JP7419914B2 - 車両用ドアの開閉保持装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用ドアの開閉保持装置に関する。
車両の跳ね上げフラップのための駆動装置の構成を開示した先行文献として、特許第6058697号公報(特許文献1)がある。特許文献1に記載された駆動装置は、ハウジング管と保護管とを備える。ハウジング管と保護管とは、抜き差し可能な状態で軸方向に互いに対して移動可能である。ハウジング管により包囲された保護管、または、保護管により包囲されたハウジング管は、保護管またはハウジング管の径方向外周の管の外側面においてシールリングにより包囲される。シールリングにより、ハウジング管と保護管との間で形成された環状の隙間が、ハウジング管と保護管とが最大限に互いに向かって移動した格納状態において密閉される。
特許第6058697号公報
特許文献1に記載された駆動装置においては、ハウジング管と保護管との間で形成された環状の隙間は、ハウジング管と保護管とが最大限に互いに向かって移動した格納状態においてのみシールリングによって密閉されているため、当該隙間が密閉されていない状態において、当該隙間に水およびダストなどの異物が侵入することがある。当該隙間に異物が侵入すると、駆動装置は安定した動作を維持することができない。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであって、安定した動作を維持することができる、車両用ドアの開閉保持装置を提供することを目的とする。
本発明に基づく車両用ドアの開閉保持装置は、筒状の第1ハウジングと、筒状の第2ハウジングと、駆動源と、リニア駆動部と、蛇腹状のシールド管とを備える。第1ハウジングは、軸方向の一方側から他方側に向けて延在し、上記一方側に第1端部を有し、上記他方側に開口端を有する。第2ハウジングは、第1ハウジングと同軸状に位置しつつ上記一方側に第2端部を有し、第2端部から第1ハウジングが出入可能に設けられている。上記駆動源は、第1ハウジングと第2ハウジングとが相対的に上記軸方向に移動するための駆動源である。リニア駆動部は、第1ハウジングおよび第2ハウジングの各々と同軸状に位置し、駆動源から供給される回転駆動力を上記軸方向の直線駆動力に変換する。シールド管は、上記軸方向の一方側に位置する第1端および上記軸方向の他方側に位置する第2端を有し、上記軸方向に伸縮可能に第1ハウジングの外周側に設けられている。シールド管の第1端は、第1ハウジングにおける第1端部の外周に固定されている。シールド管の第2端は、第2ハウジングにおける第2端部の外周に固定されている。
本発明の一形態においては、シールド管に、少なくとも1つの貫通孔が設けられている。
本発明の一形態においては、少なくとも1つの貫通孔のうちの第1貫通孔は、車両用ドアが閉まった状態におけるシールド管の上部に設けられている。
本発明の一形態においては、少なくとも1つの貫通孔のうちの第2貫通孔は、車両用ドアが閉まった状態におけるシールド管の下部に設けられている。
本発明の一形態においては、第2貫通孔は、車両用ドアが閉まった状態におけるシールド管の外周面のうちの下面側に設けられている。
本発明の一形態においては、3つ以上の第2貫通孔が設けられている。3つ以上の第2貫通孔は、シールド管の周方向に等間隔に配置されている。
本発明の一形態においては、少なくとも1つの貫通孔は、シールド管の曲折位置と重ならない位置に設けられている。
本発明の一形態においては、少なくとも1つの貫通孔は、防水透湿性を有する保護膜で覆われている。
本発明によれば、車両用ドアの開閉保持装置の安定した動作を維持することができる。
本発明の実施形態1に係る車両用ドアの開閉保持装置が取り付けられているバックドアの閉状態と開状態とを示す側面図である。 図1の車両用ドアの開閉保持装置が縮んだ状態をII方向から見た図である。 図2の車両用ドアの開閉保持装置をIII-III線矢印方向から見た断面図である。 図1の車両用ドアの開閉保持装置が伸びた状態をIV方向から見た図である。 図4の車両用ドアの開閉保持装置をV-V線矢印方向から見た断面図である。 本発明の実施形態2に係る車両用ドアの開閉保持装置が備えるシールド管をシールド管の軸方向の下側から見た図である。 本発明の実施形態3に係る車両用ドアの開閉保持装置が備えるシールド管を、貫通孔を通過する断面から見た部分断面図である。
