面57aに接して押されることにより、連結部材56の左方向への直線移動に合わせてロッド軸55が左方向に直線移動するようになっている(パーキングロック解除時)。
なお、ナット53は、電動モータ51に通電していない時において、ねじ軸52とナット53の間に収容されているボールが無限循環することにより、ねじ軸52を回転させながらねじ軸52の軸線方向に沿って円滑に直線移動が可能となっている。すなわち、パーキングロックON、OFFは手動でも操作可能となっている。
特開2006−322490号公報
しかし、上記した従来の電動アクチュエータでは、アクチュエータを構成するほとんどの部品がハウジング50内に収められるが、ロッド軸55の両端がハウジング50外に突出した状態で、ロッド軸55が進退を繰り返す構造となっている。
自動車用途の場合、車両走行地の環境が様々であり、防塵性、防錆性や気密性等の性能を適宜備えることが必要であることから、ロッド軸55の突出部分55bは、図8に示すように、ブーツ60で覆う方法が用いられる。
しかし、ロッド軸55の進退に伴って、ブーツ60が伸縮する際、内圧の変化によりブーツ60が伸びた時に凹みが発生し、縮んだ時は内部の空気が圧縮されてブーツ60が膨張し、ブーツ切れやアクチュエータの作動性劣化の原因となる。
このようなブーツ60の伸縮に起因する不具合を防止するために、図9に示すように、ハウジング50にブーツ60が呼吸可能な通気孔61を設ける方法が考えられる。
このようにすれば、通気孔61を通じてハウジング内部空間とブーツ内部空間の間を空気が流通し、ロッド軸55作動時のブーツ60内の圧力変動が解消される。
しかし、ブーツ60内に入り込んだ塵埃等が、通気孔61を通じてハウジング50内部に入り込むおそれがあり、折角ブーツ60で覆っているにも拘わらず、防塵性、防錆性や気密性の信頼性を低下させてしまうという問題が生じる。
さらに、昨今の電動化や環境への対応に多様化する自動車に要求される自動車用アクチュエータにおいては、パワートレインの形式を問わずに適用可能なものが望まれる。
例えば、燃料電池車への適用では、ロッド軸55の出入りの際、水素ガスをアクチュエータ内部に吸い込むおそれがある。この時アクチュエータの作動に伴い、例えば金属同士の当接による火花や電気的な作動制御を設けた際のリレー接点による火花で、前記吸い込まれた水素ガスが発火した場合でも、ブーツ側へ火炎が伝播することを防止する機能がアクチュエータに求められる。
本発明は、こうした従来の課題を解消し、防塵性、防錆性、気密性を損なうことなく、ロッド軸作動時のブーツ内の圧力変動を解消することができる信頼性の高い電動リニアアクチュエータを提供することを目的とする。
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、ハウジングに取り付けられた電動モータと、前記ハウジングに対して軸方向移動自在に支持されるロッド軸と、前記電動モータの動力を前記ロッド軸に伝達する連結機構とを備え、前記電動モータの回転運動が前記連結機構を介して前記ロッド軸の軸方向運動に変換される構成で、前記ロッド軸のハウジングから突出する突出部分をブーツで覆い、該ブーツがロッド軸の往復移動に伴って伸縮する構造の電動リニアアクチュエータにおいて、前記ハウジングには、ブーツ内部空間とハウジング内部空間とを連通する通気孔設けられ、該通気孔にはフィルタが装着されるフィルタ装着部設けられ、このフィルタ装着部は、カバーによって閉じられるハウジングの開口部に面して設けられていることを特徴とする。
ロッド軸の進退に伴ってブーツが伸縮する際、内圧の変化により、ブーツが伸びた時に凹みが発生し、縮んだ時はブーツが膨張する場合があるが、通気孔を設けることにより、ブーツの内圧変化が無くなり、ブーツ切れやアクチュエータの作動性劣化は防止される。
また、通気孔のフィルタ装着部に装着されるフィルタの装着作業が容易にできると共に、フィルタにより、防塵性、防錆性や気密性の信頼性も高まる。
また、請求項2に記載の発明のように、フィルタを金属焼結体によって構成すれば、水素ガス等の可燃性ガスが侵入し、前記水素ガスがアクチュエータ作動によって、発火した場合においても、ブーツ内部空間とハウジング内部空間がフィルタによって遮断され、ブーツ側へ火炎が伝播することを防止できる。
