JP5102641B2 - 可転式自動車用アンテナ - Google Patents
可転式自動車用アンテナ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5102641B2 JP5102641B2 JP2008017151A JP2008017151A JP5102641B2 JP 5102641 B2 JP5102641 B2 JP 5102641B2 JP 2008017151 A JP2008017151 A JP 2008017151A JP 2008017151 A JP2008017151 A JP 2008017151A JP 5102641 B2 JP5102641 B2 JP 5102641B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antenna
- shaft
- clutch
- holding
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Support Of Aerials (AREA)
Description
こうしたマイクロアンテナ装置は、ケースアッセンブリー部、アンテナアンプアッセンブリー部、ロッドエレメントアッセンブリー部、およびエレメント部可倒アッセンブリー部が主たる構成部位であるが、その中で特にエレメント可倒アッセンブリー部は,部品点数が多く、加工工数も多いため、製品コストヘの影響が非常に大きい。
1)回転ベース部材bにOリングb1を装着し、ケース部体aに装着する。
2)ケース部体に装着された回転ベース部材bの中に、ケース部体を正面から見て右側よりコイルスプリングc1を挿入する。
3)回転ブッシュc3にクラッチプレートc4を圧入して固定する。
この時、コイルスプリングc1やワッシャーc2は回転ベース部材内において定量的に位置を規制されることがないため、非常に挿入しづらく、また、定量的位置決めもないため、回転ブッシュc3の中にワッシャーc2がスムーズに収まらず、大変に組込み性の悪化を生じる。
また、回転ベース部材内に回転ブッシュc3を挿入する際、回転ベース部材内には回転ブッシュc3が一定方向にしか挿入されない様に凸部が形成されているが、回転ベース部材内での位置合わせが難しく、回転ブッシュの挿入が非常にしづらい。
しかし、ナットb4をボックスレンチ等に締め込むときに、センター軸側も回転してしまい、ナットb4を締めきれないことが多く、そのため、センター軸c6もボックスレンチ等にて固定しなければならないため、作業性が非常に悪い。
このため手段に関して、先行技術1においては、下倒アンテナ部の基端部に、導電性金属からなる第一のクラッチプレートをインサート成形にて形成しており、その第一クラッチプレートには第二のクラッチプレートに嵌合する凸部を有している。
また、下倒アンテナ部の基端部が嵌まるベース部材には導電性金属からなる第二のクラッチプレートをインサート成形にて形成しており。第二のクラッチプレートに凹部が形成され、これに前記第一のクラッチプレートの凸部が嵌合するようになっている。
この構造では、部位品数が多いため作業が面倒である上に、第一のワッシャーを嵌め込む際に位置決めや固定受け皿がないため安定した作業を行いにくく、誘導軸とスプリングを挿入した際に安定した位置が得られにくい。このため、第一のクラッチプレートを安定した押えができなくなる。また上記のように、第一、第二のワッシャー、第一、第二のブッシュなど多くの部品点数を要するので、コスト高となる問題があった。
このため、インサート成形や金属板プレス成形の場合に比べて金型の耐用がよくなり、成形部品の精度の劣化が少なくなるため、樹脂として耐磨耗性のよいものを使用することでクラッチ機能の精度と耐久性を向上することができる。
これによれば、単一の付勢手段により電気的接続とクラッチの確実な嵌合を行なえるので、部品点数の低減を減じて性能を向上することができる。
これによれば、第1の部材の固定を、押し当て回転のような動作にて簡易に固定することができ、ねじ止め形式の場合に必要であったワッシャー類を省略できるので、部品削減と組立操作の容易性を実現することができる。
図3ないし図10は本発明による可転式自動車用アンテナの実施例を示しており、図3〜図5において、1はベース部材であり、上部に左右一対の保持部1a、1bを有し、それら保持部1a、1bの間の部分は円弧状の凹入面となっている。保持部1a、1bは、それぞれ貫通孔10a、10bを有しており、それら貫通孔10a、10bのうち一方の貫通孔10bの入口領域に、180度対称で位置決め用の上下凸リブ100が形成されている。
このように第1の導電板8をベース部材の内部から挿入し圧入されるようにしたので、ベース部材1の成形のための金型構造の簡易化を図ることができる。しかし、第1の導電板8はインサート成形を不可とするものではない。
前記短円筒状部2aの内面には円形板状部90の位置する側と反対側の領域に、180度対称で左右凸リブ200が形成されている。
この角度保持部3は、本発明においては、アンテナ軸2の回動中心となるシャフト4bとカム形状のクラッチ(この例では凸形状)40を一体に有して前記一対の保持部1bの一方の前記貫通孔10bから挿入される第1部材4と、前記第1部材4に隣接して位置し、第1部材4のクラッチ40と嵌合するカム形状のクラッチ50(この例では凹形状)を有する第2部材5を必須部品として備えている。
合成樹脂としては、たとえばポリアミド樹脂やポリアセタール樹脂で代表されるような寸法安定性と強度、耐摩耗性などの機械的特性の優れたエンジニアリングプラスチックが好適である。
10,10は前記ベース部材1の保持部1a、1bの開口を閉塞するキャップであり、これらキャップも合成樹脂の成形品からなるが、特にエンジニアリングプラスチックでなく汎用樹脂で足りる。