以下、本発明の各実施形態に係る車両用ドアの開閉保持装置について図を参照して説明する。以下の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。実施形態においては、車両用ドアとして、バックドアについて説明するが、車両用ドアは、バックドアに限られず、サイドドアまたはトップドアなどでもよい。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る車両用ドアの開閉保持装置が取り付けられているバックドアの閉状態と開状態とを示す側面図である。図2は、図1の車両用ドアの開閉保持装置が縮んだ状態をII方向から見た図である。図3は、図2の車両用ドアの開閉保持装置をIII-III線矢印方向から見た断面図である。図4は、図1の車両用ドアの開閉保持装置が伸びた状態をIV方向から見た図である。図5は、図4の車両用ドアの開閉保持装置をV-V線矢印方向から見た断面図である。図1においては、バックドアの開状態を2点鎖線で示している。
図1に示すように、車両1の後部に、バックドア2が設けられている。バックドア2は、車両1の後部の上端部に位置する支点P0を中心として矢印Y方向に回動可能に設けられている。本発明の実施形態1に係る車両用ドアの開閉保持装置100は、バックドア2の連結点P1および車両1の連結点P2の各々に連結されている。本実施形態においては、車両1の幅方向の両端に、車両用ドアの開閉保持装置100が1つずつ配置されている。
図1、図3および図5に示すように、本発明の実施形態1に係る車両用ドアの開閉保持装置100は、筒状の第1ハウジング110と筒状の第2ハウジング120とを備える。図2~図5に示すように、本発明の実施形態1に係る車両用ドアの開閉保持装置100は、蛇腹状のシールド管190をさらに備える。図3および図5に示すように、本発明の実施形態1に係る車両用ドアの開閉保持装置100は、駆動源と、リニア駆動部と、弾性体170とをさらに備える。
図1、図3および図5に示すように、第1ハウジング110は、略円筒状の外形を有している。第1ハウジング110は、第1ハウジング110の軸方向の一方側から他方側に向けて延在している。図3および図5に示すように、第1ハウジング110は、第1ハウジング110の軸方向の一方側に第1端部110aを有し、第1ハウジング110の軸方向の他方側に開口端113を有する。
図3および図5に示すように、第1端部110aの内側に、底部111が設けられている。底部111には、図1に示すバックドア2の連結点P1に設けられている球状部を、回動可能に保持するソケット112が設けられている。開口端113は、第2ハウジング120の内側に位置している。
図1、図3および図5に示すように、第2ハウジング120は、略円筒状の外形を有している。図3および図5に示すように、第2ハウジング120は、第1ハウジング110と同軸状に位置しつつ第2ハウジング120の軸方向の一方側に第2端部120aを有している。第2ハウジング120は、第2端部120aから第1ハウジング110が出入可能に設けられている。すなわち、第2ハウジング120の直径は、第1ハウジング110の直径より僅かに大きい。
図3および図5に示すように、第2端部120aの内側に、底部121が設けられている。底部121には、図1に示す車両1の連結点P2に設けられている球状部を、回動可能に保持するソケット122が設けられている。
駆動源は、第1ハウジング110と第2ハウジング120とが相対的に第1ハウジング110および第2ハウジング120の軸方向に移動するための駆動源である。本実施の形態においては、駆動源は、モータ130である。
図3および図5に示すように、モータ130は、第1ハウジング110の内部において、底部111に隣接して配置されている。モータ130は、底部111側とは反対側に、第1ハウジング110と同軸状に位置するモータ軸131を有する。モータ軸131には、保持力調整機構132が連結されている。保持力調整機構132は、車両用ドアの開閉保持装置100がバックドア2の位置を保持するための保持力を、調整可能に設けられている。