また、請求項に記載の発明のように、フィルタは抜け止め部材によってフィルタ装着部からの脱落が防止され、カシメによって固定されていれば、フィルタの脱落が防止されると共に、がたつきの無い信頼性が高い電動アクチュエータを実現できる。
本発明に係る電動リニアアクチュエータは、ハウジングに取り付けられた電動モータと、前記ハウジングに対して軸方向移動自在に支持されるロッド軸と、前記電動モータの動力を前記ロッド軸に伝達する連結機構とを備え、前記電動モータの回転運動が前記連結機構を介して前記ロッド軸の軸方向運動に変換される構成で、前記ロッド軸のハウジングから突出する突出部分をブーツで覆い、ブーツはロッド軸の往復移動に伴って伸縮する構造の電動リニアアクチュエータにおいて、前記ハウジングには、ブーツ内部空間とハウジング内部空間とを連通する通気孔が設けられ、該通気孔にはフィルタが装着されるフィルタ装着部が設けられ、このフィルタ装着部は、カバーによって閉じられるハウジングの開口部に面して設けられているので、ロッド軸の進退に伴って、ブーツが伸縮する際の内圧変化が解消され、ブーツ切れやアクチュエータの作動性劣化は防止される。また、通気孔のフィルタ装着部に装着されるフィルタの装着作業が容易にできると共に、フィルタにより、防塵性、防錆性や気密性の信頼性も高まる。
ハウジングに取り付けられた電動モータと、前記ハウジングに対して軸方向移動自在に支持されるロッド軸と、前記電動モータの動力を前記ロッド軸に伝達する連結機構とを備え、前記電動モータの回転運動が前記連結機構を介して前記ロッド軸の軸方向運動に変換される構成で、ロッド軸のハウジングから突出する突出部分をブーツで覆い、ブーツはロッド軸の往復移動に伴って伸縮する構造の電動リニアアクチュエータにおいて、ハウジングには、ブーツ内部空間とハウジング内部空間とを連通する通気孔が設けられ、該通気孔にはフィルタを装着可能なフィルタ装着部が設けられ、このフィルタ装着部は、カバーによって閉じられるハウジングの開口部に面して設けられる構成とし、フィルタを金属焼結体とした。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る電動リニアアクチュエータの一実施形態を示す一部破断正面図、図2は図1のカバーでハウジングを閉じた状態の一部破断正面図、図3は図1のアクチュエータのブーツを取り外した状態のハウジングの側面図、図4は図3のIV−IV線断面図である。
この電動リニアアクチュエータ1は、図1に示すように、ハウジング2に取り付けられた電動モータ3と、ハウジング2に対して回転自在に、かつ軸方向移動不可に支持されたねじ軸4、およびこのねじ軸4に不図示の多数のボール6を介して外挿され、回転不可に、かつ軸方向移動自在に支持されたナット5からなる連結機構としてのボールねじ機構7と、ねじ軸4と平行に配設され、ハウジング2に対して軸方向移動自在に支持されるロッド軸8と、このロッド軸8の略中間部とナット5とを連結する連結部材9とを備え、電動モータ3の回転運動がボールねじ機構7を介してロッド軸8の軸方向運動に変換される構成となっている。
ハウジング2は、ねじ軸が架け渡される一対の端壁部201、202と、端壁部201、202間を連結しボールねじ機構7を囲むように設けられる本体壁部203とを備えた中空構造で、一方の端壁部201に電動モータ3が取り付けられている。本体壁部203には、ボールねじ機構7、ロッド軸8および連結部材9の全体を側方から見えるように露出させる開口部204が設けられ、開口部204がカバー205で閉じられている(図2参照)。
開口部204は、一対の端壁部201、202と本体壁部203の側面によって四角形状に取り囲まれており、この端壁部201、202と本体壁部203の側面にカバー205が流体密に固定され、ハウジング内部空間Tを密閉している。
ねじ軸4の一方の軸端部4aは、端壁部201に設けられた軸穴201a内で、電動モータ3の主軸3aにセレーション等を介してトルク伝達可能に、かつ軸方向に着脱可能に結合されている。軸穴201aの内径は、ねじ軸4及び主軸3aよりも大径の穴で、ねじ軸4及び主軸3aと干渉しない。また、ねじ軸4の他方の軸端部4bは、他方の端壁部202に設けられた軸穴202a内で、転がり軸受10を介して、軸方向移動不可に、かつハウジング2に対して回転自在に支承されている。