前記頭部4aは外端面中央部に摘み部44を有しており、また外径部には、保持部1bの貫通孔10bに設けられている凸リブ100,100に嵌まり得る2つの凹溝41,41が180度対称で設けられている。
前記クラッチ40、40は、この実施例では図8(b)のように、主軸部42の付け根部位から頭部4aの外周に向って幅が漸次広がるいわゆる扇状をなしている。
そして、リング体の表面には、カム形状の複数条(図面では2条)のクラッチ(この例では凹形状)50、50が、通孔52を挟んで180度対称に形成されている。これらクラッチ50は、図9(a)のように、半径方向すなわち通孔52からリング体外周向って幅が漸次広がるいわゆる扇状をなしており、その形状と大きさは前記第1部材4のクラッチ40と一致している。
そして、中心部には、前記第1部材4のシャフト4bにおける細軸部43と突起4c、4cの輪郭と相似形状をなした異形孔71が厚さ方向に貫設されるとともに、背面には、前記異形孔71と90度交差する関係位置に、細軸部43の突起4c、4cと係合し得る適度な深さの凹入段部72,72が形成されている。
付勢部材6は、たとえばSUSなどの金属製コイルスプリングが用いられる。
これにより、一端側では第2の導電板9の円形板状部90が押圧されてベース部材1側の第1の導電板8の円形板状部80と緊密に弾接されるとともに、他端側では第2部材5が第1部材4の頭部4aに対して押圧されるため、クラッチ50とクラッチ40が所定の力で緊密に嵌合される。
受信感度の調整のため、アンテナ軸2を回動すれば、第2部材5が回動し、それにより第1部材4の凸クラッチ40が、それまで係合していた第2部材5のあるクラッチ50とは異なる位置にある他の凹側ラッチ50に嵌まりあい、角度が変化した状態で保持される。したがって、良好な可転アンテナ性能が発揮される。
ついで、アンテナ軸2を左右の保持部1a、1b間に挿入するが、それに先立って、アンテナ軸2の短円筒状部2a内に付勢部材6を挿入する。付勢部材6は短円筒状部2aに突出している第2の導電板9の円形板状部90で受け止められるので、付勢部材6を圧縮するように押圧しながら第2部材5を短円筒状部2a内に押し込む。
そこで、この実施例では、抜止め部材7を押しながら90度回動させるものであり、抜止め部材7は第2の導電板9の円形板状部90の弾性で適度に軸方向に進み、これにより抜止め部材7の凹入段部72,72に第1部材4のシャフト先端にある突起4c、4cが係合するので、抜止め部材7の押圧を開放すれば、第1部材4はアンテナ軸2の回動中心軸として機能するようにしっかりと固定される。
そして、アンテナ軸2を回動させれば、第2部材5のクラッチ50が第1部材4のクラッチ40に嵌合し、あとは、保持部1a、1bの外側開口部にキャップ10,10を嵌め、接着することで組立てが完了し、簡単に図3の組立て状態とすることができる。
第1実施例との相違点を中心に説明し、相違点以外の説明は第1実施例の説明を援用する。
これにより、第1部材4の突起4c、4cが抜止め部材7の凹入段部72と係合するとともに、第1部材4の凹溝41,41が貫通孔10aの凸リブ100,100と嵌合し,周方向で位置決めされる。
以上の工程により、図11の組立て状態となる。
その第2部材5と第1部材4は付勢部材6によって押圧されて密接し、アンテナ軸2内の第2部材5が回転し、固定位置にある第1部材4側のカムと噛み合い位置が変化することで、クラッチ機能が発揮される。
本発明は角度保持部3に付勢部材6以外には金属部品を用いず、合成樹脂成形品を使用し、ねじ形式での固定を用いないので、座金、ワッシャーといった金属部品が不要となり、また、クラッチ部の樹脂化により磨耗耐久性を向上することができる。
したがって、部品が大幅に削減され、材料費低減と、組付け部品削減による加工費削減と、組立ての容易化により、製品コストの安価化を図ることができる。
1a,1b 保持部
2 アンテナ軸
3 角度保持部
4 第1部材
4b シャフト
4c 突起
5 第2部材
6 付勢部材
7 抜止め部材
8 第1の導電板
9 第2の導電板
10a,10b 貫通孔
40 クラッチ
50 クラッチ
Claims (3)
- 夫々が貫通孔を有する一対の保持部を備えたベース部材と、前記一対の保持部の間に取り付けられるアンテナ軸と、前記アンテナ軸の角度を保持するための角度保持部とを備えたアンテナ装置であって、前記角度保持部が、頭部とアンテナ軸の回動中心となるシャフトとカム形状のクラッチが一体化されていて前記一対の保持部の一方の前記貫通孔から挿入される第1部材と、前記第1部材に隣接して位置し、前記第1部材のクラッチと嵌合するカム形状のクラッチを有する第2部材とを備え、 更に、前記第1部材のシャフト先端部を嵌合固定するための抜止め部材を備えており、 前記第1部材の前記頭部は、前記一対の保持部の前記一方の貫通孔により支持されており、前記抜止め部材は、前記一対の保持部の他方の貫通孔により支持されており、 前記第1部材が樹脂製である、ことを特徴とする可転式自動車用アンテナ。
- 前記第2部材が樹脂製である請求項1に記載の可転式自動車用アンテナ。
- 前記角度保持部は付勢手段を備え、該付勢手段は、一端において、ベース部材の内側の第1の導電板とアンテナ軸に備えられた第2の導電板を弾接させ、他端において、前記第2部材を第1部材に押し付けている請求項1または2に記載の可転式自動車用アンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008017151A JP5102641B2 (ja) | 2008-01-29 | 2008-01-29 | 可転式自動車用アンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008017151A JP5102641B2 (ja) | 2008-01-29 | 2008-01-29 | 可転式自動車用アンテナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009182386A JP2009182386A (ja) | 2009-08-13 |
JP5102641B2 true JP5102641B2 (ja) | 2012-12-19 |
Family
ID=41036047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008017151A Expired - Fee Related JP5102641B2 (ja) | 2008-01-29 | 2008-01-29 | 可転式自動車用アンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5102641B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021251528A1 (ko) * | 2020-06-11 | 2021-12-16 | 엘지전자 주식회사 | 안테나 어셈블리, 안테나 어셈블리를 포함하는 차량 및 안테나 어셈블리를 차량에 설치하는 방법 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3949843B2 (ja) * | 1999-02-26 | 2007-07-25 | 株式会社ヨコオ | 自動車用アンテナ |
JP2001177323A (ja) * | 1999-12-17 | 2001-06-29 | Nippon Antenna Co Ltd | アンテナの支持装置 |
-
2008
- 2008-01-29 JP JP2008017151A patent/JP5102641B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009182386A (ja) | 2009-08-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3517350B2 (ja) | モータ | |
JP3739250B2 (ja) | ヒンジ | |
JP2014503771A (ja) | 保定装置を有するケージナット及びケージナットを製作するための方法 | |
US7823954B2 (en) | Slidable visor assembly | |
JPH0659656U (ja) | シフトレバーの軸受構造 | |
CN107813733B (zh) | 用于车辆中的调节装置的传动装置、车辆中的调节装置和车辆座椅 | |
US20100260577A1 (en) | Mounting structure | |
JP6332261B2 (ja) | 軸受支持装置 | |
JP5102641B2 (ja) | 可転式自動車用アンテナ | |
US11052876B2 (en) | Wiper arm | |
GB2298837A (en) | Steering lock apparatus | |
JPH08329777A (ja) | ロータリースイッチ | |
CN107725707B (zh) | 具有三部分的转向元件的滚动体螺纹传动机构 | |
JP2003097970A (ja) | 回転型センサ | |
JP2009014035A (ja) | ヒンジ機構 | |
JP2006033172A (ja) | 車載用アンテナ | |
JP4171432B2 (ja) | 可転式アンテナ装置 | |
JP2002037092A (ja) | ブシュおよび舵取り装置の取付構造 | |
JP3624301B2 (ja) | ラックピニオン式舵取装置 | |
CN109562775B (zh) | 用于机动车辆的转向柱的旋转轴承布置 | |
US7572992B2 (en) | Lever switch | |
US3403580A (en) | Indexing mechanism and method of making the same | |
CN214888662U (zh) | 张紧器 | |
US20230417611A1 (en) | Sensor in particular a turning angle or torque sensor with a support for the stator against rotation | |
JP3911157B2 (ja) | 傾動挟持機構 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110117 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20110414 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120418 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120508 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120622 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120904 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120928 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151005 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5102641 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |