JPH10338471A - クレーンブームの高さ監視装置 - Google Patents

クレーンブームの高さ監視装置

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Publication number
JPH10338471A
JPH10338471A JP14910797A JP14910797A JPH10338471A JP H10338471 A JPH10338471 A JP H10338471A JP 14910797 A JP14910797 A JP 14910797A JP 14910797 A JP14910797 A JP 14910797A JP H10338471 A JPH10338471 A JP H10338471A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boom
height
alarm
control circuit
crane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14910797A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuichi Watabe
隆一 渡部
Keiji Yamazaki
圭二 山崎
Minoru Watanabe
稔 渡邊
Tomoo Sato
智郎 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichiyu Giken Kogyo Co Ltd
Tohoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Nichiyu Giken Kogyo Co Ltd
Tohoku Electric Power Co Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Nichiyu Giken Kogyo Co Ltd, Tohoku Electric Power Co Inc filed Critical Nichiyu Giken Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で安価で、容易に測定できて測定精度が
高く、しかも小型クレーンにも簡単に着脱できるクレー
ンブームの高さ監視装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 クレーンブームの高さ監視装置は、クレ
ーンに取り付けられブームの高さを監視する装置であっ
て、ブームの長さを測定するブーム測長機2と、ブーム
の起伏角および水平方向の傾き測定用の傾斜計3と、測
長機2および傾斜計3によって測定された値よりブーム
の高さを算出し設定値以上のときに警告信号を出力する
制御回路1と、該警告信号によって駆動する警告器4、
5を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種クレーンのブ
ームの高さを監視する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】送電線がある場所でクレーンを使って建
設作業等を行う際、クレーンのブームが送電線に接触す
る可能性があり大変危険である。このため、送電線の近
くでは通常クレーンブームの高さを測定、監視しながら
作業を行う。吊り上げ荷重4.9トン以上の大型クレー
ンはブームの高さを表示し、警告を発する装置の取付義
務があるが、小型クレーンは義務がないためそのような
装置が取り付けられていないものが多く、ブームの高さ
を監視するのは手間のかかる作業であった。
【0003】従来のクレーンブームの高さを監視する装
置としては、ブーム先端から垂れ下げたワイヤーによっ
て機械的にブーム高さを測定する装置、ビデオモニタで
監視する装置、レーザ光でブーム先端を自動追尾する装
置などがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ワイヤ
ーを使用した装置は大型で測定精度が低く、ビデオモニ
タや自動追尾装置を使用したものは大型で高価ななシス
テムになってしまい測定方法も難しかった。
【0005】本発明は前記の課題を解決するためなされ
たもので、小型で安価で、容易に測定できて測定精度が
高く、しかも小型クレーンに簡単に着脱できるクレーン
ブームの高さ監視装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めになされた本発明のクレーンブームの高さ監視装置
は、図1に示すように、クレーンに取り付けられブーム
11(図2参照)の高さを監視する装置であって、ブー
ムの長さを測定するブーム測長機2と、ブーム11の起
伏角および水平方向の傾き測定用の傾斜計3と、測長機
2および傾斜計3によって測定された値よりブーム11
の高さを算出し設定値以上のときに警告信号を出力する
制御回路1と、該警告信号によって駆動する警告器4、
5を有する。
【0007】ブーム測長機2は超音波反射式またはレー
ザ光反射式が挙げられる。警告器が警告ライト4および
警告ブザー5であり、制御回路1にブーム11の高さ表
示器6が接続されていると好ましい。
【0008】本発明のクレーンブームの高さ監視装置が
取り付けられるクレーンとしては、例えばトラック式ク
レーン、ホイールクレーン、クローラクレーン、鉄道ク
レーン、浮きクレーンまたはデリックが挙げられる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を詳細に説
明する。図1は、クレーンブームの高さ監視装置の実施
例を示すブロック図である。同図に示すように、ブーム
11(図2参照)の長さLを測定する超音波反射式のブ
ーム測長機2と、ブーム11の起伏角θ1および水平方
向に対する傾きθ2を測定する二軸傾斜計3(Applied G
eomechanics社製(米国):モデル900)とからなるセンサ
ユニット10は、制御表示ユニット20内の制御回路1
に接続されている。制御回路1は、送電線地上高H、地
上高h2および警告換気距離h0を入力設定するロータリ
ースイッチの入力器7が接続され、ブーム測長機2およ
び二軸傾斜計3によって測定された値よりブーム11の
高さを算出し設定値以上のときに警告信号を出力する。
また制御回路1には、ブーム11の高さを表示するLE
D6、警告信号によって駆動する警告ライト4および警
告ブザー5(アサヒ電機株式会社製ブザー付きパトライ
ト)が接続されている。
【0010】図2は、本発明の監視装置が、送電線15
の下方に配置されたトラック式クレーンに取り付けられ
た例を示す側面図および正面図である。ブーム11の根
本にセンサユニット10をステンレスバンドで固定し、
ブーム11の先端にはブーム測長機2の超音波反射板1
2を同様に固定する。制御表示ユニット20は運転席1
3に取り付けられる。監視装置の電源は運転席13のシ
ガーライターから供給される。
【0011】クレーンブームの高さ監視装置は以下のよ
うに動作する。まず入力器7から送電線地上高H、ブー
ム11の起伏点地上高h2および警告距離h0のデータを
制御回路1に入力設定しておく。監視装置の作動を開始
すると、ブーム測長機2および二軸傾斜計3からブーム
11の長さL、起伏角θ1および水平方向に対する傾き
θ2のデータが制御回路1に入力される。これらのデー
タによって制御回路1が下記式(1)、(2) h1=L・sinθ1・cosθ2 ・・・(1) h=h1+h2 ・・・(2) よりブーム11先端地上高hを算出し、式(3) ブーム11先端地上高h≧(送電線地上高H−警告距離h0)・・・(3) を満たしたとき、すなわちブーム11の先端が送電線1
5の警告距離h0以内に接近したときに警告信号を出力
し、警告ライト4を点灯し警告ブザー5を鳴らし、ブー
ム11の先端が警告距離h0外に出るまで警告し続け
る。
【0012】クレーンブームの高さ監視装置の動作試験
を行った。送電線地上高Hを30mとし、起伏点地上高
2を1m、警告距離h0を5mに設定し、ブーム11の
起伏角θ1を10度から45度まで5度間隔で上昇さ
せ、高さ表示LED6の値(表示値)を読み、ブーム1
1の高さを巻き尺で測定した値(実測値)と比較して測
定誤差(表示値−実測値)を算出した。それらの結果を
表1に示す。
【0013】
【表1】
【0014】同表に示すように、測定誤差は0.15m
程度であり実用上支障がなく、実測値よりも多めとなっ
ているため安全上問題がないことが確認された。
【0015】次に、送電線地上高Hを5mとし、起伏点
地上高h2を1m、警告距離h0を1mに設定し、ブーム
11を徐々に上昇させ、高さ表示LED6の値を見なが
ら警告ライト4および警告ブザー5の作動を観察した。
すると高さ表示LED6の値が3.9mまでは警告光お
よび警告音はなかったが、4.0mになったときに警告
光が点灯し警告音が発せられたため、ブーム11を徐々
に下降させたところ再び3.9mになったときに警告光
および警告音は停止した。
【0016】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明のク
レーンブームの高さ監視装置は、小型で簡単な構造であ
るため安価であり、操作が容易で測定精度が高く、しか
も小型クレーンなどにも簡単に着脱することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するクレーンブームの高さ監視装
置の実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明を適用するクレーンブームの高さ監視装
置をクレーンに取り付けた例を示す側面図および正面図
である。
【符号の説明】
1は制御回路、2はブーム測長機、3は二軸傾斜計、4
は警告ライト、5は警告ブザー、6は高さ表示LED、
7は入力器、10はセンサユニット、11はブーム、1
2は超音波反射板、13は運転席、15は送電線、20
は制御表示ユニットである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡邊 稔 埼玉県鶴ケ島市富士見1−7−8 (72)発明者 佐藤 智郎 埼玉県川越市藤原町28−31

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クレーンに取り付けられブームの高さを
    監視する装置であって、ブームの長さを測定するブーム
    測長機と、ブームの起伏角および水平方向の傾き測定用
    の傾斜計と、該測長機および該傾斜計によって測定され
    た値よりブームの高さを算出し設定値以上のときに警告
    信号を出力する制御回路と、該警告信号によって駆動す
    る警告器を有することを特徴とするクレーンブームの高
    さ監視装置。
JP14910797A 1997-06-06 1997-06-06 クレーンブームの高さ監視装置 Pending JPH10338471A (ja)

Priority Applications (1)

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JP14910797A JPH10338471A (ja) 1997-06-06 1997-06-06 クレーンブームの高さ監視装置

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JPH10338471A true JPH10338471A (ja) 1998-12-22

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ID=15467859

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JP (1) JPH10338471A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008056449A (ja) * 2006-09-01 2008-03-13 Tadano Ltd 高所作業車のブーム揚程制限装置。
JP2020033762A (ja) * 2018-08-30 2020-03-05 株式会社大林組 設置高さ管理システムおよび設置高さ管理方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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