リニア駆動部は、第1ハウジング110および第2ハウジング120の各々と同軸状に位置し、駆動源から供給される回転駆動力を第1ハウジング110および第2ハウジング120の軸方向の直線駆動力に変換する。本実施形態においては、リニア駆動部は、スピンドル140、第1ガイド管150および雌ねじ部181を含む。
図3および図5に示すように、スピンドル140は、第1ハウジング110および第2ハウジング120の各々と同軸状に位置している。スピンドル140の軸方向の一方の端部は、ボール軸受133によって回動可能に支持されている。スピンドル140は、保持力調整機構132を介してモータ130に連結されており、モータ130によって回転駆動される。スピンドル140は、外周に雄ねじ部141を有する。
第1ガイド管150は、第2ハウジング120と同軸状に第2ハウジング120の内部に固定されている。第1ガイド管150は、略円筒状の外形を有している。第1ガイド管150の軸方向の他端は、第2ハウジング120の底部121に固定されている。第1ガイド管150の軸方向の一方の開口端151は、第1ハウジング110の内側に位置している。
第1ガイド管150の軸方向の一方の開口端151の近傍の一部152の内周に、雌ねじ部181が設けられている。雌ねじ部181は、スピンドル140の雄ねじ部141と螺合する。本実施形態においては、雌ねじ部181を内周に有するスピンドルナット180が、第1ガイド管150の一部152の内周に固定されている。ただし、第1ガイド管150の一部152の内周に、雌ねじ部181が形成されていてもよい。
本実施形態においては、第1ガイド管150の外周側に第2ガイド管160が配置されている。第2ガイド管160は、第2ハウジング120と同軸状に第2ハウジング120の内部に固定されている。第2ガイド管160は、略円筒状の外形を有している。第2ガイド管160の軸方向の他端は、第2ハウジング120の底部121に固定されている。第2ガイド管160の軸方向の一方の開口端161は、第1ハウジング110の内側に位置している。
弾性体170は、第1ハウジング110の内部および第2ハウジング120の内部に配置されている。弾性体170は、第2ガイド管160の外周側に配置されている。弾性体170は、第1ハウジング110および第2ハウジング120を互いに離れる方向に付勢する。本実施形態においては、弾性体170は、圧縮コイルばねである。ただし、弾性体170は、圧縮コイルばねに限られず、円筒状のゴムでもよい。なお、弾性体170は、必ずしも設けられていなくてもよい。
図2~図5に示すように、シールド管190は、シールド管190の軸方向の一方側に位置する第1端190aおよびシールド管190の軸方向の他方側に位置する第2端190bを有している。シールド管190は、蛇腹状であり、シールド管190の軸方向に伸縮可能に第1ハウジング110の外周側に設けられている。シールド管190は、第1ハウジング110と同軸状に位置している。
図3および図5に示すように、シールド管190の第1端190aは、第1ハウジング110における第1端部110aの外周に固定されている。シールド管190の第2端190bは、第2ハウジング120における第2端部120aの外周に固定されている。その結果、シールド管190の第1端190aおよび第2端190bの各々は、閉塞している。第2ハウジング120の第2端部120aの内周と第1ハウジング110の外周との間の隙間は、シールド管190によって覆われて、シールド管190の外側の空間から仕切られている。
図3および図5に示すように、本実施形態においては、シールド管190に、少なくとも1つの貫通孔が設けられている。少なくとも1つの貫通孔のうちの第1貫通孔191は、車両用ドアが閉まった状態におけるシールド管190の上部に設けられている。少なくとも1つの貫通孔のうちの第2貫通孔192は、車両用ドアが閉まった状態におけるシールド管190の下部に設けられている。第2貫通孔192は、車両用ドアが閉まった状態におけるシールド管190の外周面のうちの下面側に設けられている。