ロッド軸8は、図3及び図4に示すように、反モータ側の端壁部202を例にとって説明すると、端壁部202に設けられた挿通孔202cに内挿され、軸受11を介して軸方向移動自在に支持されている。モータ側の端壁部201についても、特に図示しないが、反モータ側の端壁部202と全く同様に、端壁部201に設けられた挿通穴に内挿され、軸受を介して軸方向移動自在に支持されている。また、このロッド軸8の両端部には、プッシュプルケーブル等に接続される連結部8a、8aが設けられている。
ロッド軸8のハウジング2から左右に突出する突出部分81は、ブーツ20で覆われている。ブーツ20は両端が開口するゴム状弾性体で成形された蛇腹形状の中空部材で、ロッド軸8の突出部分81を覆う蛇腹部21と、蛇腹部21の先端部に設けられロッド軸8の先端部に固定される先端開口部22と、蛇腹部21の基端部に設けられハウジング2に固定される基端開口部23とを有し、ロッド軸8の往復移動に伴って伸縮する構造となっている。
先端開口部22は小径に絞られ、その内径部がロッド軸8先端の連結部8a付け根側に形成された先端小径部82に密接嵌合され、先端小径部82の段部と連結部8aとの間で軸方向に相対移動しないように固定されている。
また、ブーツ20の基端開口部23は、ハウジング2の端面から突出する環状突部25外周に固定されている。環状突部25は、ロッド軸8の挿通孔202cの軸受11を取り囲むように設けられている。環状突部25の外周には取付溝25aが設けられ、この取付溝25aに基端開口部23の内径部が密接嵌合している。
一方、ハウジング2の端壁部202には、ブーツ内部空間Sとハウジング内部空間Tとを連通する通気孔40が設けられ、この通気孔40にフィルタ31が装着されるフィルタ装着部30が設けられている。
通気孔40は、一端がブーツ内部空間Sに面する環状突部25の端面に開口し、ブーツ側の開口部からロッド軸8と平行にハウジング内部空間Tに向かって直線状に延びる軸方向穴部41を有している。この軸方向穴部41は、ハウジング2の端壁部202を直線状に貫通せずに、内壁面202d手前で止めた止め穴となっている。
一方、通気孔40のハウジング内部空間T側の開口端部は、カバー205で閉じられる開口部204に面して設けられるが、この例ではフィルタ装着部30の装着穴34として構成されている。カバー205は、ハウジング2の端壁部側面202eに固定されるが、端壁部側面202eには段差部202fが設けられ、この段差部202fに装着穴34が開口している。
フィルタ31の形状は扁平な円筒形状で、多孔質の金属焼結体によって構成され、ろ過作用、通気性、消炎・防爆作用、消音作用を発揮するものである。
装着穴34は、底部側が小径の段付き円筒形状で、環状の段差部がフィルタ31の座面35を構成している。フィルタ31の固定は、フィルタ31を装着穴34の座面35に突き当たるまで押し込み、フィルタ31を装着した後に、C形の止め輪32で抜け止めを行っている。装着穴34の内周面には止め輪32が係合する止め輪溝32aが設けられている。
さらに、図5に拡大して示すように、止め輪溝32aと止め輪32の取り付けすきまを、フィルタ装着後に、カシメ治具37によって装着穴34の開口端縁36を変形させることで加締め、止め輪32と止め輪溝32aの側面を圧着させる。
取付すきまを詰めることにより、フィルタ31の端面と止め輪32の端面間を密着させ、フィルタ31のガタツキを無くすことで、フィルタ31による防爆、防炎性能を確実に得られるようにしている。
なお、フィルタ31の形状は、円筒形状に限るものではなく、種々の形状を採用することができる。
また、フィルタ装着部30については、図6に示すように、直線状の通気孔40′の延長線上に設けて端壁部202の内壁面202dに開口するようにしてもよいが、カバー205によって閉じられるハウジング2の開口部204に面してフィルタ装着部30を設けることにより、開口部204よりカシメ治具37を入れることが容易に出来るので、組立性が良い。かしめ固定は、加熱時間が必要なロウ付け等固定方法よりも生産性が優れており、フィルタ装着時の作業性を考えれば、ハウジング2の開口部204に面しているため、この位置が望ましい。
上記構成の電動リニアアクチュエータにあっては、電動モータ3に通電することにより、例えば、電動モータ3の駆動による主軸3aの正回転によってナット5が図中右方向に直線移動すると、支持軸12に連結される連結部材9が右方向へ直線移動し、この連結部材9の移動に伴ってロッド軸8が右方向に直線移動する。一方、電動モータ3の駆動による主軸3aの逆回転によってナット5が図中左方向に直線移動すると連結部材9が左方向へ直線移動し、この連結部材9の移動に伴ってロッド軸8が左方向に直線移動する。
通常作動では、ハウジング2の内部空間の範囲、すなわち端壁部201、202の間で干渉無くナット5と連結部材9とロッド軸8は軸方向に往復運動を繰り返す。
このロッド軸8の往復移動に伴い、ブーツ20が膨張、収縮を繰り返すが、ブーツ内部空間Sとハウジング内部空間Tが通気孔40を通じて連通しているので、ブーツ20が収縮した際にはブーツ内部空間Sからハウジング内部空間Tに気体が移動し、ブーツ20が伸張した場合には、ハウジング内部空間Tからブーツ内部空間Sに気体が移動する。
先端小径部82、若しくは基端開口部23とブーツ20との間に隙間が発生し、ブーツ20に塵埃が侵入したとしても、気体はフィルタ31を通じて流通するので、流通する気体中の塵埃はフィルタ31によって除去され、ハウジング内部空間Tには侵入しない。
また、フィルタ31を金属焼結体によって構成しているので、アクチュエータの内部に水素ガス等が侵入し、前記水素ガスがアクチュエータ作動によって、発火した場合においても、ブーツ内部空間Sとハウジング内部空間Tがフィルタ31によって遮断され、ブーツ側へ火炎が伝播することを防止できる。
また、フィルタ31に対して、繰り返し圧力が作用するが、金属製であり、しかもカシメ部によって強固に固定されているので、脱落が防止され、信頼性が高い電動アクチュエータを実現できる。
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
本発明に係る電動リニアアクチュエータは、自動車のパーキングギアにパーキングポールを係合させてパーキングロックさせる電動パーキングロック装置等の電動リニアアクチュエータとして適用できる。
本発明に係る電動リニアアクチュエータの一実施形態を示す一部破断正面図である。 図1のカバーを閉じた状態の一部破断正面図である。 図1のアクチュエータのブーツを除いたハウジングの右側面図である。 図3のIV−IV線断面図である。 図4のフィルタ装着部をカシメ固定する状態の要部拡大図である。 図4の通気孔を貫通孔とした場合のフィルタ装着部の位置を示す図である。 従来の電動リニアアクチュエータの概略正面断面図である。 図7のロッド軸の突出部分をブーツで被覆した状態の要部拡大断面図である。 図8のブーツ内部空間とハウジング内部空間とを連通する通気孔を設けた状態を示す図である。
符号の説明
1・・・・・・・・・・電動リニアアクチュエータ
2・・・・・・・・・・ハウジング
3・・・・・・・・・・電動モータ
3a・・・・・・・・・主軸
4・・・・・・・・・・ねじ軸
4a・・・・・・・・・軸端部
4b・・・・・・・・・軸端部
5・・・・・・・・・・ナット
6・・・・・・・・・・ボール
7・・・・・・・・・・ボールねじ機構
8・・・・・・・・・・ロッド軸
8a・・・・・・・・・連結部
81・・・・・・・・・突出部分
82・・・・・・・・・先端小径部
9・・・・・・・・・・連結部材
10・・・・・・・・・軸受
11・・・・・・・・・軸受
12・・・・・・・・・支持軸
20・・・・・・・・・ブーツ
21・・・・・・・・・蛇腹部
22・・・・・・・・・先端開口部
23・・・・・・・・・基端開口部
25・・・・・・・・・環状突部
25a・・・・・・・・取付溝
30・・・・・・・・・フィルタ装着部
31・・・・・・・・・フィルタ
32・・・・・・・・・止め輪
32a・・・・・・・・止め輪溝
34・・・・・・・・・装着穴
35・・・・・・・・・座面
36・・・・・・・・・開口端縁
37・・・・・・・・・カシメ治具
40・・・・・・・・・通気孔
41・・・・・・・・・軸方向穴部
201・・・・・・・・端壁部
201a・・・・・・・軸穴
202・・・・・・・・端壁部
202a・・・・・・・軸穴
202c・・・・・・・挿通孔
202d・・・・・・・内壁面
202e・・・・・・・端壁部側面
202f・・・・・・・段差部
203・・・・・・・・本体壁部
204・・・・・・・・開口部
205・・・・・・・・カバー
S・・・・・・・・・・ブーツ内部空間
T・・・・・・・・・・ハウジング内部空間

Claims (3)

  1. ハウジングに取り付けられた電動モータと、前記ハウジングに対して軸方向移動自在に支持されるロッド軸と、前記電動モータの動力を前記ロッド軸に伝達する連結機構とを備え、前記電動モータの回転運動が前記連結機構を介して前記ロッド軸の軸方向運動に変換される構成で、前記ロッド軸のハウジング外部に突出する突出部分をブーツで覆い、ブーツがロッド軸の往復移動に伴って伸縮する構成の電動リニアアクチュエータにおいて、
    前記ハウジングには、ブーツ内部空間とハウジング内部空間とを連通する通気孔が設けられ、該通気孔にはフィルタが装着されるフィルタ装着部が設けられ、このフィルタ装着部は、カバーによって閉じられるハウジングの開口部に面して設けられていることを特徴とする電動リニアアクチュエータ。
  2. 前記フィルタは金属焼結体によって構成される請求項1に記載の電動リニアアクチュエータ。
  3. フィルタは抜け止め部材によってフィルタ装着部からの脱落が防止され、カシメによって固定されている請求項に記載の電動リニアアクチュエータ。
JP2008168184A 2008-06-27 2008-06-27 電動リニアアクチュエータ Expired - Fee Related JP5102709B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008168184A JP5102709B2 (ja) 2008-06-27 2008-06-27 電動リニアアクチュエータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008168184A JP5102709B2 (ja) 2008-06-27 2008-06-27 電動リニアアクチュエータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010007769A JP2010007769A (ja) 2010-01-14
JP5102709B2 true JP5102709B2 (ja) 2012-12-19

