JP5101257B2 - ヘッドアップディスプレイ用光学フィルム、ヘッドアップディスプレイ及び移動体 - Google Patents

ヘッドアップディスプレイ用光学フィルム、ヘッドアップディスプレイ及び移動体 Download PDF

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Description

本発明は、ヘッドアップディスプレイ用光学フィルム、ヘッドアップディスプレイ及び移動体に関する。
車両や航空機等の移動体のフロントガラスに各種の運行情報を表示し、外の背景視野の画像情報と同時に運行情報を視認する、いわゆるヘッドアップディスプレイ(HUD: Head-Up Display)において、フロントガラスの内側と外側の空気界面では、それぞれ3〜4%の反射があり、これにより、投影された像が二重に写り、視認性が悪化する。
これに対し、フロントガラスの外側に低反射層を設け、外側の反射率を低下させる方法があるが、例えば雨天時に、低反射層の上に水の層が形成されると効果がなくなる。
一方、2分の1波長板を用い、S偏光の光をブリュースター角でフロントガラスに入射させる方法が提案されているが(特許文献1)、この場合、S偏光を通さない偏光サングラスを掛けた時に像が見えなくなるという問題があった。
米国特許第7158059B2号明細書
本発明は、上記の課題に基づいたものであり、その目的は、偏光サングラスを使用しても視認でき、ガラスの外面での反射率を雨天時を含め低下させ、表示面での反射率が高い、良好な視認性を実現するヘッドアップディスプレイ用光学フィルム、ヘッドアップディスプレイ及び移動体を提供することである。
本発明の一態様によれば、入射光の偏光面を90度変換する第1の光学層と、入射光の偏光面を90度変換する第2の光学層と、前記第1の光学層と前記第2の光学層とに接し、前記第1の光学層の屈折率とも前記第2の光学層の屈折率とも異なる屈折率を有し、TiO 、ZrO 、Indium Tin Oxide、HfO 及びTa の少なくともいずれかからなる粒子と、前記粒子が混合された樹脂と、を含む中間光学層と、を備えたことを特徴とするヘッドアップディスプレイ用光学フィルムが提供される。
本発明の別の一態様によれば、上記のヘッドアップディスプレイ用光学フィルムと、前記光学フィルムに対してP偏光の光束をブリュースター角で入射させる投光部と、を備えたことを特徴とするヘッドアップディスプレイが提供される。
本発明の別の一態様によれば、略板状の透明板と、上記のヘッドアップディスプレイと、を備え、前記ヘッドアップディスプレイ用光学フィルムは、前記透明板の主面に設けられたことを特徴とする移動体が提供される。
本発明によれば、偏光サングラスを使用しても視認でき、ガラスの外面での反射率を雨天時を含め低下させ、表示面での反射率が高い、良好な視認性を実現するヘッドアップディスプレイ用光学フィルム、ヘッドアップディスプレイ及び移動体が提供される。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るヘッドアップディスプレイ用光学フィルムの構成を例示する模式図である。
図1に表したように、第1の実施形態のヘッドアップディスプレイ用光学フィルム10は、入射光の偏光面を90度変換する第1の光学層210と、入射光の偏光面を90度変換する第2の光学層230と、それら第1の光学層210と第2の光学層230に挟まれた中間光学層220と、を有している。そして、中間光学層220の屈折率nは、前記第1の光学層210の屈折率nとも異なり、前記第2の光学層230の屈折率nとも異なるように設定されている。
第1の光学層210と第2の光学層230は、例えば有機樹脂の延伸フィルムからなる2分の1波長板で構成でき、これにより、入射光のP偏光をS偏光に変換する、あるいは、S偏光をP偏光に変換する機能を持つ。