第1貫通孔191および第2貫通孔192の各々は、シールド管190の曲折位置と重ならない位置に設けられている。具体的には、曲折位置とは、蛇腹状のシールド管190の山頂および谷底である。曲折位置と重ならない位置とは、蛇腹状のシールド管190の山頂と谷底との間の傾斜面である。第1貫通孔191および第2貫通孔192の各々は、円形である。シールド管190は、可撓性を有する樹脂で構成されている。
上記の構成により、車両用ドアの開閉保持装置100は、図1に示すバックドア2の連結点P1と車両1の連結点P2との間で伸縮可能に設けられており、アクチュエータとしてバックドア2を開閉することができる。
具体的には、モータ130の駆動によりスピンドル140が回転することによって、スピンドル140と螺合しているスピンドルナット180が、見かけ上、スピンドル140の軸方向に移動する。これにより、第1ハウジング110と第2ハウジング120とが軸方向に相対的に移動することによって、車両用ドアの開閉保持装置100が伸縮する。
車両用ドアの開閉保持装置100が最も伸びた状態になることにより、バックドア2が全開状態となる。車両用ドアの開閉保持装置100が最も縮んだ状態になることにより、バックドア2が全閉状態となる。
モータ130の駆動停止時には、弾性体170が第1ハウジング110および第2ハウジング120を互いに離れる方向に付勢していることにより、車両用ドアの開閉保持装置100の長さが維持される。よって、車両用ドアの開閉保持装置100は、バックドア2を全開状態と全閉状態との間の任意の位置で保持可能である。
図2および図3に示すように、車両用ドアの開閉保持装置100が縮んだ状態においてはシールド管190も縮んだ状態になっており、図4および図5に示すように、車両用ドアの開閉保持装置100が伸びた状態においてはシールド管190も伸びた状態になっている。車両用ドアの開閉保持装置100の伸縮状態によらず、第2ハウジング120の第2端部120aの内周と第1ハウジング110の外周との間の隙間は、シールド管190によって覆われて、シールド管190の外側の空間から仕切られている。
本発明の実施形態1に係る車両用ドアの開閉保持装置100においては、蛇腹状のシールド管190を備え、シールド管190は、シールド管190の軸方向の一方側に位置する第1端190aおよびシールド管190の軸方向の他方側に位置する第2端190bを有し、シールド管190の軸方向に伸縮可能に第1ハウジング110の外周側に設けられている。シールド管190の第1端190aは、第1ハウジング110における第1端190aの外周に固定されている。シールド管190の第2端190bは、第2ハウジング120における第2端部120aの外周に固定されている。
これにより、車両用ドアの開閉保持装置100の伸縮状態によらず、第2ハウジング120の第2端部120aの内周と第1ハウジング110の外周との間の隙間を、シールド管190によって覆って、シールド管190の外側の空間から仕切ることができる。その結果、第2ハウジング120の内周と第1ハウジング110の外周との間の隙間に、水およびダストなどの異物が侵入することを常時抑制することができる。よって、車両用ドアの開閉保持装置100の安定した動作を維持することができる。
本発明の実施形態1に係る車両用ドアの開閉保持装置100においては、シールド管190に、少なくとも1つの貫通孔が設けられている。これにより、車両用ドアの開閉保持装置100の伸縮時に、シールド管190の内側の空気が貫通孔を通じで出入りすることができるため、モータ130の負荷を軽減しつつ、車両用ドアの開閉保持装置100が縮む際にシールド管190の内側の空気が第1端190aまたは第2端190bの内側から吹き出して異音がすることを抑制することができる。ただし、貫通孔は、必ずしも設けられていなくてもよい。
本発明の実施形態1に係る車両用ドアの開閉保持装置100においては、少なくとも1つの貫通孔のうちの第1貫通孔191は、車両用ドアが閉まった状態におけるシールド管190の上部に設けられている。これにより、第1貫通孔191を地面から離れた位置に配置することができるため、車両走行時にタイヤによって巻き上げられた異物が第1貫通孔191を通じてシールド管190の内側に侵入することを抑制することができる。ひいては、第2ハウジング120の内周と第1ハウジング110の外周との間の隙間に、異物が侵入することを抑制することができる。ただし、第1貫通孔191の位置は、車両用ドアが閉まった状態におけるシールド管190の上部に限られない。
本発明の実施形態1に係る車両用ドアの開閉保持装置100においては、少なくとも1つの貫通孔のうちの第2貫通孔192は、車両用ドアが閉まった状態におけるシールド管190の下部に設けられている。これにより、仮に、貫通孔を通じてシールド管190の内側に水が侵入した場合に、第2貫通孔192を通じて水を排出することができる。また、第2貫通孔192は、第2ハウジング120の第2端部120aの内周と第1ハウジング110の外周との間の隙間より下方に位置しているため、仮に、第2貫通孔192を通じてシールド管190の内側に異物が侵入した場合に、第2ハウジング120の第2端部120aの内周と第1ハウジング110の外周との間の隙間から異物が侵入しにくくすることができる。ただし、第2貫通孔192の位置は、車両用ドアが閉まった状態におけるシールド管190の下部に限られない。
本発明の実施形態1に係る車両用ドアの開閉保持装置100においては、第2貫通孔192は、車両用ドアが閉まった状態におけるシールド管190の外周面のうちの下面側に設けられている。これにより、仮に、貫通孔を通じてシールド管190の内側に水が侵入した場合に、第2貫通孔192を通じて水を効果的に排出することができる。ただし、第2貫通孔192の位置は、車両用ドアが閉まった状態におけるシールド管190の外周面のうちの下面側に限られない。
本発明の実施形態1に係る車両用ドアの開閉保持装置100においては、貫通孔は、シールド管190の曲折位置と重ならない位置に設けられている。仮に、貫通孔がシールド管190の曲折位置と重なる位置に設けられている場合、貫通孔の折れ曲がった角部から亀裂が発生しシールド管190の耐久性が低下するおそれがある。貫通孔がシールド管190の曲折位置と重ならない位置に設けられていることにより、亀裂の発生によるシールド管190の耐久性の低下を抑制することができる。ただし、貫通孔の位置は、シールド管190の曲折位置と重ならない位置に限られない。
(実施形態2)
以下、本発明の実施形態2に係る車両用ドアの開閉保持装置について説明する。本発明の実施形態2に係る車両用ドアの開閉保持装置は、貫通孔の配置のみ、本発明の実施形態1に係る車両用ドアの開閉保持装置100とは異なるため、本発明の実施形態1に係る車両用ドアの開閉保持装置100と同様である構成については説明を繰り返さない。
図6は、本発明の実施形態2に係る車両用ドアの開閉保持装置が備えるシールド管をシールド管の軸方向の下側から見た図である。図6に示すように、本発明の実施形態2に係る車両用ドアの開閉保持装置が備えるシールド管290には、3つの第2貫通孔292が設けられている。3つの第2貫通孔292は、シールド管290の周方向に等間隔に配置されている。これにより、シールド管290の周方向の向きによらず、車両用ドアが閉まった状態におけるシールド管290の外周面のうちの下面側に少なくとも1つの第2貫通孔292を配置することができる。よって、シールド管290の周方向の位置合わせを不要にすることができる。なお、第2貫通孔292の数は、3つに限られず、3つ以上であればよい。
(実施形態3)
以下、本発明の実施形態3に係る車両用ドアの開閉保持装置について説明する。本発明の実施形態3に係る車両用ドアの開閉保持装置は、貫通孔が保護膜で覆われている点のみ、本発明の実施形態1に係る車両用ドアの開閉保持装置100とは異なるため、本発明の実施形態1に係る車両用ドアの開閉保持装置100と同様である構成については説明を繰り返さない。
図7は、本発明の実施形態3に係る車両用ドアの開閉保持装置が備えるシールド管を、貫通孔を通過する断面から見た部分断面図である。図7に示すように、本発明の実施形態3に係る車両用ドアの開閉保持装置が備えるシールド管190においては、少なくとも1つの貫通孔は、防水透湿性を有する保護膜390で覆われている。保護膜390は、たとえば、ゴアテックス(登録商標)で構成されている。ただし、保護膜390の材料は、ゴアテックス(登録商標)に限られず、防水透湿性を有する材料であればよい。図7においては、第1貫通孔191および第2貫通孔192の各々が保護膜390に覆われているが、保護膜390に覆われる貫通孔は、第1貫通孔191および第2貫通孔192に限られない。
