JP5100199B2 - 傾斜磁場コイル、当該傾斜磁場コイルの製造方法、ならびに上記傾斜磁場コイルを備えた磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、樹脂材料が含浸された傾斜磁場コイル、当該傾斜磁場コイルの製造方法、ならびに上記傾斜磁場コイルを備えた磁気共鳴イメージング(MRI)装置に関する。
医療用のMRI装置は、ガントリを備える。ガントリの内部には、静磁場磁石、傾斜磁場コイルおよび冷却配管などが配置されている。
傾斜磁場コイルは、複数のコイルを備えており、これらの複数のコイルが通電されることにより傾斜磁場を発生する。各コイルは、導電性の線材を発生するべき傾斜磁場のパターンに応じた巻きパターンで巻き回して構成される。同一線材どうしの隙間や異なるコイルの線材どうしの隙間には樹脂材料が充填される。樹脂材料は、線材どうしを絶縁するとともに、上記の巻きパターンで巻き回された状態を維持する。
ところで、近年のMRI装置における傾斜磁場は、より大きな強度と、より早い立ち上がりが要求されている。このため、傾斜磁場コイルには、大電流が供給されるようになってきている。これに伴い、コイルでの発熱量が増大する傾向にあり、傾斜磁場コイルの冷却は、非常に重要なものとなっている(例えば、特許文献1を参照。)。
米国特許第6,741,152号明細書
ところで上記の樹脂材料としては、従来よりエポキシ樹脂が使用されてきた。エポキシ樹脂は、高温になると、粘性が低くなるため、コイルの隙間の隅々まで行き渡らせるのに適しているものの、熱伝導性が非常に悪いという特徴がある。従って、エポキシ樹脂がコイルの隙間に充填された傾斜磁場コイルでは、エポキシ樹脂がバリアとなってコイルで発生した熱が冷却配管に伝達され難く、冷却能力が低下する。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、その目的とするところは、傾斜磁場コイルの放熱効率を高めることにある。
本発明の第1の態様による磁気共鳴イメージング装置は、静磁場中の被検体に対して印加する傾斜磁場を発生する傾斜磁場コイルを有するガントリと、前記被検体を載置するための天板をその長手方向にスライドさせる寝台と、前記被検体に対して高周波パルスを印加するパルス印加部と、前記傾斜磁場及び前記高周波パルスの印加により前記被検体で発生した磁気共鳴信号を検出するための高周波コイルとを備え、前記傾斜磁場コイルは、各々が所定の巻きパターンで巻き回された複数の線材と、前記複数の線材どうしの間の隙間に充填された第1の樹脂材料と、前記第1の樹脂材料より熱伝導率が高く、前記複数の線材のうちの少なくとも1つの線材が巻き回されたことにより当該線材どうしの間に形成された隙間に充填された第2の樹脂材料とを備える。
本発明の第2の態様による傾斜磁場コイルの製造方法は、それぞれが線材を所定の巻きパターンで巻き回して構成される複数のコイルを備えた傾斜磁場コイルの製造方法であって、前記複数のコイルのうちの少なくとも1つのコイルにおける前記線材が巻き回されたことにより当該線材どうしの間に形成された隙間に、粘土状の樹脂材料を塗り込み、前記複数のコイルを配列し、前記複数のコイルの隙間に、前記粘土状の樹脂材料よりも熱伝導率が低い液状の樹脂材料を流し込み、前記液状の樹脂材料を凝固させる。
本発明の第3の態様による傾斜磁場コイルは、各々が所定の巻きパターンで巻き回された複数の線材と、前記複数の線材どうしの間の隙間に充填された第1の樹脂材料と、前記第1の樹脂材料より熱伝導率が高く、前記複数の線材のうちの少なくとも1つの線材が巻き回されたことにより当該線材どうしの間に形成された隙間に充填された第2の樹脂材料とを備える。
本発明によれば、傾斜磁場コイルの放熱効率を高めることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。
図1は本発明の一実施形態にかかるMRI装置の一部の概略図である。
本実施形態におけるMRI装置は、ガントリ10、静磁場磁石11、傾斜磁場コイル12、静磁場電源21、傾斜磁場電源22、高周波コイル(RFコイル)23、送信器24、受信器25、シーケンサ26、ホストコントローラ27、入力器28、演算ユニット29、記憶ユニット30および表示器31を備える。さらには、MRI装置は、ガントリ10に隣接して配置されるが図示を省略している寝台を備える。なお、シーケンサ26、ホストコントローラ27、演算ユニット29および記憶ユニット30は、制御処理部(コンピュータシステム)に含まれる。ガントリ10は典型的には、その内側中央部に略円筒状に撮影空間10aが貫通して形成されている。この撮影空間の軸方向をZ方向とし、このZ方向に直交するとともに互いにも直交する2方向をX方向(左右方向)およびY方向(上下方向)として定義する。図1では、ガントリ10はYZ面で破断した半分のみを示している。
ガントリ10は、静磁場磁石11および傾斜磁場コイル12を収容する。静磁場磁石11は、静磁場電源21から電流供給を受けて、撮影空間に静磁場B0を発生する。この静磁場磁石11としては、典型的には、超電導磁石が用いられる。静磁場磁石11の全体形状は、略円筒状に形成されている。静磁場磁石11の内側には、マグネットボア(以下、単にボアと称する)11aが形成されている。ボア11aの軸心は、撮影空間10aの軸心に一致する。傾斜磁場コイル12は、ボア11a内に配置される。傾斜磁場コイル12は、傾斜磁場電源22からX,Y,Zの各軸に対応した駆動電流の供給を個別に受けてX,Y,Zの各軸に関する傾斜磁場を個別に発生するための3組のコイルを含む。
RFコイル23は、撮影時には撮影空間10aの内側に配置される。RFコイル23には、送信器24及び受信器25が接続されている。送信器24は、シーケンサ26の制御のもと、ラーモア周波数で振動するパルス電流をRFコイル23に供給する。受信器25は、RFコイル23を介して磁気共鳴(MR)信号を受信し、各種の信号処理を施して、対応するデジタル信号を形成する。寝台の天板32は、ガントリ10の撮影空間10aに対して進退可能に配置されていて、その上面には被検体100が載置される。
シーケンサ26は、MRI装置全体を管理するホストコントローラ27の制御の下に置かれている。ホストコントローラ27には、入力器28が接続される。オペレータは、入力器28を介して、スピンエコー(SE)法やエコープラナー(EPI)法等の複数種類のパルスシーケンスの中から所望とするパルスシーケンスを選択することができる。ホストコントローラ27は、選択されたパルスシーケンスをシーケンサ26にセットする。シーケンサ26は、セットされたパルスシーケンスにしたがって、X、Y、Z軸方向の各傾斜磁場の印加タイミングおよび強度、高周波磁場の印加タイミングや、振幅および継続時間等を制御する。
演算ユニット29は、受信器25で形成されたMR信号(デジタルデータ)を入力して、内蔵するメモリで形成される2次元フーリエ空間への実測データの配置、画像再構成のためのフーリエ変換などの処理を行い、画像データやスペクトルデータを発生する。記憶ユニット30は、演算された画像データを保管する。表示器31は、画像を表示する。
図2は傾斜磁場コイル12の部分断面図であり、図1における円CAで囲われた部分を拡大して示す。
図2に示すように、傾斜磁場コイル12は、メインコイルユニット13とシールドコイルユニット14とを備え、その全体がエポキシ樹脂15によって覆われている。なお、エポキシ樹脂15は、液状時の粘性が低い別種の常温硬化型樹脂に代替可能である。
メインコイルユニット13は、X−メインコイル131、Y−メインコイル132、Z−メインコイル133および冷却配管134を含む。X−メインコイル131、Y−メインコイル132およびZ−メインコイル133は、それぞれ導電性の線材16をX,Y,Zの各軸に関する傾斜磁場を発生するのに適するパターンで巻き回して構成されている。同一の線材16どうしの隙間には、コンパウンド材17が充填されている。X−メインコイル131、Y−メインコイル132およびZ−メインコイル133は、傾斜磁場コイル12の内側から外側に向かう方向にX−メインコイル131、Y−メインコイル132およびZ−メインコイル133の順で隙間を設けつつ積層配置されている。さらにZ−メインコイル133の外側には、冷却配管134が螺旋状に配置されている。この冷却配管134どうしの隙間は、コンパウンド材17によって充填されている。そして、傾斜磁場コイル12の内側に位置するX−メインコイル131の面、X−メインコイル131とY−メインコイル132との隙間、Y−メインコイル132とZ−メインコイル133との隙間およびZ−メインコイル133と冷却配管134との隙間には、エポキシ樹脂15が充填されている。
シールドコイルユニット14は、Z−シールドコイル141、X−シールドコイル142、Y−シールドコイル143および冷却配管144を含む。Z−シールドコイル141、X−シールドコイル142およびY−シールドコイル143は、それぞれ導電性の線材16をX,Y,Zの各軸に関する傾斜磁場をシールドするのに適するパターンで巻き回して構成されている。同一の線材16どうしの隙間には、コンパウンド材17が充填されている。Z−シールドコイル141、X−シールドコイル142およびY−シールドコイル143は、傾斜磁場コイル12の内側から外側に向かう方向にZ−シールドコイル141、X−シールドコイル142およびY−シールドコイル143の順で隙間を設けつつ積層配置されている。さらにZ−シールドコイル141の内側には、冷却配管144が螺旋状に配置されている。この冷却配管144どうしの隙間は、コンパウンド材17によって充填されている。なお、冷却配管134、144は、図示しない循環装置に接続されていて、冷却水が循環されている。
コンパウンド材17としては、例えばエポキシ樹脂にシリカなどのフィラーを混ぜ合わせたものを使用できる。フィラーとしては、シリカの代わりにアルミナなどを使用することもできる。ただしフィラーは、エポキシ樹脂に比べて熱伝導率が高く、絶縁性であり、かつ非磁性であることが望ましい。
メインコイルユニット13とシールドコイルユニット14との間には、隙間Gを形成している。隙間Gには、鉄シムを収容するためのポケットを複数備えた調整トレイ(図示せず)が必要に応じて挿入される。調整トレイが隙間Gに挿入されることにより、各ポケットに必要に応じて収容された鉄シムの作用によって撮影空間10aの内側における静磁場の強度分布が調整される。
図3はX−メインコイル131の斜視図である。なお、図3に示すX−メインコイル131は、図1において右斜め下方から示されたものである。
図3に示すように、X−メインコイル131を形成する線材16は、螺旋状に巻き回されている。そして、線材16どうしの隙間には、コンパウンド材17が充填されている。
なお、その他のコイル132〜133、141〜143は、X−メインコイル131とは線材16の巻きパターンが異なるが、X−メインコイル131と同様に構成される。
次に、以上のように構成された傾斜磁場コイル12の製造方法について説明する。
先ず、線材16を各コイル131〜133、141〜143に応じたパターンで巻き回した上で、線材16どうしの隙間にコンパウンド材17を塗り込む。コンパウンド材17は、フィラーが混ぜ合わされていることにより、エポキシ樹脂に比べて粘度が非常に高く、いわゆる粘土状である。しかしながら、線材16どうしの隙間に直接的にコンパウンド材17を塗り込むことができるから、その作業は容易である。
次に、コンパウンド材17が塗り込められた各コイル131〜133、141〜143および冷却配管134,144を型枠に嵌め込んだ上で、型枠内に液状のエポキシ樹脂15を注入する。型枠は、コイル131〜133、141〜143および冷却配管134,144を図2に示されるような位置関係に支持する。型枠に嵌め込まれたコイル131〜133、141〜143および冷却配管134,144を、エポキシ樹脂15を注入する前にガラステープなどを用いて固定しても良い。エポキシ樹脂は、液状では粘性が低いので、各コイルどうしの隙間や各コイルと冷却配管134,144との隙間に容易に含浸する。なお、コンパウンド材17は、常温で硬化するので、このエポキシ樹脂15を注入する工程において、コンパウンド材17がコイル131〜133、141〜143から流下してしまうことがない。
そして、エポキシ樹脂15およびコンパウンド材17が凝固したのちに、コイル131〜133、141〜143および冷却配管134,144をエポキシ樹脂15とともに型枠から取り出す。以上で、傾斜磁場コイル12が完成する。
以上のように本実施形態によれば、傾斜磁場コイル12は、従来はエポキシ樹脂15が充填されていた領域の一部にコンパウンド材17が充填される。コンパウンド材17は、エポキシ樹脂よりも熱伝導率が高いフィラーが混ぜ合わされているために、エポキシ樹脂15よりも熱伝導率が高い。そしてエポキシ樹脂15は、異なるコイルどうしの隙間およびコイルと冷却配管134,144との隙間に薄い層として存在するだけである。このため、各コイル131〜133、141〜143のそれぞれの線材16で発生する熱は、従来よりも効率的に冷却配管134,144へと伝達され、冷却水によって効率的に冷却される。
なお、放熱効率をより高めるならば、エポキシ樹脂15を使用せずに、全ての隙間にコンパウンド材17を充填することが考えられる。しかしながら、コンパウンド材17は、その高い粘度のために、異なるコイルどうしの隙間およびコイルと冷却配管134,144との隙間に含浸させることが困難であるため、製造が非常に困難となってしまう。これに対して本実施形態によれば、エポキシ樹脂15とコンパウンド材17とを使い分けていることによって、製造の際の手間の増加を抑えながら、上記のように放熱効率を高めることができる。
(シミュレーション結果)
図4は傾斜磁場コイル12が使用されたときのYZ面での温度上昇に関するシミュレーション結果を示す図である。図5は従来の傾斜磁場コイルが使用されたときのYZ面での温度上昇に関するシミュレーション結果を示す図である。図4および図5は、傾斜磁場コイル12および従来から存在する傾斜磁場コイルを同一の条件(例えば、15kWの電流を供給)で同一の時間に渡り動作させた場合のシミュレーション結果を示している。なお、従来の傾斜磁場コイルとは、傾斜磁場コイル12においてコンパウンド材17が充填されている領域にもエポキシ樹脂15を充填して構成された傾斜磁場コイルである。
図4および図5におけるハッチングは、温度の違いを表す。図4と図5とで、同種のハッチングは等しい温度領域を示す。温度は、符号Taで示される領域が最も低く、符号Teで示される領域が最も高い。即ち、Ta<Tb<Tc<Td<Teの関係で各領域の温度が異なっている。なお、図4および図5では、コイル131〜133、141〜143の構成の図示は省略している。
図4および図5を見比べると、傾斜磁場コイル12では符号Teで示される高温領域が明らかに従来の傾斜磁場コイルよりも小さいことなど、傾斜磁場コイル12は全体的に従来の傾斜磁場コイルよりも温度上昇しにくいことがわかる。
このシミュレーション結果から、本実施形態にかかる傾斜磁場コイル12が、従来の傾斜磁場コイルよりも熱を効率良く排出できることが明らかである。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
本発明の一実施形態にかかるMRI装置の一部の概略図。 図1中の傾斜磁場コイル12の部分断面図。 図1中の傾斜磁場コイル12に含まれるX−メインコイル131の斜視図。 図1中の傾斜磁場コイル12の温度上昇に関するシミュレーション結果を示す図。 従来から存在する傾斜磁場コイルの温度上昇に関するシミュレーション結果を示す図。
符号の説明
10…ガントリ、10a…撮影空間、11…静磁場磁石、11a…ボア、12…傾斜磁場コイル、13…メインコイルユニット、14…シールドコイルユニット、15…エポキシ樹脂、16…線材、17…コンパウンド材、21…静磁場電源、22…傾斜磁場電源、23…コイル、24…送信器、25…受信器、26…シーケンサ、27…ホストコントローラ、28…入力器、29…演算ユニット、30…記憶ユニット、31…表示器、32…天板、100…被検体、131…X−メインコイル、132…Y−メインコイル、133…Z−メインコイル、134,144…冷却配管、141…Z−シールドコイル、142…X−シールドコイル、143…Y−シールドコイル。

Claims (13)

  1. 静磁場中の被検体に対して印加する傾斜磁場を発生する傾斜磁場コイルを有するガントリと、
    前記被検体を載置するための天板をその長手方向にスライドさせる寝台と、
    前記被検体に対して高周波パルスを印加するパルス印加部と、
    前記傾斜磁場及び前記高周波パルスの印加により前記被検体で発生した磁気共鳴信号を検出するための高周波コイルとを備え、
    前記傾斜磁場コイルは、
    各々が所定の巻きパターンで巻き回された複数の線材と、
    前記複数の線材どうしの間の隙間に充填された第1の樹脂材料と、
    前記第1の樹脂材料より熱伝導率が高く、前記複数の線材のうちの少なくとも1つの線材が巻き回されたことにより当該線材どうしの間に形成された隙間に充填された第2の樹脂材料とを具備していることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  2. 前記第2の樹脂材料は、前記第1の樹脂材料として使用されるのと同じ常温硬化型樹脂に前記常温硬化型樹脂よりも熱伝導率が高いフィラーを混ぜ合わせたものであることを特徴とする請求項1に記載された磁気共鳴イメージング装置。
  3. 前記フィラーは、絶縁性、かつ非磁性であることを特徴とする請求項2に記載された磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記第1および第2の樹脂材料はいずれも常温硬化型樹脂を含み、凝固前の状態における粘性が、前記第2の樹脂材料の方が前記第1の樹脂材料よりも高いことを特徴とする請求項1に記載された磁気共鳴イメージング装置。
  5. 前記傾斜磁場コイルは、前記線材で発生する熱を冷却するための冷却液を流すための冷却配管をさらに備え、
    前記第1の樹脂材料は前記線材のうちの少なくとも1つと前記冷却配管との間の隙間にも充填されることを特徴とする請求項1に記載された磁気共鳴イメージング装置。
  6. それぞれが線材を所定の巻きパターンで巻き回して構成される複数のコイルを備えた傾斜磁場コイルの製造方法において、
    前記複数のコイルのうちの少なくとも1つのコイルにおける前記線材が巻き回されたことにより当該線材どうしの間に形成された隙間に、粘土状の樹脂材料を塗り込み、
    前記複数のコイルを配列し、
    前記複数のコイルの隙間に、前記粘土状の樹脂材料よりも熱伝導率が低い液状の樹脂材料を流し込み、
    前記液状の樹脂材料を凝固させることを特徴とする傾斜磁場コイルの製造方法。
  7. 前記粘土状の樹脂材料は、前記液状の樹脂材料として使用されるのと同じ常温硬化型樹脂に前記常温硬化型樹脂よりも熱伝導率が高いフィラーを混ぜ合わせたものであることを特徴とする請求項6に記載された傾斜磁場コイルの製造方法。
  8. 前記複数のコイルとともに前記線材で発生する熱を冷却するための冷却液を流すための冷却配管を配列し、
    前記複数のコイルの隙間の他に、前記複数のコイルの少なくとも1つと前記冷却配管との間の隙間にも前記液状の樹脂材料を流し込むことを特徴とする請求項6に記載された傾斜磁場コイルの製造方法。
  9. 各々が所定の巻きパターンで巻き回された複数の線材と、
    前記複数の線材どうしの間の隙間に充填された第1の樹脂材料と、
    前記第1の樹脂材料より熱伝導率が高く、前記複数の線材のうちの少なくとも1つの線材が巻き回されたことにより当該線材どうしの間に形成された隙間に充填された第2の樹脂材料とを具備していることを特徴とする傾斜磁場コイル。
  10. 前記第2の樹脂材料は、前記第1の樹脂材料として使用されるのと同じ常温硬化型樹脂に前記常温硬化型樹脂よりも熱伝導率が高いフィラーを混ぜ合わせたものであることを特徴とする請求項9に記載された傾斜磁場コイル。
  11. 前記フィラーは、絶縁性、かつ非磁性であることを特徴とする請求項10に記載された傾斜磁場コイル。
  12. 前記第1および第2の樹脂材料はいずれも常温硬化型樹脂を含み、凝固前の状態における粘性が、前記第2の樹脂材料の方が前記第1の樹脂材料よりも高いことを特徴とする請求項9に記載された傾斜磁場コイル。
  13. 前記線材で発生する熱を冷却するための冷却液を流すための冷却配管をさらに備え、
    前記第1の樹脂材料は前記線材のうちの少なくとも1つと前記冷却配管との間の隙間にも充填されることを特徴とする請求項9に記載された傾斜磁場コイル。
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