このような構成のヘッドアップディスプレイ用光学フィルム10に、ブリュースター角θの入射角で、P偏光の入射光110を入射させる。すなわち、第1の光学層210の第1の主面211に、ブリュースター角θでP偏光の入射光110が入射する。入射光110は、第1の光学層210中を伝搬し、第1の光学層210の第2の主面212に到達する。ここで、第1の光学層210の屈折率nと中間光学層220の屈折率nとが異なっているので、第1の光学層210と中光学層220との界面において、入射光は反射し、第1の反射光121を生じる。この時、第1の光学層210の第2の主面212においては、入射光はS偏光に変換されているので、S偏光の反射率が得られる。例えば、第1の光学層210の屈折率nを1.5とし、中間光学層220の屈折率nを2.0とすると、第1の光学層210と中間光学層220との界面における第1の反射光121の反射率は約3.5%となる。そして、この第1の反射光121は、第1の光学層210と中間光学層220の界面においてS偏光で反射した後、第1の光学層210の中を伝搬し、第1の光学層210の第1の主面211に到達する。この時、第1の反射光121はP偏光となる。従って、第1の反射光121は、P偏光の状態で、ヘッドアップディスプレイ用光学フィルム10を出射する。
一方、入射光110は、中間光学層220の中を伝搬し、中間光学層220と第2の光学層230との界面(第2の光学層230の第1の主面231)に到達する。ここで、中間光学層220の屈折率nと第2の光学層230の屈折率nとが異なっているので、中間光学層220と第2の光学層230との界面において、入射光は反射し、第2の反射光122を生じる。この時、中間光学層220においては、S偏光で光が伝搬しているので、S偏光の反射率が得られる。例えば、第2の光学層230の屈折率nを1.5とし、中間光学層220の屈折率nを2.0とすると、中間光学層220と第2の光学層230との界面における第2の反射光122の反射率は約3.5%となる。そして、この第2の反射光122は、中間光学層220と第2の光学層230との界面においてS偏光で反射した後、中間光学層220及び第1の光学層210の中を伝搬し、第1の光学層210の第1の主面211に到達する。この時、第2の反射光122はP偏光となる。従って、第2の反射光122は、P偏光の状態で、ヘッドアップディスプレイ用光学フィルム10を出射する。
これら第1の反射光121と第2の反射光122とを、ヘッドアップディスプレイの表示として視認できる。すなわち、第1の反射光121と第2の反射光122との和の合計反射光120を視認できる。この合計反射光120の反射率は、第1の反射光121と第2の反射光122の反射率の和となり、上記の例では約7%の明るさで表示を視認することができる。しかも、これら第1の反射光121と第2の反射光122とは、いずれもP偏光なので、S偏光を遮断する偏光サングラスを使用しても視認できる。
このように、図1に例示したヘッドアップディスプレイ用光学フィルム10によれば、P偏光の入射光を効率良く反射させ、P偏光の状態で反射光を生成できる。
なお、上記において、第1の光学層210と中間光学層220との界面、及び、中間光学層220と第2の光学層230の界面において、S偏光の反射率が得られたが、もし、P偏光がこれら界面に入射した場合は、P偏光の反射率は約1%であり、合計で約2%程度の反射率しか得られず、明るい表示はできない。
これに対し、図1に例示したヘッドアップディスプレイ用光学フィルムは、第1の光学層210に、入射光の偏光面を90度変換する2分の1波長板を用いているので、入射したP偏光をS偏光に変換でき、第1の光学層210と中間光学層220との界面、及び、中間光学層220と第2の光学層230の界面において、S偏光の高い反射率が得られる。
さらに、図1に例示したヘッドアップディスプレイ用光学フィルムは、第2の光学層230として、入射光の偏光面を90度変換する2分の1波長板を用いている。これにより、S偏光で第2の光学層230に入射した光は、第2の光学層230の第2の主面232においては、P偏光に変換されている。そして、入射角をブリュースター角θとしているので、第2の光学層230の第2の主面232における第4の反射光132の反射率は、実質的に0とすることができる。なお、第1の光学層の第1の主面211の反射光131の第3の反射率は、入射角がブリュースター角θのため反射率は0となる。
このように、図1に例示したヘッドアップディスプレイ用光学フィルム10によって、光学フィルムの外側の反射光(第4の反射光132)の反射率を実質的に0とし、ヘッドアップディスプレイ用光学フィルム10の内側の中間光学層220における高い反射率が得られる。そして、P偏光を用いているので、S偏光を遮断する偏光サングラスを掛けても視認性が低下しない。
なお、第1の光学層210や第2の光学層230としては、例えば、有機樹脂の延伸フィルムからなる2分の1波長板を用いることができる。この場合、用いる有機樹脂にもよるが、1.45〜1.6の屈折率が得られる。
また、上記の光学中間光学層220としては、高屈折率樹脂として、高屈折率のTiOやZrOからなる、例えば粒径が50nm以下の微粒子をエポキシ樹脂に混合したものを用いることができる。この時、1.8〜2.2の屈折率が得られる。また、TiOやZrOなどの高屈折材料を第1の光学層210又は第2の光学層230の表面にスパッタリング等の方法により成膜したものでも良い。さらに、中間光学層220としては、低屈折率材料を用いることができる。この場合、低屈折材料としては、例えば多孔性シリカ材料を用いることができる。これにより、約1.3の屈折率が得られる。
また、上記において、ヘッドアップディスプレイ用光学フィルムにはP偏光を入射させるが、このP偏光は、例えば、直線偏光のレーザや偏光フィルタにより直線偏光とされたLEDや各種ランプ、あるいは、偏光板を用いた各種の液晶ディスプレイ、MEMS( Micro-electro-mechanical System)光学スイッチと偏光フィルタを組み合わせたもの等を用いることによって実現できる。
なお、上記において、第1の反射光121と第2の反射光122とで、中間光学層220の厚みに応じた光束のずれ生じるが、中間光学層220の厚みを、例えば数十マイクロメートル以下に薄くすることで、このずれは実用上問題とならない。
なお、ブリュースター角θは、入射側媒質の屈折率をn、出射側媒質の屈折率をnとした時、Arctan(n/n)で表される。本実施形態の場合、入射側媒質は空気とすることができ、この時n=1である。そして、第1の光学層210として、有機樹脂の延伸フィルムからなる2分の1波長板を用い、その屈折率が1.51の場合、厳密なブリュースター角θは56.5度となる。この時、P偏光の反射率は0となるが、入射角が厳密なブリュースター角θからずれてもP偏光の反射率は急激には大きくはならないので、実用的には、入射角は、厳密なブリュースター角θからずれても良い。本願明細書において、「ブリュースター角で入射」という場合には、厳密なブリュースター角θを中心としてプラスマイナス5度の範囲も含むものとする。
なお、上記において、各屈折率は可視光に対する屈折率とすることができ、代表的には550nmの波長の光に対する屈折率とすることができる。なお、上記の光学設計において、第1の光学層210、中間光学層220、第2の光学層230のそれぞれの屈折率の波長分散を考慮に入れ、また、視感度補正した特性に基づいて、第1の光学層210、中間光学層220、第2の光学層230の各特性を適切に設定することができる。
なお、第1の光学層210と第2の光学層230は、入射光の偏光面を90度変換するが、この「90度」とは厳密な角度を示してはおらず、入射光のP偏光を実質的にS偏光に変換する、あるいは、入射光のS偏光を実質的にP偏光に変換する機能を持てば良く、さらには、表示に用いる光の実質的な波長に関して、P偏光とS偏光とを互いに変換できる機能とすれば良い。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係るヘッドアップディスプレイについて説明する。
図2は、本発明の第2の実施形態に係るヘッドアップディスプレイの構成を例示する模式図である。
図2に表したように、第2の実施形態のヘッドアップディスプレイ20は、上記で説明したヘッドアップディスプレイ用光学フィルム10と、この光学フィルム10にP偏光の光束をブリュースター角で入射させる投光部300と、を備える。光源310から出射した光束315は、反射部320で反射した後、スクリーン330、レンズ340を経て、入射光110として、ヘッドアップディスプレイ用光学フィルム10に入射する。そして、反射光120を生じ、視認者の目510に到達する。そして、視認者は、虚像350を視認することができる。
図2の例では、例えば、光源310と反射部320との距離を100mm、反射部320とスクリーン330との距離を50mm、スクリーン330からヘッドアップディスプレイ用光学フィルム10との距離を200mm、ヘッドアップディスプレイ用光学フィルム10と視認者の目510との距離を1000mmに設定できるが、これは一例であり、これには限定されない。
また、図2に例示したヘッドアップディスプレイ20では、ヘッドアップディスプレイ用光学フィルム10は、略板状の透明板240の主面に設けられている。透明板240は、例えば、車両などのフロントガラスとすることができる。
上記のヘッドアップディスプレイ20において、光束315がヘッドアップディスプレイ用光学フィルム10へ入射する際、光束315がP偏光となるようにされる。これには、光源310として、直線偏光のレーザや偏光フィルタにより直線偏偏光とされたLEDや各種ランプ、あるいは、偏光板を用いた各種の液晶ディスプレイ、MEMS( Micro-electro-mechanical System)光学スイッチと偏光フィルタを組み合わせたものなどを用いることで実現できる。また、偏光フィルタ(図示しない)を、光路中に設けることによっても実現できる。なお、上記のヘッドアップディスプレイ20では、投光部300として、光源310、反射部320、スクリーン330、レンズ340を用いた例を示したが、これに限らず、上記の各種レーザ、LED、各種ランプ、偏光フィルタ、各種液晶ディスプレイ、MEMS等の光学スイッチ等を用いた各種の構成を用いることができる。
さらに、入射角が、ブリュースター角θの近傍となるように設定される。入射角の設定は、図2に例示した、光源310、スクリーン330、レンズ340、透明板240の配置を適切に設計することによって実現できる。
なお、既に説明したように、実用的には、入射角は、厳密なブリュースター角θからずれても良く、望ましくは、入射角は、ブリュースター角θに対してプラスマイナス5度の範囲内に制御される。
これにより、本実施形態のヘッドアップディスプレイ20は、図1で説明したように、S偏光の光を通さない偏光サングラスを通しても視認でき、高い反射率を有する視認性の高い表示が得られる。
さらに、本実施形態のヘッドアップディスプレイにおける、晴天時と雨天時の特性について説明する。
図3は、本発明の第2の実施形態に係るヘッドアップディスプレイの特性を例示する模式図である。
図3(a)、(b)は、それぞれ晴天時、雨天時の特性を例示する模式図である。なお、本図においては、光源310、スクリーン330、レンズ340は省略されている。
図3(a)に表したように、ヘッドアップディスプレイ用光学フィルム10が、透明板240の第1の主面241に設けられている。透明板240は、例えば、車両などのフロントガラスであり、透明板240の第1の主面241は車両の車内側である。透明板240の第2の主面242は、車外に面した面であり、晴天時は、空気と接している。そして、ヘッドアップディスプレイ用光学フィルム10にP偏光の入射光110を入射させる。透明板240は、例えばガラスで構成され、この時の屈折率は、約1.5となる。また、アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂等の有機樹脂を用いることができ、この時、屈折率は、1.49〜1.59程度となる。
この時、ヘッドアップディスプレイ用光学フィルム10の反射光120は、図1で説明したように、P偏光であり、また、その反射率は、約7%となり、明るい表示が得られる。また、第2の光学層230と透明板240の屈折率を同程度としておけば、第2の光学層230と透明板240の界面での反射は実質上生じない。
さらに、入射光110をブリュースター角θで入射させているため、透明板240と外界との界面(透明板240の第2の主面242)における反射率は実質的に0とすることができ、透明板240と外界との界面における反射光142を実質的に生じさせない。このように、本実施形態のヘッドアップディスプレイ20は、晴天時において、P偏光による明るい表示を実現でき、外界との界面での反射もなく良好な表示が得られる。
一方、図3(b)に表したように、雨天時には、透明板240の第2の主面242に、水の層250が形成される。水の層250の屈折率は1.33であり、水の層250と外界との界面(水の層250の第2の主面252)における反射率は、0.1%以下となる。従って、水の層250と外界との界面での反射光152は、低輝度であり、実用的には無視できる。
このように、図2、図3に例示したヘッドアップディスプレイ20は、晴天時も雨天時も、外界との界面での反射を実質的に解消できる。
なお、透明板240の屈折率は、上に例示したように、水の屈折率とほぼ同じに設定できるので、透明板240と水の層250との界面での反射は小さく、これも実用的には無視できる。
このように、図2、図3に例示したヘッドアップディスプレイ20は、S偏光を遮断する偏光サングラスを使用しても視認でき、ガラスの外面での反射率を雨天時を含め低下させ、表示面での反射率が高い、良好な視認性の表示を行うことができる。
(第1の比較例)
図4は、第1の比較例のヘッドアップディスプレイの構成を例示する模式図である。
図4に表したように、第1の比較例のヘッドアップディスプレイ51は、透明板740を有し、光源810で生成された光束815は反射部820を経て、入射光610となり、透明板740に投影され、表示を行う。なお、本図では、スクリーン、レンズは省略されている。そして、透明板740に、例えば、ガラスを用いた場合、透明板740の第1の主面741での反射光621と、透明板740の第2の主面742における第2の反射光621とは、共に反射率が約3.5%となる。従って、第1の反射光621と第2の反射光622とは、ほぼ同じ明るさで視認される。この時、透明板740の厚さは、通常数ミリメートル程度であり、第1の反射光621と第2の反射光621の光路に大きなずれが生じる。このため、パララックス(2重写りの現象)が生じ、2重像630が視認され、非常に視認性が悪い。
(第2の比較例)
第2の比較例は、このパララックス(2重写りの現象)を低減するために、透明板240の外側に低反射層を設けたものである。
図5は、第2の比較例のヘッドアップディスプレイの構成を例示する模式図である。
図5(a)、(b)は、第2の比較例のヘッドアップディスプレイの、それぞれ、晴天時と雨天時の特性を例示している。
図5(a)に表したように、第2の比較例のヘッドアップディスプレイ52では、透明板740の第2の主面742に低反射層760が設けられている。低反射層760は、透明板740の屈折率と外界の空気の屈折率とを調整する屈折率を有する層であり、例えば、透明板240の第2の主面742にスパッタリングや蒸着などの方法で形成できる。また、屈折率調整用の微粒子を含有する樹脂を透明板240にコートする方法等によっても形成できる。この低反射層760により、低反射層760と外界との界面(低反射層760の第2の主面762)における反射率は0.3%〜0.5%程度に低減できる。これにより、低反射層760と外界との界面における反射光642は低輝度となり、2重写りをある程度防止することができる。
しかしながら、図5(b)に表したように、雨天時には、透明板740の第2の主面742に水の層750が形成される。このため、この水の層750と外界の空気との界面(水の層750の第2の主面752)で反射光652が発生し、その反射率は約3.5%になる。従って、反射光621と反射光652とが視認され、結果として、パララックス(2重写りの現象)が発生してしまう。
以上のように、低反射層760を透明板740の外側に設ける方法では、雨天時のパララックス(2重写りの現象)を低減できない。
(第3の比較例)
第3の比較例は、透明板740の内側に高反射層を設けたものである。
図6は、第3の比較例のヘッドアップディスプレイの構成を例示する模式図である。
図6に表したように、第3の比較例のヘッドアップディスプレイ53は、透明板740の内側、すなわち、第1の主面741に高反射層770を設けたものである。高反射層770として、例えば、誘電体多層膜の高反射シート等を用いる。この場合、高反射層770を用いることで、高反射層770の第1の主面771における反射率は向上し、例えば35%の反射率が得られる。従って、高反射層770の第1の主面771における反射光671は高輝度となる。この時、透明板740の第2の主面742での反射光642の反射率は約3.5%程度であり、反射光671と反射光642の明るさの比は10:1となる。このため、パララックス(2重像)は実質的に解消でき、また、高輝度の反射光671を視認でき、ヘッドアップディスプレイ53の表示の視認性は向上する。
しかしながら、高反射層770は、外界から透明板740を経て高反射層770に入射する光612の透過率を低減するので、外界の背景の視認性が劣化し、実用的ではない。
また、高反射層770として、ホログラム素子を利用する方法もあるが、この場合、単一波長のみの反射率しか低減できないので、カラー表示には適用できない。
(第4の比較例)
第4の比較例は、2分の1は波長板を用いた例である。
図7は、第4の比較例のヘッドアップディスプレイの構成を例示する模式図である。
そして、図7(a)、(b)は、第4の比較例のヘッドアップディスプレイの、それぞれ、晴天時と雨天時の特性を例示している。なお、光源、反射部、スクリーン、レンズは省略されて描かれている。
図7(a)に表したように、第4の比較例のヘッドアップディスプレイ54は、ガラスからなる透明板740の内側、すなわち、第1の主面741に、2分の1波長板780を有している。S偏光の入射光610が、ブリュースター角θで2分の1波長板780に入射すると、2分の1波長板780の第1の主面781で、S偏光の高反射率の反射光681が得られる。一方、入射光610の内、2分の1波長板780に入射した光は、2分の1波長板780の中を伝搬し、2分の1波長板の第2の主面782ではP偏光となる。2分の1波長板780と透明板740の屈折率を同等に設定しておくと、その界面ではほとんど反射は起きず、光はP偏光のまま透明板740の第2の主面742に到達する。この時、入射角がブリュースター角θに近く、透明板740の第2の主面742においてはP偏光状態なので、この界面での反射は実質的に0となる。
図8は、第4の比較例のヘッドアップディスプレイにおける入射角と反射率の関係のシミュレーション結果を例示するグラフ図である。
そして、図8(a)、(b)は、第4の比較例のヘッドアップディスプレイの、それぞれ、晴天時と雨天時の特性を例示している。また、横軸は入射角、縦軸は反射率を示している、
図8(a)に表したように、2分の1波長板780の第1の主面781における反射光681は、入射角がブリュースター角θ(56.5度)の時、約16%であり、反射光681は強くなる。一方、透明板740の第2の主面742における反射光642は入射角がブリュースター角θの時に実質的に0となっている。
このように、第4の比較例のヘッドアップディスプレイ54は、晴天時に高い反射率が得られ、また、外面での反射を防止した表示を得ることができる。
一方、雨天時には、図7(b)に表したように、透明板740の第2の主面742に水の層750が形成される。この時、図8(b)に表したように、透明板740と水の層750の界面(透明板740の第2の主面742)における反射光642は、入射角がブリュースター角θ(56.5度)の時、0.1%以下の低い反射率となり、実質的に無視できる。また、図8(b)に表したように、水の層750と外界との界面(水の層750の第2の主面752)では、光はP偏光であり、その界面における反射光652は、入射角がブリュースター角θ(56.5度)の時、0.17%の低い反射率となり、実質的に無視できる。なお、2分の1波長板780の第1の主面781における反射光681は、晴天時と同様に、約16%となる。
このように、第4の比較例のヘッドアップディスプレイ54は、晴天時も雨天時もフロントガラスの外界との界面での反射を実質的に防止でき、パララックス(2重写りの現象)を解決できる。しかしながら、反射光681はS偏光であり、S偏光を遮断する偏光サングラスを使用した場合は、像を視認することができない。
これに対し、既に述べたように、本発明の実施形態のヘッドアップディスプレイ20はP偏光の光を視認者に提供するので、S偏光を遮断する偏光サングラスを使用しても像を視認できる。また、晴天時も雨天時も、外界との界面での反射を実質的に解消でき、パララックス(2重写りの現象)のない、視認性の良い表示を実現できる。
(第3の実施の形態)
図2において、透明板240は、例えば、車両のフロントガラスなどとすることができ、これにより、車両のフロントガラスの外側の背景視野の画像情報と同時に、フロントガラスに各種の運行情報を表示し、運行情報を視認することができる。
図9は、本発明の第3の実施形態に係る移動体を例示する模式図である。
図9に表したように、本発明の第3の実施形態の、例えば、自動車、列車、船舶、ヘリコプター、飛行機など各種の移動体の、例えば窓を透明板240とすることで、上記の実施形態のヘッドアップディスプレイを実現できる。
これにより、S偏光を遮断する偏光サングラスを使用しても視認でき、ガラスの外面での反射率を雨天時を含め低下させ、表示面での反射率が高い、良好な視認性を実現し、安全で、効率の高い運行が可能な移動体が提供できる。
なお、上記においては、中間光学層220として、高屈折率を有するTiO(屈折率2.3)やZrO(屈折率2.0)の粒子を用いることを例示したが、これに限らず、ITO(屈折率1.85)、HfO(屈折率1.95)、Ta(屈折率2.1)等を各種の材料を用いることができる。また、有機チタン材料を用いても良い。
また、第1の光学層210や第2の光学層230には、ポリカーボネート(PC)、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリアリレート(PA)、ポリサルフォン(PSU)、ポリオレフィン(PO)等、各種の材料からなる延伸フィルムを用いることができる。また、高分子液晶などを用いることができる。なお、これら材料は、屈折率の値及び屈折率の波長分散が異なっており、これらを考慮して、本実施形態のヘッドアップディスプレイ用光学フィルム及びヘッドアップディスプレイを適正に設計することができる。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、ヘッドアップディスプレイ用光学フィルム、ヘッドアップディスプレイ及び移動体を構成する各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施の形態として上述したヘッドアップディスプレイ用光学フィルム、ヘッドアップディスプレイ及び移動体を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全てのヘッドアップディスプレイ用光学フィルム、ヘッドアップディスプレイ及び移動体も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
本発明の第1の実施形態に係るヘッドアップディスプレイ用光学フィルムの構成を例示する模式図である。 本発明の第2の実施形態に係るヘッドアップディスプレイの構成を例示する模式図である。 本発明の第2の実施形態に係るヘッドアップディスプレイの特性を例示する模式図である。 第1の比較例のヘッドアップディスプレイの構成を例示する模式図である。 第2の比較例のヘッドアップディスプレイの構成を例示する模式図である。 第3の比較例のヘッドアップディスプレイの構成を例示する模式図である。 第4の比較例のヘッドアップディスプレイの構成を例示する模式図である。 第4の比較例のヘッドアップディスプレイにおける入射角と反射率の関係のシミュレーション結果を例示するグラフ図である。 本発明の第3の実施形態に係る移動体を例示する模式図である。
符号の説明
10 ヘッドアップディスプレイ用光学フィルム
20、51、52、53、54 ヘッドアップディスプレイ
110、610 入射光
120、121、122、131、132、142、152、621、622、642、652、671、681 反射光、
210 第1の光学層
211、231、241、741、771、781 第1の主面
212、232、242、252、742、752、762、782 第2の主面
220 中間光学層
230 第2の光学層
240、740 透明板
250、750 水の層
300 投光部
310、810 光源
315、815 光束
320、820 反射部
330 スクリーン
340 レンズ
350 虚像
510 目
612 光
630 2重像
760 低反射層
770 高反射層
780 2分の1波長板

Claims (5)

  1. 入射光の偏光面を90度変換する第1の光学層と、
    入射光の偏光面を90度変換する第2の光学層と、
    前記第1の光学層と前記第2の光学層とに接し、前記第1の光学層の屈折率とも前記第2の光学層の屈折率とも異なる屈折率を有し、TiO 、ZrO 、Indium Tin Oxide、HfO 及びTa の少なくともいずれかからなる粒子と、前記粒子が混合された樹脂と、を含む中間光学層と、
    を備えたことを特徴とするヘッドアップディスプレイ用光学フィルム。
  2. 前記粒子の径は、50ナノメートル以下であり、
    前記樹脂は、エポキシ樹脂であることを特徴とする請求項1記載のヘッドアップディスプレイ用光学フィルム。
  3. 請求項1または2に記載のヘッドアップディスプレイ用光学フィルムと、
    前記光学フィルムに対してP偏光の光束をブリュースター角で入射させる投光部と、
    を備えたことを特徴とするヘッドアップディスプレイ。
  4. 略板状の透明板と、
    請求項3記載のヘッドアップディスプレイと、
    を備え、
    前記ヘッドアップディスプレイ用光学フィルムは、前記透明板の主面に設けられたことを特徴とする移動体。
  5. 前記透明板は、前記移動体とともに移動する搭乗者を収容する空間と、前記移動体の外側の空間と、を区画し、
    前記光学フィルムは、前記搭乗者を収容する空間の側に設けられたことを特徴とする請求項4記載の移動体。
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