Family

ID=41588508

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008168184A Expired - Fee Related JP5102709B2 (ja) 2008-06-27 2008-06-27 電動リニアアクチュエータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5102709B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104455450A (zh) * 2014-11-13 2015-03-25 宁夏中远天宇科技有限公司 一种铁路货车车体模板专用字漏机的x轴防尘结构

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2762371B1 (en) * 2011-09-30 2017-04-26 Honda Motor Co., Ltd. Electric brake device
CN109312836B (zh) * 2016-06-06 2022-03-04 索尤若驱动有限及两合公司 具有可转动地支承在支承盖中的螺母和螺杆的直线驱动器
JP6838935B2 (ja) * 2016-10-31 2021-03-03 Ntn株式会社 電動アクチュエータ
JP6769854B2 (ja) * 2016-12-08 2020-10-14 株式会社ジェイテクト ステアリング装置
JP7105557B2 (ja) * 2017-11-27 2022-07-25 Ntn株式会社 電動アクチュエータ
JP7419914B2 (ja) * 2020-03-25 2024-01-23 株式会社アイシン 車両用ドアの開閉保持装置
JP2023114252A (ja) * 2022-02-04 2023-08-17 株式会社ハイレックスコーポレーション ブーツ
CN116336156A (zh) * 2023-05-30 2023-06-27 上海陛通半导体能源科技股份有限公司 一种超高真空的旋转装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57150065U (ja) * 1981-03-18 1982-09-20
JPS6130757U (ja) * 1984-07-30 1986-02-24 株式会社 フコク ダストブ−ツ
JPS62270861A (ja) * 1986-05-20 1987-11-25 Jidosha Kiki Co Ltd アクチユエ−タ
JP2003042577A (ja) * 2001-07-24 2003-02-13 Sanyo Electric Co Ltd スターリング熱機関用再生器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104455450A (zh) * 2014-11-13 2015-03-25 宁夏中远天宇科技有限公司 一种铁路货车车体模板专用字漏机的x轴防尘结构

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010007769A (ja) 2010-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5102709B2 (ja) 電動リニアアクチュエータ
US8181546B2 (en) Linear actuator
CN109563723B (zh) 车辆用门开闭装置
US10107396B2 (en) Locking arrangement
JP6278828B2 (ja) 車両用アクチュエータ
WO2012173096A1 (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP4275039B2 (ja) 減速機構付モータ及び減速機構付パワーシートモータ
CN108781020B (zh) 电动致动器
JP6604733B2 (ja) 車両用電動格納式視認装置
CN106458099B (zh) 机动车辆的折叠式后视镜组件
US20200408024A1 (en) Spindle drive assembly, vehicle hatch with a spindle drive assembly and method for installing an epicyclic gearing of a spindle drive assembly
WO2017170291A1 (ja) 電動アクチュエータ
WO2021121342A1 (zh) 一种线性致动器的刹车装置和线性致动器
KR20150043208A (ko) 모터 비히클용 구동 해치 장치
US10965187B2 (en) Motor-transmission arrangement for an adjusting device for adjusting two components adjustable relative to each other
JP2016222225A (ja) フォールディングシートアクチュエータ
WO2017170035A1 (ja) 電動アクチュエータ
EP1555160B1 (en) Vehicle mirror apparatus
JP5101227B2 (ja) 電動リニアアクチュエータの組立方法
JP2009085284A (ja) ピン連結構造及びそれを有する変速機の操作装置
JP2017184478A (ja) 電動アクチュエータ
JP4620096B2 (ja) 車両ドア動作機構
EP1550581A1 (en) Mirror device for vehicle
JP2008213667A (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP5102715B2 (ja) 電動リニアアクチュエータおよびその組立方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110602

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120606

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120614

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120807

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120829

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120928

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151005

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5102709

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees