JP5101064B2 - 高所作業車の作業台揚程制限装置 - Google Patents

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Description

本発明は、高所作業車の作業台揚程制限装置に関するものである。
図2および図3は、本発明に係る作業台揚程制限装置の適用対象としての高所作業車の説明図であって、図2は高所作業状態にある高所作業車の側面図、図3は、高所作業状態にある高所作業車の車両、旋回台、ブーム、および、作業台部分を、ブームの腹面側から見た図である。
図2および図3に示すように、高所作業車は、アウトリガ1a、1a・・を備えた車両1、車両1上に旋回中心線Cまわりに旋回作動自在に搭載した旋回台2、前記旋回台2の旋回中心線Cに平行な起伏軌跡面Dに沿って起伏作動自在なよう前記旋回台2に取り付けられた長さ調節作動自在なブーム3、および、ブーム3の先端部に取り付けられた作業台4とを備えて構成している。
そして、高所作業をする場合には、前記アウトリガ1a、1a・・を接地して車両1を、前記旋回中心線Cが略鉛直となるよう安定支持した状態で、旋回台2を旋回作動、ブーム3を起伏作動、および、ブーム3を長さ変更作動して、作業台4を任意の三次元空間位置に移動させるようになっている。
なお、アウトリガジャッキ1a、1a・・は、車両1の前後左右位置に取り付けられており、これらアウトリガジャッキ1a、1a・・を接地されることで、車両1を安定支持できるようになっている。
図2には、アウトリガジヤッキ1a、1a・・は、その接地部位に接地板を配置したものを示しているが、アウトリガジヤッキ1a、1a・・は、その接地部位に接地ローラを配置したものも存在する。本発明の作業台揚程制限装置は、アウトリガジャッキ1a、1a・・の接地部位に、接地板を配置したもの、および、ローラを配置したものの双方に適用可能なものである。なお、接地部位にローラを備えたアウトリガジャッキ1a、1a・・を備えた高所作業車の場合、各アウトリガジャッキ1a、1a・・により車両1を半浮上(車両1の操舵車輪および駆動車輪が操舵機能および駆動機能を無くさない範囲で浮上)させ、車両1の走行機能を利用して車両1を移動させながら高所作業ができるものである。
ブーム3は、その基端部を起伏支点軸3aを介して旋回台2に起伏作動自在なよう取り付けられており、旋回台2とブーム3基端部の適所間に介装したブーム起伏作動装置(ブーム起伏シリンダ)5により起伏作動されるようになっている。
また、ブーム3は、長さ調節作動自在(その基端部の起伏支点軸3aとブーム先端部との間の距離たる長さを調節作動自在)に構成されている。このような長さ調節作動自在なブーム3は、伸縮作動によりその長さを調節できる伸縮式のブーム、屈伸作動によりその長さを調節できる屈伸式のブーム、あるいは、伸縮作動および屈伸作動によりその長さを調節できる伸縮/屈伸併用式のブームがある。図2および図3では、長さ調節作動自在なブーム3として伸縮式のブームを示している。
6は、ブーム3の長さを変更作動するブーム長さ変更作動装置を示している。このブーム長さ変更作動装置6は、図2および図3に示すような伸縮式のブームの場合には伸縮シリンダで構成されるが、ブーム3が屈伸式のブームの場合には屈伸シリンダ、ブーム3が伸縮/屈伸併用式のブームの場合には伸縮シリンダと屈伸シリンダで構成される。
この種の高所作業車は、上述したように、アウトリガ1a、1a・・により前記車両1を、旋回台2の旋回中心線Cが略鉛直となるよう安定支持した状態で、旋回台2を旋回作動、ブーム3を起伏作動、および、ブーム3を長さ長調節作動して、作業台4を三次元空間内の任意の位置に移動させて使用するものである。この場合、アウトリガ1a、1a・・による車両1の安定支持状態で、旋回台2の旋回中心線Cの鉛直からの傾き角度δΘ(以下、旋回中心線傾斜角度δΘという)が許容限度傾斜角度δΘlim内であれば高所作業を可能としている。このため、高所作業時の旋回中心線傾斜角度δΘは、零度から許容限度傾斜角度δΘlimの範囲内にある。
高所作業時の旋回中心線傾斜角度δΘが零度となっている場合(旋回中心線Cが鉛直になっている場合)には、旋回台2の旋回角度如何に関わらずブーム3の起伏軌跡面Dは常に鉛直面を維持するので、ブーム3にはその起伏軌跡面Dに直交する方向への曲げ力(以下、ブーム横曲げ力という)が作用しない。
しかしながら、高所作業時の旋回中心線傾斜角度δΘが鉛直から傾斜している場合において、旋回台2の旋回角度が、旋回中心線傾斜角度δΘの傾斜方向に対してブーム3の起伏軌跡面Dが交差するような角度になると、ブーム3の起伏軌跡面Dが鉛直面から傾斜するので、ブーム3にはブーム横曲げ力が作用する。
このブーム横曲げ力は、その起伏軌跡面Dが鉛直面から傾斜したブーム3の先端部に作業台4側からの鉛直下向き荷重が作用するために生じるものである。そして、このブーム横曲げ力は、旋回中心線傾斜角度δΘに対応して発生するブーム起伏軌跡面Dの鉛直面からの傾斜角度、および、作業台4の積載荷重を因数とする関数であり、これら因数が大きな値をとる程大きくなる関係にある。その一方、定格ブーム横曲げ力は、作業台4の実際揚程(ブーム3先端部の実際揚程)Hが大きくなると低下する関係にある。
近年の高所作業車は、機構上到達可能な作業台4の限界揚程(ブーム3先端部の限界揚程)Hmaxを大きくする傾向にある。このような高所作業車では、旋回中心線傾斜角度δΘが許容限度傾斜角度δΘlimで、且つ、作業台4に定格荷重を搭載した状態では、作業台4の実際揚程(ブーム3の実際揚程)Hを機構上到達可能な限界揚程Hmaxまで高めると、ブーム3に作用するブーム横曲げ力が、ブーム3の定格ブーム横曲げ力を超える危険性のあるものが存在する。
このような高所作業車には、作業台4の実際揚程(ブーム3の先端部の実際揚程)Hがブーム3に作用するブーム横曲げ力がブーム3の定格ブーム横曲げ力を超えないよう制限する作業台揚程制限装置を取り付ける必要がある。しかしながら、従来公知の作業台揚程制限装置には、ブーム3に作用するブーム横曲げ力がブーム3の定格ブーム横曲げ力を超えないよう作業台4の実際揚程(ブーム3の先端部の実際揚程)Hを制限するようにしたものは存在しなかった。
なお、従来公知の作業台揚程制限装置として、実公平7−21512号公報に掲載されたものがある。この作業台揚程制限装置は、特別の免許を持っていない作業者が高所作業車を使用する場合に、作業台の揚程を機構上到達可能な限界揚程Hmaxよりも低い制限揚程Hlim(一定値)以下に制限するものであり、ブーム横曲げ力が定格ブーム横曲げ力を超えないよう作業台の実際揚程(ブーム3の先端部の実際揚程)Hを制限することを目的とするものではない。
しかしながら、本発明に係る高所作業車の作業台揚程制限装置は、実公平7−21512号公報掲載の作業台揚程制限装置の基本的構成を基礎とし、その構成の一部を変更することで、ブーム横曲げ力が定格ブーム横曲げ力を超えないよう作業台の揚程を制限するようにしたものと言えるものであるので、ここで、実公平7−21512号公報に掲載された作業台揚程制限装置の基本的構成について説明しておく。
従来公知の作業台揚程規制装置は、図4に示すように、ブーム起伏角度Θを検出するブーム起伏角度検出手段7、ブーム長さLを検出するブーム長さ検出手段8、これら各検出手段7,8からの検出信号Θ、Lを受け取って演算し、作動規制信号Sを出力する演算処理部9、および、演算処理部9から出力される作動規制信号Sにより作動して、作業台4の揚程を高める方向のブーム起仰作動およびブーム長さ増大作動を規制する作動規制手段10とで構成している。
前記演算処理部9は、作業台4の制限揚程Hlimを出力する制限揚程出力手段9a、前記ブーム起伏角度検出手段7と前記ブーム長さ検出手段8の各検出信号Θ、Lを受け取り作業台4の実際揚程Hを算出する実際揚程算出手段9b、および、制限揚程出力手段9aからの制限揚程Hlimと実際揚程算出手段9bからの実際揚程Hを比較し後者の値が前者の値に達すると前記作動規制信号Sを出力する比較手段9cで構成している。
演算処理部9における制限揚程出力手段9aの出力する制限揚程Hlimは、旋回中心線傾斜角度δΘの大小にかかわらず、変動しない一定の値が用いられている。
なお、前記作動規制手段10は、演算処理部9(の比較手段9c)からの作動規制信号Sにより作動するブーム起伏作動規制装置10aおよびブーム長さ変更作動規制装置10bとで構成されている。ブーム起伏作動規制装置10aは、ブーム起伏作動装置5の操作制御装置(図示せず)に取り付けられており、その作動時にブーム3の起伏作動のうち作業台4の揚程を増加する方向への作動(ブーム3の起仰操作)を規制するものである。また、ブーム長さ変更規制装置10bは、ブーム長さ変更作動装置6の操作制御装置(図示せず)に取り付けられており、その作動時にブーム3の長さ変更作動のうち作業台4の揚程を増加する方向への作動(ブーム3の長さ増大作動)を規制するものである。
実公平7−21512号公報
上記したように、ブーム横曲げ力は、旋回中心線傾斜角度δΘに対応して発生するブーム起伏軌跡面Dの鉛直面からの傾斜角度、および、作業台4の積載荷重を因数とする関数であり、これら因数が大きな値を取る程大きくなる関係にある。その一方、定格ブーム横曲げ力は、作業台4の実際揚程(ブーム3先端部の実際揚程)Hが大きくなると低下する関係にある。
このような関係の下で、ブーム横曲げ力が定格ブーム横曲げ力を超えないよう作業台4の揚程(ブーム3の先端部の揚程)Hを効果的に活用できるよう制限するには、制限に係る制限揚程Hlim、すなわち、上記演算処理部9における制限揚程出力手段9aの出力する制限揚程Hlimを、旋回中心線傾斜角度δΘの増大に応じて減少(低減)させるようにする必要がある。
上記した従来公知の作業台揚程制限装置は、演算処理部9における制限揚程出力手段9aの出力する制限揚程Hlimは、旋回中心線傾斜角度δΘの大小に関わらず変動しない一定の値であり、この制限揚程Hlim (一定値) として、旋回中心線傾斜角度δΘが許容限度傾斜角度δΘlimで、且つ、作業台4に定格荷重を搭載した状態の下で、ブーム3に作用するブーム横曲げ力が、ブーム3の定格ブーム横曲げ力を超えることがない上限の作業台の揚程Hを採用している。このため、従来公知の作業台揚程制限装置は、旋回中心線傾斜角度δΘが許容限度傾斜角度δΘlim未満の時の作業台4の揚程(ブーム3の先端部の揚程)Hが必要以上に制限されるという問題があった。
本発明に係る高所作業車の作業台揚程制限装置は、従来公知の作業台揚程制限装置の持つ上記問題を解決することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本発明に係る高所作業車の作業台揚程制限装置は、次のように構成する。
本発明の請求項1に係る作業台揚程制限装置は、上記した従来公知の作業台揚程制限装置に、旋回台2の旋回中心線Cの鉛直からの傾斜角度を旋回中心線傾斜角度δΘとして検出する旋回中心線傾斜角度検出手段11を設け(付加し)、この旋回中心線傾斜角度検出手段11が検出した旋回中心線傾斜角度δΘを前記演算処理部9における制限揚程出力手段9aに入力し、制限揚程出力手段9aは、その出力に係る制限揚程Hlimを受け取りに係る旋回中心線傾斜角度δΘの増大に応じて減少するよう構成したものである。
このように構成した本発明の請求項1に係る作業台揚程制限装置は、演算処理部9における制限揚程出力手段9aの出力する制限揚程Hlimが、旋回中心線傾斜角度δΘの増大に応じて減少(低減)する。従って、この減少(低減)傾向を、定格ブーム横曲げ力に対応するよう設定することで、作業台4の実際揚程(ブーム3の先端部の実際揚程)Hを効果的に活用できるのである。
本発明の請求項2に係る作業台揚程制限装置は、上記した請求項1に係る作業台揚程制限装置に従属するものであって、旋回中心線傾斜角度検出手段11の検出する旋回中心線傾斜角度δΘを、旋回中心線Cの鉛直からの傾斜角度であってブーム3の起伏軌跡面Dに直交する方向への傾斜角度としたものである。
このように構成した本発明の請求項2に係る作業台揚程制限装置は、制限揚程出力手段9aの出力する制限揚程Hlimが、ブーム3の起伏軌跡面Dに直交する方向への旋回中心線Cの鉛直からの傾斜角度δΘの増大に応じて減少(低減)する。
ここで、ブーム3の起伏軌跡面Dに直交する方向への旋回中心線Cの傾斜角度δΘは、ブーム3の起伏軌跡面Dの鉛直面からの傾斜角度に該当するものであるから、本発明の請求項2に係る作業台揚程制限装置は、制限揚程出力手段9aの出力する制限揚程Hlimが、ブーム3の起伏軌跡面Dの鉛直面からの傾斜角度の増大に応じて減少(低減)するものと言い換えることができる。旋回中心線Cが鉛直から傾斜している場合、ブーム3の起伏軌跡面Dの鉛直面からの傾斜角度は、旋回台2の旋回角度に応じて変動するが、この請求項2に係る作業台揚程制限装置によれば、旋回台2の旋回角度に応じて変動するブーム3の起伏軌跡面Dの鉛直面に対する傾斜角度δΘそのものの増大に応じて減少(低減)させるものである。従って、この減少(低減)傾向を、定格ブーム横曲げ力に合致するよう設定することで、作業台4の実際揚程(ブーム3先端部の実際揚程)Hをより一層効果的に活用できるのである。
本発明の請求項3に係る作業台揚程制限装置は、上記した請求項2に係る高所作業車の作業台揚程制限装置に従属するものであって、旋回中心線傾斜角度検出手段11の具体的取り付け構成を限定したものである。
すなわち、旋回中心線傾斜角度検出手段11は、旋回中心線Cの鉛直からの傾斜角度であってブームの起伏軌跡面Dに直交する方向への傾斜角度を検出するよう旋回台2に取り付けられた傾斜検出器11aで構成したものである。
このように構成した本発明の請求項3に係る作業台揚程制限装置は、上記した請求項2に係る作業台揚程制限装置の持つ上記効果を達成できるほか、旋回中心線傾斜角度検出手段11を簡単な傾斜検出器で構成することができるという効果を持つ。
本発明の請求項4に係る作業台揚程制限装置は、上記した請求項1に係る作業台揚程制限装置に従属するものであって、旋回中心線傾斜角度検出手段11の検出する旋回中心線傾斜角度δΘを、旋回中心線Cの鉛直からの傾斜角度であって、全ての方向の傾斜角度のうち最大の傾斜角度としたものである。
このように構成した本発明の請求項4に係る作業台揚程制限装置は、制限揚程出力手段9aの出力する制限揚程Hlimが、旋回中心線Cの鉛直からの傾斜角度であって全ての方向の傾斜角度のうち最大の傾斜角度の増大に応じて減少(低減)する。
旋回中心線Cの鉛直からの傾斜角度であって全ての方向の傾斜角度のうち最大の傾斜角度は、旋回台2のあらゆる旋回角度中でブーム3の起伏軌跡面Dの鉛直面からの傾斜が最大となる傾斜角度に該当するものであるから、本発明の請求項4に係る作業台揚程制限装置は、制限揚程出力手段9aの出力する制限揚程Hlimが、旋回台2のあらゆる旋回角度中でブーム3の起伏軌跡面Dの鉛直面からの傾斜が最大となる傾斜角度の増大に応じて減少(低減)するものと言い換えることができる。
このように構成した請求項4に係る作業台揚程制限装置は、制限揚程出力手段11から出力される制限揚程Hlimが旋回台2の旋回作動によって変動することがないので、旋回台2の旋回作動を多用する高所作業に適しているものである。
本発明に係る高所作業車の作業台揚程制限装置の効果は、上記した「課題を達成するための手段」の欄中で説明した通りである。
以下、本発明に係る高所作業車の作業台揚程制限装置の実施例を図1〜図3に基づいて説明する。
本発明に係る高所作業車の作業台揚程制限装置は、図4に示し上述した従来公知の作業台揚程制限装置に比して下記の二点で相違している。
(1)旋回台2の旋回中心線Cの鉛直からの傾斜角度を旋回中心線傾斜角度δΘとして検出する旋回中心線傾斜角度検出手段11を設け(付加し)、この旋回中心線傾斜角度検出手段11が検出した旋回中心線傾斜角度δΘを演算処理部9における制限揚程出力手段9aに入力するようにしてあること。
(2)制限揚程出力手段9aは、その出力に係る制限揚程Hlimを受け取りに係る旋回中心線傾斜角度δΘの増大に応じて減少するよう構成してあること。
したがって、実施例の説明にあたり、この相違点以外の構成とその作用については、上述した従来の作業台揚程制限装置のものをそのまま援用するものとする。
図1は、本発明に係る高所作業車の作業台揚程制限装置を示している。図1において、11は、旋回台2の旋回中心線Cの鉛直からの傾斜角度を旋回中心線傾斜角度δΘとして検出する旋回中心線傾斜角度検出手段である。この旋回中心線傾斜角度検出手段11が検出した旋回中心線傾斜角度δΘは演算処理部9における制限揚程出力手段9aに入力されるようになっている。
そして、制限揚程出力手段9aは、その出力に係る制限揚程Hlimを受け取りに係る旋回中心線傾斜角度δΘの増大に応じて連続的または段階(一段階を含む適数の段階)的に減少(低減)するよう構成している。
このように構成した本発明の請求項1に係る作業台揚程制限装置は、演算処理部9における制限揚程出力手段9aの出力する制限揚程Hlimが、旋回中心線傾斜角度δΘの増大に応じて連続的または段階的に減少(低減)する。
従って、この減少(低減)傾向を、定格ブーム横曲げ力に対応するよう設定することで、作業台4の実際揚程(ブーム3の先端部の実際揚程)Hを効果的に活用できるのである。
上記した旋回中心線傾斜角度検出手段11は、旋回中心線Cの鉛直からの傾斜角度であってブーム3の起伏軌跡面Dに直交する方向への傾斜角度を旋回中心線傾斜角度δΘとして検出するもので構成しても良い。このように構成したものは、本発明の請求項2の作業台揚程規制装置の実施例に相当する。
この場合、旋回中心線傾斜角度検出手段11は、旋回中心線Cの鉛直からの傾斜角度であって全ての方向(鉛直線まわりの全ての方向)の傾斜角度のうち最大の傾斜角度とその方向を検出するよう車両1に取り付けられた傾斜検出手段と、旋回台2の旋回角度を検出する旋回角度検出手段と、これら両検出手段からの検出信号を受け取って旋回中心線Cの鉛直からの傾斜角度であってブーム3の起伏軌跡面Dに直交する方向への傾斜角度を旋回中心線傾斜角度δΘとして算出する演算処理部とでもって構成するか、あるいは、旋回中心線Cの鉛直からの傾斜角度であってブーム3の起伏軌跡面Dに直交する方向への傾斜角度を旋回中心線傾斜角度δΘとして検出するよう旋回台に配置した傾斜検出手段で構成する。旋回中心線傾斜角度検出手段11を特に後者のように構成したものは、本発明の請求項2の従属項たる請求項3の実施例に相当するものである。
また、上記した旋回中心線傾斜角度検出手段11は、旋回中心線Cの鉛直からの傾斜角度であって全ての方向(鉛直線まわりの全ての方向)の傾斜角度のうち最大の傾斜角度を旋回中心線傾斜角度δΘとして検出するものとしても良い。
このように構成したものは、本発明の請求項4の作業台揚程制限装置の実施例に相当するものである。
この場合、旋回中心線傾斜角度検出手段11は、旋回中心線Cの鉛直からの傾斜角度であって全ての方向(鉛直線まわりの全ての方向)の傾斜角度のうち最大の傾斜角度を検出するよう車両1に取り付けられた傾斜検出手段で構成する。
本発明に係る高所作業車の作業台揚程制限装置の構成を示すブロック図である。 高所作業状態にある高所作業車の側面図である。 作業状態にある高所作業車の車両、旋回台、ブーム、および、作業台を、ブームの腹面側から描画した図である。 従来の高所作業車の作業台揚程制限装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1;車両、
1a、1a・・;アウトリガ、
2;旋回台、
3;ブーム、
3a;起伏支点軸、
4;作業台、
5;ブーム起伏作動装置、
6;ブーム長さ変更作動装置、
7;ブーム起伏角度検出手段、
8;ブーム長さ検出手段、
9;演算処理部、
9a;制限揚程出力手段、
9b;実際揚程算出手段、
10;作動規制手段、
11;旋回中心線傾斜角度検出手段、
C;旋回中心線、
D;起伏軌跡面、
Θ;ブーム起伏角度、
L;ブーム長さ、
H;実際揚程、
Hlim;制限揚程、
Hmax;最大揚程、…機構上到達可能な最大の揚程…
S;作動規制信号、
δΘ;旋回中心線傾斜角度、
δΘlim;許容限度傾斜角度、










Claims (4)

  1. アウトリガ1a、1a・・を備えた車両1、車両1上に旋回中心線Cまわりに旋回作動
    自在に搭載した旋回台2、前記旋回台2の旋回中心線Cに平行な起伏軌跡面Dに沿って起
    伏作動自在なよう前記旋回台2に取り付けられた長さ調節作動自在なブーム3、および、
    ブーム3の先端部に取り付けられた作業台4とを備えてなり、前記アウトリガ1a、1a
    ・・により前記車両1を、前記旋回中心線Cが略鉛直となるよう安定支持した状態で、旋
    回台2を旋回作動、ブーム3を起伏作動、および、ブーム3を長さ調節作動して、前記作
    業台4を三次元空間内の任意の位置に移動させるようにしてなる高所作業車の作業台揚程
    制限装置であって、
    ブーム起伏角度Θを検出するブーム起伏角度検出手段7、ブーム長さLを検出するブー
    ム長さ検出手段8、これら各検出手段からの検出信号を受け取って演算し、作動規制信号
    を出力する演算処理部9、および、演算処理部9から出力される作動規制信号により作動
    して、作業台4の揚程を高める方向のブーム起仰作動およびブーム長さ増大作動を規制す
    る作動規制手段10とで構成すると共に、前記演算処理部9を、作業台4の制限揚程Hli
    mを出力する制限揚程出力手段9a、前記ブーム起伏角度検出手段7と前記ブーム長さ検
    出手段8の各検出信号を受け取り作業台4の実際揚程Hを算出する実際揚程算出手段9b
    、および、制限揚程出力手段9aからの制限揚程Hlimと実際揚程算出手段9bからの実
    際揚程Hを比較し後者の値が前者の値に達すると前記作動規制信号を出力する比較手段で
    構成したものにおいて、
    旋回台2の旋回中心線Cの鉛直からの傾斜角度を旋回中心線傾斜角度δΘとして検出す
    る旋回中心線傾斜角度検出手段11を設け、この旋回中心線傾斜角度検出手段11が検出
    した旋回中心線傾斜角度δΘを前記演算処理部9における制限揚程出力手段9aに入力し
    、制限揚程出力手段9aは、その出力に係る制限揚程Hlimを受け取りに係る旋回中心線
    傾斜角度δΘの増大に応じて減少するよう構成してあることを特徴とする高所作業車の作
    業台揚程制限装置。
  2. 旋回中心線傾斜角度検出手段11の検出する旋回中心線傾斜角度δΘは、旋回中心線Cの鉛直からの傾斜角度であってブームの起伏軌跡面Dに直交する方向への傾斜角度であることを特徴とする請求項1記載の高所作業車の作業台揚程規制装置。
  3. 旋回中心線傾斜角度検出手段11は、旋回中心線Cの鉛直からの傾斜角度であってブームの起伏軌跡面Dに直交する方向への傾斜角度を検出するよう旋回台2に取り付けられた傾斜検出器11aで構成してあることを特徴とする請求項2記載の高所作業車の作業台揚程規制装置。
  4. 旋回中心線傾斜角度検出手段11の検出する旋回中心線傾斜角度δΘは、旋回中心線Cの鉛直からの傾斜角度であって、全ての方向の傾斜角度のうち最大の傾斜角度であることを特徴とする請求項1記載の高所作業車の作業台揚程規制装置。
































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