貫通孔が保護膜390で覆われていることにより、貫通孔を通じて水およびダストなどの異物がシールド管190の内側に侵入することを抑制することができる。また、保護膜390が透湿性を有していることにより、仮に、シールド管190の内側に水が浸入した場合に、貫通孔および保護膜390を通じてシールド管190の内側の水を水蒸気として排出することができる。
上述した実施形態の説明において、組み合わせ可能な構成を相互に組み合わせてもよい。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 車両、2 バックドア、100 開閉保持装置、110 第1ハウジング、110a 第1端部、111,121 底部、112,122 ソケット、113,151,161 開口端、120 第2ハウジング、120a 第2端部、130 モータ、131 モータ軸、132 保持力調整機構、133 ボール軸受、140 スピンドル、141 雄ねじ部、150 第1ガイド管、152 一部、160 第2ガイド管、170 弾性体、180 スピンドルナット、181 雌ねじ部、190,290 シールド管、190a 第1端、190b 第2端、191 第1貫通孔、192,292 第2貫通孔、390 保護膜、P0 支点、P1,P2 連結点。

Claims (8)

  1. 軸方向の一方側から他方側に向けて延在し、前記一方側に第1端部を有し、前記他方側に開口端を有する筒状の第1ハウジングと、
    前記第1ハウジングと同軸状に位置しつつ前記一方側に第2端部を有し、該第2端部から前記第1ハウジングが出入可能に設けられた筒状の第2ハウジングと、
    前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとが相対的に前記軸方向に移動するための駆動源と、
    前記第1ハウジングおよび前記第2ハウジングの各々と同軸状に位置し、前記駆動源から供給される回転駆動力を前記軸方向の直線駆動力に変換するリニア駆動部と、
    前記軸方向の一方側に位置する第1端および前記軸方向の他方側に位置する第2端を有し、前記軸方向に伸縮可能に前記第1ハウジングの外周側に設けられた蛇腹状のシールド管とを備え、
    前記シールド管の前記第1端は、前記第1ハウジングにおける前記第1端部の外周に固定されており、
    前記シールド管の前記第2端は、前記第2ハウジングにおける前記第2端部の外周に固定されており、
    前記シールド管に、少なくとも1つの貫通孔が設けられており、
    前記少なくとも1つの貫通孔は、前記シールド管の周方向に延びる形状である、車両用ドアの開閉保持装置。
  2. 前記少なくとも1つの貫通孔のうちの第1貫通孔は、前記車両用ドアが閉まった状態における前記シールド管の上部に設けられている、請求項に記載の車両用ドアの開閉保持装置。
  3. 前記少なくとも1つの貫通孔のうちの第2貫通孔は、前記車両用ドアが閉まった状態における前記シールド管の下部に設けられている、請求項または請求項に記載の車両用ドアの開閉保持装置。
  4. 前記第2貫通孔は、前記車両用ドアが閉まった状態における前記シールド管の外周面のうちの下面側に設けられている、請求項に記載の車両用ドアの開閉保持装置。
  5. 3つ以上の前記第2貫通孔が設けられており、
    3つ以上の前記第2貫通孔は、前記シールド管の周方向に等間隔に配置されている、請求項に記載の車両用ドアの開閉保持装置。
  6. 前記少なくとも1つの貫通孔は、前記シールド管の曲折位置と重ならない位置に設けられている、請求項から請求項のいずれか1項に記載の車両用ドアの開閉保持装置。
  7. 前記少なくとも1つの貫通孔は、防水透湿性を有する保護膜で覆われている、請求項から請求項のいずれか1項に記載の車両用ドアの開閉保持装置。
  8. 前記車両用ドアが閉まった状態および開いた状態において、前記第2ハウジングの前記第2端部の内周と前記第1ハウジングの外周との間の隙間は、前記シールド管によって覆われている、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車両用ドアの開閉保持装置。
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